「文句言うなら読むな」と思った方はこちらへ

【ワンピース】1066話「オハラの意志」がもったいない理由

YouTubeチャンネル始めました!
チャンネル登録して頂けますと幸いです!!🙇🏻‍♂️
10/23にStripeで投げ銭してくださった方、ありがとうございます!!🙇🏻‍♂️

1066話は、正(シャカ)やロビン、回想シーンのベガパンクとドラゴンのセリフあたりは、最近のワンピースの中ではストレスなく読める方でした。

しかし終始一味のメンバーが「雑音」を撒き散らすことで、その面白さや緊迫感を台無しにしているため、総合してつまらない話になっているのがもったいない。

主人公の一味が登場しない・しゃべらないほうが面白いって、作品としてヤバいレベルまで劣化してしまったなと感じます。

1066話がつまらない理由

オハラ壊滅に対する一味のリアクション

22年前にロビンの故郷「オハラ」が「バスターコール」で壊滅させられたのは、オハラが“ある王国”の存在に気づいてしまったことが原因ではないか、という“仮説”を述べるベガパンク。

この辺りのセリフ回しは伝えるべき情報を端的に伝えられていてよいと思います。(まぁエニエス・ロビー編のロビンの回想でクローバー博士が同様のことを語っているので、その頃のセンスで磨かれたセリフと言った方が妥当かもしれませんが)

それに対する一味のリアクションがこちら。

ナミの表情と「え…!? 何その話!!!」というセリフはいいんです。「歴史から消し去られた国」なんて秘密を聞かされたら、この表情やセリフになるのもわかる。

しかしその後の鼻の「え? え?? 本当なのか!? それ!!」とフランキーの「うおー!! 何ちゅうロマンの塊ィ〜!!」が酷い。

鼻はナミと同タイミングでリアクションしているのか、ナミの後にリアクションしているのかどちらなのでしょうか。コマを分けてナミの次に描いているんですから、普通に読んだらナミがリアクション終えた後のリアクションと受け取るでしょう。

つまり、ナミが「え…!!? 何その話!!!」とリアクションした後に、「え? え??」とリアクションしているということです。あまりにも不自然すぎるし、情報が重複しているため何の価値もありません。これではモブキャラでしかない。もう鼻は作者から見捨てられたモブと捉えたほうがよさそうですね。。

一番酷いのは、「(ロビンの故郷である)オハラが壊滅した」という話をしているのに、「うおー!! 何ちゅうロマンの塊ィ〜!!」というデリカシーゼロの腐れ外道リアクションを披露するフランキーです。

私からすると、ちょっと神経を疑ってしまうレベルのおかしさなのですが、オハラ崩壊の原因を嬉々として「ロマンの塊」と表現することに違和感を覚えなかったんですかね…?

それに対して誰もツッコまないのも不自然極まりない。サンジなら「てめェ!! フランキー!! ロビンちゃんの故郷が壊滅させられたってのに何を目ェ光らせて喜んでんだ!!!」と胸ぐら掴んでキレるはずですし、ナミもそれに同調するはずです。

また、ロビンの故郷が壊滅した過去の話を聞いたサンジが、ロビンへの気遣いやロビンを慮るコメントを一切せずに、いの一番に自分達の身の案じるセリフを吐くこと(話を聞いてしまったリスクに頭が向くこと)にも違和感しかありません。

せめてベガパンクがオハラ壊滅の話をしている時に、深刻に聞き入る表情でも差し込んでいればよかったのですが、そうした表情を描かずに、ロビンの過去の悲劇をフル無視して、いきなり「ちょっと待てよベガパンク!! もしかして…それ知った奴は…」と焦り出すなんて信じられません。

ちなみにエニエス・ロビーでロビンの過去について聞いた時の一味のリアクションはこちらです。

もう最高ですよ。。

みんなが真剣にロビンの話に耳を傾け、その話を受け止め、ロビンの想いに寄り添っていることが伝わってくる。ほとんどセリフがないのに、みんながどんな想いでロビンの話を聞いているのか、ロビンの話を聞いて何を感じ、何を思っているのかが手に取るようにわかります。

何度読んでも鳥肌が立って涙腺が緩んでしまうほど感動できるシーンで、私の中でワンピースのトップ3に入るレベルで大好きなシーンです。

今の一味の描き方がいかに薄っぺらく、ただうるさいだけで、その場のノリに任せた心のない雑音セリフばかり吐いているか、こうして比較するとよくわかると思います。

鼻がクソうるせェ

身の危険を感じたらとにかく「騒ぐ」「怯える」という記号的リアクションをさせられるだけで、「雑音」以外のセリフをもらえなくなってしまった鼻。

「ぎゃああ聞いちまったァ〜〜〜!!!」

「忘れろおれ!! 知らねェ聞いてねェ〜〜〜!!

「ぎゃあああああ」

「ガン!!」

「じゃあ聞きたくねー!! 拷問じゃねェか!! ここから逃してくれー!!」「ギャアアア」

もうとにかくうるさい。ただただうるさい。

「うおおい何勝手に喋っとんじゃァ!!!」までならツッコミリアクションとして妥当だと思いますが、その後の「ぎゃああ聞いちまったァ〜〜!!!」がいらない。

おそらく前者はサンジのリアクションで、後者が鼻のリアクションでしょう。「ぎゃああ聞いちまったァ〜〜!!!」がなければストレスなく読めるというのに、なぜあえて100%蛇足の雑音を追加してくるのか理解できません。

ここは前のシーンからの流れとしてナミ→サンジ→フランキー→ウソップの順にリアクションさせて、ウソップに「ちょっと待てよベガパンク!! もしかして…それ知った奴は…」と言わせて、「ああ消される」→「うおおい何勝手に喋っとんじゃァ!!!」とした方がよかった。そうすれば無駄な雑音が減ってテンポがよくなるし、サンジがロビンの心配よりも自分達の身の案じるセリフを吐く描写をなくすことができます。

その後の「忘れろおれ !! 知らねェ 聞いてねェ〜〜〜!!」とセルフバックドロップをかまして頭を強打するのも意味不明。

なぜ世界の歴史にまつわるこれほど重大な話を聞いているのに、こんなにぎゃーぎゃー騒ぐのでしょうか。落ち着いて会話することができないのでしょうか。

ちなみに前回、1065話でセラフィムと対峙した時もこのやかましさです。

「ぎぇ─!!」

「ハメられたァ〜〜〜!!!」

「やっぱ政府に歓迎されるわけねェんだ─!!!」

しゃべる価値のないセリフやリアクションばかり挟み込んでくるので邪魔でしかない。

「新世界編」以降、鼻はずーっとこの調子で、ただのモブではなく公害レベルの雑音モブとなってしまいました。

誰か「うるせェウソップ!!! 少し黙ってろ!!!」って言ってやってくれよ。。

「四皇」の一味にまで上り詰め、グランドライン制覇まであと少しというこの状況で、なぜ前半の海よりも弱腰で覚悟の決まっていないしょうもないリアクションばかりさせるのでしょうか。

兵士が「書物の価値」に気づかないというご都合主義

この辺りのベガパンクのセリフ回しも悪くないのですが、ベガパンクが(文字通り)感動で震える描写と、「私はそれを見てあふれる涙を止める事ができなかった」という直接的で聞き馴染みのある御涙頂戴セリフが不要だと感じます。

自分が泣いたことを自ら周囲に報告するってあまりにもダサすぎる。そのせいで「オハラの意志」が薄っぺらい「感動」に消化されてしまっているのが残念です。

また「無知な兵士がそれを見た所で…その価値には気づくまい…」というご都合主義すぎる辻褄合わせに引っかかった読者も多いのではないでしょうか。

オハラの「学者達」が隠れて「研究」を続け、空白の100年を暴いたことでバスターコールで消されたというのに、政府側の人間がオハラの研究所にあった「大量の書物や文献」を、その「価値に気づくことなく」放置するというのはさすがにあり得ないだろうと思います。

もちろん現場の兵士たちはバスターコールが発された理由を知らされてないでしょうから、「沈んだ本を見てもその価値に気づかない」というのはあり得るかもしれませんが、上層部はオハラで長年にわたる「研究」がなされていたことを知っているのですから、その研究文書や文献がオハラにあることもそれも含めて消滅させなければ意味がないこともわかっているはずです。

みんながみんな何も記録に残さず、頭の中だけで研究していた(だから人だけ消せばよい)とでも思っていたのでしょうか。ありえません。そもそもが「全知の木」を捜索して「研究書類」を見つけたことが「死罪」確定の根拠となったのですから。

であれば、バスターコールで全て燃やしたつもりだとしても、研究書類や文献が全部燃えているかどうかまで当然確認させるでしょうし、いかに何も知らされていない兵士といえど、大量の文献が湖に沈んでいるという異常事態を発見したら、その事実を上に報告するでしょう。そしてその報告を受けたら、上層部は即燃やして根絶やしにしろと命令するはずです。

そのどちらもなく、ただただ(研究の過程ないし成果となる)大量の書物や文献を放置して、その理由が「現場の兵士がその価値に気づけないほど無知だったから」というのはあまりにもリアリティがありません。というか海軍や世界政府が相変わらず(都合よく)無能すぎる。

まぁこの程度の「ご都合主義」は、漫画ではよくあるレベルなので私の中では許容できるのですが、「ありえないだろ笑」と思った読者も多いのではないでしょうか。

ここは「無知な兵士がそれを見た所で…その価値には気づくまい…」なんて、辻褄合わせの安易な理由説明をわざわざ入れるべきではなかった。これがなければ読者が勝手に想像して補完してくれますし、そもそも気に留めずに流すこともできるのですから。

あえて安易な「説明」を加えたことで、ツッコミどころが生まれてしまい、逆に穴が目立つようになってしまいました。

別人のように不細工な泣き顔を晒すロビン

ベガパンクの話に衝撃を受け、涙が溢れ出すロビン。

涙を拭うロビン。

しかしとめどなく溢れてくる涙。

もうね、簡単に泣きすぎてて全然感情移入ができないんですよね。。

「感動=涙」という表現に頼りっきりで、とにかく泣かせれば感動シーンを描けると思っているのが透けて見えてしまう。

前半の海では、「泣かせないこと」「涙を見せないこと」で最後に涙を流すシーンの感動が最高潮となり、読者の涙腺が崩壊する描き方がされており、それがワンピースの面白さにつながっていたというのに、新世界以降は誰も彼もひたすら泣かせまくるんです。

「ここ泣くだろうな」と思うシーンでは100%泣いてくるし、ここはさすがに泣かないだろう(泣かせる必要ないだろう)と思うシーンでもガンガン泣かせてくる。あまりにも涙を安売りするので、その価値はとっくになくなってしまいました。(新世界編以降で涙腺が緩んだのは魚人島の過去編だけで、それ以降ワンピースで感動することは一切なくなりました)

その安売りされた涙に、こんな意味不明なギャグリアクションを追加してしまうんだから尚更薄っぺらくなります。

空気も文脈も読まずに「ちょっと!! 何ロビンを泣かしてんのよヘルメット!!」とただ怒鳴りつけてぶち壊してくるバカ女ナミ。

お前、話聞いてなかったのか? ロビンはベガパンクからオハラの学者たちの生き様を聞いて涙を流しているというのに、なぜその中身を無視してギャーギャー騒ぎ立てるのでしょうか。いつからこんな知能ゼロで人の話を聞かず、ただやかましいだけのバカ女になってしまったんでしょうかナミは。。

「許さんベガパンク!! 足を外せコノヤロー!!」と追随する(おそらく)サンジもひどいし、フランキーも両手を上げて同調している様子ですよね。お前さっきロビンの故郷が崩壊した話聞いて「うおー!! 何ちゅうロマンの塊ィ〜!!」とか大喜びしてたよな? 今度は急にロビンの肩を持って(憧れの)ベガパンクに怒りを向けるのか? 言動に一貫性皆無で1人の意志あるキャラクターとはとても思えません。

もう「麦わらの一味」にまとも思考力を持ったキャラクターは1人もいなくなってしまいました。全員が頭空っぽで思考停止したまま、行き当たりばったりでその場の「尾田ノリ」を披露させられるだけです。

で、サウロが生きていたことを知ってまた涙し、

この表情です。

なんじゃこの顔。。いつからこんな丸顔下膨れ女になってしまったのか。

とりあえず感動シーンでキャラクターを泣かせれば、読者も感動してくれると思っているのでしょう。まぁその小手先の感動シーンで実際に感動してくれる読者がいるわけですから、このクオリティになってしまうのも仕方ないのですが、「前半の海」の作り込まれた感動シーンでワンピースを好きになった(目の肥えている)読者が、この小手先で作られたことが容易に伝わる安易な御涙頂戴シーンに感動できるとは思えないんですよね。。

もちろんここは、ロビンが涙を流して然るべきシーンではあるのですが、

  • ベガパンクの「私はそれを見てあふれる涙を止める事ができなかった」という言葉に涙が溢れ出し、
  • 母親の「あなた達の生きる未来を!! 私達が諦めるわけにはいかない!!」という言葉と、サウロの「お前の母ちゃん立派だで!! オハラは世界と戦ったんだでよ!!!」という言葉を思い出して涙が止まらなくなり、
  • サウロが生きていることを知ってさらに喜びと安堵から泣き続ける

というのは完全に泣かせすぎで、涙の価値が薄まってしまってます。

ロビンであればこんな簡単に安っぽい涙を見せないと思うのです。実際、エニエス・ロビー編では涙一つ見せずその悲劇的な過去を回想しました。

だからこそルフィ達が「世界政府」に宣戦布告し、世界を敵に回してでもロビン1人を助けに来てくれたことに涙を流すシーンで、読者の感動が最高潮に達し、涙腺が崩壊して涙があふれるわけです。

今の尾田先生が同じシーンを描いたら、おそらく回想明けのシーンにロビンが涙を拭う様子を入れるでしょう。同時にフランキーや麦わらの一味も泣かせるかもしれません。こうして安易な涙をたくさん入れ込んでいたら、ここまで感動的な名シーンにはならなかったことでしょう。大量の涙が雑音となって、最大の盛り上げシーンのインパクトを奪うことになるからです。

今回の話については、まずベガパンクのセリフに対する涙がいりません。(そもそもベガパンクの「あふれる涙を止める事ができなかった」というセリフもいらない)

ここであっさり涙を流させたせいで、後の涙の効果が半減し、印象が薄れてしまいます。

また回想シーンで子供の頃のロビンが大泣きする様子を差し込んでるんですから、回想明けに今のロビンに涙を流させる必要もありません。

むしろその涙を乗り越えて、仲間を得て強くなって今ここにいること、その上でオハラの学者達が自分達の未来のために、命懸けで“財産”を残してくれたことを知ったとすれば、その選択や生き様に衝撃を受け、感動するも、同時に誇らしさや今度はその歴史を自分が未来へ届けなければならないという使命感、覚悟を抱くに至るなど、もっと複雑な感情が入り乱れるはずなんです。

あるいはこの表情はそれらを表現していると言えなくもありませんが、

そう想像させる余韻を奪うように、

バカ女が雑音を差し込んでくるのですべて台無しです。

このセリフを描いてしまう時点で、尾田先生は上記のロビンの泣き顔にそんな複雑な感情を含めているわけではないんだなと、メタ的な目線でも冷めてしまう。

ここでロビンの表情や涙の背後にある(複雑な)感情を想像する余韻に浸らせてくれていたらまだ感動できていたかもしれないのに。。

もしくは、このシーンではまだ涙は見せず、サウロが生きていることを知った衝撃によって自然と涙が頬を伝うという演出にするのでもいい。読者にとっても新情報なので、よりロビンと同じ立場で衝撃を受け、感情移入しやすくなります。

要するに、涙は読者を一番感動させたいシーン、印象付けたい盛り上がりのシーンまでとっておくべきで、1話通してずーっと泣かせていたらその効果が薄まり、どれも感動できない安っぽい涙になってしまうということです。

このシーンを見て「ロビンは麦わらの一味に入ってようやく心を許せる仲間ができて、人前で泣けるようになって感動!!!」と好意的に捉えている読者もいましたが、違うでしょうと。。

心を許すことと泣き虫になることは全然イコールではありません。そんなこと言ったら麦わらの一味は全員お互いに心を許しているんですから、全員がいつでも涙を見せまくる泣き虫キャラになってしまいます。

まぁ実際のところ、安易な御涙頂戴展開のために各キャラの個性が殺され、すでにゾロ以外は全員いつでも簡単に涙を流すただの泣き虫集団になってしまったわけですが。

ここまで主要キャラたちが安易に涙を流しまくる少年漫画を私は見たことがありません。

全員その場のノリで独り言を言うだけ

ドラゴンとベガパンクの話を聞いた一味のリアクションも酷すぎです。

もう書き起こすのもしんどい。。

誰一人「会話」をしていない。ベガパンクの話を聞き終えた後、各自が文脈を無視して勝手に独り言リアクションをしているだけです。

ナミのセリフは相変わらず薄っぺらく、情緒不安定の頭おかしいヤツにしか見えません。「ちょっと!! 何ロビンを泣かしてんのよヘルメット!!」とキレ散らかしておきながら、最終的に出てきた感想が「熱いんだけど!!」て…どんだけ頭カラっぽなんだよ。。

鼻の「エルバフっつったか!!?」という質問はどう考えてもタイミングがおかしいし、実際無視されてるし、ロビンもフランキーも読者の立場で各々「質問リアクション」をするだけで、盛大にスルーされているため役割がモブと変わりません。

主人公の一味のセリフとは思えない中身のなさ、薄っぺらさ、読み応えのなさです。

ベガパンクのキャラデザがキモすぎる

ワンピースにおける超重要キャラで、前半の海からその名前が登場し、物語の中でも異質な位置付けがされていた謎多き天才科学者・Dr.ベガパンク。

何とその名が初登場した第433話がジャンプに掲載されたのは、2006年11月でした。

実に16年越しにその正体が明かされる重要エピソードだというのに、フタを開けてみたらこのビジュアルです。

剛毛の逆さキンタマみたいな頭に団子鼻のブサイクビジュアル。体型もDr.ホグバック程度のキャラにしか見えず小物感がすごい。

「世界最大の頭脳」を有し、「これから人類が500年をかけて到達する域」の科学力を持つ超重要人物のビジュアルがこんな気色悪い見た目だと誰が予想したでしょうか。

もう予想を裏切れれば何でもいいんですかね。。

ドラゴンとの会話自体はまだ読める内容でしたが、この嫌悪感丸出しの剛毛逆さキンタマビジュアルが気色悪くて生理的に受け付けず、最初は読む気になれませんでした。

最終的に現在のデザインでは剛毛キンタマが切断されてリンゴ頭になり、アインシュタインをモデルにしたかわいらしいチビジジイになったのでまだよかったですが、それでも期待を超えてくるデザインではなかったのでガッカリ感の方が強い。

頭が切断されて短くなり、頭頂がりんごになっているというビジュアルの個性の出し方は素直にすごいと思いますが、威厳も天才性も超人性も感じられないただのチビジジイにしたのは失敗だろうと思ってしまいます。

なんというか、全部が全部「どこかで見た設定」ばかりでワンピースらしくなく、心待ちにしていた謎明かしのシーンだというのに期待を全く超えてきてくれません。

ベガパンクのビジュアル公開に興奮できた読者っているのでしょうか?

私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。

ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。

実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。

ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。

ニーズがあるからです。

上記の通り、最初は「史上最も好きな漫画」であったことから、(この先つまらないワンピースとして残りのエピソードが削られていくことに耐えられず)改善されることを願って批判をしてきましたが、もはや作品は崩壊し切ってしまったため、今は改善を期待しているわけではありません。

ただ、ワンピースという作品は、日本一売れている漫画だからこそ、熱量の高い(高かった)読者も多く、私と同様に「つまらなくなってしまった」と感じ、それを無念に思い、不満や釈然としない気持ちを抱えている読者の数も多いのです。

そういう方達にとっては、自分の気持ちを代弁してくれる記事や、自分の本音の感想をコメントして、同様の感想を抱いている方達と共有できる場には一定の価値があり、そうしたニーズに応えることにもまた一定の価値があると思っているため、運営を継続しています。

ニーズがあるからです。

ブログのようにテキスト情報だけ(それも超長文)だと、文章を読み慣れていない人にはハードルが高かったり、読む気にならなかったりする(実際、そのような声やリクエストがあった)ため、記事を動画化してYouTubeに投稿することにしました。

もっと批判や誹謗中傷コメントで溢れるかと思っていましたが、(ブログ読者の方に限らず、新規の方でも)共感し、更新を楽しみにしてくださっている方が相当数いて、ここにもニーズがあることがわかったため、運営を継続しています。

余計なお世話としか言いようがありません。

自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。

あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?

他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。

論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。

プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。

私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。

あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?

購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?

お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?

飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?

市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。

一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。

「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。

頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。

尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。

その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。

そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。

その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。

心配しています。

このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。

なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。

なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。

そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。

尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。

思いません。

「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。

少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。

読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。

ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。

ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。

私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。

そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。


作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。

ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。

というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。

それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。

煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。

えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。

たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)

また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。

記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。

色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。

Subscribe
更新通知を受け取る »
guest

75 Comments
新しい順
古い順 人気順
Inline Feedbacks
View all comments
匿名
匿名
3 ヶ月 前

丸顔下膨れというワードが出てきましたが、なんかアオリで描くとそういう感じになるらしいです

匿名
匿名
7 ヶ月 前

泣き方にまでイチャモンつけるとか救いようがねぇな

さんど
さんど
1 年 前

最初読んだ時ちょっと感動したけど、解説動画とか見てから、なんとも思えなくなった。感動場面を見せたらハッピーエンドみたいに終わるって思い込んでる作者に関しては少しキモい。理解ができない場面だったね。

匿名
匿名
1 年 前

「あの旗撃ち抜け」「ええ〜〜〜!?💦」
「ぎゃあああ!!それだけは勘弁してくれ〜!!俺は政府を敵に回すつもりはねぇ!!ここから下ろしてくれ〜!!!」

今の尾田先生がこのシーン描いたらこうなるな。

匿名
匿名
1 年 前

エニエスロビー編のロビンの叫び、吹き出し内の文も読みやすく、台詞のリズムも声に出して読めるほど整っている。

ルフィも、普段はおちゃらけまくっていてもシリアスな場面では相手の話を黙って聞き、状況を瞬時に理解し、見るべき敵を見据え立ち向かうことができる。
まさに船長の器、あのルッチからも「なかなかのボスの器」と言われる程だった。

今のルフィにそんな事言ってくれる敵はいるのだろうか…いや、いまい。

最後が一番盛り*がる漫画
最後が一番盛り*がる漫画
1 年 前

歴代「四皇」の中で、一番魅力ないのが「麦わらの一味」って、ちょっと驚きだわ。
この一味が「最後が一番盛り上がる漫画」を見せてくれるって、マジ?
歴代ジャンプ漫画で「最後が一番盛り上がった漫画」あったかな…
ここまで「盛り下がった漫画」は無かったかな…

ここまで下がったら、来年は上がるしかないよね?笑

https://twitter.com/Eiichiro_Staff/status/1548865147246084096
子供の頃、イメージしました。
最後が一番盛り上がる漫画を
描いてみたいな…!
描けるかな…!!

匿名
匿名
1 年 前

作者はルッチをかなり気に入ってカクと併せて満を持しての再登場っぽいのに日本でも海外でも反応が塩で笑う。
奇形だらけのワンピの中では最上位のビジュアルでこんな人気振るわないことある?ってちょっと面白い。
案の定ニカに手も足も出ないけどここで倒すことは作者のもったいない病で出来ないんじゃないかと予想してます。
いつまでももったいない病で先送りや出し惜しみは出来ず結論を出さなきゃいけないのになかなか進まず
気は惹きたくて毎回まだナゾナゾを増やしてしまう。
終いに「あと5年で終わる終わると煽ったのは僕なんだけど意外と終わんないかもしんないから安心してね(意訳)」と先日コメントしててやっぱりと思った。
必要以上の終わる終わるアピールも世間の気を惹くためのプロモーションなんだなと…。
まだワンピ好きなんで終わらないのは嬉しい反面浅はかなことをされると残念になる。

待ちに待った1066話
待ちに待った1066話
1 年 前

やっと1066話きたーー!
更新ありがとうございます!

久しぶりに良い雰囲気だったのに痴女とロボのせいで台無しでしたね。
ロビンが考古学者でオハラの生き残りだって事知ってるよね?もしかして知ってるのは読者だけで麦わらの一味は知らなかったのかな??
というかベガパンクの話聞いてた?
どこをどう解釈したら「泣かせた」ことになるんだよ…。ロビンにもベガパンクにも無視されてたし。
もう黙ってろよお前らマジで…。

ウソップも、歴史を聞こうが聞くまいが捕まればどうせ消されるんだから余計な茶番入れるなよ…。
ヤソップと同じ四皇のクルーになったんだろ?いつになったら親父超えるんだよ…。いつになったら勇敢なる海の戦士になるんだよ…。
おそらくこれから最後のロードポーネグリフの手がかりがオハラの残した書物=エルバフにあるかもしれないということで、ウソップ念願のエルバフに行くことになるんだろうけどそこでやっと勇敢なる海の戦士になってくれるんだろうか。

世界政府の無能さにも拍車がかかった。
オハラが研究していた物は絶対に知られたくなくて島ごと消してもいいぐらいなのにちょっと軍艦で砲撃したらあとは放置。オハラにあるもの全てが都合の悪いものなのに島の原型残しちゃう。ルルシア王国は木っ端微塵にしたのに。22年も前の話だから技術的に不可能だったのか。
オハラの勝利というより相手(世界政府)が無能だっただけ…。

あと個人的に、大昔に存在したある王国はクローバー博士もイメージしていたように天空の城ラピュタのようなとんでもない科学力を持った超古代文明の王国みたいなものをイメージしてたんだけど、蓋を開けてみたらドラえもんの22世紀みたいな国だったね。
まだ仮説の話だし自分が勝手にイメージしてただけだけどちょっとガッカリ。

匿名
匿名
1 年 前

満を持してのベガパンクやサウロ生存など、
いい内容のはずなのに漫画が下手になり過ぎて良さが伝わらないんですよね…

匿名
匿名
1 年 前

ペガパンク本体のキャラデザはガッカリでしたね・・・
ワノ国に出てきても違和感ないレベル。

匿名
匿名
1 年 前

まあ昔のベガパンクのビジュアルは自分でも奇抜だという感覚があったから過去だけに留めたのかもしれない

匿名
匿名
1 年 前

エッグヘッド編は「冒険」というより「観光」って印象です。

ベガパンクという「観光ガイド」が、懇切丁寧に何でも教えてくれる。
「観光客」の麦わらの一味は、リアクションするだけ。

さらに、セラフィムや(この後の)CP0とのバトルは、「ルフィ達はどうやってこの局面を乗り越えるんだ!?」って、緊張感なし…
「なんか戦ってるけど、まぁ大丈夫でしょ」って、安心感(退屈?)…

単行本の裏面に書いてある「”ひとつなぎの大秘宝” を巡る海洋冒険ロマン!!」は何処へ?

匿名
匿名
1 年 前

5chでなぜかワンピが叩かれていないという話題が↓にあったけど
こち亀が叩かれていたのはそのときはまだ5ch自体が賑わっていたからじゃないかな?
SNSが多様化して5chの人が減った結果、アフィ工作員や声のデカい粘着者が一人でID変えてスレの大半を書き込んだりして取り仕切るようになってしまった。
他でも多かれ少なかれ同様のことは起きてると思うけど、ワンピでは特に顕著だった。
どこもあまりにつまらなくなったのでついに長年の悪癖だった5chに見切りをつけることが出来たので感謝してるけど。
同じように5chを辞める人が更に増える悪循環が続くと思う。

YouTubeでワンピへの反応集みたいなまとめサイトの動画版がやたら伸びててめちゃくちゃ増えてるけど、もはやそういうまとめ系の内容も怪しいと思う。
なぜなら収集先が廃れてるから。
工作員が今までのようにマッチポンプしてもなかなか振るわないから、最終的には反応を創作してるに等しくなってると思ってる。

匿名
匿名
1 年 前

ナミ「ルフィのお父さん熱いんだけど!!」
私「ナミさんのセリフ寒いんだけど‥」

何で「読者の感想」みたいなこと言ってるの…
変なリアクションとか肌の露出とか要らないから、もう少しナミを活躍させて欲しい。

「ロード歴史の本文」が3つも揃ってるんだから、ナミは海図を描いた方が良いんじゃない?

そもそも「ロード歴史の本文」に何が書いてあるか明かさないのは何故なの?
ラフテルに行くためのキーアイテムなんだから、ルフィはナミに海図を描かせるのが自然では?
「あと一ヶ所どこだろうな?」とか「この3つの地点には何か意味があるのかな?」って、麦わらの一味が楽しそうに会話するシーンを期待してたんだけどな…

「ロード歴史の本文が4つ揃うまで、海図を描いてはいけない病」にでも罹ってるの、ナミさん??

匿名
匿名
1 年 前

全盛期との比較、非常にわかりやすかったです。
別人が描いたような劣化、思い出すのは「こち亀」の劣化です。
こち亀は2chでボコボコにされてたんですが、なぜかワンピースはそこまで叩かれてないんですよね。。
なべおつさんのブログは大変ありがたいです。

匿名
匿名
1 年 前

今のワンピースって言うほど子供向けでしょうか?
表層の表現方法がただただ稚拙になってしまったのと子供向け、子供に受けるかは別です。
完全に大人をターゲットにマーケティングされていたり、そもそも読者年齢層の調査では成人読者が9割とあります。
多少の変動はあるにせよ連載期間、1000話超え、あまりに多すぎる説明と絵と作中要素のゴチャゴチャ具合からも一応本来のターゲットである若年層がいまだ入りづらいであろうことは想像に難くありません。
そのためファンの人が都合の悪い時だけ逃げに使うガキ向け漫画なんだから〜に違和感があります。
都合の良い時には公式が求めているパブリックイメージである大人も唸る緻密な伏線超大作に変わっていると思います。

ウータンダイバーズ
ウータンダイバーズ
1 年 前

ワンピースといえば群像劇だと思ってたけど
もう今はアラバスタや空島、W7のようなお話は絶対書けないよね。
苦しむ人々と、理不尽を振りかざす海賊や政府を巻き込んで、最後に勝つルフィ達…ここの一人一人の心情の変化が凄く丁寧に描かれていたから泣けたんだよ。

ひたすらカミングアウトするだけのエッグヘッド編で一体どう感動しろと?噛み締めるようにキャラがリアクションするならまだしも、あの間延びした「言われたことを繰り返すだけ」のリアクションでどう感慨に浸れば良いんだよ。
ここの皆が言ってるけど、ノイズでしかない。

感情・表情のバリエーションが増えるならまだしも昔より減ってるっておかしいでしょ。
これ最終章なんだよ??

宮迫博之
宮迫博之
1 年 前

ちょっと待って!みんなちょっと一旦待って!一言聞いていい?もしかしてワンピースって…「クソ漫画」…??

匿名
匿名
1 年 前

個人的には海兵が文献を放置したという無茶苦茶なご都合主義がかなり萎えました。あれならまだ池に魚がおり本を飲み込んだものがいて偶然ベガパンクか巨人族がそれに気づいたとかの方がよっぽどマシです。ゴムゴムを放置していた五老聖といい、伏線も貼れず突発的に足した設定に対してしっかりした回答を用意出来ずキャラや組織を無能にして辻褄を合わせていたら何でもありになってストーリー物としてお終いです。
それといつものようにキャラが無駄に生きていた展開をやるのはまぁいいとしても、ベガパンク側が明言を避けているのにロビンからサウロの名前を出しているのも無粋だと思いました。あれなら「その巨人族の船長の名前は…」でベガパンクが遮って、名前は出ずとも読者とロビンには誰なのかわかっているという風な方が良かったと思いました。

Last edited 1 年 前 by 匿名
unknown
unknown
1 年 前

更新お疲れ様です!
なべおつさんのセリフの手直しを読むととてもスッキリできます!

ワンピースダメダメ
ワンピースダメダメ
1 年 前

ロビンの泣き顔、本当に薄っぺらかったです。サウロが生きてる展開にも個人的には萎えましたが、あのロビンの涙で寒気がしました。

匿名
匿名
1 年 前

ONE PIECEって無意味な台詞、キャラ、展開をごっそり削げば絶対100巻以内で完結できる物語のはず。とにかく無価値なリアクションと長い説明セリフが作品を悉く邪魔してる。

作者が楽しい=読者が楽しい?
作者が楽しい=読者が楽しい?
1 年 前

>ベガパンクのビジュアル公開に興奮できた読者っているのでしょうか?

全く興奮できませんでした。

作者と担当編集者は、あのビジュアルがどの世代に刺さると思ってるんだろう?
作者は楽しそうに描いてるかもしれないけど…
バスターコール後のオハラという「シリアスな場面」のはずなのに、ビジュアルでボケてくる(しかもスベってる)から、読者はどんな気持ちで読めば良いの?

そもそも作者は、ビジュアルで笑いを取るのに向いてない気がする。
短編「ROMANCE DAWN」に六角のシュピールって変な頭のキャラがいたけど、この時代からスベってる。

バトルはニカでふざけ、回想はビジュアルでふざけ…
もうどこを楽しめば?

そういえば、作者はこんなこと言ってたっけ…

◆週刊少年サンデー 2022年35号

尾田:
かつてのこの世界、”空白の100年” に何が起きたのかを明かして行くのは楽しいと思います。
僕が楽しいということは、読者も楽しいはず。← ???
いや、面白いですよ、それは!

匿名
匿名
1 年 前

「存在する事は罪にならねェ!!!」
「お前が目を逸らしてたら あいつらお前を救えねェんだぞ!!!」
トムさんの遺志を継いで、ロビンを説得しようとしてたフランキーが好きだったわ。
プルトン燃やす口上は今でも大好き。

「うおー!! 何ちゅうロマンの塊ィ〜!!」
あの時と今が、同じワンピース時空にあるとはとても思えん。
カッコいいフランキー兄貴を返してくれ…。

匿名
匿名
1 年 前

衣装変わってからずっと思ってたけど、ナミとロビンが痴女にしか見えない

匿名
匿名
1 年 前

剛毛逆さキンタマは草

匿名
匿名
1 年 前

ふと思ったんだが、こんな支離滅裂な会話を言わされる声優さんはどういう心境なんだろうな。当初のカッコよくて痺れるワンピのセリフを発してきたご本人らは我々よりもワンピースの変化を目の当たりにしているはずだけど。

Last edited 1 年 前 by 匿名
匿名
匿名
1 年 前

最新話に至るまでフランキーの「独り言質問リアクション」がことごとく無視され続けるので、さすがに意味があるのではと(皮肉交じりに)考察してた考察者さんがいて笑いました。
段々考察者さん達も手加減が無くなっているような気がします。

とくめい
とくめい
1 年 前

今の尾田はAdoやウタにお熱だから本誌の出来がこんなに悪くなるのは仕方ない(と思っていたのか)
さっさとウタゴリ押しやめてくんねえかな

匿名
匿名
1 年 前

「バトル漫画って、ファンの期待に応え続けるとどんどん深刻になっていくんですよ。それが昔っから嫌いだったんです。だから僕は絶対に最後に深刻な漫画になりたくない、ふざけたいって決めていて、それがやっとできたんです。」
これはギア5についての先生の発言ですが、真剣な話をしている時もギャグ描写を入れることの根幹はここでしょうね。
もちろんリアクション芸もワンピースの魅力の一つですが何事にも限度というものがありますよね。

75
0
ぜひあなたの考えをお聞かせくださいx