12/12 追記完了しました
いつもより更新が遅くなってしまい申し訳ありません💦
Xでは触れましたが、1133話、細かなツッコミどころはあれど、久々にきちんと楽しめた1話でした。
サウロとロビンの再会シーン、サウロがロビンを褒めるシーンは、新世界編では「魚人島」の過去編以降、唯一といっていいほどきちんと感情移入できるいいシーンだと思いました。
作画、セリフとも、今のクオリティにおいては、最高レベルの1話だったのではと思います。
といっても、主眼である「再会」シーンについてのみ「よかった」というだけで、前半部分はほぼ何も描いていないに等しいレベルで中身がないことに加え、再会シーンについても雑音となるツッコミどころが多少あるため、1話全体としては「もったいない」という感想に近いかなと思います。
今回は、主眼部分のページ数がしっかり確保されていて、その大半部分を「よい」と思えたため、「久々によいと思えた理由」としました。
取り急ぎコメント欄のために公開し、「どこが良いと思えたか」「どこが雑音で不要な描写と感じたか」など、随時追記していきます。
以下、追記です。最終チェックできていないため、ミスや冗長・重複部分があるかもしれない点ご了承ください。(修正点があった場合、動画化の際に対応します)
目次
1133話の感想
冒頭に回想を入れる構成について
この点はスルーしてもよいのですが、一応、2つの視点から触れておきたいと思います。
一つは、「今回もまた、前話のラストからのつながりとして描かずに場面転換を挟んできた」という点。
冒頭から「今話もまた場面転換からのスタートか…(なんで前回の続きをそのまま素直に描かないんだろうな)」という感想で、これによっていちいちつながりが途切れて、物語を連続性のある「線」として楽しみづらくなることに、いい加減気づいて欲しいんですよね。。
前話のラストで、エルバフに「来い…」と言っていたシルエットの奴がザッザッと歩いている描写はなんだったのか、ズシンズシン歩いてくる熊みたいなヤツはなんだったのかなど、
ここで途切れることでまた記憶から薄れることになり、この先登場する際に「思い出す」作業や「確認しにいく」作業が必要になるからです。
もちろん、このシーンに関しては、新しい島に上陸した際の演出の意味合いが強いため、この続きから始めるべきとは思わないのですが、その直前に描かれた「エルバフへの到着&合流後のシーン」から描くべきだろうと思うわけです。
ロビンの過去回想など、前回の描写や流れと全く関係ありません。
エッグヘッド編での1120話「暴(アトラス)」でも、唐突に冒頭からベガパンクとクローバーの回想を挟んで流れをぶった切ってきた時と同様、無益かつ悪手でしかない構成です。
1134話は場面転換から入らずに、砂浜でのその後をそのまま描いてくれることを祈りますが、果たしてどうなることやら…
もう一つは、「そもそもロビンの回想は、(冒頭ではなく)サウロとの再会シーンの間に挟んだ方がよかったのでは」という点です。
冒頭3ページに回想を挿入する構成ではなく、サウロと再会し、ロビンが自身の過去を思い出し(回想を挟み)ながらサウロと会話をして、最後に涙が溢れ出てしまう、という構成のほうが、読者はロビンの心情に入り込みやすく、再会シーンの厚みが増して、感情移入もしやすくなったのではと思います。
前回のラストと全然関係のない回想を冒頭にぶっ込むことで、前回からの流れが途切れる上、回想後(サウロとの再会まで)にまた無関係なシーンが挟まれるため、読者の感情移入は確実に途切れ、冒頭に回想を入れた事自体が意味を失うわけですから、この構成にすることの意味が何一つ見つかりません。
以上2点から、私は冒頭に回想3ページも入れてくる構成は微妙だなと思いました。
まぁ、スパンダインが捏造によって情報操作していたシーンや、オハラが文字通り地図から消されていたことをロビンが確認するシーンなどは、「サウロとの会話の中でロビンが過去を思い出す回想」で描くべきトピックからは外れるため、これらを描きたくて、あえて冒頭に入れる構成にしたのかもしれませんが、別にこの情報って今更必要ないですし、仮に描くとしても、描き方によってはいくらでも「ロビン視点での回想」で伝えることは可能なので、いずれにせよ冒頭に(前話からの流れをぶった切ってまで)挟み込む必要がないんですよね。
要は、ただの「作者から読者向けの補足説明回想」(みなさん忘れてしまってるかもしれないので、ロビンの過去編について改めて説明しつつ、補足情報も加えておきますね)でしかなく、「ロビン目線の回想」になっていないため、ロビンへの感情移入を深める効果を生めていないのです。
今話の前半部分など、今話の評価に一切関与しない、無意味な蛇足描写(どちらかというと雑音寄りの描写)ばかりで、ほぼ何も描いていないに等しいため、1話丸々ロビンとサウロの再会に焦点を当てる描き方をした方がよかったのでは、と思ってしまいます。
それこそ、1131話からの繋がりとして冒頭から「大変だ〜〜〜〜!! サウロ先生が!!! 倒れて動かない!!!」とモブが呼びにくるシーンを描いて、ロビンが心配し、(宴は後にして)慌てて(「霧舟」で)サウロの元へ向かう(一味もみんなロビンの恩人ということで心配してついていく)という導入にして、その後、浜辺で倒れているサウロの姿を見た一同は驚き駆け寄ろうとするが、ロビンはそれが演技であることを即座に理解し、「一人で行かせて」「心配して損しちゃった」と笑顔で近づいていく──という展開にした方が、ほぼ今話の前半で描かれた情報を押さえつつ、1131話からのつながりも綺麗に回収しながら、ロビンとサウロの再会を軸にした描き方ができるため、より再会シーンの厚みや読み応えが増しただろうと思います。
その場合、尚更ロビンとサウロの回想は(冒頭ではなく)再会シーンの方で、ロビンの心情を想像させる形で適宜挿入する演出にしたほうがよかっただろうと思うわけです。
実際、ロビンとサウロの再会シーンでは、節々に回想が挟まれています。
この形をもう少し膨らませて、ロビンがサウロとの再会によって過去を思い出す形で回想しながら、「褒めてほしい」という言葉に繋げた方が、もっとロビンへの感情移入が深まるシーンになったのではと思います。
具体的には、たとえば👇🏻こちらのサウロの「ひどい言われ様だったでよ!! ワシァ腹が立って…!!!」の後に、
ロビンが目を閉じて、苦しくて死にたくなった過去や、
サウロからもらった言葉を思い出しながら、
「今、仲間と共にサウロと再会できている現実」を噛み締め、
「暗い話は…したくない!」
と辛かった過去を振り切って、前向きに生きる今のロビンの笑顔を描く、といった演出です。
他にも、サウロがロビンを褒める直前のセリフ「あんな子供が!! “世界”に追われて”!!」の前後に回想を挟みつつ、その言葉が表すロビンの苦しみを絵で伝えた上で、「よう生きたなァ!! ロビン!!!」につなげるパターンもありえます。
要は、サウロとロビンの会話において、その背景にあるロビンの人生を(読者と一緒に)思い出す形で回想を挟んだ方が、より言葉一つ一つ、表情一つ一つへの感情移入が増して、深みの増す演出になったのでは、ということです。
まぁ、この演出はワンピースではよく使われる定番のものなので、(「またこの演出か…」という)既視感から冷めてしまう読者もいるかもしれませんが、それは回想の挟み方やシーンの選び方にもよるため、冒頭に3ページもの回想を流れ無視でぶっ込むより、明確によいと言える構成・演出になったのではと思います。
「早く死んでくれ…!!」というモブの謎願望
回想シーンではいくつか気になるセリフもありました。
その一つが「早く死んでくれ…!!」「早く死んでくれねェかな」というモブ達の願望です。
一度だけならスルーできましたが、二度もこの不自然セリフが出てくるため、さすがに触れざるを得ません。
凶悪殺人犯(と言われている人物)が逃げ回っている状況において、「早く捕まってくれねェかな」「捕まって死刑になってくれねェかな」「どっかで野たれ死んでくれねェかな」「(そんな悪魔のようなガキ)さっさとこの世から消えてくれ!!」のような願望を口にするのはわかるのですが、「早く死んでくれ…!!」「早く死んでくれねェかな」なんて願望を口にしますかね。
「捕まる」というステップや「死ぬ(殺される)理由」を考えずに、ただ「早く死んでくれ」とだけ願うリアリティのなさというか、モブの頭の悪さというか思考停止具合というか。。
たとえば現実世界で、凶悪犯罪者が逃走中であるというニュースが流れた時に、いの一番に「早く死んでくれ…!!」「早く死んでくれねェかな」とだけ口にすることがあり得ると思いますか?
ロビンを可哀想に見せるため、モブにヘイトを向けさせるために、わざと過激で残酷な言葉を選んだのでしょうが、そのセリフが的外れのため、作者の作為臭、お粗末な演出臭だけが際立っていて、雑音になっていると感じます。
「海軍は何してる!! さっさと捕まえて処刑してくれ !!」のようなセリフの方が、ずっと自然だし(モブの心情にも)共感できるようになると思いませんか。
その他のセリフは、(「えー!? この島に犯罪者が!?」以外は)気にならなかったため、この「ロビンを可哀想に見せるためだけに作られた的外れな過激セリフ」が特に気になってしまいましたね。
モブが操り人形化されると一気に茶番感が増し、その描写が「嘘」にしか見えなくなるため、もっとモブ1人1人に感情移入して、その世界を生きる一人の人間の心情として想像しながら、言葉1つ1つにこだわって描いて欲しいものです。
エルバフに「島雲」「海雲」が普通に存在している謎
これ、私からするとまるで受け入れられないのですが、普通の読者の方はすんなり受け入れられているのでしょうか。。
エルバフって(ワノ国のように鎖国してるわけじゃなく)普通に探検家が訪れ、そのレポートを書物にして残しているくらいですから、これだけ普通に「海雲」「島雲」が存在している島であれば、当然その話は全世界に広がっているはずで、そうなると空島がただの「大昔の伝説」で「その存在など誰も信じていない」という設定に無理が生じませんか?
ドフラミンゴが当然のように雲に糸をかけて空を飛ぶことや、エッグヘッドで「島雲」を生成しているときも同様の感想を抱きましたが、これらはまだ、(空島編に泥を塗り、雑音を加える後付け設定であることは変わらないものの)無理矢理辻褄を合わせる説明をすることも可能でしたが、さすがにエルバフの文明が「島雲」「海雲」を前提として育まれているという設定は無理があるでしょう。
エルバフには、ごく普通に、誰の目にも届く位置に人が乗れる雲があって、多くの人間達にその情報は知られていた、となると、“新時代”を語りながら「何も知らねェ昔の航海者は船が降る奇怪な光景を見て『空島』を思い描いた 『きっと空にはもう一つの世界があるんだ』…!! ハッ!! バカな現象には全て理由があるもんだ 夢の理由なんざ今に全て解明される!!」と口にしたベラミーが、あまりにも滑稽じゃありませんか?
何も知らねェのはお前じゃねェか笑
完璧なエピソードだった「空島編」を根底から破壊し、堂々と泥を塗りつけるようなこの後付け設定を私は全く受け入れられず、エルバフの設定に嫌悪感すら覚えてしまうのですが、これって私の確認不足で、エルバフに「島雲」「海雲」があることに整合性の取れる説明って可能なんでしたっけ?
唯一考えられるのは、エルバフに「島雲」や「海雲」があるのは、ベガパンクが(エルバフを訪れた際に)科学技術を導入して実現させたからであり、エルバフの自然環境によって育まれた文明や技術でない、というパターンでしょうか。
つまり、ルイ・アーノートが上陸した際は「海雲」や「島雲」が存在するエルバフではなく、その後、ベガパンクがエルバフを訪れた際にこれらを生み出す技術を導入した(「エルバフの気候は完璧」だからそれを実現できた)だけであり、要するにエルバフに島雲・海雲ができたのは割と最近の話だから、まだ世に広まっていない、というパターンです。
うん、いや、無理があるでしょ…
百歩譲って仮にそういう設定だとしても、それならルフィ達には、普通に「なんでこの島には当然のように島雲があるんだ!? 空島って現代ではその存在さえ信じられていない伝説の島じゃなかったのか!?」といった疑問をもってほしいんですよね。
それに対してリリスが(後からでもいいので)種明かしする展開にすれば、少なくとも、今の時点からそういう意図で描いていたと受け取れるのですが、そうしたリアクションなく普通に受け入れた上で、後から「実はこういう設定でした」と明かされる形では、後付けにしか見えないからです。
まぁ、実際はそんな設定などなく、もはや「空島」とは伝説でもなんでもなく、この世界では昔から「乗れる雲」がそこら中にあって、多くの人間がそれを把握していたものの、なぜかその情報は都合よく世界に広まらず、「空島」の存在は伝説扱いされていた、あるいは単に麦わらの一味やベラミー海賊団、ジャヤの人間は、あまりにも無知で無能だったため、その事実を知らずに勝手に伝説扱いしていた、ということなのでしょう。
私には到底受け入れられない設定崩壊具合です。
この点は、後ほどリリスのセリフのシーンでも改めて触れます。
まるで巨人族の村に見えない作画
これは何度も指摘しているのですが、「巨人族の村」を描くことを諦め、通常サイズの村を描きつつ、チビ人間達を視認できないレベルの豆粒描写にすることで処理する描き方に落胆しかありません。
このコマを見て、巨人族の村に見えますか?
このモブ達が巨人族に見えますか?
ルフィ達主体のアングルで巨人族を描くことがなく、巨人族主体での作画で、巨人族とその背景を「通常」サイズとして描きながら、ルフィ達のことは豆粒描写として処理する描き方ばかりなので、まるで「巨人の島」に来た感覚が得られません。
👇🏻こちらのシーンも然り。
ルフィ達が(視認できないレベルで)小さく描かれているだけなので、巨人達がまるで大きく見えないんですよね。
ルフィ達のことを描く時は、ほぼ全て「豆粒」か「寄り絵」かのいずれかです。
たとえば👇🏻こういうコマで、後ろに巨人族がいるように描いてくれれば、
ルフィ達視点で、巨人族の村に来たことが感じられるのですが、なぜか、同じコマにいるシーンでは、ことごとく巨人主体の描き方となっています。
リトルガーデン編での描き方と比べるとその違いは明確でしょう。
👇🏻これが「ルフィ視点で巨人族を描く」ということです。
リトルガーデンでは、常にそのスタンスで物語が描かれています。
当然ですよね、この物語の主役はルフィ達であり、巨人達ではないのですから。
あまりにも当たり前すぎて、口にするまでもない大前提です。
それが、肝心の(あるいは待望の)エルバフ編ではこの有様。
👇🏻これがルフィとウソップで、
👇🏻これが巨人族です。
わかりますか? その大きさの違いが。
感じられますか? 巨人達が住む村の「規格外」の大きさを。
👇🏻ハイルディンとの再会シーンも、ルフィ主体ではなくハイルディン主体で描かれているため、ルフィ達は視認できない豆粒描写で処理されています。
なんでこういう描き方にするんですかね。。
もう“麦わらの一味”を描くことに飽きてしまい、巨人族メインじゃないと描く気がなくなってしまったのでしょうか。
いや、理由は「作画の手間を減らすため」だとわかってるんですけどね。。
ルフィ達と巨人族をどちらも視認できるサイズ感で(同じ画面で)描こうとすると、単純に労力が倍以上になるので、作画の手間を減らすためには、巨人族を普通に描いて、ルフィ達を豆粒処理するしかないのです。
👇🏻一味がロビンの恩人の元へ向かうシーンでも、ゲルズだけ(通常サイズで)描いて、一味は豆粒処理。
👇🏻もはや誰なのかの判別さえできません。
一体誰の冒険を描いているのか。。
主人公一味を豆粒扱いして、読者が「主人公一味の物語」を楽しめると思っているのでしょうか。。
前話からのつながりが読めない描写
そもそも「霧舟」に乗って登場するシーンが、前話と全然つながっておらず読者を混乱させる描写になっています。
前話のラストで、ルフィ・ウソップは2人で先に村に到着していて、その後ろにはゲルズがいて、
そのままフランキー達が現れて(合流して)会話していたというのに、
なぜフランキー達の着港後に、後追いで空から「霧舟」で飛んでくる形になるのか。
いや、もちろん、おそらくゴールドバーグがサニー号を担いで村に向かうにあたり、(ルフィとウソップが先に行った後)に「霧舟」を利用し、それにゾロやナミ達が乗って、ルフィ・ウソップ・ゲルズのいる「島雲」の場所に現れたので、それにルフィ達も乗って上陸した、ってことなんでしょうけど、描写を端折りすぎているため、読者の想像によって相当情報を補完しないと、前回とつながっていることを理解できません。
「霧舟」に誰が乗っているのかさえ定かではありませんし、さっきまでフランキー達と会話していたのに、フランキー達がそのまま着港している間、ルフィ・ウソップ・ゲルズは何をしていたのか(そのまま雲の上で静止していたのか?)という疑問もある上、後から乗せてもらったはずのゲルズがオールを漕いでて、ゴールドバーグがサニー号を持ってるというのも不自然でしかないため、無理のある描写にしか見えないわけです。
冒頭に回想など挟まなければ、普通に前回からつながるシーンとして描けるでしょうに、なんでこういう描き方をしてしまうんでしょうね。。
ロビンの雑リアクション
前話では「わあ」というクソリアクションについて指摘しましたが、「なんて荘厳…」というのも微妙ですね。。
なぜなら、エルバフの村に「荘厳さ」などまるで感じられず、的外れな感想を口にしているロビンがスベッてるようにしか見えないからです。
お前絶対「荘厳」なんて思ってないだろ笑
この景色を見て、どこら辺を「荘厳」だと思ったんでしょうか。
ロビンらしさを表す上で、「ちょっと難しい言葉を使って感想を言わせる」という安易な考えで決められたとしか思えず、その言葉に全く説得力がありません。
実際私も「じゃあどんな表現が適切か?」と考えてみたものの、浮かんでこなかった(それくらい個性も衝撃も感動もない、ちっぽけで平凡なごくありふれた普通の集落にしか見えない)ため、むしろ余計な感想など言わせずに、「目を奪われて息を飲む」という描写で済ませた方が(忖度臭やヤラセ臭が出なくて)よかったのではと思います。
で、その描写は前話で描かれているわけですから、
今話で改めて描き直す意味がありません。
骨の「脳がバグリますねー 全てが規格外!!」というセリフも不要でしかない。「規格外」のものなど一つも描けていないため、説得力皆無であり、読者はこのセリフに共感も感情移入もできないからです。
いかに雑な描写や、無駄な重複情報が多いか(それによって描くべきシーンが減らされてしまっているのか)がよくわかるでしょう。
「気候」が「完璧」という謎解釈
「エルバフ島内の気候は完璧じゃ!!」「『島雲』『海雲』『シャボン』『虹』『ホバー』全ての技術が共存できる!!」
このセリフの意味と意図、わかりました?
要は、グランドラインで発生する特殊な自然現象の気候条件がエルバフでは揃っており、どれも(自然現象としてだけでなく)技術的に実現して共存させることが可能である、という意味で「完璧」な「気候」だと言っているのでしょう。
が、そもそも「シャボン」など描かれてないし(発生もしてなければ、技術的に使われてる描写もなく)、「ホバー」も利用してないため、どういう意図でこのセリフを吐いているのかが読み取れません。
ベガパンクが以前エルバフに来た際に、そうした自然現象を活用した技術や、それを人工的に発生させる技術の導入実験でもしたということでしょうか。
また、「島雲」「海雲」「シャボン」に関しては「気候」の問題と言えるかもしれませんが、「虹(に乗れることや)ホバー(を使えること)」は「気候(条件)」は関係ないでしょうし、「全ての技術が共存できる」と言ってますが、「シャボン」や「虹」は「技術」の問題じゃないでしょうから、この時点でなんかしっくりこない、的外れで締まらないセリフだなと思ってしまいます。
要は、「気候」に関係するのは「島雲・海雲・シャボン」であり、「技術」(的に実現可能)と言えるのは「島雲・海雲・ホバー」であり、それぞれ包含されるものは異なるというのに、全てをひっくるめて、エルバフ島内の「気候」は完璧だから全ての「技術」が共存できるというのは、説明として正しくないように思うわけです。
科学者がこんな雑で不正確な表現をすることなどあり得ないため、この表現が正しいのだとすれば、「島雲」「海雲」「シャボン」「虹」「ホバー」は全て、「気候」条件が揃っていれば「技術」的に生成や再現が可能である、と言っていることになります。
しかし、たとえば「雲」については、エッグヘッドで技術的に生成可能である描写があるものの、「ホバー」については「気候」が関係する「技術」とは思えません。(エッグヘッドで使用できたのは気候条件を満たしていたから、とは思えない)
また「シャボン」は、「ヤルキマン・マングローブの根っこから特殊な天然樹脂が分泌されていて、樹の根っこが呼吸するときにその樹脂が空気で膨らんで空へ飛んでいく」というもので、なおかつ「ヤルキマン・マングローブの生息には適した気候があり、シャボンディ諸島の気候空域(と海底)以外では、シャボン玉の樹脂成分が充分に力を発揮できなくなる(ため割れてしまう)」という設定だったはずです。
つまりシャボンディ諸島の特殊な環境下で(ヤルキマン・マングローブから)自然発生しているものであり、エルバフにはそれがないのですから、シャボンを生む「気候」条件を満たしているとは思えません。実際、生まれている描写もありません。
シャボンを「維持」する気候条件を満たしている(ゆえに持参する、ないし技術的に発生さえさせられれば、エルバフでも活用可能)ということなのかもしれませんが、そもそも利用している描写がないため、なぜ「シャボン」の話が出てきたのかが理解不能です。
「虹」も、ドリブロ曰く(エルバフの虹が特別なわけではなく)「虹とはそもそも渡れるものだ」といった言い分だったため、これもエルバフの「気候」が「完璧」だから、という説明とは噛み合いませんし、「太陽石」自体がベガパンクが生み出し、授けた「技術」なのであれば、本人を目の前にして得意げに「そんなに珍しいか?」などと言っていたのも滑稽でしかありません。
というか、👆🏻このセリフや描写を見る限り、ベガパンクから授けられた「技術」とは到底思えないんですよね。
要するに、何もかも的外れで納得感のある説明にならないため、「とりあえずこれまで登場したグランドラインの不思議な自然現象を何でも再現できる完璧な気候」という設定にしたくて、(理屈や整合性など全無視で)雑に考えたセリフにしか見えないのです。
このあと説明される可能性もありますが、最近の傾向を見るに、(いちいち設定を説明したり、整合性を取ったりするのが面倒なので)「とりあえず何でもアリ設定にするための雑な前置き(言い訳)」、ないし「考察者達へのエサ撒き」のために言わせただけであり、特に回収されることなく終わる気がしてなりません。
もっと言うと、そもそも「気候」を「完璧」と表現することにも日本語的な違和感があるのですが、エルバフなど「冥界」は極寒の冬島であり人間が住みやすい場所でもないのだから、その時点で全然「完璧」じゃないだろ、とツッコみたくなるため、尚更的外れだなと思ってしまいます。
「エルバフは科学者にとって夢のような気候じゃ」とか「理想的な気候じゃ」とか、「エルバフの気候は完璧で、グランドラインの自然現象を全て技術的に再現できるのじゃ」といったセリフの方がよほど的確ではないでしょうか。
ここで「島雲」「海雲」「虹」を挙げながら「技術」という言葉を使っているということは、エルバフの雲や虹は(ベガパンクの技術によって)人工的に作られたもので、エルバフの自然環境によって独自に育まれた文明や技術でないってことなんですかね?
何百年(何千年?)もの歴史ある島なのですから、そんなわけないと思うのですが、このあと説明されるのでしょうか。
いずれにせよ、「島雲」「海雲」「(乗れる)虹(という上陸方法)」をエルバフに導入したのは後付けとしか思えず、当初の構想通りのエルバフ編を読みたかった、という感想にしかなりませんね。。
ロビンの髪型変更に触れたのはよかった
これ、最悪の場合誰も触れない可能性もあり得ると思っていたため、ナミがちゃんと触れてくれて良かったです。
「2年後」のシャボンディ諸島でも、こういうセリフを一言だけでも入れて、各キャラの変化にきちんと触れてくれていれば、もっとキャラへの思い入れを途切らせることなく読み進められたんですけどね。。
なぜ完全スルーさせる描き方をしたのか、未だに理解できません。
相変わらず聞かれてもないことを一人語りし出すゲルズ
このシーンも「会話」が成立しておらず、キャラが作者に操られているだけなのがよくわかります。
ハイルディンの「『ワノ国』で“ビッグ・マム”を倒したニュースには 世間に疎いこの国もさすがに沸いた!!」というセリフはいいのですが、それに対するルフィのリアクションが「“ビッグ・マム”?」なのが意味不明で、あり得ません。
ゾウで、ロードポーネグリフについてネコから「残り2つはある海賊達に“所有”されちゅう」と言われて、ローが「海賊!?」と聞き返した時くらいあり得ない、意味不明な場つなぎリアクションです。
これ、ルフィがどういう意図でリアクションしているのかわかりますか?
この時点では意味不明すぎてわかりようがないのですが、続くゲルズの「リンリン昔友達だったんだけど…エルバフにとって取り返しのつかない事を」というセリフによって、「なぜビッグ・マムを倒したニュースでエルバフが沸いたのか?」という意図で疑問を口にしたのだろう、と推測できます。
しかし普通に考えて、その疑問を抱いたのだとしたら、口にするのは「沸いた?(なんで?)」であり、「“ビッグ・マム”?」というリアクションにその意図を含ませるのは無理があります。
むしろ、このリアクションだけでは「ビッグ・マムという存在を知らない」「ワノ国で倒されたことを知らない」(すでに忘れてしまった)とさえ読めてしまうため、普通ならゲルズは「ビッグ・マム忘れちゃったの? あなた達がワノ国で倒したでしょ!?」のようなセリフになるでしょう。
ルフィのリアクションが「沸いた?(なんで?)」とか「ビッグ・マムがこの島に何か関係あんのか?」であれば、「ビッグ・マムがやられたことでエルバフが沸いた理由に疑問を持っている」ことが伝わるため、ゲルズが「昔はここで一緒に住んでて友達だったんだけど…エルバフにとって取り返しのつかない事をしてしまって…」のように説明し出すのも自然になりますが、「ビッグ・マム?」というリアクションではその意図は絶対に伝わりません。
にもかかわらず、ゲルズはルフィの疑問の意図を即座に理解して補足説明を加える描き方になっているわけです。
結果、ゲルズは「ルフィの疑問やリアクションを無視して聞かれてもないことを一人語りし出したイタい奴」になっている。
そもそもルフィの立場からすれば、「『ワノ国』で“ビッグ・マム”を倒したニュースには 世間に疎いこの国もさすがに沸いた!!」と言われたら、「(そうだったのか)まぁビッグ・マムを倒したのは(トラ男達で)おれ達じゃないんだけどな!!」のようなセリフになりそうなものです。
そうならないところに、作者の作為が介在していることが見て取れるわけで、そのせいで作者が「言わせたいセリフ」(触れさせたい情報)を「言わせている」だけの不自然であり得ないやりとりになってしまっているわけですね。
「リンリン昔友達だったんだけど…エルバフにとって取り返しのつかない事を」なんて誰も聞いてないし、「取り返しのつかない事を」で止まる(止める)のも不自然すぎるし、「取り返しのつかない事」という意味深な言い方をされているのに、(宴の誘いで会話が中断されたとはいえ)そこに一切食い付くことなく、あっさり会話終了するのも意味不明です。
こうしてゲルズは、前話同様「聞かれてもない、誰も興味を持っていないことを(読者への説明のためだけに)一人でしゃべり出して、途中で止められる役」にさせられ、作者によって都合よく動かされる犠牲者となってしまってるわけですね。
仲間を磔にしたまま宴に入ろうとする狂人族
ハイルディン達との再会シーンで、後ろで磔にされているのはギャグ処理として許容できるのですが、
その後、宴を始めようとするシーンでも一番目立つ位置に描きつつ、磔にしている点について誰も触れることなく、放置したまま宴を始めようとする描写が異常すぎて、「え、気持ち悪…」と思ってしまいました。
こんな描き方をしてしまうと、このコマは「ルフィ達はこれからロードを磔にしたまま、その目の前で宴を始めようとしています」という意味になってしまいます。
磔にするなら、その点についてルフィ達にも触れさせた上で、きちんとギャグオチとして処理した後でないと、ルフィ達からすれば「よくわからない巨人が一人磔にされてる状態で、誰も気にせずそいつの目の前で嬉々として宴をしようとしている、狂人達の集団いじめ現場に参加させられる」ことになるため、気味悪さしか感じません。
要は作者は、キャラ主体ではなく読者主体で、読者の把握している情報量をベースに、キャラが分かってなくても読者がわかればいい、というスタンスで漫画を描いているのです。
読者はロードが変態で、ルフィ達を連れてきた犯人で、悪巧みしていたことも、しかし新巨兵海賊団の一員で、ルフィの傘下の海賊でもあることも知ってるから、磔にする理由やそれがギャグオチになることもわかる、という前提でこのような描写になってるわけですね。
しかしルフィ達は(ゲルズの説明がことごとく的外れで要領を得ないものだったせいで)ほとんど何も理解していないはずなのです。(少なくともゲルズが「全部説明して償わせるわ」と言った後、それを回収するシーンが描かれていないため、読者はルフィ達がどこまで理解しているのか読み取れません)
にも関わらずこんな描き方をしてしまう。
普通にいらなくないですか? このコマにロードの磔描写。
前のコマでギャグ処理して終了でいいのに、わざわざ宴を始めようとする見開きの大ゴマで、こいつの磔姿を一番手前に持ってきて、何かの象徴かのように一番大きく目立たせて描く意図がわかりません。
これ、ギャグ描写としてやってるんですかね?
笑えました? このロードの磔にされた後ろ姿を見て。
ロビンに同行したのは結局一味全員?
👇🏻このコマでは、ルフィ、たぬき、ナミ、ゾロ、ジンベエがロビンについてきた理由を口にしているため、
このメンバーだけがついてきたのかと思っていたのですが、この後の描写で、普通に全員ついて来ていたことが判明します。
なんでこの連中にだけ(ついてきた理由を)しゃべらせたんでしょうね…笑
サンジが何も言わずに(セリフの割り当てなく)ついてくるのも不自然だし、何の関係もないボニーまで当然のようについてきてるのも謎すぎます。
ボニーこそ、なぜついてきたのか理由を言わせるべきでしょう。
いや、正確には邪魔でしかないのでついてくんなとしか思えないのですが笑
まじでこいつはいつまで一味の冒険についてくるんですかね…
もうお父さんと再会したんだからとっととお父さん連れて故郷に戻るか、一緒に住むための島探しにでも向かえよとしか思えません。
なぜ当然のように(お父さんを放置したまま)“麦わらの一味”の冒険に付き添うことになるのか。
お前にはお前の冒険があって、仲間達がいて、自分が船長となって率いてきたというのに、よくそれをほったらかしたまま、ルフィ達の冒険についていこうと思えるよな…
せめてその辺りのことをルフィ達に説明した上で、しばらくの間同行させて欲しい旨許可をとるべきでしょう。
ついてきても、延々中身カラっぽのうっすいリアクションをしているだけのため雑音でしかなく、こいつの描写のために一味の描写が削られることを考えると、邪魔でしかないでしょう。
それについて何も言わないどころか、スルーし続けながら同行を容認するルフィ達のスタンスも意味不明で、もはやルフィに、自分の冒険を自分の仲間達と楽しむ意思や主体性さえ感じられず、作者が用意した展開と流れに雑に身を任せてるようにしか見えないんですよね。。
普通、ボニー、くま、リリスをどうするか考えません?
なんで延々スルーしたまま(自分達について来てることを気にすることもなく)冒険を続けられるのか。
この後どうやって処理するんでしょうね、この完全お荷物の持て余し雑音キャラ。
「なぁに?」というロビンの媚び描写
こういうぶりっ子セリフが要らないんですよね。。
いつからロビンにこういうキモ媚びセリフを言わせるようになってしまったのか。ドレスローザくらいまではまだロビンらしさが残ってた気がするので、やはりゾウ編からですかね。
女キャラは全員、読者に「可愛い〜!!」と思わせるために媚びた描き方ばかりされるようになり、個性が完全に潰されてしまいました。
「フフ…どこで覚えたのそんな言葉」
とか、
「フフ…誰から教わったの? そんなこと」
でいいじゃないですか。その方がずっとロビンらしい可愛らしさになると思いませんか。
何が「なぁに? どこで覚えたの?」やねん。ルフィの保護者にでもなったつもりかお前。気色悪い。
ルフィの「それが仁義だ」というセリフも違和感があり、「それがスジってモンだお前!!」くらいがルフィらしい言葉選びではないでしょうか。
別に「あり得ない」とまでは思いませんが、ルフィが「仁義」なんて言葉を知っていて、当然のように使っている描写は違和感の方が強かったです。
「サウロ先生が倒れて動かない!!」を繰り返す謎
これ、まじで意味不明でどう考えても描写としておかしいんですよね。
1131話のラストに描いた👇🏻こちらの描写は何だったのか。
結論、今話のような描き方をするなら、1131話のラスト描写は入れるべきではありませんでした。
話がつながらず、不自然でしかないからです。
まず、(このモブが同一人物だとして)一度目に叫んでから二度目を叫ぶまで、一体どこで何をやっていたのでしょうか。
一度目はどこで誰に向かって叫んでいて、その後何がどうなったら、同じ言葉を叫びながら現場に戻って来る状況になるのでしょうか。
一度目は村の方へ助けを呼びに走っていたのだとして、なぜ(誰も連れてくることなく)同じことを叫びながら1人で戻ってくることになるのか理解できません。
作者に雇われた大根劇団員の方で、1131話の引きと、ルフィ達が現れたときにタイミングよく現れて同じセリフを叫ぶことだけ仕込まれていたのでしょうか。
それとも、サウロに雇われたヤラセ要員で、ルフィ達に「サウロが倒れて動かない」という情報を伝えるために、ひたすら周囲を走り回っていたのでしょうか?
まだドリブロ達が帰ってきたことを知らないタイミングから?笑
そんなわけないでしょう。
こういう作為に満ちたあり得ない描写のせいで、せっかくの感動シーンの完成度が下がり、入りから台無しになってるんですよね。
それに対する一味のリアクションも酷い。というかキモい。
特にルフィがあり得なさ過ぎて、それはメタ視点の作者ないし読者目線のツッコミだろうと思ってしまいます。
ロビンの恩人が倒れて動かないと知れば、まずその状況や容態を心配するはずで、「そりゃねェだろ」なんて言葉が出てくるはずないんですよね。
「(せっかく挨拶に来たのに そのタイミングで都合よく倒れるなんて)そりゃねェだろ」とキレ気味に叫ぶって、お前どんだけ身勝手で理不尽なこと言ってんだよと思いませんか。
「倒れた!? おい大丈夫なのかよ…!!」という心配や、「チョッパーすぐに診てやってくれ!!」のようなセリフになるのが「船長」としてあるべき姿ではないでしょうか。
クルーがお世話になった相手への「仁義」を説いておきながら、なんでその恩人が倒れたと知るや、真っ先に文句が出てくるんだよ笑
お前、読者に向けて「クルーのためにちゃんと挨拶するいい船長」アピールしたかっただけで、そこに水を差されたから文句言ってるだけだろ?
そうじゃなきゃ、そんな自分本位の理不尽な文句が口に出るはずがないんだよ。
いつからそんな読者の目や評価を気にしてポイント稼ぎにこだわるような人間になっちまったんだよ。。
モブが駆けつける描写の位置関係がおかしい
そもそもこのシーン、位置関係が明らかにおかしいんですよね。
まず、このモブはルフィ達が「戦士の泉」に着いて「霧舟」から降りて間もないタイミングで駆けつけて来ているわけですが、👇🏻こちらのコマでは舟を左側に描いて、右側の空間を空けている構図のため、読者は感覚的に、モブは右側から走って来たものと受け取るのではと思います。
実際、このモブは(コマの)右側から走ってきている上、
そのままの位置関係で、ルフィ達の奥(ルフィ達から見て左側)を指して「あそこです!!」と言っているため、
感覚的に、ルフィ達の右側から走ってきて、その先にいる(ルフィ達の左側にいる)サウロを指差している絵だと受け取るのが自然でしょう。
その場合、サウロは👇🏻こちらのコマの、(ルフィ達のいる場所よりも)さらに左側に倒れていたことになり、
このモブは、ルフィ達のもとへ駆け付けてそのまま(進行方向のまま)ルフィ達の先を指差したことになります。
つまり、👇🏻このような位置関係で、ルフィ達の右側から駆けつけてきて、
そのままルフィ達の左側にいるサウロを指差した形です。
しかしその場合、これだけ見晴らしのいい浜辺かつ、目を向けるだけで視認できる距離感にいながら、ルフィ達が着いてすぐに、倒れているサウロに気づかないことがまずあり得ず、「なぜこんなデカブツがほぼ目の前で倒れてるのに、誰一人気づかないのか」「モブから教えてもらうまでもなく、着いた瞬間すぐに目に入ってくるだろう」というツッコミが生じてしまいます。
「モブに指を差されて、目線を向けたことでようやく気づいた」とする場合、普通は駆けつけてきたモブ側(モブの背後側)かつ、相当距離が離れた位置にサウロがいる場合でないとまず成り立ちません。
つまり、👇🏻このような位置関係でモブが駆けつけてきて、
そこから振り返って指差して、ルフィ達の視線をサウロの方に向ける、というパターンです。
実際、👇🏻以下のコマをよく見ると、左側が泉に見える(波打ち際っぽい)描写があることに加え、「霧舟」の向き的にも(船首が左を向いているため)このモブは泉を左側に見ながら(つまりサウロのいる方角から)ルフィ達の方へ走ってきた、ということなのだろうと思います。
しかしそうなると、今度は👇🏻こちらのコマの位置関係がおかしくなります。
このモブは振り返ってサウロを指差すことになるわけで、実際そのマークが付いているものの、振り返った左側にルフィ達がいるということは、こいつは一度ルフィ達を追い越した上で、振り返って左側を指したことになってしまいます。
つまり、👇🏻このような形でわざわざルフィ達の右側まで移動した上で、
👇🏻振り返って(ルフィ達を左側・奥側に置きながら)サウロを指差した、ということです。
意味わからんというか、どう考えてもあり得ない動きです。
つまり、どう解釈しようとしてもおかしな作画となっており、位置関係の整合性が取れていないのです。
👇🏻こちらのコマで、ルフィ達をモブの右側に描いていれば、
👇🏻このような位置関係で、(サウロの方から走ってきて)振り返って指を差した形になるのですが、
左側(サウロ側)に描いてしまっては、ルフィ達を追い越してから振り返ったとしか解釈できません。
明確に作画ミスでしょうが、もはや正確な位置関係やら作画の整合性などどうでもよく、とりあえず「情報」として「モブが指さした先にサウロが倒れていて、一味がそれに気づく」展開が描ければ問題ない、という判断なのかもしれませんね。
まぁ、どんな描き方をしても評価は変わらず大絶賛される状況では、そこにこだわる意味もありませんからね…
ちなみに、「おい病人にバカとは💦」というセリフもキモ過ぎでした。
このセリフでは、「病人」に対して「バカ」というべきじゃない(「常人」には言ってもいい)と言ってるようなものであり、理屈が意味不明であまりに薄っぺらいため、会話の雑音にしかならず、言わせる価値がないからです。
ロビンとサウロの再会シーンはよかった
ここからは作画・セリフとも、基本的にはいいと思えました。
まぁ、作画については全盛期の頃の絵をまんま描き直しているだけなので、よいシーンになるのは当然なのですが笑(実際、そのシーン以外は、似たアングルの描きやすい作画かつ線の荒い省エネ作画ばかりで、手抜き感が否めません)
以下、細かく触れていきます。
倒れたフリをしていたのは「どんな顔して会っていいかわからなかったから」という理由付けがなされていて、それがちゃんと理解できるものだったのでよかったです。
この演出について「過去の描写に頼っているだけ」と感じた人もいるかもしれませんが、私には、再会の方法(の演出アイデア)としてこれ以上のものは考えつきませんし、サウロの立場からすれば、どんな顔して会っていいかわからず、色々と考えた末に「ロビンと最初に会った時と同じ形で再開しよう(死んだふりして顔を伏せていれば、照れ隠しにもなる)」という結論に至るのは十分理解できるものなので、(ただ「他にアイデアが浮かばなかった」とか「手抜き」のために既存描写をなぞったわけではない、と受け取ることが可能なので)十分許容範囲でした。
ただ、ロビンがいちいち顔を赤らめて媚びる描写が、ひたすら邪魔だなぁ…と思いましたね。
なぜロビンを「可愛い」と思わせたいのか理解できませんし、なぜこういう安易な媚び描写による安っぽい「可愛さ」に頼ってしまうのかも理解できません。
大人の女性としての魅力や可愛らしさこそ描くべきであり、いちいち顔を赤らめさせて、読者に「ロビンちゃん可愛いィィィ〜!!!」と思わせようとする作為は、この場では雑音にしかなりません。
こう言うと、「子供の時の恩人との再会なのだから、子供のようなロビンに戻ってもおかしくないだろう」「子供のように甘えるロビンになってしまう演出だろう」(お前は何もわかっていない)的なことを言う人が出てきそうですが、そういうことじゃないんですよね。
だって、そもそも子供の頃のロビンが、そんな頬を赤らめるような安易な媚び方などしていませんから。
子供っぽい可愛らしさはあれど、当時から落ち着いていて、大人で知的な雰囲気のある女の子で、安易に人に媚びるようなキャラクターではありませんでした。(少なくとも、そんな描写は一つもありません)
つまり「子供の頃に戻ったような可愛さ」を描いているのではなく、「ロビンを可愛く見せるための作者の作為による媚び描写(今の作者好みの媚び描写)によってキャラの個性や人間性を歪まされただけ」にしかなっていないということです。
👇🏻これが幼少期ロビンの、子供らしい、素直で純粋な笑顔です。
子供ながら、きちんとロビンの品の良さを感じる慎ましい笑い方になっています。
👇🏻これが、読者ウケを気にして、読者に媚びることに人生を捧げることになった30歳の笑顔です。
キッツ…
眉の曲げ方から口角の上げ方まで、読者に媚びることだけを考えて計算された(「可愛いロビンを描きたい」という作者の願望がこれでもかと詰め込められた)表情であることが伝わってきてしまう。
幼少期のロビンは、読者に媚びるため、可愛いと思ってもらうために頬を赤らめたりはしていません。
たとえばサウロから「笑うとかわいいでねェか」と言われた際に顔を赤らめていますが、
これは頬を赤らめること(そう演出すること)が自然な状況における描写であり、媚びているわけではありません。
👇🏻こちらの笑顔のシーンや、
泣き顔のシーンでも、
頬は赤らんでいるものの、読者に媚びているシーンは一つもない。
なぜなら、ロビンは読者の目線など一切気にしておらず、作中世界を生きるキャラクターとして、自分自身の感情の変化によって、自然と赤らみが生じた描写となっているからです。
お母さんに「離れたくない」と懇願し、甘える時も、読者に媚びることなどまるで考えておらず、ロビンはきちんとお母さんだけを見て、お母さんに向かって言葉を届けようとしていることが伝わってきます。
一方、今のロビンは、サウロとの会話を自分の可愛さアピールの場として(読者の目線を気にしながら)利用しているだけであることが伝わってきてしまう。
「お母さんに似てきた」と言われただけで頬を赤らめ、
「暗い話はしたくない」と笑顔で振る舞うだけで赤らめ、
サウロに抱きしめられ、褒めてもらったことでまた頬を赤らめており、
どれも「なぜ赤らみが生じたのか」を説明しようとすると、「読者に媚びたいから」以外に答えが浮かんでこないため、その表情に感情移入ができません。
要するに、ビジュアルの「可愛さ」を増すためだけに、作者の作為(と好み)によって安易かつ記号的に追加されているだけでしかなく、ロビンの感情の変化に伴い、自然と生じた赤らみに見えないのです。
おそらく「頬を赤らめる」といったわかりやすい「記号」なしでは、キャラの心情(の変化)を表現・描写できなくなってしまったのでしょう…だからそれに頼ってしまう。
ない方がよほど表情から心情を想像し、感情移入する間や余白が生まれるのですが、いちいち「媚び赤らめ記号」を追加してくるため、その余白を奪われ、作者から「可愛いでしょ? このロビン」と押し付けられているように感じてしまう。
こうして、子供の時よりも露骨に媚びる女になってしまったロビンは、その個性や魅力が根底から破壊されてしまったと私は感じます。
だから安易に頬を赤らめさせて、ブリっこさせるような媚び描写を(ロビンに関しては特に)入れて欲しくないのです。
👇🏻このシーンの、セリフなくサウロを見つめる表情と作画がとても良かっただけに、
尚更その後の安易な媚び描写の連続が、雑音にしか見えず「いらんなぁ…」と思ってしまいました。
その他のセリフ・会話について
ベガパンクの放送について触れ、「現場にいたからよく聞こえなかった」という説明が(自然な会話を通して)なされたのはよかったです。
(ただ、これはエッグヘッドの放送中の時点できちんと描いておくべきでしたね。これがないせいで、常に「こいつらは放送を聞いてないのか?」「なんで放送内容に誰も興味を示そうとしないんだ?」という疑問と共に読むことになり、あらゆるシーンの説得力を失っていたからです)
また「あれはオハラの言葉だで」「オハラの学者達が届けた“声”だで!!」というセリフも、(こうして自然なセリフや会話を通して情報を補完する描き方も)よかったです。
が、これも肝心の放送内容がまるで「オハラの言葉」と言えるようなものではなかったことに加え、「オハラの学者達が届けた“声”」は世紀の大バカ科学者のせいで途中で中断されてしまい、肝心のメッセージが世界に届いていないため、サウロのセリフが的外れでしかなくなっているのが台無しなんですよね。。
きちんとベガパンクの放送内容を、「オハラの言葉」「オハラの学者達が届けた“声”」として描いてくれていれば、もっと深く感情移入できるいいシーンになっただろうに。
さらに言えば、「あいつが命懸けで伝えてくれた!!」という表現もちょっと違うので、要らんセリフだなと思います。
「命懸けで伝えた」わけではなく、「死んだ後に伝えた」だけなので笑
命懸けで伝えるなら、口封じのために殺されることを覚悟して、生きた状態の時に伝える描き方をしなければ噛み合いません。
むしろ、「死んだ後なら何言っても知ったこっちゃないので、その責任は生きてるもの達に全て負わせて丸投げした」というのが正確な表現であり、これを「命懸けで伝えた」と美談化するのはさすがに無理があるため、「お前ほんとに放送聞いてたのか?」となってしまう。
細かいところですが、「命懸けで伝えた」ことにしたかったのなら、「死後の放送」になどせずに、生きて配信を始めて、五老星によって殺されて止められたように描くべきだっただろうと思います。
「きっと未来は変わるでよ!!」というセリフはサウロらしく、希望を感じられるセリフでよかったです。
ベガパンクの放送によって「きっと未来は変わる」というのはその通りで、言い過ぎでもなく、浅すぎでもない、バランスのとれたいいセリフだなと感じました。
尚、ロビンの「あなたもよ…痛い?」の「あなたもよ」の意味は、セリフの順番的にわかりづらいですが、おそらく「あなたも命懸けでオハラの言葉を届けてくれた一人よ…(そのせいで負うことになったこの傷は)痛い?」という意味合いでしょう。
「痛い?」と言いながら傷を撫でるのは、「痛いかもしれないのに触んなよ笑」というツッコミと、距離感が近すぎるため「お前らそんな関係だっけ?」という疑問が浮かぶため、「あなたもよ…こんな大傷を負って…(オハラの声と私の事を守ってくれた)」的なセリフの方が良かったのではとも思いますが、まぁ、許容範囲でしょう。
サウロが生き延びられた理由
クザンがサウロに使った技が“アイスタイムカプセル”だったことから、サウロは死んでいないのでは(クザンが何らかの意図で生き残らせているのでは)という予想は以前からされていましたが、今回の描写では、その点は触れられずに、「気がついたら海で溺れかけとった」「島の炎で氷が溶けて海に落ちた様だ」という説明がなされました。
これ、当初はそのつもりだったけど、読者に先の展開を当てられたから(あるいはネタバラシまでに時間がかかりすぎてしまったから、今から描くとさらに連載が長引くことになるため)端折ることにした、という可能性もゼロじゃなさそうだな、と思いました。
もしくは、サウロも何らかの意図があって(あるいはクザンとの約束から)その事はまだ他言しないと決めていて、このあとクザンと再会した時に全てが明かされる可能性もなきにしもあらずですが…
個人的には、”アイスタイムカプセル”という技を使った意味や理由がきちんと回収される展開にして欲しいと思っていたので、このまま普通にクザンはサウロを殺すつもりで凍らせたのに「島の炎で氷が溶けて海に落ちた」ことで偶然助かった、というオチだと納得感が薄いなと感じます。
「褒めて欲しい」について
ロビンの「生きたこと…褒めてほしい」というセリフについては、私の中では手放しに絶賛できるセリフではありませんでした。
「ねェサウロ 私 生きたよ…!! あなたの言葉を信じて今日までずっと…!!」のように、死を選ばずに生きてきたことを力強く伝えるセリフや、「サウロ あなたの言った通りだった(ずっと一人だったけど 私にも私のことを信じてくれる心許せる“仲間”に出会えた)」といった方向性のセリフもあり得ただろうと思うためです。
個人的には、この方向性で尾田先生らしい(読者の予想を上回る)セリフを考えて欲しかったなと思ってしまいましたね。
「褒めて欲しくて生きてきたのかよ…(ちと浅くねェか…?)」「サウロと再会してまず伝えたかったのが『褒めてほしい』なのかよ(ガキかよ…?)」というツッコミが、少なからず頭に浮かんでしまったためです。(ガキっぽいロビンではなく、苦難を乗り越え、仲間と出会い、大人の女性に成長したロビンとしてサウロと再会し、言葉をかわすシーンの方が見たかったなと)
それでも、この後のサウロのセリフがよかったため、前振りセリフとして十分許容範囲という評価でした。
サウロがロビンを褒めるシーンはよかった
「よう生きたなァ!! ロビン!! 22年!! よう生きとってくれた!!! よう会いに来てくれた!!!」
このセリフは素晴らしく、ここは文字だけでしっかり感情移入できました。
ロビンにとって、サウロから「生きた」ことをストレートに褒めてもらい、喜んでくれるこの言葉は、この上なく嬉しいはずで、その言葉にきちんとサウロの心の奥底から溢れてくる想いが乗っていることが伝わってくるからです。
ただ、ここはもっと大コマで描いてほしかったなとは思いますね。
というのも、同じアングル、同じ大きさの絵が多用され過ぎていて、全然名シーンとしてのインパクトが残る1コマになっていないからです。
これではせっかくの見せ場シーンの作画が全然際立ちません。
これに加えて同じサイズ感の正面カットも複数あるため、画変わりがほとんどなく、省エネ作画の手抜きシーンに見えてしまうわけですね。
セリフが素晴らしいだけに、作画がそれを高める力を発揮していない(必要最低限の作画でしかない)ため、絵とセリフによる相乗効果で爆発的な感動を生むコマになっていないのが残念だなと思います。
私が味わえたのはほぼセリフだけの成果であり、絵でグッと来たわけではないので。
それでも、2人の再会シーンについては、最近の中では丁寧に描いてくれたコマやシーンが多かった分、全体的に作画もよかったと思います。
最後の「会いたかったサウロ…!!!」「デレシシ ワシもじゃて〜〜〜!!!」のシーンは、二人の表情含めてよかったです。
ロビンは我慢していた感情が溢れて出ているのが伝わってくるし、サウロは笑いたいけど涙が止まらず、ロビンが生きて、こうして会いにきてくれたことを心の底から喜び、涙していることが伝わってくる表情になっています。
ここを白目笑いのギャグ顔処理にしないでくれたおかげで、きちんと感情移入できました。
👆🏻本当はこの表情で笑おうとしているものの、溢れる涙からそれができない様子が、喜び笑いながらも眉間に力が入っている表情から伝わってくるため、サウロらしいとてもいい表情だと思いました。
ただ、あえて言うと、「会いたかったサウロ…!!!」と大泣きしながら抱きつくと、ロビンとサウロの関係性への疑問が浮かんでしまい、若干の違和感があったので、ここもベストなセリフは他にあったのでは(読者の想像を超える、尾田先生らしいセリフを考えて欲しかった)と思うところですね。
私の感覚だと、この表情で「会いたかったサウロ…!!!」と抱きついてしまうと、(シンプルに恋仲ないし親子の感動の再会シーンの印象が強いため)どういう関係性の、どういう相手だったらこういうリアクションになるんだ?と疑問が浮かんでしまうからです。
ロビンにとってサウロとはどういう存在なんですかね? 恩人? 友達? 親同然の存在?(そんなに長い期間一緒にいたっけ?)
いずれにせよ、少なくとも恋愛感情を持った相手ではないことは確かなわけですが、この描写では、まるで恋人同士の感動の再会シーンのようにも見えてしまうため、それがわずかな違和感や雑味となってしまうわけです。
端的に言えば、オルビアに対してこの表情とセリフで「会いたかった お母さん…!!!」と抱きつくのはストレートに受け止められるのですが、
サウロにこの表情とこのセリフで抱きつくのは、ちょっとしっくりこなかった、という感じです。
(あまりに再会までに時間が空きすぎてしまったため)作者の中でのロビンのサウロに対する想い入れが必要以上に高まってしまって、正しい距離感で描けていないように感じてしまいます。
ワンピースは、安易な御涙頂戴セリフに頼らず、読者の心を突く、ストレートだけど深みのあるセリフを決め台詞にするからこそ感動できる部分があったため、「会いたかった」という言葉だと、一意的すぎてよく見るありふれた感動の再会シーンにしか見えず、ロビンの心情やサウロとの関係性を正確に踏まえたセリフに感じられず、物足りなさを感じてしまった次第です。
まぁ、これを今のワンピースに求めるのは過剰要求だと思っていますし、今のままでも文句をつけるほどではなく、もはやギャグ処理をせずに描いてくれただけで個人的には十分よいと思えました。
このあたりは、「エニエスロビー編が面白い理由」で、ロビンの過去編のセリフ回しがいかに素晴らしく、完璧であったかを詳しく掘り下げようと思います。
一味の号泣ギャグ描写について
これには批判的な声が多いようで、私も「要らん」「邪魔」「雑音」「台無し」としか思えませんし、一律号泣ギャグ描写(+一部ノーリアクション)で済ませてしまうあたり、「キャラの感情の描き方が雑だなぁ…」としか思えませんでした。
が、ワノ国のラストでモモの助の演説直後に、どこぞのバカが「くお〜〜!!!」という奇声を発して読者の余韻を奪い、台無しにした時とは違い、セリフがなかった分、私の中ではギリ許容範囲でした。
もちろん、最後にギャグ処理を加えてしまうセンスには全く共感できないため、普通に(フランキー以外は)微笑みながら目に涙を浮かべたり、拭ったりする描写にしてくれればいいのに、とは思いますが、もはやギャグ漫画と化したワンピースにおいては、前半の海の頃のような感動シーンを描く気がそもそも作者にはないのでしょうから、「まぁ、今のワンピースだったらこういう処理になるよな…」(むしろ奇声を発さず、ルフィだけでも笑顔の描写で締めてくれてよかったよ)くらいの感想でした。
もっと言えば、そもそも私の中で、“麦わらの一味”はすでに死んでしまっているため、こいつらの感動描写やリアクションなど期待しておらず、「一味のリアクションを含めて完成する感動シーン」ではなく、「ロビンとサウロの2人の描写で成立する感動シーン」になっていれば十分で、雑音さえ撒き散らさないでくれれば我慢できる、という基準にまで落ちているとも言えます。
ロビンとサウロのやりとりだけ切り取れば、私の中では最低限のクオリティは確保されていたため、それだけで十分だった、という感じですね。
その意味で(もはや「前半の海」基準の感動シーンが読めるとは微塵も思っていない私からすると)今のギャグ路線かつ崩壊作品という前提の中では、久々によいと思える内容でした。
逆に言うと、もう期待してないんですよね…この作品に。
結果、評価における基準がめちゃめちゃ下がっており、(描写の差は「前半の海」の頃と比較しているものの)評価としては(すでに前半の海とは別作品のため)「新世界編」内で比較することになるため、「直近の惨憺たる内容を踏まえると、新世界編の中では久々によかったと思えた」となるわけです。
つまり「1133話をよいと思えた理由」とは、「期待値ゼロの中では、メインシーンはよいと思える(最低限のクオリティはクリアしている)仕上がりだったから」となります。
実際、上記触れて来た通り、その他のシーンについてはツッコミどころばかりなので…笑
ただ、それらはメインシーンとは分離できるものがほとんどであり、メインシーンの評価を下げるものではなかったため、それらはないものとして、メインシーンのみ評価した、という感じです。
それはメインシーンのページ数が6ページと、最低限のボリュームを確保して描いてくれていたからです。
1130話も、ラストのロキのシーンはよかったと感じたのですが、これはわずか4ページしかなく、その1話における「メインシーン」といえるボリュームではなかったため「評価困難」としましたが、これが6ページ以上かけて、ロキの魅力が伝わる描き方がなされていれば、「久々によかったと思えた」としていたかもしれません。
今話を「よいと思えた」としたのは、このような理由・基準からです。
私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。
ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。
実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。
ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。
ニーズがあるからです。
上記の通り、最初は「史上最も好きな漫画」であったことから、(この先つまらないワンピースとして残りのエピソードが削られていくことに耐えられず)改善されることを願って批判をしてきましたが、もはや作品は崩壊し切ってしまったため、今は改善を期待しているわけではありません。
ただ、ワンピースという作品は、日本一売れている漫画だからこそ、熱量の高い(高かった)読者も多く、私と同様に「つまらなくなってしまった」と感じ、それを無念に思い、不満や釈然としない気持ちを抱えている読者の数も多いのです。
そういう方達にとっては、自分の気持ちを代弁してくれる記事や、自分の本音の感想をコメントして、同様の感想を抱いている方達と共有できる場には一定の価値があり、そうしたニーズに応えることにもまた一定の価値があると思っているため、運営を継続しています。
ニーズがあるからです。
ブログのようにテキスト情報だけ(それも超長文)だと、文章を読み慣れていない人にはハードルが高かったり、読む気にならなかったりする(実際、そのような声やリクエストがあった)ため、記事を動画化してYouTubeに投稿することにしました。
もっと批判や誹謗中傷コメントで溢れるかと思っていましたが、(ブログ読者の方に限らず、新規の方でも)共感し、更新を楽しみにしてくださっている方が相当数いて、ここにもニーズがあることがわかったため、運営を継続しています。
余計なお世話としか言いようがありません。
自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。
あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?
他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。
論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。
プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。
私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。
あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?
購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?
お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?
飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?
市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。
一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。
「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。
頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。
尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。
その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。
そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。
その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。
心配しています。
このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。
なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。
なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。
そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。
尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。
思いません。
「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。
少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。
読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。
ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。
ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。
私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。
そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。
作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。
ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。
というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。
それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。
煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。
えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。
たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)
また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。
記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。
色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。
個人的には再会シーンも「次第点」だったな
ギャグな感じがいらなかった。ボンクレーと再開した訳でもあるまいし
台詞回しの不自然さって、これが「物語である」以上ある程度は容認するべき
コイツの言う通りに完全にワンピースが進み始めたら極々平凡でつまらない作品になると思う。
勿論ワンピースはそれが過剰で真意を感じられずひっちゃかめっちゃかになっている部分はあると思う。現状松本人志の映画みたいな状態。
但し物語であり、どんな映画も作品も漫画も完全にそれがゼロな漫画は多くない。キャラに命を吹き込むのも大事だが、一方で作者の影を感じるのは当たり前。
[…] 【ワンピース】1133話「褒めてほしい」が久々によいと思えた理由 […]
今回は最後意外良かった
ロビンとサウロの再会はロビンは顔変えずにありのままの姿であって欲しかった
結局当時の編集が有能だっただけで尾田先生は天才ではなく凡人だった。祭り上げられすぎたんだな。その結果神になっちゃった。
まさか実写に注力する言い訳を言ってくれるとは思わなかった。でかい公園があったらそっち見に行くとか相変わらず答えになってないズレた回答してるけど。尾田栄一郎の名前を語った偽物なんじゃないか?
アニメがエッグヘッド編休止の挙句深夜枠に移動だし
原作グダりまくり休載しまくりの影響が出てきてるなぁ
新世界以降の名言って何があります?
自分は魚人島の海賊の王者は一人で十分だ、です
エッグヘッドが酷すぎたからエルバフはまだ読める
ここでリリスとボニー降ろすなら良判断だと思う
なんか、もう今話でワンピース卒業する決心が出来たわ
最初に不愉快なギャグパート挟んで最後に驚きの展開!するしか脳がないなら漫画である必要がない
今後はまとめサイトで情報を見る程度にします。今までありがとうワンピース
エッグヘッド編「絶対守る〜」
エルバフ編「一生守る〜」
格好いい絵は未だにたまに描いてくれるけど、セリフのセンスは完全に死んじゃった。
尾田栄一郎の最新のコメントが寒すぎる。
「漫画」「アニメ」「実写」に全力?お前漫画家だろーが漫画頑張れよ。息をつけなくなる展開?シートベルト締めて長い事待たされて鬱血しとるわ。
自分で自分の漫画を殺すな、生きろ。
ワンピアニメ、4月から日曜23時15分放送と発表されましたね。
普通の作者が三枚目キャラを描く時
登場時 どう見ても格好良くない
読者「なんだ、この格好悪くて胡散臭いオッサン」
中盤 普通に強いし、戦う理由がある
読者「このオッサン強いな。それに、自分の父親が怪物に変えられた過去があったから、主人公に力を貸すんだな」
終盤 主人公に全てを託すor奥義を授ける
読者「◯◯のオッサン!」
ワンピースの場合
登場時 キモい
読者「なんだ、この胡散臭い奇形のデカブツ」
中盤 全然役に立たない癖にどこどこ一の知恵者、剣士の設定が生えてきて、本人も急に格好つけ始める(でも強くない)
読者「お前、ワーキャー叫んでばかりで全然役に立ってない癖に、目立とうとするなよ。ページの無駄なんだから出てくるな。あと、お前の過去には興味ねぇんだよ!」
終盤 でしゃばる癖に相手に傷一つ付けられない。床ペロ、死んだと思わせて生きてる。
読者1「そう言えば、あの漫画どうなったっけ」
読者2「俺、もう読んでないわ。まとめサイト見よ。…あのキモいの、大して役に立たないで、気絶して終ったらしいぞ」
読者1「はぁ~、死んどけよ◯◯」
今からでも、前者の描き方しません、尾田先生。
なんかエックスが絶賛の嵐だったかは何のことかと思って公式のちょい見せ見て見たらルフィが任侠ごっこやってて、それを全肯定ファンどもが大絶賛してて草。
本当なんでもかんでも大絶賛やな。
尾田ってまぁ絶望的に空気が読めない人なんだろうなぁって思うわ
ちょい見せの任侠ごっことか、突然飲み会の席で内輪にしか分からないネタやるみたいな気持ち悪さ感じた、マジで脈絡ないんだもの
あと昔はたまーにウソップとかが驚いた時に目飛び出したりして面白かったのを、ずーっとそのネタばっかやるみたいな、一度受けたネタを本当にしつこくしつこく続けてるおっさんみたいな。
ちょくちょくコメントとか巻頭コメントとかでも炎上しかねない事言ってるし。
もう会社とか学校とかでよくいる「あー…あの人ちょっと空気読めない人だからねぇ…」って感じの印象になってるわ
今更なんだけど、泣く時あそこまで鼻水でる人あんま居ないよね? 感動シーンが勿体ないし、無駄に汚い印象を与えてるだけな気がする
花粉症の表現としてなら分かるけど、この表現を泣くシーンで使いまくることをOKした当時の編集者もどうかと思ってる
光月日和ってハンコックに並ぶ美女として描いたつもりだったんだ。凄くイラってするタレ目と媚び描写に大和撫子とは程遠いケバい髪の色、トドメに燃えてなんぼの黒炭とか宣う族滅肯定のヤバいヤツ。
改めて作者のセンス死んでるよなぁ。
日和推しの人を見たことある人いますか?
なんかゲルズの扱いとか、生き残ってフィーチャーされてるのがリリスとボニーだったりとか、ナミのやけに貧弱な態度とか
てか思い返せばSWORDの調教能力女も、掘り下げられない匂わせ女のステューシーも…
内面がスカスカなのにやたらビジュアルと属性と♡マーク強調されてる女性キャラ多くないすか?
自分は30手前のオッサンですけど、なんかこんなにも露骨なのばっか出てくると冷めるんですよね
ぶっちゃけスリラーバークのローラの方がイイ女っていうか、筋通ったワンピのキャラって感じがしますね
今のワンピ女キャラ、なろう主人公を取り巻いてるキャバ嬢みたいで気色悪いんですよ
ルフィ‥ニカ化(誰も突っ込まず)
ゾロ‥隻眼化(誰も突っ込まず)
ナミ‥巨乳化(ウソップが速攻で気付いた。変態)
サンジ‥髪の分け目変更(誰も突っ込まず)
チョッパー‥マスコット化(どうでもいい)
ロビン‥昔の髪型に戻る(サウロと再会させるイベントやるんだから、気付かなければおかしい)
フランキー‥無駄機能追加(聞いてもいないのに勝手に説明する)
ブルック‥変化なし(アフロ毟るか)
ジンベエ‥変化なし(どうでもいい)
エロ関係や作者のやりたいイベント以外は誰も変化に気付かない。
もうルフィが仁義切っても大した事ではない。
もうチョッパーのツノ両方無くなったり、ジンベエがカスザメになっても誰も気付かないだろ。
ここ最近のワンピや推しの子を見てると進撃の巨人ってマジですごかったんだな
考察勢のワンピースはなにかという予想見てきたけど、
オールブルー説
核兵器説
タイムマシン説
宇宙船説
うんこ説
イム様が出演していたAV説
ボーボボ全巻説
ドラゴンボール説
とおふざけ、それっぽいのがあって、もう作者は裏をかけないのではと思った。
ちなみに、自分は核兵器説を推す。
そもそもワンピースはポストアポカリプスの世界っぽいし、
早すぎる理由が、核兵器を正しく使える人類がいないから。
笑った理由が、大冒険の果てに見つけたのが人類を皆殺しにする兵器だったからで、皮肉を込めて笑った。
ひとつなぎは、恐怖で人類をひとつにまとめるから。
最後のオチは、ニカになったルフィが核兵器を全部食べて、核の力で神になって真の自由が訪れる、という終わりだと思う。
今の作者は変に文化人気取りだし、丁度ロシアやウクライナで戦争してるから、反戦の意を込めてこれを描きそうなんだよなー。うまく行けば連載終了後もそういう仕事を貰えそうというスケベ心もありそうだし。
どうか、この予想は外れますように。
何か描きたい漫画はあるけどワンピースが終わったら描かせてもらえないと思ってワンピースに無理やり詰め込んでる風に見える
ニカとか仁義とか本当はギャグバトルやりたいしVシネの世界観描きたいけど止められてたから産まれたんじゃないのかな?
担当さんなり周りの人間が軌道修正してあげて欲しい
悪く言えば手綱を握って欲しい
またNBAレイカーズとのコラボとか糞どうでもいいことに精を出してやがる
尾田のLAイベント遠征で3週間の休載確定な
現地では超VIP待遇、1泊120万のスウィートに夫婦で豪遊
まあ俺が尾田ちゃんでも、当然こっちが優先だなw
ちょい見せでルフィが仁義ごっこやってて、超ダセェ…
なお、僕には理解出来ませんが信者さんはそのダサいのがいいみたいです
無駄にキャラ増やすことで引き延ばしてると思う。無駄キャラの無駄台詞で数ページ稼げるもん。
今話と関係ないけど、超売れてる漫画の割に映画の最新作の間が空くな
全世界累計発行部数5億部で
国民的漫画の地位に居るから
現段階では一定以上の売り上げは確保できるし(グッズとかetc)面白くなくなってもお飾りでもジャンプにいてもらえればビジネス的には問題ないし、打ち切りにも出来ないし仮に打ち切りにしても本誌の部数落ちるぐらいならワンピースという看板を置いとくに越したことはないぐらいなんじゃないの?笑 つまりもう会社としては興味ない。笑 だっていくら何でも長すぎやし、盛り上がってない。笑 ホント長期連載をやってはダメないい例ができたんじゃないかな?NARUTOとかBLEACH、銀魂とかライバル争ってた様な同期はホントいいタイミングで終われてたよ、本来ならワンピースもあそこらへんで終わっとくのが1番良かった(BLEACHはグダグダやったけど笑)ヒロアカ呪術鬼滅の刃には内容も勢いも完敗してたから。一定数信者がいるから売り上げは良いけどね。内容は悲惨。もうそういうことやろ笑 もう今は作者が当たり前の様に休載挟みまくってやりたい放題会社も名前だけ置いといてくださいで放置。現状これ。初見でなべおつさんの記事見させて貰いましたけどど正論でしかない記事ばかりで面白いです。長文失礼しました
メリー号の最期のシーンの麦わらの一味のリアクションとロビンとサウロの再会シーンの差が乖離しすぎていてガン萎えした…。
チョッパーがもうずっと「たぬき」になってんの毎回マジでツボwwww
ナミ、ウソップ、チョッパーに関してはもはや居なくても全然大丈夫なレベルで崩壊してるからそらそうかw ワンピースってホント何でこうなってしまったんやろうな
ここからがワンピースって前に尾田さんが言ってたけどホントに新世界前と後で別の漫画になったからその通りやなw
マシリトが居ない鳥山先生の暴走とか
矢作さんと二人三脚で最初の設定を完璧に作り上げた岸本先生とか、ホント編集者って大事なんだなと改めて思う
とある海外の動画で、インタビューアが男性に“あなたが最もglazer(いわゆる信者)が多いと思われる漫画/アニメは?”と聞いたところ、男性は「間違いなく100%ワンピース」と答えた。また付け加えると、なぜファンが凄まじく長く、同じようなエピソードで同じ海賊がワンピースを見つけられない話を何度も何度も見れるのか理解できない、とのコメントだった。(コメントは要約した)
個人的には連載中に大統領が6人も変わってもまだ連載してるっていうくだりが面白かった。
エルバフ編が終った時にありそうな会話
ウソップ「いやー、エルバフに来て良かったぜ。全部がでかくて、大きくて、雄大で…。ルフィ…俺、この冒険が終ったら、エルバフに戻るぜ。そして、本当の偉大な海の戦士になるんだ」
ルフィ「そうか、それは楽しみだな、しししっ」
読者目線の会話
ウソップ「期待してたのに、大したことなかったな」
ルフィ「そうだな」
ウソップ「確かになにもかもデカかったけど、ほんとそれだけだったし、エルバフの戦士達も特段強くなかったし、ずっと、ニカニカ煩くて誇りも感じなかったし…」
ルフィ「ウソップ、お前はこの冒険が終ったら、エルバフに戻るのか?」
ウソップ「いや、普通にシロップ村に戻って、カヤと結婚するわ。この旅で、『偉大なる海の戦士』というのが、どれだけ曖昧で無意味なものか良く分かったよ。このまま冒険続けたら、病弱な母さんを見殺しにした親父みたいになっちまう」
ルフィ「それがいいかもな…」
ウソップ「この冒険での唯一の収穫は、臆病な俺でも勇気を出せばなんとでもなる、と言うのを学べた事だ。今までありがとうな、ルフィ」
ルフィ「おう、残りの冒険もよろしく頼むぜ」
読者目線の会話にならなきゃいいな
なべおつさんに質問です。
なべおつさんの認識ではまだワンピースの劣化の原因は編集部にあると思いますか?
自分もそう思っていたのですが、先の南アフリカ取材の件で尾田栄一郎が漫画以外に首を突っ込んで作品の質を落としてると思いました。新世界以降酷いですが実写の情報が出始めた時期から明らかに酷さが増したとも思ってます。
腐ってても金のなる木であるワンピースを雑誌と関係のない実写の為に2週間も休載にする判断を編集部がするわけがない、もう尾田栄一郎が「やる」「行く」と言ったら逆らえない状況が出来てると思ってしまいました。
そもそも同じコマに一味のリアクション描くのが無粋かなー。
別カットで、ルフィ正面笑顔、ナミさんややアオリで凛とした笑顔、ゾロ斜め顔でニヤッと、サンジ君顔隠してタバコ、あとのメンツは雑音にならない程度に泣く、とかでよかったんじゃないかな
たしかに今、現実でも某事件の凶悪犯が逃亡中だけど
そのニュース聞いて「まだ捕まってないのか…」「早く捕まらんかな」と思うことはあっても
一足飛びに「死んでくれ!」なんて感想は出てこないな
事件の当事者(たとえば被害者家族)なら分かるが
ワンピ世界のモブのこういう感覚のズレは気持ち悪い
キャラが悉く崩壊してるし、「女! メシ! 金! 地位!」ばっかでお下品な漫画
自分の周りの芸能人がモデルなのかね?
だからこそ俗っぽいし、妙に生々しい
こんな漫画だっけ?
子ども向けなの? 玄人好みのものが描きたいの?
尾田がアホのくせに編集の意見を聞かずに性癖丸出しで描き続けるから、おっさんの性癖臭いダッセェ漫画になっちまったんだわ
誘拐レイプ孕ませなんて少年誌にあるまじき展開を平気でかけるの、尾田の頭どうなってんだろ?
面白い漫画描く気ないならさっさと辞めちまえよ
まーた話題がないのにも関わらず、ワンピース大好き系の、某考察者がツラの皮も厚く収益目的で毎日毎日動画をアップしているね
大好き系考察者に関しては話題もないのに恥ずかし気もなく毎日毎日収益目的で動画をアップできる神経が全く分かりません
その理由がワンピースが大好きだからだっておwww
ワンピースが大好きなことと、毎日毎日動画をアップすることとは、
全 く 関 係 が あ り ま せ ん 。
そのテの考察者()は、カネが欲しいから作品に公式には無断で寄生していますと素直にゲロする方が余程気持ちがいいわ
この漫画って、ちょくちょく仲間離脱イベント挟まるよね。
離脱イベント終了してるのは、ナミ、ウソップ、ロビン、サンジの4人だけ。
後の5人(ゾロ、チョッパー、ブルック、フランキー、ジンベエ)の離脱イベントもあるかもね。
そうなったら、こち亀の200巻越えも見えてくるな。
オダッチがんばれ
自分サンジが大好き「だった」んです
・恩人のためにこれからの人生を犠牲にする
・どんな奴でも腹が空いていたら食わせるが、腹いっぱいになったソイツがレストランを奪おうとするなら容赦なく殺すと宣言
・その上で、食わせた後どうなるかなんて事はいちいち考えないようにしている
【バラティエ編】
・直情的に勢いで突き進む一味の面々に対し、頭脳戦(Mr.0を騙す、ボン・クレーの対処とウソップのゴーグルの回収)で常に裏手を取る
【リトルガーデン〜アラバスタ編】
・騎士道に則り女は蹴らないが、それ以外のこと(例…海列車に乗り込む、ウソップを鼓舞する、ジャブラ撃破、正義の門を閉じる)は全部やる
【W7〜エニエス・ロビー編】
・自身を救ったゼフにそうしたように、また犠牲になろうとする(その後必死にゾロを探す)
【スリラーバーク編】
理想に徹しながらも、やることはやって現実に生きるカッコ良い男でした。
なのに今はベガパンクを救えず後悔していたくせに、次の島では女巨人の身体を枕代わりにスヤスヤしてるただのクソ野郎です
マジで本当に…サンジもだけど作者も同一人物かと疑ってしまう
これまでルフィが得た物
イーストブルー編…ゾロ、ウソップ、ナミ、サンジ、メリー号
バロックワークス編…チョッパー
空島編…ダイヤル各種
デービーバックファイト編…なし
W7~エニエスロビー編…サニー号、フランキー、ギア2、3
スリラーバーク編…ブルック
シャボンディー諸島編…なし
女ヶ島~インペルダウン編…クロコダイル等と共闘イベント、ハンコック
頂上戦争編…ワンピースは実在する
魚人島編…麦わら海賊団再結集(ルフィは仲間の顔を忘れていた)
パンクハザード編…ロー
ドレスローザ編…ギア4、麦わら大船団結成(ただし、一緒に行動しないので相変わらず冒険はサニー号単騎。それどころか団員の一人がシャンクスに喧嘩を売った)
ゾウ編…ロードポーネグリフ1
ホールケーキアイランド編…ゼウス、ロードポーネグリフ2、ジンベエ
ワノ国編…ギア5、ロードポーネグリフ3
エッグヘッド編…肉便器2つ、粗大ゴミ、死体、ワンピースは実在する(もう聞いた)
抜けあったら追記お願いしますー
最後のコマの泣き方汚すぎて草
もう鼻水は仕方ないとして涎くらいしまおうぜ
読者たちの反応は
・最近読みづらくない?
・やめたくなりますよ〜なんか読むのぉ
・お涙頂戴が寒い…
・先生に原稿作業に集中させて、どうぞ
・多分変態だと思うんですけど(名推理)
こんな状態なのに、『ワンピース面白いだろ、盛り上がってるだろ、ホラ読めよ読めよ』って言ったら、押し売りされてるみたいで頭に来ますよ!
読者もしっかり中身を見てるって、はっきりわかんだね。やっぱり編集部は悔い改めて。
もし先生が自分の作品に自信があるならそれもなんとかしないと。編集にあれこれ言われたら機嫌を損ねるかもしれねぇけど、まぁ、多少はね?
原稿見て『あっ、おい、待てぃ。肝心なところしっかり描けてないゾ』って言わないと。
先生が『流行らせコラ!(ステマ)』『馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前(ギネス保持者のプライド)』って言うならしっかり伝えるべきことを伝えて『やはりヤバい…(再認識)』させることも仕事でしょう。
でもここからしっかり立て直して、またおもしろい話を描いて、『ワンピースのことが好きだったんだよ!(迫真)』ってみんなに言わせてくれるのもなんだかんだ期待してます。
余白がない。
詰め込みすぎ。今回セリフは
「褒めてほしい」
だけでけでもよくないか
ブルックの「脳がバグる」とか、ロードの「○○たそ」とか
ネットスラングじみた言葉使っているの、めちゃくちゃ違和感。
全く関係なくて申し訳ないのですが、皆さんはローとコラソンのシーン(愛してるぜ!の辺り)はどう評価されてるのでしょうか?
なべおつさん、「前半の海」が面白い理由の続きをやるつもりのようなので、楽しみに待ってます。
編集「サウロとロビンの再会いいっすねー。でも、コマの余白が気になるので、台詞をもっと追加するのはどうっすか?あと、振り返りでロビンの過去もダイジェストしましょうよ」
尾田「いいねー」
編集「それと、最後の感動シーンは過剰に泣かせましょう。背景寂しいので麦わら一味も描いて号泣させましょう。これで神回間違いなしっすよ」
尾田「編集君、それ最高!」
ふと思ったけどログポースが3つになった設定っていらんかったよな。あれで読者ワクワクしたのかね?一つのままで良かったわ。
派手に広告打ってビジネスに専念した結果がこれ。
ヨイショしまくったおかげでもはや天狗になってしまった小田先生に意見できる物はいない あとは堕落していくだけ。
休載期間に会議開いてちゃんと指摘しろよ集英社 小田先生がヘソ曲げるから言えないか(笑) もっと読者大事にしろよ!