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2年後・シャボンディ諸島はどう描くべきだった?

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2年後のシャボンディ諸島については、総論記事でも割と細かく触れたのですが、一応、より具体的に「こうしていればよかった」という点を、個人的な願望も含めてまとめてみようと思います。

  • 598話「2年後」
  • 599話「九人の海賊」
  • 600話「再出発の島」
  • 601話「”ROMANCE DAWN for the new world” あたらしい世界への冒険の夜明け」
  • 602話「下舵いっぱい!!」

上記話数とサブタイトルは文句なしで、601話を「”ROMANCE DAWN for the new world”─あたらしい世界への冒険の夜明け─」にするあたりのこだわりや、それを自然と実現させる構成力や計画性については素晴らしいと思います。

2年後の入り方に多少の不満や違和感は抱きつつも、601話から後半の海・新世界の冒険が始まることに、当時はまだワクワクできていました。

問題はそこに至るまでの内容と描き方です。

「2年後・シャボンディ諸島」3つの改善点

私が思う改善点は大きく以下の3つです。

  1. 「一味のビジュアルの変化」への言及
  2. 「偽・麦わらの一味」の排除
  3. 「2年間の修行の成果」の描写

繰り返し述べていますが、絶対に入れて欲しかったのは、一味のビジュアル変化について一味同士がきちんと触れること。

特にルフィ、ゾロ、サンジの3人については、読者に対する説明の為にも絶対に触れるべきでした。

ナミの巨乳化(一段と実っちまって…♡)やフランキーのロボット化(ロボ語や髪型チェンジ)、ブルックのミュージシャン化(ワールドツアーライブや「〜だぜ」という語尾変化)など全く不要で、「ルフィの腹の傷」「ゾロの隻眼化」「サンジの分け目の変更」こそ一味同士で触れるべき(そのやりとりを通して読者に説明するべき)でした。

これは「偽・麦わらの一味」という漫画史上最高に無価値(どころか有害)といっても過言ではない茶番劇を排除すれば十分描くことができます。

また、これは先の展開を知っているからこそ言えることですが、「魚人島」では敵に魅力がなく、一味の2年間での修行の成果や成長を効果的に描くには物足りないため、主力3人(特にルフィ)については、シャボンディ諸島でその成果を(もっと読者が興奮できる形で)披露しておくべきだったと思います。

パシフィスタを一撃で叩きのめすだけでは弱く、戦桃丸にも一発お見舞いしてその驚異的なパワーアップを印象付けるべきでした。(戦桃丸のエッグヘッド編での雑な扱いと急速な格落ち感、雑魚キャラ化を考えると尚更)

尚、598話は入りを「ルフィ視点」で描いておきながら、シャボンディ諸島からは「客観視点」(読者がシャボンディ諸島を客観的に覗く視点)となり、ルフィ視点で描かれていなかったことも、いまいち「2年後」に感情移入しづらかったポイントかと思います。

誰の目線で「2年後の一味」と再会すればいいのかわからない上、なぜかみんなビジュアルの変化に触れようとしないので、読者が第三者目線のまま、物語に入り込めずに置いてけぼりを味わう形になっているからです。

冒頭をルフィ視点で入るのであれば、ルフィ視点でシャボンディ諸島に上陸し、ルフィ視点で仲間達と再会する様子を描いたほうがいいし、598話のラストで変装したルフィが「ん?」と振り返る構成にするのであれば、最初からシャボンディ諸島を客観視点で描き、冒頭のルフィ視点は描くべきではありませんでした。

客観視点で「2年後」のシャボンディ諸島や一味の面々を見ながら、「ルフィはまだ出てこないのかな…」と感じたタイミングで、最後にルフィが登場する演出・構成であれば「うおールフィだ〜!!」となるのですが、初っ端に「2年後のルフィ」を描いておきながら、急に客観視点に移り、最後に「すでに到着しているルフィ」を描かれても何の興奮にもつながりません。

598話は「入り方」と「締め方」をそれぞれ個別に捉えるとどちらもよい演出になっているのですが、両方合わせて使ってしまったことで、それぞれの良さを打ち消し愛、中途半端な演出となってしまっているのがもったいないところです。

要するに、

  • 冒頭「ルフィ視点」でスタート
  • シャボンディは「客観視点」で“2年後”の一味を観賞
  • 最後に「客観視点」でルフィを目撃する

という構成になっているため、読者が誰の目線にも立てない1話になっているということです。

個人的には、ラストにルフィが出てくる演出のほうが興奮できるとは思うものの、

  • 連載再開時は巻頭カラー5ページで冒頭シーンはカラーになるため、ルフィを登場させた方が映える。
  • 休載前の597話のラストは麦わら帽子を岩にかぶせて終わったので、同じ構図で連載再開する演出は残したい。

といった理由から、冒頭の入りのほうを生かした改善案を示したいと思います。

ルフィが「ん?」と振り向いたところで1話を終える演出は、600話のラストでパシフィスタに正体がバレてレーザーで狙われた際の演出に変更します。(後述)

尚、覇気については、2年後の「覇気」の設定はどうすべきだったのか?の記事で触れた通り、「武装色」「見聞色」の色分けは不要で、これが2年後をつまらなくした原因の一つとも思っているので、これら2つは排除して「通常の覇気」と「覇王色の覇気」のみの世界線として書いていきます。

以下、1話ずつ改善点を指摘しながら、こうすれば面白くなったのにという内容をまとめていこうと思います。

598〜602話で描くべきポイント

全体像は以下の通り。

  • 598話「2年後」
    • ルスカイナ島で修行を終えたルフィ
    • 「麦わらの一味」の集結と再会
    • レイリー・シャッキーによる現状説明
    • ラストの引きは戦桃丸
  • 599話「九人の海賊」
    • 一味の再会と会話
    • サニー号の状況
    • 新世代の海賊達と一味集結の噂話
    • ラストの引きはゾロ
  • 600話「再出発の島」
    • 戦桃丸の到着と海軍の配備
    • 一味の再会と会話
    • 再出発の刻
    • ラストの引きはルフィ
  • 601話「ROMANCE DAWN for the new world」
    • ルフィvsパシフィスタ&戦桃丸(を通したルフィの修行の成果)
    • ルフィ・サンジ・ゾロの再会(と2人の修行の成果)
    • レイリーへの“海賊王”におれはなるという誓い
    • ラストの引きはレイリーの涙
  • 602話「下舵いっぱい」
    • ルフィと一味の会話(2年前のことや2年間での変化・成長について)
    • 各自が2年間修行を共にした恩人達による海軍の足止め
    • 魚人島への出航の号令
    • ラストの引きは魚人島への出航

以下、各話について詳細を述べていきます。

598話「2年後」

597話の最後に岩にかぶせた麦わら帽子からスタート。

ルスカイナ島での修行を終えたルフィは、「─もう2年かァ…」と懐かしみながら、ハンコック達とともにシャボンディ諸島へ向かう船の準備をしている。

「船の準備できたよ! いつでも出航できる」

「ああ ありがとう!!」

(猛獣達に懐かれて身動きがとれないルフィ)

「ふふふ 猛獣達まですっかり手懐けちゃって」

「すっかりこの島のボスね」

「こいつらと仲良くなったせいで こいつらの肉食いそびれちまった ウマそうなのに」

「ガ…ガウ!?💧」

「大丈夫じゃルフィ そなたの好物は全て船に積んである わらわのことを想いながら…好きなだけ食べてくれ♡」

「ありがとうハンコック!!」

「!!! 2年経ってもまだ名前を…!!! これが…結婚!!?」

「レイリーは半年前に帰っちゃったから きっとシャボンディであなたを待ち侘びてるわ」

「基本は1年半で全部習い終わったからな お前らともこの島ともお別れか…」

「ガル〜〜…」

「よし 行くか!!」

冒頭のシーンでカットしたいのは、ルフィが猛獣達を「おい!!」と睨みつけて威圧するシーンと、「結婚」という言葉を口にしてハンコックに「結婚はしねえ!!」と言い切るシーン。

前者は、ルフィなら猛獣達を威圧する立場になるよりも、仲良くなる関係になると思うんですよね。もちろん2年後の修行の成果を感じさせる演出なのでしょうが、この猛獣達の強さが描かれていないため、何の効果にもなっておらず、あまりにも中途半端です。

であれば、「こいつらと仲良くなったせいで こいつらの肉食いそびれちまった ウマそうなのに」「ガ…ガウ!?💧」のやりとりは面白いので、猛獣達に懐かれてしまって食い損ねた、という描き方の方が私としてはしっくりきます。

後者は、ルフィが「結婚」の概念を知っていて、さらにそれを明確な意思を持ってはっきりと断ることに違和感があるのと、ハンコックが「良き妻になれる」と現実的な結婚や夫婦生活を想像していることに違和感がありました。

女ヶ島出身ゆえ「恋」や「結婚」の意味を履き違えているところが可愛くて面白かったのに、2年後からいきなり「良き妻になれると思う」とリアルな夫婦生活を想像してルフィに迫る描写に違和感しかありませんでした。まぁ2年の間にハンコックなりに勉強したと言うことなのかもしれませんが、それではハンコックのウブな個性が台無しで、(ギャグにならない)ガチ恋描写を挟まれても雑音にしかならないので、ハンコックは結婚の意味を履き違えたままでいてほしかったです。

場面変わってシャボンディ諸島のとある酒場。

ルフィの手配書を見ながら2年前の騒動についてしゃべる客達。

その会話に割って入り、ルフィの手配書を取り上げ、

「ふ〜ん あいつ今や4億ベリーの賞金首なんだ」

とナミが現れる。

「お兄さん達、この店に鼻の長い男が来なかった?」

(む、“麦わらの一味”の泥棒猫…!? やっぱり生きていたのか…!!)

「いや 知らねェな…」

そこに

「おれを探してんのかい? ナミ」

とウソップが登場。

「!」「ウソップ〜〜〜!! 何よあんた逞しくなっちゃって!」

「まァな 悪ィがおれは おめーとチョッパーとの弱小トリオは卒業だ!! この先は真の“勇敢なる海の戦士”としてルフィの援護に回る!!」

「援護なのは変わらないのね💧」

「しかしお前 一番にこのおれを探してたってことは お前もおれ様を頼りにしてるってことだろ?」

「いや あんたの鼻が一番見つけやすいかなって思っただけよ」

「フザけんな! 骨やロボやたぬきのほうがよっぽど特徴的だろうが!!」

「まァ 確かにそうね」

「誰がたぬきだ!! コノヤロ〜〜!!!」

チョッパー登場。

「!!」

「チョッパ〜〜〜!!」

「ウソップ ナミ 久しぶりだな!! また会えて嬉しいぞ!!」

「久しぶりねチョッパ〜!!!(抱きつく)ふかふか感も増してる」

「でもおれ 酒場ならゾロがいると思ってきたんだけど お前ら2人か?」

「ああ むしろあいつは無事この島に辿り着けるのか…?💧」

「たしかに…💧 ま とりあえずサニー号に向かいましょ もう誰か来てるかもしれないわ」

店を出ようとする3人を見て、周囲の一般客が「おい あれ麦わらの一味だよな…? 海軍に報告した方がいいんじゃねェか…?」ヒソヒソ声で騒ぎ出す。

酒場シーンでは「ナミ・ウソップ・チョッパー」(の弱小トリオ)の再会としていますが、これはあくまで一例で、他のメンバーとの再会にしてもいいですし、チョッパーとは店内ではなく(原作通り)店外での再会をしても構いません。

要するに、「偽麦わらの一味」という茶番を排除した上で、普通に一味が再会して2年ぶりの会話を交わし、その様子が周りの目に留まって「麦わらの一味」の集結の噂が広まっていく、という描き方にするべきということです。

ただ、後の展開上、ゾロやサンジをここで再会させるわけにはいかないので、ここで描けるとしたらブルックくらいで、ナミ・ウソップ・ブルックだとそれはそれで微妙なので、やはり弱小トリオの再会とするのが一番しっくりくるかなと思います。

サンジサイド。(個人的にはカマバッカ島での修行という設定から排除すべきと思いますが、ここでは原作に準拠して、その設定は残します)

2年ぶりの本物のレディの興奮するサンジは、シャボンディまで送ってくれたカマ達に別れを告げ、シャッキーのぼったくりバーを目指す。

ロビンサイド。麦わらの一味の目撃情報で騒ぎになっている声を聞き、海軍の動きを警戒する。

(もうこんな騒ぎに…これだと海軍に情報が届くのも時間の問題ね のんびりしている時間はなさそう)

ブルックサイド。「あぁまたこの島に戻って来れた…」ルフィさん達はもう着いているのでしょうか とりあえずライオンちゃんを目指しましょうかね」と感慨に耽りながら、再会の場所を目指す。道ゆく女性に声をかけ、「あのすみません」(と道を聞くのかと思いきや)「パンツ見せてもらってもよろしいでしょうか?」と相変わらずの様子。

再びサンジサイドで、シャッキーのぼったくりバーに到着。レイリー・シャッキー・デュバルと再会し、「サニー号が無事であること」「すでに到着しているクルー達」について教えてもらう。(意外と義理深いデュバルは好きなので、そのやりとりは残す)

「最初の1人(ゾロ)がこの島に着いてからもう10日だ。君達がこの島に集結していることが海軍にバレている可能性は十分ある 急いで出航準備を整えることだ」とレイリー。

ラストの引きは、海軍本部にいる戦桃丸。

シャボンディ諸島にいる海兵から「麦わらの一味」の目撃情報について通信が入る。

「ついに動き出したか 今度は逃がねェぞ…!!」

2年前に一味を崩壊させた1人が、またルフィ達を狙ってくる様子を引きにすることで、2年前の離散後、また物語が動き出したことを思わせる演出にする。

599話「九人の海賊」

カリブーやコリブーなど新世代の海賊達も「麦わらの一味」集結の噂を耳にし、ルフィの4億の首を狙い動き出す。

ロビンがサニー号に到着すると、フランキーが出航準備を整えていた。

「ん? そこにいるい〜〜い女は…!! 我が一味のスーパー考古学者 ロビンじゃねェかよォ〜〜〜!!!」

「……」

「変わらないわね フランキー」

「変わったろ!! バカヤロー!! おれの体に詰まった男のロマンを刮目せよ!! 見ろこの空前絶後のモデルチェンジ!! もはやおれは…人智を超えた!!」

「─そうね もう人として接する事はできなさそう」

「おいおいそりゃ変態って意味か? このホメ上手!!」

(ここのロビンとフランキーのやりとりは、若干フランキーの鬱陶しさはあるものの普通に笑えるので残します。コーティング船のことと出航準備が万全なこと、ロビンがシャッキーのBARに顔を出して自分が8人目で「あとはルフィ一人」という点を描く)

そこにブルックが登場し、合流。

「フランキーさん! ロビンさ〜ん!!! よかったまた会えた…!!!」

「おぉブルックじゃねェか!!」

レイリーの警告を聞いてシャッキーのバーを出たサンジは、サニー号に向かう途中でゾロと再会。(これでルフィ以外は全員誰かしらと再会したことになる)

ラストの引きは、ゾロの「乗る船を 間違えた」

600話「再出発の島」

ゾロとサンジの会話で、それぞれの目と髪型の話をツッコミ合う。

「ところでてめェ その左目 どうしたんだ?」

「あァ…これか 鷹の目の奴にやられた」

「鷹の目…!!? なんでまた鷹の目なんかと」

「2年前 おれが飛ばされた先が鷹の目のアジトでな そこで鍛えてもらってた」

「ハッ!! テメェが目標とする男に修行してもらうなんて どんな心変わりがあったのかねェマリモ君」

「あ”ァ!!? なんだクソコック!! てめェはどうせ女のケツでも追っかけて大した成長してねェんだろう 髪の分け目変えただけで強くなったつもりか!?」

「んだとてめェ!!! おれがこの2年どんな…どんな地獄を生き抜いてきたと…(うっうっ)」

「…💧 とりあえずおれは海岸へいきたい 釣りをしてェんだ…」

「アホかクソ野郎!! そんなことしてる場合じゃねェんだよ!! もう海軍がこの島に集まってきてんだ!! さっさとサニー号へ向かって出航準備を整えるんだよ!!」

「……全く 7番が1番に偉そうに言いやがって」

「何 来た順番でランキングしてやがんだ 奇跡的に1番のりだったからって調子こいてんじゃねェぞ!!!」

「ああ 悪かった 7番(ボソッ…)」

「よーし!! オロしてやる!! 2年 地獄で鍛え上げたこの足で!!!」

「上等だコラ 真っ二つにしてやる!!!」

ゾロのがシャボンディに着いた順でランキングしてるのは面白かったので残します笑 ゾロがサンジに鷹の目との修行について話すことに違和感をもつ人もいるかもしれませんが、私の中でこの2人は、(常にイガみあったり茶化しあったりしているわけではなく)真剣な会話は真剣にできる関係性だと思っているので、十分あり得るかなと思います。むしろ、ゾロのことは何だかんだサンジが一番気にかけているとも思っているので、左目の傷について触れるならサンジかな(サンジに触れさせるのが一番味わい深くなるかな)と思います。(他、チョッパーやウソップ、ブルックあたりも候補にあがります)

サンジの分け目については、ゾロほど注目すべきポイントでもないので、上記のような形でさっと触れるくらいでいいでしょう。(分け目を変えたことに何か意味があれば、ちゃんと説明した方がいいと思いますが、現状、特にないので)

またこの2人だけのシーンで、いよいよ新世界を駆け上がってルフィを海賊王にするための冒険が始まることを確認し合う(両翼を思わせる)やりとりを入れてもいいかなと思います。

このように一味が各所で再会しながら、会話をしている姿を見た周囲が、“麦わらの一味”ではないかと騒ぎ出し、“麦わらの一味”がシャボンディ諸島に集まっていることが海軍の耳に入る。

シャボンディ諸島には2年前同様に新星達が集まっており、話題の「麦わらの一味」を一目見ようと、あるいは彼らの首をとって成り上がろうと騒がしく動き始めている。

ナミ・ウソップ・チョッパーがサニー号に到着し、ロビン・フランキー・ブルックと再会。

そこにレイリー・シャッキーが現れ、シャボンディ諸島に海兵が集まってきている状況と、ルフィがすでに上陸していることをみんなに伝える。

「いよいよ再出発の刻だ!!!」

原作通りレイリーのこのセリフで締めてもいいのですが、600話のラストは、パシフィスタのレーダーに見つかって「ん?」と後ろを振り向くルフィで締めるのもありかなと思います。(598話でカットした演出をここで使う)

598話以降出ていなかったルフィが、ここで(パシフィスタに狙われることによって)登場し、シャボンディ諸島に到着している様子が明かされるという演出です。

これによって、598話の冒頭以来描かれていなかったルフィの登場による興奮と、いきなりパシフィスタに狙われているピンチ感、しかしそれに一切動じていない強者感(2年前からの成長具合)を引きにすることができます。

601話「”ROMANCE DAWN for the new world”─あたらしい世界への冒険の夜明け─」

変装して上陸したルフィだったが、パシフィスタのレーダーに見つかり正体がバレ、背後からレーザーを放たれる。

それを交わして変装が解けたルフィが姿を現す。

「何すんだ!!! リュックには大事な弁当が入ってんだぞ!!」

カリブー含む新星達が集まる中、大勢のギャラリーの前で戦桃丸&パシフィスタとの戦闘開始。

パシフィスタのレーザーを余裕で交わし、まずは覇気を纏った“JET銃”でパシフィスタ一体をワンパン。

戦桃丸には原作通り「覇気を纏った…!!!」と驚かせてもいいし、「一撃…!!?」と驚かせてもいい。

驚く戦桃丸に対し、ルフィが麦わら帽子を押さえながら声をかける。

「久しぶりだな まさかり 2年前はおれ お前達に手も足も出なかったけど

今のおれはあの時の100倍強ェぞ(ニッ)」

2年前の悔しさを思い返すようにしゃべりながら、「今のおれはあの時の100倍強ェぞ(ニッ)」と戦桃丸のほうに目を向けて笑顔で威圧する。

「!!!?」(その覇気の強さに気圧され、脅威の表情を浮かべる)

「ゴムゴムのォ…“JET銃”!!!」

戦桃丸に対しても覇気を纏った“JET銃”をお見舞い。

戦桃丸は覇気でガードするも、ルフィにパワー負けして吹き飛ばされ、2年前と比べ物にならないほど強くなっているルフィを目の当たりにする。

新星達もその強さに驚愕。

「クソッ ワイのガードをものともしないとは…わずか2年でどこまで力をつけてやがる…!!」

戦桃丸が起き上がるのを待っているところ、もう一体のパシフィスタがルフィをレーザーで攻撃しようとする。

そこにゾロとサンジが駆けつけ、2人とも覇気を纏った攻撃で同時に撃破。

「おれが斬った!!」

「おれが首をへし折ったんだよ!!」

「!!!」

「あ〜〜〜!!!! ゾロ!!! サンジ〜〜〜!!! ひっさしぶりだな〜〜〜!!! お前らァ!! 元気だったか!!?」

「話は後だ!! 急ぐぞルフィ!!! 海軍が続々この島に集まって来てるらしい 相手してたらキリがねェ!!」

「おいルフィ お前は9番だぞ」

「黙れ てめェ どんだけ自慢してェんだ!! ルフィ行くぞ みんな船で待ってる」

「そうか よし! …悪ィなまさかり!! おれ達行くわ!!」

「フザけんな!! まだ終わっちゃいねェぞ麦わらァ!!!」

(とはいえパシフィスタ2体を破壊され、一人でどうにかできる状況ではない戦桃丸は、急いで救援を呼ぶ他なかった)

その場を離れてサニー号に向かおうとするところ、ルフィがレイリーに気づいて立ち止まる。

「レイリーーー!!」

「フフフ…一応様子を見に来たが 問題なさそうだな…更に力が洗練されている…!!」

「うん!!」

「─では…早く行きなさい 仲間達の元へ…」

「うん!! レイリー2年間 本当に色々ありがとう」

「…フフ…改まる柄じゃない……早く行け」

「…レイリーおれは…やるぞ!!」

「?」

「“海賊王”に!!! おれはなるっ!!!!」

ゾロとサンジはその様子を見て笑みを浮かべ、レイリーは涙を浮かべる。

601話はルフィ、ゾロ、サンジの成長を描くバトルシーンと、3人の再会シーンをメインに描き、最後の締め方は原作通り。

エッグヘッド編でルフィが黄猿に対して述べた「今のおれはあの時の100倍強ェぞ」は、むしろこのシーンで戦桃丸に向けた方が効果的だったと感じます。(ニカのおふざけバトルの前にこのセリフを吐いてもまるで説得力や高揚感がなく、また大将相手に「100倍」と雑にイキった成長アピールするのもダサいため、2年後のこのタイミングで戦桃丸相手に口にする方が合ってるかなと)

602話「下舵いっぱい!!」

サニー号に一味が集結し、無事全員が再会を果たす。(チョッパーが迎えに行って、大きな鳥に乗ってルフィ達と戻ってくる演出はかっこいいので残す)

海軍の追手が来るので慌ただしく出航しなければならないかと思いきや、なぜか追手が来ない。それは2年間の修行に付き合ってくれた面々が駆けつけ、海軍を足止めしてくれたからだった。

そのおかげで一味は2年ぶりの再会を喜び、言葉をかけ合う間が生まれる。

────────

ルフィ:そういえばゾロ お前その目どうしたんだ!!?

ゾロ:あァこれは…

サンジ:鷹の目にやられたんだとよ

ルフィ:鷹の目!!?

サンジ:その話はもう聞いたからあとで話してやるよ こいつのプライドを捨てた素敵な修行話をな(ハッ)

ゾロ:あ”ァ!!!? なんだ逆さまゆげ!!!

サンジ:さか…!! 何つった今てめェ

ゾロ:逆さまゆげ

ウソップ:確かにお前なんで髪の分け目変えたんだ?

サンジ:あぁこれはな…

(サンジが分け目を変えた理由はあってもなくてもいいし、その理由を読者に伝えなくてもいいが、一味がそこに「触れる」という描写を入れるべき。本題からズレていく一味の騒がしいやりとりを吹き出しだけで描きつつ、チョッパーがルフィに声をかける)

チョッパー:ルフィお前こそ その腹の傷大丈夫なのか!? 頂上戦争の時のか…!?

ルフィ:あァ 赤犬にやられたんだ でももう大丈夫!! 次やる時はおれが勝つ!!! その為の“2年”だったんだ!! しっしっし

(ゾロ・ウソップ・サンジ・フランキーあたりがそんなルフィを頼もしそうな目で見る)

ブルック:さすが「海賊王」になる船長 頼もしいですね!!

ルフィ:ブルック!! お前は全然変わってねェんだな

ブルック:ええ、私すでに死んでますから 死んだら骨だけ 姿形は変わりません 変わったことと言えば……魂だけ離脱できるようになったことくらいです

一同:え〜〜〜!!!

ルフィ:すっげェ!!! おもしれェ〜!!!✨ 

ロビン:ルフィ 残念だけど あまりゆっくり話してる時間はなさそうよ?

ルフィ:ロビン! ほんとだ

(海軍の追手が近づていることに気づく)

ナミ:出航準備はできてるわよ 船長

ルフィ:ナミ! ありがとう よし! ほんじゃ野郎共!!! ずっと話したかった事が山ほどあるんだけど!! どにかくだ!! 2年間もおれのわがままにつき合ってくれてありがとう!!!

サンジ:今に始まったわがままかよ

ウソップ:まったくだ!! 今さら改まるまでもねェ!!

ルフィ:出航だァ〜〜〜〜〜〜!!!

────

上記はあくまで一例で、それもごくごく一部の一例に過ぎません。「これが正解」と言うつもりはありませんし、原作通りの方が面白いと思う人も当然いるでしょう。

「誰と誰にどんな会話をさせるか」には無限のバリエーションがあるため、私の方でそれを指定するのはそもそも筋違いではありますが、尾田先生が必要と思うやりとりや描いておくべきと判断したやりとりを、上記のように2年後の一味の変化にそれぞれが触れる形で描いて欲しかった。

それがなかった事で、2年後から一味への感情移入が全くできなくなってしまったからです。

みなさんも「こんなやりとりが見たかった」「このシーンはこういうやりとりを入れるべきだった」というアイデアがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。

私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。

ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。

実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。

ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。

余計なお世話としか言いようがありません。

自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。

あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?

他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。

論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。

プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。

私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。

あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?

購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?

お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?

飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?

市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。

一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。

「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。

頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。

尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。

その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。

そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。

その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。

心配しています。

このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。

なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。

なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。

そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。

尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。

思いません。

「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。

少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。

読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。

ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。

ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。

私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。

そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。


作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。

ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。

というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。

それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。

煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。

えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。

たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)

また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。

記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。

色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。

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おさかな
おさかな
4 ヶ月 前

2年後で強く違和感を感じたのは、革命軍にいたロビンから一味に対して“今の世界情勢の確認”が全くされなかったことです。当然これはあるものと思っていた。

この2年の間に世界はどう変わったのか、海軍や七武海になにがおきて、今一番ワンピースに近い海賊は誰なのか、革命軍は今なにを計画しているのか、そういうのが一切ロビンの口から出てこなかった。
じゃあなんのために革命軍にいたの?と。

匿名
匿名
5 ヶ月 前

ゾロの左目問題はねぇ……やるとしたら自分の祖先の生家、覇気を吸う新武器、覇王色の覚醒といくつも条件が揃ってたワノ国編がベストだったでしょうな。なんか意図的に左目が隠されたコマとかはありましたが、結局明確に開いてる描写ありませんでしたね

…………ここでやらずに最終章まで引っ張るってホントどんな判断なんだマジで。まさかマジでただのファッション傷でした〜とか言わねェよな……

とくめい
とくめい
5 ヶ月 前

あとから見返すとこのように書いた方が良かったというのは面白いですが、それよりも今後このような展開になったらまだ読める!とか前向きな意見も聞きたいです!

海老
海老
5 ヶ月 前

ゾロの左目の傷については(最初から構想があったなら)明かすタイミングを完全に逃していると思いますね。彼の家系図がSBS落ちした上に「もう描くことは無い」とまで言われたり、ワノ国で出た死神も放置されたりしていますし。

あの傷を見れば誰もが2年間の修行…ミホークとの関わりについて考えそうなものですが、作者も一味も触れないってちょっと理解に苦しみます。勿論、この先ようやくそれらが回収されたら伏線スゲーと騒がれるのでしょうけど「上手い料理の仕方が考えつくまでとりあえずまな板に広げました」みたいなのはやっぱり好きじゃないですね。活かせてないし。
二年後を描く前の大型休載でキャラデザの一新を図ったのですから「何の理由も無い傷」ではないと思いたいですし、各キャラクターが二年間についてまるで話さなかったのは恐らく、後々に掘り下げる意図があったからではないのかなぁと。
描く内に取捨選択が滅茶苦茶になり、今これが描きたいあれを描きたいってしてる内にこんな所まで来たのだろうと思っています。

匿名
匿名
5 ヶ月 前

キャラデザイン変更についてはそのうち、ところでゾロ、その目は大丈夫なのか?って感じで回想やってどんな修行してその結果…みたいなの明かされると思ってたからそこまで気にしてなかったけどまぁ…うんこうなるともやもやするよね

匿名
匿名
5 ヶ月 前

物語的には2年経ってるとはいえ、作品的には「仲間がいるよ 号泣」で仲間の重要性を深く噛み締めた感動シーンの直後に偽麦わらを本物の仲間だと見間違えてますからね。もう偽麦わらを描きたい衝動が抑えられなかったんだろうな 笑

匿名
匿名
5 ヶ月 前

子供の頃、私はこのあたりが一番面白いと感じていました。今まで出てこなかったサイコパスキャラのカリブーや、偽麦わらの一味など魅力的な海賊がたくさん出てきてワクワクしたのを覚えています。パシフィスタがシャボンディ諸島にやってきたのがこいつらのせいなのも面白いです。
そこからルフィとゾロとサンジがパシフィスタを倒すシーンに子供の頃の私は興奮したのを覚えています。

Last edited 5 ヶ月 前 by 匿名
匿メイ
匿メイ
5 ヶ月 前

当時他のキャラもなんだこれ感はあったけとフランキーは本気でショックで未だに受け入れられていないわ。今考えるとあの巨大さが絵面として浮くからなのかな、他の一味達とは目線が違うし集まったときに画からあぶれるし、存在に違和感が生まれたというか、上手く言語化出来ない。
2年後からは気色悪い等身のキャラが増えまくっているけど、絵が引きの絵になって潰れ出したのもこのせいだよね。一味や通常サイズの人間と並ぶと映りきらないから絵を引かせてなんとか描く。なので大ゴマの集結シーンなんかも昔は迫力があったのにデカいのに合わせるせいで絵に締まりがなくなった。

匿メイ
匿メイ
5 ヶ月 前

改善案凄く良いですね〜、当時は一味同士が全く変化に触れずにモヤモヤしていましたが本誌でこういうやり取りを見たかった…。それに、偽一味はあのつまらないやり取りのためにルフィが仲間の偽物に気づかないという致命的な描写をしてしまったので本当に不要だと思いますし。また、改善案だと簡略して書いているせいもありますがかなり読みやすいですね、というのもやはり元の本誌だとモブの寒い反応が雑音すぎますし、ルフィの正体が周りにバレるシーンとか持ち上げるためにモブの大げさリアクション連発で見ていて恥ずかしかったです。

匿名1
匿名1
5 ヶ月 前

前髪の分け目変更はともかく、腹の傷、隻眼は相手のプライドに傷つくとか野暮な質問みたいな雰囲気でも出せば、余計な質問はシャットアウトできたんですかね。

読者に教えるという点で、なべおつさんの改変の方がわかりやすかったです。

匿名
匿名
5 ヶ月 前

キャラデザ改変するのは結構なんだけど、改変の仕方が薄っぺらいというか稚拙というかコンテキストや明確な理由や必要性ががないんだよね、それまでのキャラの性格を完全に無視してるしむしろ壊してる、全員

匿名
匿名
5 ヶ月 前

他のコメントにもありますが、やはり2年後のビジュアルを改変させたのは悪手だったと思います。

未だに馴染めないのはそれだけ2年前のデザインが完成されていたというのもあるからだと思います。

あと、ここ最近塗り方と描き方を変えたのか全員やたら丸顔で頬を赤くして幼く見えるのも好きじゃないです。

いつから始めたのか知りませんが、女性キャラの瞳にハイライトを入れるようになったのも違和感が拭えないです。

ただでさえキャラの中身も知能低下が深刻化しているのに、外見まで幼くしてどうするんだと・・・。

匿名
匿名
5 ヶ月 前

今更遅いが、キャラのビジュアルを改変させるのはやめて欲しかった。
実際、ルフィのビジュアルはほとんど変化がないんだからやるにしても全員その程度で留めておくべきだった。
この改変が改良であるなら別に文句はないんですが、大幅に劣化させてしまっている以上、やっぱり文句は言いたくなる。
極端な例を挙げればフランキーなんて原型すら留めていないただの奇形ロボですしね。

匿名
匿名
5 ヶ月 前

なべおつさんの考える一味のセリフ、面白かったです。特にゾロとサンジのやりとりが自然で良かった。
シャボンディ到着後のルフィの主観、客観の話を聞いて、進撃の巨人でマーレ編以降エレンが初登場したシーンを思い出しました。あれも作中で4年の時が経っていて、なおかつマーレ側の人間の目線からエレンを見た客観だったので、よく似てると思います。あのシーンを読んでエレンが登場した興奮と同時に不気味さを感じたのですが、その理由としてビジュアルが慣れ親しんだ4年前の姿ではないことと、客観で描かれたことでエレンがなにを考えているかわからなかったことが挙げられると思います。そういう意味で、ワンピースが上手くやれなかったことを進撃はうまく表現できているのかなと思いました。以上です。

匿名
匿名
5 ヶ月 前

1200話終了という巷の見解について、どのように思われますか(私は拘らなくていい派です)?
確かに、前後半が綺麗に600話ずつなら美しいようにも思えますが、そもそも前半の終了の際に、たまたま600話近かったから、601話から後半ということで微調整したに過ぎないと思っています。仮にその際に、1200話終了を目指したとすると、後半を600話で終了させなければならなくなります。新世界初期はそれも可能なのかと思っておりましたが、ドレスローザやワノ国等の長さや、最近の無駄な設定の多さから、後約100話で無理やり終わらせたら、かなり薄く中途半端な終わり方になる気がします(1話当たりのページ数も減ってますし)。空白の100年、ワンピースの正体、ルフィの夢の果て、VS黒ひげ等の中核的な部分が中途半端な描かれ方するくらいなら、個人的にはゾロの死神やSWORD等はもうなかったことにしてくれても許容できます。最近の尾田先生の劣化ぶりを見てると、中核的な部分すら適当に済ませて、どうでもいいことに話数を使いそうで心配なので。。。

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