1120話はなんと本編18ページもあり、おそらくドレスローザ編以来となる規定ページ数での掲載となりました。
絵が丁寧なコマもあったので、それだけでありがたいと思える部分が大きく、雑音も少なめだったため、普通に読むことができました。
そのため、今回は汚い言葉で酷評するほどではなく、シンプルに退屈で(何も進まない)「つまらない」1話という感じかな、と思っていたのですが、読み込めば読み込むほど「キモい」という感想しか浮かんでこず、結果、「キモい」理由となってしまいました笑
まず内容については、18ページもかけて一体何を描いてるのかと言いたくなるほど中身がなく、半分以上カットしても問題ない空っぽ具合です。ゆえに、18ページもあって、話が「一歩」も前に進んでいません。
進んだのは(アトラスが犠牲となって)サニー号を研究層から脱出させたことくらいですが、これもまだ宙に浮いている状況で着水すらしていないため、「半歩」しか進んでいません。
エメトは、前回ブタイノシシを殴って「いざって時」というジョイボーイの言葉を思い出していたため、今話でその続きが描かれるのかと思いきや、(冒頭から流れを断ち切るだけの無意味かつ無関係な蛇足回想が挟まれた上)、うすらサムいだけのキモツッコミをかまして大スベりし、「かつてルフィだった誰か」と延々噛み合わないキモ会話を続け、攻撃が不発に終わって体を食われ、「コレ…イザッテトキダヨネ…ジョイボーイ…」と確認するだけで終了のため、何一つ進んでいません。
半歩下がって、半歩進んだだけ。というかその場で半歩ピボットしただけです。
ベガパンクの放送など、もはや誰も聞いてないレベルで、もう締めに入ったのかと思いきや、放送再開後も延々と中身のない(校長先生の話よりつまらない)無駄話をダラダラと続け、最後に「皆もう気づいているとは思う」事を口にしようとする前振りをかましただけのため、これもその場で足踏みしただけで一歩も前に進んでいません。
まとめると、
- アトラスの描写によって「半歩進む」も、
- エメトの描写は「半歩ピボットして元の位置に戻った」だけ、
- ベガパンクの放送は「その場で足踏みした」だけ(で次の一歩なのか半歩なのかを踏み出しますよと口にしただけで)終了、
という1話です。
それが、細々としたキモ描写によって構成されているため、ただただキモくて退屈でつまらない1話という感想でした。
とはいえ、1118、1119話ほど読むに堪えないキモさではなく、今話については普通に読めるキモさゆえ、筆が進みそうなので、後ほど感想を追記します。
ひとまず、皆様のコメントの場のために公開しておきます💡
※以下、追記していきます。
目次
1120話がキモい理由
冒頭から3ページもの蛇足回想
前回の引きと全くつながらないどころか、話の流れ的にもベガパンクの放送内容的にもまるでつながっていない、あまりにも唐突なブチ込み回想。
それもほぼ重複情報であり、全く描く意味がありません。
この世界には「放置するには深すぎる闇」がある事、「人知れず消され続けてる歴史」がある事、クローバーが「空白の100年」の研究をしていた事など全て既知の情報であり、それを「ちょっと太いペンでなぞり直すだけの回想」を描くことに何の意味があるというのか…
読者が知りたいのは「”深すぎる闇”とは何か」「”人知れず消され続けてる歴史”とは何か」「”空白の100年”とは何か」であり、まさにこのベガパンクの放送で、そうした「世界の真実」(につながる新情報)が語られていくのかと思いきや、核心に迫る情報は全て「知らぬ存ぜぬ」を通し、既知情報かどうでもいい枝葉の話ばかりを広げていくシマツ。
明かされたのは「このままだと世界が海に沈む恐れがあること」と「空白の100年の間に世界は一度海に沈んだこと」くらいで、それ以外に意味のある新情報はありません。
それも、前者についてはただ「危惧」しているだけで、「実際にどうなるかはわからんし、どうすれば止められるのかもわからんし、善悪の判断はしないので止めるべきなのかにも言及しない」という、ただ恐怖を煽るだけの暴露配信にしかなっておらず、後者については、「だから何だ」という主張がないため、ただ都市伝説を一つ明かしたくらいで、「信じるか信じないかはあなた次第」以上の意味を持っていません。
大半の人間は、海底に900年前の大陸が沈んでることを知らされたとて、できることなど何もなく、確認のしようもないので、何一つ生活は変わらないでしょう。
その他は、ただ読者の既知情報かつ世界のモブ達にとっては興味を持ちそうにもない(意味を理解できない)無益な話を続けてきただけです。
「一体誰に向けた、何のための放送なんだ…」とフラストレーションが溜まっているところに、また重複情報まみれの過去回想を冒頭から3ページも挟んでくるですから、普通の読者はこの時点でため息モノではないでしょうか。
新情報と言えば
- クローバーの本名が「クラウ・D・クローバー」で、”D”の一族だった事。
- クローバーが何度も捕まり、政府から目をつけられていながらも釈放される(生かされている)のは、仲間達を根絶やしにする為に泳がされてるからだった事。
- クローバーが「空白の100年」の研究を始めた動機が、「ある日突然、兄が目の前で殺されたから」だった事。
- 昔は”D”の名が付くだけで(生まれて名乗っただけで)殺されることがあった事。
くらいですが、この情報、今このタイミングで必要ですか?
エメトが復活し、ブタイノシシを殴り飛ばし、
「いざって時」という前振りが入って、いよいよ暴れ出すのかと思われた次の1話の冒頭、かつベガパンクの放送が締めに入っている今、さらには”麦わらの一味”がエッグヘッドを出航しようとしているこのタイミングで、3ページもかけて伝える必要のある情報でしょうか?
否。こんな情報、あってもなくてもどうでもいい枝葉に過ぎず、SBSやファンブックで伝えらればいいおまけ情報でしかありません。
「クローバーが何度も捕まっては釈放されてきた事実」は、1066話で語られており、
「オハラの学者達が世界政府によって根絶やしにされた」ことは、ロビンの過去編を通して既に丁寧に描かれているわけです。
にも関わらず、そこにまつわる(誰も気にしていない)わずかな隙間を取り上げて、「クローバーが何度捕まっても生かされていた理由」と「クローバーが空白の100年を研究するに至った動機」を埋めにくる無意味さ。
読者の想像に任せる「間」をもって完成していたシーンの「間」を、全然関係ないタイミングで3ページかけてで埋めにきたわけです。
いらんいらん。。
何がキモいって、「クローバー博士も”D”だった」という情報(設定)以外に新情報がなく、この情報さえ今更明かす必要のない(少なくとも本編で説明する必要性皆無の蛇足情報にすぎない)にもかかわらず、前回からの流れをぶった斬ってまで、不自然極まりない唐突さで、おっさん2人の半べそシーンと共に既出情報をなぞり直すだけの回想になっていることです。
いらんいらん。。
このシーンなど、1066話で描かれた、👇🏻こちらのシーンで語られた内容を、(当時のステラの様子で)絵に起こしただけであり、完全に内容が重複しています。
要するにベガパンクの「私はそれを見てあふれる涙を止める事ができなかった」シーンを、実際に描いてみせただけ。
メタ的に言えば、作者が「オハラの勝利を見た際、ベガパンクはあふれる涙を止める事ができなかったそうです。それでは、その時のシーンを見てみましょう。こちらです」と言いながら、このシーンを描いているようなものです。
表情が見えないシャカを震えさせながら、その時のベガパンクの悲痛を(読者に想像させる形で)表現し、すでに伝え終えているというのに、今更、全く別の話をしているこのタイミングで、「では、その時の表情を見てみましょう」と唐突に回答を挟んできたわけです。
どう考えてもいらんでしょう。
こんな剛毛逆さ金玉のお涙シーンなど、言葉による事実説明だけで十分であり、わざわざ絵に起こしていただく必要など全くありません。
一度描いてすでに読者に伝えた情報の、わずかな隙間を埋めるためだけに、3ページもかけて描き直す。
「バカバカしい…!! 一体どこの物好きが既知情報を擦り直すだけの回想など読みたいというのだ…!!」
ワノ国編以降、この手の描き方がとにかく多い。だからテンポが悪化してストーリーが間延し、何か描いてるようで何も描かれていない、話が進んでるようで何も進んでいない、延々同じところを回り続けるか、足踏みを続けるばかりの退屈な作品と化してしまっているわけです。
「クローバーも”D”である」ことなど、読者の予想を裏切る衝撃の事実でもなければ、物語の本筋に影響を及ぼす重要設定でもないんですから、3ページもかけて伝える価値のある情報ではなく、たとえばこの先、サウロと再会した際(ないし再登場させた際)に一言セリフに含めれば済む話でしょう。(サウロはオハラの研究を知ってるはずなので、クローバーの本名を知っていてもおかしくありません)
「空白の100年」を研究する人間(つまり世界政府と敵対する、ないしフラットな立場の人間)かつ、”麦わらの一味”と直接的に関わりのない人物がいまさら”D”か”D”じゃないかなど、心底どうでもよく、それが故人なら尚更知ったこっちゃありません。(この先の物語に関わりようがないのですから)
その「設定」があることで、作中描写やストーリーの説得力が多少上がる(だけの)瑣末な裏設定など、SBSかファンブックで明かせばいい話であり、本編で3ページもかけて伝えるべき情報ではないのです。
物語を構成する、重大な部分の整合性は無視しまくるどころか、ガンガン破壊し、蔑ろにしていく一方、こんな枝葉の瑣末な整合性を取るために補足してくる無意味さたるや。
もちろん、本筋に関わらない情報を描いてはいけないわけではありませんし、無駄な情報を描いてはいけないわけでもありません。
が、それよりもっと描くべきことがあるにも関わらず、そちらを描く事を後回しにする、ないし削ってまで描いてしまっては、テンポが悪化し、無駄がさらに際立ち、物語のバランスが崩れて、作品がつまらなくなっていくだけです。
ゆえに、「その無駄な描写は、作品をつまらなくし、読者離れを加速させてまで、入れる必要があるのか?」を考える必要があります。
端的に言えば、「読者を退屈にし、つまらないと思われ、読者離れを加速してもよい」のであれば描いても問題ないシーンですが、「読者を楽しませたくて、毎週ワクワクさせながら物語に引きつけて次回を楽しみにさせたい」のであれば、まず削るべき要素だと言えるでしょう。
今から”D”の名を明かすことに(ストーリー上)意味をもたらすことができるのは、「麦わらの一味の中の誰か」か「フーシャ村の(ルフィの故郷や出生に関わる)誰か」か「海軍・世界政府の要人の誰か」くらいであり、「ポーネグリフの研究をしたことで殺された故人」と「その兄」がDだった情報など、何の意味も持ちません。
もっと言えば、フルネームを明かしていたキャラですら、後から「実は隠し名があった」とか「実は”D”の名を持っていた」と後付けし放題の何でもアリ状態で、全キャラ作者の匙加減によっていくらでも”D”の一族にさせられる状況なんですから、今更「フルネームが明かされてなかったキャラ」に”D”が付けられたとて、何の驚きもないでしょう。
1085話で、ネフェルタリ家も”D”であったことが明かされる(厳密には、”D”だったことにさせられる)という手法を使っているのですから、
ポーネグリフの研究をしていたクローバー博士が”D”だった事実など、完全に見劣りのするインパクト皆無の二番煎じ展開でしかなく、描く意味がありません。
それを、前回の引きで作った盛り上がりの展開と流れをぶった斬ってまでわざわざ挿入し、3ページもかけて描いた結果、せっかく18ページも描いてくれたのに、ストーリーは一歩も進まない、中身のない1話となってしまってるわけです。
なぜ、今更”D”の名を持つ者を明かすことに意味がないのか?
簡単です。「”D”の意味」と「”D”の名を持つことの意味」が明かされていないからです。
これが明かされていない状況で、実はあいつも”D”でした、こいつも”D”でした、と延々追加していくことに何の意味もありません。
たとえば学校の全校集会で、校長先生から「今から名前を呼ばれた人は壇上に上がってください」とだけ言われ、名前を呼ばれて壇上にあげられるものの「なぜ呼ばれたのか」は延々明かされない状況が続いたらどう思いますか?
最初の数名、数分は、「なぜこの人達が呼ばれてるんだ?」「この人達の共通点は何だ?」「何か表彰されるのか? それとも怒られるのか?」などと推測するでしょうが、それが何十分、何時間も続けられたら、途中から興味を失い、後半に呼ばれた人のことなど誰も興味を持たないでしょう。
いちいち1人ずつ読み上げてないで、さっさと理由を説明しろよ、先に理由を説明してから呼べよ、段取り悪ィなと思うはずです。
途中、「表彰するわけでもありません」とか「怒るわけではありません」のようにヒントだけ小出しにして、名前だけ呼び続ける茶番に、果たして何人の生徒が最後まで付き合ってくれるでしょうか。
今のワンピースは、それと同じことをやっているわけです。
“D”の意味が明かされた後であれば、”D”の名を持つキャラの存在意義や、その見方が大きく変わる可能性があるため、「実はこいつも”D”だった」と明かされることに意味が生まれ、驚きが得られるかもしれませんが、25年以上謎にされ続けたまま、依然何のこっちゃわからん”D”について、実はこいつも”D”だったんです、の後出しを連発されたところで、ストーリーに何の影響も与えないため、どうでもいいという感想しか出てこないでしょう。
いや、より正確に言うと、読者は、”D”の一族とはおそらく「かつて世界政府と敵対し、空白の100年の戦争で敗れた勢力の生き残りであり、これからそいつらと世界政府による戦いがまた始まろうとしているのだろう」くらいの予想はしているでしょうから、「何のこっちゃわからん」という状態ではありません。
しかしその予想を前提とすれば尚更、「空白の100年」を研究する人間(つまり世界政府と敵対する、ないしフラットな立場の人間)とその兄が”D”だったことなど知らされても、何の驚きもないでしょう。
結論、「実はあいつも”D”だった」という情報は、完結後にキャラクターブックなどで明かして(作品の裏設定の緻密さや奥深さを明かすことで)作品に厚みを持たせるようにすれべよく、「麦わらの一味の中の誰か」か「フーシャ村の(ルフィの故郷や出生に関わる)誰か」か「海軍・世界政府の要人の誰か」以外、本編で明かす必要はもはやありません。
何のために挟んだ回想なのか?
では、なぜこんな無意味な回想を挟んだのでしょうか。
それは、回想明けにベガパンクにこのセリフを言わせたかったからです。
回想でクローバーに「過去から声が聞こえてくるんじゃ」と言わせ、それを受けて「『過去から声が聞こえて来る』と誰かが言った…」というセリフを言わせたかった。
いや、正確には、このセリフを言わせたいがために、クローバーがかつてこのセリフを言ったことにして、そのシーンの回想を挟んだのでしょう。
なぜこのセリフを言わせたかったのかというと、今話の締めで、ロジャー海賊団の名を挙げて「そして彼らは聞いた筈 最も純粋な過去の声を」というセリフを言わせたかったからです。
そしてこのセリフは、ラストの「──つまりだ──皆もう気づいているとは思うが…私は未来を──こう結論づける!!!」という引きのセリフへとつながります。
要するに、おそらく「ラフテルないしポーネグリフには、空白の100年の戦争で敗北した”D”の一族が(その名を持つ子孫達に)その意志を引き継いでほしい的な”声”が残されており、その”声”をロジャー海賊団は聞いた筈」であるとして、「私は未来を──こう結論づける!!!」とつなげるために、「過去の声」というワードをクローバーに言わせる(クローバーが言ったことにする)導入を描いたのでしょう。
しかしながら、このセリフを「クローバーが言ったことにする」必要性などまるでありません。
ベガパンク自身、ポーネグリフの研究をしているわけですから、その研究の結果として、ロジャー海賊団は「最も純粋な過去の声を聞いた筈」と伝えればいいだけであり、「過去の声」という表現は「実は”D”の一族だったクローバー」が口にした言葉であったことにする必要性など、ストーリー上まったくない。
実際、冒頭の回想3ページと、その後の繋ぎのセリフ「『過去から声が聞こえて来る』と誰かが言った…」をカットしても、何ら問題なく話はつながることがわかります。
むしろない方がスッキリして、ロジャー海賊団が受け取った「過去の声」とは何なのか、に読者も世界のモブ達の気も向けられるでしょう。
もちろん、ベガパンクはクローバーの研究を受け継いだわけなので、実は「過去の声」とはクローバーが使った表現だった、という裏設定があっても問題ありませんが、あくまで裏設定に留めるべきであり、本編3ページもかけて描く必要のある情報ではありません。
結論、冒頭3ページの回想はカットしても何ら問題ない無駄なシーンであるということです。
ベガパンクの放送がキモい
以下、1120話のベガパンクの放送内容です。
「過去から声が聞こえて来る」と誰かが言った…
歴史は”勝者”達が語り継ぐもの…
海底に深く沈んだ敗者達の声は極めて小さい…
──だが多くの犠牲の上に 見出す事ができた「真実」を
今…世界に伝えた…
この配信が ここまで無事伝わっている事を祈っている…
900年も昔の争いの話を一方向から聞くのも愚かである
歴史はより多角的にとらえる必要がある
もっと時間が欲しかった…!!
しかし!! もう! 止める事のできない者達がいる
25年前──海賊ゴール・D・ロジャーはついに前人未到の世界一周を達成した
そして彼らは聞いた筈
最も純粋な過去の声を
──つまりだ──皆もう気づいているとは思うが…
私は未来を──こう結論づける!!!
もう噴飯物だよ。
あまりに滑稽過ぎて、口に入れてたメシ噴き出たよ。
何が「多くの犠牲の上に見出す事ができた『真実』を今…世界に伝えた…」だよ。
笑わせんな。
なんも伝わってねェよ笑
お前が伝えたのは、「多くの犠牲の上に見出す事ができた『真実』」ではなく、お前の大失態によって生まれた「新たな犠牲」と、その解決方法がわからない無能さ、土下座一つで許されると勘違いしてる無責任さ、そしてお前の失態のせいで「世界は海に沈む(かもしれない)」という絶望と恐怖だけだよ。
なァにを何か重大な真実を伝えてやった気になってんだボンクラ。
もっとバカバカしいのが、お前が無意味なインターバルをとってコーヒーブレイクを挟んだことで放送が中断され、「必ずや届く事」を祈った「声」が伝わってないことだよオオマヌケ。
要は、「多くの犠牲の上に見出す事ができた「真実」を今…世界に」伝えられなかった上、新たに「多くの犠牲」を生み出し、世界に滅亡の危機をもたらす大失態を犯したことを自白しただけだよお前は。
この世界最悪の無能戦犯ジジイが。
おっと失礼、口が悪くなり過ぎました。
尚、上記放送内容が、1117話〜1119話にかけて描かれた以下の内容の後のセリフであることも加味すると、尚更意味不明で、支離滅裂な構成であることがわかります。
「少々断片的ではあるが…これ以上話せば 憶測”になってしまう 最後に一つ…伝言(メッセージ)をさせてくれ 世界中に点在している…!! ”D”の名を持つ者達へ…」「お前さん達の中に…も…(ザザザ…!!)(ザザ…)…その名前…(ザザ)──何も…──などないからじゃその脈々と受け継がれる───意志と言えるその理由に翻弄された者に…──この声が必ずや届く事を祈っている」
“D”の名を持つ者達へのメッセージはいつの間にか終了し、それが「最後」と言ってたくせに、急に「歴史」の本質について語り始め、散々誰からも求められてない「一方向」の歴史を勝手にしゃべり続けておきながら、「900年も昔の争いの話を一方向から聞くのも愚かである」と言い出し(じゃあしゃべんなきゃよかっただろうが)、自分がマザーフレイムを盗まれたことで国が一つ消され、新たな「多くの犠牲」を生み、まだその犯人もマザーフレイムの行方もわかっておらず、さらに新たな犠牲を生み出すかもしれない危機的状況というのに、その罪などなかったかのように、「だが多くの犠牲の上に 見出す事ができた「真実」を 今…世界に伝えた」と満足げに語り、「もっと時間が欲しかった」と願望を口にしてしまう。
そして、この願望を(世紀の愚か者が残した)生涯の悔いとして、最後に口にして放送を終了するのかと思いきや、「しかし!! もう! 止める事のできない者達がいる」と、全く意味のつながらない接続詞で、また息を吹き返したかのように勢いよく話を続け出すシマツ。
キモチワリィ…
何なんだコイツ…
「最後に」と言ってから延々話が終わらず、話題転換の繰り返しで、全く筋道立ててしゃべることができていません。
緊急事態の生放送でアドリブ演説しているわけではなく、録画配信で10分もインターバル取って呑気にコーヒータイム挟む暇があったら、台本の構成考えろよ能無しが。
そうして続く話が、「25年前──海賊ゴール・D・ロジャーはついに前人未到の世界一周を達成した そして彼らは聞いた筈 最も純粋な過去の声を──つまりだ──皆もう気づいているとは思うが…私は未来を──こう結論づける!!!」と、またロジャー達の話に戻ってくる。
ロジャー達の話など、1116話で、「”空白の100年”はまだ謎に満ちておる!!──しかしその全てを知った者達がいる!!! ”海賊王”の一団である!!!──歴史の全てを知った彼らはなぜ誰にも何も告げずに消えたのか…なぜ動かなかった…!?」という話をした際に合わせて語っておくべきであり、一度中途半端に触れて即話題を変えた後にまた同じ話題に戻ってくるって、どんだけわかりづらい構成してんだよと思ってしまいます。
無意味かつ中途半端に「海賊王の一団」について触れ、(ロジャー海賊団にヘイトが向きそうな触り方だけして)速攻でその話題は終了したかと思いきや、また追加情報を語り出す。
「最後に」と言ってからどんだけしゃべり続けんだよクソジジイ。
こんなわけわからん話を続けておきながら、よく「皆もう気づいているとは思うが…」なんて枕詞を置けたな。
お前の放送に「えーーーーー!!?」と記号的に驚くことしかできてない世界の愚民共が「気づいている」わけないだろうが。
「皆もう気づいているとは思う」未来とは?
普通に読めば「これから”D”の名を持つ一族と、(古代兵器復活を目論み)世界を海に沈ませかねない勢力との戦いが始まる」もしくは、「世界沈没を防ぐために、”D”の名を持つ者達が、世界の真実に戦いを挑む」、そして、「その者達が戦いに敗れれば、世界は海に沈み、勝利すれば世界はひっくり返る」的な結論かなと思います。
相手を「世界政府」と明確にできないのは、なぜかベガパンクが「マザーフレイムを盗み、ルルシア王国を滅ぼし、100年前の(終わらない)戦争をまた始めようとしているのが誰なのかわからないというタヌキっぷりをかましているためです。
これに対し、相変わらずサクラとしか思えないキモリアクションを披露する能無しモブ共。
キッツ…
「世間はゴールドロジャーの本名がゴール”D”ロジャーである事を知らないから、唐突にその本名を口にされたことで、世界のモブ達は理解が追いついていない」ということを「説明」するためだけに配置された、雇われ劇団員の大根エキストラのみなさんです。
当初は「世界の真実」が語られるものと期待されていたはずが、既知情報や曖昧な情報しか明かされず、肝心の部分は中断されて隠されるという茶番が延々続いているため、いつの間にか誰も放送内容に興味を持たなくなっている状況を察知してか、サクラの賑やかし要員が配置されてしまいました。。
「え…何!? ゴール”D”って何だ?」
キメェ…
そんな不自然なリアクションする人間存在しないんだよ。。
作中に登場するキャラ全てが作者の操り人形でしかなく、誰一人作中世界を生きていない、雇われ劇団員の方達だけで構成される作品となってしまいました。
こんな白々しい大根演技じゃ、残念ながら彼らが日の目を見ることはないでしょう。
可哀想そうに。
ゾロの無能戦闘員化がキモい
1117話で、ナスの襲撃をゾロが止め、ジンベエとゾロでナスを請け負い、撃退ないし時間稼ぎをする展開になるのかと思いきや、
なぜか2人ともすでに船に乗っている謎。
いやお前、「船を出せ!!! おれ達は飛び乗る!!」と言ってたよな?笑
船が出るまでは(ナミ達が出航するまでは)自分がナスの相手をして動きを止めておくつもりなのかと思いきや、きちんと撃退することも動きを止めることもせず(できず)あっさり戦線離脱し、ナスを放置して、出航前の船に飛び乗ったのかお前ら…笑
これって、👇🏻こちらのシーンで、
両者弾かれて吹き飛んだ隙に、速攻で船に乗りこんだってことですかね?
それとも、もう一悶着かふた悶着あって、ナスをまた吹き飛ばして距離をとった後に、(なかなか出航しない船に痺れを切らして)飛び乗った、ということでしょうか。
いずれにせよ、この描き方ではゾロもジンベエもナスもリリスも、全員損をする描き方にしかなっていません。
というのも、
- 最初の一度の接触後、すぐに船に乗った場合。
→ゾロは「船を出せ!!! おれ達は飛び乗る!!」と言った直後に船に飛び乗ったことになり、言動不一致、即時前言撤回の無責任男となる。 - 上記接触後も、何度かやりあって再度ナスを吹き飛ばし、退けた上で船に乗った場合。
→何度も弾かれ、吹き飛ばされるナスが雑魚すぎる上、船が出たら飛び乗る(それまでは自分がナスを抑えて時間を稼ぐ)と言っておきながら、船が出る前に(ナスを放置して)飛び乗った結果、ナスに襲われるから船を出せないという本末転倒な結果となり、それに対しゾロが「早く出せ!!!」と命令するという、意味不明な状況となる。また、何度かナスを吹き飛ばしているにもかかわらず、その隙に船を出していないリリスも無能の極みとなる。
からです。
いずれの場合も、明らかに1117話のシーンとつながってないんですよね。
1117話で描いたこと、作者も編集者も忘れてるんですかね?
間にどんな攻防や判断があったら、こんな状況になるのか、納得のいく解釈ができる方はいるでしょうか?
ここぞとばかりに賢いアピールするリリス
まぁこれは難癖でしかないのですが、急に「水平投射」とわざわざ物理用語を使って無駄に賢いアピールしながら状況説明する様が痛々しくて見てられません。
常に「天才科学者」としての振る舞いや、そう感じられる知的で論理的な説明をするのが「個性」だったキャラならまだしも、ただの口の悪さと頭の悪さを披露する、やかましいだけの性的消費要員としてしか描かれていないというのに、「リリスもベガパンクであること」をアピールするチャンスと知るや、必死に賢いアピールをしてくる滑稽さたるや。
「この船が1km飛べる加速装置がついとる事は理解したが それでも海まではギリギリの距離じゃ!! あいつに”助走速度”を少しでも落とされたら、船は海に届かず大破する!!」で伝わるのに、「世界一の天才科学者」の設定に少しでも説得力を持たせたいがために、ここぞとばかりに専門用語による無意味な説明を加えるのです。
今更だよ笑 こんだけ無能晒しまくる(というか、非・天才としての)描かれ方が常だった中で、専門用語一つ使ったところで何の挽回にもならんのだよ。
むしろ、こんな切迫した状況なんですから、無駄を省いて一文字でも短く状況を伝え、解決策を導くのが本当に賢い人のやり方でしょう。
専門用語を使わなくても説明できる場面で、わざわざ無駄に専門用語使って話を複雑にするなど、イタいビジネスパーソンの典型であり、全く賢さのアピールになっていません。
「水平投射の距離は落ちる」とか「風は北へ 追い風は揚力を減少させ!!」なんざ瑣末な説明、どうでもいいんだよ。
いつナスに斬りかかられるかわからない危機的状況で、読者に向けた賢さアピールのために無意味な尺使ってんじゃねェ頭ワリィな。
おっと失礼、口が悪くなりすぎました。
そもそも「ダメじゃ行かせん!!」というセリフも違和感しかないんですよね。
リリスが船をお見送りする立場なら「行かせん」と言うのもわかるんですが、お前も一緒に行くんだよな?
お前も船に乗って一緒に脱出する側なんだから、「ダメじゃ まだ(船は)出せん!!」「ダメじゃ まだ飛ばせられん(飛ばすわけにはいかん)!!」とか「ダメじゃ 今飛ばしてもヤツに阻まれ 海には届かない!!」のようなセリフになるはずなんですよね。
もっと言えば、
・「おい何してる!! 早く飛ばせ!!!」
↓
・「ダメじゃ行かせん!!」
↓
・「またあの馬ジジイが襲ってくるぞ!!」
↓
・「襲ってくるからダメなんじゃ!!」
なんて頭の悪い無駄ラリーなど挟まずに、
・「おい何してる!! 早く船を出せ!!!」
↓
・「ダメじゃ!! 今飛んでも海には届かん!!」とか「ダメじゃ!! 今飛ばしてもヤツに阻まれる!! 少しでも”助走速度”が落ちたら海に届かない!!」
と端的に結論を伝えろよと思ってしまいます。
そして、このように整理すると、尚更この会話がゾロとなされていることの滑稽さが際立ちます。
そのジジイに襲われないように「どかす」のがゾロの役目だったのに、なに現場放棄して速やかに船に飛び乗ってんだよお前…笑
お前が船に乗らずにナスの相手してれば普通に船出せるし、お前もそのつもりで「船を出せ!!」と言って、船が出た後に「飛び乗る」つもりだったんじゃねェのかよ?
船を「先に」出させるために自らナスを請け負ったクセに、そのまま放置して船に乗り込んだことで、いつ襲われるかわからない状況に陥らせておいて、「早く船を出せ!!!」とキレ気味に命令する「かつてゾロだった誰か」。
ゾロがナスを放置して船に乗り込んだせいで、船を出せないのに、その当人に「あいつに”助走速度”を少しでも落とされたら、船は海に届かず大破する」と丁寧に説明するリリス。新手の皮肉でしょうか。
どちらの視点から見てもあり得ない、意味のわからんやり取りになっています。
ストレートに、「お前があの馬ジジイを放置して船に乗り込んできたから出せんのじゃ!! とっとと現場に戻ってあの馬ジジイの動きを止めてこい!!」と伝えてやれよ。
わけわからんすぎてほんとに気持ちの悪いシーンです。
このシーン、要するに、
- ゾロ&ジンベエがナスを吹き飛ばし、距離を取る。
↓ - その隙に船を出してくれるかと思いきや、何故か出さない。(ジジイに邪魔されなければ海に届く計算であり、そのジジイを弾き飛ばして隙ができた状況というのに、なぜか船を出さないボンクラリリス)
↓ - なかなか船が出ないため、ナスを弾き飛ばしたゾロ&ジンベエは痺れを切らして船に乗り込み、「早く出せ!!」と命令する。
↓ - 「ダメじゃ行かせん!!」
↓ - 「またあの馬ジジイが襲って来るぞ!!」
↓ - 「襲ってくるからダメなんじゃ!! あいつに”助走速度”を少しでも落とされたら船は海に届かず大破する!!」
ということかと思います。
わけわからんでしょ。
何やってんのこの人達。
全員が脱出するために必要なことと真逆の行動をとっています。
何がどうなったら、こんな状況に陥るのか。
ゾロとジンベエがナスを放置して船に飛び乗った理由はなんでしょう?
もし一度弾き飛ばした後に船に乗ったのだとしたら、その隙にリリスが船を出さなかった理由は何でしょう?
このボンクラぶりをかまして、自ら窮地に陥っておきながら、賢さアピールのために「水平投射」と「風向き」の説明をし出しているのです。
どういうつもりで説明してんだこいつ。。
じゃあどのように描けばいいかというと、1117話のシーンと全く繋がっていないため、丸々展開の修正が必要です。
「おい何してる!! 早く飛ばせ!!!」→「ダメじゃ行かせん!!」のやりとりを全カットするか、1117話のゾロとナスの衝突シーン、ないしセリフを変更しなければ成立しません。
1117話の描写を残すのであれば、今話では、ゾロ&ジンベエはナスとの戦闘を継続中だが、「ナスが強敵過ぎて隙を作れず、船を出せない」とするか、「隙は作れているものの、別の理由で飛ばせない」か、いずれかに修正する必要があります。
1117話のシーンを変えるのであれば、ナスに襲われるタイミングを、ゾロとジンベエが船に乗り込んだ後にして、一度その攻撃を凌いで弾き飛ばし、その隙に「おい何してる!! 早く飛ばせ!!!」と言わせて、「ダメじゃ!! 今飛ばしてもヤツに阻まれる 少しでも”助走速度”が落ちたら海に届かない!!」とすれば成立します。
「船を出せ!!! おれ達は飛び乗る!!」と言ってナスを引き受けておいて、自分の役割を全うせずに敵を放置したまま速やかに船に乗り込んでおいて、「おい何してる!! 早く船を出せ!!!」じゃねェんだよチャンバラガキンガキンゼェゼェ侍が。
あーあ、いつからゾロはこんなダサくて弱い剣士になってしまったんだろうな。
天国でくいなが泣いてるよ。
クローバーとの無駄回想に3ページ使うのと、ここのシーンがちゃんと成立するように3ページ使うの、どちらの方がストーリー上、重要度が高いかなど考えるまでもないでしょう。
真っ先にリリスを殴るアトラス
上記展開が成立していないせいで、その後のアトラスの行動も全く噛み合わないものとなっています。
前話で、「おれ行ってくる!!」と言って研究層に向かったアトラス。
研究層に着いてからの初手は、リリスを気絶させるほど強く殴り飛ばすことでした。
え、なんで?笑
これ、何がどうなって、どういう思考を経たら初手がこの結論になるんでしょうか。
アトラスの思考と行動を想像してみましょう。
なかなか研究層から降ってこないウソップ達を心配して、様子を見に行ったところ、どうやら”麦わらの一味”は馬の化け物に襲われ、脱出の邪魔をされている状況であることがわかった。船にはリリスも乗っている。
この状況でアトラスは、「まずリリスをぶん殴って気絶させ、パンクレコーズとの接続を切った上で、”麦わらの一味”にリリスのことを頼むことを伝える」ことを選んだわけですね。
理由として考えられるのは、「ベガパンクが全員死ぬことは絶対に避けなければならないため、パンクレコーズとの接続を切ることでヨークや五老星にリリスは死んだと誤認させ、追われる可能性を排除し、リリスの命を救うことを最優先した」といったことでしょう。
リリスを殴らずに、パンクレコーズとの接続を切るよう指示する形だと、ナスに聞かれている時点で死んだと誤認させることはできないため、「ナスに見られている状況で、リリスを殴り飛ばす必要があった」ということかと思います。
仮に「パンクレコーズに接続したままだとこちらの情報が敵側に筒抜けになるから切る必要があった」的な理由であれば、リリスに指示して切らせればいいだけで、殴り飛ばす必要はないので、殴って気絶させた上でスイッチを切ったということは、死んだと誤認させる意図があったのではと思います。
そうやってリリスの安全を確保した上で、自らは自爆覚悟で船を出す時間稼ぎのためにナスに立ち向かって行った、ということでしょう。
が、「リリスを死なせない(生き残らせる)」ために重要(最優先すべき)なのは、殴り飛ばしてパンクレコーズの接続を切ることよりも、”麦わらの一味”を逃すこと(そのために船を出すこと)では、と思うのは私だけでしょうか。
というのも、アトラスのやり方では、アトラスの一撃はリリスを殺すほどのパワーであった(その一撃でリリスは死んだ)とナスを誤認させるほどの説得力があり、尚且つナスが相当なボンクラでない限り成立しないからです。
つまり、現場を目撃したナスが、「アトラスがリリスを殴り飛ばしたことで(その一撃で)リリスは死亡し、パンクレコーズとの接続が切れた」と誤認しなければ、この作戦は成立せず、真っ先にリリスを殴り飛ばしてパンクレコーズとの接続を切ることを優先した意味はなくなりますし、これが成立するのであれば、ナスは相当なボンクラということになってしまうわけです。現場を見ていたのであれば、「なぜアトラスはリリスを殴ったのか?」という疑問を持ち、その意図は簡単に想像できそうなものだからです。
もっと言えば、この展開では、アトラスは”麦わらの一味”のことをあまり信用していない、ということにもなります。リリスの生存がバレている状況では、”麦わらの一味”に任せるだけだとリリスの命を救うには「足りない」(だから最優先で死んだと誤認させなければならない)と判断されたわけですからね。
まぁ、今後麦わらの一味とは行動を共にせず、一人ひっそりと生きていくことを望んでの行動、かつ”麦わらの一味”が生き残り、無事脱出できることを「確定事項」としていれば、プラスアルファでリリスのアクセスを切って死んだと誤認させることにも、一定の意味はあるのかもしれませんが、それでも、この程度の仕込みでは、ナスを相当なボンクラにしない限りミスリードは成立しないため、五老星の威厳や強敵感を維持する(キャラを大事にする)のであれば、こんな展開は描くべきではないだろうと思ってしまいます。
また、メタ的に言えば、この後、リリスが死んだとヨークや五老星が誤認する展開(かつそれがその後のストーリーに生きる展開)が描かれなければ、このシーンは何の意味も持たないことになります。
私は、おそらく大した回収もされずに、単に「アトラスはリリスの命を守るため(というざっくりした理由付けによって)あえて殴って気絶させた(だけ)」という単発感動風味シーンとして処理されて終いだろうと思います。
そこまで加味すると、この状況で”麦わらの一味”(とリリス)を逃がし、無事出航させるためにアトラスが取るべき行動とは、リリスを殴り飛ばすことではなく、まず馬の化け物を不意打ちでぶん殴って隙を作り、「船を出せ!! 障害はおれが排除する!! リリスのことは頼む!!(orリリス!! 後のことは頼んだ!!)」と叫び、船を出させることだろうと思ってしまうわけですね。
この形であれば、一味もアトラスの行動の意味をすぐに理解できるため、よりその後の判断を下すまでのスピード感や緊迫感を高めることができます。
今の描き方では、なぜか真っ先にリリスを殴り飛ばして気絶させるため、一味はその行動の意味がわからず戸惑い、状況を理解・確認するための時間(つまり無駄な隙)が生じる形となっており、さらにその隙を堂々と見逃すボンクラナスがいて初めて成立する展開となっているため、(せっかくアトラスの自己犠牲によって一味を逃す感動シーンなのに)穴だらけでまるで緊迫感が得られていません。
全員よく状況がわからんまま、とりあえずジンベエに薄情役を担わせ(押し付け)た結果、「何だよそりゃねェだろアトラス!!(おおおおおおおお)」とクソ白々しくて薄っぺらリアクションでお茶を濁す形になっています。
先に指摘した、ゾロとリリスのやりとりのおかしさも踏まえると、尚更、アトラスはリリスではなくナスをぶっ飛ばす展開にしたほうが良かっただろうと思います。
セリフがズレてて締まらない
せっかく命懸けでリリスと”麦わらの一味”を逃がしてくれるシーンなのに、アトラスのセリフの語順がおかしいため全く締まりません。
「リリスを頼む!!! 飛べ!!! 障害はおれが排除する!!」
「リリスを頼む」だけでは(リリスを気絶させて同期を切った意図は)伝わらないため、それを最初に言われて、その後「飛べ!!! 障害はおれが排除する!!」と続けられても、先の意図が不明だから入ってきません。
切迫した状況なんだから、結論から先に言えよと思ってしまう。
「飛べ(船を出せ)!!! 障害はおれが排除する!! リリス(の事)は頼んだ!!!」がこの場で伝えるべき順番(優先度)でしょう。
真っ先にリリスのことを任せる仲間想いの優しいところを印象付けたいのかも知りませんが、本当に仲間を想うなら、まず「逃す」ことを最優先しろよって話です。
実際、(薄情役を買って出た、ないし作者によって押し付けられたジンベエ以外)アトラスの言葉の意味を理解できておらず、戸惑いと疑問のセリフしか出てきていません。
そのせいで、麦わらの一味には無駄な「隙」が生じており、その隙をつかずに傍観を決め込むナスのボンクラぶりが、さらに際立つ展開となってしまっているわけですね。
つまり、どのキャラも損をする描き方になっている。
リリスを殴り飛ばした意図は(どうせ一味には伝わらないのだから)リリスにだけ伝わっていればいい(リリスが意識を取り戻したら、リリスから一味に説明すればいい)という、「ベガパン同士の信頼関係を基にした高度な状況判断」というテイにして、アトラスは何より一味を逃すことを優先した(それがリリスを救うことにもなると判断した)、という描き方にした方が、よほどアトラスの覚悟と賢明さが伝わってきますし、”麦わらの一味”への信頼も感じられただろうと思います。
リリスの事を頼めるかどうかは、一味が逃げきれるか次第であり、逃げれるかどうかは、この後のアトラスの活躍次第だというのに、真っ先に「リリスを頼む」とお願いするのがズレていると思ってしまう。
仮に、すでに船は出ていて、後はリリスがナスを抑えられれば逃げられるという場面であれば、真っ先に「リリスを頼む」というセリフが出るのもわかるのですが、この場面では、まず船を出さなければ逃げられないのですから、先にその指示をしろよ、と思ってしまうわけですね。
こうした「わずかに芯からズレたセリフ」のせいで、せっかくグッとくるシーンになり得たのものが台無しになってるんですよね。。
ちなみに、アラバスタ編でルフィがクロコダイルを請け負うと決めたシーンのセリフはこうです。
「お前ら先行け!!! おれ一人でいい!!!」
ビビが連れ去られそうになったことに気づいたルフィは、速攻でビビを弾いて守り、自分がクロコダイルを引き受けて、「お前ら先行け!!! おれ一人でいい!!!」と、これ以上ないほど端的に、真っ先に伝えるべき結論だけを伝えています。
だから切迫感が伝わってくる。
これが「おれ一人でいい! お前ら先行け」という語順だと、一番重要な「命令」が先に伝わらない語順となるため切迫感が失われますし、仮に「ビビを頼む!!! お前ら先行け!!! あいつはおれが倒す!!」だったらテンポが悪くキレもなく、語順もおかしくて要領の悪い伝え方となるため、頼りなく、切迫感が台無しになるでしょう。
まとめると、リリスを殴る展開にするのなら、アトラスのセリフは語順を変えるべきですし、そもそもアトラスはリリスを殴るのではなく、ナスを殴る展開にすべきだろう、ということです。
たとえば以下のような展開です。
- ナスに苦戦するゾロジンベエに対し、ナスが大技を繰り出そうとしたところ、アトラスが現れてナスを不意打ちでブチのめす(or吹き飛ばす)
↓ - その隙にゾロ達に「船を出せ!! 障害はおれが排除する!!」と伝え、その場を引き受ける。
↓ - ゾロ(&ジンベエ)はナスは自分達が抑えるつもりだったが、アトラスの覚悟を受け、船に乗り込み、「ブルック!! 船を出せ!!」と命じる。
↓ - リリスがアトラスに向かって叫ぶ!! 「何するつもりだ!! アトラス!!」
↓ - 「後のことは頼んだぞ リリス」と言い残し、ナスに向かっていく。
↓ - リリスに任せた「後のこと」とは、「麦わらの一味を無事エッグヘッドから脱出させること」、そして「最後のベガパンクとして必ず生き残り、世界最大の頭脳を失わないこと」だった。
もしくは、ナスを殴り飛ばした隙に、「リリス船を出せ!! 障害はおれが排除する!!」とリリスに命じ、リリスがアトラスの目を見て、その意図と覚悟を察し、船を出すよう命じる形でもいいと思います。
こうすれば、「ジンベエに薄情者役を担わせて(麦わらの一味が)アトラスを見捨てた」という描き方ではなく、「リリスがアトラスの覚悟を汲んだ上で(ベガパンク同士の高度な状況判断により)アトラスの犠牲をもって船を出した」という描き方になるため、あらゆる面でツッコミどころが減り、より説得力のある窮地脱出&感動展開にできただろうと思います。
いや、正直なところ、一度ゾロにナスを請け負わせた時点で、ゾロが他の奴を犠牲にして戦線離脱する展開自体、「らしく」ないと思ってしまうため、本来ならゾロがしっかりナスを止める、ないし倒した上で脱出する展開にすべきと思いますが、おそらくエッグヘッドを出るまでに、ベガパンクは全員死ぬ(ないし1人だけ生き残らせる)展開にするつもりなのだと思うので、ここでアトラスを犠牲にすることは必須なのでしょう。
とすると、いずれにせよゾロはアトラスを犠牲にして戦線離脱しなければならないわけですが、「自分が請け負うと言っておきながらいつの間にか放置して船に乗り込み、早く出せと文句を言う」ような描き方をするくらいなら、「アトラスの覚悟を汲んで、脱出(一味と船を逃すこと)を優先した」という描き方の方がずっと説得力が出て、株を落とすこともなかっただろうと思います。
同時に、(よくわからんけどアトラスが何とかしてくれそうだからとりあえず船を出して自分達だけ助かることを優先した)ジンベエの薄情っぷりも描かずに済みます。
要は、船を出す判断は、”麦わらの一味”にさせるのではなく、(アトラスから命じられた)リリスにさせるべきだったのでは、ということです。そうやって世界一の天才科学者2人の高度な状況判断により、自分達のうち1人の命よりも、”麦わらの一味”を生き残らせることを優先した形となり、その想いも背負って先の海に進む形にできます。
今の描き方では、リリスを救うことを最優先したアトラスの自己犠牲のおかげで、「ついでに助かった一味」にしかなっておらず、最終章に入って尚、ついでに助かってばかりで自分達では何もできねェのな…と思ってしまいます。ステラを守る約束さえ破ってるわけですからね。
もう最終章なんですから、ゾロには、ルッチとのチャンバラで苦戦などさせてないで、ナスと真剣勝負させてしっかりと退け、自分達の力で脱出する展開にしたほうが、よっぽど盛り上がるエッグヘッド編終盤になっただろうと思います。
アトラスの動きが理解不能
その後、ナスのもとへ向かうシーンは「動き」が端折られてる(ないし描き方がわかりづらすぎる)ため、何をやってるのかまるでわかりません。
このシーンのアトラスの動き、何をやっているのか理解できましたか?
ナスに対し真正面から立ち向かったところ、左腕を切り落とされ、「ドッ!!!」と衝突(ないし右腕で殴ってるか密着してる?)
この接近したコマで、アトラスが何をやってるのか全く読み取れないのですが、単に腕を切られた後の「間」として宙に浮いているシーンですかね?
で、そこから、切り落とされた左腕をバチバチさせながら、またナスの加速して正面(というか右腕側)に向かっていくのです。
これ、一度ナスの右腕側で「ドッ!!!」と接触した後、一周してまたナスの右腕側に向かってるってことですかね?
それとも、先ほど右腕に接触したままの状態で、さらに加速し、ナスを押し込もうとしてる感じですかね?
加速跡の軌道的にそうは見えませんが…
これだけコマとページを使って丁寧に戦闘シーンを描いておきながら、何をやってるのかまるでわからない上、その行動に何の意味があるのかまるでわかりません。
つまり、描く必要のない無駄ゴマです。
最初から真正面に突進していき(腕を斬り飛ばされながらも)押し込んで、サニー号から距離を取ればいいだけなのに、グイングイン軌道変えて加速して飛び回って、一体何がやりたいんだ…
「おれ達は飛び乗る」側だったのに、いつの間にか船を出す役を担うジンベエ
👇🏻このシーンの後に、
👇🏻これですよ?
わけわからんでしょう。
先ほどのアラバスタのシーンで言えば、「お前ら先行け!!! おれ一人でいい!!!」と言っておきながら、クロコダイルをちゃんと止めることなく、いつの間にかルフィがハサミの手綱を引いてたくらい意味不明な展開です。
状況も文脈も無視して巨大ロボに目を輝かせられる操り人形共
ロボを見たら男の子はみんな目を輝かせて歓喜しなければならない、という縛りにより、この状況でもバカみたいに喚起させられる作者の操り人形達。
麦わらの一味にとっての「大恩人」であるくまが瀕死状態で、エッグヘッドから逃がしてやると約束したベガパンクを心肺停止(というか死亡)に至らせてしまった状況というのに、そんな事実はなかったかのように、ロボを目にした途端、大歓喜リアクションをするよう調教されてしまいました。
エメトのツッコミキモすぎ
「オマエダヨウ!!」
キッツ…
隙あらば媚びてくんなよキモチワリィ…
「オマエダヨ!!」か「オマエノコトダヨ!!」でいいじゃないですか。
「オマエダヨウ!!」と無意味にコミカルにして空気読まずにこのタイミングで可愛さ押し出してきて、キモいんだよ、空気読めよという感想にしかなりません。
「スマナイ…ジョイボーイ…」と深い懺悔に暮れていたお前はどこ行っちまったんだよ。
依然放送を止めることに意味があると考えて必死になってるボンクラジイ共
「勿論だとも…すぐに止める!!」じゃねェんだよボンクラジジイ共キモいな。
もうとっくに終盤で、まもなく放送終了だよ笑
今更おせェんだよ。
何でスベり込みで間に合いそうなスタンスなんだよお前ら。お前らがバカ丸出しの失態続きで何一つ意味のある行動を取れずに翻弄される無能ジイだったおかげで、放送は順調に進んでもう締めの言葉に入ってんだよ。
「24時間テレビ」を止めるつもりで放送前からテレビ局に乗り込んできたものの、エンディングまで止められず、サライが流れてる状況で「勿論だとも…」「すぐに止める!!」とイキってるくらい滑稽です。
「すぐに」じゃねェよ、もうエンディングだよバカが。
逆に言えば、これだけ無能を晒して延々放送を阻止できずに、ほぼ完全放送されておいて、ほとんど意味のある情報(世界政府の悪事がバレるような秘密)が明かされてないんだから、むしろベガパンクの無能さ(ないし忖度)に感謝して、そのまま放置しといても何ら問題ありません。
こいつは読者へのネタバレ回避のために核心までは言わないよ。
だから安心してマリージョアに帰って「権力の間」で愚民共を騙し続ける話し合いしとけ。
噛み合わない会話しかできない2体の操り人形キモすぎる
今話で一番キモいのは、ルフィとエメトのやりとりです。
「ジョイボーイ ウレシイナ…マタ会エタ…!!」
「オマエダヨウ!!」
「先ニ行ッテ オマエノ敵ハオレノ敵 ウレシイナァ…マタオマエノ為に戦エル…!! ジョイボーイ」
「ジョイボーイガ危険 オレガ守ル…!!!」
ここまで言われているにも関わらず、「自分がジョイボーイと呼ばれている(巨大ロボは自分のことをジョイボーイって奴と勘違いしている)」ことに気づけない(理解できない)頭の悪さ、物分かりの悪さ、勘の悪さを発揮する「かつてルフィだった誰か」。
「おれの名前は モンキー “D” ルフィ ジョイボーイじゃねェぞ」とか「ジョイボーイって誰だ?」と鉄巨人に一言確認すれば済む話なのに、なぜか相手の話を聞くばかりで無視し続け、「いやァでも『守る』って言ってるな ジョイボーイってやつを!! 誰だ?」と巨人族側と会話する的外れっぷりを披露するシマツです。
本人に聞けよ笑
なんで巨人共に聞いてんだよ。
もう駄目だこいつ…
ニカになって知能という知能を完全に失っちまったらしい…
鉄巨人に直接質問して、そこを掘り下げ、認識の齟齬を修正させようとするとネタバレになってしまうから、そこを隠し続けるために、ルフィを超弩級のバカにして、延々作者の作為100%の見当違いなやりとりをさせるのです。
「ニカ」についてのボニーとの会話も終始こんな感じで、作者がまだ明かしたくない情報は、キャラの知能と意志を奪って「そこに触れさせない」描き方をすることで、ネタバレを防ぐという強引さ。
かと思えば、聞いてもない事を(読者に説明するためだけに)文脈無視で勝手にしゃべり出すバカもいるし。
だから作者一人で披露してる人形劇にしか見えず、キャラ達によって紡がれている物語に見えなくなってしまったんですよね。
決め台詞がズレてるため締まらない
ここもせっかくのアトラスの見せ場のシーンなのに、決めセリフがズレすぎているため、まるで締まりません。
「自己犠牲とは…」を「いや…」と否定してるのですから、続く言葉は「自己犠牲とは別の意味を持つ行動」でなければ意味が通りません。
「サービス」では、「おまけでやってあげること」のようなニュアンスがあるため、「(本来”麦わらの一味”の為にここまでやる義理はないのだが)自己犠牲を払ってサービスでやってあげた」という意味合いにもなり、「自己犠牲」を否定できる行動になっていません。
要するにこの会話、「自己犠牲(を払ってまで麦わらの一味を逃すというサービスをしてやる)とは…」→「いや…サービスだよ」と言っていることにもなるわけですね。
意味わからんでしょ。
もちろん「サービス」には「奉仕」という意味もあるのですが、(日本人からすれば)日常的に使われるカタカナ英語のため、「自己犠牲」という表現を否定した上で出す言葉としては弱く、バシッとハマらないため、「自己犠牲は自己犠牲やん」(否定できてないやん)というツッコミが浮かんでしまいます。
たとえば、助けてもらった一味が、アトラスに対して「なんでおれ達のために…!!(自己犠牲を払ってまで助けてくれるなんて)そんな義理はないはずだろう!!」と言ったのに対して、「ああ(本当はここまでする義理はなかいんだけど)…サービスだよ(受け取ってくれ)」というのであればわかりますが、ナスに対して、「いや」と否定した上で「サービスだよ」と返すのはやりとりとしてズレている。
見せ場シーンなのに、なんでこんなハマらない、締まらないセリフ選びをしてしまうのか。
ただ、じゃあ何と言わせればいいのか、というと適切な言葉が見つからないんですよね。
「奉仕だよ」「献身だよ」もしっくりこないし、「いや…本望だよ」くらいがギリギリありえるかな、という感じですが、いずれもわざわざ言わせる意味があるほどカッコいい決め台詞にならないため、ナスの前振り自体を変えるべきだと思います。
というのも、そもそもアトラスの行動について、五老星が挟むコメントとして「自己犠牲とは…」というのが無意味で不自然なため、描く必要がないからです。
「世界一の頭脳が”海賊”を守るか…」とか「奴らに何を期待してる」とか、アトラスが命を捨ててまで一味を逃がそうとした行動の真意にこそ触れるべきで、自己犠牲を払った行動に対して、「自己犠牲とは…」と感想を述べることに何の意味があるのでしょうか。それに対し、「いや サービスだよ」と訂正にならない訂正をするやりとりが無駄にしか見えません。
その他、「残す言葉はあるか?」とか「これまでご苦労だったな」のように、これまでのベガパンクの世界政府への貢献に敬意を払うか、労うような言葉もありかなと思います。
エメトのサイズ感が理解不能
この点、ツッコミ忘れていたのですが、1118話の時点で一度海に落とされて、これだけがっつりと海中に沈み、相当深層海底まで沈んで行ってるというのに、
1119話では、完全に海底に足が付いてるサイズ感なんですよね…
あんだけ深く(自分の体長の何倍もの深さに)沈んでたら、足がつくはずないのですが、飛行能力があって海底から浮き上がってきた感じですかね?
まぁ巨人族にせよ、五老星にせよ、とっくにサイズ感崩壊しているので今更ではあるのですが笑
まとめ
総じて、ニカボニーやニカの変顔リアクションと比べると、1つ1つの描写は全然マシではありますが、細々としたキモ描写の集合体ゆえ、結局「キモい1話」という感想でしかありませんでした。
まとめると、以下がキモいと感じたポイントです。
- 前回からの流れをぶった斬って、冒頭から3ページも既存情報の擦り直し回想を、おっさん2人の泣き顔と共にお届けされる。
- 自ら現場放棄して船を出せない状況に陥らせながら「早く船を出せ!!」とキレる無能戦闘員ゾロ。
- 船を出す隙はあったはずなのに、そのタイミングを逃してゾロに怒られ、一刻を争う事態だというのに、急に専門用語を使って不要な知識アピールによる長尺解説を始めるリリス。
- ナスを殴ることよりもリリスを殴ることを優先する(麦わらの一味の信用していない)アトラス。
- 味方側2人が瀕死(ないし死亡)の状況なのに、巨大ロボに目を輝かせて大喜びする操り人形共。
- 薄らサムいキモ媚びツッコミを披露するエメト。
- ネタバレ回避のために噛み合わない会話をさせられる操り人形2体。
- 演説の締めに入ってたかと思いきや、延々話題を変えて話し続ける、構成力皆無のおしゃべりクソジジイ。
- サクラとして招集された雇われ劇団員の大根エキストラのみなさん。
私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。
ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。
実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。
ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。
ニーズがあるからです。
上記の通り、最初は「史上最も好きな漫画」であったことから、(この先つまらないワンピースとして残りのエピソードが削られていくことに耐えられず)改善されることを願って批判をしてきましたが、もはや作品は崩壊し切ってしまったため、今は改善を期待しているわけではありません。
ただ、ワンピースという作品は、日本一売れている漫画だからこそ、熱量の高い(高かった)読者も多く、私と同様に「つまらなくなってしまった」と感じ、それを無念に思い、不満や釈然としない気持ちを抱えている読者の数も多いのです。
そういう方達にとっては、自分の気持ちを代弁してくれる記事や、自分の本音の感想をコメントして、同様の感想を抱いている方達と共有できる場には一定の価値があり、そうしたニーズに応えることにもまた一定の価値があると思っているため、運営を継続しています。
ニーズがあるからです。
ブログのようにテキスト情報だけ(それも超長文)だと、文章を読み慣れていない人にはハードルが高かったり、読む気にならなかったりする(実際、そのような声やリクエストがあった)ため、記事を動画化してYouTubeに投稿することにしました。
もっと批判や誹謗中傷コメントで溢れるかと思っていましたが、(ブログ読者の方に限らず、新規の方でも)共感し、更新を楽しみにしてくださっている方が相当数いて、ここにもニーズがあることがわかったため、運営を継続しています。
余計なお世話としか言いようがありません。
自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。
あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?
他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。
論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。
プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。
私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。
あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?
購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?
お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?
飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?
市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。
一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。
「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。
頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。
尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。
その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。
そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。
その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。
心配しています。
このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。
なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。
なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。
そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。
尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。
思いません。
「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。
少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。
読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。
ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。
ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。
私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。
そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。
作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。
ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。
というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。
それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。
煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。
えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。
たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)
また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。
記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。
色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。
それではこの私、YouTubeからきたにわかからのかいせつをします
ナミ
2年後・・・おっぱいばいんばいーんの痴女、そして腰の角度が???ってなるレベルでおかしい
そして今、さいしんのわんぴーすでは、なんかしらんけど、腰がすごいまがってる。
なにこれ・・・こんな読者に媚び売る様な女じゃないでしょ・・・アラバスタでの幸せパンチ♡
とは、全然違う、なんていうかあっちは自然な流れでやってたのに2年後はもはや、男性読者にかんぜんにやりにきてる。狙って・・・なんていうか、狙いすぎてやばすぎるレベルの狙いっぷり。
ww、なぁにこれぇ、って思ったんだもん。
そういえば、ナミはさ、こしめっちゃくそ曲がってんじゃん?
だったらさ、もしかしたら・・・また、何年後に!ラフテルで!とかなったときにさ、もうこしがまがりすぎて360°回転してんじゃないのwwwwwwwwwwwwwwwww
あ・・・はい冗談です、すいません、これを読んだ方すきなようにわたしにいってくれてかまいません。
でもけっきょくここに集まってるのって批判する人たちでしょ?だったらむしろうれしかったりします?ねぇ、ちょっとちょっと
痴女ワロス
アトラスの戦闘シーンって真正面に頭から突っ込んで押せばいいだけなのに、なんで腹パンしてるのか肩当ててるのかわからない謎シーンになってんの?
シャボンディ諸島とインペルダウンと頂上戦争編の面白い所を掘り下げてもらえませんか?
私としてはかなり好きな章でして、なべおつさんに面白さを解説していただきたいです。
ここにいる人はごはんが不味い定食屋があればブログ作って全メニューに批評し続けるような方ばかりなんですか?
読むに値しない漫画にフィルターをかけないのは何故ですか?
なべおつさんの記事がきっかけで昔のワンピースをアマゾンで見直してみたら本当に面白かったです。ありがとうございます。
900年ぶりに会えても「スマナイ」理由は明かさず
「マタ会エタ、ウレシイナ」「オマエダヨウ」
何をもってジョイボーイ判定なの?
ドンドットしてあひゃひゃしてる白い人間がいたらジョイボーイなの?
(ゾウの「ジョイボーイが帰ってきた」も意味不明だが)
900年生きてる人間がいるわけない前提として、
・「ジョイボーイの生まれ変わり」
・「ジョイボーイそっくりだ」
とかではなく「帰ってきた」「オマエダヨウ」
かと思えば「エメトいざってときだ」という900年前の本物の言葉を思い出し
「オマエノ敵ハオレノ敵」「オマエノ為ニ戦エル」「ウレシイナァ」
怖いよ笑
命令に忠実なターミネーターを作ったのかジョイボーイ。
そもそもロボなのか何なのかも明かさず(長らく放置して)
無能星と戦わせて破壊されても何の感情もわかないです。
そういえばヨークもエメト動いてることに驚きも言及もしないね。
ニカとジョイボーイをごっちゃにしてるのもややこしや。
何かで見たんだけど、尾田って編集に「アイディアを出すな」みたいに言ってるんだってな
そんなん言われたら、そら口出せませんわなw
どんだけクソみてぇな原稿渡されてもそのまま掲載しますわw
鬼滅上げではないけど久々に無限城読みたくなって見たら17巻一冊だけで、
柱がやられたり上弦倒したりさくさく話が進んで驚いた
ワンピースがいかに無駄な事ばかり描いてるか思い知らされる
来週こそが「真のクソ」だと予想。
こりゃもう~~~ファンはかわいそうに。
発狂するくらい設定が・・・・・・・・・・・・・・。
bkbk121
xc7cn9xo9b
なべおつさんの動画見返してたら連投荒らし湧いてたんで報告しておきますね。上のユーザー(bkbk121)の発言のあとちょいちょい下のユーザー(xc7cn9xo9b)が(bkbk121)をフォローするコメントをしてるので複垢を使った同一人物の可能性もあると思います。
今回荒らしを発見した動画は1119話です。特にxcさんに関しては他の動画でも見かける気がするので相当粘着していると思われます。。
エメトについて。
200年前に暴れてたロボを、なぜ破壊せず放置したのか?
900年前やら200年前やら、設定大丈夫ですか?
兵器は不発だったけど、200年前には使えたんやろ?
そして、ニカのドントットとやら。
うるさすぎてめちゃくちゃな環境になってないのか?
聞こえるやつには聞こえるのだとしたら、聞こえるやつは不幸きわまりないなw
ボケ老人ベガパンクが、「未来を結論づける。この世界は年表を流して終わる!」
そして2024年は年表と見開きの絵でダイジェストが続く。
で、打ち切りとかならヤバいwマジで天才やったってなるわ。
描写も下手でどういう動きしてるのか全然わからんし
引き伸ばしで進行しないのえげつないし
ワンピはジャンプで読んでるとよく「アニメ制作陣は大変なんだろうな」って思ってる
漫画というよりかはラフ絵など構想をメモした設定資料集を見ている感覚。
話の整合性はもちろんとれてないしキャラ大崩壊しまくりですがそれ以前に絵に惹かれなくなってしまいました。
構図やデカいコマでわかりやすく熱い戦闘シーンなど
ルフィのここぞという時の決意の表情、本当に大好きでした。
今のあっひゃっひゃルフィの決めシーンは嫌な意味で鳥肌がたちます。
今回の話ははサンジが特にひどかったと個人的に思うのですがキャラが(絶対とは言いませんが)しないであろう表情。リアクション。ブレまくりの影の斜線。なべおつさんも指摘していた引きの絵の多さ。漫画ってお話も大事だと思うんですが
絵はもっと大事なんじゃないんですか…
とりあえず尾田、お前船降りて休養しろ
ワンピースは引きのばしさえなければ神漫画だった
なべおつ~♥じゃあな!!追記ありがとう!!
今話は個人的には「お?ページも増えてるし(かつてルフィだった誰かが登場するシーンまでは)なかなか良いんじゃないか?なべおつさんも多分もったいない理由か台無しな理由ってタイトルつけるだろうな〜」って思っていたのですがキモい理由でしたか…w
前回と前々回が酷すぎたので錯覚しただけでした💦
なべおつさんの追記を読むまで違和感に気付けなかった自分の読解力の無さが情けない…。
今話で自分が感じた違和感は
・Dを名乗っただけで殺される時代があった→今までそんな描写なくね?
・ベガパンクの舌→シリアスなシーンだとどうしても気になる。
・シーザーが空白の100年について調べようとする者が現れないことを大喜びしていること→なんでシーザーが喜んでんの?
・鉄巨人の呼び掛けで自分がジョイボーイと呼ばれていることに気付かないルフィ→逆になんでそこまでしてルフィに自分がニカないしジョイボーイであることを認識させたくないのか。認識させたら不都合なことでもあるのか?自分の能力のルーツに興味を持たせることでラフテルや空白の100年にも興味を持たせることに繋がるのに。
・サンジのロボに目を輝かせるシーン→サンジそんなキャラだったっけ?
・アトラスが自爆して爆風を利用することでサニー号が海に届く→つまりリリスの計算が間違っていたってこと?
・世界にベガパンクが自分1人になったことに喜ぶ排便ちゃん→ノミノミの実の能力者である本体が死んだんだからお前1人がベガパンクの称号を持ってても天才的な発想は生まれないわけで、何を大喜びしているのか。というか天竜人になりたいんじゃなかったのけ?
・未来をこう結論づける→お前最初に結論から話すって言ってなかったか?!また結論を述べるの?!
自分はこれくらいしか違和感を感じられず、ルフィサイドに移るまでは「◯〜〜〜!?」とかも無かったので、まぁ最近の話の中では良い方なんじゃないか?って思ってましたw
なべおつさんがワンピ用のブログ新設してから丸二年経つんですかね?今週のワンピは(私 個人的には歴代最悪だと感じましたが)話の構成・キャラの感情・思考と行動・扉絵の展開に至るまでメチャクチャでしたが、ブログ立ち上げた当初は正直ここまで悪化すると予測されてましたか?
追記を読ませていただいたが、1120話もキモ過ぎですやん。
ジョイボーイと呼びかけられてルフィが「?」と振り向くシーンの表情とか。鈍感を通り越してただのクルクルパー。
「エッグヘッド編」がいらない理由。
・ボケたじじいの科学者が要領を得ない話をダラダラしているだけ。
・モブたちの寒いくそリアクション
・サテライトもセラフィムもモブ並みの存在感しかない
・新しい情報はほとんど出てこない
・五老星が無能星
・CP0も株を下げただけ
・映画のワンピース並みに本編ストーリーと関係ない
↑丸々すっ飛ばして新章から読んでも問題なし。
ギャグ漫画日和を真面目にシリアス漫画に直すと今のワンピになる
増田先生に失礼か
ギャグ日のが漫画として描けてるわな
尾田氏は「倒置法を使わないと〇んでしまう病」に罹ったようだね。
誤字対応ありがとうございます!
個人的にリリスのキャラデザは嫌いじゃなかったのですが、水平投射のコマで襟のツヤが咥えたタバコに見えるせいで目がキラキラしたサンジに見えてしまいました。
【不都合な真実】
なべおつ氏も我々も、大好きな前半より、後半に時間や思考を費やしてしまっている事実。
これを思うと、主にも申し訳なくなってきた。。後半は忘れ、前半をループする方が賢明なのか、、、
ベガバンクとかいう逆さキ◯タマ本当にムカつく。ダラダラ、ダラダラいつまでしゃべってんだよ。もうそれ聞いたよ!💢早く真相話せよ!💢
あとサテライトだっけ、これ6人も出す意味あった?単なる引き延ばし展開だろ。
今回のアトラスの役どころ戦闘丸で良かったんじゃね?
どうせ新キャラたくさん出しても使いこなせないで雑な処理するだけなんだよね。
(ほとんどモブ扱いじゃん)
キャラ増やしすぎ問題は尾田先生の悪癖。
ワの国も要らないキャラのオンパレードだったじゃん。あとベガバンクのデザイン気持ち悪ぃよ。
最近ハンターハンターを読んでいるが、この漫画は神漫画扱いしている人がいるが、自分はそうは思わなかった。確かに念の概念、細かな設定、緻密な描写などすごいところはあるが、おかしいと思ったのは幻影旅団の扱いである。
作者の意図としては幻影旅団をかっこよく描きたいのだが、どう考えても彼らは人を殺しまくっているので、いくら仲間思いでも彼らに全然共感できなかった。
ネタバレになるが、パクノダがクロロを取り返すために人質交換に応じて一人で来たということをセンリツが説明するシーンがあるが、これも全然共感できなかった。作者としては幻影旅団を完全な悪として描きたくないからこういう描き方になったと思うが、幻影旅団についてはただの悪にしか見えなかった。
ワンピースで言えばアーロンやドフラミンゴも仲間思いであるが、彼らは完全な悪として描かれていたので納得がいったが、幻影旅団を本当に非情な集団として描かない描き方は納得がいかない。
善悪の描き方としては昔の尾田先生の方が冨樫先生より、ちゃんと描いていると思う。
W7編の時はルッチが人の心がなさすぎてそんなに好きなキャラじゃないと思ってたのですが、今の劣化しまくったクソダサいルッチを見ていると、あれっ自分2年前のルッチ実は結構好きなキャラだったのかも…と思い直しました。2年前のルッチの方が冷酷だけどはるかに悪役として筋の通ったカッコいいキャラでしたよ…今のルッチはライバルキャラとしても悪役キャラとしても中途半端です。こんなことならエニエスロビーで死なせてやった方がマシだった…
追記おつです!
アトラス背後から現れてるのにリリスの振り返りもなく正面から殴られるシーンも違和感でした。初見では後頭部を殴ってるのかと思いましたが次のコマが仰向けで気絶だったので。動きが描けなくなってる(修正できない)のですね。
最後アトラス斬られるとこも小さい潰れコマで残念。
どこ斬られてるのかわからず(首?)ボカーン。
そして左手欠損に謎のこだわりみせるの何なんですかね笑
無能戦闘員ゾロの指摘はさすがすぎるというか、ここのコメントよく読んでるんですが、ここまで詳細な指摘はなかったかと…
これ週間だから前の週の記憶薄れてるけど、単行本で読んだらやばいだろ…
ベガパンクの放送にしろ、戦闘シーンにしろ繋がりがおかしすぎる…
そもそもサテライトは「パンクレコーズを通じて体験と知識を同期している」という設定でしたが、サテライトが他のサテライトを監視できるという設定はなかったはずです。監視というのは盗聴しているということなのか、見張っていることなのかわかりませんが、いずれにせよアトラスがリリスを殴ればそのことをヨークが不審に思わないはずがないので、何でヨークはそれがアトラスの自作自演だということに気づかないのか?ナス寿郎もそれを見ていたならそれを不審に思うはずです。
「鉄の巨人族~!!?」じゃないんだよ…
威厳もなにもあったもんじゃない。仮にも命のやり取りをしてる状況で、あんな無邪気な反応してるのは本当に狂気を感じる。巨人族ってもっと厳つくて威厳のある奴らだと思ってたんだけどなぁ…冗談じゃなくマジでニカに洗脳する能力でもあるんじゃないか?
エメトやボニー、巨人族がジョイボーイやニカと呼称しているのにルフィが頑なに触れないのが、本当にワンピースの気持ち悪い部分です。
普通は「俺のことか?」「誰だよそれ」などと返して「昔、俺の仲間だったやつだ。お前は彼に似ている」「お父さんから聞いた伝説の戦士だ」「エルバフに伝わる神だ」みたいなやりとりがあるはず。
その上でルフィが「そうなのか。誰だか知らねーけど、俺は俺だ」みたいにアイデンティティを主張するならまだわかります。
なぜ、頑なに聞こえていない、理解していなていで、無視させ続けるのでしょうか。
ギア5についてはルフィが自分でも何だかわかってないから(意図的に編み出した形態じゃないから)作劇の都合上、触れられないということでしょう。
・ギア2 蒸気機関から着想を得たのか、体をポンプにする発送をルフィが思い付き、CP9に対して実践
・ギア3 同時にゴムの性質で他に何かできないかと考え、骨を風船にする発想
・ギア4 筋肉を風船にして、更に覇気を加える
これら全ては、ルフィ自身が考案(裏で実験や改良もしてたのかも)したものです。ルフィは基本的に内面描写がないので分かりませんが、ルフィなりに考えて行き着いたものだと思われます。特にギアが初登場したW7編はメリー号の件等で、ルフィの内面や心理描写が強く描かれたエピソードです。初めて船長の重責に触れ「重い」と弱音とも取れる発言をしました。ギア2発同時にも「仲間を失わないために技を考えた」という強い意志を表明しています。
ルフィは戦闘センスがユニークで、実在のモノから着想を得て銃や斧などを表現し、自身の技に応用します。ポンプや骨風船などもこれの派生です。
しかしながら、ギア5だけはルフィが意図的に考案したものじゃなくて、一度死んで?から自動的に覚醒したものです。そこに本人の意思は介在していません。
勿論、心身が極限まで鍛えられたことや、ワノ国を守りたいという強い意思が要因となっているとは思われますが、それらはあくまで覚醒に至った経緯です。
言うなれば、ゴムゴムの実に付いてるオプション機能が自動的に発動し、その能力自体はルフィが考案したものでなく、元からあるプリセットみたいなものです。
これは、ニカ形態に魅力を感じない大きな要因のひとつですし、よく言われるように「ニカに乗っ取られてる」と受け取られてもおかしくない要因でもあると思われます。
勿論、シリアスなシーンでアホ笑いしていること、後付け感が強いことなど、飯を食えばエネルギーが回復するのでリスクや緊張感が低いことなど(これについては他のギアでも深刻なリスクがないので今に始まったことではないですが)、魅力低減の理由は多岐にわたります。
ギア5についてはルフィも”自由な姿”とだけしか認識しておらず、心臓の音が面白いくらいの感想しか抱いていないので、説明できないのは当然です。
逆に、この話題が深掘りされてニカやジョイボーイに関する情報を他者がルフィに提供してしまえば、ルフィのアイデンティティが削がれること、空白の100年の核心に触れてしまうことになるので(作者的に)それはできません。なので、不自然にはぐらかす(正確には作者によってはぐらかされてる)わけです。
何回か、ニカの問題点についてコメントさせていただいておりますが、最近はもうストーリーや作中の設定はどうでもよいからせめて、戦闘だけでも面白く書いてくれと思ってます。けど、こんな状況では魅力的な戦闘が描けるわけがありませんね。
当人の”意思”みたいなものが魅力に繋がると思います。
ゾロが鉄の呼吸に気づくシーンやウソップの「仲間の夢を笑われた時だ」みたいな熱い展開はもうないんでしょうね。
「お前はもう…俺についてこれねーぞ…」「俺の技はみんな…一段階進化する」「ギア セカンド」のルフィ帰ってきてくれ…
夢野カケラ「謎の来訪者に興味がある人はいるのか!?」
尾田栄一郎「Dの謎に興味がある人はいるのか!?」
前者は打ち切られてなかったら次話で明かされてただろうけど、後者は20年ほど(現実世界で) 引っ張り続けてるのに打ち切られないんだよなぁ
確か最初にDの概念が最初に作中に出たのドラム編辺りのくれはのセリフでしたよね?そこから10年ぐらいならまだストーリーの面白さで良い意味で焦らされたのですが
まさかそこから更にに10年引っ張るとは思いませんでした…ワンピースの正体は仕方ないにしても同じ謎に20年以上興味を持ち続けられる読者の方はいるのでしょうか?
ベルセルクとか長期休載していた作品なら仕方ないですが下手したら100巻以上音沙汰無しになりそうですね…
ベガパンクの演説から天才キャラを感じられないのですが…
頭良い人って要点まとめて筋道立てて話すのが上手な印象だけど、このじいさん、緊急事態で妨害の恐れもあるという逼迫した状況なのに妙に大袈裟な表現を多用しながら話すのが多いというか…
なべおつ氏が指摘されている通り話題の流れもフラッフラ
自分が聞いてる側だったら、「御託はいいからこれから何が起きるのかさっさと言えっ…!」てなりそう
仰々しいスピーチはもうナレーションで済ませば良いんとちゃいますか
1120話、序盤5ページだけでこの追記量よ笑
これ1120話動画化したらいったい何分になるんだ…
とりあえず追記お疲れ様です
信者に持ち上げられたい、考察者に考察されたい、読者を引っ張りたい
これらに重きおきすぎてて漫画の描き方忘れてる感じするな
「ゾロとナスの決着ってどうなったんだっけ?見逃してたっけ?」と思っていたので解説していただいて助かりました。
一つ一つは大きくなくても、こういった小さなストレスがどんどん積み重なっていって辛いです。
でも好きなキャラがいるのでストーリーはギリ追いたい。
なんか好きなキャラクターを作者に人質に取られているような気持ちです。
1121話は「悪」かな?
ロボットの技に目を輝かしてるサンジに違和感。キャラ変わってないか?サンジもかつてサンジだった誰かですね。
なぁにこれぇ
いつまで味のしないガム噛み続けなきやいけないの?
もうこれ拷問だよぉ…
マジで何で尾田はこんなに漫画描くの下手になっちまったんだ?
アラバスタや空島を描けてた頃の尾田はどこへ行っちまったんだ?
今のワンピは本当に尾田が描いてるのか?
それとも昔のワンピは尾田が描いてなかったのか?
子供がお人形をたくさん並べて「シューー!ドゴーン!」とひとり遊びしてる様相になってるけどいいんですかね。
気の向くままに人形を配置して掴んでは戦わせ飽きたら投げの繰り返し。
まあたしかにやりたかった子供の自由さになってるけど…。
2年間の修行編の描写割愛を除けば、尾田先生が冒険を描写に残したのは、実質数か月という事実。
約27年の連載かつ1100話以上使って、数か月しか進んでいない漫画も相当だと思う。こちかめ等の一話完結系ならともかく、物語が時系列に沿って進行していく漫画なのに、このテンポの悪さはしんどい。特に最近の停滞ぶりは、予想屋に展開予測されて再構成でもしているんじゃないかってくらいテンポが悪い。
2019年に後5年発言をしていたけど、ということは、大体何話でどのように終わらせるかは、少なくとも5年前には尾田先生の頭の中にはあったはず。でも、予定の5年は過ぎようとしているし、2019年頃には考察系ブームなんてのはなかったから(一部のブロガー、コンビニ本や極少数のyoutuberくらい)、2021年頃からの考察ブームで、結末や展開でも変えたんかね。
自分が小学校低学年のときに始まった漫画が、まさか30代中盤に差し掛かっても連載しているなんて思いもしなかったよ。
ゾロまで「かつてゾロだった誰か」に変貌してしまい、
麦わら海賊団はかつて麦わら海賊団だったゴースト船となり、
ブルックの何周目かわからない輪廻の海を航海しているという物語でしたっけ?
ブルックが主役でしたよね確か。
なべおつさんの全校集会の例え、素晴らしいですね!
「Dが何を表してるかを隠したまま、誰がDだと言い続ける事がどれだけ的外れか」は私も何かに例えて言いたいとずっと思ってたのですが、めちゃくちゃ分かりやすかったです。
しかし、SNSやまとめでは「ええーっ!クローバーもDだってー?!やっぱワンピ深いわ。。おだっち天才過ぎだろ」というモブみたいな読者がいっぱいで。。
こりゃ一生改善されねーわ、と思いました(笑)
そういう時代なんでしょうね。
かつでゾロだった誰かw
あくまでプロの編集としてのプライドはないんかね。方針に対して恐れ多くて意見できんとかならせめて以前の描写と矛盾が起きた場合に指摘するくらいはあってくれよ…
自分がベガパンクだったらこんなダラダラ関係ない話を放送しない。怖くて出来ない。
死後の配信という「反応が見られない」ものの内容でしかも録画なんだから、絶対に危機的状況が人々に伝わるように文章を考える。
世界の人々の立場を考慮した時、まず結果から伝えた”海に沈む”という現象に「どう対応すればいいのか?」を発表する。でないと世界が沈むと聞かされてから大昔の戦争や伝説を語られても、頭に入ってこないじゃん。
解決策が無いなら無いで標高の高い島を紹介したり、それこそ自前の発明品を世界に配って出来る限りのことをするようにすすめる。
海賊王やニカやジョイボーイなんて、大衆から見たら犯罪者と知らない昔話でしかない。歴史から消されてると分かってるなら尚更、混乱させるような情報は伏せる。だって一般人に必要ないもんその知識。それは『読者』しか完全に把握できないんだからさ。。
彼は事実を淡々と語るだけでいい、海賊王の謎やニカを解き明かすのは主人公たちがやればいい。
メタいんだよ。読者の方ばっか見てキャラがおかしくなってる。大衆は大混乱で一味は興味ないこの状況が完全にリアリティとは真逆で意味分からん。誰もそこに生きてない。