この記事は、1057話を読んだ直後に抱いた感想となります。(すでに1058話、1059話が掲載されていますが、それらの内容は加味していません)
連載再開後、1054話「炎帝」、1055話「新時代」、1056話「クロスギルド」と悪化の一途を辿っていくワンピース。
1057話「終幕」はさらにひどい1話となりました。
作画が改善されるどころかさらに悪化し、見せ場のシーンでさえルフィ以外の一味のメンバーを黒豆のような省略絵で済ませるという手抜きっぷり。
不自然なセリフや行動だらけで、共感や納得感を持って読めるシーンが一つもありません。
1057話の作画の荒れ具合を見て、「もしかしたら尾田先生はワノ国編を描き切ってから休載に入ったのかもしれない」と思いました。
つまり1054〜1057話の4週分を描いてから、4週間の休載に入ることになり、1057話はお休みに入る直前の1話だったから、早く原稿を上げるために雑になったのではないか、と。
なので連載再開後の「改善」に関する評価は、1058話以降を読んでから決めるべきだと思いました。
こうやってなんとか理由を作って期待を持ち続けようとするのも、それだけワンピースが好きだからこそですが、さすがに1057話のクオリティでこの先のストーリーが描かれるとしたら、もう熱量を取り戻すことは不可能でしょう。
何が問題なのか、以下解説していきます。
目次
1057話のつまらないところ
突如、意味不明な理由でワノ国残留を決めたヤマト
あれだけ(光月おでんとして)「海に出る」「ルフィの船に乗る」と言い張っていたヤマトが、急に海には出ないと言い出します。
理由は、「おでんはこの国の“漫遊”から始めた」から。
え…なにそれ。。
そんなのおでんの日誌を読んでた時点でわかってたことで、その上で(おでんのように生きるために)ルフィの船に乗りたいって言ってたんじゃないの?
なんで急に「おでんのように生きる=ワノ国の“漫遊”から始める」という結論に切り替わったのか、意味がわかりません。
おでんの生き様や人生録なんて、大半は海外渡航に拠るもので、国内の漫遊によって学び、形作られたものなどほとんど描かれていません。
そもそもワノ国なんて大した大きさの国ではなく、そのほとんどがカイドウ・オロチの支配下において虐げられていたというのに、今更時間をかけて漫遊することで何を学べるというのでしょうか。奴隷としてどんな苦しみを強いられてきたかでも学ぶつもりでしょうか?
「世間知らず」を克服するために「鎖国された国を漫遊する」なんて全く理屈に合わない結論です。
せめて、「自分の父によって破壊された国々を復興するために、自分も協力して罪を償いたい」とか、「(緑牛に攻められたことで)自分がワノ国に残って守ってあげないとダメだと感じた」といった理由であれば納得できるんですが、「おでんはこの国の“漫遊”から始めた」なんて意味不明すぎるでしょう。
まぁ「ワノ国を守るため」という理由をモモの助や錦えもんに伝えるべきではないというのもあるので、本当はそのつもりで残るのだけど、あえて隠すために薄っぺらい理由を挙げてごまかした、ともとれますが、それにしてもあまりにも説得力のない「理由」に肩透かし感が否めません。(この点は1059話で描かれましたね)
この理由で共感・納得できた読者などいるのでしょうか。。
また、もう一つおかしいのが、前回の引きである「さて!! 決めたぞ!! ルフィ達のところへ行くか!! 僕は!!! 光月おでんの様に生きる!!!」とのつながりです。
ルフィ達にはすでに話をつけていたのであれば、このタイミングで何を「決めた」というのでしょうか。ルフィ達の船に乗らないことを決めていたのなら、「光月おでんの様に生きる」ことも決まっていたということですよね。
なぜこのタイミングで「さて!! 決めたぞ!!」と言い出すのでしょうか。
この「決めた」にはまだ他の意味があって、この後明かされるのでしょうか?
いや、ただ読者をミスリードするためだけのセリフでしょう。ヤマトが仲間になるかどうかを読者に考察させるためだけに、わざわざこのわかりづらくて不自然で次の話ともつながらない無意味なセリフを言わせたのです。
そんな描き方をしてるから、キャラクラーのセリフや行動がどんどん支離滅裂で一貫性のないものになっていくというのに。。
モモの助達に一言も言わずに城を抜け出す薄情な麦わらの一味
アラバスタの時のように、気づいたら一味全員がいなくなっているという演出にしたかったのかもしれませんが、
錦えもんやモモの助にあえて何も言わずにいなくなる意味がわかりません。
というか、あれだけの大所帯がモモの助や錦えもんに気づかれずに移動できるなんて不自然でしょう。
それに必要以上にキレる恩知らず共
ルフィ達の行動も意味がわかりませんが、それに対してキレまくる錦えもんとモモの助も意味不明です。
お前ら…最初から最後までルフィ達におんぶ抱っこで、討ち入り後にまともに役に立つことなく足を引っ張りまくって、国を背負わせて救ってもらった(=「命をもらった」)立場のくせに、どの口がほざいてんだと言いたくなります。
「モモの助様は今や真のワノ国の“将軍”」って、そうなれたのは誰のおかげだ?
「ルフィ殿の返す言葉次第では!! 切り捨てても仕方なし!!」ってお前、どの口からそんなクソみたいな発言が出てくるんだよと思わずにいられません。
こいつの言動一つ一つが本当に腹立たしい。
それに対して「そうだそれが“ぶしの道”」とか偉そうに「武士」を語り出すモモの助。
終始駄々をこねて泣きわめいてただけで、何度もワノ国を救うことを諦めてたくせに、「ぶしの道」なんて語ってんじゃねェと思いませんか。
ほんとにワノ国の登場人物は、錦えもんしかりモモの助しかり日和しかり、最初から最後まで一切感情移入できないばかりか、読者にストレスを与え続けるだけのクソキャラクターでした。
漫画のキャラクターでここまで嫌いになったのは初めてです。
これは、「不義理に怒って怒鳴り散らすつもりでルフィ達のもとへ駆け寄ったものの、いざルフィ達を前にすると寂しくて号泣してしまうモモの助」と、「それを呆れた様子で見守る錦えもん」というシーンを描きたいから、そのギャップを大きくするために、あえて「怒り」の部分を強く描いたわけです。
本気で怒っているほど、その後の「結局寂しくて怒りなど忘れて涙してしまうお別れシーンの感動()」が際立ちますからね。
しかしまぁとにかく演出の仕方が安易で雑で下手くそすぎる。
こんな素人や新人漫画家が描いて即ボツにされそうな薄っぺらくて不自然な「ギャップ」の描き方によくOKが出たなと思います。
理由にならない言い分「これ渡したくて待ってた!!」
で、なぜルフィ達が錦えもん達に何も言わずに城を出たのかは明かされず、船で「待ってた」理由としてルフィの海賊旗を渡すためだったことを明かします。
何も言わずに出て行って、(いつ来るかもわからないのに)船の上で待つくらいなら、最初から一言言って出ていけよと思いませんか? ルフィ達がいなくなったことにモモの助達が気づくまで時間がかかったら、あるいは気づいても港まで駆けつけて来なければ、延々と待ち続けるつもりだったのでしょうか?
どんな暇人発想なんでしょうか。要領悪すぎでしょう。
この辺りの展開にも全くリアリティがなく、作者の都合のみでキャラ達が動かされていることがよくわかります。
見せ場のシーンで手抜き作画
1058話の見せ場の1つであるこちらのシーン。
ルフィの絵の崩れ方もさることながら、背後にいる麦わらの一味が全員潰れていて、誰一人顔が描かれていません。
「おれの“仲間”に手ェ出すって事は おれ達にケンカを売るって事だ!!!」と言わせているのに、「おれ達」が描かれていないという。
ちなみに似たような構図で描かれた見せ場のシーンと言えば、魚人島でのコチラのシーンが思い出されます。
この歴然たる作画の差…
明らかに絵を描くのがめんどくさくなっている(ないし時間がなくて描けなくなっている)のがわかります。
ちなみに作画崩壊で言うと、このシーンのナミもひどい。
この顔、しのぶにしか見えないんよね…
三船長の無意味なマウンティング合戦
前回指摘した三船長のくだらないマインティング合戦が今回も描かれます。
シャンクスに腕を奪われ、同盟を組んだアプーやホーキンスに裏切られ、カイドウにボコボコにされたまま一矢報いることもできず、ローと組んでなんとかビッグ・マムを倒し、肝心のカイドウはルフィ1人に倒してもらって、「四皇」の称号を得られなかった、誰がどう見ても明確に格下であるキッドさんが、ルフィに対して「格下」とか言っちゃうシマツ。
あまりにも恥ずかしい。第三者が聞いたら笑い者になるレベルのバカ丸出し発言です。よくお前その立場でルフィやローに対して「格下」なんて言葉が思い浮かんだな。
また、「格下」ではなく「安全」に引っかかるルフィとローも意味不明です。
「格下」はルフィ・ローに対する評価ですが、「安全」は港に対する評価です。自分達の評価についてはスルーして、港が安全なことのほうに食いついて「安…全…!?」とキレるなんておかしいでしょう。
それもこれも「いやいやルフィ!? 安全でいいんだよのるなよ!?」というセリフをクルーに言わせたいから。「安全」な港を選ばず、「危険」な方法で出国することで、自分勝手にクルーの命を危機にさらすという茶番をやりたいだけ。
「格下」に食いついてしまうと、「安全でいいんだよ のるなよ!?」という「説明」とのつながりが弱くなりますからね。
「あー…お前らは正規の港を使うのか ハハハ まぁそのほうが安全だからな せいぜい怪我しねェように出国しろよ」のような台詞に対して、「安…全…!?」と食い付かせるならわかりますが、そこに「格下」と加えられたら、普通は「格下」に食い付きませんか?
こうやって大した考えもなしに無理矢理マウンティング対決を描こうとするから、不自然なセリフばかりが生まれるのです。
このやりとりで喜ぶファンって、一体ワンピースの何を読んでるのでしょうね。。
もっというと、高所から落下する経験なんて全員飽きるくらいしてきてるのに、未だにきちんと「やめてくれ死ぬ──!!!」なんて無意味でくだらないリアクションをさせるのもリアリティがなく共感できません。
四皇・カイドウを倒して、30億ベリーの懸賞金になって、四皇入りを果たして、あと1つロードポーネグリフを見つければラフテルに行けて、「海賊王」の夢まであと少しという状況で、誰一人死ぬわけがない滝下りに今更ビビり倒す描写なんて必要でしょうか。
むしろ四皇の一味を倒して、海賊王に大きく近づいたこのタイミングだからこそ、クルー全員が自分たちの成長や実績に自信が漲り、一致団結して(ジェットコースターを楽しむくらいの感覚で)あえて全員で危険なルートを選び、笑顔で次の島へと出港していく様子を描けばいいのにと思わざるを得ません。
未だに「ルフィの無茶によってクルーが命の危険にさらされ、それに怯える、騒ぐ、キレる」というワンパターン描写に辟易してしまいます。
作者含め、誰一人成長していない。描かれてきた経験がまったく蓄積されていない。
「お前らが乗り越えてきた危機と比べれば、滝下りくらいなんでもないだろう。何を今更こんなことくらいで騒いでんだ…」という冷めた感情にしかなりません。
後付け丸出しの日和の見せ場シーン
私の中でワンピース史上、最も嫌いなキャラの一人である日和。
カイドウとの戦闘中は、しつこいほどにその無能さを披露して物語を間延びさせ、読者をイラつかせてくれましたが、そこにさらに追加の展開が描かれました。
傳ジローに斬られて(ようやく)死んだと思ったオロチが、まだ生きていたというクソ展開。
それに加え、さっきまで泣いて傳ジローに抱きついていたくせに、急に強気になって睨みを利かせ、覚悟を決めたようにオロチに対面し、最後の手柄だけ持っていこうとする卑しさ満点の姿が描かれます。
もう意味がわかりません。
さっきまで命を諦め、無抵抗で死を受け入れようとしてたくせに、傳ジローが来た瞬間に急に態度がでかくなって決め台詞を吐こうと前に出るんです。
なんて恥ずかしい人間なんでしょうか。。
オロチを倒したのは傳ジローであって、こいつはオロチに攻撃さえできておらず、延々と「口撃」を続けていただけです。
海楼石の釘で追い詰めたかと思いきや鼻水垂らして「口を慎め無礼者!!!」としか言わず、オロチが自滅してもトドメを刺さずに涙ながらに「『光月』は…約束を果たす一族」なんて意味不明な独り言を語っていたくせに、その後すぐに復活されて命の危機に瀕し、目を瞑って諦めて死を受け入れたところを間一髪傳ジローに助けてもらったというのに、なぜ最後にこんな偉そうな顔ができるのでしょうか。。
自分の無能さ加減に恥ずかしくなってその場で崩れ落ちてほしいレベルなんですけど。
まじで最後の最後まで、吐き気を催すレベルで気持ち悪いキャラクターでした。
後味の悪すぎる日和の決め台詞
で、さらに気色悪いのがこの決め台詞。
「燃えてなんぼの!!! 黒炭に候っ!!!」
もう「生きてて恥ずかしくないんですか?」と言いたくなるレベルの酷いシーンです。
「燃えてなんぼの!!!」までは凛々しいキメ顔なのに、「黒炭に候っ!!!」で速攻泣き顔になるのも気色悪い。
決め台詞で読者をスカッとさせたいのか、感動させて泣かせたいのかどちらなんでしょうか。どちらかに絞ることができず(取捨選択ができず)、欲張ってどっちも選んだとしか思えない急激すぎる表情変化。女性キャラを泣かせれば、読者が感動してくれるだろうという魂胆が見え見えでまったく感情移入できません。
そもそも「煮えてなんぼのおでんに候」というセリフ自体、(尾田先生はお気に入りなのかもしれませんが)語呂がいいだけで意味不明だし、全然かっこいいセリフでも深みのある名言でもないのに、そこに「くろずみ」という語呂の合わない言葉を被せてしまっては全く決め台詞になりません。
また「煮えてなんぼのおでんに候」は、おでん自身が「自分の死に様」について表現しているのでまだよいのですが、死にゆく相手に対して大見得切って「燃えてなんぼ」と言い放つなんて、どんな神経してるんでしょうか。
「炭」が「燃える」という言葉遊びでうまいこと言ったつもりかもしれませんが、犯罪者を処刑するシーンで、「首刎ねられてなんぼの○○に候!!」なんて言い放ったらドン引きしません? それを漫談にして語り継ぎ、観衆と共に全員で声を揃えて叫ばせるなんて、異常すぎる光景にゾッとしてしまいます。
何より「黒炭の怨念」は、そもそもワノ国の民衆達による理不尽な差別や暴力、虐待によって生まれたものなんです。
ワノ国の民達が愚かな過ちを犯さなければ、オロチの怨念は生まれなかった。
だからこそ、自分達の行いや未熟さを省みて、二度と同じことが起こらないように戒めの言葉を述べてくれないと、普通の人間性を持った読者はまったく共感ができません。
その懺悔の思いを(誰もが忘れることなく、同じ悲劇が繰り返されないように)国中に「逸話」として広げ、語り継ぐことが、後味のよいきれいな締め方ではないでしょうか。
にもかかわらず、そこに反省の念は一切なく、「悪事を働いたから燃えて(死んで)当然」と言わんばかりのこの発言。それを脊髄反射で絶賛し、歓声を上げる愚民たち。
これをかっこいいとか、決まってるとか、名シーンとか、スカッとしたとか評価してる人達はどうかしてると思います。
多分オロチをとんでもない「悪役」として描いてきた(つもり)だから、勧善懲悪でスカッとさせつつ言葉遊びを交えた粋な決め台詞として描いた(つもり)なんでしょう。
もちろんオロチがやってきたことは正当化できるものではありませんが、その怨念を生むきっかけがワノ国のバカ共による理不尽な差別だったと描かれてしまっては、オロチを完全な「悪」として受け取ることなどできません。
だからこそおでんもこの複雑な表情で、オロチを完全否定することができずに提案を飲んだわけです。
まぁオロチの言葉をそのまま信じて騙されるおでんもどうかと思いますが、罪を犯した張本人はとうに死んでいるのに、「黒炭」と名がつけば子どもでも罪人にされ、殴られ、川へ投げ込まれ、殺され、無実の「子ども」が理不尽な暴力を受けたことで募らせた怨みだった、と聞かされれば、すぐに斬り捨てようとはせず、オロチの言い分を聞き入れて歩み寄りを見せることで、少しでも黒炭家への懺悔の気持ちを伝えようとするのもわかります。
そうして自分達の過ちを償おうとしたおでんの想いを踏み躙るかのように、彼の死後、残された娘と民衆達は、堂々と、あるいは嬉々として「燃えてなんぼ(焼死して当然)の黒炭(一族)に候!!!」と言い放つのです。
もしワノ国に黒炭の生き残りがいたらどうするつもりなんでしょうか。
見つけたら「焼死して当然の黒炭一族に候!!!」なんて言いながら、また罪人扱いして、殴り、川へ投げ込み、焼き殺すのでしょうか?
オロチは黒炭一族最後の生き残りだから、こいつを殺せば全てが片付くと考えて、最後の決め台詞を吐いたのでしょうか?
このセリフの異常さに気づかない作者も編集者も、決め台詞としてカッコいいとかしびれたとか言ってる読者も、ちゃんとワンピース読んでるんですかね?
黒炭の怨念が生まれた原因を忘れてるのでしょうか?
何も解決していないどころか、新たな禍根を生み出しかねない後味の悪すぎる終幕のさせ方。
何より、おでんが死んだのはそうして黒炭一族を迫害したことが原因であり、ある意味その責任をとって死んだようなものだというのに、それを理解せず、復讐を完了して「燃えてなんぼ」とまた同じことを繰り返そうとする。
こんなラストを描いてしまったら、おでんが浮かばれないでしょう。
悪役にも共感・同情できるような設定を入れておいて、最後はそこを無視した決め台詞で締めるなんて酷い「終幕」のさせ方です。
「魚人島編」で、オトヒメやフィッシャータイガーの生き様を通して描かれた、差別を次の世代に引き継がせないことの大切さとはなんだったのでしょうか。
最後の最後まで気持ち悪い終わり方で、光月一族へのヘイト感情を高めるだけで終わりました。
ワンピース史上類を見ない無能サイコパス光月日和
それでは日和の「異常さ」がわかりやすくなるよう、鬼ヶ島でオロチと対面してからの言動についてまとめてみましょう。
1032話で、オロチの前に小紫として笑顔で登場した後、
「月姫」を弾くために仮面をつけ、「笑顔になどなれましょうか」と言い放ち、
仮面をとって顔面ぐしゃぐしゃになりながら、決め台詞のつもりで自己紹介を披露。
海楼石のクギを刺して絶対優勢の立場に調子づき、ビビるオロチに追い打ちをかけていくものの、
なぜか一向にトドメを刺そうとしません。「オロチは私の手で殺したいくらいです」なんて言ってたのに、自ら絶好の機会を作っておいて、一切手を出そうとしない。
オロチが勝手に自滅して燃え上がると、
これで全てが終わったかのように涙を流し、「“夜明け”はきっと来ます 『光月』は…約束を果たす一族!!」という文脈を無視した意味不明なセリフでオロチの最期を見届けようとします。
しかしその後「何カノ震動」というクソみたいな理由で都合よく海楼石が取れ、変身したオロチが(決め台詞まで吐いて完全に勝った気でいた)日和に襲いかかります。
予想だにしないオロチの復活に腰を抜かし、涙を浮かべて「あ〜れ〜」と言わんばかりのアホ面で恐れ慄く日和。
道連れにしようとするオロチに対し、
さっきまで腰を抜かしていたのに、がんばって立ち上がったのでしょうか? しかしここでもなぜか無抵抗を貫き、死を受けたかのように目を瞑ったままオロチの攻撃を待ちます。
そこに間一髪、傳ジローが現れてオロチの首を切断。
何が起きたのかわからない日和は、脅威の表情で現状を理解しようと努め、
傳ジローに救われたことを知って、涙を流します。
これで8回首を切ったことになるので、八岐大蛇の能力のオロチもこれで死んだと思われました。
しかしこの後に、さらに蛇足が追加されたわけです。
傳ジローの一太刀によって死んだと思われたオロチがまだ生きていて、頭部だけでこちらを向き睨み付ける。
それに「怯まぬ眼差し」を返し、
傳ジローの手を振り払って、
最後の最後、見せ場のシーンだけ偉そうに前に出て決め台詞を吐き出す日和。
いやお前…笑
さっきまでの表情並べてやろか?笑
で、急にこう。
そして、こう。
なんじゃこいつ笑
無能なくせに目立ちたがり屋で自己主張が強く、自分は何もしてないのに偉そうに最後の手柄だけ持って行こうとする卑しさを兼ね備えた上、死者を愚弄する言葉を決め台詞として投げかけるなんてとんでもないサイコパス野郎です。
そういえばモモの助も、カイドウを倒したことの報告を、あたかも自分達「光月の一族」だけの手柄かのように報告してましたね。(そんなつもりではないことはわかりますが)
自分たちは何もしていないのに他人の手柄を横取りすることだけには貪欲という、最後の最後まで浅ましい一族でした。
新章に入って、こいつらを見なくて済むようになることが何よりありがたい。
それだけで5割増しくらい面白くなるはずです。
まとめ
「終幕」の話だというのに、最低最悪なクオリティだった1057話。
とはいえ、ここまで描いてから長期休載に入ったのであれば、休載による恩恵は1058話以降に表れることになります。
休載後に描かれた(であろう)1058話、1059話を楽しみに待ちたいと思います。
私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。
ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。
実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。
ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。
ニーズがあるからです。
上記の通り、最初は「史上最も好きな漫画」であったことから、(この先つまらないワンピースとして残りのエピソードが削られていくことに耐えられず)改善されることを願って批判をしてきましたが、もはや作品は崩壊し切ってしまったため、今は改善を期待しているわけではありません。
ただ、ワンピースという作品は、日本一売れている漫画だからこそ、熱量の高い(高かった)読者も多く、私と同様に「つまらなくなってしまった」と感じ、それを無念に思い、不満や釈然としない気持ちを抱えている読者の数も多いのです。
そういう方達にとっては、自分の気持ちを代弁してくれる記事や、自分の本音の感想をコメントして、同様の感想を抱いている方達と共有できる場には一定の価値があり、そうしたニーズに応えることにもまた一定の価値があると思っているため、運営を継続しています。
ニーズがあるからです。
ブログのようにテキスト情報だけ(それも超長文)だと、文章を読み慣れていない人にはハードルが高かったり、読む気にならなかったりする(実際、そのような声やリクエストがあった)ため、記事を動画化してYouTubeに投稿することにしました。
もっと批判や誹謗中傷コメントで溢れるかと思っていましたが、(ブログ読者の方に限らず、新規の方でも)共感し、更新を楽しみにしてくださっている方が相当数いて、ここにもニーズがあることがわかったため、運営を継続しています。
余計なお世話としか言いようがありません。
自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。
あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?
他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。
論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。
プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。
私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。
あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?
購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?
お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?
飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?
市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。
一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。
「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。
頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。
尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。
その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。
そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。
その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。
心配しています。
このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。
なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。
なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。
そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。
尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。
思いません。
「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。
少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。
読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。
ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。
ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。
私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。
そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。
作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。
ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。
というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。
それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。
煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。
えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。
たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)
また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。
記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。
色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。
差別と正面から向き合う気持ちがあるなら日和の台詞はいただけないし本編でなくSBSで回収って差別を軽視してると思われてもおかしくないですよね…。
まあ女性の偏った描き方からして尾田先生が差別問題と真剣に向き合う気がないのは明らかと言えばそうなのですが。
この記事読んでクッソスッキリした笑
久々にワンピ読んだら違和感しか感じなかった。
・あっさりワノ国残留を決意するヤマト。読者は「海賊団に加入するのかな!?」って期待してたのにその期待を裏切るならビビくらい説得力のある理由にしてくれやって感じる。ただヤマトのサバサバ加減を描いて「え〜!?海へ出ぬのか!?」を言わせたいんだろうなと。
・不自然にキレるモモの助にはマジでこの記事と解釈一致した。お涙頂戴展開のための前振りだろうなってすぐわかる。
・滝下りの「やめてくれ死ぬー!」はすげークドいと感じた。ワンパターンすぎる。それにルフィーまでビビってるのおかしくない?前のルフィーならアトラクション気分で笑ってたと思うけど。
・「燃えてなんぼの黒炭に候っ!」とか言いたいだけやろなー感がすごい。日和姫、お前突っ立って大見栄を連呼してるだけやんけ。それに読者は最悪の世代組や麦わら組の活躍を見たいのに、ぽっと出の日和姫やオロチに大ゴマ使われても感情移入できなくて温度差エグいのよ。
あースッキリした!この記事の言語化能力すごくてモヤモヤがだいぶ晴れたわ!明日も仕事頑張れそ!
>白状な麦わらの一味
薄情が白状になってますね
俺は面白く読めた
はじめてコメントするのですが、こういう不自然なセリフを吐く漫画ってワンピースだけなのでしょうか?
なんか忘れてる人がいると思ってモヤモヤしてたんだけどやっと思い出した。
鶴ってあいつどうなったん?
このべべんの効果音はなんなん?
どっかで聞いたが浅いやつほど自分は本物がわかってるって言いたがるらしいよ
自分の感性を全体の感想だと思ってるなら飛んだ道化ですぞ
説明せんでも読者に伝わるのがいい漫画
それとも巷でワノ国は糞みたいな評価をしてる人も多いってことには目をつむるのか?
訂正 言うとうり でした
たしかに真のワンピースファンさんの言うと売りだと思います。
そもそもワンピースに出てくるキャラクターは普通の人ではないのでその人たちの感情をわざわざ理解しようとしないでください。
そして三船長のあの小競り合いは「本物」のワンピースファンからしてみればほっこりする場面です。むしろあのようなシーンしか書いてほしくないくらい(さすがにおおげさですが)好きです。
またオロチの釘が外れた理由の「何かの振動」鬼ヶ島中にオロチの目があるわけでもあるまいし振動の原因を知る余地もありません、クソみたいな理由とか言ってますけどこれこそなべおつさんが最初連呼していた「気持ちへの共感」ができるんじゃないですか?
あと日和の最後のきめ台詞に感動しないんですか?
あのシーンの意味わかってないようなら説明しますけどあのセリフはおでんが言った、
「煮えてなんぼの、おでんに候」
のオマージュですよ?日和が何もしていないとかようわからん事言っていますけど海楼石のくぎを刺してますよ。覚えてないんですか???????
そして最後はもっとひどい。
確かにあそこだけ見たら他人の手柄を横取りする人に見えますけど、イヌアラシは大看板のジャックをたおしてますし、雷ぞうはふくろくじゅ、きんえもんはかんじゅうろう、ネコマムシはペロスペロー、しのぶは桃の助の護衛、傳ジロー及び日和はオロチ撃破、桃の助は鬼ヶ島が落下して起きる爆発を防いだなどとんでもないことをしています。
これをどう見たら何もしていないことになるんですか?
そもそも面白くないなら読むのやめればいい話ですよね?
まあせいぜいワンピースアンチとして大量のワンピースファンを敵にまわしといてくださいどうなってもしりませんよ。
アンチでいるのは自由ですが。
105巻SBSより引用
あ〜そんな細かいとこ気づいちゃいましたか!
これははっきり言っておきましょう。お玉は「黒炭玉」が本名です。では恨まれるべきなんでしょうか?ラストシーンで日和は「燃えてなんぼの黒炭に候」とはっきり言い切りました。その中にお玉も入っているのでしょうか?違いますよね。日和はオロチただ1人を指している言っていると彼女の物語を見ていればわかります。
お玉が黒炭家の血筋だと知ったら周りはどう反応するでしょう。色々想像してみてください。昔も今もこれは社会の大きな問題ですよねー
日和の行動見てるとやりかねないから怖いんだよ…
ヤマトが仲間にならないから次はビビが最後の仲間になるかもしれないんだったっけ?それ言ってる奴らは5.5の意味を知ってんのか問いたいし、今更仲間になったところで戦力にならんだろってなる。そして強くなったら強くなったでどうやって強くなったかを描かず、描いたとしてもそれは王女としての責務を放棄してたってことになるし
単行本派です。日和の最後の決め台詞についてSBSでは「日和がオロチただ一人を指して言ったことは彼女の物語を見ればわかる」と書かれていましたが、私はむしろ日和の言動を見てきたからこそ差別の可能性を感じました。
「私の名は『光月日和』‼︎口を慎め無礼者‼︎!」が決め台詞で「光月は約束を果たす一族」とか言っちゃうような家名に対する意識の強い日和が、あのシーンでだけ都合良く家ではなく個人を見るというのは違和感があるのです。むしろ黒炭家を「あのオロチの一族」と一括りに考えてしまう方がワノ国編を通して描かれてきた日和の姿に近い気がします。
というか、オロチただ一人を指して「黒炭」と言ってしまうことに問題を感じていないこと自体が「日和は黒炭=オロチだと思っている」ということの証明になってしまうのではないでしょうか?もし日和が家と個人を分けて考える人物であればオロチを指して黒炭とは言わないはずです。
尾田さんはあの台詞がオロチ単体に向けられたものであると明言することで(民衆がどう受け取るかはともかく、少なくとも)日和は黒炭一族を差別していないとしたつもりなのでしょうが、むしろ「日和は黒炭一族に無実の子供がいる可能性をまったく想定していない」ことがはっきりして後味の悪さが増しただけだと思います。
キッドがルフィ達を格下扱いしようとしてたのは少し違和感を覚えました
ただルフィもカイドウを1人で倒した感はないんですよね
カイドウって基本ずっとリンチされ続けてたので
そして最後の美味しい所をニカのデカいパンチで倒しただけ
この記事ほんとすき。
まともな読者なら全員が思ってることをうまくまとめてあるしこのブログでも最高傑作。
すげえ今更だけどでんじろーと日和の大きさがめちゃくちゃで草。
燃えてなんぼの〜に対する気持ち悪さを、僕が思ってること1000%表現してくれてとても気持ちがいい
最後の黒炭の解釈が浅すぎて恥ずかしい
わざわざ作者が黒炭の生き残りがワノ国の実質メインヒロインであったお玉であるという設定にした理由をもう少し考えたらどうでしょうか
有利な時だけイキってる日和を見て
スープバーの2ちゃんのネタ思い出した
もっともらしいし、一読者の感想としてあり得るものではあると思うけど、まず尾田栄一郎先生に並ぶくらい偉くなってから言おうね
絵、ストーリー、プロットそのすべて敵わないような人がグダグダ言ってるのはさ、見苦しいよ
弱者って、かわいそうだね
迫害される黒炭家、900年前のある王国と繋がりを持ち古代兵器プルトンの眠るワノ国、そこを侵略し巣食うカイドウ、そしてある王国と同時期に滅んだ種族、これらの要素全てを活かしきれていないと思うんですよね。
黒炭家が迫害されてるって設定も蛇足だし(そもそも黒炭家自体蛇足だけど)
ある王国とワノ国との関係やある王国の核心に迫る出来事もないし、
ルナーリア族のキングの口からも何も語られないし、
カイドウがワノ国を侵略した理由もない。
こんなシナリオで良いのか尾田先生って思ってしまいます。
あと、他にも活かしきれていなかったり、必要がなかったりする細かい設定や展開は他にももっとあると思います。
ヤマトが仲間になるならない論争でよく引き合いに出されるのがビブルカードという図鑑の番号なんですが、それについてどうお考えでしょうか?
アンチスレみたいになっててワロタ。
ゴミの掃き溜めみたいだwww
文句言いながら毎週毎週人一倍読み込んで長文の感想書いてるってこれもう一周回ってワンピース愛に溢れた大ファンだろ
新世界以降のワンピース、特にワノ国はどこか「あざとく」てあまり好きになれなかったのですが、この丁寧に言語化してくださったブログでああ、こういう部分が俺の心のどこかで引っかかり続けて、最早不快にすら感じるレベルになったのだな…と納得しました(3船長の幼稚な掛け合いなどまさにそうです。ずっとワンピを読み続けてきた他の読者が、こんな描写で喜んでいる様が信じられませんでした)。掛け合いに昔みたいな魅力が皆無なんですよね。幼稚に次ぐ幼稚、あざといやり取り…あと女キャラはすぐ泣かせる。パターンというかなんというか…いずれにせよ抱えていたモヤモヤが晴れるようで、このブログを発見できてよかったです。キャラ同士の掛け合いに魅力が無くなったとはいえ、明かされない設定面を知りたいという気持ちはあり、ワンピを読み続けているので、こちらのブログの更新も心待ちにしています。
なんかネガティブなコメントとか煽りにばっか返信してますね。
煽り耐性低すぎませんか?
ここに書いてあるコメント数よりもYouTube登録者数の方が少ないなんておかしい話ですよね。
仮にも1万部を超える書籍を出したのに…
なべおつさん、本来のアカウントではなくてこういったネガティブ関係のサブ垢の記事ばかり書いてますね。
そしてYouTubeの方もただ単にアカウント登録していて放置していますね。
またコメント欄のに書いている人達にも返信とかしないのもどうかと思いますよ。
共感出来る面もあるけど、流石に批判に偏り過ぎだと思う。新世界以降は何が何でも糞っていうバイアスがかかり過ぎてる感がある。
編を通してのまとめ批判記事は好きだったけど…。
別にそこまで気にならないけどな
1051話と1057話の記事読んだけど、なるほどと思うところもあれば、流石にそれは穿ちすぎじゃね?って偏見入ってるように感じる部分もある
そうしないと記事成り立たないのかもしれないけど、うーんどうだろ
今週のジャンプでのチョッパーがふっ飛ばされるまでのコマの流れを見て、なんかもう大人数だからごちゃごちゃするとかじゃなくて普通にコマ割り下手じゃね?って思いました 何で中にいるシーンから外出るまでで2ページくらい空けるのか謎だった
ワンピースを読み続けて、REDやら新章やら新四皇やらで過去一に盛り上がる反面、
寒いセリフ回しやワノ国の面々のサイコパス感が鼻につくようになり、
くそつまらなくなったと感じていましたが、記事を読んで感じていたことがハッキリして
すっきりしました。
>「悪事を働いたから燃えて(死んで)当然」と言わんばかりのこの発言。それを脊髄反射で絶賛し、歓声を上げる愚民たち。
今の尾田栄一郎とその信者を体現しているようで少し面白かったです。
熱が冷めてしまったとのことで心配していたのですが、まったくクオリティの落ちない記事に安心しました。
おそらく、ここから先のワンピースは情報の答え合わせだけでそれなりに盛り上がっていくと思います。
が、おそらくマンガとしての質は二度と回復しないと思います。
なべおつさんの記事は、10年後に「ワンピース現象」を世間が冷静に振り返る時に無二の資料となると感じます。
色々な大変なこともあるかと思いますが、ぜひ、今後とも頑張ってください。
更新お疲れさまでした。
なべおつさんの主張に全面的に同意ですし、全てにおいて劣化が激しすぎます。感動、興奮ポイントが一つもない、ただただ苛立たせることに特化したワノ国編でした。ゴチャゴチャさせない絵、キャラに合ったセリフ、これだけは改善してほしかったですが、残念です。シリーズ再長編かつ尾田先生がもっとも自信を持って面白くなるであろうと臨んだワノ国編がこの様ですからね。本人の加齢による劣化か、ネット社会で様々な声が聞けるようになったことの影響なのかはわかりかねますが、編集者達にはこのブログを見てもらい、こういう意見もあることを知ってほしいです。
場面転換が多いが故に、尾田先生も感情移入できなくなって意味不明なセリフを言わせたり訳分からなくなってますよね
場面転換の多さがワンピースの1番の弊害だと思ってます。
これで和の国も全部終わりましたね。
ごちゃごちゃし過ぎてて魅力ないエピソードだった。期待してたカイドウ戦もニカとかいうふざけた後付けで裏切られたし。
ルフィの懸賞金も納得いかないししかも四皇で最小懸賞金額。。あの最強生物カイドウの強さ価値はなんだったんだよ。ヤマトが仲間にならない理由もふざけてるし、本当に読者をバカにしてると思います。
よろしければワノ国編全体を通した感想も聞きたいですね。
なんか日和に似た顔のやつワの国に3人ぐらいいて区別付かないから普通に読み流して何も感じなかった
安全にピキったり訳わからん煽り煽られする馬鹿トリオは普通にキモとは思った
ずっっっっと心理描写が欠如してるんですよ!!
ルフィならまだしも、他のキャラも状況の変化に対するリアクションは大声で叫ぶか目玉と舌出すか、ボロボロ泣くか。後はポエミーなモノローグくらいなんですよ。おかしいでしょコレ…。
場面ごとの彼らの考えや興奮、不安や怒りが伝わって来ない。史上最大規模の戦いでこれですよ。
これって描きたい絵が先行して、目指す展開や構想が先にあるから今が蔑ろになってるんだと思いましたね。
アニメじゃウタが入ってきたし、周りも盛り上がってるんですが自分には無理でした。
本編がこの体たらくで、映画の監修って…。
ハッキリ言って、今もう「ワンピース」じゃないと思います。同人誌レベル。
もうワンピースというコンテンツは作者だけのものではない。
さまざまな記録もこれまで着いてきた読者あってこそ。
流石に「ただ書きたいことを書くこと」は自重して、もう少し「普通の読解力をもった読者」が納得する練った展開を望む。
ワノクニ編は、本当に史上最悪だった。
この辺は本当に萎えた。
燃えてなんぼの黒炭に候は、実際に日和が言ってはないとする無理矢理な説もあるけど、そういう説が出てくること自体、読者が納得してない証。
普通に読めば、カスみたいなセリフであることにすぐ気づく。
本当に萎える。ふざけんな。
更新ありがとうございます。
もうワノクニ編は終わったものとして読み返す気にもならなかったので日和のシーンを比較していただき有り難かったです。並べると笑えてきますね。
あとモモの助の勝ち名乗りのとこにもええェーっていういつものリアクションがあったのにも笑いました。
終わったと思っていたらすぐさま1059話でワノクニの回想。今回の不自然なヤマトの乗船しなかった理由の補足だと思いましたがゾロがヤマト呼びしてるのは違和感ありましたし、お前らが話すならモモのことよりおさむらいさんのことちゃうんかいと幼少期に絡ませた理由はなんだったんだと思わざるをえませんでした。尾田先生には広げすぎた風呂敷を畳むことは期待できないんだなとつくづく思いました。ただ個人的には1059話は中々良かったと思ってるのでなべおつさんの感想もまた聞かせてほしいです。楽しみにしてます!
1週で片付けられるようなシーンを執拗なまで細切れにするから、日和のように表情がつながらなかったりするのだと思います。こういうのは探せばいくつも見つかりそうですね…
尾田先生、特に編集者は前の展開を見返して不自然だとか少しでも考えたりしないのでしょうか。ヤマトの発言が1話前ですら整合性が取れていないとのご指摘に、驚きを通り越して呆れてしまいました。
次の記事も、本誌以上に楽しみにしております!
更新お疲れさまです!
毎度共感しかありません。
思い返せばパンクハザードから続いてきたワノ国…
物語もバトルも全てにおいて酷かったです。
双子岬から始まったアラバスタとは雲泥の差でした
昔の長編のほうが面白かったのは脳が若くて途中で思いついたアイデアでもうまく絡ませられたからなんでしょうね
赤鞘もオロチも日和もヤマトもナンバーズもいなければもっと面白かったかも知れません
燃えてなんぼの黒炭に候!
…だからなんやねんw
でした
あとチョッパーがSMILEの副作用治してみんなの感情がもとに戻る感動シーン()を予想してたんですけどほったらかしでしたw
いつも更新ありがとうございます。
今のワンピースに対する否定的な感情を話せる相手がいないので、こちらのブログにとても助かってます。。。
今の尾田先生は、自分が描きたい要素と、「読者はこれ気になるだろうなwww」という要素を精査もせず詰め込めるだけ詰め込んでいるのだろうなと今話でつくづく思いました。(ヤマトの件を無駄に数話にわたって引き伸ばすなど)
そういった作者側の意図が作品にあけすけに見えることに対して、個人的に気持ち悪さを覚えてしまうタチなのですが、今回はあまりにも作為的すぎて呆れてしまいました。ほんとうにやめてほしい、やるなら読者に伝わらないようにやってくれ!と思ってしまいます。
それから日和の最後の口上も酷かったですね。。今は本誌を一度しか読まないうろ覚えの自分でも、「あれ?もともとは黒炭って迫害されてたからオロチもこんなことしたんじゃ、、こんな結末でいいの?」と疑問に思わざるを得ませんでした。最大の見せ場として描かれていたことをふまえると、そういった疑問を読者に持たせることを尾田先生は意図していないと思うので、あれがワノ国編のメッセージ、および着地点なら最低の作品では、、、とすら思ってしまいました。ワノ国編をずっと楽しみにしてたので裏切られた気持ちが強いです。本当に悲しい。。。
「差別とは安堵だ」なんて脈絡のない主張をさせて緑牛をあそこまで醜悪に描いておきながら、そのすぐあとに「燃えてなんぼの~」を決めゼリフとして描いてしまう。どういうつもりなのか本当に作者に問いただしたいですわ。
まあ緑牛の言うところの差別とは意味が違うのかもしれないし、そも罪を犯した一族を迫害するのは差別ではないという主張もあるかもしれませんが。
それにしても敵ならともかく味方側の人間が、死にゆく者に対して、死んで当然(大意)なんて言い放つこと自体ワンピースらしくないと思うし、どんな下種野郎が相手でもルフィたちはあくまで爽やか?に戦うことがワンピースの魅力の一つだと思っていただけに、わりとショックな描写でした。
まぁ船出のシーンは酷かったです。オレンジの町の町長のセリフと展開の方が100倍は感動しますよ。
まぁ昔と今じゃ尾田先生のセンスも違うと思うけど「唐突な船出」「何も貰わないスタンス」はもうワンパターン。何ならスカイピアでは黄金貰ったからこそ後の2億強奪、宝樹アダムの購入に繋がりましたし。
てかプルトンは?サボいつまで引っ張るの?
ニカの件について誰も何も言わないの?
伏線スゲーで巷は盛り上がってるけど、かなり酷いと感じました。
新世界くらいからずっとつまらない。
信者からは「それはあなたが変わったんだよ」と言われる。
このブログはずっと読んでますが違和感の言語化が凄いと思います。
尾田先生にこんな側近がいたらもっともっと面白くて最高の漫画になったのに…と思います。
作者が1番描きたかった、どんどん面白くなります!と意気込んだ長編ワノ国でこのフィナーレ。
もう才能が枯れてしまったんだなと落胆してます。
物議を醸した最後の見栄シーンは、あえて後味の悪い愚かな民衆として描いて後の展開に絡めてくるなら評価出来そうですけど、なんか最近の尾田さんのズレ方的に真っ当な名シーンとして描いてそうなんですよね…。
ワノ国編は本当に長くて尾田先生が好きな任侠映画要素ぶち込んだだけの粗悪品だったけど
正直このダークなオチは好き
愚民はそのまま愚民という
>「ルフィ殿の返す言葉次第では!! 切り捨てても仕方なし!!」
ここは本当に意味が分かりませんでした。
将軍だからなんやねん…w