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【ワンピース】1063話「たった1人の家族」がつまらない理由

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4/18に投げ銭下さったTATSUKIさん、ありがとうございます!!

前回の1062話は、あまりのつまらなさに途中を読み飛ばす結果となってしまいました。

なぜ「つまらない」と感じるかといえば、キャラクターの思考・感情・個性がすべて死んでいて、キャラクター主体ではなく、作者の作意のみで説明的に物語が描かれていくからです。

1063話でもそれは続きます。まぁ「ワノ国編」からずっとそうなのですが、「エッグヘッド編」に入ってからはさらにそれが露骨化し、もはやルフィでさえ存在感皆無のモブキャラのような存在となってしまいました。

これは決して「登場人物が多すぎるからルフィが埋もれてしまった」わけではありません。キャラ本人が自分の言葉をしゃべることなく、作者が「言わせたい」セリフや「とらせたい」リアクションを各キャラクターに振り分けているだけなので、登場人物が全員「尾田栄一郎ノリ」となって個性を失い、画一的・記号的で存在感のない、どこにでもいる(それが他の誰かであっても支障のない)モブキャラのような存在になってしまったということです。

もはや尾田先生が主人公となり、考察者達と会話しながら(操り人形と化したキャラ達に言葉を振り分けて)これまで隠してきた設定を明かしていくことだけを目的とした漫画となってしまったようです。

その新情報に「え───!!!?」とか「おいおい!!」と自分で驚くリアクションをしているわけですから、ただひたすらにおサムい空気感が漂っています。

この先、この状況が改善されることはもうないでしょう。おそらく最後の最後まで、外面だけ個性的で中身空っぽなキャラ(という体裁の人形)たち通して、これまで隠してきた設定(あるいは辻褄合わせのために新しく追加したこじつけ設定)を「説明」していくだけの漫画となるはずです。

そう考えると、こうして1話1話批判しているのも虚しくなってきまして、むしろ面白かった頃のワンピースについて語る記事をメインに更新していったほうがいいのではないかと思うようになりました。本当は、自分が好きなものについて熱量高く語ったほうが絶対に楽しいですからね。

とりあえず、キリよく1070話くらいまでは続けようと思いますが、その後は、(書くと言って全然書けていなかった)前半の海が面白かった理由についての記事を優先的に更新していこうかと思います。

それくらい、今のワンピースは批判コメントをする意味さえ感じないレベルで期待も興味も持てない作品になってしまいました。批判するって、やっぱり少なかからず対象への興味や期待があってこそできることなんだとしみじみ感じます。

1063話のつまらないポイント

作画が酷くて何を描いているのかわからない上、セリフが酷くて何を言っているのかわかないシーンが多く、「漫画」としてすら楽しめなくなってしまいました。

チョッパーの「アレなんだ?」が何指しているのか全くわからない

たとえばこちらのシーン。

チョッパーの「アレなんだ?」というセリフが、街の奥へ向かって歩いていく小型ロボット達を指しているのか、その列のことを指しているのか、その先頭にいる女性キャラ指しているのか、向かう先の(建物など)を指しているのか全くわかりません。

その後のボニーの「研究所だからな 研究員じゃねェか?」と、ジンベエの「さっきまでなかった人影が街に…」というセリフから察するに、おそらくベガパンク以外の人間(なのかロボットなのか)が現れたので、それを指して「アレなんだ?」と言っているのでしょう。

しかしこの連中はどこに向かっているのでしょうか。アシスタントが描いた(個性も意図もない)ただの背景としての建物しかないため、なぜ整列して歩いているのかも、どこに向かっている姿として描いているのかも、そもそも向かう先があるのかどうかも何も伝わってきません。

これを「あえてそのように描いている(このチョッパーのセリフには裏がある)」と考察している人がいましたが、仮にこの描き方に何か意図や秘密があるとしても、「普通に読んで何をやってるのかわからない絵とセリフ」というのは伏線でもなんでもありません。ただ「何を描いているのかわからず読者に伝わらない」だけです。

もう考察者さん達は「普通に」読むことができなくなってるのでしょう。描かれていること全てに意味があると疑い、深読みし、尾田先生が考えてもいないような(考えているかどうかわからない)ことまで勝手に解釈を広げていく。

何年か前に「水曜日のダウンタウン」で放送された「松本人志ロシアのスパイ説」をぜひ観ていただきたい。最近の考察者さんたちは、ずっとこのレベルのこじつけと妄想を繰り広げているだけで、尾田先生の描いた物語を楽しむよりも、自分の解釈で勝手に物語を想像することを楽しんでいるだけのように見えます。

そして「そこまで考えてるとしたら尾田先生はすごすぎる!!」「尾田先生ならやりかねない!!」と絶賛し、自分の妄想のなかで勝手に評価を高めていくのです。当の尾田先生は全然そんなつもりではないかもしれないのに、です。

そうした楽しみ方を否定するつもりはありませんが、尾田先生がこうした考察者さん達の予想やリアクションに少なからず影響を受けているように見えること、そしてそのせいでワンピースの劣化が急速に進んだように感じられることが残念でなりません。

まぁこれは尾田先生や編集部側の問題なので、考察者さん達には何の責任も問題もないんですけど。

ルフィの服が変わるきっかけを描かず「説明」だけで済ませる

「ボカーン!」という効果音と煙、「うわ──!! え──!?💦」「ルフィ!?」というやかましいセリフだけで、服が変化した結果を見せる手抜き描写。

その上「わ!! めちゃくちゃ軽い!! 涼しい!!」「え!? その服どこで!?」「南国なのに重そうな服だな…」と言葉による「説明」を畳みかけてきます。これで「未来の技術」を描いたつもりなのでしょうか。。

ボニーの「正直海水でギトギトなんだ!!」も日本語として気持ち悪い。何が「正直」なのでしょうか。「正直(海水でギトギトだから)着替えたかったんだ(新しい服が欲しかったんだ)」のように、自分の本音や欲求に対して「正直」が係るのが正しい日本語でしょう。

「メシも服もくれるのか!? 正直海水でギトギトなんだ!!」では、「メシ」も話題に含まれてしまう上、(それを無視して服だけにフォーカスを当てて)ただ「ギトギト」という事実を宣言しているだけなので、何も「正直」なセリフになっていません。

「服もくれるのか!? 正直海水でギトギトだったからありがてェ!!」とか「正直海水でギトギトで早く着替えたかったんだ!!」のように内心(ありがたい・着替えたかった)を伝えるのが自然なセリフではないでしょうか。

また、ここも変身シーンを描くことなく「ボワン!!」という煙と「うわー!! 自分で脱ぐって!!💦」というセリフだけで話を進める手抜きっぷりです。

「自分で脱ぐって!!」というセリフによって、「煙の中でボニーが(機械かロボットによって)服を脱がされている」ことを暗伝え、エロ読者の想像を掻き立てているつもりでしょうか。

こういう小手先の仕込みに作者の意図を強烈に感じてしまい、キャラクター本人の自然なセリフとして受け取れないんですよね。。私ももう普通に読むことができなくなってしまったようです。

変身後の服のデザインにも「未来感」など全くなく、ただ露出度の高いセクシーコスチュームになっただけ。

「エロ可愛い」で読者に媚びることしかできなくなってしまったボニー。

シャボンディ諸島で最初に登場した時は、また個性的な女性キャラが登場したことで、尾田先生のキャラの描き分けや引き出しの多さに感嘆しつつ、しかも億超えルーキーでその能力や強さも未知数だったため、今後掘り下げられることを期待していたというのに、蓋を開けてみればただのエロ読者向けの「サービスカット要員」「喜ばせ要員」として消費されるだけとなってしまいました。ほんと、意思や思考を奪われて作者に好き勝手消費されるキャラクターたちが可哀想過ぎます。。

またこの期に及んで「服を変える=変装」と考えるジンベエの頭の悪さや、たぬきの「未来〜!!!」と薄っぺらい(誰が言っても変わらない上、言っても言わなくても関係ないモブ丸出しの)説明リアクションにも辟易してしまいます。

本当に全キャラが記号的なリアクション&独り言説明セリフしか吐かなくなってしまいました。

パシフィスタを「たった一人の家族」と呼ぶ低脳ボニー

もうこのシーンは吐き気がするぐらい気持ち悪い。。ルフィもボニーも、くま本体以外にくまと同じ見た目をしたパシフィスタが大量に作られていることを知っているというのに、なぜ確実に本体ではないこの「くま」を本体のように扱うのでしょうか。

ルフィは「くまだ!!」と冷静に観察し、

なぜかこの場にくま(パシフィスタ)がいることに全く驚かない。

ボニーは大量製造されたパシフィスタの一体を見て「お父さんなんだ…」「あたしの…たった一人の家族」「だからお願い…!!!「お父さんを!!! 傷つけないで!!!」と泣きながら訴える。

本体以外の「くま」も「家族」と呼んでいいのなら、その時点で「たった一人」じゃないでしょう。このセリフの不自然さや矛盾に誰も気づかないんですかね。本当に「何言ってんだコイツ」と真顔でドン引きしてしまいます。

このセリフがどれだけ異常かわかりやすくなるよう、頂上戦争で「たった一人のお父さん」が大量に登場したシーンを見てみましょう。

この並びを見ても、こいつは「たった一人の家族なんだ」「だからお願い…!!! お父さんを!!! 傷つけないで!!!」なんて鼻水垂らしながら叫ぶのでしょうか。頭空っぽ過ぎでしょう。もはやギャグにもなりません。

読者をわかりやすく感動させたいがため(だけ)に、ボニーからまともな思考力を奪い、ただの低脳バカ女にしてしまうのです。このシーンでボニーに感情移入して感動できた読者なんてこの世に存在するのでしょうか。。

口の悪い強気なギャルで、人目気にせず大股開いて大飯食らう男勝りな豪快さを披露する一方、極悪な海賊ではないことや、内面の優しさが数少ない言動から伝わってくるところが魅力的だったのに、なんで急に、こんな「健気でいたいけで父親思いの心優しい女の子」を過剰にアピールしてくる媚びキャラにしてしまうんでしょうか。。

ボニーの性格なら、むしろ大量の父親のコピーを造られたことや、それが世に存在していることに怒り、本当のお父さん1人を取り戻すために、他の偽物(パシフィスタ)を全て破壊しにいくほうがしっくりくると思いませんか?

「父の心を奪うばかりか、偽物の人間兵器まで大量の造りやがって…!!」と怒りに振れるほうが、「娘」として自然な感情だと思いませんか?

なぜ父親を改造した(殺した)ベガパンクを恨みながら、そのベガパンクが作った大量の父親のコピーの1体に対して「たった一人の家族」「傷つけないで」なんて言葉が吐けるのでしょうか。。

こんな違和感だらけの薄っぺらい描写で読者が感動すると思ってるのなら、もう尾田先生の漫画家としてのセンスは最低レベルまで落ちぶれてしまったと言わざるを得ません。

その後のルフィの「バカ逃げろパシフィスタだぞ」も酷い。

お前パシフィシスタだとわかってたのに、なんで「くまだ!!」なんて冷静に観察してたんだよ。

くまであれば大恩人だし、パシフィスタだれば強敵だとわかってるんだから、「くま…!? なんでこんなところに」とか「パシフィスタだ…!! こんなところにもいんのか!!」くらいが自然なリアクションではないでしょうか。

また、ボニーから「お父さんなんだ…」と明かされて「え!!?」と驚き、「たった一人の家族なんだ」「だからお願い…!!! お父さんを!!! 傷つけないで!!!」と言われた直後に、「パシフィスタだぞ」と言ってのけるのも意味不明すぎてサイコパスとしか思えない。

パシフィスタとわかっていたなら「お父さんなんだ」という発言に「え!!?」と驚愕して「サイボーグになった父ちゃんって…」「くまの事じゃったのか!!!」と同情心を向けるのも意味がわからない。

ほんと小手先でしか感動シーンを描けなくなってしまいました。というか、強引に小手先で感動シーンを描こうとするから粗ばかりが目立って白けてしまう。

ルフィたちは「パシフィスタ」のことをなんだと思ってるんですかね?

全部くまの魂を持った、くまと同等の「人間」だと思ってるんですか? シャボンディ諸島の時に大量のくまが登場して、本体とは別にくまの見た目をした改造人間(サイボーグ)がたくさん造られていることを知り、本物と偽物がいることを知っているはずなのに、なぜこの「パシフィスタ」を「たった一人の家族」の「くま」として扱うのか全く理解できません。

たとえば(革命軍の元にいる)本体のくまが故障して意識を失った状態でエッグヘッドにいて、意思もなく暴走して襲ってきたからルフィ殴ろうとした、というケースであれば、ボニーのこのリアクションもわかるんです。

父親と同じ見た目をしてるとはいえ(それが大量に造られていることを知っているくせに)明らかに本体じゃない1体のパシフィスタに対して、

こんなリアクションをしてしまったら、まるでこっちが本物みたいじゃないですか。

え、もしかして実際にこっちが本物で、革命軍の元にいる(天竜人に奴隷にされていた)くまは本体じゃないってことなんですかね?

いずれにせよ、この場面においてボニーの涙の根源をまったく描けていない(ツッコミどころ満載のため)普通の読者は感情移入などできないはずです。

今後、くまの姿をしたパシフィスタもセラフィムも全員傷つけずに守らなければならないのでしょうか。

独り言リアクションばかりで「会話」をしない

「え!? 金いるのか!? 蹴ったら出たのにィ〜〜〜!!?」「『器物破損』じゃのう〜〜〜!!!」も酷い。

もうプロの作家とは思えないレベルで説明台詞のオンパレード。キャラになりきって生み出されたセリフではなく、尾田先生が自分の言葉を各キャラの吹き出しに振り分けて書いているだけで、セリフを磨こうとする意思が全く感じられません。その上日本語がおかしいため、その「説明」さえもわかりづらいんですから作品として劣化しすぎでしょう。

まず、くまは「無銭飲食」と「衣類窃盗」で攻撃してきているのに、勝手に「器物破損」の罪を加えるジンベエが意味不明です。「ルフィお前『器物破損』もしとったのか!!」ならまだわかりますが、「『器物破損』じゃのう〜〜〜!!!」ってバカ丸出しの叫びで勝手に罪を自己申告するのは頭空っぽすぎる。

「殺されるほどか!!?」「──にしちゃあ手厳しい」も吹き出しの順番逆でしょう。

この順番だと、「──にしちゃあ」が「殺される(ほど)」を受けることになるので、「殺されるにしちゃあ手厳しい」と意味不明な日本語になってしまいます。「器物破損にしちゃあ手厳しい」が正しい意味ですから、「手厳しい」が受けるのは「器物破損」のはず。とすれば「『器物破損』じゃのう〜〜〜!!!」「──にしちゃあ手厳しい」「殺されるほどか!!?」が正しい順番となります。

あるいは、「『器物破損』じゃのう〜〜〜!!!」「殺されるほどか!!?」「さすがに手厳しい」など、前の言葉を受けないセリフにするべきです。

今の順番で成り立たせる場合、ルフィもジンベエも「会話」をしているわけではなく、それぞれが「独り言」を言っているだけで相手の言葉を聞いていない、という場合のみ。このシーンはお互い独り言リアクションをしているだけで、会話をしてるわけではないということになってしまいます。

「レーザーだぞ!? あっちは!! 殴るくらい…」のセリフも酷い。

なんでこんな不自然なセリフばかり吐かせるのでしょうか。。相手がレーザーだと、なぜ殴るくらいしてもいいのでしょうか。逆に相手がレーザーでなければ、襲ってきても殴ってはいけないのでしょうか?

ここは「レーザーで襲ってきてんだぞ!! 殴って止めねェとこっちがやられちまう!!」のように、殴らなければならない(殴って止めなければならない)理由まで明確に伝えるべきでしょう。

「(攻撃力の強い)レーザーで襲われてるんだから、こっちも殴るくらの攻撃はしてもいい」という理屈だけでは、全く共感も納得もできません。つまりキャラのセリフ一つ一つに説得力がない。

もっというと、ボニーに攻撃を阻止された時点でルフィはくまがボニーの父親であることを知らないわけです。にもかかわらずこのセリフ、おかしいと思いませんか?

パシフィスタに襲われたため、(麦わらの一味はくまへの恩義があるからくまの外見をしたパシフィスタと戦うことは望んでないけど)自分達の身を守るために正当防衛としてルフィは殴ろうとしたわけです。

それをボニーに蹴り止められたら、まず「なんで止めるんだ!!」とか「なんでおれを蹴るんだ!!」とか「なんお前!! あいつの味方なのか!?」といった疑問がまず口に出ませんか?

「レーザーだぞ!? あっちは!! 殴るくらい…」って、いかにも「レーザーで襲われてるんだから殴るくらい許してくれ」と言わんばかりで、まるでボニーに「許し」を得る必要があることをわかってるようなセリフです。

ルフィはそんなこと知るはずないのに、尾田先生は知っているからこのセリフになったのでしょう。つまりルフィのセリフとして書いたのではなく、自分が書きたいこと(言わせたいこと)をルフィに言わせているだけなのです。

だからルフィでさえ、モブのような意志を持たない空っぽのキャラクターになってしまった。

ローの女体化という意味不明でムダなおふざけ描写

これも完全に不要な蛇足描写でしょう。

「カワイイんだけどキャプテン♡」「ハリ倒すぞ!! お前ら💢」で終わっておけばいいのに、わざわざ「あ!! しまった!!」を追加してしまう野暮さたるや。。ここまで明確に不要なセリフを削れないって、作者も編集者もやばいでしょう。

ただテンポを悪くして、ローのツッコミのキレ味を奪っているだけで何の意味もなしていません。単純に邪魔なだけです。

また、

過剰な覇気に“能力”は通じないという設定から、力めば覇気を出せるというドラゴンボール設定が追加されました。

「過剰な覇気に“能力”は通じない(覇気を高めれば能力を無効化できる)」というのはまだ理屈として理解できますが、「一度“病”を解いた奴の抗体もまた伝染する!!」という設定はあまりにも酷すぎる。

ローは覇気によって能力を無効化できるものの、クルー達がローと同じ覇気を出せるわけがないので、(クルー達も能力から解放するために)この何でもありの強引な理屈を打ち込み、全員がノーリスク・ノーダメージで解放されてしまいました。なんだこの茶番は。

あまりにも都合のよすぎる設定に呆れてしまいます。本当に「なんでもあり」の小手先辻褄合わせ漫画になってしまいました。

「抗体」がそばにいる人間に「伝染する」なんて設定、誰が納得できるのでしょうか。

こんな無理筋の理屈をつけてまで、ローの女体化を描く意味などあるのでしょうか。読者サービスで描きたいならSBSにとどめておけばいいものを、なぜ本編の整合性や説得力、これまで築いてきた世界観を破壊するような「お遊び」を入れてしまうのか理解できません。

また「女になること」「性別が変わること」を「病」と言い切ってしまう作者と、その表現を通してしまう編集部にも呆れてしまう。「女になる病」なんてセリフ、今の世の中でOKなんでしょうか。

「細かいこと気にしすぎ」と思う人もいるでしょうが、ローを女体化することも、それを「病」とすることも、物語上全くない必要性の蛇足描写なんですから、わざわざこんな表現を使う必要がないと思うわけです。

SBSで「ローがイワンコフの能力で女性になったらどんなビジュアルになるんですか?」という質問でも(自作して)取り上げて、「せっかくなんで主要メンバー全員描きます」とでも言って描けばいいじゃないですか。

ドクQの能力の脅威を描くことにもならず、本当にただローの女体化を描いただけの蛇足ギャグシーン。本編で取り上げるほどのネタですか?

しかもそのために「女になること」「性別が変わること」を「病」と表現し、反感を買うリスクを無駄に負うんですからなおさら必要のないシーンとしか思えません。

作者も編集部もそのあたりの価値観や感覚が古いままのようなので、いずれどこかのタイミングで大炎上をやらかしそうですね。

そうして作品を潰され、連載が途中で終了してしまうことがないことを願います。

私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。

ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。

実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。

ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。

余計なお世話としか言いようがありません。

自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。

あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?

他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。

論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。

プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。

私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。

あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?

購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?

お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?

飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?

市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。

一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。

「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。

頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。

尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。

その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。

そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。

その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。

心配しています。

このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。

なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。

なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。

そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。

尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。

思いません。

「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。

少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。

読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。

ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。

ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。

私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。

そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。


作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。

ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。

というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。

それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。

煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。

えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。

たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)

また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。

記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。

色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。

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匿名
匿名
3 ヶ月 前

読解力ないと難しいだろうな

匿名
匿名
3 ヶ月 前

こんなに細かく分析してわざわざブログにまとめてるって逆にもう好きだろこれ書いた人

ユーザー名
ユーザー名
4 ヶ月 前

今になってボニーが泣いてた理由とかが分かったね。最初にボニーこんなキャラだったのか、つまんないと思わせておいてあとから回収。やっぱり尾田先生には敵わないね?

匿名
匿名
9 ヶ月 前

初登場時のボニーは同じ場面でも絶対こんな簡単に泣くようなキャラじゃなかったよね

匿名
匿名
11 ヶ月 前

なべおつさん、荒らしが居るのでブロックお願いします。
既に残っているコメント共々消していただければ幸いです。間違いなくログを汚すためにやっているので、非常に有害だと思います。

Last edited 11 ヶ月 前 by 匿名
匿名
匿名
1 年 前

すでに引き起こされてる悪魔の実の能力による状態異常すら覇気で強制的に元に戻せるって設定はやめた方が良かったんじゃ?と思いました
例えばブルックはロークラスの覇気なら触られるだけであの世に強制送還されちゃうんでしょうか?ホビホビの記憶操作とか過剰な覇気を出したらどんな影響があるんでしょう?
ヤミヤミの能力者メタもルフィがギア4以上の覇気纏ってる場合効かなくなるとか?あれだけ引っ張ってそんなことになったら逆に面白そうですが

死神王におれはなるッ‼︎
死神王におれはなるッ‼︎
1 年 前

海賊の戦いは覇気の戦い
君如きの技の能力など
私の覇気で全て抑え込んで見せよう

匿名
匿名
1 年 前

「前半レイプ」じゃのう〜!

レモン
レモン
1 年 前

ボニーの泣き顔は可哀想なんです感バリバリで気持ち悪かったです。
アニメ出たとして家族とは一緒に見れねえ

匿名
匿名
1 年 前

揚げ足取りかもしれませんが…。
吹き出しの中の台詞の詰め込み方が少々雑だと感じるんですが…。

この記事で取り上げられている台詞だけ見ても「レーザーだぞ⁉︎あっちは‼︎殴るくらい…」の「殴る」の上に「‼︎」がついていたり、「楽しかったろ?『女になる病』‼︎」の「ろ?」だったり…。

ちょっと見辛いんですけど皆さんはそんな事ありませんか?

匿名
匿名
1 年 前

更新ありがとうございます!
もう本業の方は落ち着かれたのですか??
これからも更新楽しみにしております(^^)

匿名
匿名
1 年 前

器物破損じゃのう~~〜〜!を宝亀克寿さんの声で脳内再生したら違和感やばくて草生えた
アニメでセリフ修正されてそう

ストーリー展開が急すぎる
ストーリー展開が急すぎる
1 年 前

【ボニーの泣き顔シーン】は、全く泣けませんでした。

わずか5ページで下記のような流れになっていますが、ストーリー展開が急すぎて、感情移入できないんですよね。

①くまと遭遇
②くまの攻撃
③ルフィの反撃をボニーが阻止
④くまはボニーの父
⑤ボニーの泣き顔

アーロンパーク編では【ナミの泣き顔シーン】がありましたが、(今では考えられないような???)濃密なストーリーが展開されていたので、泣けました。

◆第80話 “罪は罪” 〜 第81話 “涙”
①ネズミ大佐がナミから盗品を巻き上げに来る
②ゲンさん達は真実を知っていた
③ネズミ大佐はアーロンとグルだった
④アーロンはナミに「おれが約束をいつ破った?」と問いかける
⑤ナミの制止を振り切るゲンさん達
⑥ナミがナイフでアーロン一味の刺青を刺す
⑦ルフィがナミを止める
⑧ナミ「ルフィ………」「助けて…」→ 涙腺崩壊

さらにこの後、ムダのない描写。

・ルフィ「当たり前だ!!!!!」
・ルフィ「いくぞ」← 男前
・ウソップ、サンジ、ゾロ「オオッ!!!」← 説明せずとも全てを理解している仲間達

同じ1063話の中で、「ハートの海賊団 vs 黒ひげ海賊団」を6ページ掛けて描くよりも、「たった1人の家族」をもっと掘り下げた方が良かったのでは?

言いたくはありませんが、私にとって “最終章” は “最も終わっている章” かな。。。

匿名
匿名
1 年 前

なんというか、この話を読んでまず一番に思ったのが「小学生の描いたマンガみたい」でした。
服を着替えさせる描写がめんどくさいから煙で誤魔化すところとか、全く意味がない描写をただ描きたいから描くところとか、(これは今までもですが)セリフの幼稚さとか…。

匿名
匿名
1 年 前

ルフィの服が変わるきっかけを描かず「説明」だけで済ませる
に関しては、言ってしまえば1話からそんな感じですね。
名探偵コナンの青山剛昌先生も尾田先生との対談で言ってましたが、ゴムゴムの実をルフィが食べるシーンが無いと驚いていました。
(一応手に持ってる描写はあるので、口に入れる描写と「ドックン」と体に変化があったと分かる描写が無いということだと思います)
尾田先生の表現として描けないのか描かないのか分かりませんが、他の漫画家の先生でも気になる点なのだと思います。
アニメで補完されるだろうからカットしようということなのでしょうか。

匿名
匿名
1 年 前

島の事をアトラスがルフィ達に教えてもただ驚くばかりで、作られた理由もベガパンクがどんな人間かも1㍉だって考えないですよね。

これは読者に対して「こんな島ですよ、新情報ですよ」と開示しているだけであって、キャラが動いた結果語られるものなんかではありません。調べた結果発覚するのでも、キャラが推論を立てるのでも無く、ただ尾田先生が読者に話しかけているだけですよコレ。聞いてもないことまでアトラスが勝手に話し出すのが、その証左です。
簡単に言うと「見て見てー!」と新キャラや新情報をお披露目してるだけ。そりゃどの人物も驚くしかありませんわな。だって何の脈絡も無いから。展開について疑う描写が無いのは、描いてる側の頭の中で完結してるからです。
未来(笑)っぽい服にチェンジするのも、ホログラムも島暖房も「そういうものでしかない」。それ以上でも以下でも無い、島の属性を決めるただの「記号」でしかない。キャラが織り成すストーリーなんて大層なものは存在しません。
それもこれも全て物事の「ナゼ」を描かない事で起きています。先生は多分もうそれに気付けないんじゃないでしょうか。

いちいちむず痒い点が多く、読むのが疲れるようになりました。ワンピースが好きだからと言って、今の惨状を追いかけ続けるのは良く無いかもしれませんね。過去編を読む方が良いのかも。
なべおつさんの語る前半の海の面白さ、楽しみにしております。

匿名
匿名
1 年 前

チョッパーの「アレ何だ?」に関しては、そのコマだけだと分かりづらいかもですが、1つ前のコマでルフィ達の手前を思い切りチビロボ(仮)がテコテコと横切ってる描写があるので、”アレ”が何を指すかの情報はこの段階で十分示されてると思います。また、この後の通行人の描写(くまポリス登場時など)見ると、別にみんな整列してる感じでは無いので、最初の3〜4人がたまたま縦に並んで歩いてたってだけで特段深い意味はないと考えて良さそうですね。

それと、「頂上戦争でパシフィスタの並びを見ても鼻水垂らしながら叫ぶのか?むしろ怒りに振れるキャラでは?」というご指摘ですが、言うまでもなくご存知かと思いますが頂上戦争の時もボニーは号泣してるんですね(565話)。もちろん本物の父親を見たからという可能性もありますが、ここで画像引用もされてるパシフィスタ大量投入シーンは562話なので、タイミング的にパシフィスタの一団を目の当たりにしたことに感極まったと解釈しても不自然ではなさそうです。そういう意味では、頂上戦争の頃から父の模造品に対する反応はさほどブレてないと言えるかもしれないですね。

あと、ここから先は完全に主観の話になりますが、(恐らく)何年も離れ離れになった肉親を元にしたコピーサイボーグが目の前に出てきたら、いくら偽物だと頭では分かっていても、「大切な人が攻撃されて傷ついていく姿」を見せられるのは余りに堪えるのではないかと思います。実際何度もパシフィスタが壊されるシーンに遭遇してるでしょうし、もう父(の姿をした存在)がボロボロになるのは見たくないから攻撃しないでと訴えるのも不思議ではないのかなと。勝気な性格であることを加味しても「娘としての感情」としてはこちらの方が自然かなと感じましたかね…あくまで個人的な意見ですが(仮に自分の父や娘そっくりのロボと対峙することになったらボニーに近い反応を示す自信があります)。

匿名
匿名
1 年 前

〜〜〜〜〜←この伸ばし棒ほんときらい

匿名
匿名
1 年 前

更新嬉しいです。
考察動画も好きなんですが、信者だったり仕事なので最終的には好意的解釈に着地するとはいえ我々以上に読み込んでいるので
鋭く矛盾を並べるという点ではなべおつさんと同じことをやっていると感じます。
頭も悪くないので内心おかしいなと気づいているところが多々あるのも伝わってきます。
ある考察者さんはワンピースが例え大根であっても構わない。こねくり回しているのが楽しいと既に言っていました。それに賛同されている方もいました。それ自体は別に楽しみ方の一つです。
尾田先生はそれらを気にしながらいちいち答えも用意して大変ですね(皮肉です)
青山先生との対談でいきなり「読者の奴隷」なんて言葉が出てきたのはご自身がネットの反応を気にし過ぎな証拠だと思いました。
また、今のワンピースがなんでもありすぎるというのは感じます。
時も操れるし謎テクノロジーも出てきて作者に出来ないことが無いんですよね。
考察推理物の側面もあるにも関わらずルールが無いに等しい。
ドラえもん状態というかドラえもんは深く考えずに楽しめる児童向けギャグコミックだからいいんですけど、尾田先生も若干その体で逃げ道を作り始めてますよね。
考察者さんが「こんな設定出してきて話おかしくならない?壊れない?」とツッコんでいたのが印象的でした。
その後に尾田先生ならいつも素晴らしくまとめてくれるとフォローしていましたが。
前半の海にも齟齬はあれど面白さや熱さでねじ伏せていたのであの感じに戻って欲しいです。

UTA
UTA
1 年 前

ローの女体化はSBSのホルホルの実ネタです。
この後に登場する老化ルフィもSBSの鉄板ネタの1つで、S-シャークのモチーフ幼少期のジンベエも初出はSBSでした。
以前からなべおつさんの指摘している通り、SBSが本編を侵食してきています。
「ものっすごく浮く木片」が本編に逆輸入された時はウケたけど、それ短いスパンで毎回されると…💦って感じです。

相手を伝染病にする能力なら他に恐ろしい病気がたくさんあるはずなんですよ。
呪術廻戦の作者が「実在する病気は使いにくい」と言ってたので梅毒や天然痘は使えなかったから架空の病気にした可能性はありますが、その中で「女になる病」をチョイスした理由って「女体化ローのグッズ展開」しか考えられません。

ドクQの馬ストロンガーまで能力者になってた所はちょっと面白かったです😂

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