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【ワンピース】1132話「エルバフの冒険」がつまらない理由

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12/6 追記完了しました

急遽2週間の休載を挟んだ末の連載再開。

1132話、もしかしたら面白かったという感想の方もいるかもしれませんが、私は普通につまらなかったです。

「虹を渡って上陸」→「見開きでエルバフの内部をお披露目」→「ルフィとウソップが感慨に浸る」→「“この地に長居してはならない”という引き」という内容自体は、本来普通に楽しめるもののはずなのに、いかんせん作画が酷すぎて何をやってるのかわからんコマばかりのため物語に入り込めない上、「ブロックの国」からの展開や描写が不毛すぎて一切関心を持てず、そのせいでルフィとロキのシーンが雑に先延ばしにされる結果となっているため、ひたすら「つまらない」描写によって上記「面白い」と思えるはずの展開が台無しにされてるだけの仕上がりという感想です。

なんというか、作者の頭の中に「いかに絵を描かずに済ませるか」という考えがベースにあることが伝わってきてしまうため、読んでてものすごく冷めるんですよね。。

今回は扉絵から酷すぎて(普段は扉絵の酷さはスルーしているものの、今回はスルーできないレベルで酷かったため)入り口からテンションダダ下がり。

ルフィが冥界から飛んできたシーンなど、前話からのつながりを考えれば丁寧に描かなければならない重要なコマなのに、豆粒+「ひゅーん」で済ませているため、最初何が起こってるのかまるで理解できませんでした。

見開きのエルバフの絵も、99%アシスタント任せの絵の中に豆粒の人間と鳥を配置し、雲と滝を描いただけの手抜きっぷりな上、巨人族とチビ人間どちらも豆粒描写のため、まるで巨人族の村に見えず、その大きさや迫力が全く伝わって来ません。

「宝樹アダム」の常軌を逸したサイズ感や壮大さなどまるで感じられない、ただのどこにでもありそうなこじんまりとした村のため、「狭っ!!」「ちっさ!!」という感想と肩透かし感しかなく、結果、それに感動しているルフィとウソップのリアクションが嘘にしか見えなくなるという。。

「え…おいウソップ…こんなもんなのか? おれ達の目指してたエルバフって…(呆然)」

「なんなんだよこりゃあルフィ…ただのどこにでもありそうなちっぽけな集落じゃねェか…!! おれが憧れてた戦士達の村のイメージと全然違ェよ…(大泣き)」

というセリフを割り当てた方が、よほどキャラの「本音」としてしっくりきてしまうくらい、まるで感情移入できないエルバフ到着シーンでした。

もちろんこれが全てではなく「広すぎて全景を見渡す事はできん」という設定なのですが、作画省略のための言い訳にしか聞こえないんですよね。。

「ちっぽけに見えるかもしれませんがこれが全貌じゃないんで…!! というか広すぎて全貌は描けないんで!!(描かないんで)でもルフィとウソップは感動してるんで!!」と言われているように感じてしまいます。

重要なのは「全貌が見えるかどうか」ではなく、「その村が巨人族の住む村に見えるかどうか」であり、そこに説得力を持たせてルフィ・ウソップの感動に感情移入させるには、最低でもチビ人間を基準としたサイズ感で家や木々を描き、チビ人間の視点でその村を見せるようにしなければなりません。

要は構図を間違えている(というか作画労力を減らすために手抜きできる構図を選ばれてしまっている)ということです。

だから驚きも感動も得られないどころか、むしろ冷めてしまう。

そもそも、エルバフの島のビジュアルや設定自体(WCI編のあたりでは決まっていたのかもしれませんが)私としてはしっくり来ず、当然のように“島雲”が出てくることも、「巨人」の「戦士達」の村が(木の上にあって)宙に浮いているという点も違和感しかありませんでした。

ちょっと暴れたら地面抜けるかバランス崩れて地盤ごと落下しそうやんけ…(不用意に暴れて壊れたら困るから、大人しくお淑やかに暮らさないといけなそうやんけ…)というツッコミがまず浮かぶため、「“戦いの神”を崇める屈強で豪快な誇り高き戦士達の住む村」のイメージと全然結びつかないんですよね。

「天に近い場所ゆえ“太陽の神”と関係がある」的な安易な連想によってニカと結びつけるために後付けされた設定なのかな…と思ってしまうくらい違和感の方が強かったです。

普通に1層の地上を(冬島などにしないで)居住区にして、2層、3層に特別な設定を持たせれば良かったのに。

尚、一番キモかったのはロビンの「わあ」ですね。

言わないから…ロビンはそんな表情でそんなセリフ…

どこのモブキャラと解釈違いを起こしてるのか…

巻末コメントには「頑張る宣言した矢先の長期休載深くお詫び申し上げます。全力で執筆に励みます。」とあったので、次週以降に期待したいと思います。が、まぁ…もうないでしょうね…ここから盛り返されることは…

おかげさまで、実写化はシーズン2で大ゴケして早く打ち切られてくれとしか思えなくなってしまいました。(悲しいかな、シーズン2、3まではそこそこ数字は取れるでしょうから、最低でも4くらいまでは続いてしまう気しがしてなりませんが…)

取り急ぎコメント欄のために公開し、随時追記していきます。

以下、追記です。最終チェックできていないため、ミスがあるかもしれない点ご了承ください。(修正点があった場合、動画化の際に対応します)

1132話がつまらない理由

扉絵が酷すぎる…

私の中で、扉絵連載はおまけみたいなものなので、普段はそのクオリティを気にすることはないのですが、今回はさすがに酷すぎて言葉を失いました。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

何が酷いって、ほぼアシスタント絵で成立させているだけな上、描いているキャラ絵は表情さえわからないレベルの潰れ絵かつ雑作画で済まされているからです。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社
出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

端的にいえば、作者がキャラに命を吹き込んでいないことがもろに伝わってきてしまう描き方です。

工事現場の人間など、豆粒描写どころではなく、ただ足場にこびりついているだけの鼻くそ描写で、「人」として描く気すらありません。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社
出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社
出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

何のために描いてるんでしょうね、この扉絵連載。。

ワンピースマガジン用の描き下ろしカラーイラストなんかより、原作の扉絵の方を丁寧に描いて欲しいものです。「短期集中表紙連載」の場合など特に。

👇🏻このカラー絵1枚描き下ろす時間があったら、扉絵3話分くらいは丁寧に仕上げられるのではと思ってしまいます。

もちろん、どこに労力を割くかは作者の自由なので、そこに苦言を呈するのも筋違いではあるのですが、他の企画のために、原作を最優先で犠牲にしていくスタイルを、一体誰が喜んでいるのかと思ってしまいます。

毎度お馴染みの無意味な場面転換

で、また無意味で不毛な場面転換からのスタートです。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

前話のラストがフランキーサイドの上陸シーン(+サウロが倒れたという引き)だったのだから、普通にフランキー視点(ないしサウロサイドのこと)を描いてくれればいいのに、(誰も求めていない)「エルバフの子供」視点でドリブロの船の上陸を迎える、というシーンから始まります。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

前話の続きとして描くと、たとえば上陸にあたり「宝樹アダム」を目の前にしたフランキーのリアクションや、船の上でドリブロが虹を描き、渡り始めるまでの様子を描く必要が出てくるため、(作画の手間がかからない、省エネ可能な定番構図のキャラ絵+アシスタント絵で処理できるように)場面転換して(視点を変えて)、その辺りの「描くのが面倒なシーン」をまるっと省きたかったのでは、と思ってしまうくらいの無意味な場面転換です。

船を迎える側の視点で描けば(酒場での日常会話を描くだけで済むため)、めんどくさい作画を端折れますからね。

こうして、毎度「描くべき重要シーン」の代わりに、「描く必要のない無駄シーン」ばかりが描かれていくわけです。

しかも、頻繁に場面や視点を変えられることで、ブツ切りシーンのツギハギ進行となるため、キャラの行動やストーリーを「線」として読めず、物語に入り込めなくなるという弊害もあります。

フランキーなど、前話で👇🏻これだけの巨大樹を前にしたら、

出典:ONE PIECE 1131話/尾田栄一郎 集英社

普通にその迫力に圧倒され、息を呑み、宝樹アダムである可能性も含めてもっと食いつきませんかね。。

「でかーー!! 巨人の島!!」なんてリアクション1つで済ませていいシーンでしょうか。

お前が”夢の船”を造るためにずっと追い求めてきた「最強の樹」で、

出典:ONE PIECE 431話/尾田栄一郎 集英社
出典:ONE PIECE 431話/尾田栄一郎 集英社

事あるごとにしつこくその名を出してアピールしてきたというのに、

出典:ONE PIECE 604話/尾田栄一郎 集英社
出典:ONE PIECE 975話/尾田栄一郎 集英社

これだけの超巨大樹を目にして、よく何も感じることなく、それに触れることさえせずに完全スルーできるなと思ってしまいます。

出典:ONE PIECE 1131話/尾田栄一郎 集英社

どんだけ鈍感でボンクラなんだよ。。

お前「船大工」辞めたんか?

コロンなど最初から「陽界」にいたことにすればよく、わざわざ無意味なお出迎えシーンなど挟む必要がありません。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

もちろん、このシーンは(シャンクス達がエルバフに寄った際の描写と合わせて)エルバフの地理関係を伝える意味もあるので、いきなり虹を渡って上陸するのではなく、一旦酒場の連中とのやりとりを挟むというのは、理解できる判断ではあるのですがそれによって削られるのが、

  • 「巨大樹(宝樹アダム)を目の前にしたフランキーのリアクション」
  • 「虹を渡れる原理の説明」
  • 「虹を描くシーン」

となると、どう考えてもこれらを描くことの方が重要度が高いでしょうと思ってしまいます。

なぜなら、これらはどれも「このタイミングで描いておかなければ鮮度を失ってしまう(後から補足するのでは手遅れとなる)内容」だからです。

「冥界」の端っこに(シャンクス達が立ち寄った)酒場があることなど、別にどんなタイミングでどのように伝えようと説得力を失うことにはなりませんし、何なら説明されなかったとしてもストーリー上何の問題も生じませんが、上記3つは、今このタイミングで描くことが最も意味を持つものであり、むしろこのタイミングで描かなければほぼ味を失ってしまうとも言えます。

後から補足されたとしても、今話の時点で感じた「説得力のなさ」「読み応えのなさ」が遡及的に回復することはないのですから、今このタイミングで描いておくべきことは、今このタイミングで描いておくべきなのです。

コロンがシャンクスから「この名を忘れるな “麦わらのルフィ”!!!」と言われた事実などクソどうでもよく、今このタイミングで描く必要がないのはもちろん、おそらく描く価値さえありません。

なぜこうした描く必要のない「無意味なシーン」ばかり挿入して、「意味のあるシーン」を描いてくれないのか。

私には「描くのがめんどくさいから(あるいは時間がないから)」以外に考えられないんですよね。。

場面転換によるツギハギ構成に逃げずに、きちんと主要キャラ達の行動を「線」で描いて物語を見せて欲しいものです。

多数のシーンを細切れにしてつなぎ合わせるばかりでは、“麦わらの一味”主体で冒険してる感が全然得られないからです。

その意味で言うと、ハイルディン達がヘラジカを捕まえたシーンも、それを船に乗せて一緒に虹を渡るシーンも、全く描く必要がありません。

こいつらも「陽界」で再会することにして、そこで「お前らをもてなすために冥界でしか獲れないヘラジカを獲ってきた」と言わせればいいだけであり、わざわざ同時進行でヘラジカを確保したシーンや、そこから一緒に船で虹を渡るシーンを挟む意味などないからです。

そもそもこいつらが船に乗って「陽界」に戻ろうとしていること自体おかしな話で、前話の言動と噛み合わないため、尚更描く必要がなかったと思ってしまいます。

この点は後ほど触れます。

作画の荒れについて

扉絵の作画荒れを見た直後、1ページ目からコロンの口元の下書きの消し残しや、

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

シャンクスの口元のおかしさなど、

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

作画面での荒れようがどうしても気になってしまいます。

また、コロンが酒場を出たシーンの、人物と背景のズレ(どこからどう出てきたらその位置で真横に向かって走り出す構図になるんだ…酒場との位置関係や遠近感おかしすぎるだろう)や、

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

ハイルディン達の船の位置関係のあり得なさ(そもそも冥界から船に乗ってドリブロ達の船を追う位置につくことがあり得ない)など、

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

ツッコミどころしかない描写の連続のため、全然物語に入っていけません。

結論、どちらも不要であり、素直に前話の続きとしてフランキーサイドを描いてくれれば解決するものばかりです。

描く意味のないシーンを描いて、描くべきシーンを削りながら、不自然であり得ない描写ばかり増やしていく。何がやりたいのかまるで理解できない導入です。

虹を見た一同のリアクションコマの作画も酷すぎて、

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

この時点でさらにテンションはダダ下がり。というか、作者の健康状況やモチベーションが心配になるレベルです。

特にロビンの前髪とリリスの顔の作画が酷すぎて落胆を禁じ得ません。

“太陽石”で虹を描くシーンの雑処理

「”太陽石”(ペインター)で虹を描く」「船で虹を渡る」というアイデア自体はワンピースらしくていいと思うのですが、その描き方が雑過ぎて、理屈皆無の何でもアリ設定のまま強行突破しているだけなので、ワクワク感よりもガッカリ感の方が強くなっています。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

別に科学的な説明(設定)が必須なわけではありませんし、それを求めているわけでもないのですが、これまで作中世界における不思議な現象や出来事には、一応の理屈や原理の説明が用意されていることが多かっただけに、グランドライン初期の時点でその名前が出ていて、早い段階からある程度構想していたであろう「エルバフ」への上陸シーンが、こんな手抜き感満載の雑描写で強行突破されてしまうと、肩透かし感が拭えないんですよね。

「空島編」ではノックアップストリームにせよ、島雲にせよ、ダイアルにせよ、どれも「現実世界ではあり得ない現象」ながら、きちんと「作中世界における理屈」があって、それをわかりやすく説明してくれていたため納得感がありました。

「何でもアリのグランドラインだから」という説明に逃げずに、しっかりと理屈を用意してくれているところに、作り込みの深さや丁寧さが感じられ、それがワンピースの世界観の説得力に繋がっていたわけです。

それが「そんなに珍しいか?」「お前達 何バカな事言ってる 虹は渡れるぞ!!!」→「そうだっけ!?」という雑な会話で、説明ゼロのまま強行突破されてしまうと、「理屈考えるの諦めたんだろうな…」「何でもありの魔法が使える世界線になってしまったんだな…」としか見えなくなります。

もちろん、「細かな原理や理屈の説明をしてもややこしくなるだけなので端折る」という判断はわからなくもないのですが、それでも、「太陽石で虹を描くことができる」というのであれば、最低限「それで虹を描くシーン」や「太陽石とはどういう石なのか」の説明は入れるべきでしょう。

たとえば、「太陽石」とはチョークのようなもので、それを使えば実際に空に虹を描くことができる、ということなのか、レーザーポインターのようなもので、その場にいながら空に光を飛ばして虹を描けるということなのか。

肝心の「描く」シーンがないため、読者は「太陽石」について何もわからず、「この虹がいつ、どのように描かれたのか」さえ理解できません。

「今虹が架かったようだ!!」「お前さんがあの虹を出したとでも!?」→「そりゃそうだろ」というセリフからして、「上陸にあたって今ブロギーが虹を描いた」ということなのでしょう。

しかし、そうすると「船に乗ってる連中は誰一人その様子を見てなかったのか?」「そんな(誰も気づかないほど)一瞬で描けるものなのか?」「描くとは具体的にどのように描くのか?」など、「虹を渡る」以前に、そもそも「虹を描いた」シーンに対する疑問が大量に浮かんできます。

そうした点まで全てスルーして突き進むため、キャラがまるで生きておらず、全て作者の作為と一存だけで話が進められているようにしか見えません。

だからこのシーンに説得力を微塵も感じないわけですね。

仮に「今ブロギーが虹を描いた」とすると、「チョークのようなもので実際に空に描く」という線は(船にいながらできるはずがないので)消えるため、おそらく「石から光を発してその場にいながら虹を描いた」的なことなのだろうと思うのですが、いずれにしても、普通に一味サイドの誰かが虹を描いていることに気づきません?

「今描いた」のに「誰も描いたところを見ていない」という前提があり得なさすぎて、どんだけ雑な処理してんだよと思ってしまいます。

きっと、設定を詰めていないことを詰められないように、あえて曖昧にして誤魔化したのでしょうから、後で説明されることもなく、このままスルーされるか、SBSで雑な説明をして終わることでしょう。

まぁ、別に大したネタではない上、「ニカの空想の入り口」とか「愛は光より強い」といった何でもアリの雑説明で処理される世界線となった今のワンピースにおいては、(私としては話が前に進んでくれればそれで十分なので)別にどうでもいいポイントではあるのですが、手抜き感の目立つ描き方だと、どんどん作品の完成度が下がっていきますし、これまで築き上げてきた世界観も崩れていくため、本来であれば、もっと丁寧に描くべきシーンだったと感じます。

前話とつながらないハイルディン達の言動

また先に触れた通り、ハイルディン達が船に乗りながら「今虹が架かったようだ!! 便乗しよう!!」と言っているのもおかしい。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

1131話では、しかし重いぞどう運ぶ」「雪が降ってる 『太陽石』も使えねェ」と言っていたのに、何がどうなったらこいつらが「太陽石」で架けられた虹を後追いすることになるのでしょうか。そもそもなぜ陸にいたのに、わざわざ船に乗って沖にまで出ているのでしょうか。

考えられるのは、冥界(島内)にいたままだと雪が降っていて「太陽石」を使えないので、一旦船で沖に出てから「太陽石」を使って虹をかけようと思っていたところ、ちょうどドリブロ達が架けてくれていたためそれに乗っかった、というパターンでしょう。

でも、(雪が降っていなければ「冥界」でも使えそうな言い方をしていたのに)わざわざ船に乗って沖まで出る必要がありますか?

普通に酒場の周辺は晴れてるんだから、そこで使えばよくないですか?

こいつらはなぜ船に乗っているのでしょうか。

人や動物は虹を渡れないため船に乗らなければならない、あるいはヘラジカを運ぶには船に乗せた方が楽だから船で虹を渡って「陽界」に戻ろうとしていた、ということなのだとすれば、雪が降ってようが降ってまいが海に向かわなければならなかったわけですから、しかし重いぞどう運ぶ」「雪が降ってる 『太陽石』も使えねェ」なんてセリフになるはずがありません。

虹を渡るため(「太陽石」を使うため)には、どちらにしろ船に乗って海に出る必要があって、(船のない)雪山では使うことができないのであれば、雪山から海まで運ばなければならないことは最初から決まっていたことになり、雪山で「雪が降ってる」ことなど何の関係もないからです。

このセリフは、本来ならヘラジカを仕留めた場所でそのまま「太陽石」を使って「陽界」に戻れたのに、雪が降っているせいでそれができない(だから抱えて戻る、ないし運ぶのが大変だ)と読むべきでしょう。

つまり、雪が降っていなければその場で「太陽石」で虹を描いて、(船を使わずに)虹を渡ることができた(=人でも動物でも虹は渡れる)と解釈すべきセリフです。

であれば、降雪エリアから出て、それこそコロンのいる酒場あたりまで戻ってくれば、わざわざ船に乗らずとも虹はかけられるし、渡れるということになります。

にも関わらず、なぜこいつらは船に乗っているのか。

1131話を読んだ時点では、(「太陽石」とはどういうものなのかわかっていませんでしたが、移動や運搬を楽にするものであろうところ、それが使えないことから)ヘラジカを抱えて雪山を登って上に戻ろうとしている、ということなのかと思っていたのですが、こいつらは「太陽石」が使える場所(海)まで移動して、虹を架けて船で渡って上に戻ろうとしていた(そのタイミングでドリブロ達の船に遭遇した)ってことなんでしょうか。。

何もかも違和感だらけで、セリフと描写がつながってるように見えないんですよね。。

おそらく「ドリブロの船を発見&虹がかかったことを確認」→「船に乗って追いかける」ということを👇🏻以下のコマで表していて、右のコマはまだ船に乗っていない(陸地にいる)時のセリフで、まず(陸地で)グレート・エイリーク号を発見し、

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

その後「間のいいこった!!」と言いながら船に飛び乗って、便乗しようとしている様子をダイジェスト的に描いた、って感じですかね…?

クソわかりづらいし、一読しただけでそうだと解釈できる読者などまずいないでしょうし、仮にそう解釈したとしても、前話のセリフと今話の行動が噛み合っておらず、不自然な描写・展開となっていることは変わりません。

そうまでして、このタイミングで一緒に虹を渡らせる必要性がどこにあるのかと思ってしまいます。

普通に自力で戻ったことにして「陽界」で再会シーンを描けばよくないですか?

こいつらがヘラジカを仕留めたタイミングや「陽界」に戻ったタイミングなど、いくらでも調整できるのですから。

巨人族にとっての「虹」とは?

「そんなに珍しいか? この“太陽石”で描くんだ」「描く? お前さんがあの虹を出したとでも!?」→「そりゃそうだろ」というやりとりや、

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

「お前達 何バカなこと言ってる 虹は渡れるぞ!!!」「そうだっけ!?」

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

というセリフから、よくわからないのは、巨人族は「虹」というものをどのように理解・認識しているのか、という点です。

もし「通常の自然現象として発生する虹」と「“太陽石”で描く虹」が完全に別物であり、それをこの木偶の坊達が理解している場合、こんな説明にはなりませんし、「そりゃそうだろ」なんて「渡れる」ことが当然のような言い方になるはずがありません。

エルバフだけの特別な現象(ないし魔法)の場合、エルバフに来たことがない人間達が知るはずがないからです。

「そりゃそうだろ」というのは、それが自分達だけでなくこの世界における常識だと思い込んでいる人間の言葉であり、もしエルバフの虹が特別であることがわかっているのであれば、「エルバフの虹は渡れるんだ!!」のような限定的な言い方になるはずです。

「お前達 何バカなこと言ってる 虹は渡れるぞ!!!」というセリフでは、この木偶の坊達は「通常の自然現象として発生する虹」のことを知らず、「太陽石によって描き、渡れる虹」の存在しか知らない(この世界の常識を知らない)か、一味サイドの「常識」の方がおかしくて、「この世界における虹は全て渡れる」という設定かのいずれかであるということになります。

後者なのだとしたらそれが世界に浸透していないこともおかしいし、前者なのだとしたら、リトルガーデンで(太陽石を使っていないのに)虹が生じた際に、自分の涙で虹ができたことにもっと驚くはずなんですよね。

出典:ONE PIECE 127話/尾田栄一郎 集英社
出典:ONE PIECE 127話/尾田栄一郎 集英社

まぁ、このシーンではドリーは気絶していてブロギーは号泣していたため、気づいてないのでしょうが、この虹が生じた原理は現実世界の理屈と同様であるため、この世界の虹が全て「渡れる」という解釈は無理があるでしょう。

つまり、普通に考えれば「太陽石」で描く虹は特別で、通常の虹とは原理が異なり、巨人族はそれを理解している、と考えるべきなのです。

にも関わらず、なぜ「そんなに珍しいか? この“太陽石”で描くんだ」「お前達 何バカなこと言ってる 虹は渡れるぞ!!!」なんて、あたかも(外部の人間にまで知れ渡っている)「常識」かのようなセリフを吐かせてしまうのか。

私には、「設定を詰められてないことを読者から詰められないために、勢いだけで強行突破するために言わせたセリフにしか見えません。

結果、説明不足、描写不足、説得力皆無の上陸シーンとなっているわけです。

エルバフに関しては、初期の頃から構想されていたアイデアが詰まっていることを期待していたのですが、上陸から露骨な後付けかつ理屈皆無のガバガバ描写ばかりなので、「エルバフの冒険」に全く期待ができなくなってしまいました。

相変わらず会話にならない不自然セリフばかり

虹を「渡り始める」シーンの描き方も酷い。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

「おっとお前らおれ達にしがみつけ!!」「船が垂直になるぞ」→「垂直!? なぜ…!?」「わー!! ちょちょちょっと待て〜〜〜」「わー!! 何何!?💦」→「さァ行くぞ〜〜〜!!」の後に「あァ説明してなかったな」って、やりとりとしておかしすぎません?

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

普通、「垂直!? なぜ…!?」の後か、せいぜい「わー!! 何何!?💦」の後に言うセリフでしょう。

なんで「さァ行くぞ〜〜〜!!」の後に「あァ説明してなかったな」と、今気づいたかのような言い方になるのか。

「さァ行くぞ〜〜〜!!」の後に言わせるなら、「(よし垂直上昇のポイントは抜けたな もう大丈夫だお前達)説明してなくて悪かったな」のように(一息ついた後に説明する)セリフにすべきでしょう。

先に描かれた一味のリアクションによって、すでに「説明していなかった」ことは明らかだというのに、それを無視して「さァ行くぞ〜〜〜!!」と号令をかけた後に、「あァ説明してなかったな」と今気づいたようなリアクションをすることなど不自然でしかなく、あり得ないという感想にしかなりません。

ほんと、なんでこんな不自然であり得ない会話ばかり描けるのか理解できないのですが、制作に携わってる人達は、みんなこのセリフのおかしさに気づかないのでしょうか。。

ジェットコースターに乗ったことがない人と一緒に乗った際に、「ここからトロッコが垂直になるぞ」→「垂直!? なぜ…!?」「わー!! ちょちょちょっと待て〜〜〜」「わー!! 何何!?💦」→「さァ行くぞ〜〜〜!!」「あァ説明してなかったな(こうやって頂上まで登ってから一気に落下するんだ)」なんて会話になると思います?

なりませんよ笑

相手の話を完全無視してない限り、慌てふためく様子を見ながら「さァ行くぞ〜〜〜!!」と号令をかけた後に、「あァ説明してなかったな」と言い出すなど、絶対にあり得ないやり取りです。

なんで「さァ行くぞ〜〜〜!!」の後に言わせたんだろうな…笑 理解不能です。

暗黒女のホラー描写

虹の輝きによって下から顔が照らされている様子を描きたかったのでしょうが、普段スクリーントーンなどほとんど使わないのに、わざわざトーンを入れてまでそれを表現したことによって、必要以上に影が強調され、ロビンの笑顔が超不気味な仕上がりとなっています。

原因は線や塗りの荒さと表情ですね。

このライトの当て方でこの笑顔は不気味すぎて、幼女を狙うストーカーかサイコパス殺人鬼にしか見えず、完全にホラーシーンと化してしまっています。

鼻くそ描写で処理される主人公

今話で一番ひどいと感じたのがこちらのシーンです。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

最初読んだ時は何を描いてるのか読み取れませんでした。

というより、サニー号のサイズ感が前話より大きくなったことの方に目が言ってしまい、「ひゅーん」も下から飛んできた鼻くそも「あーっ!!」「え?」も全然目に入ってきませんでした。

出典:ONE PIECE 1131話/尾田栄一郎 集英社

で、鼻くそ処理をした直後の寄り絵のルフィは、目のインクが滲みまくる不安定作画というシマツ。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

これくらい修正入れればいいのに…

冒頭の扉絵から作画の荒れが気になっていたところ、その後数々の作画荒れを挟んで、ルフィまで手抜き全開の鼻くそ描写からの目滲み作画だったため、どれだけ時間なかったんだよ…と思ってしまいました。

この後に続くセリフも酷く、まるで会話になっていません。

聞き手を無視して自分語りを始めるキモ巨人

ルフィは「サニー号!! おいそれおれ達の船だぞ!!」と叫んでるのに、

「あ!! ルフィ君ね!? 私…!! 人間ちゃん大好きなの!!」と全スルーして、聞かれてもいない自分の人間好きを話し出し、さらには「あ!! でもアイツとは違う!! 変人ロードとは違うのよ!?」と(ルフィが「ロード」という名前を知っているかどうかさえ定かではないのにその名前を出して)聞き手のことなどお構いなしに一人延々喋り続け、「私は閉じ込めたりしないし!! お友達になりたいだけで!!」と無関係な話を一方的にまくし立てるシマツ。

キモチワリィ…

十分「変人」だよお前も。

人間ちゃんが大好きなら、きちんとルフィと会話しろよ。。

「ルフィ達がブロックの国に連れて行かれ、閉じ込められていたのは、変人“ロード”の仕業であることをルフィに伝えるシーン」において、読者は既にその情報を全部知っているため、「人間ちゃん大好き」だの「お友達になりたいだけ」だの、ゲルズ側の情報を混ぜることで、既知情報の繰り返しにならないようにしたかったのでしょう。

しかし、ルフィからすれば「知らない情報」なのですから、このセリフでは何の説明にもなっておらず、まるで事態を理解することにつながりません。

要するに、これは「ゲルズからルフィに向けた説明セリフ」ではなく「作者から読者へ向けたセリフ」でしかないということです。

だからキャラ同士の会話に見えず、不自然なセリフの羅列になる。

もちろん、この後ゴールドバーグが「ゲルズ 違う今はそういう話じゃないでしゅ」と止めているため、ゲルズは人間ちゃんが好きすぎて興奮を抑えきれずに自分のことばかり話してしまった、というシーンなのでしょうが、それでも、この後に続くのが「キミ達のことはわかってるわ!! 不本意に連れて来られちゃったのよね!! それは私も不本意に知り合いの“変人”の仕業なの!! ホントにごめんね!!」というセリフであり、サニー号については一切触れられていません。

ルフィの懸念は「なぜお前達がサニー号を持っているのか(なぜサニー号を持って追ってきたのか)」なのだから、まずはそこについて説明して不安や誤解を払拭しろよ、としか思えないのですが、何がどうなったらこんな要領を得ない不自然な会話になるのか。。

ゲルズについては好意的な評価をしている読者が多いようですが、私はこのシーンのバカセリフだけでもう生理的に受け付けないレベルでマジムリでした。

なんで自然なセリフや会話を描けなくなっちゃったんだろうな…

ルフィのリアクションの不自然さ

「お前今冥界から飛んできたでしゅけど 落ちちゃったんでしゅか?」とゴールドバーグに聞かれて、かつてないレベルの青ざめ方で焦り出すルフィ。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

理由は、ロキから「おれと会った事も“約束”も他言無用だぜ…? ルフィ…!!!」と釘を刺されていたからです。

でもねぇ…「冥界」ってめちゃめちゃ広いわけで、「下にいたことを認める=ロキと会った事を認める」ことにはならないんだから、「冥界に落ちちゃったのかどうか」を聞かれただけで、こんな何一つ言葉が出てこないような焦り方をしますかね。。

下から飛んできた時点で「冥界」にいたことは確定している(バレている)わけで、(自らの意思とはいえ「橋から落ちた」ことにも変わりないのですから)「落ちちゃったんでしゅか?」と聞かれたら、「あ あぁそうなんだ」のように(多少焦りつつ)落ちたことを肯定するセリフが出てくるほうが自然では、と思ってしまいます。

ロキと会ったことや、その隠し事を突かれたりするような質問でもないのですから、ここまで焦り出すのは不自然でしかなく、普通の会話として違和感しかないため、わざわざこのセリフの応酬にする必要性を感じないんですよね。

もちろん、「ルフィは嘘をつけない」とか「細かな言葉の違いや答え方による駆け引きなど考えられるはずがない」と言ってしまえばそうなのですが、であれば、ゴールドバーグ側のセリフを「お前今冥界から飛んできたでしゅけど 何しに行ったんでしゅか?」とか「下で誰かに会ったりしてないでしゅよね?」のように、もっとストレートに核心に迫る(ルフィが焦り、言葉を失うことが自然な)質問にすべきだと思うわけです。

この方がよほど会話としてわかりやすく、ルフィが焦る様子にも感情移入できますし、ゴールドバーグが、ルフィがロキに会った可能性について気にしている(外部の者をロキに会わせるべきではないため、ルフィがロキと会っていたかどうか確認しようとしている等の)意図を含ませることもできます。

そうした意図があるとわかるセリフになっていないということは、ゴールドバーグにロキのことを気にする意図は一切なく、純粋に「ルフィが下にいたのは、落ちちゃったからなのかが気になって確認したかった」ということなのでしょうか。

要はゴールドバーグは、ルフィが冥界にいたことに対する「警戒」ないし「心配」の意図から質問したわけではなく、「ただ下に落ちたかどうかを知りたかっただけ」で、仮にルフィが「そうなんだよ うっかり足を踏み外して落ちちまって」と答えたら、「そうだったのでしゅか 危ないから気をつけてくだしゃいね」とか「無事戻ってこれてよかったでしゅ」とでも言って会話終了した、ということなんですかね?

あり得ます?笑 そんなこと。

なんという不毛な会話なんでしょう…

こういう質問って、普通は「この橋から下に落ちると近くにロキが拘束されているはずだから遭遇した可能性がある」とか、「下には凶暴な肉食獣がたくさんいるから、落ちたらただじゃ済まないはずなのに、なぜ無傷で帰って来られたのか」といった意図や疑問があってするものだと思うのですが、今の描き方では、ゴールドバーグが何のために質問したのか(質問の意図が)わからないんですよね。

その後のやり取りを見る限り、意図などなく、ただ「ルフィが下にいたのは落ちちゃったからかどうか」が気になって確認した、としか読めず、あまりにも不自然なやりとりになっています。

要は、作者が「ルフィはロキと『約束』した上で戻ってきた」という「情報」を読者に伝えるために、ゴールドバーグに「意図のない質問」をさせただけであり、ゴールドバーグはルフィのセリフを引き出すための前振り役として利用されただけ、ということです。

ルフィと会話をしていないから、違和感のあるやりとりになるわけですね。

「罠」の描写が意味不明

これも描写が雑すぎて意味不明なシーンです。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

これ、どういう「罠」なのかわかりました?

「ゾロとサンジが先に木を切り倒しておき、そこにぶつかるようナミとチョッパーが誘導した」ってことでしょうか。それとも「ロードが飛びかかってきたタイミングで、2人が木を切り倒した」ってことでしょうか。。

「動物でもかかりそうにない罠」という言い方と、倒れている木の描写的に(砂埃もなく今倒れたわけではなさそうなので)前者(先に切り倒していた)としか思えないのですが、👇🏻その前がこれなので、

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

飛び掛かった時点で両者の間に木はなく、そもそもチビ人間より格段にでかい木が間にあることに気づかずに飛びかかってぶつかるなどあり得ないため、おそらく後者(飛びかかってきたタイミングで木を倒した)ということなのでしょう。

つまり、上記コマの後に、ゾロとサンジが木を切り倒した(そういう罠だった)ということですね。

そう見えます? 👇🏻この描写で…

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

私には全く「今、木が倒れた」ように見えません。

そもそもサンジは何をしたのでしょうか。ゾロが切った木を踏んで、倒れる速度を速めたってことですかね?

タイミングを見計らって木を切り倒したのであれば、避ける方が無理があるため、全然「動物でもかかりそうにない罠」じゃないでしょう。

というか、「反撃」していいなら普通に最初からしとけって話で、何のために前話で「ダメだ!! 師匠達の友達かもしれねェ!! 手段は一つだ!!!」「逃げ切るしかねェ!!」と言いながら逃げることを優先したのか理解不能です。

「手は出してねェ(直接自らの手で攻撃したわけではない)からいい」という理屈なのですが、なんで敵意(ないし悪意)を持って襲ってくる巨人に直接攻撃しちゃいけないのかもわかりませんし、なんで「天災」として雷を落としたり、「罠」として木を切り倒して激突させたりする間接攻撃ならOKなのかもわかりません。

いや、もちろん直接手を下さなければ事故だと言い訳できる、という言い分なのでしょうが、「天災」と言いながら「室内」で落雷を喰らわせたり、刀による綺麗な切り口で木を切り倒してぶつけたりしてるようでは、人為的攻撃であることなど即バレするため、何の配慮にもなっておらず、ただただ不自然で無理のある、退屈な茶番を延々続けてきただけとなっています。

エルバフの村を前にして、友達かもしれない巨人をボコボコにしてしまったら、村を訪れる際にバツが悪くなるため、できれば手を出したくないというのはわかりますが、それなら絶対に手を出さないよう、徹底した描写にしなければ意味がない。

何もかも中途半端ゆえ茶番にしかなっておらず、「それが許されるなら峰打ちで気絶させとけ」としか思えない。

ウォーターセブンで、罪なき大量の船大工のことは全員「峰打ち」で気絶させて抵抗し、「魚人島」では「竜宮城」ごと占拠することを選んだ連中が、なぜ襲ってくる巨人1匹相手に遠慮して無抵抗を貫き、手出しはせずに自然現象による反撃にとどめようとするのか。

自分達が「海賊」であること忘れちゃったんですかね?

別にこんな細かいことどうでもいいと思うかもしれませんが、普通に峰打ちで気絶させれば、3話分の展開を1話に収められるのですから、無駄なシーンなど積極的にカットして(描くべきシーンにページを割いて)いくことは極めて重要なポイントです。

ロードから逃げる茶番シーン、何話にもかけて描く意味があったと思いますか?

描いてもらったことで盛り上がりましたか?

面白かったですか?

このシーンを描いたことで削られたシーンが大量にあるわけですが、それに見合うシーンでしたか?

編集者はこれ、本当に「面白い」と思ってOK出したのでしょうか。甚だ疑問です。

一瞬で信用して打ち解けるバカ一味

前々話までは「侵入者は逮捕」という言葉を聞いただけで身を隠し、話しかけることさえせずに、逃げることを選んだというのに、追い付かれたら一瞬で心を許して打ち解け(このまま逮捕されるかもしれないことへの恐れや疑いの言葉一つなく、「よかった 味方だったのね」的な安心の言葉を口にすることもなく)普通に会話を始めるシマツ。。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

その程度の警戒心しかないのなら、最初から普通に話しかけとけや意味わかんねェな…

ルフィがゲルズの肩に乗ってたから信用した、ってことなのかもしれませんが、じゃあ最初からルフィが声をかけようとした時に止めんなよって話で、キャラの言動が何もかも的外れすぎて、まるで一貫性がないんですよね。

何のためにルフィを止めて会話をさせず、敵だと勝手に思い込んで追われる茶番描写を挟んだんでしょうか。

仮に一貫性のある言動になっていたとしても無駄でしかなく、つまらなさを増幅させるだけでしかないため、「ブロックの国」からの流れ全てが不要だったとしか言いようがありません。

鼻のクソリアクション「見てェ!!! 見てェ!!!」

念願のエルバフを前にして「見てェ!!! 見てェ!!!」という当事者感ゼロのクソ薄っぺらい付き添い人リアクションをかましてしまう鼻。

お前、エルバフの村をずっと「見たい」と思ってたのか?笑

その場所に「行きたい」と思っていた人間は、「見てェ!!! 見てェ!!!」なんてリアクションになるはずがないんだよ。

なぜなら、その願望と期待が「見る」だけで満たされることはないから。

「ディズニーランドに行きたい」と言っていた人が、舞浜駅に着いて、「あっちがディズニーランドだ!!」と入り口に向かって走り出した際に、「うぉー!! 見てェ!!! 見てェ!!!」なんて言うと思いますか?

ないですよ笑

目的や願望は「見る」ことではないのですから。

これを言うとしたら「向こうでパレードやってるってよ!!」とか「あそこからシンデレラ城が見えるって!!」と言われた時のリアクションでしょう。

なんでこういう不自然であり得ないセリフばかり描いてしまうのか、それがそのまま世に出てしまうのか理解できません。

細かいことのように聞こえるかもしれませんが、念願のエルバフに向かう際のウソップのセリフが、ルフィにテンションを合わせただけの付添人丸出しリアクションのような「あり得ない薄っぺらさ」になっていいはずがないのですから、この場のセリフはきちんと作り込まなければならない、重要なセリフだと私は思います。

いよいよエルバフの戦士達の住む村に行ける、というタイミングで「うぉー!! 見てェ!!! 見てェ!!!」なんて言わせてしまっては、「お前にとってエルバフとは、ただの観賞対象だったのか?」と思ってしまうからです。

「ついにか…!! 感慨深いぞおれァ…!!」とか「感動で泣いちまうかもしれねェ…!!」とか「ようやく念願の師匠達の村に行ける…!!」のように、いよいよエルバフの村に行けることの喜びや感想を噛み締めたり、行った時の感動を想像したりするセリフになると思うわけです。

暗黒女のクソリアクション「わあ」

ないって…ロビンがこんな表情でこんなクソ薄っぺらいセリフ吐くはずないって…

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

これまでのロビンの上陸時のリアクションを見てみましょうか?

空島

出典:ONE PIECE 236話/尾田栄一郎 集英社
出典:ONE PIECE 239話/尾田栄一郎 集英社
出典:ONE PIECE 239話/尾田栄一郎 集英社

ロングリングロングランド

出典:ONE PIECE 304話/尾田栄一郎 集英社

ウォーターセブン

出典:ONE PIECE 323話/尾田栄一郎 集英社

スリラーバーク

出典:ONE PIECE 444話/尾田栄一郎 集英社

シャボンディ諸島

出典:ONE PIECE 496話/尾田栄一郎 集英社

新世界に入ってからは、上陸時に一味全員のリアクションを描く演出はほぼなくなってしまいましたが、前半の海では、どれも口数少なくその島の景色を味わいながら、新しい島に上陸するワクワクや驚きを静かに感じていて、その様子に大人の女性としての落ち着きや聡明さが感じられてそれがロビンの個性であり、魅力になっていました。

ちなみに、何度も取り上げていますが、空島でシャンドラの遺跡を見た際のリアクションはこちらです。

出典:ONE PIECE 268話/尾田栄一郎 集英社

👆🏻これが、

👇🏻こう。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

「わあ」じゃねェのよ…笑

誰だよお前。

薄っぺらいリアクションしやがって…

もう完全に魂抜けちまってんだろ…

あの聡明で落ち着きのある大人の女性であったロビンが、こんな語彙力皆無で頭カラっぽのボンクラ大バカリアクションするはずないんですよね…

キャラの魅力を崩壊させすぎでしょう。

もう「考古学者」やめたのかな。

インパクトと説得力皆無のエルバフ

初見時の感想は、「え…何この小集落…ちっさ…」でした。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

宝樹アダムの規格外のデカさと比べると、あまりにこじんまりとした集落のため拍子抜けしてしまいました。

もちろんこれが全貌ではないため、この後さらに大きな主集落が描かれる可能性もあるのですが、「“巨大”とは感動である──この絶景を一体誰が正しく言葉にできようか」というナレーションを入れながら、ルフィとウソップに感動させるシーンを描くなら、今話の時点でもきちんと感動できる規模感での圧巻の風景を描いていただかないと、エルバフ初出しのインパクトは大幅に失われてしまいます。

先にロードの城とその一室にある巨大樹や建物を見ている分、

出典:ONE PIECE 1128話/尾田栄一郎 集英社
出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

もはやサイズ感が完全に崩壊しており、どれもこれもまるで大きく見えません。

作者自身、絶対にサイズ感を理解できていない(というか描き分けるつもりがない)ことがよくわかります。

ルフィ達のサイズがこれで、

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

鳥のサイズがこれで、

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

巨人のサイズがこれです。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

わかるかこんなもん笑

どう考えても画面奥を飛ぶ鳥達が一番デカいんですけど、その認識でいいんですかね。。

ルフィ達のいる雲がめちゃめちゃ手前側にある位置関係ならまだわかるのですが、👇🏻この描き方では、むしろだいぶ奥の方にあるようにしか見えません。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

👆🏻なぜなら、画面右側にルフィ達よりも明らかに手前にある雲が描かれてしまっているからです。

これによって、ルフィ達はそれよりもだいぶ奥にいることになってしまう。

それだけ読者から見て遠く(奥の方)にいるルフィが👇🏻このサイズで、

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

それより手前(ないし同じくらいの位置)にいるようにしか見えない巨人達が👇🏻このサイズですからね。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

「うわーでっけェ…!!」と感動できましたか?笑

「“巨大”とは感動である──この絶景を一体誰が正しく言葉にできようか」という言葉に共感できましたか?

こんな豆粒の大きさを少しいじって差をつけただけの作画で、感動を得られる読者などいるのでしょうか。。

もはや何が通常サイズで何が巨人サイズなのか、その大きさの違いを全く感じられませんし、遠近感もわからないため、ただ(アシスタントが描いた)通常サイズの背景に、豆粒や鼻くそを配置しただけの絵にしか見えません。

そのせいで、通常人間サイズの視点でエルバフを味わうことができないため、インパクト皆無の絵となってしまっている。

巨人達は潰れ絵で表情一つわからず、「ただそこにいるだけ」の記号であり、鳥達は「のどかさ」を表すための記号、あるいは一枚絵としてのバランスを取るための飾りとして描かれているだけで、この村で暮らす生き物として命を吹き込まれていませんし、奥に描かれた虹も意味不明で、ただ風景の寂しさ(村としての個性のなさ)を埋めるために雑に追加されたようにしか見えません。

狭すぎてまるで巨人達の住む村に見えないだけでなく、村も人も自然も、どれ一つ生きているように見えず、この村で巨人達が生活している画がまるで浮かんでこないため、この一枚絵を全く味わえないのです。

結果、ルイ・アーノートの言葉が完全にスベってしまっている。

・「“巨大”とは感動である──この絶景を一体誰が正しく言葉にできようか」
→“巨大”にも“絶景”にも見えないただの普通の小集落ゆえ、その意味で「正しく言葉に」できないわ。

・「草や木 蔓や花 虫・魚・鳥 動物達に至るまで 全てが巨大でただ息をのむ」
→ウソつけ。全然巨大に見えねェわ。

“この地に長居してはならない”の意味

「冒険者達よ 返却されぬ去りし時を悔いる事なかれ しかし──全てが大らかなる神秘の土地『エルバフ』について 私がここに一つだけ書き記すとするならば 心の片隅にこの言葉を留めておいてほしい “この地に長居してはならない”」

これを読んで最初にパッと浮かんだのは、「返却されぬ去りし時を悔いる事なかれ」という言葉から、「時間が早く進む(歳を取るのが早い)」から「この地に長居してはならない」と警告しているのでは、という解釈でしたが、ここでルフィ達が何歳も歳を取る展開は考えづらいので、それはなさそうな気もしますね。

仮にそういう設定で、「早く島を出なければならない」という展開となって、早めにエルバフ編を終わらせる方向に持っていってくれるのであれば、個人的には嬉しいところです笑

普通なら「長居してはならない」島と言われたら、それが前振りとなって「長居してしまってトラブルに巻き込まれる」展開になるのがお約束ですが、「長居してはならない島なので、早めに出ます(あまり長くはならないのでご安心ください)」という作者からのメッセージであることに期待したいと思います。

いずれにせよ、このナレーション自体は(日本語のおかしさは置いておいて)興味をそそられるものでした。

まぁ、もはや毎話「引き」だけで成立させているような作品のため、この時点での興味が最高値で、この先今の期待を超える展開や回収が用意されているとは思っていないのですが…笑

私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。

ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。

実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。

ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。

ニーズがあるからです。

上記の通り、最初は「史上最も好きな漫画」であったことから、(この先つまらないワンピースとして残りのエピソードが削られていくことに耐えられず)改善されることを願って批判をしてきましたが、もはや作品は崩壊し切ってしまったため、今は改善を期待しているわけではありません。

ただ、ワンピースという作品は、日本一売れている漫画だからこそ、熱量の高い(高かった)読者も多く、私と同様に「つまらなくなってしまった」と感じ、それを無念に思い、不満や釈然としない気持ちを抱えている読者の数も多いのです。

そういう方達にとっては、自分の気持ちを代弁してくれる記事や、自分の本音の感想をコメントして、同様の感想を抱いている方達と共有できる場には一定の価値があり、そうしたニーズに応えることにもまた一定の価値があると思っているため、運営を継続しています。

ニーズがあるからです。

ブログのようにテキスト情報だけ(それも超長文)だと、文章を読み慣れていない人にはハードルが高かったり、読む気にならなかったりする(実際、そのような声やリクエストがあった)ため、記事を動画化してYouTubeに投稿することにしました。

もっと批判や誹謗中傷コメントで溢れるかと思っていましたが、(ブログ読者の方に限らず、新規の方でも)共感し、更新を楽しみにしてくださっている方が相当数いて、ここにもニーズがあることがわかったため、運営を継続しています。

余計なお世話としか言いようがありません。

自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。

あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?

他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。

論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。

プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。

私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。

あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?

購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?

お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?

飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?

市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。

一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。

「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。

頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。

尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。

その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。

そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。

その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。

心配しています。

このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。

なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。

なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。

そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。

尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。

思いません。

「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。

少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。

読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。

ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。

ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。

私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。

そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。


作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。

ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。

というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。

それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。

煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。

えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。

たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)

また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。

記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。

色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。

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匿名
匿名
1 ヶ月 前

最新話よかったね
細かいけどサウロが凍らされた足逆じゃね?

するが匿名
するが匿名
1 ヶ月 前

最新話の感想待ってます泣

匿名
匿名
1 ヶ月 前

今回下手に内容を叩けないから休載したことを叩いてて草
休載なんていつも通りだろ、何今更叩いてるの?

タイムスリップ大好きマン
タイムスリップ大好きマン
1 ヶ月 前

ていうか、こいつ一般人なのに5億部売れたワンピースに、世界が認めたワンピースにアンチって・・・滑稽で草w

タイムスリップ大好きマン
タイムスリップ大好きマン
1 ヶ月 前

さて、こんな無料で会話できる素晴らしい施設があるわけだし、果たしてタイムスリップできるのかについて議論をしようではないですか。有識者よ。集まれぇ!

ボニーの父親は天竜人
ボニーの父親は天竜人
1 ヶ月 前

感動な再会の後ろでギャグ泣き顔の麦らぁの一味さん

匿名
匿名
1 ヶ月 前

虹に「くっきり見える!」って発言してるときのボニー冷静に眺めてると怖すぎません?
目をキラキラさせてるのにその大きさを本来の子供の目のサイズよりかなり小さくしてるから結果的に目のサイズそのものが異様に小さく見えるのと、男性用作画の口で笑っててその角度もかなり鋭角的だからか全く子供に見えない……小さくてめっちゃ二頭身のサラサラロン毛大人男性がハシャいでるように見える……

匿名
匿名
1 ヶ月 前

マジで泣き顔で鼻水やめてくれ。
感動的なシーンでも感動できん。

匿名
匿名
1 ヶ月 前

また休載かよ!頑張るんじゃなかったのか!?
大嘘つきじゃん!実写ドラマ作りたいならさっさと物語畳めばいいじゃん!!

ど〜うか匿名〜!君に会〜えたら〜!
ど〜うか匿名〜!君に会〜えたら〜!
1 ヶ月 前

空島に行く方法は二つあって、
もう一つの行き方は謎のままだったけど、
今回のエルバフの
虹に乗れる原理を利用したら
空も飛べるはず!

匿名
匿名
1 ヶ月 前

リトルガーデン編の絵とストーリーの方が今の100倍綺麗で壮大だし、面白い
他所だと懐古厨とか言われるんだろうけど…

だって今のブロギーとか張り付いた笑顔の表情しかしてないし、ドリーも戦士としての誇りや振る舞いが皆無だから

あとリトルガーデン編はナミが思い出した本の一節から、ルイ・アーノートの記述での導入だったのに対し
こっちは神視点で急に彼の言葉が始まってるから演出面でも陳腐(とりあえず名前出しとけばウケるやろ!程度の認識にしか感じない)

やっとこさ辿り着いたエルバフなのに、この潰れた絵と安いナレーションでしか表現出来てないというのがもう…馴染みのファンの懐古じゃなく明確な劣化なんだなと思い知った
だんだん追うのも疲れてきた

匿名
匿名
1 ヶ月 前

ボニー、リリス、いらねー

匿名
匿名
1 ヶ月 前

マザー・カルメルの羊の家がエルバフでやってたことみんな忘れてない?定期的に子供たちを政府に引き渡してたし、時間の流れが違うとかないと思うよ。作者が忘れてなければ。

ど〜うか匿名〜!君に会〜えたら〜!
ど〜うか匿名〜!君に会〜えたら〜!
1 ヶ月 前

上手く例えることできないけど
他の漫画の絵が動画のワンシーンを切り抜いて、それにセリフを入れてるって感じがするけど
ワンピースの絵って、水槽を眺める感覚に近い。水槽の中の何匹かの魚がしゃべってるのをこちらが眺めてる感じ。。。うまく言えれんですまんけど。

しいたけ
しいたけ
1 ヶ月 前

「長居してはならない」という意味深なセリフを次回への引きに使っていますが、「宝樹アダムから分泌される成分の影響で生物は全て巨大化してしまうから長居するとまずい」とかなら理由としてはありかなと初見時に思いましたが、ロキの所に通常サイズの人間がいたからこれはなさそうですね。読者が納得できる「長居してはならない理由」が描かれることを願うばかりです。

匿名
匿名
1 ヶ月 前

エルバフと外界は時間の流れが違う?
じゃあイム様とかが、死にかけのジジババになった辺りで攻め込めば、ルフィは世界一自由な男になれるやん。
これなら来年中にワンピース完結するよ。
やったね、ジャンプ。約束守れるよ。

匿名
匿名
1 ヶ月 前

アニキ!!
ニューアニキ!!!

匿名
匿名
1 ヶ月 前

あまり誰も触れられてないけど、ゾロの「だから手を出してねぇだろ」ってセリフがフォントも含めてめちゃくちゃ不快だったわ、前の「なさけねぇな」発言と全く同じ。

尾田の中で今ゾロってどういうキャラなんだろ、昔のニコッって笑う長男的な存在がゾロだと思うんだけど、完全に今のゾロって冷酷でクールぶってる痛々しいやつにしか見えないんだけど

Last edited 1 ヶ月 前 by 匿名
匿名!
匿名!
1 ヶ月 前

尾田がさっさと完結させないから
アニメ版の声優が先に降板しちゃったよ
遂に麦わらの一味から降板者が出てしまった

匿名
匿名
1 ヶ月 前

誤字・脱字の報告っていりますかね?
修正箇所の段落は前後しないよう揃えてます。場所がわかりやすいよう冒頭の文は文頭のもので、そこは中略しておりません。また、「〜」はその行の正常な文のため中略してます。
解説お疲れ様でした!今週の記事も面白かったです。

・そもそもこいつらが船に乗って「陽界」に戻ろうとしていること自体おかしな話で、前話の言動と噛み合わないだけ、尚更描く方がなかったと思ってしまいます。
 →尚更描かない方がよかった
 →尚更ない方がよかった

・仮に「今ブロギーが虹を描いた」とすると、〜と思うのですが、いずせにしても、普通に一味サイドの誰かが虹を描いていることに気づきません?
 →いずれにしても、〜

・虹を渡るため(「太陽石」を使うため)には、どちらにしろ船に乗って海に出て必要があって、〜何の関係もないからです。
 →海に出ていく必要があって、〜

・というより、サニー号のサイズ感が前話より大きくなったことの方に目が言ってしまい、「ひゅーん」も〜目に入ってきませんでした。
 →目がいってしまい、

・こういう質問って、〜「下には凶暴な肉食獣がたくさんいるから、落ちたらじゃただじゃ済まないはずなのに、なぜ無傷で帰って来られたのか」といった意図や疑問があって〜わからないんですよね。
 →落ちたらただじゃ済まないはずなのに、

・というか、「反撃」して〜「ダメだ!! 師匠達の友達かも友達かもしれねェ!! 手段は一つだ!!!」〜理解不能です。
 →師匠達の友達かもしれねェ!!

・もちろんこれが〜、「“巨大”とは〜言葉にできようか」という〜、今話の時点でもきちんと感動できる規模感での圧巻の風景を描いたいただかないと、エルバフ初出しのインパクトは大幅に失われてしまいます。
 →描いていただかないと、〜

匿名
匿名
1 ヶ月 前

ボニーがくまそっちのけで目を輝かせてるのが引っかかっている…。長年会いたくて会いたくて仕方なかったお父さん今血まみれのボロボロで寝てるんだけど、まだ子供だから巨人の国の方が好きで楽しいのかな…。

匿名
匿名
1 ヶ月 前

工事現場の人間によく気づきましたね

匿名
匿名
1 ヶ月 前

中学生の頃、ウォーターセブンに入る前あたりで麦わらの一味が1人離脱するって言ってた友達がおって、そしたら本当にウソップが離脱したんやけど、なんで知ってたんやろ?そいつ。

匿名
匿名
1 ヶ月 前

今のこの状態でサウロと再会させるのか…?
なべおつ評価は「台無しな理由」とかになりそう

匿名
匿名
1 ヶ月 前

エルバフで1番人気無くしたのロビンだよな
魅力が剥がれすぎててもはや魅力ゼロ

匿名
匿名
1 ヶ月 前

プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。byなべおつ
rawで読んでて批判してるやつは取り敢えず買え

匿名
匿名
1 ヶ月 前

鼻くそって言うのはやめてほしい
せめて豆粒にして

匿名ああ
匿名ああ
1 ヶ月 前

ホラーロビンのところボニーの口紅が描き忘れられてるんだけどマジでナミにしか見えなくて笑う

匿名
匿名
1 ヶ月 前

なべおつ&りんどうがワンピの最後の良心だわ

匿メイ
匿メイ
1 ヶ月 前

マジでロードとか丸々いらなかったな
今後なんやかんやで正式に仲間になっても、裏では拉致監禁した人間を飼ってるんだよなアイツ…(あの後全員逃げたのかもしれないが)

お玉の永久洗脳といい主人公が掲げる”自由”から程遠いことしている仲間がいるのはどうなん?

Last edited 1 ヶ月 前 by 匿メイ
匿名
匿名
1 ヶ月 前

もしかして今まで作画すげーって思ってたのほぼアシスタント絵だったんかな

匿名
匿名
1 ヶ月 前

エルバフ上陸は元々の構想には無かったんだろうなと思わせられる回
設定が何もかも急ごしらえ過ぎる
それにサウロが生きてたのも後付けなんだろうな
急に生きてることになったからまだロビンとの再開シーンは考えてないんだろう

匿名
匿名
1 ヶ月 前

ワンピースって新しい島に到着したときの見開き絵でその島ごとに異なる独特の文化や気候が感じられて冒険のワクワク感を味わえる漫画だったのに、そこアシさんに任せちゃダメでしょ…
実際1130話のエルバフ全景は葉の部分の描き込み以外は尾田先生が描いたっぽい絵で好評でしたけど、普段は時間がないんですかね
でも今週は休載明けだったしせめてエルバフの村くらいはもっと時間かけて描いて欲しかった
空白恐怖症でいらない背景まで描くくせに風景主体のページまでほとんどアシが描いてるせいでもはや誰が描いた漫画かわからない状態になってるの漫画家として恥ずかしくないのかなとすら思います…

匿 名
匿 名
1 ヶ月 前

仮にも学問の徒であり世界一の天才であるベガパンクが「いつ見ても不思議じゃ〜」とか抜かしてるのマジでどうかしてる
少なくともジンベエが疑問を呈してるんだから「アレはこういう現象で〜」とか細かく説明させるべきでしょ。それを読者に分かり易くする必要はないけど少なくとも解説させるべきだった。
設定考えるのダルいからって手抜きすぎなんだよ……
そのせいで世界一の天才の説得力なんてないんだよ。
配信の内容がゴミな時点で全然世界一の天才じゃないことは分かってたよ?

エッグベッドの時ファンは「頭が良いことと話すのが上手いことは違う!」とか意味不明なこと言って掩護してたけどさ。
いやお前知識すらもないのかよ…

Last edited 1 ヶ月 前 by 匿 名
ドン!クリーニング
ドン!クリーニング
1 ヶ月 前

前になべおつさんも触れてたけど、最近の尾田の大発明って「ワイワイガヤガヤしてるマーク」だと思う。
①背景アシ任せで9割描かせる②そこに自分は豆粒描く③上記の魔法のマークを書く④分かりやすい語尾とかで誰が喋ってるか判断しやすい記号化された台詞を魔法のマークに向けて喋らせる
すると、あーら不思議!作画作業ほとんどなくキャラが喋るマンガが完成しました!
今もう癖になってるよなあのマーク。ドン!と同じくらい毎話にある。昔からこのマークの使われた数とか数えたらワノクニ以降から一気に急上昇してそう

匿名
匿名
1 ヶ月 前

なんかもうほとんどアシスタントの方が描いてる量多いレベルだよな
アシスタントが描いてる背景は線も綺麗に引いててまぁ丁寧だとは思う
もうこれ尾田の名前が入ってるだけで、アシスタントがメインの漫画じゃん。

エルバフへ!のシーン、絶景がどうのとかナレーションで書いてるけど、尾田はどういう気持ちでその台詞書いたんだろ。その絶景度を見せるのが漫画家の能力だろ、それをほとんど他人に描いてもらってるという。
昔は建物全体は描いて、細かい装飾はアシスタント任せって感じだったけど、今とか線のガタガタ具合からして、背景部分尾田一切描いてないだろ、せいぜいガタガタの雲が尾田が描いたのかなって判断できるぐらい

匿匿名名
匿匿名名
1 ヶ月 前

ゲルズたちとナミ達があっさり合流するところ、前回のぼんやりした記憶と繋がらなすぎて一話飛ばしたかと思った。
場面転換多すぎてこんなんばっか、、、先生は一体誰に媚びているのだろう

匿名
匿名
1 ヶ月 前

キッドとシャンクスが戦った時にエルバフの港から覇国撃たれてなかったか?
エルバフは虹でいくけど港は海に面してるの?エルバフじゃなかったか?

読み返すのもめんどい

名無し
名無し
1 ヶ月 前

ブロギーがどのコマも同じ顔してて怖くなって来た…

とうくめい
とうくめい
1 ヶ月 前

「返却されぬ去りし時を悔いる事なかれ」

返却されぬだけ現代風すぎてういちゃってる気が…
帰り来ぬとか取り返せぬとかの方がいいんじゃないか?

匿名
匿名
1 ヶ月 前

エルバフ風景の一枚絵が、あまりにも巨大に見えなくて驚愕した
セリフ回しは編集が機能せず作者が出ちゃっているということがわかりますが、
この表現力の劣化を見て、マジで終わりかけてる作品なんだなと感じてしまった

匿名
匿名
1 ヶ月 前

まあ散々休載した上で巻末コメントで頑張るって言ってたし年内は休載ないと信じたい。もし、休載したとしたら大嘘つきだよ。
でも、どうせ急病で休載も絶対に嘘だろうなー。タイミング的に実写ドラマの脚本家がやばい左翼発言して大炎上した直後だし、後処理の為に撮影現場にUターンしたとかそんなんだろうよ。

匿名
匿名
1 ヶ月 前

スケール感の描写はナレーションもあって空島編のガレオン船が落ちてくるシーンと比べてしまいましたがクオリティの違いは落胆を通り越して心配になってきますね…最近は乱視の手術や体調を崩される事も多いのでお大事にして欲しいです。

匿名M
匿名M
1 ヶ月 前

追記お疲れ様です!

なべおつさんご指摘の
「このタイミングで描いておかなければ鮮度を失ってしまう(後から補足するのでは遅い)内容」を描かない(描かれない)こと
これが現在ワンピースの最大の問題点だと思うんすわ
もちろん作画やセリフのひどいさもっすけど、ステラやくまの処理なんてエルバフ入る前に描かないでいつ描くんすか?
もっというとステラの放送内容やルフィのニカ化について、一味でちゃんと話し合うシーンを描かずに進めるのがおかしいってわかんないっすかね?
なぜ、一味の誰もルフィの変化に触れないんすか?
仲間なのに気にならないんすか?
ステラの話を聞いて今後の行動指針や目的意識の共有をしなくていいんすか?
不死身の五老星に対する対策や情報共有はされてるんすか?

もうね、エルバフ入る前から描くべきシーンが描かれなさすぎなんすよ…

匿名
匿名
1 ヶ月 前

浦島太郎みたいにエルバフの時間の流れが遅いパターンかな?

匿名
匿名
1 ヶ月 前

ここ最近、#今週のワンピがトレンド入らなくなったよね

匿名s
匿名s
1 ヶ月 前

ロビンの「わぁ」の何がダメなのかイマイチ理解できていなかったのですが、こうやって過去のロビンの入島時のコメントと比較するといかにセリフが簡素化されてしまったかよく分かりますね。
ルックスも正直空島編の方がミステリアスな感じがあって好みだなぁ

匿名q
匿名q
1 ヶ月 前

じっくり眺めれば眺めるほど違和感が増えていく作画ですね。エルバフの村の見開きページは、最初ぱっと見では右側の豆粒は麦わらの一味たちかと思いました。建物の階段や石畳の石のサイズ、樽のような井戸のような物のサイズと比べて人の大きさが小さすぎると感じたからです。でも左のページを見たら雲の上に驚く豆粒がいたので、これがルフィとウソップかとわかり、でもそうすると右側の豆粒のおっぱいには雲の上の豆粒を何個も乗せられるはずで……と何度か見比べて、諦めました。見開きページは何度も眺めて作品世界に没入して味わいたいですが、できない時もありますね。

それと、ロキが冥界は誰も入ってこない処刑場なんだと言っていたわりに、よくわからない人間たちがウロウロして普通に生き延びてるし、ハイルディンたちも気軽に来てるし、何なら酒場まであって、子どもも一人で出歩ける場所なんだということが判明したのにも苦笑いしました。大袈裟に話を盛って自分を†世界を滅ぼす呪われた王子†だと強調したかったのかな?そう思うとロキが目を布で覆っているのも、「俺の邪眼がうずくぜ」とか言って付けてるのかなと微笑ましくなってきました。

匿名
匿名
1 ヶ月 前

なんだかんだ楽しんだんだから、洗脳から解けた、ではなく、作者の魔法が解けたの方が優しさがあっていいと思う。
魔法が解けると、作者の感動話や時事ネタ(戦争ネタや人権ネタ)が空々しくて醒めるんですよね

黒豆の塩焼き
黒豆の塩焼き
1 ヶ月 前

扉絵の職人が黒豆になってたの、追加記事読んで気がついた。
なべおつさん、本当によく見てるっすね。
なべおつさんは前半の頃の扉絵をじーっくり眺めて、たくさん味わったんだろうなぁーと想像できます。
あの頃の扉絵のワクワク感はもう味わえる事ないでしょうね。涙
ぼくはイーストブルーの頃の扉絵が好きです。あの頃は良かった。

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