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【ワンピース】1152話「ヒドい一日」がキモ過ぎて読むのが苦痛な理由

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7/3 追記完了しました。

1152話、もう読み返すのが苦痛なレベルでキモくてつまらん1話でした。

前半は全てのセリフ・会話・描写がキモ過ぎて読み返すに気にもならんレベル。

後半は展開が構成が終わってる上、散々クソみたいな不自然描写によって引っ張り続けてきた「ロキの真意」について、ようやく話されるかと思いきや、このタイミングで回想に入り、長々と説明し出す展開となって呆れてしまいました。

回想に入る(つまり長尺で説明するつもり)なら、尚更余計な引き延ばしなどせずにさっさと描いとけとしか言いようがありません。

前代未聞でしょう、回想に入るのを引き延ばす漫画。

14年前の回想さえ別に描く必要はなく、(挿絵を入れながら)ロキに説明させる形で成立させられるのに、そこからさらに遡って109年前の回想に入って、ハラルドは「クズ」だったという(話をややこしくするだけで何の面白味もない)めんどくさいだけの過去から描き始めてしまうセンスのなさ。

もちろん、どのような過去が描かれ、どのような真相が明かされるかにもよるのですが、まず間違いなく、肩透かしかつ整合性の取れない破綻まみれでわかりづらく、つまらない回想になります。

1143話でロキが意味深な発言をしてから、すぐにこの回想に入っていたらまだ読む気になったでしょうが、散々引っ張り続け、イムを「⭐︎降臨」させ、その覇気に驚愕して急いで「陽界」へ戻ろうとした後に、この長ったるい(こと確定の)二重回想に入るって、構成として終わってるでしょう。

アーロン編で「いくぞ」の後に回想に入ったり、アラバスタ編で「終わりにするぞ!!! 全部!!!」の後に回想に入ったり、空島編で「おれをそこに連れてけ!!!!」「だからおれは!!! 黄金の金を鳴らすんだ!!!」の後に回想に入るくらい意味不明です。

ひたすら素材の賞味期限が切れるまで放置して、腐り切ってから調理して一番不味い形で提供してくるスタンス、あるいは完成間際の料理を放置して別の料理を作り始め、冷め切ってから提供してくるスタイル、一体なんなんですかね…

どんな歪み方をしたらこんな漫画の描き方になってしまうのか。。

エルバフ編が終わったら「どのような構成にすべきだったのか」まとめようと思いますが、間違いなく半分以下の話数にまとめられますし、そうした方が確実にわかりやすく、面白くなると断言できます。

それくらい異常な描かれ方をしている。

取り急ぎコメ欄のため公開しておき、以下、追って追記していきます。

以下追記です。最終チェックできていないため、ミスや確認不足のポイントがあるかもしれない点ご了承ください。(修正点があった場合、動画化の際に対応します)

また、触れ足りていない部分については、さらに追記するかもしれません。

目次

1152話がキモすぎて読むのが苦痛な理由

今話はキモいとしか言いようのないセリフや描写のオンパレードで、読み進めるのが本当に苦痛でした。

各シーンを確認するのも、書き起こしたセリフを読むのでも、眉を顰めてしまう不快感で、何度ページを開いては閉じてを繰り返したかわかりません。

その意味で過去一番まとめるのがしんどく、初めてもう投げ出してしまおうかと思ったくらいの難産でした。

そうして苦闘している間に1153話が掲載され、そちらもクソつまらなくて虚無感しかなかったため、尚更まとめるのがめんどくさくなり、もし次週が休載じゃなかったら、1151話までで更新を止めてしまっていたかもしれません。

何がどうなったらこんなキモセリフだけで1話を構成できるのか、そしてそれがそのまま掲載されてしまうのか。

作者や編集者は、自分で読んでて気持ち悪くならないのでしょうか。。これを読む読者が気持ち悪いと感じる姿が想像できないのでしょうか…。

何が気持ち悪いって、会話が噛み合っていないシーンが多すぎる事、過去の発言や描写を踏まえていない(同じ人間が口にしてるとは思えない)セリフが多すぎる事です。

「血の通った・普通の知能をもった人間」が1人もおらず、ひたすらキャラ達の死体をいじくりながら、作者が無理やり動かしてキャラの魂を踏み付け、ないがしろにして、泥を塗っていく作業を見させられる苦痛、不快感、嫌悪感、生理的な拒絶感。

そのおぞましさたるや、反射的に目を背けてしまうレベルで、1062話、1141話を上回る、先を読み進める気を失い、ページを閉じて二度と読み返したくなくなる1話でした。

作者には今こそ、自分で書いたこちらのセリフを思い出していただきたい。

「心と体がつながってない人間なんてもう人間じゃない 物を言えない死体を使って…お前は怪物を生み出してるだけだ!!! ゾンビの数だけ人間を不幸にしてる!!!」

「人間ならもっと自由だ!!! お前が一番人間扱いしてないんじゃないか!!!!」

以下、そのキモさをひたすら指摘していきます。

と、その前に、みなさん一番気になっているであろう「シャンクスの左腕のマーク」について先に私の考えをまとめておきますね。

シャンクスの左腕のマークについて

今話で一番騒がれてるのはこの点でしょう。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

私も最初読んだ時は、これみよがしに左腕にマークが描かれているため、「あーあぁ…マジで“左腕はわざと喰わせた”路線で行くつもりか…」とため息が出てしまいました。

ただ、実際のところこの点については、すでに1054話でシャンクスが左腕を喰われる直前に意味深な表情の描写を追加してしまった時点でほぼ確定しており、つまり第一話はすでに台無しになっているため、「このマークが何なのか」まで判明しないと、その「破壊度」としては1054話の時点と特に変わらない、というのが私の感想です。

出典:ONE PIECE 1054話/尾田栄一郎 集英社

要は、シャンクスが左腕を喰われる直前に「意味深な表情」を追加し、「何か意図があった(わざと食わせた)」可能性を後付けしてしまった時点で、第1話はすでに踏み躙られ、殺されてしまっており、その「理由付け」(具体的な凶器)が何であれ、「すでに殺された」という事実は変わらないということです。

その上で、なぜここまで騒がれるかというと、このマークが「五芒星(アビス)」を通るためのものである可能性があり、1140話の時点で、「シャンクスの左腕にはこのマークがあるから、わざと近海の主に食わせたんだ」という予想をしていた読者がいたからでしょう。

出典:ONE PIECE 1140話/尾田栄一郎 集英社

私は1140話の時点で、そうした予想を「キモすぎる戯言」だとこき下ろしたわけですが、これは「マークで強制転送されるのが嫌なら自分で(あるいは仲間にお願いして)腕を斬り落とせばいいだけであり、わざわざルフィを助けるタイミングで海王類に食われる演技を挟む必要性がない」事や、「そもそも強制転送されたくないのに(その呪縛に苦しんでいたのに)その可能性を放置したままフーシャ村にのんびり滞在してる事のあり得なさ」から、その解釈が破綻している事(もしそんな後付けがなされたら第1話は根底から崩壊してしまう事)を指摘したに過ぎません。

つまり、この件に関して私の中で論点は2つあり、

  • シャンクスがルフィを助ける際に左腕を食われたのはわざとだったのか?(本当は喰われずに助けることはできたのに、何か意図があってあえて喰わせたのか?)
  • シャンクスの左腕に入ってるのは何のマークなのか?(「アビス」のマークか?)

という2点において、前者は1054話の描写によって(ほぼ)確定してしまったため、第1話はすでに「台無し」となっており、後者についてはまだわからない(確定していない)ため、今話の描写では評価は変わらず、「第1話はすでに殺されている」(が凶器はまだわからない)状況であるという事です。

今後、このマークがアビスを通るためのもので、(イム・五老星・神の騎士団あたりは、第1話の時点で)いつでもシャンクスを魔法陣で招集できた、という前提があった事になったら、第1話を「根底から破綻させる」事になり、物語の導入自体が成立しなくなるため、改めてこきおろすことになると思います。

たとえるなら、①の時点で第1話の心臓を貫いて(殺して)おり、②でアビスのマークだと判明したら、その亡骸を舞台ごと燃やされて何も残らない焼け野原になる、という感じですかね。

逆に言えば、これがアビスではなく別のマークだった場合、殺されるのはシャンクスだけであり(それによって第1話が台無しになることは変わらないものの)、舞台ごと焼き払われて燃えカスしか残らない結果にまではならないだろうと思います。

そして私としては、さすがに舞台ごと焼き払うマネはしないのでは(シャンクスというキャラを殺す事はしても、物語の導入を根本から破綻させる行為まではしないのでは)、つまり「これはアビスのマークではないのでは」と思っています。

もちろん、本来シャンクスというキャラを殺すこと自体、絶対あってはならないことですし、散々作品を破壊してきた事を考えれば、あり得ないことでもないのですが、それをやってしまっては「これまで描いてきた事に泥を塗る」どころの騒ぎではなく、「物語を導入から破綻させる」事になるので、さすがにそれはしないのでは…と考えています。

いずれにせよ、この件は左腕のマークが何なのか判明するまでは評価としては1054話の時点と変わらないという感想で、今話においては、むしろこの点以上にキモい描写が多すぎて、マークがあることやそれが何のマークかなど霞んでしまうレベルでした。

以下、超長文となりますが、強烈な胃もたれに耐えながら、具体的に指摘していきます。

冒頭の入りから終わってる

相変わらず、前話で作った盛り上がりの熱をゼロまで下げた上で、つながりを完全無視した始め方をするのがお好きなようで、「リフトへ急げ!! ゲルズ!! そのバカを頼む!!」と、リフトに向かうシーンから入ってしまいます。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

せっかく前話のラストで、ルフィ・ハイルディン・ロキの3人が軸となって「陽界」に戻ろうとする「前振り」によって盛り上がりを作ったというのに、

出典:ONE PIECE 1151話/尾田栄一郎 集英社

その熱量をゼロに落とすだけのクソ導入から入る意味が全くわかりません。

普通なら、今話はロキがこのセリフに続く言葉を口にするか、ロキのセリフを受けてハイルディン(ないしルフィ)が言葉を返すシーンから入るべきでしょう。

なぜならロキのこのセリフは、「“陽界”から感じるデタラメな覇気の相手からエルバフを守るには、自分の力が必要である(自分の力なしにエルバフを守ることはできない)」という確信から、「解放を求める」言葉だからです。

「解放を求める」言葉を無視するというのは、ロキというキャラを踏み躙る事であり、本筋の流れを作る会話を断ち切り、話の展開を放棄(ないし先延ばしに)するという事です。

しかし今のワンピースでは、この程度の異常描写は日常茶飯事。

平気で前話のセリフを無視して、ぶった切って、別のシーンを描き、戻ってきた際には、(前のセリフを受ける事なく始まった)全く別の会話になっている、という描き方が平気でなされます。

前話のセリフの後(いらん場面転換を挟んだ結果)、今話で最初に描かれたロキのセリフは「ギャバンお前の話で腑に落ちた」でした。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

前話のセリフを全く受けていない、完全に分断された描写であり、絶対にあり得ないセリフです。

これではロキの「解放を求める」言葉は一同から丸ごと無視された事になり、その上でこのセリフを吐いたことになってしまいます。

そうすると、このロキのセリフが持つ意味や、読者に与える印象は大きく変わってきます。

端的に言えば、「ロキがみんなから無視されながらも必死に輪に入れてもらおうともがいているシーン」、あるいは、「ロキがみんなから無視されたから、必死に自分を解放するメリットを説明して、なんとか一緒に連れてってもらおうと懇願しているシーン」になってしまう。

当然、作者にそんな意図はないでしょうが、この描き方では、作者の意図しない(ロキがバカで惨めにしか見えない)解釈がなされるシーンとなってしまうのです。

なぜなら、前話の「ドガハハ 必要だよなァ!!! おれの力!!!」というセリフから、「ギャバンお前の話で腑に落ちた」というセリフの(省略された)「間」を補完すると、上記の解釈をする他ないからです。

何がどうなったらこのセリフに至るかというと、前話のラストの後、ギャバンが(陽界に戻るなら“神の騎士団”にダメージを与える方法を知っておく必要があるとして)「覇王色」のコントロールについて教えてくれ、それに対してロキが「ギャバン お前の話で腑に落ちた」としゃべり出した、という経緯があったのだと考えられます。

※本来は、たぬきがギャバンに確認する流れだったはずですが、そのシーンがカットされている上、ギャバンの回答の対象がたぬきではなくルフィになっているため、(たぬきが質問したと読み取ることはできず)ギャバンが自ら語り出したと解釈せざるを得ません。

つまり、

  • 「ドガハハ 必要だよなァ!!! おれの力!!!」(と自分の力を求めて解放せざるを得ないとタカをくくるセリフを吐く)
  • (一同ガン無視)
  • ギャバンが「覇王色」のコントロールについて(自ら)語り出す
  • 「ギャバンお前の話で腑に落ちた」とロキが冷静に語り出す

というシーンになっているわけです。

ね? バカにしか見えないでしょ?

この描写をしたせいで、「ジビエが冥界まで追ってきた展開」と「前話のラストのロキのセリフ」がどちらも無意味化しているだけでなく、ジビエはその役割を(前話でさっさと本題に入らずに的外れな報告をしたという自らのアホさ加減によって)手放し、ロキは自分のイキり発言を全員から無視されるという辱めに遭った上で、急に冷静になって自分語りを始めるという、クソキモムーブをさせられる事になってしまいました。

さらにロキには「だとすりゃおれは経験者 “神の騎士団”を確実に仕留められる!! 錠を解いておれを連れてけハイルディン!!」と自分を連れて行くべき理由を説いて(ハイルディンを説得して)解放を求めるセリフまで吐かせてしまう。

これにより、「前話までの威勢のよさはどこにいった」「何を急に態度を変えて、冷静に説得するスタンスになってんだ」というツッコミが生じ、前話までのロキとつながっていない(同一人物に見えない)描写となって、ロキというキャラが殺されています。

前話まで「ドガハハ 必要だよなァ!!! おれの力!!!」という(自分の力を求めて当然解放することになるだろうと上から目線で判断を促す)スタンスだったくせに、(そのイキりセリフを全員に無視された結果)急におとなしくなって(無視されたことなどなかったかのように)今度は「丁寧に自分を解放するメリットを伝えて解放を要求する」スタンスになっているわけですから。

もっと言えば、「陽界」に戻って活躍できるくらい回復しているのであれば、その力をアピールして錠を解いてもらおうとするのではなく、当初のようにエルバフを破壊することを脅しに力づくで解放を要求しろよ(それがお前らしさだろう)という話にもなってしまう。

出典:ONE PIECE 1142話/尾田栄一郎 集英社

前話の「引き」だけ、場を盛り上げるために雑にそれっぽい(威勢のいい)セリフを吐かせておいて、今話ではそれを完全無視して時間経過を挟み、前話のセリフとつながらないマヌケ丸出しのクソダサセリフを口にさせてしまう。

セリフがつながっていないから、その場その場で作者に与えられたセリフを口にしているだけで、キャラが全くこの世界を生きているように感じない。

前話の続きとして、素直にルフィ・ロキ・ハイルディンの会話から入ればいいものを、なぜ「リフト」の描写から入ったのかと言えば、場面転換によって「時間経過」を発生させることで、「“神の騎士団”に攻撃が効く理由を説明するシーン」を端折り、「説明後」に飛ばしたかったからでしょう。

なぜ飛ばしたかったのかと言えば、「そのシーンを描くのがめんどくさかったから」か、「ここでは明かさずにこの後明かしたいから(要はもったいぶってタネ明かしを先延ばしにしたいから)」で、おそらく後者だろうと思います。

もちろん、この場では明かさず、「陽界」に戻ってその「効く攻撃」を披露する際に説明することは何の問題もないため、別にこのシーンを端折る事自体が問題なわけではありません。

しかし、それによってロキの描写が前話からつながらなくなる以上、今話の描き方は明確に間違っていると言わざるを得ません。

省略しても、前話とつながる描き方などいくらでもできるというのに、なぜそこを詰めることを怠り、話の勢いや熱量をゼロにした上で、ロキというキャラを哀れで惨めで情けない人物にするような描き方をしてしまうのか。

私には理解できません。

全く同じ無駄描写を3回も描く異常さ

冒頭の描写が終わってる理由はもう一つあります。

それは、前話の流れをぶった斬ってまで挿入した👇🏻この「急げハイルディン!!」とリフトから呼ぶ描写が、

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

なんと今話だけで3回も描かれているからです。

冒頭の1つだけで(そのままスムーズに「陽界」に向かう展開になるので)あれば別に指摘はしませんでしたが、その後2回も同じ描写が追加されているため、冒頭の描写など不要だった(こんなもん入れるくらいなら尚更前話からのつながりを残した導入にするべきだった)と言わざるを得ません。

そもそも最初に「リフトへ急げ!!」と指示したのはハイルディンであり、「ゲルズそのバカを頼む!!」とロキのことを任せる発言もしていて、

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

ゲルズは「わかった!!」「気をつけてみんな!!」と返しているにも関わらず、次のコマにハイルディンはおらず、なぜか「急げハイルディン!!」と「急かされる側」になっているのが意味不明であり、気持ち悪いのですが、

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

その後も「ハイルディン急げ!! 被害者が増える!!」

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

「ハイルディン!」「何してるでしゅか!! リフト出すでしゅよ!!」

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

とひたすらハイルディンを呼ぶ描写が繰り返されるのが、構成として終わってるとしか言いようがありません。

何回呼ばれてんだよ。

木偶の坊3体がハイルディンを急かす描写が、なぜ今話に3シーンも必要だと思えるのでしょうか。

作者も編集者も、なぜそれを削る判断ができないのでしょうか。

「前半の海」の頃であれば、この描写は絶対に1コマで済ませていましたし、あったとしても2回までで、3回も描く事など絶対にあり得ませんでした。

なぜなら同じ情報を繰り返しているだけで何の価値も生んでおらず、ただのコマの無駄使いでしかないからです。

アニメが原作に追いついてしまう時の引き延ばしのための手法であり、原作で行う価値など微塵もない無駄描写を、前半の海の頃の優秀な編集者達が残させるはずがありません。

尚、「リフトへ急げ!! ゲルズ!! そのバカを頼む!!」というセリフは、厳密にはスタンセンの可能性もあります。

が、こいつのセリフなどこれまでまるで描かれていなかったのに、急に冒頭一コマ目の吹き出しのみでコイツのセリフを描く時点で間違ってるし、こいつが「リフトへ急げ!!」なんて急にリーダーシップをとった命令口調のセリフを吐くとも思えませんし、ロキの事を「バカ」と呼ぶとも思えないので、やはりこのセリフはハイルディンのものと読むのが自然でしょう。

果たしてアニメではどのように処理されるのか、期待して待ちましょう。

大量の怪我人を放置してきておいて、今更医者ぶるど腐れたぬき

「おれも残るよルフィ!! ヤーさんこんな重傷で上には連れてけない!!」

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

うるせーよクソたぬき。

お前「陽界」に何人の怪我人を放置してきたと思ってんだよ。

散々重傷者放置しといて何を今更医者ムーブしてんだキモチワリィ…

上にいる「重傷」のサウロは放置でいいのかよ? ウォルフは? トゲの刺さった子供達は?(まぁこいつらは作者の作為という不思議な力で無傷に終わったが)

てめーは「陽界」の敵が怖いから安全地帯に残りたいだけだろうが。

何をもっともらしいこと言いながら単なる危険回避の自己保身を正当化してんだよど腐れたぬきが。

エルバフの医者であるゲルズがこっちに残るんだから、てめェはルフィ達と一緒に上に戻るのが筋だろうが。

何が「ヤーさんこんな重傷で上には連れてけない!!」だよ。誰も「上に連れてく」なんて言ってねェんだよ。ロキと共に冥界に残らせて、ゲルズに看といてもらえば済む話だろうが。

そもそもギャバンを治療したのだってゲルズなんだぞ?

出典:ONE PIECE 1151話/尾田栄一郎 集英社

てめェも多少は手伝ったのか知らんが、主治医がゲルズならゲルズに任せとけばいいだろうが。

なんで急にてめェがヤーを助けた主治医ヅラしてんだよ鬱陶しい。

誰もてめェに治療なんざ頼んでねェんだよ。

1151話見直してみろよ、「おーい!! ゲルズ 治療の準備を!! 重傷だ!! ヤーさんが大ケガを!!」だぞ?

なんで治療済みの人間を看ておくために、医者2名も残る必要があるんだよ。

どう考えても既に怪我人が多数いて、これからさらに増えることが確実である「陽界」に一人ついて行くべきだろうが。

そしてそれがお前の役割だろうが。

なんでそんな当たり前のことがわからねェんだよてめェは。相変わらず脳みそ入ってねェな。

破綻してんだよお前の言い分全部。

いや、まぁ、医者を辞めて単なる非常食と化した今、たぬき1匹「陽界」に戻ったところで何の役にも立たねェか…

ギャーギャー泣きわめき叫ぶだけのクソたぬきムーブ見せられるのもストレスにしかならんからな。

じゃあそのまま冥界に残って冥界の獣達に喰われてどっか逝っとけ。

それかサンジに調理してもらってロキに食われて、非常食としての最期を全うしてあっちに逝け。

「この島を出る頃」まで会わないつもりだったのにあっさり再会した事に触れない謎

もうこの降参ジジイがキモすぎて見るに堪えません。

「おい…“麦わらのルフィ”」と当然のように話しかけ、

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

「『覇王色』の使い方…肝に銘じろ…あいつらは決して不死身じゃない…!!」と何事もなかったかのようにアドバイスをし始めるのですが、

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

これによって1140話の描写がすべて無意味化しました。

こいつは一体どういうつもりでわざわざルフィ達に正体を隠し、

出典:ONE PIECE 1140話/尾田栄一郎 集英社

「この島を出る頃にエルバフが無事だったらまたおれに会いに来い」なんて意味深なセリフを吐いてその場を後にしたのでしょうか。

出典:ONE PIECE 1140話/尾田栄一郎 集英社

そして、あっさり再会する事になっておいて、なぜその点について一切触れようとしないのでしょうか。

一体どのツラ下げてこの場でルフィに話しかけているのか。。

1148話の記事では、島を出る頃まで会わないような別れ方をしておいて、あっさり再会してしまう事について、👇🏻こちらのシーンのコビーのように、「爽やかに別れた手前 すごく恥ずかしいんですが」というテイで描かれるのか? と述べましたが、

出典:ONE PIECE 483話/尾田栄一郎 集英社

結論、何も回収されることなく、その点に触れる者さえ一人もおらず、何事もなかったかのように終了しました。

マジで一体何のために描いたんだ…

もちろん、状況の変化によって「会うつもりはなかったけど、結局会うことになってしまった」というのは全然あり得ることなので、その展開にすること自体は全く問題ありません。

しかし、であればその前提でキャラ達のセリフや会話を描かなければならんでしょう。

1144話で当然の様に宴会の場に現れたシーンといい、その後1148話で拘束されたナミ達の前に現れたシーンといい、今話でルフィ・ゾロと再会したシーンといい、どう見ても1140話で、ロードの口を塞いでまで正体を隠した意味などなかったとしか読み取りようのない描き方になっている。

よくこの点について何ら回収することなく、何事もなかったかのように再会できますよね。。

キャラ達の感情がつながっておらず、全員記憶を失い、その場限りの即席会話をしているようにしか見えません。

だから読んでて気持ち悪い。

仮に何らかの意図があって、この後(たとえばエルバフ編を終える頃に)明かされるのだとしても、こんな描き方をしてしまってはもう遅い。

上記シーンで、誰一人「この島を出る頃まで会わないテイだったのにあっさり再会してしまった」ことに触れていない時点で「あり得ない」ため、後から「実はこんな事情があったんです」と明かされたとて、キャラ達が作者の意思なき操り人形であるという事実は変わりません。

きちんと知能を持った普通の人間として描いてやってくださいよ…

作者都合のみで動かされる整合性皆無の人形劇を見させられても、違和感しかなくてキモチワリィだけなんですよ。

説明を聞きにきたのに、説明シーンを端折る

ジビエは降参おじさんに、“神の騎士団”に攻撃が効く理由を聞きにきたというのに、その質問シーンも回答シーンも端折られ、すでに「説明後」へ飛び、しかもルフィに向けた念押しセリフになっていて、ジビエが質問したという事実自体、丸ごとスルーされてしまいます。

「覇王色の使い方…肝に銘じろ」だけでは説明になっていないにもかかわらず、ルフィが「ありがとう任せろ!!」と返していることから、

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

「説明後」に念押しで伝えているシーンであることがわかります。

つまり前話の後、

  • ジビエがルフィに目的を伝える様子
  • ジビエがギャバンに質問する様子
  • ギャバンがジビエ(含むみんな)に攻撃が効く理由を説明する様子

すべてカットされ、「説明後にギャバンがルフィへ念押しするシーン」まで飛んでいると言うことです。

何という気持ち悪い省略の仕方。

これによってジビエの存在価値(冥界に来た意味)は丸ごと失われました。

前話の時点で、ジビエが冥界に来た理由としてきちんと「敵が不死身で倒しようがない」事と「でもこのおっさんの攻撃は効いてたから、その秘密を聞くために追いかけてきた」事を伝えておけば、今話で「聞いた後」に飛んでもそこまで違和感はなかったでしょうに、前話で「本来の目的」を伝えることなく無関係な話ばかりさせて、「チョッパーもういいわかった!!!」と遮られる様な描き方をしておきながら、今話でも「本来の目的」を伝えるシーンをカットし、さらにはそれを教えてもらうシーンまでカットするって、作者は一体何を描いているのでしょうか。

何も描きたくないのでしょうか?

常に「黄身の抜かれた卵」「餡を抜かれた餃子」「カレーを抜かれたカレーパン」を食べさせられてるような中身のなさ。肝心の部分だけ意図的に取り除かれるので、肩透かしを受けるどころか、嫌がらせを受けているようにしか感じません。

ジビエをある目的で冥界に来させておいて、その目的を果たすシーンを全カットして、ジビエの存在意義を失う描き方をする意味がどこにあるというのか。

「言語化できていなかった」と言いつつ、言語化しない

ロキのセリフもキモい。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

「ギャバン お前の話で腑に落ちた おれは自分の力を言語化できてなかった」

何が「言語化できてなかった」だよ。。

「自分の(不思議な)力が覇王色によるものだとは思ってなかった」ってことか?

それとも「覇王色によるものだとは思っていたが、その原理や理屈を理解できてなかった」ってことか?

うるせェよ。

「覇王色」によるものだと思ってなかったのなら、ただの情報不足・理解不足であり「言語化」の問題じゃねェし、「覇王色」によるものだと思っていたのなら、「覇王色のおかげで攻撃が効く」以外に何の言語化が必要なんだよ。

「その原理や理屈」を理解してようがしてまいが、「攻撃が効く」という結論は変わらねェだろうが。

何が気持ち悪いって、「言語化できてなかった」と言わせるだけで、その内容を明かさずに話を進める事です。

おそらく、「覇王色のコントロール」という部分に「言語化」の必要な説明があり、それをギャバンから聞いた事で「言語化」できるようになった、ということなのでしょうが、そもそもその内容とは「言語化」が必要な(言語化という表現が適切な)ものなのでしょうか。

仮に適切だと考えた場合、ギャバンはどんな説明をしたのか、試しに「読解」してみましょう。

この件に関係する情報をまとめると、以下の通りです。

  • ギャバンの攻撃が“神の騎士団”に効いた理由は「覇王色」の「使い方」が関係している。
  • 「効いた」といっても再生不能にできたわけではなく、再生時間を遅らせただけである。
  • “神の騎士団”は決して不死身ではない。
  • ロキは(その力、ないし攻撃の)「経験者」であり、“神の騎士団”を「確実に仕留められる」。
  • 覇気は「認識」して「コントロール」できてこその“力”である。

要するに、①覇王色を「認識」して「コントロール」し、②ある「使い方」をすれば、③「再生時間を遅らせる」攻撃ができ、④ロキはその「経験者」であり、「確実に仕留められる」ということです。

③については、うまく機能させれば「再生時間を遅らせる」だけではなく、「再生できなくする(ないしそれと同等の長時間再生不可にできる)」可能性もあります。(ロキは「確実に仕留められる」と言っており、ギャバンは仕留められてはいないため、ギャバン以上の攻撃ができる自信があるセリフだと読み取れるからです)

さて、これらの情報から、ギャバンはどのような説明をしたと推測できるでしょうか。

シンプルに考えれば、覇王色をコントロールして、相手を攻撃するタイミングで出力を最大化する(ないし一点に集中させる)とか、相手の体内に覇気を閉じ込めてその効果を残す、といった内容でしょう。(後者については、ジョイボーイがエメトに覇気を結んだ際に「お前の体内に閉じ込めた」という表現がなされているため、この使い方と関係している可能性があります)

具体的にどういうセリフだったかと言えば、「“神の騎士団”は決して不死身ではない。覇王色の所有者は、それをコントロールして相手を攻撃するタイミングで出力を最大化することで、奴らの再生を遅らせる(効く)攻撃ができる」とか、「覇王色をコントロールすれば、敵を攻撃した際に相手の体内に覇気を閉じ込めてその効果を残すことができ、これによって奴らの再生を阻むことができる」といった説明です。

これに対して、「ギャバンお前の話で腑に落ちた おれは自分の力を言語化できてなかった」と言ってるわけですね。

その上で、ロキはそもそも何ができて(どの部分の「経験者」であって)、どの部分を「言語化できてなかった」のかを考えると、「過去に“神の騎士団”(ないしそれと同じ不死身の能力をもった相手)と戦ったことがあり、その際に攻撃を喰らわせることができた」というのが「経験者」の部分で、「しかしなぜ自分の攻撃が効くのかは分かっていなかった」というのが「言語化できてなかった」部分でしょう。

それが「今ギャバンの話を聞いて、攻撃が効く理由を言語化できた」ということですね。

しかし、上記の「攻撃が効いた説明」(の例を)「言語化」というでしょうか。

もっと言えば、「言語化できてなかった」という言い方になるでしょうか。

ロキは“神の騎士団”に効く攻撃の「経験者」であり、過去にその攻撃を喰らわせた事があるにもかかわらず、「言語化できてなかった」という事は、その攻撃を自分で説明できなかった(つまり無自覚で行っていた)という事です。

「覇王色をコントロールして相手を攻撃するタイミングで出力を最大化する」事や、「敵を攻撃した際に相手の体内に覇気を閉じ込めてその効果を残す」事って、無自覚にできるものなんですかね?

特に後者は、(やり方を知った上で)明確な意図を持って行わないとできそうにありませんから、「無自覚に行った(言語化できていなかった)」という説明とは噛み合いません。

前者については無自覚に行えそうですが、振り返った時に自分の覇気が最大化されていた事に気づきそう(つまり言語化できそう)なものです。

何が言いたいかというと、ロキが「経験者」である以上、いかなる場合も「言語化できてなかった」なんて表現が適切になるケースなどないのでは、という事です。

つまり的外れな表現を使ってカッコつけたセリフを吐いているように見えてしまう。だから気持ち悪い。

果たしてこの表現が適切になる、「ギャバンの説明」は用意されているのでしょうか。

この点は、その説明が明かされた際に改めて触れたいと思います。

唯一考えられるのは、ロキは「悪魔の実」の能力者でもあるので、その能力も絡んでいる可能性でしょうか。

つまり、ギャバンの説明だけを「言語化」と表現したわけではなく、ギャバンの説明を聞いた事で「自分の能力との関係も含めて、自分の中で言語化できた」というパターンです。

しかし、であれば周囲の人間がこのセリフに食い付くはずなんですよね。。

ギャバンの説明そのものを「言語化」と表現したのであれば、その説明を聞いてた連中はその意味を理解できるため、食い付かないのが自然ですが、ロキが自分の能力も含めて(自分しか知らない情報があったからこそ)自分の中だけで言語化できた、という意図で口にした場合、周囲が「どういう意味だ?」「何が言語化できたんだ?」と尋ねるはずでしょう。

他の連中は言語化できていないのに、ロキだけが言語化できたというシーンの場合、興味を持たずにスルーできるはずがありません。

まとめると、ギャバンの説明を端折ったせいで、ロキが何を、どう言語化したのかが全く読み取れない描写となっており、全て隠したままハイコンテクストな匂わせセリフを吐かせるだけで話を進めようとする、作者の作為に満ちた不自然で気色悪いシーンになっているということです。

そのせいで、上記のように推測しても尚、正確な読解とは限らず、こうした読み方をする意味さえありません。

ギャバンの説明を描いていれば、ロキのリアクションの意味について読解できるのに、それがないため、どちらも理解できない(読解しようのない)シーンになっている。

何で読者に「伝えない」「説明しない」描き方のみで話を進めようとするのでしょうか。

一体誰に向けて漫画を描いているのか。

本当に気持ちの悪いセリフ&描写です。

相変わらず会話ができないハイルディン

こいつのキモさはもう限界突破し過ぎており見てられません。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

ロキは「だとしたらおれは〜確実に仕留められる!! 錠を解いておれを連れてけハイルディン!!」としか言ってないのに、「お前がエルバフの為に!?」とリアクションする意味不明さたるや、吐き気を催すレベルの気持ち悪さです。

誰も「エルバフの為に」(戦う)なんて言ってねェだろうがボケ。

どんなハイコンテクストな返し方してんだよキメェな。

なんなんでしょうかこの「会話」の描けなさ。

おそらく作者の中では「ロキがエルバフのために戦うつもりでこのセリフを吐いている」事がわかっている(というかその前提で描いている)ため、ハイルディンにその点を踏まえたリアクションをさせているのでしょう。

もちろん、エルバフが危機的状況にある中で、(エルバフの)敵を倒すために動こうとしているわけなので、「=エルバフの為に戦おうとしている」と解釈すること自体はできなくはありません。

しかしそれは解釈(読解)が可能というだけで、人と人との「会話」になっているか(会話としてあり得るかどうか)という話とは別問題です。

「お前がエルバフの為に!?」というのは、(相手の言葉を自分の中で咀嚼し、解釈しているセリフではなく)相手の言葉への驚きから、そのまま同じ言葉を口にするリアクションであり、相手がその言葉を使っていない限り、あり得ない返しです。

で、ロキは「エルバフの為に戦う」などとは言っていないのですから、そこを切り取ったリアクションをしている時点で噛み合っておらず、「会話」が成立していません。

つまり、疑問形で驚きのリアクションするということは「相手の言葉を受けて驚いた」事になるわけですが、ロキが「エルバフの為に」と言っていない以上、「ロキの言葉を受けたリアクション」になっておらず、ロキが口にしていない言葉を(勝手に口にしたものとして)拾って驚いているリアクションになっているわけです。

だから気持ち悪い。

「今日の献立はカレーライスか だとすりゃおれは経験者 一度作ったことがあるから確実に作れる!! 買い出しから調理までおれに任せてくれ!!」

「あんたが家族の為に!?」

と言ってるくらい意味不明で気持ちの悪い会話です。

そこじゃねェんだよ食いつくところは。

このリアクションを成立させるためには、「おれがみんな(家族)のために作ってやる!!」というセリフが必要であることくらい、考えるまでもなくわかるでしょう。

今話に当てはめれば、ロキに「故郷のために一肌脱いでやるよ」のように言わせるか、ハイルディンに「お前がその力をエルバフの為に使うって事か?」と言わせて、ロキに「あぁ 不本意ではあるが今回ばかりは助けてやるよ」と言わせるなど、ワンクッションが必要で、その後に「そんな言葉をおれが信じると思うか?(お前がエルバフの為に戦うことなどあり得ん 途中で裏切るに決まってる)」と返すことで、意味が通る自然な会話になるわけです。

もちろん、こんなセリフを入れるのは野暮ですし、不毛すぎるので入れるべきとは思いません。

だから「お前がエルバフの為に!?」というリアクション自体、そもそも不要であり、カットすべきなのです。

「ロキがエルバフのために戦おうとしている」という情報を入れたいのなら、「だとしたらおれは〜確実に仕留められる!! 錠を解いておれを連れてけハイルディン!!」というロキの言葉を「!!?」と感嘆符で受けた上で、「お前がエルバフの為に戦う事など考えられん どうせおれ達を騙してエルバフをめちゃくちゃにするに決まってる」とか、「敵味方考えずに暴れ回ってエルバフに甚大な被害をもたらすのは目に見えている」のように言わせるべきでしょう。

こうすれば、ロキのセリフを受けた上で、「(お前はエルバフの為に戦うから解放してくれと言いたいのだろうが)お前がエルバフの為に戦うはずがない(から解放するつもりはない)」と返していることになるため、会話が噛み合いますし、ハイルディンのセリフによって「ロキがエルバフの為に戦おうとしている」事を、自然な会話で補完することができます。

「お前がエルバフの為に!?」というリアクションがいかに作者の作為に満ちた説明的で不自然なあり得ないものであるかよくわかるでしょう。

「錠を解く気はない」ではなく「連れて行く気はない」と返す的外れ具合

また、「錠を解いておれを連れてけ」と言われてるのに、「錠を解いて」の方ではなく、「連れてけ」の方を拾って、「お前を連れて行く気はない!!」と返しているのもキモい。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

というかセリフとしてズレている。

いちいちセリフが芯を外してくるため全く気持ちよく読み進められません。

ハイルディンの立場からすれば、絶対に「お前の錠(拘束)を解くつもりはない」とか「お前の力に頼るつもりなどない」という思考・セリフになるはずなんですよね。

「連れてく・連れてかない」はそのどちらにも当てはまらず、極論「解放したとしても連れてかない」という選択があり得てしまうセリフになっているため弱く、解放しない事よりも連れていかない事の方が優先度・重要度が高く絶対視すべき考えであるように見えてしまうわけです。

論点はずっと「解放するかどうか」であり、拒絶すべきは「連れて行く」事ではなく「解放する」事だろうに、なぜ「連れて行く気はない」なんて決意をブレさせるような、ズレたセリフを言わせてしまうのか。

既にゾロと会った事があるのに、今更「覇王色」持ちを指摘して偉そうにマウントをとってくる痴呆丸出しジジイ

この描写もキモすぎるし、あり得なさすぎる。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社
出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

こいつは1140話ですでにゾロと対峙していて、(何なら自分の攻撃を弾かれて)「いい船員がいるな」と評価してたんですよ?

何で今更「どうやら『覇王色』があるのは1人じゃなさそうだな」「そこの剣士…!! だいぶ体になじんでる様だ」なんて(まるで初対面の相手に指摘してやってるような)言い方になるんでしょうか。

「どうやら」じゃねェんだよボケ。

絶賛痴呆進行中で1140話で会った事を忘れてんのか?

このセリフの気持ち悪さは2つあります。

1つは、ゾロが「覇王色」持ちであることに“麦わらの一味”は気づいていないという前提の(それほど「覇王色」持ちである事を認識するのは珍しいと言わんばかりの)セリフになっている事。

もう1つは、1140話の時点では全く気づいてなかった前提の言い方になっている(にも関わらずなぜかめちゃめちゃ偉そうである)事。

前者について、「どうやら『覇王色』があるのは1人じゃなさそうだな」ともったいぶった言い方をしている時点で、これは「本人は気づいていない(という事は周囲も気づいていない)からそれを教えてやろうとしている」というセリフであり、

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

つまり「覇王色」持ちである事を認識するのは珍しい(ないし難しい)という事が前提のセリフという事になります。

それが珍しい能力ではなく、本人はもちろん周囲も当然気づくものであれば、たとえば「敵は3人 お前ら覇王色持ちが2人いれば十分だろう」のように「全員の共通認識」という前提で話をするはずであり、「(お前達は気づいていないようだが)どうやら『覇王色』があるのは1人じゃなさそうだな」なんて指摘の仕方になるはずがないからです。

しかし「覇王色」など(少なくともそれが使用された際は)一般人でも気づけるレベルの一番わかりやすい覇気であり、使用していない時でも「見聞色」があれば気づける(だからルフィは気づけていた)わけですから、ほぼ初対面であるギャバンが、本人はもちろん“麦わらの一味”がゾロが「覇王色」持ちである事に気づいていないという前提に立つことも、「覇王色」持ちである事を認識するのは珍しい(ないし難しい)という前提に立つことも、両方「あり得ない」としか言いようがありません。

要するにこいつは、ゾロが「覇王色」持ちであることなど、本人はもちろん周囲も気づいていて当然であるにも関わらず、なぜか気づいていない前提に立って、初手から上から目線の「自分が教えてやる」マウントをとって話しかけてきた、ということです。

だから気持ち悪い。

「ギャバンが目覚めた後、(“神の騎士団”の弱点として)覇王色の話をした際に、ゾロが覇王色持ちである事に気づいていないようだったから指摘したんだろ」と言いたくなるかもしれませんが、それなら「どうやら『覇王色』があるのは1人じゃなさそうだな」なんて言い方にはなりません。

たとえば、「おいそこの剣士、お前まさか自分が覇王色持ちである事に気づいてないわけじゃねェよな?」のように、「(当然気づいていて然るべきなのに)なんでお前(達)は気づいていないんだ」というニュアンスのセリフになるはずです。

当然気づいているはずのところ「どうやら気づいてなさそうだ(と見抜いた)」という状況で、「どうやら『覇王色』があるのは1人じゃなさそうだな そこの剣士…!! だいぶ体になじんでる様だ」なんて言い方するはずないでしょう。

なぜこいつは(覇王色持ちに気づくことなど大して難しい事ではないはずなのに)「気づいていない」前提で話をしているのでしょうか。

そして、(ルフィはこの後、後付け丸出しの「実は気づいていた」描写がなされていますが)なぜゾロ、サンジは実際に気づいていないのでしょうか。

ルフィは気づいているのに(見聞色が得意という設定にされている)サンジが気づけていなかったのも意味がわからないし、ワノ国であれだけ露骨に覇王色の影響が現れていて、周囲からも何度も覇王色持ちであることを指摘されていたにも関わらず、頑なに「自分が覇王色持ちであるはずがない」というスタンスを崩さなかった(くせに、なぜかギャバンに言われたらすぐに受け入れて自覚し出す)ゾロも意味がわからない。(この点は後ほど掘り下げます)

何もかも描写が噛み合っておらず、気持ち悪いとしか言いようがありません。

また後者について、なぜギャバンは1140話の時点でゾロが「覇王色」持ちである事に気づかなかったのでしょうか。その時は気づけず、今気づいたとして、なぜ戦闘時には気づかずに平常時に急に気づくのでしょうか。

あるいは1140話の時点で気づいていたとして、なぜその際に指摘しなかったのでしょうか。指摘しないのはよしとしても、なぜ(内心でもいいので)気づいている事がわかるセリフを言わせなかったのでしょうか。

1140話の時点で気づいてたけど触れなかったって事なら、「城で見た時も感じたが、やはりそこの剣士も覇王色があるようだな」とか、先に触れた通り「おいそこの剣士、お前まさか自分が覇王色持ちである事に気づいてないわけじゃねェよな?」のようなセリフになりません?

もっと言えば、なぜその時に指摘せず、今更指摘してきたくせにこんなに偉そうなのでしょうか。

すでに城で対峙しているのに、初対面かのような指摘の仕方をしているのも気持ち悪いし、気づいていなかった場合、城での戦闘時に気づけていなかったくせに「呆れたな」「てめェそんな事で『四皇』の船長を支えていけんのか!?💢」と偉そうにキレ出すのもキモいが過ぎる。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

なぜか急にキレ気味にマウント取って来る勘違い無能ジジイがキモすぎてマジムリ…

今話の追記にめちゃめちゃ時間がかかってしまったのはこいつが原因です。

こいつのスタンスやセリフ、描写が何もかも意味不明な上、気持ち悪すぎて、見る度に吐き気を催してページを閉じることになってしまったため、この先を読み進めるのはもちろん、このパートを書き切るのにめちゃめちゃ苦労しました。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

このシーンのキモさも2つあります。

1つは先に触れた通り、自分自身、城で対峙した際に気づけていなかったくせに(あるいは気づけていたとしてもなぜかその時に指摘せず、まるで初対面かのような痴呆丸出しの接し方で今更指摘する結果になっているくせに)なぜか超上から目線の高圧的態度で、ガン飛ばしながら過剰なマウントをとってキレ気味に指摘してきている事。

もう1つは、こいつ自身が「降参」しかしておらず、「海賊王の左腕」とは思えないまごう事なき無能であり、散々その無能っぷりを晒してきたというのに、自分のことは棚に上げて「てめェそんな事で『四皇』の船長を支えていけんのか!?💢」と(ブーメラン丸出しのセリフで)偉そうに責め立てて来る事。

もっと言えば、城で対峙した際に自分の攻撃をゾロに弾かれて(実際に船長を守る姿を目にし、それを評価して)おいて、「『四皇』の船長を支えていけんのか!?」という責め方をしているのも気持ち悪い。

自分の大技をあっさり弾かれておいてよくそんなセリフ口にできるな。

まじで1140話の描写が丸ごとなかったかのようなセリフの連続であり、作者も編集者も記憶失ってんのかなと思うくらい何から何まで気持ちの悪い描写です。

「呆れたな」じゃねェんだよ、呆れてんのはこっちなんだよキモチワリィな。

何を勘違いして「海賊王の左腕」ヅラしてんだよ。

間違いなくてめェの勘違いだよ。

お前程度の人間がロジャーの左腕になんぞなれるわけがねェだろうが。

前話でも行ったが、お前が生きて口を開くだけで、ロジャーとレイリーの顔に泥を塗る事になるから、頼む、そのまま何もしゃべらずに大人しく逝ってくれ!!🙇🏻‍♂️

肩書きでしか人を見れなくなったかつてゾロだったタマキン苔まみれ男

ゾロのリアクションも吐き気がするキモさ。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

こいつ1140話で同じ人物から「またおれに会いに来い」と言われた際には、船長を差し置いて「何でだよ二度と会うか!!」と切り捨ててたんですよ?

出典:ONE PIECE 1140話/尾田栄一郎 集英社

それが、「海賊王の左腕」だと知るや急にしおらしくなって、一切反発せずに下手に出て「う…すまん」なんて謝ってしまうのです。

キモチワリィ…

お前肩書きで人を見て、評価をコロコロ変える人間だったんだな。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

「四皇」の船長を支える立場なら、まず相手がどれほどの実力と器量を持った人間なのか、対峙しただけで本能的に(あるいは経験則から)察知できるようになれよ。

「海賊王の左腕」と対峙した時、お前は何も感じなかったのか? 攻撃を実際に受けても尚、何も感じなかったのか? 「この島を出る頃にエルバフが無事だったら」なんて意味深なことを言われて、何か裏があると思わなかったのか?(お前は門番を襲った侵入者の存在を知ってたんだぞ?)

どんだけ脳みそと感性にカビ生やしてんだよ。

自分の覇気の認識やらコントロールなんかより、まずその節穴の目と腐りきった感覚、安直で短絡的な決断能力の方を反省して磨き直せよ。

お前らが少しでも頭を使って考えることができていたら、あの場でギャバンの正体に興味を持って、(「二度と会うか」なんてマヌケな判断などせずに)話を掘り下げる事になり、そこで正体を明かさせていればこんなややこしい事態にはならなかったんだぞ?

いつから(自分の目や直感で見抜いた)相手の実力ではなく、「肩書き」で評価を変えて下手に出るキンタマのちっせェ男になっちまったんだお前。

キンタマにまで苔生えてきたんか?

このタマキン苔まみれ男が。

ルフィがゾロの覇王色に気づいていたゲロキモギャグ描写

このリアクションもなんなんですかね…

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

「えェ!? お前知らなかったのか!? ダダ漏れてんぞ!?」というセリフの気持ち悪さもさることながら、なんで知ってたのに今まで(当然のように)触れてこなかったんだよ、普通触れるだろそこに、触れない理由がどこにあるんだよ、とツッコミたくなってしまう。

もちろん「お前知らなかったのか!? ダダ漏れてんぞ!?」というリアクションからして、「こんだけダダ漏れなんだから 当然ゾロ自身も気づいているはずだと思っていたから(あえて触れなかった)」ということなのでしょうが、なぜ「ゾロが自覚していたらあえて触れない」という判断になるのでしょうか。

ゾロの覇王色が目覚めたのはワノ国での戦争中ですから、ルフィが気づくとしたら、戦争終結後、目を覚ました👇🏻こちらのシーンの後という事になります。

出典:ONE PIECE 1052話/尾田栄一郎 集英社

普通その時点で触れません? ゾロの変化や強化に気づいておきながら触れない理由がありますか?

「いつの間にかゾロが覇王色に目覚めてる ダダ漏れてんな…!!」と思った時に、「しかし本人も当然気づいてるだろうから別に触れることではないな」という考えになる理由を教えてくれよ。

お前船長だろ? ゾロの上に立つ男なんだろ? なんで自分と同じ「覇王色」(つまり王の資質)を持つ男だとわかった事に何のリアクションもせずにスルーする選択になるんだよ。

ゾロの左目が潰れてることにも一切触れねェしよ。

お前仲間の変化にどんだけ興味ねェんだよ。

それで、今更後出しで「おれ知ってました」アピールして来るんですから、キモチワリィとしか言いようがありません。

何のためにこんなリアクションを入れているのかといえば、ルフィがギャバン並の「見聞色」の使い手であることを読者に伝えて、ギャバンに劣っていない事を「説明」したいからでしょう。

しかし、本人無自覚のゾロの「覇王色」のダダ漏れには気づくし、ロキの覇気にも気づくし、イムの覇気にも気づくけど、「神の騎士団」(シャンクスの兄)の覇気には一切気づかないという前提があるせいで、何の整合性も取れておらず、まるで説得力がありません。

つまりただの御都合主義でしかない、無価値な描写です。

普通に「おいゾロ!! お前も覇王色持ってたのか」とか「お前いつのまに覇王色使えるようになったんだ!?」のようなセリフが出てきません?

いや、もちろんそんな野暮でダサい会話などして欲しくないので、そもそもゾロを覇王色持ちになどするべきじゃない、というのが私の考えなのですが、もう覇王色のバーゲンセール作品となってしまった今、未来の海賊王のNo.2が持っていないのはあり得ないので、物語の都合上、後付けで覇王色持ちにさせられてしまったわけですね。

そもそもタマキン苔まみれ男も、ワノ国であんだけ「覇王色」を否定しておきながら、ギャバンに言われた途端、急に自分が「覇王色」持ちである事を受け入れるのも不自然でしかありません。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

しかも初めて聞いたかのような口ぶりです。

ワノ国でどれだけ覇王色持ちである事に気づけるシーンがあったのか確認しましょうか?

「覇気か!!? 覇王色か!!?」「ゾロさん何したんですか!!? 恐ろしい人」

出典:ONE PIECE 977話/尾田栄一郎 集英社

「おれなわけねェだろ」

「…まさかお前も…“覇王色”を…!!?」

出典:ONE PIECE 1010話/尾田栄一郎 集英社

「あァ…? 何言ってやがる…!!」「身に覚えがねェな…!!」

出典:ONE PIECE 1010話/尾田栄一郎 集英社

「どうやったらいい…!? 覇気を安定させるには…!! この量の覇気を放出し続けるなんて命取りだ」

出典:ONE PIECE 1033話/尾田栄一郎 集英社

→周囲のモブが泡吹いて倒れているのに全く気づかず。

それを見てゾロの覇王色に気づいたキングが「成程…」

出典:ONE PIECE 1033話/尾田栄一郎 集英社

「『王』にでもなる気か?」と問い、

出典:ONE PIECE 1033話/尾田栄一郎 集英社

「あ?」「そうだな…船長と…親友との約束があんだ」と肯定し、

出典:ONE PIECE 1033話/尾田栄一郎 集英社

キング戦勝利後には、覇王色バリバリに出しながら「なってやろうじゃねェか 地獄の王に!!!」と宣言しておきながら、

出典:ONE PIECE 1034話/尾田栄一郎 集英社

→覇王色持ちである事には気づいていなかったというシマツ。

どんだけボンクラで自分のこと過小評価するマヌケ野郎になっちまったんだよ。

なんで「自分に覇王色の素質などあるはずがない」と言わんばかりのスタンスで、周囲のリアクションを否定し続ける事になるんだよ。それは自分の素質をそれだけ低く見積もってるって事になるんだぞ?

これだけ自分の覇気で周囲の人間が気絶する状況を目の当たりにしておいて、なぜ自分で気づけないのかも意味わからんし、周囲から覇王色持ちであることを指摘されておいて、延々それを信じず、受け入れてこなかった理由も、今になって急にそれを受け入れることになる理由も全く理解できません。

これが「賞味期限切れの腐り切った素材を提供する」ということです。

普通にワノ国の時点で覇王色に目覚め、それに気づく描写を入れておけば1つの盛り上がりになったでしょうに、超不自然な描写によって延々大根かましながら「気づかない」状態を無意味に維持し続けた上で、エッグヘッド、エルバフと描いてきたせいで、それを認識するシーンは何の盛り上がりもない不自然まみれの茶番でしかなくなってしまいました。

何なら素材が腐り切っているため、吐き気を催す不味さです。

何のために100話以上も寝かして、素材を腐らせてから提供する必要があったのか。

私には全く理解できません。

作者はマジで過去に自分が描いたことを覚えていないのでしょうか。

覇王色は「海賊王」になりうる素質を持った特別な人間だけ(当初の四皇+ルフィのみ)にしておけばよかったのに、敵や他の海賊団の船長を強く見せるためだけに、安易に覇王色持ちを増やした結果、ゾロにも持たせなければならなくなり、サンジにも近しい素質なり別の能力なりを振り分ける必要が生じています。

その匂わせが👇🏻こちらのシーンということなのでしょう。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

こうやって無意味なインフレを起こして、どんどんキャラの個性や超人感が失われていき、全キャラどんぐりの背比べをしているだけのつまらない作品となっていく。

ワンピースとは、その物語の設定・構成上、インフレなどさせずとも「悪魔の実」の能力と単純な戦闘力の差によって十分バランスをとりながら面白いバトルを描ける作品だったのに、なんでこんな支離滅裂で、全ての設定が破綻するような後付け継ぎ接ぎ漫画になってしまったのか。

優秀な編集者がいないと、ここまで作品はつまらなくなっていくんですね。

サンジの扱い、もはやゴミ以下に

相変わらず誰に話しかけても無視され続け、相手にされなくなってしまったあごひげクソまゆげ。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

話している途中に遮られて、完全スルーでゾロと会話を始められ、ギャバンの目線にさえ入っていない。

もはや存在ごと価値を失っており、道端の石ころのような扱いです。

ギャグ描写としても酷すぎるというか、見ていて可哀想になってくるレベルの哀れさと無様さゆえ全く笑えません。

エッグヘッド出航後、こいつが無視されてるシーンをまとめておきましょうか?

「聞いた!? 誰に」とリリスに質問するも無視。

出典:ONE PIECE 1124話/尾田栄一郎 集英社

その後、「いや何だよさっきから『今聞いた』って」と再度確認するもこれもスルー。

出典:ONE PIECE 1124話/尾田栄一郎 集英社

その後、エルバフに着いてからも「ナミさんはおれが守るぜ!!」を無視され、

出典:ONE PIECE 1134話/尾田栄一郎 集英社

「ゲルズちゃんはおれが救う!!」と冥界に現れた際も、ルフィ・ゾロに完全無視され、

出典:ONE PIECE 1141話/尾田栄一郎 集英社

その後「おい何なんだこのバカデケェ巨人」と話しかけてるのに、これさえもスルーされるシマツ。

出典:ONE PIECE 1143話/尾田栄一郎 集英社

で、今話の👇🏻こちらのシーンです。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

「おれか!? やっぱりそんな気がしてた!! このままマリモやジンベエに株を奪われ続」ーーと話してる途中で遮られ、存在ごとスルーされてしまう。

可哀想に…何なんだよこの描写。

もはやいじめだろこんなの。

「全員であいつのこと無視しようぜ!!」と決め込んで意図的に空回りさせてるとしか思えない描写の数々。

そもそも魚ごときに「株を奪われた」認識になっているのも小物臭がハンパなく、名実共にただのゴミキャラと化してしまいました。

この後の描写が、ロキのセリフによってかき消されているため、ギャバンから何か言われてる(たとえば「お前はまだ開花前だ」とか「お前には別の素質が眠ってる」など)という意図である可能性はありますが、そういう問題じゃないんですよね。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

それならそれを描けってここで。

なんで隠すんだよ。

この場で答えを明かさず、先延ばしにする意味がどこにあるんだよ。

こんな中途半端な「間」の描き方では、サンジの「オイジジイおれは!?」と詰め寄ってる横顔を描いているだけで(ギャバンが何か話している描写がない以上)、ギャバンは一切しゃべっていない(サンジが喚いてるだけで何の答えも得られていない)可能性だって全然あるんですから、読者に何も伝わらないでしょう。

何も伝わらないというのは、描いていない事と同じなんですよ。

ほんと、一体誰に向けて、何を伝えるために漫画を描いてるんでしょうね。

「表」を真っ直ぐに描かず、常に情報を隠して「伝える」ことから逃げ続け、何一つ回収する事なく、答えを延々先延ばしにしながら、次から次へと新しい謎を追加していく。

何という気持ち悪い漫画の描き方。

「謎を与えてそれが何かを考察させる事だけが目的と化しており、答えを描くことからは逃げ続ける(何なら出題時に盛り上がれば答え合わせなどどうでもいいと考えている)」詐欺のような漫画となってしまいました。

なんでこんな作品になってしまったのか。

依然として「会話」ができない粗大ゴミ2体

ハイルディンは「お前を連れて行く気はない!!」以降は何も言っておらず、ギャバンが単に「覇王色」持ちは1人じゃないと口にしただけなのに、急に「みっともねェなハイルディン 他所者に故郷を救って貰う気か!? エルバフにはおれがいるんだぞ!!!💢」とキレ出すロキ。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

これもあり得ないし意味不明です。

要するにギャバンから“神の騎士団”に攻撃が効く理由を教えてもらい、その鍵は「覇王色」のコントロールである事だとわかった(言語化できた)、という前提において、(自分も覇王色持ちだから“神の騎士団”に対抗できるというのに)ハイルディンが「他所者の覇王色持ちに頼ろうとしている」と(解釈して)キレているわけですね。

この思考自体は理解できるのですが、「みっともねェな」から入るのは意味がわからない。というかあり得ません。

なぜギャバンが「“麦わらの一味”に覇王色持ちがもう一人いる」という話をしただけで、ロキがハイルディンに「みっともねェな」と詰め寄る事になるのでしょうか。

ハイルディンは何も言ってないんですよ?笑

ギャバンの話の後、ハイルディンが「しかし客人のお前達を危険に晒すわけにはいかない」とか「客人のお前達に頼るわけにはいかない」と口にする可能性だってあるにも関わらず、何の確認もせずに、初手から「みっともねェ」と決めつけてキレ出すシマツ。

なぜこんな描写になるのかと言えば、作者の頭の中では「ハイルディンは(何もしゃべっていないが)麦わらの一味の覇王色持ちに頼るつもりである(少なくとも否定も拒絶もせずに成り行きに任せる判断をする)」事が決められているからです。

つまり、

  • ギャバンが「“麦わらの一味”に覇王色持ちがもう一人いる」(それはゾロである)と説明。
  • (これは、ゾロも“神の騎士団”との戦いにおけるキーマンであり、ギャバンは戦力として期待しているということであり、ハイルディンもそれを否定していないため、“麦わらの一味”に頼るつもりである)
  • 「みっともねェなハイルディン 他所者に故郷を救って貰う気か!?」

ということで、②を表す描写が丸ごと省略されているということです。

こういう1段飛ばしの(読者に補完を強制するハイコンテクストな)セリフがあまりにも多い。

というか、今のワンピースはほぼ全てこのセリフ回しによって描かれています。

「これくらい説明しなくても伝わるっしょ」という考えなのかもしれませんが、説明しなくてもわかるからといって、キャラ同士の会話やセリフを不自然でありえない形にしていいわけではありません。

そういうことをするから、全ての描写が「作者から読者への説明」にしか見えず、キャラが作中を生きているように見えなくなって死んでいくのです。

尚、厳密には、ギャバンと一味が会話している間に、ロキがハイルディンに話しかけていて、そこで②に相当する会話がなされている可能性もゼロではありません。

👇🏻実際サンジがギャバンに話しかけているセリフを遮り、被せるように描かれているため、

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

「ギャバンサイドの会話とは別に、ロキハイルディンも会話しています」という意図で描かれたシーンである可能性はあります。

しかしこのコマでのハイルディンは「……」と無言を貫いているため、この前にセリフや会話があったようには見えませんし、むしろ急に絡んできたロキの怒りを冷静に受け止めていると読む方が自然でしょう。(まぁ、この後すぐに感情的な返し方をするので、「冷静に」という読み方はできないのですが)

結論、ロキがキレ出す前のハイルディンのセリフが描かれていないため、「何もしゃべってない」のか「省略されている」のかが読み取れず、ロキがハイルディンにキレて絡み出す意味がわからない、痛々しくて気色の悪いシーンになっているわけですね。

「間」のセリフや描写がことごとく省略されているため、読者は常にそのカットされたセリフを想像して補完しながら読まなければならない。

しかし補完しても尚、あり得ない会話だったり、不自然でつながらない会話だったりするシーンがあまりにも多い。

「記号」と「情報」を羅列しているだけで、まるでキャラ同士の会話になっていないのです。

たとえば、ロキがキレ出す前の会話が省略されているのだとして、それを補足したとしても、ロキが「みっともねェなハイルディン 他所者に故郷を救って貰う気か!?」というセリフを吐く事は絶対にあり得ません。

なぜなら「このセリフを吐く前にすでにハイルディンと会話をしている」のに、「みっともねェな ハイルディン」と名前を呼びながら入る事などあり得ないからです。

「ハイルディン」と名前を呼ぶのは、ハイルディンに話しかけるタイミングであり、話している途中に名前を呼びながら叫ぶことなどあり得ず、不自然でしかないでしょう。

具体的に想像してみましょうか。

たとえばギャバン達が話している間に、「おいハイルディン てめェまさかこいつらに頼るつもりじゃねェよな?」とロキが声をかけ、それに対してハイルディンが「何か問題でもあるか? 囚われの身のお前が気にする事ではないだろう」のように返したとして、「みっともねェなハイルディン 他所者に故郷を救って貰う気か!? エルバフにはおれがいるんだぞ!!!💢」なんて(名前付きで)吐き返すと思いますか?

わずか2ターンで、「おいハイルディン」「みっともねェなハイルディン」といちいち相手に呼びかけて話す意味などないのですから、明らかに不自然で、気持ち悪いセリフでしょう。

このセリフの前にハイルディンと会話していたとして、「何か問題でもあるか? 囚われの身のお前が気にする事ではないだろう」のように言われたのであれば、「他所者に故郷を救って貰うなんてみっともねェ事言ってんじゃねェ!! エルバフにはおれがいるんだぞ!!!💢」のようなセリフになるはずであり、「みっともねェなハイルディン」から入る事などあり得ないのです。

要は前の会話を省略したことで、ロキが誰に向けて叫んでいるかを読者に説明する必要が生じたため、「みっともねェなハイルディン」と(ロキの会話相手はハイルディンですよと)作者が説明するセリフになっているわけですね。

だから気持ち悪い。

ではどう描けばいいのか。

簡単です。

ハイルディンにルフィ・ゾロを頼りにする(あるいは戦力として期待しているとわかるような)発言をさせればいい。

たとえば「覇王色持ちが2人もいるとは心強い」とか「悪いが(“神の騎士団”の始末は)お前達に頼る事になりそうだ(おれ達の中に覇王色持ちはいないからな)」のようなセリフです。

こうしたセリフが一つあれば、「みっともねェなハイルディン 他所者に故郷を救って貰う気か!? エルバフにはおれがいるんだぞ!!!💢」とロキがキレ出す描写にも自然につながります。

あるいは、ロキに「おいハイルディン!! お前まさか(故郷の危機を救うのに)こいつらの力に頼るつもりじゃねェだろうな!!」のように絡ませればいい。

これなら、“麦わらの一味”の「覇王色」持ちの話を黙って聞いてるハイルディンに対して、ロキが「おれを差し置いて他所者のこいつらに頼るつもりなのでは」と考えて絡みに行く描写として理解できますし、自然なセリフとなります。

その上で、ハイルディンがこれを肯定したため、「みっともねェな」と反発させるのなら分かりますが、何も言ってないハイルディンに「みっともねェな」と詰め寄るなどあり得なさすぎるでしょう。

ハイルディンに何も言わせずに(セリフをカットして)いきなりロキにキレ絡みをさせるなんて、ひたすら不自然で気持ち悪く、キャラの魅力を殺すだけの描き方をする意味がわかりません。

この描写のおかしさ、あり得なさに作者も編集者も気づかないのでしょうか。

「おれの仲間になれよ!!」だけは意外性があってよかったが…

この点は賛否両論あるかもしれませんが、個人的には「仲間にする」というアプローチ自体は、意外性があって(この選択肢がある事を全く想定していなかったため)よいと思えました。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

というのも、このまま「陽界」に戻ることになる場合、ギャバンとハイルディンの働きかけによってロキが口を割る結果となるため、ルフィは「冥界」に来てから「陽界」に戻るまでの間に何の役割も果たしていないことになり、主人公としての存在意義を失う形となってしまうからです。

こいつは、「冥界」に来て勝手にロキの拘束を解こうとして、ロキが暴れたら自分がぶっ飛ばすと言ってたくせにそれを放棄してエルバフに落雷と火事をもたらし、その後ロキの治療を懇願して、ゲルズに治療してもらったロキの顔にメシをぶちまけただけであり、ストーリー上意味のある行動は何一つしていません。

これでギャバンが「ロキの錠を解いてやれ」と促したことで、ロキが過去を話すことになり、それを聞いたハイルディンがロキを赦し、解放して「陽界」に向かう展開となったら、ルフィは主人公として一切この展開に寄与しておらず、完全に空気化してしまいます。

端的に言えば「ハイルディンとロキについていく主人公」になってしまい、主人公主体で話が進まなくなってしまう。

だからそうなる前に、「陽界に戻るにあたりロキをどうするか」について、ルフィに一枚噛ませる必要があるわけですね。

ではどのように噛ませるのが良いかを考えた場合、ルフィは「ロキを解放したい派」ですから、ハイルディンを納得させるだけの主張や行動をさせる必要があるわけで、考えうる選択肢の中で、「仲間に誘う」というのは一番大胆かつシンプルでインパクトがあり、尚且つハイルディンを納得させ得るアプローチ(ルフィの独断で出せる一番強く効果的なカード)だと感じました。(これを超えるアイデアは私には思いつきません)

つまり、ルフィ主導で話を展開させる上で、「ルフィはロキをどうするのか」に対する答えとして、「仲間に(しようと)する」というアプローチ自体は、考えうる最善の(面白い)選択肢だと思ったということです。

とはいえ、これはあくまで「お前おれの仲間になれよ!!」というセリフと、そのアプローチのアイデアの話に過ぎず、そこに至る経緯に説得力や納得感が足りないのは明らかであり、この後に続くセリフによってこのシーン丸ごと台無しとなっているため、結局のところ意味のあるシーンにはなっていない(このコマのこのセリフ単体がいいと思えただけ)、という評価でしかありません。

たとえば、「お前おれの仲間になれよ!!」というセリフと描写はいいのですが、その後に続くセリフは「そしたらこいつ自由にしていいか? ハイルディン」ではなく、「そしたらこいつ自由にしていいだろ? ハイルディン」の方がルフィらしいと思います。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

大して変わらんだろと思うかもしれませんが、「自由にしていいか?」だとハイルディンの許可を得る事を前提に仲間に誘っている(ハイルディンが許可しないなら仲間にはしない・できない事を受け入れている)ように見えるため、他者依存した遠慮がちな選択となっており、(自分の船に乗せる仲間に誘うシーンだというのに)ルフィの意思や本気度合いの弱さを感じるセリフになってしまうんですよね。

つまり、「許可取り」を前提とするアプローチになっている時点で、勧誘の言葉として弱く、「本気で仲間にするつもりはない」という(作者と)ルフィの本音が浮き出てしまい、「解放するためだけに勧誘している」という打算的な意図が露呈する印象になってしまうということです。

実際、この後「お前の直感か? 麦わら」というハイルディンの質問に対し、「おれコイツが戦うとこ見てみたい」という(的外れな)返しをしており、

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

「仲間にしたい」というよりは、「戦うところを見たいから、解放させてもらうための手段として仲間への勧誘というカードを使っている」という考えである事がモロバレしています。

実際、作者もその意図で描いているのかもしれませんし、ルフィとしてもその意図で勧誘しているのかもしれませんが、この解釈では「そんな動機で仲間に誘うんですか?」という別のツッコミが生じてしまう。(この点は後ほど触れます)

また、エルバフの事情に配慮してハイルディンにお伺いを立てるような言い方もルフィらしくなく、そもそも巨人族にバレないようにこっそり解放しようとしてた(バレて追放されても仕方ねェというスタンスで錠を解いた)くせに、今更何を相手の顔色伺って許可取りしてんだとも思ってしまうため、仲間に誘うなら「仲間になったら勝手に解放させて貰う(何かあったら自分がブッ飛ばして止めるから問題ないだろ)」という前提で、それくらいの意思(というか自己中さ)を持って、このアプローチをすべきだろうと思ってしまうわけです。

一方、「そしたらこいつ自由にしていいだろ?」というセリフの場合、「許可取り」というよりは(当然OKという前提での)「確認」をしている印象となって、ルフィ自身はもう仲間にするつもりであり、そうすれば自由にできると考えた上での勧誘である事が伝わってきます。

もちろんハイルディンから「ダメだ」と却下される可能性はあるのですが、それでも、まず先に「ロキを仲間にしたい」という願望があって、次点(ないし同等のレベル)で「解放したい」という願望があるセリフに見えるので、(ロキが了承すれば)ハイルディンにNGを出されたとしても、仲間にすることは決定として、ではどうやって解放させてもらうかを考える(ないし強行突破しようとする)姿が想像できる。

「自由にしていいか?」の場合、ダメだと言われたら(ロキは仲間になる事を受け入れたとしても)「解放できねェなら意味ねェから今の話なし」と前言撤回しかねないセリフに見えてしまいます。

まとめると、「そしたらこいつ自由にしていいか?」というセリフを始め、勧誘後のすべての描写が、「本気で誘っているわけではない」と思わせるだけのものでしかないため、この場を即席で盛り上げのために、作者に言わされているセリフにしか感じず、「本当に仲間に入ることはない」し、「実際のところルフィ自身にもそんなつもりもない」(と作者が決めている)からこそ描いているアプローチにしか見えない、ということです。

要は、ルフィが仲間に誘うムーブをすれば読者が湧くと思って作者が小手先で挿入しただけの「仲間勧誘茶番」でしかないということです。

これがちゃんと、ルフィが本気でロキを仲間にしようとしていて、尚且つその理由についても(これまでの描写も踏まえた)ある程度納得感があるものであれば、(最終的に仲間にならない結果は変わらないとしても)面白いシーンとして読めたでしょうに、なんでこんな描き方をしてしまうのか。

言葉の説得力を失った、かつて船長だった無能サル男

尚、いいと思えたのは「仲間にすれば自由にできる(仲間にすることで自由にさせてもらう)」というアプローチだけであり、その後に続くセリフはキモすぎて見るに堪えないため、結局何の価値もない台無しのシーンとなっています。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

ロキを解放した結果、暴走し出した時に放置して止めようとしなかったせいで、「陽界」に落雷と火事を引き起こし、甚大な被害を与えたというのに、その点を謝ることも悔いることも省みることも改めようとすることもなく、反省ゼロどころか、何なら有言実行できちんとロキの暴走を止めてやった(自分には「何かあったら」いつでもロキをブッ飛ばして止めることができる)という痛々しい勘違いを晒している。

「何かあった」時に何もできずにエルバフに甚大な被害を与えた猿が、未だに「何かあったらブッ飛ばすし!!」と嬉々として語ってしまう。

キモチワリィ…

何で自分の言葉にまだ力があると思い込んでんだよこの低脳無能猿は。

「何かあったらブッ飛ばすし!!」というお前の言葉の説得力など地に落ちてる事に気づいてないのか?

よく何かったのに何もできずに「陽界」を火事にして子供達の命を危機に陥らせといて、その反省をすることなく、こんなクソダサイキりセリフを口にできるな。

痛々しくて見てられねェよお前の勘違いっぷり。

このセリフを言わせるなら、1142話のシーンできちんとロキを止めておかなきゃダメですし、止められないのなら、そもそも暴走させるシーンなど描く必要ありませんでした。

ロキの一撃によって「陽界」を火事にした事など、ストーリー上何の意味ももたらしておらず、むしろその展開のせいでルフィ・ゾロ・神の騎士団の無能さを露呈させただけであり、害しか及ぼしていないのですから。

その上で、未だに「何かあったらブッ飛ばすし!!」などと言わせてくるんですから、もう気持ち悪すぎてページを閉じたくなるレベルの人格破綻具合です。

こんな言葉の力を失った口だけ主人公見たことありませんよ。

「狡猾で残忍で腹黒く救い様のない悪党」設定どこいった

ルフィの勧誘に対して、ノータイムで「フザけるなチビ助 おれがてめェの子分になるわけねェだろ!!!💢」と感情的な返しをしてしまうのですが、

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

コイツって、「狡猾で残忍で腹黒く救い様のない悪党」「多少聞こえのいい事を言ったとしたらそれは計略」「昨日の友を平気で殺すような鬼畜」だったんじゃないんですかね?

その設定を踏まえれば、仲間になればとりあえず解放してもらえるのだから、喜んでルフィの仲間になる事を了承する(もちろん腹の中では解放してもらった後はルフィを殺せばいいと考えている)というリアクションになる方が自然だし、それをハイルディンが嘘だと断じて止める流れにした方が、よほどしっくり来ると思いませんか。

この描き方をすれば、「狡猾さ」「残忍さ」「腹黒さ」「救い様のない悪党っぷり」「多少聞こえのいい事を言って相手を出し抜く計略」「昨日の友を平気で殺すような鬼畜」という個性(ロキを特徴付ける設定)、すべて表現できるじゃないですか。

何を解放してもらえる絶好のチャンスを感情最優先で台無しにしてんだよ、見掛け倒しの名ばかりイキり小悪党が。

この程度の謀略さえ考えられず、感情に囚われて解放のチャンスをあっさりふいにするこいつの、どこに世界を破壊する器を見ればいいというのか。

もう「ルフィに対しては嘘はつかず、素直に自分の考えを伝える」キャラになったのでしょうか?

なんで?

メシを顔面にぶちまけられたから?笑

キャラ崩壊させ過ぎでしょう。

というか、一人一人の個性や設定を丁寧に描く気がなく、全て作者のその場の軽ノリだけでセリフや描写を決めてるんですよね。

結果、当初の設定が平気で蔑ろにされ、整合性がとれなくなり、キャラが死んでいく。

お前の直感か? という謎質問と的外れ回答

ハイルディンのセリフはすべてがキモい。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

「お前の直感か?」ってどんな質問なんでしょうか。

ルフィが何を「直感」したと思ったんでしょうかこの剛毛粗大ゴミは。

どういう意図の質問で、こいつは一体何を確認したいのでしょうか。

「お前の直感がロキを仲間にすべき(仲間にしたい)と言ってるのか?」という質問でしょうか?

それとも「お前の直感がロキを解放して一緒に『陽界』に連れて行くべきだと言ってるのか?」という質問でしょうか。

ハイコンテクスト過ぎて全く読み取れません。

本来、ルフィの返答によってその意図が読み取れるように描かれるものですが、その回答までズレているため、やはり読み取れず、何より「会話」として成立していません。

たとえば「お前の直感か?」という質問が、どういう意図のものであれば、「おれコイツが戦うとこ見てみたい」という返しが妥当なものとなり、会話として成立するのでしょうか。

結論から言えば、そんなものは存在しません。

というか、ハイルディンの意図は文脈上、上記2つ以外に考えられない一方、ルフィの返しが、これに噛み合う回答になっていないのです。

  • 「お前の直感が ロキを仲間にすべき(仲間にしたい)と言ってるのか?」「おれコイツが戦うとこ見てみたい」
  • 「お前の直感が ロキを解放して一緒に『陽界』に連れて行くべきだと言ってるのか?」「おれコイツが戦うとこ見てみたい」

どちらも会話になっておらず、シンプルにハイルディンの問いを無視したセリフになっていることがわかるでしょう。

だから気持ち悪い。

強いて言えば、後者の方がまだ噛み合うと言えるでしょうが、残念ながら、ハイルディンの質問がこちらの意図である可能性は極めて低く、(例として挙げただけで)実際は「あり得ない」といって差し支えありません。

なぜならハイルディンは、ルフィが「ロキを『陽界』に連れて行こうとしている事」に対してではなく、「ロキを仲間にしようとしている事」について「お前の直感か?」と問うていると解釈するのが妥当だからです。

これは、この後の「“麦わら”!! 残念ながらロキはエルバフの死刑囚 引き渡せねェ」というセリフから確実と言えます。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

「引き渡せねェ」という事は、「仲間に(させてやること)はできねェ」という意味であって、「陽界に連れて行かせる事はできねェ」という意味ではありません。今から一緒に「陽界」に向かおうとしてるのに、「引き渡す」なんて言い方をするはずがないからです。

要するにハイルディンは、「お前の直感がロキを仲間にすべきだと言ってるのか?」→「残念ながらロキはエルバフの死刑囚だから引き渡せねェ(だから仲間にはできねェ)」と言っており、これにルフィは「おれコイツが戦うとこ見てみたい」という的外れな返しを挟んでいるわけです。

だから意味のわからん会話になっている。

正しく返すなら、「あぁ、上のやつの覇気はとんでもねェから 戦うにはこいつの力が必要だ」とか、「こいつは強ェから、きっと連れていけば戦力になるはずだ」のように、どちらも「おれの直感がそう言ってる」という意味合いが含まれるものにするべきでしょう。

こうすればハイルディンの問いに対する回答として適当なものとなります。

「おれコイツが戦うとこ見てみたい」というのは単なる願望でしかなく、「直感がそう言ってる」という点を踏まえたセリフになっていないので、ハイルディンの質問に答えている事にならないのです。

仮に、これを噛み合っている回答だと解釈する場合、ルフィは「コイツが戦うところが見たいから仲間に誘っているだけで、直感が仲間にすべきだと言っているわけではない」と返している事になります。

つまり、「お前の直感が仲間にすべきだと言ってるのか?」という問いに、「いや、単に戦うところが見てみたいから、そのために仲間に誘ってるだけだ(仲間にすればお前が解放を許可してくれるかもしれないと考えて誘ってるだけで、直感で仲間にすべきだと考えているわけではない)」と言っているわけです。

実際、作者もその意図で描いているのかもしれませんし、ルフィとしてもその意図で回答しているのかもしれませんが、この解釈では「そんな動機で仲間に誘うんですか?」という別のツッコミが生じてしまいます。

ルフィ自身が「こいつは本当は悪いやつじゃねェ」といった「直感」による信頼、あるいはロキの人間性への興味や、「こいつは強ェから頼りになるはずだ」といった実力への期待からの勧誘でもなく、ただ「戦うとこ(が見たい)」という浅い興味と願望だけで仲間に勧誘していることになってしまうからです。

何より、「そしたらこいつ自由にしていいか?」とハイルディンに許可を求める言い方をしている事から、断られる可能性があることを理解し、受け入れている(断られたら諦める前提での勧誘をしている)というのも、本気で勧誘しているわけではない(単なるパフォーマンスで打算的に勧誘している)事が露呈しているため、これもルフィらしくなく、勧誘行為事態を茶番化している。

さらに言えば、そもそもハイルディンの問い自体が、この場面においては「あり得ない」としか言いようがないんですよね。

ハイルディンは「ロキを解放するつもりはない(陽界に連れて行くつもりはない)」というスタンスであり、そこにルフィが「自分の仲間にするから解放させてくれ」と言い出したわけですから、「お前はそこまでしてロキを解放したいのか?(「陽界」に連れて行くべきだと考えているのか?)」とか「なぜそこまでロキを解放させたいんだ?」といった質問になるはずであり、「お前の直感(がロキを仲間にすべきだと言ってるの)か?」なんてハイコンテクストすぎて意図のわからない、ズレた質問などするはずがないのです。

実際、この質問をした結果、ルフィにその意図が伝わらず、さらに的外れな回答を得る羽目になっています。

一体何を描いているのか。

今重要なのは「ロキを解放するかどうか(ルフィの提案を受ける入れるかどうか)」であって、「ルフィがロキを仲間にしようとしているのはルフィの直感かどうか」などではないはずです。

こいつの立場からすれば、直感かどうかを聞いたとして、 YES、NOどちらの答えを得ようとも(ロキを解放する判断をする上で)何の意味ももたらさないんですから。

「あァ、おれの直感がこいつを仲間にするべきだと言ってる」「いや、直感は関係なく、こいつの戦うところが見たいから解放してやりてェんだ」と言われたとして、何も結論は変わらないでしょう。残念ながらロキはエルバフの死刑囚ゆえ引き渡せねェんですから。

だから何のためにした質問なのかが全く読み取れない。

現に、こいつの質問はこの後の展開に一切意味をもたらしていません。

こうして延々、読者にその意図さえ伝わらない生産性皆無の的外れな会話ばかり描き続ける。

何がやりたいのか全く理解できません。

急に「錠を解いてやれ」と偉そうに命令し出す降参おじさん

こいつのスタンスと思考回路も意味不明で、とても1つの人格と知能を持った人間に見えません。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

端的に言えばキャラの言動の整合性が全く取れていない。

まず、こいつは1139話でロキを解放しようとするルフィに対し、「他人が起こす起こすトラブルは大好きだ!!!」「ロキがどんな男か知ってるのか? 最悪の事態が起きた時 お前はどうする?」「過去に一度“赤髪のシャンクス”という男がロキを捕らえたが それまで誰にもやつを止められなかったという事だ」「ロキはいかなる能力を使うのか!! 万が一の場合どれ程の被害が…」といったセリフを口にしています。

出典:ONE PIECE 1139話/尾田栄一郎 集英社

これらは、ロキの世間での評判をそのままに、「拘束を解いたらトラブルになる(それは「最悪の事態」を引き起こしかねず、万が一の場合どれ程の被害が生じるかわからない)」「シャンクスが捕えるまで、(エルバフの住民含め)誰にもやつを止められなかった(それだけ手に負えない強さで暴れるやつである)」という前提で、ロキという人物をルフィ達に説明し、忠告しているという事です。

ロキが拘束されている事情(拘束を解いてやってもいいと思えるだけの情状酌量の余地がある事)を知っているのであれば、こんな(他のモブ巨人達と同様にロキを単なる極悪党の危険人物扱いするような)形式的な忠告の仕方などするでしょうか。

もちろん、何も知らない部外者に諸々の事情を踏まえた忠告の仕方などする必要はないと考え、形式的な説明をする事は全然あり得ることですし、むしろ普通ならその可能性の方が高いでしょう。

しかしこいつは、相手が「四皇」“麦わらのルフィ”である事を知っていて、城に「異常な覇気」を感じて敵の侵入を警戒していて、エルバフが無事じゃ済まないトラブルが起こる可能性にも気づいていて、その状況でルフィ達がロキを解放しようとしている状況なんですから、ただの部外者に対する形式的な説明で済ませようなんて発想になるとはとても思えないんですよね。

なぜなら、エルバフが無事じゃ済まないトラブルが起きるのであれば、ロキを解放してその力に頼る可能性についても当然頭をよぎるはずだからです。

実際、それと全く同じ理由で今ロキを解放しようとしているわけですから、エルバフが無事では済まないほどの危機を察知していたのであれば、その時点でこうなる事くらい想定できていなければおかしい。

その上で、「四皇」であるルフィ達がロキを解放しようとしていると知れば、形式的な説明で済ませずに、より踏み込んだ情報共有をした上で、侵入者への対策を打とうと考えるのが、この国に住む者(この国を守ろうとする者)の当然の発想でしょう。

要するに、何か事情があって「ロキの拘束は誤解による不当なものであり、解放してやるべき(してやってもいい)」だと考えていたのであれば、ルフィ達がロキを解放しようとしていると知った際に、単にロキの危険度を伝えて忠告するだけの説明になどならないだろうと思うわけです。

城では何も話さず、しかしルフィ達の動きを止めようともせず、あっさり鍵を渡しておきながら、冥界に来て、ハイルディンがロキの解放を阻んでいる状況と知るや、「ロキの錠を解いてやれ」と偉そうに命令し出す。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

要するにこいつは終始、「ロキを解放するのは構わない」スタンスだったわけです。

で、最終的にこいつの一言で解放に向かうのであれば(つまりこいつにその判断をする権利があるのなら)、最初からそうしとけという話でしかなく、なぜ真相を隠していた(これまでロキの拘束を解こうとしてこなかった)のか、なぜこのタイミングで真相を話すべきだと考えた(ロキの錠を解いてやれと言い出した)のかが全く理解できません。

仮に、真相を話すわけにはいかない事情があったのだとしても、「ハイルディン以外の誰に話す? 母は違えど兄弟だろう」なんて今更感しかない中身ゼロの説得で解決してしまうわけですから、大した事情ではなく「最初からそうしとけ」というツッコミは避けられません。

なぜこの後エルバフが危機に陥る事を予期しておきながら、誰にも何も話さずにひた隠しにして、エルバフが危機に陥った途端に、(別にそれが真相を話す確かな理由付けになっているわけでもないのに)急に全てを話し出すムーブになるのか。

何ならこいつは、(ルフィ達がロキを解放しようと鍵を探している事について、「誰にも言わないでよ!?」と念押しした露出狂に対して)「広めてなんぼの秘密で候」などと言っており、そういう性格の人間(という設定)なんですから、尚更ロキの秘密も積極的に広めるキャラであれよって話です。

出典:ONE PIECE 1139話/尾田栄一郎 集英社

全然描写が噛み合ってねェじゃねェか。

何のためにこんなセリフ言わせたんでしょうか。

「広めてなんぼ」と考えてる奴が、14年間も(大して隠す理由もない)秘密を隠しておけるはずがないでしょうに。

結論、今の状況かつこのタイミングで「解放してやれ」と命じるのなら、たとえば「“麦わらのルフィ”にロキの鍵を渡したのはおれだ こいつなら万が一ロキが暴れ回っても止められるから安心しろ」といった理由で錠を解かせようとする方が、よほどこれまでの描写とのつながりが感じられ、納得感があったと思うわけです。

急にしおらしくなって矛を収め他所者の言いなりになるメンヘラ粗大ゴミ

もっと言えば、さっきまで「聞きてェなら土下座しろハイルディン!!💢」だの「みっともねェなハイルディン 他所者に故郷を救って貰う気か!?」だの散々キレ散らかしてたくせに、ギャバンが真相を話そうとした途端、急に大人しくなり、何の抵抗も見せることなく、素直に考えを改め始めるメンヘラ粗大ゴミも気色悪くて仕方ない。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

なんでギャバンの言葉一つでコロっと態度を変えて話す気になってんだよ。

コイツも大概「他所者」なんだが?

「みっともねェなメンヘラ粗大ゴミ  故郷の歴史に関わる重大事件の真相を明かす判断を、他所者に決めて貰う気か!?」と言ってやりたい。

しかもその言い分が「ハイルディン以外の誰に話す? 母は違えど兄弟だろう」という今更感しかない中身ゼロのクソキモ説得というシマツ。

そんなんで考えが変わるくらいなら最初から話しとけよ笑

「母は違えど兄弟」なんて事は、「他所者」に言われるまでもなくお前自身が一番わかってることだろうが。

なんでそんな言葉で説得されて心変わりしてんだよ。

「母は違えど兄弟」だが「お互いにそれを受け入れられない(受け入れたくない)意地や確執がある」からこれまで話そうとしてこなかったんじゃねェのかよ。

もっと説得の仕方や切り口、考えられなかったんですかね?

つまり、「ロキがこれまで話してこなかった事」「にもかかわらず匂わせだけして裏がある事に気づかせようとした事」「しかし実際に聞かれたら『聞きてェなら土下座しろ』と反発して自分からは断固として話そうとしなかった事」といった描写を前提に、「それでも話す気になるロキの心情」に整合性が取れて、納得感が出るような説得の仕方はなかったのでしょうか。

「母は違えど兄弟」なんてどの点とも整合性が取れない単なる茶番エンドでしかなく、そんなんで心変わりするなら最初から話しとけ(何で隠し続けてきたんだよ)以外の感想が浮かびません。

そもそも、ギャバンもこんなクソ浅い理由で真相を話すことを促すなら、なぜこれまでハイルディンに真相を話そうとしなかったのでしょうか。

「母は違えど兄弟」だから話すべきだと考えるなら、14年前の時点で(おそらく事件後にロキと真相は隠しておくと口裏を合わせた際)に「ハイルディンには話しておこう 母は違えど兄弟だろう」という話になりませんかね。

もっと言えば、「ハイルディン以外の誰に話す?」と言いながら、「ハイルディン以外」の連中もガンガンその場にいる状況で話す事を促し、実際に話し出すと言うのも笑うしかありません。

誰に聞かれてもいい話なら尚更最初から話しとけよボケナス共が笑

つーか「ハイルディン以外」に話せる(話していい・話すべき)相手がいないのに、なんでハイルディンに延々隠し続けてきたんだよ。

意味わかんねェんだよお前らのやってる事何もかも全部…どんだけ都合のいい作者の操り人形なんだよ。

結論、ロキがハイルディンに真相を話そうとしなかった理由など何も考えられておらず、ただ作者都合で引き延ばしたかっただけなのでしょう。

おそらく回想の終わりには「だからみんなには真相は話さず、秘密にしておこう」と2人が決断した理由が明かされるのでしょうが、ハイルディンには話さない(話すべきではない)」と決めた理由に、納得感のあるものはまず用意されていません。

なぜなら「母は違えど兄弟だろう」という説得だけで覆されてしまう程度のものだからです。

14年前の時点で「母は違えど兄弟のハイルディンにも話すべきではない(話すつもりはない)」と決断しておいて、14年後に「母は違えど兄弟だからハイルディンには話すべきだ(ハイルディン以外に話すべき相手はいない)」と言い出すなど、理由など何も用意していないことと等しく、大した理由なく隠して、大した理由なく明かす事になった、という結果にしかなりません。

ギャバンのセリフからして、おそらく「親父の名誉を守るため(自分が罪を被る)」的な理由で「真相は誰にも話さない」と決めたとか、「ハイルディンにはショッキングな事実だから話すべきではないと判断した(ロキなりの優しさだった)」的な理由付けをして、ギャバンはその意思を尊重したといった理由付けに持っていくのではと思うのですが、果たして今のタイミングで「母は違えど兄弟だろう」という理由で真相を話す結果になる事と噛み合うような、「これまで真相を隠し続けてきた理由」は用意されているのでしょうか。

私は絶対に肩透かしの(そんな理由なら最初から話しとけや、隠す必要などなかっただろうとしか思えない)理由しか用意されていない(なんなら最悪の場合、理由すら描かれない)と思っていますが、この点はそのシーンが描かれた際に、きちんと整合性が取れるか改めて触れたいと思います。

急に話を聞く気になり、「3分で全て話せ!!!」と命令し出す剛毛粗大ゴミ

ギャバンからワケありの話を聞いた途端、急に話を聞く気になり、偉そうに「3分で全て話せ!!!」と命令し出す剛毛粗大ゴミがキモすぎる。。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

「聞きてェなら土下座しろハイルディン!!💢」と言われていた側だと言うのに、なんで急に(聞いてやるから)「話せ!!!」と命じられる立場になったと思い込んでいるのでしょうか。

こいつの中で何がどうなったら、このスタンスに切り替わ流事になるのか全く理解できません。

話聞きてェならまず土下座だよ土下座。今すぐ土下座しろやボケナス。

なんでタダで聞ける話になったと思い込んでんだよ。

というか、ギャバンの話を聞いた途端に、急に話を聞く気になるのも意味がわかりません。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

ギャバンの話は「実はあの日おれは城から異常な覇気を感じ取り シャンクスと共にアウルスト城へ向かったんだ 一部始終じゃない現場にいた」であり、ロキの話は「身近なドラマに酔ってるヒマがあんならよ “森”を見ろ…!! まさかお前までおれが本当に殺意をもって親父を殺したなんて…思ってねェよな」ですよ?

どう考えてもロキのセリフの方が意味深であり、何か事情があることが明確で、話を聞く必要があると思いませんか?

というか、ロキの話に興味を示さず、スルーし続けておいて、ギャバンの話には食いつき出すあのが意味不明です。

「ロキ一人の戯言は聞く気にならないが、ギャバンもその場にいたのであれば話を聞く気になる」という事なら、ギャバンに聞けよ笑

なんでロキに「3分で全て話せ!!!」と命令する事になるんだよ。

本当は最初からロキの話が気になってて聞きたかったけど、プライドが邪魔して聞けなかったところ、ギャバンがいいきっかけをくれたからそれに便乗して、高圧的に出ることで上から目線で「聞いてやる」立場に自分を据える事で、そのちっぽけなプライドを守りながら情報引き出そうとしてんのか?

気色ワリィ…

さらには「お前もエルバフの戦士なら!! 神の名に誓って真実を語れ!!!」などと付け加えるのですが、論点ズレすぎだろとしか思えません。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

ロキはお前に「(タダで)真相を話すつもりがない」から土下座を要求してたわけで、「真実を語るか嘘を語るかどうか」の話じゃねェんだよ。

どんな的外れな釘の刺し方あしてんだよ意味わかんねェな。

「神の名に誓って真実を語れ!!!」と急に「神の名」を使い出すのも卑怯だしキモい。そもそもこの国は神のバーゲンセール中だからその言葉に何の意味もねェことくらいわからねェのか?

やることなすこと的外れ過ぎんだよ剛毛粗大ゴミ。

全身脱毛でツルツルにしてやろうか。

土下座の件を勝手に有耶無耶にして話進めて、偉そうにズレた命令してんじゃねェよキモチワリィ…

てめェもエルバフの戦士ならちっせェこと気にしてねェで、真相を教えてもらうために素直に頭を下げるくらいしろや。

ロキが真相を語ると言うことは、お前がこれまで一方的に向けてきた憎しみは勘違いで、筋違いだったことを知らされるかもしれないんだぞ?

尚更頭下げて聞かせてもらう立場であるべきだろうが。

お前が土下座すりゃ済むのに、何を急に上から目線でイキり出して、自分がこの場を掌握してるようなツラして話をすり替えながら必死に土下座回避しようとしてんだよみっともねェ。

ロキが回復したら片足の錠などものともせず、暴れられてエルバフが滅ぼされる上、それを止める力のない無能だというのに何がどうなったらこの場でこんな偉そうに「聞いてやる」立場から命令できるのか。

てめェにできることは土下座だけなんだからとっとと土下座しろや。

自分からできないならコールしてやるよ。

「土ー下ー座!!👏🏻 あ、そーれ、土ー下ー座!!👏🏻」

「酷だな兄弟…」

オゥェ…吐き気がするわ。。

さっきまで「聞きてェなら土下座しろハイルディン!!💢」 とキレ散らかしてたくせに、何を急に大人しくなって感傷的な演出し出してんだよキモチワリィ…

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

こういうセリフは、「ロキは断固あの日のことを話そうとせず(匂わせも一切せず、意地でも語らないし悟らせないスタンスを貫いた上で)、しかしハイルディンがその違和感を感じ取って裏があることを確信し、無理強いしてでも話させる」という描き方をするべきでしょう。

それこそ、ゲルズとゴールドバーグと仲良しだった設定があるのなら、こいつらがロキの本当の人間性について理解していて、何か裏があるはずだと口を挟んで、ハイルディンに話を聞いてみるよう促す形でもいい。

自ら匂わせセリフを吐いて「真相に気づいて欲しい」本音を露骨に見せつつ、「(身近なドラマ酔ってる暇があんなら)森を見ろ」とハイルディンにヒントを与えて考えさせ、つまり真相に気づかせるように誘導したかと思えば、急に「聞きてェなら土下座しろ」とキレ散らかし、最終的には「酷だな兄弟…」と一人センチに浸りながら(それを語る自分の心の痛みをしっかりみんなに伝えた上で)語り出すって、もうキモ過ぎるでしょう。。

どこが「世界を終わらせる“太陽の神”」なんだよ。

描写一つ一つがまるで繋がっておらず、キャラの人格が破綻しているため、キモチワリィというい感想しか出てきません。

本当に吐き気がするレベルのキモさです。

「降参おじさん」改め「異常な覇気感じ取るだけおじさん」

このジジイの印象といえば、「降参」ポーズと「異常な覇気」を感じ取るだけで何一つ有効な働きができずに終わる恥ずかしいほどの無能っぷりですが、なんと今話でも「実はあの日 おれは城から異常な覇気を感じ取り」と、「異常な覇気」を感じ取っていたことが明かされます。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

何なんだこのワンパターン描写。

しかも毎度毎度「感じ取る」だけで、有効な働きは何一つできておらず、今回も異常な覇気を感じ取っただけで、(守るつもりだったハラルドが死ぬ結末となっている時点で)無能すぎて何もできずに終わった「恥ずかしい過去」でしかないのに、積極的に自身の汚点を武勇伝のように語り出してしまう。

こいつの「異常な覇気」の感じ取りっぷり、確認しておきましょうか?

「さっき城から異様な覇気を感じてな」

出典:ONE PIECE 1139話/尾田栄一郎 集英社

「やはり増えたな 3つ…隠しきれねェ異様な“声”が伝わってくる」

出典:ONE PIECE 1145話/尾田栄一郎 集英社

「ウッ…!! オイオイこの覇気」

出典:ONE PIECE 1151話/尾田栄一郎 集英社

「実はあの日 おれは城から異常な覇気を感じ取り」

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

もうギャグシーンでしょこれ。

作者笑わせるつもりでやってるでしょ。

覇気の事しか語れねェのかよお前は。

そのくせその力を全く活かせておらず、肝心なところで降参するだけなんだから、何の存在価値もありません。

「異常な覇気を感じる事」と「降参する事」だけか? お前に与えられた個性は。

なんつー哀れなジジイなんだ。

「お前も必要ないので死んでくださーい😅 予選敗退でーす👏」

一体何人キャラを殺していくつもりなんだか。

恩人との再会に必死なルフィを「バカ」呼ばわりする子分共

このシーンも無価値というか、不愉快が過ぎる。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

ギャグシーンのつもりで描いているのでしょうが、茶化すべきではないところを雑なギャグ処理で茶化されても、読者は笑えないんですよ。

ゾロとサンジが、恩人との再会に必死なルフィを「バカ」呼ばわりして呆れ、見下す事に違和感しかありません。

応援してやれよ、フォローしてやれよ、手伝ってやれよ、理解してやれよ、仲間だろうがって思いません?

たとえばくいなが実は生きていて近くにいるかもしれないとか、ミホークが近くにいるとか、ゼフが近くにいるという情報を得た時に、こいつらがそれに食いついて、もっと情報を得るために知っている奴から必死に話を聞こうとしたら、「くいなバカ」「ミホークバカ」「ゼフバカ」って事になるのでしょうか?

その表現をすることが、仲間内の関係性をポジティブに描く事になると思いますか?

ギャグのつもりだとしても、その描写が与える意味への配慮が浅過ぎて、キャラを殺してるようにしか見えません。

自分から話しかけといて黙れで締める大型粗大ゴミ

「お前も呼ばれたのかロキ」と自分から話しかけといて、「一応実家だぜ? 元気そうだなジジイ!!」の後に「長生きもたいがいにしろよ」と軽口を叩かれただけで「黙れ…」と一蹴してしまう小物ジジイ。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

図体はでかいのにどんだけ器ちっせェんだよキモいな…

「黙れ」じゃねェんだよ、お前なんだよ話しかけて来たのは。

僅かワンターンでキレて相手の口塞いでんじゃねぇよちっちぇな。

「やかましい」とツッコミさせるか、「相変わらず口の減らんガキだ」と呆れ気味に返すとか、「残念ながらまだまだ健康体 後100年は生きるぞ」といった年長者の余裕を感じる返しをさせればいいのに、「黙れ」と感情的な返しをするってみっともなさすぎるでしょう。

この程度の軽口も流せないし、気の利いた返しもできないちっぽけな人間に誰が憧れるというのか。

こういう雑な描写一つ一つが、👇🏻このシーンのセリフの説得力を奪うことになるのです。

出典:ONE PIECE 1151話/尾田栄一郎 集英社

16歳の若者が131歳越えのお爺さんに失礼な事を言ったとして、「黙れ」なんて返し方をしてたら、「なんて短気で器の小さな老害なんだ」としか思えないでしょう。

黙れと言わせたいなら、ヤルルは無視してるのにロキが一方的に話してかけてきて、嫌味や失礼な言葉を口にして来るシーンを描くべきです。

『ヒカルの碁』(84話)で、伊角さんが越智に「黙れ」という前に、「よう越智、来たか」と自分から話しかけてたら台無しだし、ギャグシーンにしかなりません。

作者としては、「長生きもたいがいにしろよ」「黙れ…」と小気味よく笑える会話を描いてるつもりかもしれませんが、完全にスベッてるんですよね。

よくこんな短い会話で破綻させるセリフを吐かせられるわ。

中身がなくて薄ら寒いない作者による言わされセリフなど書かないで、きちんとキャラ達に「会話」をさせて欲しいものです。

思考が浅く、語彙力皆無の他責思考王子

「国の政治は若いもんやりゃええ」という(世代交代を促して若者の立場を引き上げる)先進的で懐深い政治理念を示す老人に対して、「ダリィ事言ってる」と語彙力皆無の浅はかな理解でまとめてしまうこの国の「若いもん」代表。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

老害が権力を握り、国を支配し続けているせいで、ロキのような若いもんが望む国の姿になっていない事に不満を抱き、文句を垂れるのならわかるのですが、詰まるところ「お前らに任せる(年寄りのことは気にせず自由にやれ)」と権限委譲してもらってる事に対して、(将来国の運営を担うことになるであろう王子が)「ダリィ事言ってる」などとまとめてしまう意味がわかりません。

これでは、「アンタら年寄りが作ってきた『戦士の国』としてのエルバフがよかったんだから、おれ達若いもんに任せるなんてダリィ事言ってないで、これまで通り年寄り達で国の運営をしてくれよ」と言っている事になってしまうのですが、それでいんですかね。

なんという他責思考のウジ虫王子なんでしょうか。

責めるなら平和を推し進めているハラルドを対象とすべきであり、権限委譲してその地位を退いた老人達に文句を言ってエルバフの現状の責任を追及するなど筋違いも甚だしい。

老害たちが退いてくれたんだから、喜んでてめェの望む国にすべく親父に働きかけるか、親父の立場を奪う動きをすればいいのに、自分が無能で無力で人望もなくそれができない事を棚に上げて、現役を退いて道を譲ってくれた年寄り世代に偉そうに愚痴を垂れているわけです。

要するに中身カラっぽで、土台となる設定などまるで詰められていないんですよね。

これはエルバフの(平和志向の)設定を雑に後付けした結果、各キャラの立場やスタンスの整合性を取ることができなくなったことが原因でしょう。

だから「アンタらがそんなダリィ事言ってるから」なんて(何を否定・批判したいのかわからない)語彙力ゼロの曖昧な非難で、とりあえず噛み付くだけのセリフになるのです。

ここの設定(つまりロキの立場やスタンス)をきちんと詰められていれば、こんな曖昧なセリフには絶対になりません。

そもそも、「ダリィ事言ってるから 武器も使えねェ平和ボケしたガキ共が育つ」というのも全く論理が通っていない。

この時のエルバフは、ハラルドが平和主義を推し進めた結果、「武器も使えねェ平和ボケしたガキ共が育つ」国になってしまったわけですが、それを年寄りが(若者に政治を任せるなんてダリィ事言って)止めなかったせいだと追及しているわけです。

止めたいならお前が止めろよ。

お前の父親が進めた政治改革だろうが。

一番近くで文句を言える(親子の)立場でありながら、無力すぎて止められなかったくせに、何をそれを棚に上げて年寄りのせいにしてんだよ。

ロキはまだ(人間年齢で言えば)子供同然なんだから、親の政治判断を止められないのは当然だと思うでしょうか?

それはその通りです。が、だからといってその責任を親に権限委譲した年寄り世代に追及するのは筋違いでしかなく、他責思考丸出しの蛆虫スタンスでしかありません。

たとえば小泉内閣が郵政民営化を実施した事について、息子の進次郎氏が(仮にそれに反対の立場だったとして)家庭内で反対意見を述べて止めることなどできるはずはありませんが、だからといって父を内閣総理大臣にした人達や、その立場を譲る事になった前総理大臣に対して文句を言う発想になると思いますか?

どう考えても筋違いでしょう。

それくらい意味不明なセリフを吐かせているわけです。

説明セリフでしか話を展開させられない

ここのシーンも酷い。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

「ん? なんの騒ぎじゃ?」「『王の間』の方だぞ…!!」

何じゃこのセリフ。

「王の間」に真っ直ぐ向かってるやつが、「王の間」を目の前にしてそんなセリフ吐くかよ。

要は「王の間の方が騒がしい」事を絵で伝えるのがめんどくさいから、セリフだけで読者に「説明」しているわけですね。

状況を絵ではなく、言葉で「説明」する事に何の抵抗もなくなった結果、キャラ達があり得ないセリフを口にすることが当然のようにまかり通る作品となってしまいました。

そもそも「フヌケが!!💢 シバいて鍛え上げろよ!!」から「ウォォォォォォ…!!」「ん? 何の騒ぎじゃ?」「『王の間』の方だぞ…!!」までを同じコマの会話として一息で描いている事自体、説明セリフじゃなかったとしても手抜きが過ぎる。

せめてコマ変えろよと思いませんか。

会話の切り替わりとテンションの乱高下が不自然すぎてついて気色悪さしか感じません。

いきなり刺されてる演出だけはよかったが…

扉を開いた途端、目の前にハラルドが兵士たちに刺されるシーンが広がっている演出については、インパクトがあってよかったです。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

そのため、このまま同じ時間軸で回想を進めてくれれば、ため息をつく事なく読み進めることができたでしょうが、ここからすぐ(ギャバンとシャンクスとデカブツ媚び女のクソキモシーンに)場面転換する上、そこからさらに109年前まで遡るせいで台無しなんですよね。

多くの読者は長らく上記シーンの意味が明かされない事を知って、辟易してしまうことでしょう。

盛り上がりを作っては一瞬でゼロに戻す悪癖、何とかなりませんかね…

普通に、このままギャバンとシャンクスが現れて、「なぜシャンクスがこの場に!?」という引を作りつつ、(その理由を自然な会話で読者につたえながら)、この時のエルバフで何が起きたのかを描いていく方が、絶対にテンポよく、心掴まれる回想になったでしょうに、わざわざ話をわかりづらく、つまらなくする構成を選ぶ意図が本当に理解できません。

急に粘度抜群の鼻水を垂らしまくる膿性鼻汁男

キモチワリィ…

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

なんでこいつ、急に鼻水垂らしまくるキャラになったんでしょうね。

上記コマだけだったらスルーしてましたが、この前に👇🏻こちらのシーンでもクソ汚ェ鼻水垂らしてますからね。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

一話の中で二度も、無意味に鼻水を垂らさせられてしまう。

個性が足りないと判断されて、鼻水追加されたのでしょうか。

文字通りのハナッタレ王子。

粘度抜群の膿性鼻汁男。

これを描くことでロキのどんな心情を表現しているつもりなのか全く理解できません。

きったねェだけでしょうに。

「3・4年ぶりか?」というセリフについて

ギャバンとシャンクスの再会について、もう10年以上経ってるのに、ギャバンは3・4年ぶりだと感じている点について、「エルバフの時間経過が遅いのでは」という読み方をしている人もいるようですが、

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

私としては、それならギャバンがそう説明する、あるいはそれを踏まえた発言になるはずなので、(普通に考えれば)あり得ない(むしろこの描写によってその線は消えたと解釈すべき)だと思いました。

長年暮らしているギャバンがそのカラクリを知らないはずがないので。

つまり、そんな設定があったら、「久しぶりだ…3・4年ぶりか?」「──んなバカな…船長が死んでもう10年だぞ」「そんなに経つか…どうもこの島にいると時間感覚が狂っちまうな」とか、「あぁそうかこの島は外よりも時間の進みが遅い事を忘れてた」の様なセリフになるはずだということです。

外からそこの住人となった立場の人間なら特に。

それをシャンクスに伝えない理由などないのですから。

それが完全スルーということは、「そんな設定などない」と読むのが自然でしょう。

が、まぁ、もはや自然な会話など一つもなされていないこの作品においては、すべてが作者に作為のみでキャラが操られ、作り上げられているため、「伝えたくない情報は(どれだけ不自然であり得ない会話になろうと)無理やり隠す」という描き方がなされてる可能性も十分あり、絶対にないとは言い切れないのですが。。

リトルガーデンの話、何のために出しだんだ笑

こいつらの会話は余すところなく全てが気色悪い。

「今日は小難しいことは考えるな」の後、急に「リトルガーデンを覚えてるか? ドリーとブロギーに会った島だ」と話し出すのですが、なぜその話を持ち出したのかはわからぬまま一瞬で終了します。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

結論、「ロジャー海賊団はリトルガーデンにも行っていて、ドリー・ブロギーとも面識がある」という「情報」を読者に説明したかっただけなのでしょう。

というのも、この後デカブツ媚び女が乱入してくるため、こいつのせいで「会話の途中で遮られた」シーンと読むべきなのか、上記「情報」を読者に伝えただけで目的は果たしているから話は終わっているものとして、会話終了後に話しかけてきたシーンなのかが読み取れないからです。

普通なら当然前者の解釈をすべきであり、後者のパターンなどあり得ないのですが、今のワンピースは平気でそういうことをやりますし、前後の描写を見る限り、何ならその可能性のほうが高いんですよね。

もし「話の途中」だったのであれば、デカブツ媚び女に割り込まれた後に誰かしら話を戻そうとするはずですが、誰一人そんな気はサラサラないからです。

だから気持ち悪い。

普通、「そういえばさっき話の途中だったな」とか、「話に割り込んじゃってごめんなさいね 何の話をしてたの?」のような言葉を口にしません?

話し出した本人がその話をしたことを忘れてるんですから、もうフォローのしようがありません。

なんで「人間」を描かないんでしょうね。

知能と魂を失った操り人形を自分の都合だけで動かしてて、気持ち悪くならないでしょうか…

デカブツ媚び女のキッツ…

いちいち媚び目的のために話に割り込んでくんなよ鬱陶しい…

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

バカでけェ媚び顔を押し付けてくるだけでも気持ち悪くてページを閉じたくなるのに、こいつが話を遮ったせいでギャバンがリドルガーデンの話を出した意図が全く読み取れなくなってしまったため、しねとしか思えませんでした。

「シャンくん」呼びもキモすぎて吐き気がする。

何で女キャラには媚びさせることしかできなくなってしまったんでしょうね。

それも、話の邪魔にしかならない媚び方ばかりなので不快感と嫌悪感しかありません。

もう二度とその不快なツラこっち向けんじゃねェぞデカブツ媚び女。

エルバフに「神」多すぎて草

ハラルドは、エルバフでは「神の様に崇められてる王」だそうです。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

これもう収拾つかんでしょう。

どんだけ「神」と呼ばれる存在がいるんでしょうか。

  • 「戦いの神」エルバフ
  • 「太陽の神」ニカ
  • 「太陽の神」ニカの実を食ったルフィ
  • 「神」のように崇められてるハラルド
  • 「太陽の神」(を名乗る)ロキ
  • 「太陽神」(を名乗る)ロード

まさに「神」の肩書きのバーゲンセールで、その価値が完全に暴落しています。

しかも、ロードは勝手に「太陽神」を名乗っていただけ、という種明かし以外はその全てが何の説明もなく、そこに「“神”の騎士団」が現れ、その「神」は「悪魔」だった事になり、その能力によって「悪魔」化されたドリーは、「王」として「戦いの神」エルバフの存在を否定し、その上にとして立とうとしているシマツです。

もうめちゃくちゃでしょう。

エルバフにおける「神」とは一体何なのか、どんな立場の、どんな存在なのかが全くわからなくなってしまいました。

というかわからせる気がないんですよね。おそらく何も考えていないのでしょう。

だから平気で「神」という言葉を使い、軽率に「“神”のように崇められてる国王」なんて言い方までさせてしまうのです。

あるいはキャラの魅力や存在価値、人望などを物語や漫画表現で伝える事を放棄しているから、「神」やら「伝説」やら「世界最高」やら「史上最高」やら、最上表現を冠にして「説明」する他なく、同じような肩書きが重複しまくるのです。

安っぽすぎるでしょうこの国の神。

空島編を読み返すと、いかに「神」という言葉がその意味や立場が明確に理解できるように丁寧に扱われていたかがよくわかりますし、リトルガーデン編でも、「エルバフの神」「戦いの神」とは巨人達にとってどれほど重く崇高な存在であるかがしっかり描かれていたというのに…何やってんだか。

木造の扉を開けられない巨人族兵士

こういうのは揚げ足取りでしかないのですが、いちいち茶番感が増すからもっと過去の描写との整合性を保つことにこだわってほしいんですよね。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

1137話で、先に扉が(人間族サイズの侵入者2人に)破壊された描写をしている以上、

出典:ONE PIECE 1137話/尾田栄一郎 集英社

この扉が破壊可能な強度のものである事は読者に知れてしまっているわけですから、死の恐怖により逃げ出そうとしている巨人の兵士が、扉が開かないと知った後、(明らかに破壊可能な扉を前に)「出してくれ!! 誰だ扉を閉めたのは!!」なんて叫びながら扉を叩き続けて殺されるなんてあり得ないんですよ。

いや、もちろん絶対ないとは言いませんが、「壊せる木造の扉」という前提があるとただの無能・マヌケにしか見えず、兵士達の恐怖心や切迫感が台無しになってしまうでしょう。

たとえばセリフを「くそっ!!(開かねェ!!)誰だ扉を閉めたのは!!」のようにすれば、それだけで(描写を変える事なく)無能さを軽減することができます。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

なぜならこのセリフなら、「外に出ようとしたところ扉がしまっていたことに気づいた直後に殺された」と読むことが可能だからです。

ここに「破壊しろ!! 殺される!!」を加えれば、(木造の扉ゆえ)壊せるとわかっている兵士達が壊して脱出しようとしたが、その前に殺されてしまったシーンになるため、兵士を一切ボンクラ化せずに済みます。

一方、「出してくれ!!」と言いながら扉を叩く描写にしてしまうと、扉を開けてもらって脱出する事にこだわっていて、ひたすら扉を叩きながら外(他者)にヘルプを求めている様子となり、「扉を破壊する選択肢が頭にない(自分で窮地を脱しようとする発想がない)」描写となり、赤ん坊並に知能の低い兵士となってしまう。

現実世界の普通の人間でも、木の扉だったら破壊を試みるでしょうに、巨人族の兵士がこんな簡単に諦めてしまっては、マンションやホテルの扉の破壊をも試みるコナン君の世界の住人もビックリでしょう。

所詮モブだからどんだけバカで無能であり得ない挙動をさせても問題ないという判断なのでしょうか。

可哀想に。

モブ一人一人にきちんと命を吹き込んで、その立場に入り込んで、丁寧に言葉を紡いでいた作者はどこに行ってしまったのか。

エルバフの一大事に決闘していた2匹があまりにも滑稽である

ハラルドが串刺しにされたシーンや、ヤルルが頭を貫かれたシーンを見ると、エルバフがこんな大変な事態になっている間に、(獲物の大きさの言い争いから発展した)殺し合いに決着を付ける事にこだわってた2匹があまりにも滑稽に映ってしまいますね。

出典:ONE PIECE 111話/尾田栄一郎 集英社

国の一大事に何やってんだお前ら。

リトルガーデン編の時は、「戦士」として生きるため、「誇り」を守るために、途中で逃げることは許されず、決闘を続けているというテイで読んでいたため、その決闘も重く、カッコいいものとして見れていましたが、肝心のエルバフが「戦士」の「誇り」など微塵も感じない無能ボンクラ木偶の坊達の巣窟かつ、「神」のバーゲンセールが実施されてて、すでに「平和主義」となって戦いよりも交易を望む国となっていて、「神と崇められた王」や「伝説の英雄」が殺されかけている中、(獲物の大きさをきっかけに始めた)決闘を続けているという構図になると、遥か遠く離れた島で「戦士」としての「誇り」を懸けて、「エルバフの名に恥じぬ戦い」をしようと真摯に争っている2人がものすごく滑稽に映ってしまいます。

お前らの崇めている、お前らの信念の根底にある「エルバフ神」とは一体何なんだ?

神と崇められた王・ハラルドか? 太陽の神ニカか?

お前らが「エルバフの神」を崇拝し、その審判を得るために戦い続けている一方で、故郷では「神と崇められた王」が串刺しになってるんだが、誰の審判を仰ぐために戦ってんだお前ら。

エルバフ編のシナリオ、丸ごと後付けで、ニカ追加後に無理やり上書きしてこしらえたでしょう。

おそらくこのタイミングでエルバフに向かう事にしてしまったせいで、ニカや世界政府との繋がりを持たせないと最終章のエピソードとして機能しかないから、強引に設定追加してたのだろうと思います。

リトルガーデン編の時に描かれたエルバフの設定の面影などかけらもなく、そのせいでドリブロの決闘が完全に骨抜きにされてしまいました。

「神のバーゲンセール大国」ではなく、「戦いの神を崇める戦士達の村」として描いて欲しかったものです。

ロキが過去を語るテイで回想に入ったのに、ロキと関係ない109年前まで飛ぶの草

いきなりハラルドが刺されたため、テンポよくその真相について語られるかと思いきや、そこからさらに昔に遡り、なんと109年前の回想に入ってしまいます。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

本来「ロキがハラルドを殺した真意」について、「ロキが3分でハイルディン達に語る」というテイの回想だったのに、速攻で「作者が読者にハラルドの若かりし頃から長々と説明する」回想になってしまった。

なぜこんな描き方がまかりり通ってしまうのか。

はい、もはや今のワンピースの読者は、「作者」から「情報」という名の(考察の為の)「エサ」を与えられればそれだけで大満足で大喜びしてくれるため、「キャラ達を通して物語を描く」必要などなく、「作者」が「直接」「設定説明」するだけで問題ない、と考えられているからです。

それがキャラを殺す事と同義だと、作者も読者も気づいていない(あるいは気づいていても問題ないと受け入れている)のでしょう。

ロキが「酷だな兄弟…」と感傷に浸りながらようやくしゃべり出したかと思いきや、速攻でマイクを奪って作者がしゃべり出すんですから笑

たとえば空島編では、ワイパーから回想に耽る形で、(ワイパーが生まれる前の)カルガラやノーランドをメインとした400年前の物語が描かれるのですが、これは「酋長から聞いた昔話を思い出す」という形をとっています。

しかし今話では、ロキが14年前のことを語り出した後、急に「時を大きくさかのぼる事──今より109年前」というナレーションによって、ロキの知らない(ロキがハイルディンに語ることのできない)話が語られ始めるのです。

誰が語っているのでしょうか、この回想。

はい、作者です。

ロキではありません。

ロキが語っているわけではないという事は、ハイルディン始め、その場で聞いてるキャラ達にこの話は届いていないということです。

つまり、100%「作者」から「読者」に向けた「設定説明」回想なわけですね。

だから違和感しかなく、蛇足感しかないのです。

よく前話で「陽界」に向かう盛り上がりを作った直後に、その緊迫感やワクワク感無に帰す、テンポを悪化させるだけのの愚行を犯せるわ。

誰も止める人いないんですかね…いないんでしょうね。

「⭐︎語られる“名君”の秘話!!」なんてアオリ入れちゃうっくらいですからね。

ハラルドを元々クズだったことにする意味

そうして強引なに二重回想に入った後に描かれるのが、「ハラルドは(実は)甚だしくクズだった」という過去なのですが、この設定も不要としか思えません。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

なぜなら「みんなから慕われていた心優しき光輝の王」「エルバフ史上“最高の王”」と説明されてきた以上、「そんなハラルドがなぜ神の騎士団(世界政府)とつながっていたのか?(ハラルドは善なのか悪なのか?)」という謎と、その種明かしがなされるだけで何の問題もなく、十分成立するところ、「実は元々クズだった」なんて設定を追加しても、説明を複雑でややこしくすることにしかならず、プラスになる要素など一つもないからです。

何より、その説明を先に明かしてしまっては、

  • 「元々クズだったから(“光輝の王”と言われていたのも偽りの姿で)悪人として天竜人とつながっていた」か、
  • 「元はクズだったが、なんやかんやあって改心して、偽りなき“光輝の王”と呼ばれるようになった後に、善人として(国を守るために)天竜人とつながる事になった」

以外にあり得ず、前者の場合、回想の冒頭からネタバレされているようなものですし、後者の場合、「なんやかんやあって光輝の王と呼ばれるようになる」過程などクソどうでもいい蛇足であり、(“光輝の王”となった後の「世界政府」との関係性を描くだけで、ロキがハラルドを殺した真意は描けるため、元々クズか善人かなど何の関係もなく)描く価値がありません。

つまり、わざわざこの設定にした以上、前者にしなければ描く意味がないことになる一方、そうなると冒頭からネタバレされていることになるため、結論、いずれの場合も描く価値を失うという、悲惨な導入となっているわけです。

「ハラルドは元々クズだった」という設定で描きたいなら、「みんなから慕われていた光輝の王がなぜ神の騎士団(世界政府)とつながっていたのか?」→「世界政府に脅されていたか、脅されていた(とミスリード)」→「実は元々クズで悪人だった」という順番で描くべきででしょう。

要はギリギリまで善人として見せておきながら、どんでん返しで「実は元々クズで悪人だった」という種明かしをする(そのための伏線やミスリードを仕込んでおく)というパターンです。

これであれば、「元々クズだった」という設定にする事にも意味が生まれるし、(先に善人のハラルドから描く構成になるため、109年前まで遡る必要もなくなり)テンポを殺すことなく、読者の興味を引きつける回想となったはずです。

その意味で、いきなりハラルドが刺されるシーンを描いた展開までは(テンポよくロキの真意が明かされそうな流れがあてって)よかったのに、

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

そこからさらに過去に飛んで「実はクズだった」という説明から入ってしまったせいで、何もかも台無しですよ。

もっと言えば、「ハラルドが元々クズで好き勝手暴れ回って迷惑をかけていた」となると、ロキがクズの暴れん坊として生まれるのも「さもありなん」という話で、何の不自然さもなくなるため、ロキを責めるよりもハラルドの血筋や性、しつけを責めるべきという話になってしまい、ロキの設定自体を弱める結果となってしまいます。

「エルバフ史上”最高の王”」と敬われたハラルドから、生まれるはずのない「呪いの子」が生まれたとなれば、その異常性に興味も湧くのですが、もともと粗暴だった親から粗暴な子供が生まれた、となっては当たり前すぎて何の面白みもないでしょう。

おそらく、109年前まで飛ぶことから、「世界政府」の過去の動きについても掘り下げる狙いがあるのでしょうが、それは「ハラルドの過去」として掘り下げる必要があるとはとても思えませんし、「実はもともとクズだった」という設定によってエルバフ編が深みを増す結果につながるとも思えません。

私は複雑ないしテンポを悪くして退屈にするだけで、何の意味もない蛇足であり、丸々カットしたとしても何ら変わらない物語が描けただろう、とツッコむ結果になるだろうと思います。

※この点、1153話で、後者の展開が選ばれる結果となりました。つまり「元はクズだったが、なんやかんやあって改心して“光輝の王”と呼ばれるようになった」というパターンです。で、読んだらわかる通り、単なる駆け足ダイジェストでしかなく、あまりにも薄っぺらく、小手先で用意されたことが丸わかりの蛇足でしかないため、わざわざ回想として(テンポを殺してまでこのタイミングに差し込んで)描く価値がなど全くなく、やはりまるまるカット可能な要素でしかありませんでした。

私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。

ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。

実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。

ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。

ニーズがあるからです。

上記の通り、最初は「史上最も好きな漫画」であったことから、(この先つまらないワンピースとして残りのエピソードが削られていくことに耐えられず)改善されることを願って批判をしてきましたが、もはや作品は崩壊し切ってしまったため、今は改善を期待しているわけではありません。

ただ、ワンピースという作品は、日本一売れている漫画だからこそ、熱量の高い(高かった)読者も多く、私と同様に「つまらなくなってしまった」と感じ、それを無念に思い、不満や釈然としない気持ちを抱えている読者の数も多いのです。

そういう方達にとっては、自分の気持ちを代弁してくれる記事や、自分の本音の感想をコメントして、同様の感想を抱いている方達と共有できる場には一定の価値があり、そうしたニーズに応えることにもまた一定の価値があると思っているため、運営を継続しています。

ニーズがあるからです。

ブログのようにテキスト情報だけ(それも超長文)だと、文章を読み慣れていない人にはハードルが高かったり、読む気にならなかったりする(実際、そのような声やリクエストがあった)ため、記事を動画化してYouTubeに投稿することにしました。

もっと批判や誹謗中傷コメントで溢れるかと思っていましたが、(ブログ読者の方に限らず、新規の方でも)共感し、更新を楽しみにしてくださっている方が相当数いて、ここにもニーズがあることがわかったため、運営を継続しています。

余計なお世話としか言いようがありません。

自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。

あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?

他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。

論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。

プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。

私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。

あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?

購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?

お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?

飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?

市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。

一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。

「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。

頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。

尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。

その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。

そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。

その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。

心配しています。

このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。

なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。

なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。

そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。

尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。

思いません。

「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。

少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。

読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。

ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。

ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。

私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。

そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。


作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。

ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。

というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。

それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。

煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。

えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。

たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)

また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。

記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。

色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。

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ベラミー
ベラミー
22 時間 前

聞くが尾田っち、連載ができるのか!?漫画の描き方を知ってんのか!?

匿名
匿名
3 日 前

「土ー下ー座!!👏🏻 あ、そーれ、土ー下ー座!!👏🏻」

いや流石にノリがキツい
動画にする時は消しといてくれ
無理してワンピース読んでるせいでおかしくなってしまったのか

匿名
匿名
3 日 前

言葉が強すぎる気がするよ

匿名
匿名
3 日 前

今まで面白かったのは編集者のお陰だったんだな…

匿名
匿名
3 日 前

編集に怒りが湧く

匿・名…
匿・名…
3 日 前

細かい指摘になりますが、「ヤーさんこんな重傷で上には連れてけない!!」という言葉使いも(意味は伝わりますが)少し変です。
この文脈なら「こんな重傷のヤーさんを上には連れていけない!!」になると思います。
一番自然なのは「こんな重傷のヤーさんを放っておけない!!」という言い方です。
自分でも細かいとは思いますが、こういうところから作者もしくは編集が気付いて直していかないと会話が更に破綻していくと感じます。

モリアーティ
モリアーティ
5 日 前

追記ほんとにお疲れ様です

まさかあの降参に定評のあるヤー氏が、なべおつさんを吐き気で追い詰めていたとは…笑

追記の中でもハイコンテクストの例えにカレーライスの例え話がありましたが、ほんとにわかりやすい例え話で、今後自分も使わせてほしいなって思いました!

読み応えある追記をいつもありがとうございます!

匿名
匿名
5 日 前

俺は本誌を読んでても、違和感描写に気付かずスルーしたりしてるので、すべて的確に言語化しているなべおつはすごいなあと思う。

匿名
匿名
5 日 前

今更も今更なような気がするが尾田自身も覇気に関する設定がふわふわしてて固まってないのでは…?

匿名
匿名
5 日 前

私自信この回には本当かな憤りを感じていて主の投稿を楽しみにしていましたが、ちょっといつも以上に口調が厳しいように感じます。心中はお察ししますが、言葉が強すぎると伝えたいことが伝わり難くなりますし私自信読むのがちょっと辛かったです。

元ワンピース大好きっ子
元ワンピース大好きっ子
5 日 前

何から何まで全部面白くない60巻辺りまでは世界観に浸りながらキャラ一人一人の生き様
に没入しながら読んでた様に思う。そこから?が増え続けて没入出来なくなって気がついたら
ドラマや世界観は完全に無視で設定を説明される文字だけを読んでた。改めて世界観やドラマに
焦点を当てて読み進めようとしたけどもう無理かな、全てが初期に描かれた事と違い過ぎて
別の漫画読んでるみたいやし、普通に読もうとしてもまず読めない。シンプルに分かりやすく書けてないから少年漫画としては破綻してるしホントに熱量のある信者じゃないと読めない。
裏読みして妄想補完しても描かれてないから分からない、考察っぽい妄想してる人達と作者が会話してるだけの漫画ななってしまった印象。だから新しい読者は当然増えないしシンプルに普通に解釈できないから小学生とかは絶対分からないと思う。他の少年漫画が当たり前基本に出来てる事が
ワンピースが出来てない、出来なくなってる会社がこれをOKしてるって事はもう絶対見限られてる。まぁもうワンピースより面白くて話題性もある新しい作品は山程あるし会社としてもそっちに優秀な人材回したいんでしょうね。もう賞味期限切れで一部しか読んでない後は落ちるだけの漫画に構ってられないんでしょう、まぁブランドと知名度はあるから置いてれば金にはなるぐらいのスタンスは確実、会社としては正しい判断。自分としては打ち切り宣告しても問題ないと思う

なべおつを守りたい
なべおつを守りたい
5 日 前

なべおつの構成が最近長くなってる理由を分析しました。↓
①ここのセリフが気持ち悪い。
②なぜ気持ち悪いかというと〜
③だから気持ち悪い。
④例えば〜な場面で〜という人がいますか?
⑤編集者はこういう演出に違和感を持たないんですかね?(編集&作者批判)
⑥というか〜できないなら最初からすんなよ。(②④の批判の再燃)
⑦消えろボケが。(キャラへの悪口パート)

各段落で上記フルコースの文章を書いてしまうから長くなる。(漫画の内容がヤバイのが問題なんだけど)
実際には①②までで問題点はある程度整理されていて、③以降は論破後の死体蹴りだったり、話の重複が多くなりがち。

なべおつさんのブログも初期は①②だけ書いて次の段落へ行くことが多かったので、各話感想については今後その方針にした方がなべおつさんの作業時間を圧縮できるんじゃないかなって思いました。(5万字越えを動画化するのに何時間かかるか想像すると気が遠くなるので、、)

批判的な書き方になりましたが、なべおつさんのブログ毎週楽しみに読ませて頂いてます。分析力にも毎回恐れ入ってます!いつも編集大変そうなので、最新話感想の労力を圧縮できないかという思いで書かせていただきました。

Last edited 5 日 前 by なべおつを守りたい
匿名さん
匿名さん
6 日 前

絶頂期「ゴールド・ロジャー」→「ゴール・D・ロジャー」
初期のクライマックスともいえるアラバスタ編本格突入直前、エース初登場に併せDr.くれはより「D」の意志と共に触れたのが初出。
爽快感抜群の王道海賊漫画として突き進む中、伝説の海賊王と血縁ではない主人公が同じミドルネーム持つというミステリー要素を追加。
現在においても「空白の100年」&「ワンピースの正体」と並び作中最大の謎。初期構想でも仮に後付けだとしても本編の世界観を損なうことない作品の肝。

下降期「トラファルガー・ロー」→「トラファルガー・D・ワーテル・ロー」
四皇に冷や汗たらたらでビビり散らす七武海が章ボスで、その冗長さから多くのファンが離れたドレスローザ編でロー自らが過去回想で明かしたのが初出。
思いがけず人気キャラとなったローの設定を盛り盛りにし、恐らく最終章の最終盤まで登場させる為に強引に「D」を後付け。
さらには“隠し名「D」”の後付けをカモフラージュするべく“忌み名「ワーテル」”を付ける姑息さが鼻につく(たぶん意味はない、もしくはSBS送り)。

低迷期「軍子」→「マンマイヤー・軍子宮」
海賊漫画としてのデスロードを爆走中、最終章と謳いながら更なる匂わせと情報不開示に終始するエルバフ編の事も有ろうにコミックス修正が初出。
作者入魂のビジュアルで颯爽と登場した軍子の肝心なキャラクター設定がブレブレなのを露呈。もはや後付けなのかミスなのかどうでもいいレベル。
目ん玉飛び出しで「えええぇぇぇ~~~!!!」となっている考察者界隈を想像すると痛快だけどね。

「ロジャー」は若干強引な気もするが本筋が面白ければ気にならないんだよ。くれはの“生きてたのか、「D」の意志は…”は当時ワクワクしたもの。
「ロー」はIP売上の為に引っ張りたいのがあからさまで冷めた人も多いと思うけど、コンテンツ産業としてのメタ視点でまだ理解できる。
しかし「軍子」はもう作者や編集者がもう漫画に気持ちが入っていないのか、行き当たりばったりで商業誌に載せる作品としての体を成していないと感じる。

連載初期から読み続けてきた身としては悲しいけど、今の状態からのカムバックは難しいと思うし、未完で終わる可能性も覚悟してる。

匿名f
匿名f
6 日 前

覇王色に気づかない鈍感マリモと神のバーゲンセールわろた

匿名
匿名
6 日 前

なべおつ…たまには休んでもええんやで

匿名
匿名
6 日 前

キャラが全員魂抜けた抜け殻なの怖すぎる
ニカとかいう癌が入ったせいで全てに不具合が出て末期状態になっちゃったんやろなぁ

匿メイ
匿メイ
6 日 前

各項目の指摘はごもっともで同意しかないけど
口調というか煽り方がSBS並に寒くなってきたのはワンピース読み込みすぎて汚染された?

匿名
匿名
6 日 前

まーたさなだかよ。お前もう何度目だようぜぇな絶対コイツ作者の身内とかだろ〇ねよ

長文失礼いたしました
長文失礼いたしました
6 日 前

最初ワンピース自体興味なかったんだけど、アプリゲームとかしてるうちにキャラクターとかに興味湧いたりしてYouTubeで any timeone-piece見てた。
2年前はにわかでもわかるくらいキャラクター1つ1つの行動や動きがわかりやすく、緊張感がある場面だと見ているこっちまでハラハラした。
2年前の何がすごいって見ている視聴者、読者を物語の世界に引き摺り込む力が凄いこと。ルフィが「効かねぇな、ゴムだから」のシーンも見た時もやっぱり「えぇ!」とびっくりしたと同時に「かっこいい」とも感じたこと。ルフィ達主人公一味だけじゃなくモブの1つ1つの言葉遣いも本当に生きている様に感じた。

2年後なんてまぁ酷い酷い。ホールケーキアイランド編、ワノ国編後半までは鼻を摘んで嫌いな食べ物を食べる様に見ていたけど、エッグヘッドでのニカでの戦闘、一味モブの反応で「あれ?ワンピースってこんなに薄っぺらいものだったっけ?」「麦わらの一味ってこんな反応するっけ?」「いや……ええええ!って何その反応…」「いや、いちいち目玉飛び出さなくていいし…」と明らかに感じてしまいました。そこからはもう「かっこいい」とも感じず、ただただ「もう戦闘とか会話とかさっさと飛ばして次に進んでくれないかな…」と呆れてしまいました。私自身、なべおつさんはちょっと毛嫌いしていた節があったのですが、エッグヘッドのあまりのつまらなさで「これって私だけか?」と感じYouTubeを見ました。
なべおつさんのYouTubeを視聴して、あまりにも的を得た言葉を言っているのを聴いてその時この人は、
「2年後のワンピースで感じていた違和感の全てを言語化している」
と強く共感しました。

ワンピースの酷さ↓(わかりやすく)

2年前____
「人の夢は終わらねぇ!!」ドン!!
私🫢😊👍

↓終わったワンピース____
尾田「えー…私は尾田栄一郎しがない天才漫画家だ……!!」


はァ!? え!?
気持ち悪い〜〜〜〜!!気味悪い!!

☆暗黒支配☆(ドミ・リバーシ)○→●
🪓=🖐️😂🖐️<降参だ =🪓📕📺
ごめ〜〜〜〜ん!!!ついにィ〜〜〜〜!!!
ええええええええ!!!!!👀👀👀👅二😶尾田っち、新規ファンも呆れさせたのかー!?えええええ〜〜〜!!!やべぇな!!👀👀👀これ多分重要な事だ!!!尾田っち許さん〜💢ぎゃああああああああ!!!!なべおつ〜♡えーんえーんうわああああああん!!🥺💦💦💦うおおおおおおおおおん!!🥹💦💦💦なべたそ♡😙すぅぅぅぅ……燃えてなんぼの“ワンピに候“!!!!わああああああ!!ギャアアアア〜〜〜!!!シビれる〜♡

どよどよ
それが世界の「真実」である…!!!

ド ン ! !

ケジメはケジメ。

匿名希望
匿名希望
7 日 前

覇王色のバーゲンセールはマジでそう。
海賊王になれる器と資質って意味で四皇とルフィだけでいいよな。
ただめちゃくちゃ強い奴は覇王色使えるはマジでいらん資質もクソもない。
纏う武装色とかで十分、結局覇王色も持て余してるもんな笑
雑魚モブにどんどん使えよ笑 ワノ国でもルフィが覇王色使ってモブ倒してたら
もっと楽やったやろうに笑 必要ない時に雑魚モブにカッコつけて使って
一番必要な討ち入りの屋上に急がないといけない時にモブ大軍には頑なに使わない
もはやご都合主義展開MAXの力。覇気はそもそも持て余しまくってる笑
覇王色しかり見聞色の未来予知しかり、まぁもうこのトンデモギャグ漫画に成り果てた作品に
そんな整合性とか合理的な説明求める方がおかしいよな。すいません俺が間違ってた。
ほんとこの賞味期限が完全に切れた漫画はどこまで没落して完結するんかな?
最近話題になろうと必死やもんな笑ネームバリューだけはある作品やから
もう色々なジャンルにすがりついてコラボしまくってるもんな笑 
野球もサッカークソ程話題になってなかったもんな。
何ならもう完結して10年は経ってる「NARUTO」の方がベティスとのユニのデザインコラボ
してたのめちゃくちゃ話題になってたぞ笑 もうそんなもんやで?信者しかおらん笑
俺もニカ出てきてからジャンプも追ってないしコミックスはドレスローザから買ってない。
このサイトの記事しか見てないし笑 このサイトで十分。漫画としてはとっくに壊滅してるから
テキストで情報と最後の結末教えて貰えればいい。

( ;∀;)
( ;∀;)
7 日 前

なべおつさんの見解に文句言ってるやつ嫌なら読むなよ

匿   名
匿   名
7 日 前

もうアニメだけでも台詞は忠実に再現しないで全部声優さんのアドリブでいいよ

その方が作者の描く話や考察者の妄想した展開よりも絶対おもしろくなるって

匿名
匿名
7 日 前

なんか自分の思い通りに書いてくれないと、ひたすら文句言ってそう

匿名さん
匿名さん
7 日 前

なべおつさん!僕は気付いてしまいました!ギャバンの違和感の正体に!
マジでわかっちゃいました。それは、ギャバン双子説!これなら、城であったのはギャバンAで、冥界で会ったのはギャバンB。これならまた会えたらな。ってセリフをスルーしてるのも、ゾロと初対面感出てるのも、一気に違和感なく解決します!!

・・・わがります🖐️

それならそうわかるように描けよ。ってことですよね・・・。尾田さんも休載挟むと前の回とか忘れちゃうんだろうなー。。

Last edited 7 日 前 by 匿名さん
匿名
匿名
7 日 前

✋😎🤚📡🔥🏰
異常な覇気…降参だ

匿名わ
匿名わ
7 日 前

麦わらの一味がそれぞれの夢を叶えていく姿を見たい・・

匿名
匿名
7 日 前

説明セリフばっかりなのに全部ハイコンテクストなのなんか怖くなってくる、、これはメタいホラー漫画?

Last edited 7 日 前 by 匿名
名無し
名無し
7 日 前

ある意味海軍によるロジャーの子供&母親狩りの遠因だろギャバン
こいつの女癖のせいでロジャーも同類だと思われたんじゃねーの?

匿名
匿名
7 日 前

ヤルルの黙れ、自分で読んでた時は流してたけどこう指摘されてみると面白すぎだろ
エルバフ編の珍シーン量産機だなヤルルは

匿名
匿名
7 日 前

確かに口汚くしすぎるとYouTube banされる恐れがあるからYouTube版はもう少しマイルドするのはいいかも
ブログ版と差別化できるし

Last edited 7 日 前 by 匿名
匿名
匿名
7 日 前

>自分からできないならコールしてやるよ。
>「土ー下ー座!!👏🏻 あ、そーれ、土ー下ー座!!👏🏻」

これ好きすぎる

匿名(T_T)
匿名(T_T)
7 日 前

悪いのは作者や作者を放置する編集者だからあんまりキャラクターを叩かないであげて欲しい。キャラクターは被害者だし…

匿名
匿名
7 日 前

冷静に考えたら「ダダ漏れになる覇王色」ってなんだ……?覇王色って雑魚は勝手に意識失う覇気(しかも強者も何も感じないというわけではない)でしょ?
それがず〜〜っと漏れてたってことは、これまでゾロからは(普段のシニカルな態度とは別に)常に他人を威圧してるみたいなオーラが出てたってこと?それなんでワノ国出てエグへ、エルバフに至るまで他の船員は誰も一言も指摘しなかったの?
てか指摘どころか、ナミウソップチョッパーの精神的に弱小トリオは普通に意識何回か失ってないとおかしいのでは?特に『みっともねェな四皇にもなって』発言の時とかゾロも相当イラついてたでしょうし

匿名
匿名
7 日 前

気づかなかったけどハラルド刺されてるとこでも鼻水出してんだなロキ
回想前に鼻水出した時はダメージの影響+食事たらふく食べた+代謝上がって寒さで鼻水出たってことかなと思ってましたが、城ン中で鼻タレたんじゃその擁護ムリっすね
つまりこっから先ロキはなんかあるたび鼻からピューピュー汁が垂れるようになるってことなのか……

匿名
匿名
7 日 前

追記お疲れ様です
「母は違えど〜」って発言、ギャバンがロキの境遇を他の巨人たちから聞かされてたかどうかでだいぶ受ける印象変わりそう。片や溺愛して大事にされ、片や生まれた瞬間に忌み嫌われ投げ捨てられたわけですから、事情によっちゃただの煽りでしょこんなん

匿名
匿名
7 日 前

キンタマリモwwww

イーストブルー打ち切り
イーストブルー打ち切り
7 日 前

なべおつ お前の話で腑に落ちた
おれはワンピースののダメさを言語化できてなかった。

匿名係長
匿名係長
7 日 前

尾田「〝きめェ漫画か〟…勝手な事言いやがって…勘弁しろよなべおつ…!」

猫八
猫八
7 日 前

正直見てられないんで一回なべおつも休んでほしい

匿名
匿名
7 日 前

追記お疲れ様です。
余計なお世話ですが、動画化される際はゾロの「キ◯◯マ苔まみれ男」は出来ればもう少しだけマイルドな表現に変えて頂けないでしょうか?
あまりに口汚なく罵り過ぎでは?という嫌悪感とYouTube規約に引っかかってBANされてしまう恐れがある為です。
杞憂失礼いたしました。これからも頑張って下さい。

匿名さん
匿名さん
7 日 前

シャンクスの左腕のマークが何かは確かに確定してないと思うが、結局何のマークだったとしても、1054話の意味不明なあの間のシーンの説明はできないですよね。
1:アビスのマークだった。→数々の疑問(疑問内容はなべおつさんと同じ)
2:アビスのマークじゃない。→1054話のコマは何か。2年以上前だとしてもその時のシャンクスが表情を作れるほどの時間があれば近海の主なぞ遅れをとらんでしょ。って思うのが普通。

なべおつさんと同じ意見ですよ。。

匿 名
匿 名
7 日 前

追記お疲れ様です
仲間達から催促されまくるハイルディンと、医者タヌキへの詰め方が面白かったです
なんか引き延ばし方がキャラクターにワチャワチャさせるワンパターンで辟易するんですよね
豆粒描写じゃなくて、デカコマでキャラクターを描いてページ数を稼いだほうが漫画らしく「絵」を楽しめてまだ納得出来るかもしれません

匿名
匿名
7 日 前

こーれ怒りの2時間スペシャル来るか…?

匿名
匿名
7 日 前

ゾロの覇王色「素材が腐るのを待ってから調理する」のマジで意味が分からんよね

リアルで例えるなら、友達が結婚したのにお祝いするの忘れてて数年後になっちゃったら「結婚おめでとう」「うん、もうすぐ子供生まれるよ、2人目な」みたいになったら「今ごろ?」となって気まずいだろ(笑)

ゾロのは絶対にあの時ちゃんと明かしてたほうが超盛り上がったし、尾田も今回出し方が微妙だと分かってるのかヌルっと出す感じになってるやん(笑)
せめて別の戦闘でもいいから戦闘シーン内で明かすべきだった
めちゃくちゃ勿体ないわ

匿名
匿名
7 日 前

「説明してみろよ。ほれほれ。」

過去一当たりが強くて草w
動画化する際もそのままの表現で行って欲しい。

匿名q
匿名q
7 日 前

「広めてなんぼの秘密で候」なんてセリフあったっけ?
まじで覚えてないわ

匿名
匿名
8 日 前

信者とメディアが異常に持ち上げた結果こうなったの草

匿名
匿名
8 日 前

嫌いになったのは分かりますがキャラクターの名前は正確に書いて欲しいです。

バカにする時ならともかく違和感や矛盾点を指摘する時まで「ジビエ」なんて使うと誰のことだか一瞬分からなくなります。

ハレル屋
ハレル屋
8 日 前

やはり読むのが苦痛だったんだな‥
1150話のイム無双とはまったく異質のつまらなさだったんだろう
イム無双はゲームバランスの崩壊であり、それがどれだけひどいことかについては熱量をもって徹底的に批判できるだろう。だからコメントの伸びも尋常じゃない速さだった。
しかしこの1152話は支離滅裂なつまらなさで、会話がまともにできない人の言ってる内容をなんとか理解した上で批判するようなものだから、批判の熱量がまったくわかなかったんだろうとお察しする。
1153話は多少マシだろうが、1152話のような連載が続くようならワンピはマジで死ぬだろう。
好きの反対は嫌いではなく無関心というわけで、批判すらしんどくなったワンピはまさに末期症状。

匿名
匿名
8 日 前

最近コメでキモいを連呼しているのを時々見かけるけど、ついになべおつさんまで

本当にワンピは残念な作品になってしまった

なべおつさん、苦行の末の記事作成ありがとうございます
これからも楽しみにしています

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