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【ワンピース】2年後の「覇気」の設定はどうすべきだったのか?

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2年後の「覇気」の設定について意見を求められることが多かったので、私の考えをまとめておきます。

結論から言うと、

  • 「武装色」「見聞色」という色分けは不要
  • 通常の覇気と「覇王色」だけでよかった

(その形で描いて欲しかった)という立場です。

なぜなら2年後、ルフィ達が最終章(エッグヘッド)に入るまでに直面したロギアは

  • ヌマヌマ
  • ガスガス
  • ユキユキ

だけであり、覇気がなければ詰んでいたのはヌマヌマ(カリブー)とガスガス(シーザー)だけだからです。

この2つも何かしら弱点つく戦い方は考えられそうですが、そうしてバトルが複雑化するのが嫌なら、ルフィ含む主力については「覇気」を磨いて纏う方法を身につけさせ、ロギアにダメージが入れられるようにすればいい。

「覇気を纏えばロギアにもダメージが伝わる」というのは理屈として理解できるので、その設定だけあれば十分で、「武装色」なんてダサい名前や「見聞色」なんて違和感のあるネーミングなどしなくても問題なく成立させられたはずです。

覇気がなければ詰むロギアは?

「前半の海」で歯が立たなかったロギア達は、以下の形で対抗が可能です。

  • ヒエヒエ
    →「火拳銃(レッドホーク)」や「悪魔風脚(ディアブルジャンブ)」「炎貝(フレイムダイヤル)」の活用。
  • マグマグ
    →「水ルフィ」や「天候棒(クリマタクト)」の活用。
  • ピカピカ
    →これだけは覇気が必要ですが、光を取り込む「灯貝(ランプダイアル)」や鏡を利用して行動を制限したり、海水や海楼石を活用したりする形でも処理できる。そもそもルフィと黄猿をぶつけずに、黒ひげに倒させる道もあるし、展開次第では黒ひげと共闘して倒す道もあります。

    黒ひげの「ヤミヤミ」の能力は、初登場時は相当驚異に思えたし、ロギアへの対抗手段としても秀逸で面白く、その戦闘が描かれることを楽しみにしていたのに、「武装色」の導入によってほとんどその真価を発揮することなく他の凡百の能力と変わらない扱いになってしまったことが残念でなりません。“ヤミヤミ”と“グラグラ”を手に入れた時の脅威や絶望感を返してくれ。
  • モクモク
    →これも基本は覇気で対処する必要がありますが、海楼石やダイアルの活用でも処理することは可能。

つまり、物語上(2年後に新世界を進む上で)ロギア対策として覇気が必要となる(覇気がなければ詰む)のは、

  • モクモク
  • ピカピカ
  • ヌマヌマ
  • ガスガス

の4種類だけであり、ヌマヌマ(カリブー)など特に存在意義もないのですからキャラごと排除すればいい話で、実質3種に過ぎないわけです。

これら3種のために、「武装色」「見聞色」という違和感のある名前の属性を追加して、戦闘を複雑化しながら大味化する必要が果たしてあったのでしょうか。

私は「なかった」と思います。

武装色・見聞色が不要だった理由

上記3種への対抗なら「通常の覇気を纏うことでロギアにもダメージを与えられる」という設定だけで十分クリアできます。

なんなら、覇気は「覇王色」のみにして、ロギアへの対抗は(弱点を突く以外は)覇王色持ちのみ可能にする、というパターンもありかもしれません。

ルフィは2年間の修行で「覇王色の覇気」の扱いを身につけ、他のクルー達は

  • ロギア以外の強者達を倒すために力をつける勢(ゾロ、サンジ、フランキー)
  • ロギアに対抗できるような戦略を考える勢(ナミ、ウソップ、チョッパー、ロビン、ブルック)

に自然と分かれて修行していたことにすればいい。

実際、結局「四皇戦」も「大将戦」もルフィ1人にやらせているのだから、現時点でゾロ、サンジに「武装色」を身につけさせた意味すらありません。(武装硬化によって攻撃力が増した「ことにしているだけ」です)

「見聞色」が必要な戦闘など皆無であり、作者自身もうまく使いこなせない無駄な設定が増えただけ。(サンジは見聞色が得意なんて設定もまるで生かせていません)

そもそも「覇気(あふれるばかりの意気)」に「見聞」という属性があること自体、言葉の意味的にしっくりこなくて違和感があります。

故に、「武装」も「見聞」も不要だった、というのが私の結論です。

では、具体的にどのような設定にすれば良かったのでしょうか。

覇気の設定はどうすべきだった?

私の考えは以下の通りです。

  • 「覇気」
    誰もが内に秘めていて、修行することで扱えるようになる(ただし過酷な修行ゆえ、誰もが簡単に扱えるようになるわけではない)。纏うことでロギアにも攻撃が効く・あるいは攻撃を防げるようになるが、覇気の強さがそのまま攻撃力・防御力となるため、強敵ロギア相手には万能ではなく、同時に弱点を突く戦術も重要となる。
  • 「覇王色の覇気」
    通常の覇気の中でも「王の資質」を持った者だけが発現できる特別な覇気。コントロールできるようになれば、雑魚敵を一掃できるほどの威圧力を発揮できる。通常の覇気の何倍もの圧力と強度を持つため、纏えるようになれば、大将や四皇の防御力をも貫く破壊力を得る。

これを基本設定にすれば、

  • 覇気は一部の強者(一味ではルフィ・ゾロ・サンジなどの主力)しか扱えない。
  • 覇気はロギア対策として万全ではない。(相手の覇気が圧倒的だった場合、実態に触れられても攻撃は通らない)
  • ゆえに能力の弱点を突くことも重要(「海楼石」や「ダイアル」の活用も重要)。

ということにできるため、「新世界編」以降も一味の主力以外は「能力の弱点を突く」ことの重要性を理解した上で、戦闘のサポートに回るような、(ただルフィが武装硬化で殴ればいいだけの単調な戦闘ではなく)頭を使った多彩な戦闘シーンが描けるようになります。

ナミの天候棒にダイアルを搭載すれば「炎」「熱」「水」「雷」「風」などの属性を扱えるようになり、赤犬戦も青キジ戦も弱点を突くサポートができますし、「灯貝(ランプダイアル)」は「光」を取り込む習性を持つため、黄猿相手にはこれを使った戦闘を考えることもできます。

ウソップはそうしたダイアルを使った戦闘方法を考えればいいし、フランキーは「炎」「レーザー」、ブルックは「氷(冷気)」の属性を扱えるのだから、それだけで(覇気が使えなくても)十分ロギア対策は考えられるでしょう。

何より、2年前に「黄猿」「戦桃丸」「パシフィスタ」に一味全員が手も足も出ずにやられてしまったのだから、2年間の修行期間では、それぞれが(最低限)こいつら3名を倒すための戦略や対策を考えて修行して然るべきだと思うんですよね。

「自分は覇気を身につけることはできそうにないが、また黄猿と直面した時にルフィのサポートができるように、光に対抗する方法を考えよう」とか「覇気が強過ぎてダメージが与えられない強者と相対した時に、能力の弱点をつける手段を用意しておこう」のように。

もっと言えば、「能力者は海が苦手」という大前提の弱点設定があるのだから、海楼石やダイアルなどなくても(覇気を使えない者達は)まずそこを突いて対抗する方法を考えるのが自然だろうと思います。

「海水」を使って能力者を弱らせる方法を考え、いつでもサポートに入れるようにしておけば、どんな強力な能力者が現れようとも対抗する術はあるわけです。たとえばフランキー将軍なんて、あの巨体の中に海水を仕込んで放出できるようにしておけば、大抵の能力者は無効化できるでしょう。

そうしたバトル描写や展開が面白いかどうかは別として、ロギアに歯が立たずに何度も敗北してきたのであれば、そうした対抗策を考える方が、「武装色」や「見聞色」なんて新たな色を追加するよりも、よっぽど理にかなってるし「普通」の発想だと思うわけです。

「通常の覇気」と「覇王色の覇気」の2つだけあれば、「前半の海」との整合性を維持しながら、「新世界編」のバトルも大味化させずに、頭を使ったバリエーション豊富で見応えのある戦闘シーンが描けたはずなのです。

心網(マントラ)について

ちなみに、「見聞色」については空島で描かれた「心網(マントラ)」の別名だから、早い時点で構想があったと考える人もいるかもしれません。

私は「新世界編」に入る前に(頂上戦争〜女ヶ島編あたりで)覇気の設定を決める際、「伏線すげぇ」と言われるために思いついた作者のこじつけ(後付け)だと思っています。

空島のマントラは、空の者達(特殊な修行や習わしによって悟りを開いた者達)のみ使える能力(稀に生まれつき身についているアイサのような特異体質の者もいる)という設定で何ら齟齬は生まれず、「覇気」の一つに含める必要などありませんでした。

実際、戦闘描写において「攻撃をかわす」ことなど「見聞色」に頼る必要は一切なく、あの能力は「空島編」の特殊な環境や、神や民族性のテーマがあったからこそ映える設定だったため、それを青海での通常の戦闘に取り込んだところで、扱えきれずに終わるのが目に見えています。

超人的な身体能力で高速移動できる連中ばかりの戦闘において、「先読みができる(から躱せる)」なんて設定を追加しても、ただバトルを説明的にしてテンポを悪化させるだけの邪魔な要素にしかならなりません。

新世界編の展開

では、上記の覇気設定を前提に「新世界編」をスタートした場合、どのような展開になるのかシミュレーションしてみましょう。

2年後シャボンディ

  • パシフィスタ
    →覇気の纏い方を覚えたルフィ・ゾロ・サンジが、2年前よりも大きく破壊力を増した攻撃でパシフィスタを粉砕。
  • 戦桃丸
    →(この先活躍の場がないので)ここである程度しっかりと戦闘描写を入れて、ギア2(+覇気まとい)で2年前の雪辱を果たしておく。

魚人島

  • ホーディ
    →ギア2(+覇気纒いで強化)
  • ノア
    →ギア3(+覇気纒いで強化)

パンクハザード

  • スモーカー
    →ギア2+覇気まといで2年ぶりの対決(今後活躍の場がないので、ここで覇気を使った戦いを描き、わずかにルフィを優勢に描いた上で痛み分けにしておく)
  • シーザー
    →ギア2&3+覇気纏いで撃破
  • モネ
    →ゾロが覇気を使わずに勝利(もしくはウソップの“炎貝”やフランキーの火炎放射でサポートしながら、チョッパーやブルックに戦わせるパターンもあり)

ドレスローザ

  • チンジャオ
    →覇王色のぶつかり合い+覇気纏いの戦闘。(覇王色持ちが多すぎるので覇王色同士の戦闘にはせず、通常の覇気使い同士の戦闘で済ませるのもあり)
  • ドフラミンゴ
    →ギア2&3(+覇気纏いで強化)からの、ギア4で撃破

ホールケーキアイランド

  • クラッカー
    →ナミが天候棒で雨を降らせてサポートしながら、ルフィがギア2&3(+覇気纏いで強化)もしくはギア4で撃破。
  • カタクリ
    →ルフィがギア2&3(+覇気纏いで強化)やギア4の変形型で撃破。カタクリの「未来視」は不要。
  • ビッグ・マム
    →ルフィがギア4で立ち向かうも攻撃が効かない。(四皇レベルには、通常の覇気纏いではダメージを与えられない現実を知る)

ワノ国

  • カイドウ初戦
    →ルフィがギア4で立ち向かうも、やはり攻撃が効かずに敗北。その後「覇王色」を纏う方法を身につける。
  • ビッグ・マムとの再戦
    →「四皇は全部おれが倒す」と言わせた手前、ビッグ・マムとの戦闘を避け続けるのはルフィらしくないので、ホールケーキアイランドではまともに戦えなかった雪辱を果たすため、身につけたばかりの「覇王色」纏いでビッグ・マムに挑み、手応えを得る。(途中で邪魔が入り決着までは描かず)
  • カイドウ2戦目
    →鬼ヶ島上陸後、覇王色纏いのギア2、3、4でバトル。ダメージは通るものの、カイドウが堅過ぎて致命傷を与えられない。最後の力を振り絞って覇王色纏いのギア4で攻撃しようとしたところ、CP0の邪魔が入り、カイドウの攻撃が直撃してルフィ敗北。(覚醒の条件は要検討だが)瀕死になったことで能力が覚醒し、ギア5に到達(“ヒトヒトの実”やニカの設定は丸々カット)
  • カイドウ3戦目
    →覚醒によって周囲にゴムの影響を及ぼせるようになり、カイドウを翻弄。(たとえば地面や岩をゴムにして体全体に反動をつけながら加速して攻撃するなどで破壊力を高める。決め技は要検討)

エッグヘッド

  • パシフィスタ
    →シャボンディ諸島同様にワンパン(今更こいつらに手こずる意味がわからない)
  • セラフィム
    →存在自体不要
  • ルッチ
    →存在自体不要
  • 黄猿
    →(2年前から100倍強くなったと思っているルフィは)まずはその実力差を測るために、ギア2&3(+覇気纏いで強化)やギア4で力試し。しかしダメージを与えらないため、黄猿(大将)も四皇レベルの強さであることを確信し、覇王色纏い&ギア5による戦闘に切り替える。これで黄猿にダメージが通るようになり、黄猿はその成長ぶりに驚き、ルフィを四皇として認める。

こんな感じで描けば、「武装色」「見聞色」(というネーミングや描写)などなくても、新世界の海は問題なく進められたはずです。

「前半の海」との整合性について

また上記の設定であれば、「前半の海」との整合性についても、ある程度許容しうる説明が可能になります。

たとえば、

  • クロコダイルは“覇気”を知らなかったのか?
    →もちろん知っていたが、“偉大なる航路”の入り口にいる当時懸賞金3,000万ベリー程度のルーキーが覇気を扱えるはずがなく、実際に扱えていなかったので、(覇気について特に触れる必要はなく)ロギアである自分に攻撃を当てることのできない雑魚として扱っていた。また、クロコダイルの戦闘スタイルは「打撃」ではなく能力(砂)を使った遠隔攻撃や義手フックなので、ルフィ相手に覇気纏い(武装色)を使うこともなかった。
  • 頂上戦争編での白ひげ、マルコ、ビスタの“覇気”による攻撃描写はなんだったのか?
    →ロギアである赤犬・青キジに対して、覇気を纏った攻撃をしたものの、大将クラスは纏っている覇気が強い(=防御力が高い)ため、はっきりと実体を捉えた攻撃としてダメージを与えることはできなかった。

といった説明です。

前者については、仮に今のルフィが、“偉大なる航路”入り口付近で3,000万ベリー程度の「口先だけのルーキー」に出会い、戦うことになった際に、わざわざ覇気を使ったり覇気について説明したりするか、と考えると許容しやすいかと思います。(ルフィの性格は置いておいて)それだけの実力差のある相手であれば、普通に覇気など使うことなく、それに触れることもなく、余裕綽々で応対するだろうと思うので、クロコダイルが「覇気は使えるけど使わない(覇気について特に触れない)」ことは「あり得る」と思います。

もちろん、覇気自体が後付けでしょうから、実際は「覇気は使えるけど使わなかったし触れなかった」わけではなく、「当時覇気の設定がなかったから覇気の話は出てこなかった」というのが正しいでしょう。しかし上記の覇気の設定であれば、一応の整合性の取れる説明(言い訳)は可能となります。

しかしこれが「武装色」「見聞色」という設定があったことになると、少なくともクロコダイルは「見聞色」を使えなかったことになりますし、頂上戦争では「武装硬化の黒塗り描写がされてなかった」ことや「武装色の攻撃で体を貫いたり斬り裂いたりしてるのにダメージ判定が曖昧なこと」に対するツッコミが生じてしまいます。

まぁ頂上戦争については、その時点で覇気の設定が固まっていなかった(もしくは作中できちんとした説明をしていなかった)から、「ルフィや読者達はよくわかっていない“覇気”を使った戦闘が世界の強者達同士では行われている」ことが伝わればいい、といった理由で、あえて曖昧な描写にしたという捉え方もできますが。

いずれにしても、「武装色」「見聞色」なんて色分けはない方が、「前半の海」との整合性は取りやすく、「新世界編」のバトルも大味化させずに面白い能力者バトルを描くことができただろうにと思います。

私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。

ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。

実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。

ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。

余計なお世話としか言いようがありません。

自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。

あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?

他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。

論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。

プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。

私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。

あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?

購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?

お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?

飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?

市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。

一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。

「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。

頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。

尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。

その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。

そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。

その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。

心配しています。

このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。

なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。

なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。

そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。

尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。

思いません。

「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。

少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。

読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。

ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。

ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。

私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。

そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。


作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。

ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。

というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。

それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。

煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。

えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。

たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)

また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。

記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。

色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。

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匿名
匿名
5 ヶ月 前

あと思ったのがあれだけワノ国で「流桜」という覇気の究極系みたいなのが出たと
思ったら「実はゴムゴムの実じゃなくてニカになれる最強の実でした」とか最悪です

ドラゴンボールを読み込んでいたのならレベルアップして強くなるのが分かるでしょ
例えば界王拳を10倍までやり、それでもフリーザに勝てないということで髪を脱色させて
あの超サイヤ人という境地に至ったことで、当時の読者は不満どころか称賛の声でした

ところがワンピースは読者にルフィが試行錯誤で覇気を強化し、ギア5はゴムの力と
覇気を組み合わせて戦うかなと思わせておいて、実は食べたのは神様になれるチートとか
最新話も立ち読みで追っていますけど、ニカは常になめプレイで戦う、これは面白くない
バトル漫画なのに緊張感がなく、作者が都合の良い展開でルフィをピンチや勝たせればいい
これじゃ予定調和のバトルで、主人公がピンチをどう克服するのかも読者はワクワクしない

なろう系でもニカルフィと違って主人公がチート能力を使う際にニヤニヤしないんですよ
ワンパンマンもですが敵も圧倒的に強いし、そこをどう魅せる点ではワンピより優れている
なので主人公がニカになるよりか、覇気のエネルギーを流し込んだゴムの体によって誰よりも
光速で移動し、そして自然系でも覇気によるダメージを与えるとか色々あったと思いました
結局ゾロやウソップなどの無能力者を覇気で強くさせると考えているならルフィもそれやれと

ホント途中で消えた「道力」みたいに死に設定になってしまったなと思います

匿名
匿名
6 ヶ月 前

覇気の設定が練られていないのは、尾田先生の研究不足が原因だと思うんですよね。

例えば、ジョジョの波紋、ハンターハンターの念(オーラ)、ドラゴンボールの気などは、
作者が「昔から研究されている現実に存在する概念」(気や気功、オーラなど)についてしっかり研究し、それを漫画用にデフォルメしたからこそ、リアリティーを持ち、人を惹きつける設定になったと思っています。

それらと違って、ワンピースの覇気の設定が練られていないのは、恐らくですが、波紋や念と違ってそういった「古くから研究されている現実にに存在する概念」に関する研究をせずに、漫画を基にして覇気の設定を考えたからでしょうね。

覇気の件に関しては尾田先生が漫画を、そして実在するものを舐めていたんだと思っています。

Last edited 6 ヶ月 前 by 匿名
匿名ら
匿名ら
6 ヶ月 前

ワンピースの「もう手遅れ感」って
異常だよね。
職場でも自己中な人は詰みやすい。

匿名
匿名
6 ヶ月 前

VSカイドウのニカの設定は無しで、覇気を纏うのみで倒せば良かったのにと思う。

ルフィが覇気を纏うことを習得

それでもカイドウの覇気の方が強いので攻撃がほとんど効かない

ルフィが覇気を拳に一点集中すれば攻撃が通ることに気付く

カイドウは、ルフィが拳以外が手薄なのでカウンター狙いで攻撃する

ルフィは体への攻撃が当たらないくらい遠くから手を伸ばして攻撃する
みたいな展開ならゴムゴムの能力の特性も使ってるし、一応能力バトルですって言えると思う。
覇気を纏うのと一点集中させるのはハンター×ハンターの念の「纏」と「硬」のイメージ

匿名ら
匿名ら
6 ヶ月 前

当時、まず覇気というネーミングがダサイし、「練り込んでない中途半端な設定」という印象だった。
(効いてるんだか効いてないんだか…)
(殴られて発現とかハンター念かよ…)

「シャンクスレベルになると使える能力」くらいの設定にして、安売りしなければよかったのに…

匿名
匿名
6 ヶ月 前

見聞色に関してはソニアの「右足(アニメでは左足)の蹴り」という描写についても触れて欲しかったです

尾田くん
尾田くん
6 ヶ月 前

>頂上戦争編での白ひげ、マルコ、ビスタの“覇気”による攻撃描写はなんだったのか?
→ロギアである赤犬・青キジに対して、覇気を纏った攻撃をしたものの、大将クラスは纏っている覇気が強い(=防御力が高い)ため、はっきりと実体を捉えた攻撃としてダメージを与えることはできなかった。

当時から疑問に思っていたのですが
白髭の薙刀攻撃→青キジが無効化
ダイヤモンドジョズの不意打ちタックル→青キジが「ツー」と血を流す強調

ビスタ・マルコの覇気→赤犬が無効化
白髭の不意打ち→赤犬にダメージ

尾田っちも当初は不意打ちへの覇気攻撃はロギアでも対処できない構想だったのでしょうけど、ここの伏線は回収されたのでしょうか?

マム編から流し読みしかしてないので誰か教えて頂きたいです。

Last edited 6 ヶ月 前 by 尾田くん
匿名
匿名
6 ヶ月 前

覇気は、1種類で良い派ですね。「武装色」のみ、覇王の威圧に関しては武装色の覇気の強さによる付加価値で良い。また、見聞は、覇気ではなく、経験と鍛錬により相手の挙動を察知するで良いかと思います。未来視も物語上扱い難しいので、出すならば敵限定の特殊能力とする。

 覇気の導入自体には、賛成派です。相性や工夫でロギアを攻略していくのを見たいという方もいる
かと思います。主人公一味の視点では確かにそうですが、例えば、最強の剣士であるミホークが、
海楼石の剣(物)に頼ったり、クロコダイルを切る為に、剣に水を付けて戦いますでは何とも威厳
がないので、覇気は必要に思います。

 一番重要なのは、覇気習得のタイミングです。W7編で習得がベストと考えています。
>何より、2年前に「黄猿」「戦桃丸」「パシフィスタ」に一味全員が手も足も出ずにやられてしまったのだから、2年間の修行期間では、それぞれが(最低限)こいつら3名を倒すための戦略や対策を考えて修行して然るべきだと思うんですよね。

このなべおつさんの視点で、ギア2習得動機を見るとおかしいのですよ。青キジ(ロギア)に負けたことが動機なので、本来ロギアを倒すための戦略や対策を考えて修行して然るべきだと思うんですよね。 

 私案として、W7の敵を弱ロギアに設定(沼、雪など)。そして、ルフィとゾロがこの段階で弱い
覇気を習得。サンジは悪魔風脚で敵のユキユキの実に対抗。ナミ・ウソップはダイヤル・海楼石などで対策する。ギア2に関しては、ゴムゴムの実の覚醒能力をニカではなくギア2とし、ワノ国にて
カイドウ戦で披露する。

 以上長文失礼しました。

ETA
ETA
6 ヶ月 前

非常に興味深い記事でした。
そういえばウソップは発明家ポジションでしたよね…
なんで植物方面で強化したんだろう…

未来視をルフィに習得させたのは明らかに失敗でしたよね?
ルフィの性格と合ってないだけじゃなくて今後ルフィが何しても「どうせ未来見たんだろ」or「なんで未来見ないんだよ」って突っ込みが来る事なんていくら尾田先生でも少し考えればわかると思います。
やるにしてもカタクリ等が使う「敵専用の力」にするべきでした。

あとワノ国でのルフィの成長が雑過ぎる。
流桜習得したかと思ったらいきなり覇王色纏い+ヒトヒトの実 覚醒(ギア5“ニカ”)って…もうちょっと段階踏んでルフィを成長させてほしかったです。

ルッチ
→存在自体不要
🤣🤣🤣

匿名
匿名
6 ヶ月 前

覇気はあくまでロギア対抗などの「バトルの補完要素」程度にしておけばよかったと思います。
覇気の強い弱いは見た目では判別できない、覇気比べなんかされても読者・視聴者には伝わらないので、覇気を前面に出したのは大失敗だと思います。

それと最早、現在のワンピースのバトルは「何を競っているのか」が分からない状態で、
覇気を競っているのか、覚醒を競っているのか、結局はパワーやスピードを競っているのか、悪魔の実の特性を競っているのか、何と何が衝突しているのかが全く分からない。
ルール法則に基づいた「何が、どういう理由で、どれだけ効く・効かない」が無いため、攻守の成功も失敗も、ダメージの度合いも、全ては作者の匙加減で進めているから面白くない。

海老
海老
6 ヶ月 前

覇気が主流になった事で「悪魔の実の能力を攻略する」というバトルの醍醐味がほぼ失われてしまったのが残念でなりません。

覇気を鍛えるという概念もあるようですが、どのような能力向上のプロセスがあるのか?というのが説明されていないため説得力に欠けていると思います。例えばカタクリは鍛えすぎて未来を読めるようになったとの事ですが、それをどのようにして身に付けたのか?なぜ動きの読み合いが極まると敵のセリフまで分かってしまうのか?がピンときません。
ルフィにもその素質があった事実は、対等な未来視同士の対決ならまだしも「今後起こり得るトラブルが全て茶番になってしまう」のでずっとモヤモヤしている部分でした。
都合の良い時、危機を脱する展開のために先生の気分で幾らでも出せてしまうのが問題です。
シャンクスvsキッドとのやり取りも、彼は一人未来を読んで傘下の海賊を守るために飛び出してましたよね。でもそれは「彼の強さと優しさ」を表現する為に発動させた舞台装置のようなものでしか無く、キッドは捨てられたんだなと感じました。
常人離れした能力者同士のバトルから、勝たせたい(作者が味方している)方の理屈が通るバトルは、はっきり言って白けるだけです。

尺度を持たない力ですから、使い勝手は良くても多用すべきではないんです。もちろん、もう何を言っても無駄ですが…。

あと今まで以上にこのブログが見やすくしていただき、ありがとうございます。とても使いやすいです。

レモン
レモン
6 ヶ月 前

自分も見聞色には反対派です。
魚人島でそもそもホーディの攻撃を無表情で避けてた時にルフィってこんなキャラだったっけ?と思いました。得意げで、「にっ」と笑いながら突進しながら殴るみたいなパターンの方がしっくりきます。
ドフラミンゴ戦でもルフィの見聞色の恩恵を感じられませんでした。(覚えてないと攻撃当たらないということなのかもしれませんが)しかもドレスローザ編の海兵武装色装備しちゃってたし…

あと覇気の進化もよくわからない。
武装色→流桜
見聞色→未来視
覇王色→纏える、見聞殺し

レイリーに教えてもらえなかった…というのはメタ的にしょうがないとしてバトル漫画で「力むな」って致命的すぎませんかね。あと内部破壊のはずなのにぶっ飛ばされるってのもおかしいと思います。内部に覇気を流し込むなら本体にかかるエネルギーは少なくなるはずです。ダメージがあるかは別として相手の体をぶっ飛ばせないのは単なるパワーのせいでしょう。個人的にカイドウの外殻を甘くするのが1番。出来ないならカイドウ専用として上位互換ではなくワノクニで編み出されたテクニックとして出すべきだったと思います。(ガードを浮かすのは普通の覇気、腹には流桜みたいな)

はなげ
はなげ
6 ヶ月 前

尾田が頭いいと思ってる人(伏線厨)、知略系バトルを書けると思ってる人は目を覚ましてほしい。彼はどこまで行っても海賊・サッカー大好き少年であって、ルフィが知的だったことは一度もない。ずっと暴力的で、そういう意味のリーダーでカリスマ。

なべおつさんも最近ツイートしたようにアラバスタ・空島が黄金期なのは認める。流れとしてはビビ(後付黒歴史王女)との感動的な別れのあと、初めて「長編としてだれたな」と感じたのが空島。行くまでが長い、感動ポイントがない、コニスがかわいいだけ。試練で中々勝てない、エネルが強い。これが全体の流れ。
確かにクロコダイル戦で工夫はしてるけど、ルフィが考えた過程はすっ飛ばしてあるし、エネル戦はゴムに雷が効かないだけ。クロコダイル戦2回も負けてるし・・・

気づいてほしい、モーガン(斧手)もバギー(道化)も始めから正面切っての格闘戦だったはず。尾田の大好きなドラゴンボールで言えば、天下一武道会ですよ。
尾田が知性派のロビン・チョッパーや装備工夫系のナミ・ウソップっていうキャラを生み出してくれたことは評価してる。ドラクエで言ったらロビン→魔法使い、チョッパー→僧侶、ナミは盗賊、ウソップ→旅芸人(IX)ですよ。なお、ほかの船員は戦闘要員。
でも、尾田栄一郎に知略系バトルを期待してはいけない、と思う。彼は「少年」にとって面白い物語が書きたい海賊・サッカー大好き少年なんです。

匿名わ
匿名わ
6 ヶ月 前

2:ロギア系強すぎる(特に3大将)のでなんか対立概念の異能を持ってきてもいいとは思うけど、覇気と覇王色の覇気の2つでいいって指摘は言い得て妙かもしれない。
W7・エニエスロビー推しとして未来島でルッチ存在不要論はそのとおりなんですよ。最強の六式使い、指銃の恐ろしさ、少年時代の過去編、死闘の末のジェットガトリング、すべて汚されてルッチどころかエニエス・ロビー編の格まで落とされてる感じが耐え難いほどになってしまっている… ルッチ・カク出してもいいけどCP9編は締められてあるので正直覚醒とかどうでもいい・・・ ちなみに、覚醒についてはドフラミンゴがほのめかしたパラミシア覚醒をルフィにさせれば「ニカニカの実」の悲劇は回避できた。止められなかった編集者にも炎上の責任はあるかも。

覇気に関してどうしても触れなくてはいけないのがシャンクス。未来視も戦闘シーンも20年経ってやっと具体的に出てきた。シャンクスとの物語だけは絶対にワンピースとして締めなくてはいけない。サボなんて後付をしてる暇があったら、シャンクスの覇王色・見聞色(+武装色)をティーチも絡めて描くべきで、それができないなら駄作決定(前半の評価にまで影響)。

匿名わ
匿名わ
6 ヶ月 前

1:覇気について、作品リスペクトの観点からは「かっけー」と思ってる派です。世代的にも子供の頃に頂上戦争やレイリーの描写など(覇王色の)覇気が当たり前にありそこだけ見ると違和感は感じてませんでした。武装色も、ルフィが「武装色硬化!」と仮面ライダーの変身よろしく叫ぶ以外は総じてかっこいい。
ただ見聞色(未来視・気配察知)は正直ほぼすべての漫画で「禁じ手」「最強系」とされてる時間操作系の能力で、悪魔の実(最重要異能設定)とのバッティングからみても、当初から浮いてますね。
後々空島をアニメでちゃんと見た世代ですが、マントラなるものが見聞色で後塗りされるらしいことは聞いてた。罪を犯した人をエネルが全島見張ってるのは「我が神なり」の具現化でいいんですけど、覇気って言われるとエネル顔との落差も効いてこないし、よく言われるようにエネル覇気強すぎ。

名無し
名無し
6 ヶ月 前

ロギアでも比較的攻略しやすい様なものからしにくそうなものまであるのが難しい所ですね。
ピカピカに関してはまさに自分の中では後者のロギア系能力と思っているのどう対処するのか
考えられませんでしたがなべおつさんの案を見て成程と思いました。

匿名さ
匿名さ
6 ヶ月 前

そこへ行くとハンターハンターの念能力は本当によくできてると思います なべおつさんはハンターハンター好きですか?

匿名
匿名
6 ヶ月 前

覇気の登場で能力バトルという面白みを活かせなくなった点は結構痛いですね。インフレが加速するほど「あの戦いは何だったんだ」ってなるし。
(あっ、能力バトルといえばジョジョがオススm・・・ワンピースのブログでした。失礼しました。)

匿名
匿名
6 ヶ月 前

砂は液体で殴れる
雷は絶縁体で殴れる
こじつけでもいいからそういうのが見たかったのに
今ではホゲー、キャッハッハーですからね

匿名
匿名
6 ヶ月 前

物語の都合で発揮されたりされなかったりする万能な力って読んでてモヤモヤします。特に予知できる系の能力。敵や攻撃に限らずサプライズ的に起こることをリアクションも特になく険しい顔で把握するキャラ達。何が面白いんだろう。力があるくせに力が発揮されなかったら場合には前は予知できたのになんで?ってなるのもモヤモヤ

匿名
匿名
6 ヶ月 前

そもそも覇気云々以前にロギアに通常ダメージが通らないって設定は無くても良かったのでは?と思ってる派です

匿名
匿名
6 ヶ月 前

存在自体不要←めっちゃワロタww
色分けダサいですよねぇ…後付けでクロコダイルさんの格が落ちてしまってるの当時から気になってました。今はさらに落ちてますが…

あと、どうでもいいかもですが、雪辱を晴らすではなく雪辱を果たすですね。

匿名り
匿名り
6 ヶ月 前

強すぎる悪魔の実(ピカピカ)を思いついたところまでは良いし、それを無効化する悪魔の実(ヤミヤミ)を思いついたところまでもいいんですよね。
無効化する能力を強者全員に付与するあたりがイケてないですね本当。
他のバトル漫画だと、強すぎる能力は大体、真正面からは倒せずに知略で封じ込める展開になるんですけどね。。

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