説明セリフはここ最近(2000年代後半くらい)になって様々なアニメ、漫画で増えてきている印象があります。原因としては「製作陣がキャラに感情移入していない」、「映像(絵)で説明する能力が低下している」「見る側が映像(絵)で状況を分析する能力が減ってしまった」などがあると個人的に思います。しかし過剰な説明セリフははっきり言って映像(絵)で表現することを完全に放棄した行為でありキャラの言動に不自然さしか感じられないため違和感しか感じられません。説明セリフはあくまでどうしても映像(絵)で表現するのが限界な場合の最終手段であり、多用するようなものではありません。そして説明セリフを使用する際も「どのように自然な会話に持って来させつつうまく説明できるか」が重要なポイントだと私は考えます。コナンは作品ジャンルの関係で説明セリフが出ることが多いですが、十分会話になるようにセリフを考えられています。一方ワンピースやドラゴンボール、ナルトなど戦闘系漫画・アニメは絵や映像で表現することが最も重要視されます。にも関わらず最近の戦闘系漫画・アニメはほとんどの作品で説明セリフを多用しており、会話が不自然になっているケースが見受けられます。この記事ではワンピースが説明セリフを多用していることが書かれています。尾田先生が絵での表現とキャラへの感情移入を放棄した結果であり、キャラを釣ることしか考えていない結果ではないかと思われます。皆さんは説明セリフが多く会話が不自然になってるように感じる作品は何がありますか?またそれについてどのようなお考えをお持ちでしょうか。ぜひご意見をお聞かせください。