毎週毎週、大好きだったワンピースのダメ出しばかりしていると、気分がどんよりしていってしまうので、並行して「前半の海」が面白かった理由についても書いていこうかなとつぶいたところ、読者さんから「書いてほしい」というお声をいただけたので書いていこうと思います。
「前半の海」は私の中で、何度も読み返しても未だに文句のつけようがないレベルで面白く、感動できる最高の作品となっています。
それは決して「思い出補正」ではありません。
「新世界編」を酷評する時と同様の目線で、どれだけ意地悪く批判的に読もうとしても、ツッコミどころや「もっとこうした方がいいのに」なんてアイデアが一切出てこないのです。
特に“東の海”は、素人が意見する隙など微塵もないほど、完璧に練られた展開やセリフ回しになっています。
もちろん「前半の海」でも、盛り上がりに欠けるエピソードや冗長に感じるエピソードはあります。
しかしそれらも含めて私の中ではすべて「面白い」と評価できて、ずっと「史上最も好きな漫画」としてあり続けていました。
「新世界編」以降の劣化を目の当たりにしてから読むと、なおさら「前半の海」のエピソードの完成度の高さがよくわかります。リメイクされるのが「前半の海」ばかりなのも当然です。
というわけで、「前半の海」のワンピースは何が面白かったのか、何が素晴らしいのか、(「新世界編」のワンピースと比較しながら)解説していこうと思います。
不定期にはなりますが、以下の区分けで更新していきます。
- 第1話
- アルビダ〜モーガン編
- バギー編
- クロ編
- クリーク編
- アーロン編
- グランドライン〜リトルガーデン編
- ドラム王国編
- アラバスタ編
- 空島編
- テービーバックファイト編
- ウォーターセブン編
- エニエス・ロビー編
- スリラーバーク編
- シャボンディ諸島編
- 女ヶ島編
- インペルダウン編
- 頂上戦争編
いや、多いな笑
もしかしたら書きながら区分を変更するかもしれません。
ちなみに連載当時の私のテンションとしては、各エピソードは以下のような評価となっています。
▼最高に面白い
クリーク編、アーロン編、アラバスタ編、空島編、エニエス・ロビー編、シャボンディ諸島編、頂上戦争編
▼非常に面白い
クロ編、ドラム王国編、ウォーターセブン編、インペルダウン編
▼普通に面白い
第1話、アルビダ〜モーガン編、バギー編、グランドライン〜リトルガーデン編、デービーバックファイト編、スリラーバーク編、女ヶ島編
ワンピース読者の中では、「アラバスタまでは面白かったけど空島編が長すぎて離脱した」という方や、「ロングリングロングランド」や「スリラーバーク」をつまらないと評価する方が多いです。
私自身、ずっと熱狂的なファンではあるものの、これらのエピソードで一時的に熱量が下がったのは事実です。
つまり、「前半の海」についても全てのエピソードがずっと最高潮に面白かったわけではなく、多少の浮き沈みはあるものの、すべて許容できる範囲内だったため、全体としてはずっと面白くてハマり続けていた、というのが正確です。
また各編の中でも波があるため、「最高に面白い」に入れた編でも、全編通して最高に面白いと評価しているわけではありません。
プラスマイナスすべて加味して総合的に評価した結果、上記の評価になるという感じです。
ちなみに「新世界編」を分類すると、以下のようになります。
▼評価できる部分もあるがつまらない
魚人島編(過去編だけは好き)
▼つまらない
パンクハザード編
▼読み返す気にならないレベルでつまらない
ドレスローザ編、ゾウ編、ホールケーキアイランド編、世界会議編、ワノ国編
残念ながら、普通に「面白い」と評価できるエピソードは一つもありません。
なぜならキャラクターが意思や心を失い、すべて作者の言いなりで行動や発言をするようになってしまったからです。
大好きだったワンピースのキャラクター達が、「前半の海」では考えられないようなセリフや行動ばかりとるので、ストーリーの内容以前に、キャラのセリフを読むこと自体がどんどん苦痛になっていきました。
この辺りは、「新世界編〜ワノ国編がつまらない理由」にまとめているので、気になる方は読んでみてください。
近日中に、「前半の海」が面白い理由を公開していきます。
私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。
ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。
実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。
ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。
ニーズがあるからです。
上記の通り、最初は「史上最も好きな漫画」であったことから、(この先つまらないワンピースとして残りのエピソードが削られていくことに耐えられず)改善されることを願って批判をしてきましたが、もはや作品は崩壊し切ってしまったため、今は改善を期待しているわけではありません。
ただ、ワンピースという作品は、日本一売れている漫画だからこそ、熱量の高い(高かった)読者も多く、私と同様に「つまらなくなってしまった」と感じ、それを無念に思い、不満や釈然としない気持ちを抱えている読者の数も多いのです。
そういう方達にとっては、自分の気持ちを代弁してくれる記事や、自分の本音の感想をコメントして、同様の感想を抱いている方達と共有できる場には一定の価値があり、そうしたニーズに応えることにもまた一定の価値があると思っているため、運営を継続しています。
ニーズがあるからです。
ブログのようにテキスト情報だけ(それも超長文)だと、文章を読み慣れていない人にはハードルが高かったり、読む気にならなかったりする(実際、そのような声やリクエストがあった)ため、記事を動画化してYouTubeに投稿することにしました。
もっと批判や誹謗中傷コメントで溢れるかと思っていましたが、(ブログ読者の方に限らず、新規の方でも)共感し、更新を楽しみにしてくださっている方が相当数いて、ここにもニーズがあることがわかったため、運営を継続しています。
余計なお世話としか言いようがありません。
自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。
あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?
他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。
論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。
プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。
私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。
あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?
購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?
お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?
飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?
市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。
一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。
「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。
頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。
尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。
その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。
そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。
その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。
心配しています。
このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。
なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。
なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。
そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。
尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。
思いません。
「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。
少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。
読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。
ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。
ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。
私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。
そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。
作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。
ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。
というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。
それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。
煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。
えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。
たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)
また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。
記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。
色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。
個人的に新世界編以降は展開の不自然さ以上に、ちょくちょく多用される「わあああああ」とか「キャー」「ワー」みたいな擬音が無駄に多かったり、目ん玉飛び出すリアクションがくどかったり、詰め込み過ぎなくらいコマに人や背景を描き込みすぎなことが問題ではないかと感じます。
漫画なのに画面がうるさすぎて読むことに集中できない、必要な情報が頭に入ってきません。見てて疲れるんですよね。
尾田先生はギャグ描写としてやっているんでしょうが、ギャグ漫画もコントもギャグに至るまでの緩急があって上手く調子を合わせてるから面白いのであって、ただうるさいだけのリアクションなんて面白くもなんともありません。
新人の漫画家ならまずダメ出しのオンパレードになりそうな要素も今のONE PIECEではまかり通っているのですから、長期連載とは本当に恐ろしいものですね…。
▼最高に面白い
クリーク編、アーロン編、アラバスタ編、空島編、エニエス・ロビー編、シャボンディ諸島編、頂上戦争編、ドラム王国編、第1話、アルビダ〜モーガン編
▼非常に面白い
クロ編、ウォーターセブン編、インペルダウン編、バギー編
▼面白い
グランドライン〜リトルガーデン編、スリラーバーク編、女ヶ島編
▼つまらない部分もあるが面白い
デービーバックファイト編
▼評価できる部分もあるがつまらない
魚人島編
▼つまらない
パンクハザード編、ドレスローザ編
▼読み返す気にならないレベルでつまらない
ゾウ編、世界会議編
▼ゴミ
ホールケーキアイランド編、ワノ国編、エッグヘッド編
ジャンプ+で512~514話(シャボンディ黄猿くま戦あたり)無料公開中。
もう10年前くらいの章だけどエッグヘッド編~最新話とリンクする部分も多いから無料公開にしてるんだと思う。(忘れてる方用に)ざっくりあらすじ紹介。
514話
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くまに消された一味の動向について(デュバル、アマス、シャッキー1Pずつ)
↓
どこかへ飛ばされてるルフィ(他の一味はあえて描かず)
↓
謎の島着陸(キノコ食べ気絶、女戦士たちに介抱されキノコギャグ)
↓
ここは「女ヶ島」アマゾンリリー(ドン!なし) で締め
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この頃は1話ごとの構成もしっかりしてるし、サクサク進む進む。何より絵もコマ割りもすっきり読みやすーーい笑 (ルフィ飛んでるコマは左右逆だろとは思うが)
前話の引き「仲間一人も救えないッ」『麦わらの一味は完全崩壊した』絶望的状況からの新展開。無駄な描写を入れず、謎は残したままギャグも入れつつ展開を次へ。編集部仕事してる!(本来これが当たり前)
注目ポイントは・・・
■シャッキー「時代が少しずつ、うねり始めてる」
ロマン感じるセリフ・・・これが1121話までかけて台無しになっていくのは悲しい。
■ルフィがワライダケ食べて「楽しくなってきたあっひゃっひゃ、、(一人なのに)」
ちゃんとツッコミ入れてるじゃん主人公。
一人であっひゃっひゃ、はおかしい(ワライダケ副作用)、と理解してるよこの頃のルフィは。
前半の海で、個人的に納得いかないのが ルッチが倒された後、すぐに5人の中将がルフィ及び麦わらの一味を処理しなかったことが納得していません。お前ら渋い顔して乗り込んできた割には何もしてねーじゃんと思いました。 例えばあそこで革命軍でも乱入させとけば中将を引きつけられて違和感も払拭できてもっといいエピソードになったのにとモヤモヤします。
令和の革命軍、いやお宝ですよ…言いたいこと全て仰ってくださり感謝でしかない。空島スリラーで白けるのもめっっっっっちゃ共感!ルフィが、レイリーとの修行を始める前に麦わら帽子を置いたシーンで終わらせておくのがマストだったなと今でも思います。(最推しはくどいかもしれないですけどアラバスタ編です。あのまとまりの良さは歳を重ねても尚楽しめます。)
理由は違うかもしれませんが、自分も新世界以降の評価はブログ主さんと同じです。
自分の周りでは、魚人島ってわりとワーストエピソードに挙げられがちで切ない思いをしていたので嬉しいです笑
魚人島編はつまらないながらも「尾田先生すげぇなあ」と思える要素がまだあった方なので、自分としては一番ましな印象です。
タイガーの過去編はもちろん良かったし、ホーディもいいキャラだったのになぁ…(あまりにも中途半端な強さ描写で戦闘がグダりまくったせいで、キャラの本質以外のところで読者のヘイトを溜めてしまっていて残念だった)
大枠のシナリオやテーマもしっかりしてて、名作のポテンシャルを感じられました。
素材は素晴らしいのに、物語をつまらなくさせる雑音とガッカリ要素が多すぎて、それらが完全に埋もれてしまっていてもったいなかったです。
PH編はもう虚無というか、心動かされるものがなくなってしまい、ドレスローザ以降はもはや怒りを覚えるレベルでつまらなかったです。好きな方はすみません。
新世界以降つまらない理由がほんとにおっしゃる通りで、キャラクターが心を失い、意思なき操り人形と化し、すべてが茶番に見えるようになってしまいました。
ワンピースってこんな漫画だったか?尾田先生、どうしちゃったんだよ…と何度思ったかわかりません。
今まで自分が感じていた言葉にできないモヤモヤを文章化してくださりありがとうございます。
ワンピース前半の海私も大好きなのですが、1つだけ納得できないエピソードがあり、ベラミーに殴られても全くやり返さなかったシーンがわかりません。おそらくシャンクスを思い返してやり返さなかったのだと思うのですが、あの時とは訳が違うと思うんです。あの時のシャンクスはヒグマ達を相手にするまでもない雑魚だと思っていて他には手を出していないし酒も弁償すればいい話で楽しい宴を中断させたくないという思いで無視したと思うのですがあの状況では血が出るまで仲間のゾロと一緒に何度も殴られてナミにも危険が迫っていました。ブチギレて全員ボコボコにする事はないと思いますが最低限の防御はするべきだと思うしあの行動に納得感が得られません。
なべおつさんの意見も伺いたいです。
スカッとする文章をいつもありがとうございます。なべおつさんの言語化能力にいつも心が救われております。
自分の体感の話でしかないのですが、
周りでワンピースを見てる層は、①子供と親、②話題だから読破挑戦しようとしてる人、③考察厨、の3パターンかなと思います。
つまり、大半は「よくわかんないけどなんか見てる。」人達に支えられてる印象です。
アンパンマンやしまじろうのような国民的コンテンツ(ワンピースはもはや世界的)になった以上、変にクオリティを上げるよりも、ビジネスで金を生み出す方が得策でしょう。
何をどうしようと、この流れは止められないと思います。
ワンピースが教えてくれたことは「夢」「自由」「ワクワク」とは一番遠い所にある「汚い現実」です。
皮肉なもんです。
できることなら皆に読むのをやめてほしいです。
p.s.
最近読みはじめて絶望した人達と一緒に、「ワンピース被害者の会」みたく時々愚痴を言い合うのは面白いです。
アラバスタ編でルフィが「人は死ぬぞ」と言ったけど、エースの死には心を乱されたことについて馬鹿にするような連中がいたんですが、そのことについてどう思っていますか?私としては、まずエースは身内、アラバスタ国民は他人である以上、死亡した時の反応が違うのは当然であり、状況もアラバスタの時は誰が死んでもおかしくない、エースは助けられたのに死亡してしまったため全く違います。それにアラバスタでのあのセリフはビビが1人で勝手に死のうとしてるからそれを止めようと発した言葉であり、それゆえに最後には「俺たちの命ぐらい一緒にかけてみろ!仲間だろうが!!」と言っているわけです。
話をたたむために動かされてるんでしょうね
正直私はアラバスタ編で死んでたと思ってたやつが生きてたり、直後にニコロビン加入させたのマジで納得してないからな。そしてそれは今も変わってない。一味とビビの絆は「国を救いたい」というビビの思いとそれに応える一味の関係性から成り立ってるのに、ニコロビンの加入は終結後とはいえそれをあっさり裏切ることだと思ってる。インペルダウン編でも兄を助けると言う事情があるとはいえ、クロコダイルらバロックワークスメンバーを脱獄させたりするのもビビに対する裏切り行為と思ってる
前半の海の素晴らしさは、やはりキャラの生き様だったと痛感しています。特にルフィ。
富・名声・力の象徴となった「海賊王」を目指す主人公が、その何れにも固執せず好奇心を原動力に旅をする…。読者は正にルフィの目線に立って世界を見る訳です。
と思えばトラブルに巻き込まれると「本質を突く行動」でそれらを解決し、出会った人々の尊敬を勝ち取っていました。読者はルフィの心を理解しようという目線に立つようになります。
すると、どうやら彼は凄いぞと(笑)
「子供らしい好奇心」「大人顔負けの慧眼(本能?)」が、良い意味での歪さを醸し出していると気付くんです。いわゆるカリスマってやつですね。
そして、ゼフが言ったように「腹に括った一本の槍」がその2つを刺し貫いて決して揺るがない。この生き様こそがルフィを主人公たらしめていたと思います。
ゾロやナミ、ウソップやサンジも、各々が一念を貫いて、それでも打開できない現状さえ打ち破るルフィという絶対的存在。
勿論その後の一味も含め、この人格を丁寧に描き上げるスタイルこそが人気だったのではないでしょうか。回りくどく書きましたが、ワンピースの魅力はそういった、真っ直ぐな人間物語にあったのだということです。
決して、世界の謎や真相に迫る事だけが魅力では無かった。だから今は残念でなりません。
前半の海が面白くて熱中した身ですが、改めて読むとやっぱり粗が目立って、そこが気になってストーリーに集中できないと言った現象が起きました。
例えば10年間ずっとアーロン一味に支配されて外界と断絶されてきたココヤシ村がどうやって年貢を払い続けてきたのか、とか、描かれてない部分が適当なのは実は昔からではと思うようになりました。
そういった当初の考察もして頂けると最近の話の面白みのなさ、批判の説得力が増すのでは、と思います。
なべおつさんはエピソードオブシリーズの中でも前半の海編の総集編?(アラバスタや空島、ナミなど)をどう思っていますか?私の感想としては全てではないですがやはり前半の海の各章のストーリーを1時間半とかで纏めるのは無理な話だと思ってて大抵大事な部分を端折りまくってて上手くまとまっていない印象があります。また場合によってはそのキャラの原作でのあり方に反する改変まで行われている場合もあったりします(サンジがチョッパーを拳で殴ったのはマジで酷かった)
東の海~前半の海の冒険はわくわくした話が多かっただけに、新世界編は「つまらない」で盛り上がってしまう漫画になってしまったことはある意味残念ですよね。
これも作者の妙なこだわりと集英社の怠慢と娯楽業界の拝金主義が積み重なって制御不能になったせいですかね。
以下は個人的な各エピソードの評価ですが、面白かったものはカットしました。(↓に書いた話以外は「面白かった」ということで。)
◆評価できる部分もあるが……(微妙)
スリラーバーク
シャボンディ諸島
エニエスロビー後半 ←42巻か43巻のルフィVSルッチのくだり(対峙~開戦)だけは除外!あの場面だけは「最高に面白かった!!」
インペルダウン前半(マゼランに敗北する迄)
頂上戦争
◆トラウマ
女ヶ島(当時10代、親の前で「ワンピース面白い」と言えなくなった少し恥ずかしい編)
魚人島(サンジのせいで結局全部読めてない)
◆つまらない
ゾウ🐘
ドラム王国(個人的に雪の描写が苦手な分、評価下がってる)
◆読み返す気になれない程につまらない
パンクハザード ←アニメだけは全部観ました。
ホールケーキアイランド後半 ←アニメをまあまあ観ました
ワノ国おでん回想編
◆楽しみにしてたのに地獄を見た!
ワノ国前半
ワノ国後半
世界会議編
ホールケーキアイランド前半
◆鬱になってしまい完全リタイア
エッグヘッド
※ほとんど手を付けてないので評価不能
ドレスローザ
もう手元に漫画はありませんが、無料公開の時期が来る度に面白かったところや思い出せないところは読み返すようにしています。
自分は往年の読者ではありませんが、断続的に人生の半分は関わってきた思い入れのある漫画なので、終盤はどんな風に物語が畳まれてゆくのかと非常に楽しみにしていました。
新世界編と近年のワンピースの惨状にがっかりしてしまい、前半のワンピースのことも忘れようと思ってたほどですが、なべおつさんがお書きになる「前半の海」が面白かった旨の記事と皆様のコメント(※ネタ、記事の感想、疑問点、思い出話など何でも良い! 荒らしはお断り)
を読んでなんとか…心を持ち直したいです。
このままでは本当に、ワンピースの面白かったところや心に残った場面まで、負の感情で上書きされて(記憶が薄れて) いつしか忘れてしまいそうです。(何はともあれ一番悪いのは作者と集英社です。)
なべおつさんを急かすつもりではありませんが、記事を楽しみに待ってます!
ガイモンさんに宝箱を渡さないと笑うルフィ
昔読んだときは前半はひどいやつだな、と思って後半すげえやつだな!に評価が変わったのですが
最近になって「宝を渡さない」と言い出した直後に彼の顔に一筋の汗が流れてるのを見つけて、またルフィの内面にグッと深みを感じられるようになりました
彼なりにどうすればいいかを一生懸命考えた末の博打だったんでしょうね、きっと
どうでもいいけど、無料コミックでワンピの最初の方読んでたらコメ欄では「今やってるのより面白い」って声がやっぱ多いんですけど、なぜか毎度のように「これは批判ではないけど〜」って枕詞がついててちと怖かったです
批判と捉えられたら何か不都合が起きるんでしょうかね
自分の一番好きな空島編を最高評価にしてくれてるところに親近感湧いた笑
初めて拝見しましたが、ずっとワンピースについて感じていたことをこんなに共感できる文章にして書き起こされたブログがあると知れて幸運でした。
前半の海は本当に、味方陣営敵陣営だけでなく、味方内や麦わらの一味のなかですら一枚岩とはいえない意見のぶつかりや意思があって、キャラクターが本当に生き生きしていました。冷静になって考えた上での行動だと、説得力のある雰囲気作りもできていたと思います。後半の海からは、味方は集合意識か何かみたいに一つの方向にワーキャー騒ぎながら猪突猛進するし、一応ある意見の対立も、キャラクターの意志というより属性に当てはめた上で、作家素人の自分ですら何となく予想できる「言いそうなこと」を取り敢えず言わせて、その後予定調和的に事にあたっているように感じます。アラバスタレベルを今更希望するのは相当難しいのかもしれませんが、あの様々な勢力が強い意志をもってぶつかり合う中でイレギュラー的存在として暴れる麦わらの一味をまた見たい限りです。
前半の海は名エピソードしか無くて逆に困りますね!
飛ばしていい話なんてない鉄壁(よって無敵)の布陣だと思います。デービーバックファイトすら今の連載より全然面白いと感じる程に。
大人になってむしろ、前半の海は本当に胸に沁みるような感動が多い事に気付きました。
ウソップが村を出航した後に、メリーの口から彼の過去が語られる所とか、涙腺にクるんですけどもう…むちゃくちゃ爽やかで。
あとリトルガーデンのドリーとブロギーとかも子供の頃は全く憧れなかったんですが、信念とか誇りといった『気高さ』に打ちのめされるルフィの気持ちが今は分かる気がします。
キャラクターの眼差しや行動で伝わって来る生き様こそワンピースの魅力でしたし、『偉大なる海』を往く海賊の真の姿だったと思います。
自分の最も好きな長編は空島ですかねぇ…。
ONEPIECEっていうかあらゆるジャンプ作品の中で一番好きです。構成が完璧すぎる。
全部はキツいからせめて導入~ジャヤを!
皆の空島編の好きなシーンとかもあればぜひ聞きたいっす!
加入したばかりのロビンという不安要素がありながら、ガレオン船が降ってくる…というインパクトのある始まり。「記録指針が丸い理由」という洒落たタイトルがオツ。ロビンが得意な考古学的な鑑定をしながらキャラを立て、空島という常識はずれの場所の存在…今まで一味の冒険には無かった着想というか展開でめっちゃワクワクする。サルベージのくだりもマシラのギャグ、突然の夜と巨人という不可解な現象、ロビンがジャヤの永久指針を盗む所もしっかりキャラが立ってて好き。ジャヤ舵いっぱいのくだりも好き。
ジャヤは言わずもがな、べラミーにボコられつつ格の違いが分かる名シーンだよね。ルフィは勿論、船長命令を守るゾロの信頼、ナミの啖呵…。ほんでこの時のティーチの底知れない海賊感は異常。超カッコいい。
そしてクリケットの情報を持ってきたロビンも、今思えば「いつもこんな雰囲気?」ってゾロに聞いてた辺り彼らを既に好きになってて、その為に良かれと思って行動してるのが良い。
更に猿山連合軍の『笑い者たちのカッコよさ』ったら無い。おやっさんと猿達のどうしようも無い馬鹿だけど曲がらない所がイカすんだわ。男でシビれない奴いないでしょコレ。まぁ猿達はギャグに全振りしてるからね。「思い切った顔してんなー何類だ?」「人類だバカヤロー」は名言。サウスバード探しと同時にべラミーの金塊強奪、おやっさんの「幻想に喧嘩売る度胸もねェヒヨッ子が…海賊を語るんじゃねェ」は至言だわ。麦わらの一味が本物の海賊だと認めている…それを暗に示すこの台詞よ。
皆が帰った後も血だらけなのに「気にするな」というおやっさん、ウソップの悔しがる所、やる気のルフィ、「止めたきゃコレ使えよ」と和道一文字を差し出すゾロ(一番大事な刀な辺り彼を認めてるよね)。ちょっと皆カッコ良すぎだよ…。乙女になっちゃうよ。
べラミー戦は昼間の件のもどかしさを吹き飛ばすカタルシス、黒ひげの審美眼と「D」の名。街に居たヤバそうな面子は部下でした…で更にキャラが立つ所ね。てかジャヤは月の描写が多くて、シーンに妙な静けさを出してたり、大ゴマの背景だったりでお洒落。漫画上手すぎ。
ここからは突き上げる海流に乗るんだけどアカン、無限に書けるからやめとこう(笑)空島編、到達前なのに語るところ多すぎ問題。あると思います。最後にこれだけは言わせて欲しい。
ガン・フォールとワイパー、そしてカルガラとノーランド大好き!!あとコニスとパガヤとアイサとラキとピエールと…
前半しかリメイクされないのは人気もあるんでしょうが、1つの章の長さも原因かと。後半は基本単行本で6巻以上がほとんどで、リメイクしようにも尺が足りなくなってしまうのだと推測します。
ちなみにですが、リメイク作を面白いと思ったことはないですね。東の海は構成が分かりづらくなってしまっていたし、空島も良い所をカットしまくりでしたから。
実は「過去の」ワンピースは、絵やストーリーだけでなく、台詞も素晴らしいものばかりなんですよね。恐縮ですが、自分の好きな会話や言い回しなんかを色々挙げさせていただきます。
ご注意→→凄く長くなるかもしれないので、読み飛ばしていただいて結構です。もし他の方と気持ちを共有出来れば、幸いです。
第47話【海賊艦隊提督 “首領・クリーク”】
…死にかけた船員の為に100食分用意しろ、とバラティエのコックに命令するクリークの言葉を受けて、サンジが言った
「いいぜ おれを止めたきゃ撃て」
「わかってるよ…相手は救いようもねェ悪党だってことくらい…」
「でも俺には関係ねェことだ 食わせてその先どうなるかなんて 考えるのも面倒くせェ…」
「食いてェ奴には食わせてやる!!!コックってのはそれで良いんじゃねェか」
ゼフとの壮絶な経験が、彼の「空腹」に対する価値観を変えたと分かる台詞で好きです。
しかしその後の第48話、戦おうとするコックの面々に無謀だと焦るギンに対して
「腹を空かせた奴にメシを食わせる『まで』はコックとしてのおれの正義」
「だけどな こっから先の相手は腹いっぱいの略奪者」
「これからおれがてめェの仲間をぶち殺そうとも文句は言わせねェ」
「この店を乗っ取ろうってんなら たとえてめェでも容赦なくおれは殺す いいな」
初期の殺伐とした雰囲気、覚悟が垣間見える名場面で、ルフィがサンジの姿勢を評価する描写もあり、今でも好きなシーンです。
その後のパティが、てめェで生かして殺しちゃ世話ねぇなって皮肉る所の言い回しとかもカッコ良い。覚悟決まってる。他のコメントにもありましたが、バラティエ編はみんなが超カッコ良い。
第89話”交替”
ゾロ「その”自慢の鼻”ヘシ折ってやる!!!」ガキィン!
アーロン「バカが…ヘシ折れねェから”自慢の鼻”だ!!!」
↑ボスキャラの強者感と余裕さ、ゾロでも折れない絶望感が◎
語感というか、テンポが好きです。
ありすぎて迷ったんで、もうやめときます!
リトルガーデン、ドラム王国、アラバスタに空島etc…全部は無理!!(笑)今やこういった印象に残る台詞がめっきり減って悲しいです。
もし良ければ、なべおつさんや他の読者の方が好きな台詞も見てみたいです!以上です!
ドレスローザめっちゃ面白かった
恐らく連載中に改善されることはもうないでしょう
完結した後に先生がワンピースを読み直して新世界クソだから優秀な編集とともに描きなおします
と、なる事に期待するしかないですね。
私の大好きだったONE PIECEはどこにいってしまったのでしょうか。ONE PIECEがONE PIECEだった頃を振り返りたい!
最近の演出にはほとほと絶望しました。
面白かった理由シリーズ、楽しみにしてます!
お疲れ様です。いつも楽しく読ませていただいてます。ワンピースの休載でこちらの更新も落ち着いたようなので、溜め込んだ胸の内みたいなものを、前半の海の良い所と合わせて挙げさせてください!(笑)
自分がワンピースを好きになったのは、なにも勧善懲悪が爽快だからではありません。むしろ情けなかったり、泥臭かったり、不器用だったりするキャラクター達の生き様でした。
特にバラティエ編、凄い好きなんですが、この章の「感情と信念」といったらもうね…。
【サンジ】
足を失ってまで自分を生かした海賊への罪滅ぼし。料理の師でもある。海への憧れ。
【ギン】
首領クリークへの忠義と、飯作ってくれたサンジへの恩。
【クリーク】
偉大なる航路への再出発。生意気なガキの排除。
【ミホーク】
暇潰し。
【ゾロ】
世界最強への挑戦。
なんと、これ皆が違う目的なんですが見事に影響し合ってるんですよ。読んで当たり前の事書いてるんですが、今はこれ尾田先生出来てない(出来ない)と思います。ほぼ全員に変化があるからこそ、ルフィの「ブレなさ」、ゼフ曰く「腹にくくった一本の槍」という信念が際立つんですね。
ワの国編でもルフィはずっと戦ってますが、あまりカッコよく無いのは対比が下手くそになったからだと思います。足し算で描写する余り、台詞や絵がとっ散らかって分かり辛くなってますよね。あとは同じ目的を持ったキャラクターを別々の所に散りばめて描くから冗長になっているんですよ。
そう思うと本当に、バラティエ以外もそうですが、めちゃくちゃ面白かったなぁ。
いつも楽しくブログ見てます!
自分は「元々あった問題点が頂上戦争を経てついに表面化してしまった」派です。もちろん漫画としては、空島あたりまではすごく面白かったと思っています。
尾田さんってやっぱりキャラクターの微細な心情の変化とかを描くのが全然うまくないというか、そこにあんまり興味がない人なんだろうなあと思います。いかに感動的な見せ場やセリフを作れるか勝負みたいな。それが前半の海まではできてましたよね。
例えばハンターハンターでは、「敵を倒す」ということで必ずそのキャラクターに変化が起きます。ヨークシンで旅団と対峙したクラピカは明らかに以前とは違う人間になってるし、ネフェルピトーを倒したゴンは言わずもがなです。Character Developmentというやつですよね。単なる物理的なぶつかり合いではなく、心と心の戦いになってなければならない。それが普通のドラマだと思います。(ハンタが偉いのは語るべきドラマがなくなった人は、死などによって物語からさっさと退場しちゃうこと。そういう風につくっていればキャラは絶対に変化するから話もワンパターンにはなりようがない)
ワンピースは、どんなに強い敵を倒そうが、ルフィはなんにも変わりません。メシ食って冒険して仲間のために敵ぶっ倒すことしか頭にないからです。元々内面がからっぽのロボットです(言い過ぎました、ルフィファンのみなさんすみません)なので、からっぽなまま突っ走ってるうちは爽快感があって良かったです。見せ場もかっこいいし、わかりやすい人情話も泣けます。前半の海はそうでした。
でも、「エースの死」という出来事で、内面の葛藤が生まれ、キャラクターとしての成長を余儀なくされてしまった。で、出来上がったのが何故か「やたらガツガツ前に出てくる熱血系のエモいバカ」ということで、成長どころか幼児化してんだろ!と、みてて心底不愉快な気持ちになるのは皆さんご存知のとおりだと思います。
勝手な自説を長々と失礼しました。これからもブログ楽しみにしてます。
はじまして。
ブログを最近知って読ませて頂きました。
一言で申し上げますと
一言一句全て大共感です!!
SNSとかでワンピースがアツいとか流れてくるのを見てこれのどこが面白いんだと日々思っていました!
前半の海は本当に名作ですよね。
ビビの別れのシーンまでの完璧たる伏線は勿論ですが、ドラム王国の形から桜に魅せたりチョッパーの蹄を桜に見立てたり、黄金郷が空にあり大鐘楼を鳴らすと同時にルフィが青海に照らされるシーン等前半の海にはそれこそ冒険とロマンが詰まってて大好きです。
ウォーターセブンでの仲間との亀裂がテーマになりウソップとの決闘やロビンの裏切り、それでも仲間の絆は修復される様などとにかく上手かったです。
なのに同じような展開でオマージュされたサンジの奪還編・・・サニー号に帰りたいのセリフは失望しました。
サンジのそんなダサいセリフは聞きたくなかったしロビンの二番煎じ。
完璧な伏線から涙腺崩壊した前半に比べて後半の海はこうすれば感動でしょ?的なのが多すぎてキモいです。チョッパーのキャラ位置もあからさますぎて。。。
昔は説明など書かれてなくても表情や言葉のチョイスに重みがあり表現が凄く上手かったのに対し今は説明役がいないと成り立たない漫画で何書いてるかもわかりません。。特に戦闘シーンは絵だけで見たらもう何が何だか。
小学1年生から今日までワンピースと共に育ってきましたが僕も思い出補正だとは思いませんね。なんなら大人になった今の方が空島やアラバスタは感動します。
否定ブログ大歓迎ですのでこれからも読ませていただきます!!
エニエスロビー編、特に43巻前半のvsルッチ戦をみると、セリフのない攻撃の応酬でテンポもカメラワークも良くて、何より実力のある2人が激突してる感が見ていて爽快でした。この戦いを見るだけで、新世界以降ダラダラと描いてるのだなとよくわかります。
1051話早く出してくれー
読みたくてしょうがない
でもワンピースみたいに雑にならないで
かなり共感することが多いので、最近このブログを読むことが多くなってます。
本当に新世界に入るまでは面白かったのに何があったんでしょうかね?
もはや作者が変わったと言われた方が納得するレベルです。
ちなみに、「読み返す気にならないレベル」の中で「読んだことを後悔するレベル」ってのはありますか?
沢山の人達の否定的意見に一つ一つ返していくのは精神的にもキツい作業だと思うので無理ない範囲でやってください。
ブログの方向性を考えた時、細かく批判していく方が需要はあるかとは思いますが、揚げ足取りやイチャモンならないように、建設的なバランスで今後もやっていっていただけたら個人的には嬉しいです。
これからも応援してます。
前半の海にはキャラクターそれぞれにしっかりとした意志があって、皆がそれぞれの思いを抱き殺伐とした時間が描かれる描写が丁寧で、そこで緊張感が生まれストーリーを引き締めてましたよね。
今は全員が意思なくギャーギャーと騒ぎ、結局みんなハッピーなだけで緊張感のかけらもなく、どのストーリーを読んでも同じにしか感じないのが残念でならないです🤣
面白かった理由の記事楽しみに待ってます!!
長期連載に伴って、新たに設定を追加することは、仕方のない事であるし、より面白くする上でも必要なことです。
設定には、大きく2種類あって、憲法(根幹設定)と法律部分(枝葉な設定)。前半の海で、憲法を制定していないのが問題なのです。しっかりした憲法を制定した上で、後付けで設定を追加することは、問題ありません。ホビホビであったり、ニカであったり、新たな法律(設定)を考えた時、違憲立法審査によって、違憲と判断し、刎ねることができます。憲法がない為、何でもありな法律(設定)がまかり通っているのです。
後半の海、ナミさん白痴化問題。確かに、後半の海で酷くなりましたが、原因は前半の海からありました。それは、ロビンにあります。ロビンに頭の良さを求めるので、
対比として、ナミを下げてしまっている。これは、尾田先生だけの問題ではなく、他作品で言えば、NARUTOでシカマルの登場によって、ナルトが必要以上に馬鹿になったり、創作全体で起こり得る問題ですね。もし、一味にロビンがいないなら、ナミは、カイドウに対してより、理知的な対応をしていたでしょう。一味全体がおバカになってしましますからね。ロビンとの対比の弊害が出ているのです。
「クソお世話になりました!」
「ルフィ…助けて…」
「うるせェ!いこう!」
「仲間の夢を笑われた時だ!」
「生ぎたいっ!」
「もう一度仲間と呼んでくれますか」✊×
セリフだけで名シーンが思い浮かぶ前半の海
思い出補正ではなく間違いなく面白い漫画!
今のワンピースはキャラが全く生きてないですよね
ここでも『ワンパターンの記号的な描き方』と指摘されてましたが、
例えば
ルフィ「馬鹿、純粋無垢」
ゾロ「馬鹿、方向音痴」
ナミ「エロ女、性悪」
ウソップ「嘘つき、調子乗り」
サンジ「スケベ、女好き」
チョッパー「媚売り狸」
ロビン「謎ぶりっ子、ミステリアス」
フランキー「馬鹿ロボ」
ブルック「おもんないギャグ、死んでる」
みたいな感じで作者がそのキャラクターの設定だけを見てそれっぽい言動をさせてるだけにしか見えない(もちろん麦わら海賊団以外も全部)
それに加えて作者が読者に見せたいor隠したい情報を言わせるもんだから全ての言動が操り人形みたいでいちいち違和感がある
特に作者が伏線()にしたい情報を不自然にキャラに喋らせないことが多すぎて
「こいつらはどんだけハイコンテクストな会話をしてるんだ」と感じさせる一方で
最近のヤマトやモモの助みたいに語彙力皆無な頭悪い発言させたりと
本当に全てのキャラが作者の都合で動かされてるんだなぁと痛感します
2年前編は作者が読者が知らないキャラの内面までちゃんと考えていたから読者を唸らせる展開やキャラのセリフが随所にあって「やっぱワンピースはおもしれぇやさすが尾田先生」と思わせてくれましたが
今は絵もそうですがキャラクターの描写についても作者が適当に書いてるとしか思えない雑な話ばかりで作者も編集もまともに仕事してないとしか思えません
ということで前半の海編の記事楽しみにしてます
なべおつさんの「前半の海が面白い理由」ずっと楽しみにしていました!
前半の海のキャラクターのセリフ回しや場面の見せ方は今では考えられない程、魅力的でワクワクしましたし、何より麦わらの一味が輝いていたと思います。一人一人にキチンとした見せ場や、感情を揺さぶる様なセリフがありました。
だからこそ、新世界に入ってから魅力が半減してしまったのが残念でなりません。これからどんな展開になっていくのか分かりませんがこのまま何も修正しないまま進めてしまえば、前半の海で好きだったキャラクターがますます性格を変えられて、意志のない言動をすることになるのかと思うと、本当に悲しい気持ちになりますね···。
もう一度、前半の海の様なキレのあるワンピースに戻って欲しいと願っていますが、突然ニカが出てきたり、今のワノ国の最終決着を読んで諦めの思いが出てきてしまっているのも事実です。
何とか尾田先生や編集者には、物語を再構築して欲しいですね😢
いつも楽しく読ませてもらってます。時にはポジティブなことも書かないと滅入ってしまいますよね。
今のワンピースに初期の面白さがあればそんなことにはならなくて済むんですが、もう復活はなさそうなので仕方ないですよね。
新世界前でもつまらないところはあったんですが、その数は新世界にはいってからとは比べられない気がしますね。休載が増えたのも新世界入ってからですかね。休むなと言うつもりはありませんが、休載あけて話が進まないの繰り返しもつまらなく感じる要因かと思います。
尾田先生があと五年と言ったのは有名ですが彼には話数計算がしっかりできてるとは思えないので当面だらだら続くんだろうなと思ってます 25年も読み続けたので結末は見届けたいですが、もう心が折れる寸前です。
ニカのめんたま飛び出しでもう自分が好きだったワンピースはなくなったんだと実感しました
後半の海に対するなべおつさんの批評は、的を射ており納得できます。
ただ、前半の海に対しての目が甘く感じます。
前半の海で描けていたことが、キャラデザが変わった後半の海の海で急にできなくなることがありますかね。(大先生となった尾田先生に対して編集者が意見できなくなった点を考慮しても)年齢を重ねて、情熱が多少落ちても、出来ていたことはできる。前半の海から構成・設定が十分にできていなかったと考える方が自然です。今詰まらないとしたら、その芽は前半の海にあるのです。
ドラゴンボールのように戦闘がメインではないにしろ、一味が戦う事によって物語は進みます。したがって、能力の設定はしっかり設定すべきです。ロギアの流体防御をどう対策するのか。ノロノロやホロホロのような魔法的パラミシアの能力にたいする防御はどうするのか。覇気・海楼石・ヤミヤミの差別化をどう図るか。前半の海で、しっかり設定を固めておくべきでした。物語が戦闘で進む以上、その根幹たる能力の設定が固まっていないと、物語も揺らいでしまいます。そして、これは、前半の海からできていませんでした。
『楽しい事』『好きなもの』で盛り上がるのが本来あるべきファンの姿なのに
今のワンピースでは『昔は良かったのに』っていう思い出語りにしかならないのが悲しいですね
誰かと話してても、もちろん今は今で面白いって人だっていますし
人によって面白いエピソード、離れてしまった時期も違いますが、
『初期や前半はつまらなかったけど新世界に入って面白くなった』って人は一人も会った事が無いです
最近このブログ読んでるけどこれはこれで楽しみ!
つまらない理由の解説で楽しんでたけど、本当は面白い部分を語るのが健全なんだよね。つまらないなら読むなという意見もあるけど、また面白くなって欲しいという一縷の望みがあるから惰性であっても読み続けて、最後まで見届けようという気にもなる。かつては大勢の人間を熱中させ、確実に歴史に残る漫画なのだから。
アマゾンなんかの評価で、最近の巻でも不自然なくらい星5評価が多いが、参考になったボタンが押されてるのは低評価のレビュー。最初から読んでるなら、今の劣化具合には到底満足できないと思うのだが、盲目的な信者がまだいるからだろうか。
全盛期はワンピースを面白くないというと、逆張りして素直に楽しめてない、変わった人間だ、みたいなレベルの熱狂さがあったけど、その感覚がまだ続いてる人がいるのか。
このままワンピースが尻すぼみで終わっていくのがとてももったいないんですよね。週刊連載作品では珍しく、最終目的地や強敵キャラが中盤くらいで構想が固まってて、後付けやインフレ展開もそこまで必要なく行けそうだったのに、だんだんと引き延ばしと薄い伏線回収?もどきばかり。
作者の体力的年齢的な変化もあるかもしれないけど、今更打ち切りなんかの心配なんてないんだから、もう一度じっくり物語を立て直してほしいですね。ワンピースという作品がこのまま沈んでいくのは悔しい!という読者がいることを知ってほしいですね。
ありがとうございます!私もこれすごく書いて欲しかったんですよね〜
楽しみに待ってますね。
これこれ!これめっちゃ楽しみ!
つまらない部分をあれだけ的確に指摘できるなら面白い部分も指摘できるってことですからね。自分でも気づいてなかった面白さに気づかせてくれそうでワクワクします。
前半の海のダメなところは、覇気の導入(一味の習得の遅さ)にある。
空島後、エニエス・ロビー編前に習得するのがベスト。
スリラーバーク編がつまらない理由は、モリア戦の緊迫感のなさにある、ルッチ戦で、ゴムにダメージを通していたのに、その後の戦いで、ゴムだから打撃が通らないは流石に詰まらない。覇気を駆使すべき。なまっていたとしても、カイドウと渡り合うのだから。
戦争編が詰まらない理由、「覇気で刺した、死んだか青キジ」など覇気使いと
ロギアの戦いで何が起こっているのかがよくわからず、盛り上がらない。
①見聞色で避けた②武装色が上回った など考えられますが。
事前の覇気の設定を固めておけば、戦闘描写がわかりやすく盛り上がります。
また、ギアの導入にも違和感が出ています。ギア2は、身体能力上昇のシンプルな能力でゴムゴムの実由来で分かりやすく、非常に良いと思います。しかし、導入の理由付けが悪い。青キジに敗戦した事が理由になっている。確かに、ギア2で強くはなるが、ロギアに対しての解答になっていない。ゾロで例えると、MR1に敗れた後に
煩悩砲を習得するようなもの。これも、青キジ戦前に武装色を習得していれば、この
違和感も解消できる。
前半の海は面白いですが、改善点は多々あると思います。
このブログにコメントする方の大半は、恐らくこれから書かれる記事の内容に共感できるんじゃないでしょうか!自分も楽しみです。