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※追記完了【ワンピース】1150話「黒転支配」が作品を殺した理由

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6/8 一部追記完了しました。
6/9 追記完了しました。

1150話、もはや完全に別作品と化しており、感想を述べる意味さえ失ってしまう内容でした。

つまらないというレベルではなく、「何やってんのこれ…」とかつて「名作」と呼ばれた作品が完全なる「駄作」へと成り果てた姿に絶句してしまいましたよ。

ツッコミを入れるのもバカバカしく、「これはワンピースではない」「ワンピースは作品ごと殺されてしまった」としか言いようがない崩壊具合です。

まぁ、ニカを後付けした時点でとっくに作品は崩壊していたのですが、まさか敵側も別の切り口でここまで露骨にチート化して、何でもアリの作品にして世界観を破壊し、これまで描いてきた事全て無価値化してしまうとは…

もはやワンピースの原形など何一つ残っておらず、新しく(クソつまらん)二次創作連載でも始めたんかなと思ってしまうレベルで別作品と化している。

打ち切り決定漫画の末期感、あるいは作品を捨てた作者による趣味の道楽に付き合わされてるような感覚です。

そんなに作品を壊したいなら完結後にすればいのに、よく世界一の大ヒット作を、完結させる事なく別作品に塗り替えるなんて暴挙に走れるわと思ってしまいます。

今話を読んで思ったのは、もはや編集者(や編集部)は作品に一切口出ししておらず、何なら「どれだけ作品が崩壊し、コミックスの販売部数が下がろうとも、最後まで作者の好きなように描かせる」という決定が正式になされてしまったのでは、ということです。

いや、「新世界編」以降とっくにそうなっていただろうと思うのですが、「尾田先生に任せておけば大丈夫だから口を出さない」というポジティブな放任から、「ニカの後付けのせいで作品が死に、人気凋落が止まらず、今更どうにもできなくなってしまったので、もう作者の好きなように描かせよう」という諦めの放置に至っていて、編集部自体が「もう作品に口を出ししない(原稿だけ受け取れれば問題なし)」と腹を括ってしまったのでは、とさえ思えてしまいます。

「バトル漫画・ストーリー漫画」としての人気が落ちてきたから、ニカの後付けによって「ギャグ漫画」路線にハンドルを切ってみた結果、さらに読者が減り、人気急落して、作品が土台から壊れ、キャラが死に、もう取り返しがつかなくなってしまったから、「今更どうにもならんので好きにやっちゃってください」「完結までできるだけ引き延ばしてくれれば、もう何でもいいっす!」と匙を投げたとしか思えない崩壊の(許容の)仕方です。

まさかワンピースだけはこんな壊し方・壊れ方はしないと思ってましたが、よく編集部はこの作品をここまで破壊する事を許容できたなと思います。

普通これだけの名作なら、どれだけ人やお金をかけてでも、作者のため、読者のために、全力で作品を守る方に動きませんかね。。

何が酷いって、イムのチート能力によって、「そんなこと出来るなら最初からやっとけ」としか言いようがなくなり、それはエルバフ編を無意味化するだけでなく、ワンピースという作品の世界設定やこれまでのルフィの冒険全てをひっくり返して茶番化するレベルのものであるばかりか、前話で描いた「聖地が火の海」(だから急いで戦力を確保するためにイムが現れた)という前提さえ、無に帰すような描き方になっている事です。

「そんな能力が使えるならそもそも火の海になどならんだろ」としか思えないし、危機に陥ったとしても簡単に覆せるでしょうに、「何で聖地の火種に直接対処せずにエルバフに来てんだ」って話になるし、聖地が火の海だから急いで戦力確保しにきたはずなのに、急に「こいつらがいかに戦争で役立つか 少し見ておこう…!!」と呑気な事を言い出して、一刻も早く戦力を確保しなきゃならなかった前提までなかった事にしてしまう。

「“巨大な戦い”はもう“秒読み”」「“聖地”は今火の海」「こいつらがいかに戦争で役立つか少し見ておこう」

一体何を描いてるんでしょうか。

このセリフや展開がおかしいと思わないのでしょうか。

「何をグズグズしてる」と怒りを露わにして登場した奴が、速攻でグズグズし出して草も生えません。

少し見ておこうじゃねェよボケ笑

“聖地”は今火の海」なのに、なんでそんな事してる余裕あんだよ笑

それで「役に立たない」ことがわかったらどうするつもりなんだよ笑

「巨人族は役に立たない」と判断して、手ぶらで火の海へ帰るのか?笑

エルバフにはニカがいるんだぞ?

そんな事してる間にニカに邪魔されてさらに時間がかかり、結局連れて帰れず、聖地が焼け野原にされたらどうすんだよ。

トップがお前みたいなバカだから世界政府も海軍もバカで的外れな行動しか取って来なかったって、伏線回収してるのか?

まともな思考や判断ができる人間が、制作スタッフの中には誰1人いないのでしょうか。

そんなはずはないので、結論、「全員匙を投げた」としか思えないわけです。

取り急ぎコメント欄のために公開しておき、以下に随時追記していきます。

以下追記です。最終チェックできていないため、ミスや確認不足のポイントがあるかもしれない点ご了承ください。(修正点があった場合、動画化の際に対応します)

また、触れ足りていない部分については、さらに追記するかもしれません。

目次

1150話が作品を殺した理由

まずは、私がなぜ1150話が「作品を殺した」と考えているかについて、その理由をまとめておきます。

端的にいうと、以下の3つからです。

  • 「悪魔の実」の能力の範疇を超えた「何でもアリの魔法使いの世界」となり、「それができるなら最初からやっとけ」としか言いようのない能力が使われた結果、これまで描いてきた物語が意味を失ってしまったと同時に、これから描かれる事も全て茶番にしかならなくなった。(主人公が勝つことが決まっている前提で、何でもアリの世界線にすることは作品を茶番化させる事と同義である)
  • 「神」を名乗り、「正義」を掲げる軍隊を組織する立場だった存在が、「悪」と「悪魔」を自覚し、自称し、「悪魔こそ生命のあるべき姿」と言い出した事で、世界設定そのものが崩壊した。(「悪魔こそ生命のあるべき姿」と考える人間が、「正義」と「神」の立場をもって世界を支配しようとなどするはずがなく、現在の支配の形が根底から破綻し、完全に別作品・別世界の敵となってしまった)
  • 「海賊 vs 海軍・世界政府」でも「自由 vs 支配」でも、「神 vs 神」でさえもなく、「神 vs 悪魔」となり、「海賊」として戦うべき相手、倒すべき宿敵でも何でもなくなってしまった。(敵が「悪魔」であれば、全世界の人間がルフィ(太陽の神)」側の味方となるため、作品のバランスが崩壊するだけでなく、「海賊漫画」としての意味を失ってしまう)

要するに、「神 vs 悪魔」を描きたかったなら、最初からその前提で描いとけという話で、「海賊 vs 海軍・世界政府」として描いてきた作品にこの後付けをすることは、作品を殺すことと同義である、ということです。

百歩譲って、ルフィをニカ化して「神 vs 神」とするまでは、まだ「正義 vs 正義」の信念のぶつかり合いを描く余地がありましたが、「敵が悪を自覚していた悪魔でした」となって「神 vs 悪魔」を描く話になってしまったら、もはや作品の原形などどこにも残っておらず、ワンピースの面白みが全て失われた、カラっぽの勧善懲悪漫画となってしまいます。

以下、それぞれもう少し詳しく説明していきます。

①「悪魔の実」の能力の範疇を超えた「何でもアリの魔法使いの世界」と化す

軍子の体に憑依し、手から本を出現させ、本からナイフとショットガンを取り出し、「“悪の力”を授ける」と言って対象者の人格を(反転させて)悪魔化し、“不死の体”を与えてパワーアップさせるという、これまで描いて来た「悪魔の実」の能力の範疇を超えた「魔法」としか言いようのない、何でもアリの超常能力を使っておきながら、読者への説明を放棄しているせいで、世界観と「悪魔の実」の能力の設定が崩壊してしまいました。

もちろん今後説明される可能性はありますし、これまでもそうした魔法のような能力はいくつも描かれて来ているのですが、サターン聖の始末の件にせよ、アビスにせよ、理屈や制約が説明されることなく描かれる「超常能力」が多すぎる上、説明のない期間があまりにも長すぎるため、「もはや別作品と化した」と受け取らざるを得ません。

自由に「不死の体」を与えて味方に組み込む能力を有している悪魔が、世界を支配し続ける事に何の苦労があるというのでしょうか。

仮に「悪魔の実」の能力で説明がつく理屈が用意されているのだとしても、その説明が先延ばしされている限り、読者は「何でもアリのご都合主義魔法」としか受け取れないため、「魔法がアリになった世界」にしか見えなくなります。

極論、最終回にその説明がなされる場合、最終回まで「悪魔の身の能力ではなく理屈皆無のチート魔法」として読まざるをえなくなるわけですから、それは「悪魔の実」の設定を使っていない事と変わらず、つまり別作品を読んでる事と変わりません。

後から説明して辻褄が合ってればいいという話ではなく、説明がない期間、読者が理解できず、別作品を読んでる感覚となってしまっては、それはワンピースという作品が死んでいる事と同義です。

1044話に登場したニカでさえ(もう100話以上も描いているのに)未だによくわからず(主人公自身も何らわかっておらず)、今度は敵側も理屈のわからないチート能力を使い出して、その説明がなされない状態が続けば、何でもアリの「神」と「悪魔」によるチートバトル(ないしギャグバトル)を読まされることになる上、敵も主人公もこれまでのアイデンティティとは真逆の存在となっているわけですから、それはもう「ワンピース」ではないでしょう。

イムの能力のタネを隠しておく事は、もはや物語の面白さを増す事には1ミリもつながらず、むしろ「世界観や世界設定を破壊する期間を長引かせているだけ」でしかありません。

※1151話で多少明かされることがあるのかと思いきや、完全ノータッチで話は一歩も前に進みませんでした。

②「神」が「悪」を自覚し、「悪魔こそ生命のあるべき姿」と言い出した事で、世界設定そのものが崩壊

個人的にはこれが一番の崩壊ポイントだと思います。

ワンピースの面白さとは、本来一般市民にとっては「悪」である「海賊」が、本来市民の味方であり「正義」である「海軍」や、この世の創造主ゆえどんな我儘でも許される「神」の立場の「世界政府(天竜人)」による支配を打破し、世界をひっくり返すことへの期待こそ、その核心であり、それもルフィ自身は世界政府の転覆を目的としておらず、あくまで憧れの海賊を超えるために、”ひとつなぎの大秘宝”を見つけて(この海で誰よりも自由な)「海賊王」を目指し、その過程や結果として世界をひっくり返す(事になるのだろう)と想像できるところに、ルフィの冒険の行末が気になる(結末まで読みたいと思わせる)力があったわけです。

この構造を壊して、「海賊」の主人公を「神」にするばかりか、「正義」や「神」を名乗っていた敵側の根幹を「悪魔」にしてしまっては、それは「海賊漫画」ではなく、「ワンピース」ではありません。

「悪魔」に支配された世界を「神」が救う物語に、「海賊」という立場や肩書きが必要ですか?

何でもアリのチート魔法が使える悪魔を、ギャグバトルがウリの(神の自覚がない)神が倒す物語、面白そうですか?

しかも敵側が自分が「悪」である事を自覚していた事になっては、この世界が今の形で存在している事さえあり得ず、世界設定が根底から覆される事になってしまいます。

先に触れた通り、「悪魔こそ生命のあるべき姿」だと考える人間が、「“悪の力”を授ける」能力を有していながら、「正義」と「神」の立場を掲げて世界を支配する事など考えられないからです。

ドラゴンボールで言えば、ピッコロ大魔王という「悪」が、世界の支配や征服を目指した時に、「神」を名乗り、「正義」を掲げた上での支配の形を目指すか(その姿が想像できるか)、ということです。

あり得ないでしょう、そんな事をする意味などないのですから。

「悪魔こそ生命のあるべき姿」だと考え、「“悪の力”を授ける」能力を有しているのであれば、最初からその能力を使って、悪を持って世界を支配すれば良かった(そのように世界を創ろうとしないのはおかしい)という事になってしまう。

結果、「急に悪魔を自称し出した、かつて神を自称していたチート能力者」が支配する世界を、「急に神の属性を与えられるも、その自覚がない者」が救う物語となってしまいました。

わけわからんでしょう。

「海軍」と「世界政府」は、あくまで「正義」と「神」の立場として、行きすぎた権力によって(「悪」にも見られる)支配の仕方をする存在として、自由を求める「海賊」達に打倒されるという構造じゃないと、「海賊漫画」にする意義が失われてしまいます。

何のために今更敵を「悪魔」にする必要があるというのか。

「実は悪魔でした」など、「実は全部夢でした」の「夢オチ」を描いているレベルで、ワンピースではやってはいけない、作品の根幹を破壊する行為です。

おそらく「悪魔の実」の設定とつなげて処理するつもりなのでしょうが、果たして世界政府側が「悪魔」だったことにして、これまで描いてきた世界設定との整合性を取りながら、「悪魔の実」の起源と結びつけるウルトラCなど存在するのでしょうか。

作者はそれを用意した上でこの展開を描いたのでしょうか。

私はそんなものは絶対にないだろうと思っています。整合性が取れるはずがありませんから。

仮にあったとしても、相当に強引で歪な改変を加えない限り不可能であり、表面上だけ整えるためにキャラや設定が大量に捻じ曲げられる結果になることは間違いありません。

そしてそれは、もはや作者が当初構想していた「ワンピース」とは全く別の作品になっているはずです。

③「神 vs 悪魔」の作品となり「海賊」として戦い、倒すべき宿敵ではなくなってしまった

「海賊 vs 海軍・世界政府」でも「自由 vs 支配」でも、「神 vs 神」でさえもなく、「神 vs 悪魔」となってしまった事で、「海賊」として戦い、倒す事の意義が失われました。

仮にルフィが海賊をしていなくても、「世界を滅亡させようとする悪魔」が現れたら戦わざるを得ないわけですから、主人公が「海賊」である必要がありません。

ルフィは「神」として「悪魔」に立ち向かう作品となってしまったのです。

また、敵が「悪魔」となり、「悪の力」で世界を支配する事を目指す存在となれば、海軍は「正義」を失い、全世界の人間がルフィ(太陽の神)側の味方となる(ならなければおかしい)ため、作品のバランスが崩壊するだけでなく、ルフィは本来乗り越えなければならなかった(海軍大将などの)敵を倒すことなく、戦う意味を失い、突然現れた「悪魔」と戦うことを強いられる事になります。

そしてその「悪魔」が、なぜかルフィ(ニカ)の存在をスルーし続けるせいで、もはや「“ひとつなぎの大秘宝”を巡る物語」でもなくなってしまいました。

“ひとつなぎの大秘宝”とは、世界政府にとっては「見つけられては困る不都合な宝」であり、それを見つからないように動く事が、「世界政府」が今の立場や権力を維持するための最重要事項であるはずで、「ワンピースを目指す海賊とそれを阻む世界政府」という構造だからこそ、「“ひとつなぎの大秘宝”を巡る物語」になっていたわけですが、世界政府側がこれを阻むための(合理的な)行動を一切しなくなってしまったら、それは「ワンピースを巡る物語」ではなく、「作者の意図したタイミングで引き起こされる『巨大な戦争』まで、敵が不毛な行動を取り続けながら場をつなでいるだけの、作者の作為で作られた物語」と化してしまうからです。

「神の騎士団」にせよイムにせよ、(ルフィのいる)エルバフに来たのであれば、(間もなく起こる戦争に備えて戦力強化する前に)まず真っ先にルフィを殺しにかかるべきでしょう。

今、最も”ひとつなぎの大秘宝”に近い“麦わらの一味”を始末すれば、「世界の真実」が明らかにされる可能性が下がり、「巨大な戦争」が起こらずに済むかも知れず、仮に起こったとしても戦況を有利にする方に働くことは間違いないというのに、今全力を上げて(そのチート能力を使って)始末に向かわない意味がわからない。(というかその理由付けなされていない)

ワンピースを見つけようとしている海賊かつ、それに一番近い存在を、ワンピースを見つけられたら困る側の人間が始末しようとせずに放置してしまう時点で、それは「”ひとつなぎの大秘宝”を巡る物語」ではありません。

もっと言えば、何でもありのチート能力を有する「悪魔」を倒さなければならない世界線となってしまった今、ルフィvs黒ひげ、ルフィvsシャンクス(つまり四皇同士のワンピース争奪戦)についても描く意味を失い、その意味でも「”ひとつなぎの大秘宝”を巡る物語」ではなくなってしまいました。

「悪魔」を倒して世界を救う上で、四皇同士の戦いなど今さら何の関係もない(むしろ妨げとなる)ただの脇道蛇足バトルでしかないからです。

今、イムと「神の騎士団」がルフィを始末しにかれば、そのまま戦争が始まるというのに、それは作者が描きたい「巨大な戦争」の入り方ではないから、(特に理由付けをすることもなく)「ルフィの存在を無視して手を出さない」選択をさせて、作者に「よし」と言われるまでキャラ達が場をつなぎ続けているわけですね。

にもかかわらず、さっさと「火の海」のマリージョアに戻らずに、巨人族の力を見るためにエルバフで腕試しを始めてしまう。そんなことしてる間にニカに邪魔されたり、聖地が焼け果てたりしたらどうするのかなど一切考えず、どちらのリスクも存在しないものとして、不毛なことに時間を使い出すシマツ。

何もかも「ワンピースを見つけられる事を阻む」行動と正反対の「あり得ない」行動であり、作者の都合によって物語が停滞し、引き延ばされているだけであることが明らかです。

今後、これらの点について整合性が取れる説明はなされるのでしょうか。

なされないでしょう。どう見ても、キャラ側の都合で手を出していないのではなく、作者の都合で手を出させていないだけですから。

仮に「ルフィに手出ししない・できない」理由が用意されているのだとしても、聖地が「火の海」の状況で、エルバフで巨人達の腕試しをする意味など全くないため、イム側はルフィの事を気にしていない事になってしまい、いずれにせよ整合性はとれません。

以上から、1150話は「ワンピース」という作品を殺す、最低の後付けをした1話となってしまいました。

各シーンの具体的なツッコミどころ

今更モブ親共が到着

まさかモブ親達が到着するシーンまでわざわざ描くとは思いませんでした。

完全に機を逸しており、賞味期限切れなのに、今更登場させて何の意味があるのか。

それも冒頭に👇🏻このコマを描いてしまうセンスのなさです。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

前話の(イム「⭐︎降臨!!」による)「引き」で生んだ熱量を完全リセットし、盛り上がりをゼロに下げてから始める意味がわからない。

出典:ONE PIECE 1149話/尾田栄一郎 集英社

👆🏻この後、今話で描かれたイム軍子の最初の姿は👇🏻これですからね笑

👇🏻これの後に、

出典:ONE PIECE 1149話/尾田栄一郎 集英社

👇🏻これを描くことを優先した結果、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

「イムのその後」は、👇🏻この姿から入ってしまうのです。

意味わからんでしょう。

「バリ バリ…!!」じゃねェんだよ小蝿。

一体何のために、今更モブ親達が駆けつけるシーンなど描く必要があるのでしょうか。

しかも笑うしかないのが、なんと「西の村」から走ってきた非戦闘員のモブ親達のほうが、子供達により近い場所にいたドリブロよりも早く到着してしまう上、ドリブロ達より先に走り出したリプリーはどこかに消えてしまうという点です。

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

子供達は「西の村」に向かって近づいているとはいえ、ジビエが走って追いつけるレベルですから、めちゃめちゃ鈍足歩行であることは明らかであり、つまり1147話の時点から子供達の位置はほぼ変わっていないはずです。

いかにドリブロ達が(戦士のくせに)動き出すのが遅く、足も遅いのかがよくわかります。(つーか先に走り出したリプリーはどこ行った)

もちろん、「ドリブロ達は森の中を進んでる一方、親達は樹道を通って来てるから、走りやすくて早くいたんだろ」とも言えるため、こんなのは揚げ足取りでしかないのですが、そもそも親達のほうを先に到着させる(事で戦士達を無能さを際立たせる)意味がないため、そんなところに無駄なリアリティを出す必要などまるでなく、普通に戦士達を先に到着させて、モブ親達は(現場に向かっている途中に)イムの覇王色でやられて気絶する展開でよかっただろうと思うわけです。

より正確にいえば、「子供のもとへ親が助けに駆けつける」シーン自体、描くつもりだったのならもっと適切なタイミングで、きちんと味のするように描くべきでしょう、という話です。

こいつら親ヅラして慌てて駆けつけて来てますが、「(誰かが救出すると軽く見積もってたから)今まで助けに来なかった」という前提がある以上、ただの薄情なクソ親でしかなく、今更駆けつけてきたところで、何の感動シーンにも親子愛シーンにもならないからです。

👇🏻しかも到着したのはこんなモブ親ばかりで、誰がどの親なのかもわからず、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

👇🏻1148話で走ってたローニャの親はおらず、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

👇🏻誰の親かもわからん白菜頭が、(自分の子供ではない)コロンに近づいて棘に刺さるシーンを描いて、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

「親子でやると最高のゲーム」終了という描き方では、「親子愛」など微塵も描けておらず、このゲームの醍醐味を全く味わえていません。故に描く価値がないとしか言いようがない。

こんなシーンを描くために、わざわざ親達を(戦士達よりも)先に到着させたのです。

普通に戦士達を先に到着させて、子供達を助けるため近づいたところ、棘に阻まれて傷を負う様子を描きつつ、イムの覇王色によってモブ親達は向かってる途中に気絶してしまう、という展開でよかったでしょう。

どうせ刺されたのは他の親で、自分の子供を助けようとして刺さった親など、一人も描かれてないんですから。

「親子でやると最高のゲーム」を描きたいなら、子供達が攫われたと知った時点で「自分の子供かもしれないと不安になって一目散に走り出す親達」を描き、火事に巻き込まれそうになったタイミングで到着させて、しかし棘が邪魔して助けられず、親達が血まみれになって倒れる、という悲劇を描いておくべきでした。

それこそこのゲームの肝であり、ソマーズが見たがっていたものなんですから。

それが火事場のシーンで描かれたのは👇🏻これと、

出典:ONE PIECE 1144話/尾田栄一郎 集英社

👇🏻これ。

出典:ONE PIECE 1144話/尾田栄一郎 集英社

なぜサウロしか助けに来ないかといえば、エルバフの大人達は全員「誰かが救出すると軽く見積もってたから」です。

それで、「誰かが救出すると軽く見積もってたところ、誰も助けてくれてなかったから慌てて駆けつけた親達」が今更到着した結果、「自分の子供ではないコロンを助けようとして棘が突き刺さる」シーンを描いているわけですね。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

一体何がやりたいの😂って思いません?

前話の記事で、「ギャバンがコロンを助けに来るシーンを描いた時点で、それを超える『親子愛』は描けないから、モブ親達の到着シーンなど描く価値はない」と言いましたが、結果、「誰の親かもわからなんモブが、コロンを助けようとして棘に刺される」という、想像の遥か上を行くゲロキモ不毛シーンが描かれてしまいました。

これらが無駄ゴマである事がわからないんですかね…甚だ疑問です。

ソマーズの「親子でやると最高のゲーム」という「前振り」を回収するチャンスなどいくらでもあったのに、その全てを放棄した上で、「親ではない誰かがトゲにささる」シーンを描き続ける意味がわからない。

まさか、まだ棘は消えてないからといって「子供達を助けに来た親が棘ごと抱きしめて傷だらけとなり、親の死を目の前で見て子供が泣き叫ぶシーン」、このまま引っ張るつもりじゃないでしょうね…

これで終了だったら、「誰の親でもないサウロ」と「誰の親かわからんモブ親」がコロンを助けようとして棘に刺さるシーンを描くためのゲームだった事になるし、この先まだ描くつもりなのだとしたら、(ギャバンがコロンを助けに来た際に棘のトラップを活かさなかった件も含め)合計3回もそれを描くチャンスを放棄した上で、賞味期限が切れて素材が腐り切った後に、時機を逸した蛇足として描かれる事になるため、いずれにせよ破綻しているという結論にしかなりません。

いかに構成が詰められておらず、素材の調理の仕方を間違えているかよくわかるでしょう。

ガキ共が順番に記号セリフを口にする

このコマもキモい。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

というかセリフの順番がおかしいんですよね。

  • 「ヤーが冥界に落とされた」ことを嘆きながら伝えるガキ。
  • 「敵の危険度」について忠告するガキ。
  • 「お父さーん」と叫ぶガキ。
  • 「ママー!!」と叫ぶガキ。

何がどうなったらこんなセリフ順になるのか。

何がおかしいって、すでに前の子供がモブ親達と話をしてて、敵を教えて警戒を促す話をしているところで、「お父さーん」「ママー!!」と叫び出すガキがいることです。

どのタイミングで叫んでんねん。

叫ぶなら親の姿が見えた時点で叫ぶはずであり、前のガキが「敵とのその危険度」について忠告してるのに(その話を聞いておきながらそれを無視して)後ろのガキ共が「お父さーん」「ママー!!」なんて叫び出し、その会話の邪魔をするだけの雑音を撒き散らすことなどあり得ません。

だから「このシーンに必要な(子供達が口にしうる)台詞」を記号的に入れてるだけで、子供達の悲惨な状況やそこに親が駆けつけてくれた事への安堵感や喜びが微塵も感じられず、「親子の再会シーン」になっていない。

実際、このシーンのセリフやリアクションから、「誰が誰の親なのか」読み取れる読者など皆無でしょう。

本来親子の再会シーンで、そんなことは絶対にあり得ません。親は自分の子供の名前を叫ぶはずですから。

誰一人自分の子供の名前を呼ぶことなく、「子供達!!」とひとまとめにして駆けつけ、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

子供達の方は変なタイミングで「お父さーん」「ママー!!」と叫び出す。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

何なんだリアリティゼロの親子再会茶番。

描くなら「現状の報告と敵の危険度の忠告をする子供」か「親(や大人)が助けに来てくれた事を喜び、助けを求める子供」、どちらかに絞るべきだし、どちらも描きたいのなら、順番として「お父さーん」「ママー!!」を先に叫ばせるべきでしょう。

「親達が来てくれた事に感激して叫ぶ子供」を描きたいなら、まずその叫びを一通りさせてから、その後に現状の報告や敵のヤバさについて忠告する子供を描くべきです。

話の筋がブレるんですよ、1つのシーンに、タイミングや順序無視して関係のないセリフをバラバラと詰め込まられると。

結果、この後に描かれるモブ親は、「浮いてる!?」「恐かったなすぐにここから…」とそれぞれ別の対象に向けたリアクションをさせられ、1コマで両方同時に処理しなければならなくなっています。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

この描き方の何が良くないかといえば、右のジジイは子供達の叫び声を無視しており、左のジジイは敵に対する忠告を無視している様子になってしまうことです。

つまり、右のジジイは「お父さーん」「ママー!!」という叫びを無視して「浮いてる!?」とリアクションしてる事になり、左のジジイは、「あの女の人だよ気をつけて!!」という忠告を無視して「恐かったな すぐにここから…」と返してる事になっている。

あり得ないでしょう。

単なるリアクション要員として、作者から与えられたセリフを順番に口にしているだけで、「子供達を助けに来て、子供達と会話をしている親達」になっていないことがよくわかります。

要は作画コストを減らすために、1コマにまとめて雑に処理したいだけなんですよね。

なぜなら、どのように描いても編集者も読者も満点大絶賛してくれるからです。

頑張っても工夫しても評価は変わらず満点なのに、丁寧な心理描写やキャラ描写などする必要がありません。

絶賛しかしない読者に支えられた作品は、こうして「面白い」の基準を失っていくのです。

では、具体的にどう描けば良かったかと言えば、

  • 「子供達!! よかった無事だ!!」
  • 「お父さん!!」「ママー!! 助けに来てくれたのね!!」
  • (ああ遅くなって悪かったな!! もう大丈夫だ!!)
  • 「酒場のおっちゃん気をつけて!! おれの父ちゃん あの女に冥界に落とされちまったんだ💦」
  • 「えェ!? ヤーさんが!?」

のようにすべきでしょう。

何なら、自分達が「あの女」の能力によって強制的に歩かされていて、止まる事も進む方向を変える事もできない点についても報告させるべきです。

そこがどうにかならなければ、大人達が来たところで助けてもらいようがない事くらい、わかってるはずなんですから。

いや、全員バカだから自分達がどういう状況に陥ってるのかわかってないのか笑

何なら、このモブ親達は「なぜ子供達が逃げることができないのか」「何が子供達救出を阻んでる原因なのか」「そもそも救出を阻まれている状況なのか」など、何もわかっていないはずなので、あくまで子供達のもとへ「駆けつけた」だけでしかなく、「助けに来た」という言葉さえ相応しくない状況ですから、この点もクリアにしなければなりません。

こんな状況になっている時点で、構成や描写、セリフ回しなど全て間違ってるんですよね。

このゲームが始まってからもう9話も描いてるのに、「何が起こってるのかわかってない親達」が「何が起こってるのかわかってない子供達」のもとに「到着した」だけのシーンを描いてるんですから。

作者の作為によってキャラを底抜けのバカにしないとあり得ない状況ですが、そんな状況を描く意味自体がそもそもないため、本当に不毛でしかなく、描く価値のないシーン&展開となっています。

そうしてその後ろで、「バリ バリ…!!」と宙に浮く、羽虫のような「あの女の人」。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

絵を描く気がなく、極限まで手を抜きたいため、宙に点を描いて「バリバリ」させ、敵が浮いていることを表しています。

あまりにシュールな作画ゆえ、ギャグシーンにしか見えません。

「浮いてる!?」じゃねェのよ。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

わかるかよこんな絵で😂

「グサグサ」の描写のわかりづらさ

「浮いてる!?」の後に、急に「グサグサ!!」と傷を負い出したため、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

最初(子供達の背後で浮いてる)羽虫ちゃんから(何かを飛ばしてきた)攻撃かと思いましたが、これ、ソマーズの見えないトゲが刺さってる描写ということですよね。

要は👇🏻この左の白菜ジジイが、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

子供を助けようと近づいた結果、見えない棘が顔や体に刺さった、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

という描写なのでしょう。

わかりますか?

👇🏻こいつが、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

次のコマで👇🏻こうなって、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

「子供を助けようと近づいた結果、見えない棘が刺さった」と読めますか?

前のコマまでは「恐かったな すぐにここから…」までしか口にしてないんですよ?

こいつは「すぐにここから…」何をするつもりだったのでしょうか?笑

それが示されていないせいで、こいつの「この後の行動」が読めず、話の途中で何か攻撃を受けた(それによって言葉が遮られた)ようにしか見えません。

せめて棘が描かれていれば即理解できるのに、なぜこのタイミングだけ透明描写にするのか。

これまで散々棘が刺さるシーンでは可視化描写にしてきたんですから、ここでもそうしろよと思いません?

出典:ONE PIECE 1143話/尾田栄一郎 集英社

しかも、なんと子供達も(自分達が棘に纏われてる事に)気づいてない設定だったため、ここで棘であることを「説明」する事もできず(「え!? 何!?」とクソ媚びリアクションを晒すだけで)、本当に意味のわからない描写となっています。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

要するに、読者は「グサグサ!!」という擬音から「何かが刺さった」と解釈して、「何も見えないけどおそらく透明な棘が刺さったのだろう(1143話や1144話では読者にわかるように棘を可視化させてたけど、なぜか今回はそれをせずに、完全に透明な棘が刺さった様子を描いているのだろう)と解釈させられているわけですね。

たとえば、モブ親に「すぐに拘束を解いてやる」と言わせた場合であれば、「拘束を解こうとした結果、グサグサと何かが刺さった」と読めるのですが、「すぐにここから…」だけで終わっていたら、何をするつもりなのか、次の行動が読めないため、本来、次のコマで「行動の結果」まで描写を進めることなどできません。(親達は「何かに拘束されている」事も「強制的に歩かされている」事も何もわかっていない状況なんですから尚更でしょう)

何をするのか(どんな行動に出るのか)を口にさせていない以上、まずその「行動」、つまり「子供に近づく」描写が必要だというのに、いきなり(近づいた後に何かが刺さったという)「結果」だけ描いているため、何が起きたのかわかりづらくなっているわけですね。

結果、今の描き方では、「すぐにここから…」の途中で言葉が遮られたようにしか見えず、イムの力で、子供達に近づこうとする親達を退けるために、何か遠隔攻撃でもされたようにも見えてしまう。

もっと言えば、先に述べた通りこの親達は「なぜ子供達が逃げることができないのか、何が子供達救出を阻んでる原因なのか、そもそも救出を阻まれている状況なのか」など何もわかっていないのですから、現場に到着したものの、何をすればいいのかわからないはずであり、読者もこいつらが「具体的に何をどうするためにこの場に現れた」のかわからないという、意味不明な状況になってるんですよね。

たとえば縄で拘束されていたら、縄を解くために近づくという行動が読めるのですが、ただ行進してるだけの子供達の前に現れても、やれる事など何もないため、親達の取るべき行動が読めません。

普通なら、まず「なんでお前達まっすぐに行進してるんだ?(止まれないのか?)」といった確認をするのが自然でしょう。棘は目に見えず、拘束されているわけでもあなく、ただ前から歩いてくるだけなのに、こちらから近づいていく必要がありません。

「とりあえず怖がってる子供を抱きしめてやるために近づく」事はあり得ると思いますが、残念ながらコロンに近づいて刺されたのはコロンの親ではありません笑

こいつは一体何のためにコロンに近づいたのでしょうか😂

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

自分の子供ではなく、まず先頭にいる他人の子供を抱きしめるために近づいたのでしょうか?

あり得ないんですよね。

これに対するガキ共の「え!?」「え!?」「何!?」もいらねェ。。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

特に自分大好き幼女の媚びリアクションがキモすぎて反吐が出る。消えてくれこいつほんと…

こいつらは自分達が見えない棘で纏われてることを知らないって事なのですが、マジで何だったんでしょうね👇🏻こちらのシーン…

出典:ONE PIECE 1144話/尾田栄一郎 集英社

棘に刺さって痛がっても眠り続け、ついたはずの傷は一瞬で完治してなかった事になり、自分達が棘に纏われてる事に気づいてないって、一体何のために描いたんでしょうか。。

普通に、1144話で棘が刺さった時点で目覚めさせて、顔や体に傷を負い、自分達が棘に纏われていることに気づくという展開にしておけばよかったと思いません?

何のために棘が刺さって痛みを感じたのに目を覚まさずに眠らせ続け(その後自然起床し)、痛みを感じたはずの傷はなかったことになり、そもそも自分達が棘で纏われてる事にも気づかないという展開にする必要があるのでしょうか。。

これがあるせいで、尚更こいつの媚び顔おとぼけリアクションが気持ち悪くて仕方ないんですよね…

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

自分達の状況、何もわかってねェのなお前ら。

鼻くそ羽虫女さん、バリバリしながら宙に浮く

覇王色の覇気で巨人共を気絶させるシーンなのに、宙に浮く鼻くそとしてしか描いてもらえないイム軍子。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

👇🏻これです。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

笑うしかねェ😂

なんだこの鼻くそ描写。

ちなみに、巨人達とのサイズ差はこの通り👇🏻

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

なんでこんな鼻くそにしか見えない距離までカメラを引く必要があるのかと言えば、絵を描くのが面倒だからか、時間がないからでしょう。

408歳、責任回避成功後、急に同情乞食スタンスから立ち直り、険しい表情になる変わり身の速さを披露

前話まで図書館を燃やされる事に絶望してぐずり泣きして、村人達に慰めてもらってたのに、

「ヤルル様のせいじゃありません!!!」という言葉を引き出して、責任回避が完了するや、急に涙が乾き、図書館の事など忘れ、鋭い眼光で敵のいる方角を睨みつけてカッコつけてしまう自意識過剰ジイさんへと変貌。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

常にカメラを意識したパフォーマンスをしているだけで、全く中身がありません。

こいつ今話のラストでは、「戦士に逃げろなどと言うもんじゃない…」と言い出しますからね😂

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

バカが。

何を急に「戦士」名乗ってカッコつけ出してんだよ408歳のボンクラボケ老人。

緊急事態に一切動かず、置物のようにそこに居座り続けて、敵の言われるがまま・なされるがままとなっている事は、逃げてる事と変わらねェんだよ。

図書館の焼失を泣いて悔やむだけで、消火に向かう事も阻止に向かう事もせず、しっかり間をかけて敵を睨み続けるって、お前の中では「燃えていく図書館」の事はすでに記憶から抜け落ちてんのか?笑

お前のそのカメラを意識したパフォーマンスをしてる間も、図書館の本はどんどん燃えていってるんだぞ?

一冊でも多くの本を、一節でも多くの文章を残すために何かしようとは思わんのか貴様は。

自分で散々逃げ続けておいて、「逃げろ」と言われたら「戦士に逃げろなどというもんじゃない」ってよ、笑わすんじゃねェよ😂

つーかお前「戦士」だったのかよ。

あまりにもその場から動かず判断も遅く使い物にならんから、ただのエルバフ最古のガラクタ粗大ゴミかと思ったわ。

何でもアリすぎて何やってるのかわからん

どこからどう出してんのかわからんが(おそらくトライデントで)「魔法陣」を出して、「大砲」(の砲口部分だけ)出して砲撃した感じですかね?

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

何でそんなことができるんだ、という疑問に対する説明や描写は一切ないため、「何でもアリの能力だから」としか受け取りようがありません。

が、それ以上に私がツッコミたいのは構図のわかりづらさです。

モブ巨人達の視点で、真正面から砲撃された後、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

そのまま👇🏻こいつの姿を正面から描いているのに、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

なぜか砲弾の爆煙(と「うわあああ!!!」という叫び声)は、こいつの「背後」に描かれている。

この描写のせいで、「さっきの攻撃は何だったのか」がさらにわかりづらくなっています。

なんで「正面」から撃ってきたのに、こいつの「背後」に爆炎があるんでしょうね。

こいつが砲撃後に後ろを向いたのでしょうか?

それとも砲撃後に着弾場所よりも前に(カメラの方へ)移動してきたのでしょうか?

一体何のために?

というか、そう読み取れる描写は一切ありません。

ただでさえ何でもアリすぎて何をやってるのかわかりづらいというのに、そのわかりづらさを作画で解決することを放棄しているため、ひたすら「何してんのかわからん」(ゆえになぜそんなことができるのかも読み取りようがない)という崩壊の仕方をしています。

自分が描きたい・描きやすい絵を選んで描いているだけで、読者の理解やわかりやすさなどまるで考えていないことがよくわかります。

今更MMAなんぞに頼る謎

軍子に乗り移ったイムが、「反発など許すな…!! キリンガム ヌシアのMMAはこんなものか?」と急にMMAを頼りにする発言をし出すのですが、なぜ今更MMAなんぞに頼る必要があるのでしょうか。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

というか、こんなインパクトを出したい見せゴマのセリフを「MMAはこんなものか?」にしてしまうって、中身が無さすぎるしズレてるとしか思えないんですよね。もっとカッコよくて、圧倒的強者感や絶望感を抱かせるようなセリフを言わせればいいのに。

もっと言えば、「悪魔」のビジュアル自体、ロビンの二番煎じでしかないため何のインパクトもありません。

出典:ONE PIECE 1021話/尾田栄一郎 集英社

同じビジュアル先に見せちゃってるのに、(ロビンより圧倒的大物の立場のキャラに)同じビジュアルで登場させても、格が下がるだけでしょう。

その上、MMAなど「子供のイメージゆえ弱い」という見掛け倒し設定で、あっさり瞬殺されるザコ怪物だったものを真っ先にあてにするような発言をさせてしまうシマツ。

出典:ONE PIECE 1145話/尾田栄一郎 集英社

(チート能力者にして)イムの恐ろしさや全能感を描くどころか、(頭が悪く思考が浅はかすぎて)小物凡人感を増す結果となっています。

これに対し、「いくつもの“悪夢穴(ナイトメアホール)”は開きっぱなしゆえ!! 島中の悪夢から怪物達は生まれ続けています!!」「死の概念のない夢の生物達はおれの合図で全員いつでも蘇生可能!!」とこれまた意味不明かつ的外れな返しをしてしまうキリンの頭の悪さも見てられません。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

このセリフがキモいのは、

  • 答えになっていない上、
  • (小手先の後付けとしか思えない雑さと唐突さで)能力の設定無視して何でもアリ化している

点です。

まず、MMAは「子供のイメージゆえ弱かったため、あっさり排除されてしまい、何の役にも立たなかった」という前提がある中で、「ヌシアのMMAはこんなものか?」と聞かれたのだから、「強いMMAを出せる(ないし弱いMMAをパワーアップできる)」という(「子供のイメージゆえ弱かった」という点を克服した)返しをしなければ何の意味もありません。

  • (子供の夢から)雑魚MMAを大量に生み出す。
  • 雑魚ゆえあっさりやられる。
  • 「お前のMMAはこんなものか?」と煽られる。
  • 「いえ、(雑魚MMAは)まだ続々と生まれてますし、いくらでも復活できます!」

って回答として的外れすぎるでしょう。

こいつ、絶対仕事できませんよ。

テレアポしまくって一件も成約できてない営業が、「お前の実力はそんなもんか?」と上司から煽られた結果、(なぜ制約が取れないかなど一切考えず、改善もしようとせずに)「いえ、まだまだ電話かけられます!!」と返してしまうくらいの絶望的無能感。

たとえば「(子供達のイメージの怪物を具現化し、大人達の記憶に植え付けた上で)大人達も眠らせる事で、より強力なMMAを生み出している(最初からそれが狙いだった)」という返しをするのなら、「お前のMMAはそんなものか?」に対する返答として、「いえ、もっと強力な(戦力となる)MMAを出せます」という事になるので理解できますし、唐突な後付け設定も必要なく、理屈も通ります。

しかしこいつは、「雑魚MMAは今も生まれ続けてるし、いくらでも蘇生可能です!」とアピールしてしまうわけです。

バカなのかな。

それが何のアピールになってると思ってるんでしょうかこいつは。

この答えでイムが満足し、納得してくれると思うのでしょうか。

と思ったところ、なんとイムはこの答えで納得して満足してしまうんですよね笑

もうわけわかんねェ😂 なんなんだこいつら…

全員揃ってどこまで底抜けの無能であり、バカなんでしょうか。。

これでは、イムのセリフは「ヌシアのMMAは、子供達が目覚めてしまったのでもう新たに生み出せず、こんな数と耐久力で終わりなのか?」という意味だったって事になってしまいますが、その解釈でいいんですかね?

つまり、イムは子供のイメージゆえ雑魚でしかないMMAを「もっと生み出すか、復活させるかできないのか?」と確認したという事でしょうか。

何のために?

人格を乗っ取って、敵を味方にひっくり返せるチート能力を有しておきながら、「子供のイメージゆえ雑魚と確定している怪物」を大量生産することに何の意味があるのでしょうか。

唯一考えられるのは、雑魚MMAでもイムの能力によって「常ならざる腕力」を与えられる(あるいは「悪魔化(凶暴化)できる)ため、きちんと「戦力」になる(とイムはわかっている)から復活させた、という可能性です。

実際、最終ページのMMA達は、(ドリブロ同様)目から光が出ているため、「ドミ・リバーシ」をかけられているという事なのでしょう。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

しかしねェ、それをやってしまったら、「恐ろしい怪物」をマリージョアの大人達でしっかりイメージした上で夢に見て、キリンがそれを取り出してイムが「腕力」を与えれば、いくらでも「巨人以上の巨体」かつ「夢の生物達ゆえ死の概念がない」最強の怪物を、自動かつ無限に生み出せることになるわけですから、エルバフを支配下に置いて巨人族を戦闘奴隷にする必要性など微塵もなくなってしまい、こいつらの目的自体が意味を失ってしまうのですから、それは一番やっちゃダメでしょう。

いや、もうイムの能力を何でもアリにしてる時点で、作品の根底から破綻させられているので、ここの設定を詰めたところでどうにもならないのですが。

いずれにせよ、MMAを復活させる意味など全くないどころか、それによってキャラと作品を殺す結果となっている事は明らかです。

キリンの能力が意味不明に

そもそもキリンの能力とは「相手を強制的に眠らせて夢を見させる事で、その夢の中のものを具現化して取り出せる」というものであり、

出典:ONE PIECE 1143話/尾田栄一郎 集英社

その夢は、意図したものを取り出すため、相手がそれを思い浮かべるように、事前に質問するなり、そのキーワードを口にするなりして働きかける必要がありました。

出典:ONE PIECE 1143話/尾田栄一郎 集英社

これは「眠っている間(夢を見ている間)でないと具現化はできない」という事ですから、「子供達が目覚めたら、新たなMMAは生み出せない(MMAを増やすには再度眠らせて夢を見させる必要がある)」と読むのが自然でしょう。

しかし今話で、「いくつもの“悪夢穴”は開きっぱなしゆえ!! 島中の悪夢から怪物達は生まれ続けています!!」という追加説明がなされます。

このセリフは2つの点で意味がわかりません。

1つは、これは人質にした9名の夢なのか、学校でまだ眠っている残りの子供達の夢なのか、という点。

もう1つは、いつから「島中」で「悪夢」が見られている状況になったのか、という点です。

前者について、人質の9名はもう目を覚ましているのだから、こいつらの悪夢から怪物が生まれるということは、普通であれば考えられません。

一方で、学校にいた子供達はまだ寝ている描写がありますから、

出典:ONE PIECE 1149話/尾田栄一郎 集英社

今生まれているMMA達は、この子供達の悪夢によるものと解釈するのが自然でしょう。

しかしキリンは「島中の悪夢から怪物達は生まれ続けています!!」と言っているわけですね。

いつから「島中」の人間が寝てる状況になったんでしょうか。

学校の子供達以外にも眠らされた連中がいるのでしょうか?

それとも一度眠らせて悪夢からMMAを取り出したら、その後コピーを無限生成できるという能力ゆえ、人質9名の夢からも(すでに目を覚ましているが)MMAは生まれ続けているから、学校の子供達と人質の子供達の悪夢を「島中の悪夢」と表現してるのでしょうか?

2箇所だけなのに?😂笑

あるいはMMAはその子供達の夢を元にしているが、それが現れる場所である“悪夢穴”を「島中」に配置してるから、「島中でMMAが生まれ続けてる」という事を言いたいのでしょうか。

それなら「島中の“悪夢穴”からMMAは生まれ続けてる」が正しい説明で、「島中の“悪夢”から怪物達は生まれ続けている」わけじゃねェだろボケとしか言いようがありません。「島中」で「悪夢が見られてる」わけじゃないのですから。

要するに、この説明では「まだ学校で眠っている子供達の悪夢から生まれ続けている」と読めばいいのか、「一度夢から取り出したものは(当人が起きた後も)そのコピーをいくらでも“悪夢穴”から生み出せる」という能力の設定(制約)を超越して後付けがなされたと読めばいいのかがわからないわけですね。

これらがわからないせいで、「“悪夢穴”」とは、

  • 「一度夢を見させたらその記録が残り、目が覚めた後でもMMAのコピーを無限かつ自動で生み出し続けられる穴」なのか、
  • 「夢を見ている間は、キリンが自分の手で“取り出す”事をせずとも、自動的に生み出す事ができる穴」なのか

がわかりません。

後者であれば、学校で眠っている子供達の悪夢から、MMAが「“悪夢穴”」を通して自動的に生み出されている、という事なので、まだ能力の範疇として理解できますが、前者だとしたらもう(夢を具現化するという)能力を逸脱しすぎでしょう。

全員目を覚ました後でもMMAを生み出せるとなると、それは「夢を具現」しているわけではなくなってしまうからです。

でも、キリンのセリフを見る限り、こちらの意味合いとしか読み取れないんですよね。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

なぜなら「島中の“悪夢”」と言いながら、「島中」で眠ってる人間など存在しない(描写されていない)からです。

言葉通りとれば、「眠ってる人間が島中にいるわけではないけど、島中からMMAを生み出せる」ということになるため、「一度夢を見させたら目が覚めた後でもコピーを無限かつ自動で生み出し続けられる穴」を「島中」に設置している、と読むのが自然でしょう。

現時点で眠っているのは学校に残っている子供達だけであり、こいつらの夢からMMAが生まれ続けているだけなのであれば、「島中の“悪夢”から怪物達は生まれ続けています!!」なんて言い方にはならず、「学校で眠らせてる子供達から怪物達は生まれ続けています!!」という説明になるはずだからです。

しかし対象が目覚めた後でも取り出せるとなると、理屈上、過去に具現化した事のあるMMAならどれでも取り出せる事になってしまうため、このガキ共のMMA達にこだわる必要がなくなり、過去に具現化した事のあるもっと強いMMAを生み出した方がいい、という話になってしまいます。

もちろん、メモリできる期間や数の制約はあるのかもしれませんが、そうした説明は一切なされていないため、要するに「何でもアリのご都合主義能力」としか読みようがありません。

気持ち悪いほど不自然な「説明セリフ」を使っておきながら、日本語が酷過ぎてその説明さえ理解不能であり、整合性のとれる解釈ができず、何も理解できない。

とても少年読者を対象にしているとは思えないわかりづらさと破綻具合です。

キリンの「説明セリフ」のキモさ

もう一つ、このキリンのセリフのキモさとあり得なさについても触れておきます。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

「いや御大!! いくつもの“悪夢穴(ナイトメアホール)”は開きっぱなしゆえ!! 島中の悪夢から怪物達は生まれ続けています!!」「死の概念のない夢の生物達はおれの合図で全員いつでも蘇生可能!!」

まず、これは完全に「キリンからイムに対する説明」ではなく、「作者から読者に対する説明」となっています。

キリンが、イムに対して説明する場合、「いくつもの“悪夢穴”」だの「死の概念のない夢の生物達は」なんてセリフには絶対になりません。

前者については、“悪夢穴”を設置した(つまりその数を把握している)当事者が、そんな曖昧な伝え方をする事などあり得えませんし、後者については、わざわざこの場でイムに「夢の生物達には死の概念がない(だからおれの合図で全員いつでも蘇生可能)」なんて説明する必要がないからです。

「お前のMMAはこんなものか?」と問われ、「全員いつでも蘇生可能」である事を伝えたいなら、そう伝えればいいだけであり、聞かれてもない「全員いつでも蘇生可能である理由」を説明する必要など全くありません。(何をグズグズしている」と詰められてる状況なのだから尚更です)

ではなぜこんな説明をしているのかと言えば、読者に教えてあげるためです。イムに向けて話してるのに、読者を意識しながらしゃべってるから、気持ち悪く、あり得ない説明セリフになっているわけですね。

さらにあり得ないのが、「死の概念のない夢の生物達はおれの合図で全員いつでも蘇生可能」なら、なぜイムに詰められるまでやってなかったのか、という点です。

そんな得意げに、理屈まで説明しながら「おれの合図で全員いつでも蘇生可能」という容易さをアピールしているのに、なんで今まで復活させずに放置してたんだよ笑

そんなに容易なら、倒された瞬間にすぐに蘇生させとけよ。それができるのにしなかった理由は何だよ。

キリン自身、このMMAは雑魚すぎるから復活させる価値はないと思っていたのでしょうか?

イムはそんな雑魚MMAを真っ先に頼りにして、復活をご所望されたということで宜しいでしょうか?

つーか、「夢の生物」なのになんで気は失うんだよ笑

ダメージの概念はあるが死の概念はないって、どんな御都合主義設定なんだよ。

「夢の生物達だから死の概念がない」という点を強みにしたいなら、そもそも「ダメージを受けて気絶する」という描写自体不要だろうが。

意味わかんねェんだよ、お前らの言ってることもやってる事も何もかも全部。

一度退場させた雑魚キャラ(かつ描く価値のない無駄キャラ)を、小手先の雑な理由付けによって簡単に復活させて、そこまでに描いたシーンを無価値化させつつ間延びさせる展開、まるで「ワノ国」の後半を見ているようです。

しかも「雑魚のまま」復活させるんですから、その無意味さたるや破綻してるとしか言いようがありません。

結論、作者がビジュアル的なインパクトや絶望感を出したいがために、無理矢理復活させただけとしか思えないんですよね。

最後のページ、巨人族だけだとインパクトが出ないですからね。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

というか、巨人族だけでインパクトを出すには、巨人族をさらに大きく描いた上で人数を増やさなければならず、作画がめちゃめちゃ大変になるから、作画がシンプルで楽で、いくらでもデカくできるMMAを背後に描いて空白を埋め、(手を抜きつつ)インパクトある1枚絵にするために、無理矢理理由を作ってMMAを復活させたのでしょう。

チートの能力をもったイムを登場させておいて、雑魚MMAをあてにして復活させる意味などないんですから、それ以外考えられませんよ。

「御大」呼びによってイムをさらに小物化

これは細かい点ですが、「御大」呼びが馴れ馴れし過ぎて違和感しかありませんでした。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

イムに対する五老星達のこれまでの接し方を見るに、天竜人の中でも1人だけ別格の存在で、絶対的かつ器が違いすぎて謁見することすらままならない圧倒的格差があり、五老星からも畏怖され、常にご機嫌を伺いながら慎重に会話しなければ命に関わるような恐ろしい存在かと思っていたのですが、「神の騎士団」のような無能ボンクラ達から「御大」なんて馴れ馴れしい呼び方をされてしまった事で、その格を一気に凡人上司レベルまで落とす結果となりました。

要は、「超常能力を有した倫理観のバグった手のつけられない独裁的我儘カリスマ悪魔」ではなく、「普段から部下達とコミュニケーションをとって近しい関係性を築いている(が、やることなすこと的外れで救いようもない)凡人無能上司」にしか見えなくなってしまった。

「懐剣」という言い方からして、イム直属の護衛部隊的な位置付けで、五老星達のよりも近い距離感の存在なのかもしれませんが、これも後付けにしか見えないんですよね。

どう考えても「世界最高権力者」である五老星こそ、イムと直接会話できる唯一の存在とすべきであり、「神の騎士団」は天竜人全般を守るためのマリージョアの護衛部隊くらいの位置付けにしておくべきだったでしょう。実際、当初はそんな位置付けだったのではと思うんですよね。

それがエッグヘッドを盛り上げるために(イムの次点にいた)「五老星」を先に登場させてみたものの、大して盛り上がらず、無能さを指摘されるばかりで肩書きもキャラも死んでしまったため、速攻で切り捨てて、「神の騎士団」を格上げする事にしたようにしか見えません。

仮に、「神の騎士団」をイム直属の護衛部隊で、五老星よりも立場は上(ないし同等)という場合、五老星を戦闘の前線に引っ張り出す前に、その点を描いて伝えておかなければなりませんでした。

明らかに五老星より下の立場に見える連中を、五老星が切り捨てられた後に格上げされても、後付け改変にしか見えないからです。

五老星よりイムに近しい立場であること(五老星よりも上の立場であること)を(後付けで)伝える方法が、「御大」呼びだと考えると、笑うしかありません。

そもそも「御大」など「騎士団」が使う言葉とも思えないためミスマッチ感がすごく、めちゃめちゃ浮いていて天竜人の世界観にそぐわないんですよね。

ソマーズに列を率いらせる意味

「ソマーズ 童共の列を率いよ…!!」と言ってソマーズに列を率いさせるのですが、これも意味がわからない。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

イムが軍子を乗っ取った事で、軍子の能力が切れてしまう(子供達を強制的に歩かせることができなくなる)から、ソマーズが先導して港まで連れていけということでしょうか。

それならそう言わせろって…「列を率いよ」だけじゃ伝わらないでしょう。

普通に読んだら、「今まで同行・監視係だった軍子はイムが乗っ取って別行動を取るから、その役割をソマーズに任せた」と受け取る他ありません。

つまり「軍子の能力はまだ有効で、勝手に歩く状態は変わっていないけど、巨人共が邪魔しに来ているので、妨げられないように見張っておけ」ということです。

しかし、それなら言葉が違うんですよね。子供達は目的地に向かって自動的に歩いているのですから、列を率いる必要などありません。

必要なのは「敵の妨害や救出から阻む(自動で歩いていく子供達を護衛する)」任務であって、「列を率いる」任務ではないのです。ソマーズが歩く方角に先導して「列を率いる」わけではなく、目的地に向かって自動で進む列に同行するだけなんですから。

どうでもいい事に聞こえるかもしれませんが、「列を率いる」という表現をしてしまうと、軍子の能力が切れて、自動で歩かせることができなくなっている可能性が出てきてしまうため、状況が正しく伝わらなくなるのです。

なんなら、軍子を乗っ取って、イムが自由に自分の能力を使っているのに、軍子の能力が維持されている事のほうがおかしな話です。

そして、仮に軍子の能力が切れてしまったから、ソマーズに「列を率いよ」と命じた場合、今度は「すでに子供達はイムの覇王色によって気絶させた後である」という要素が乗っかってきます。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

つまり、「気絶して倒れてる子供達をどうやって率いるのか」という問題が出てきてしまう。

こうなると、訳の分からなさは更に拡大していきます。

だから誤解を与えない、的確な表現や言葉選びが必要なのです。

結論、イムは軍子の体を乗っ取ったけど、軍子の能力は生きていて、(眠ったまま歩けるわけなので気絶しても歩ける事は変わらず)「軍子の能力下で、気絶して涎垂らしたまま白目を剥いて歩き続ける子供達に付き添って護衛しながら港まで連れて行け」という事でしょう。

が、「童共の列を率いよ…!!」というセリフしかないため、その解釈が正しいのかどうか判断できないのです。

だから読んでて気持ち悪い。

キャラのセリフが説明的な割に説明不足で、日本語としてもおかしいため、何も理解できないまま話が進んでいきます。

作者の脳内だけでは成立しているのでしょうか。

読者に理解させる気がないのなら、もう個人出版で描けばいいのに。

そもそも、この後巨人族を人格ごと乗っ取るのに、子供の「人質」など必要あるのでしょうか。

「問題は…童共をエサに誰と交渉するかだ」などと言ってますが、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

人格ごと乗っ取れる(反転させて意のままに操れる)のに、なぜ子供をエサにして「交渉」する必要があるのでしょうか。

しかも「国王不在ゆえ交渉相手がいない」状況で、ですよ?

相手を簡単に人格ごと乗っ取って意のままに操れる(つまり国ごと乗っ取れる能力を持っている)のに、国王不在で交渉相手がいないからと、自分で人格を乗っ取った相手を国王に立てて、そいつと交渉するために子供達をエサにするって、不毛すぎるし、マッチポンプにも程があるでしょう。

一体何がしたいのでしょうかこいつらは。

巨人族を戦闘奴隷にすることが目的なら、全員悪魔化して従えればいいんじゃないんですかね?

外部の目を気にして、(人格ごと乗っ取ったという形ではなく)国のトップと正式に契約した上で支配下に置いた、という体裁を整えようとしているのでしょうか。

神であり悪魔でもあり、誰でも意のままに操れる能力を持っておきながら、一体どこに筋を通そうとしているのか。

あるいは「ドミ・リバーシ」には時間制限があるから、巨人族を操って(その時間内に)巨人族を降伏させるつもりってことでしょうか。

しかし「一定の寿命と引き換えに“不死の体”と“常ならざる腕力”を与える…ムーの支配の元 常識と理性はヌシアを縛らぬ」としか言っておらず、これを「悪魔契約(アー・クワール)」と呼び「悪の力を与える」と言ってるわけなので、そんな制限があるとは思えません。制限があるのなら「しばらくの間」とか「一定時間」のように、それを意味する言葉を入れるはずです。

そもそも、それは力で制圧している事と変わらないため、交渉でも何でもなく、ゆえにわざわざ「交渉相手」を立てて「人質をエサに交渉」する事など茶番でしかありませんし、何より、「魔法が解けた後は元の人格に戻る」場合、口約束だろうが契約書を結んでようが、人格を奪われた間の同意事項など、破棄されて然るべきものですから、交渉によって合意を得る過程に何の意味もないだろうとしか思えません。

体はすぐに戻ったが腕はなかなか戻らない

この描写も意味がわからない。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

こいつは、先に右腕を斬られて、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

その後に胴体を斬られたわけですが、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

どう考えても後者の方が(斬られた範囲が広範である事に加え、組織も複雑ゆえ)重症でしょうに、胴体の傷はあっさり回復して、右腕はまだ回復途中という描写がなされています。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

そしてその理由も説明なし。

ギャバンは「腕」を切る時は(再生が遅れる覇気を纏うなど)「効く」攻撃したが、「胴体」を切る際にはその力は使わなかったという事でしょうか。

それとも、胴体を切る際はソマーズが(覇気を使って)ギャバンの力を防いだのでしょうか。

何の説明も描写(の違い)もないため、読者はなんにも読み取れません。

不意打ちされた右腕とは違い、胴体は真っ正面から対峙した際に斬られたものだから防御する余裕があったとか、そのおかげでダメージは浅く復活は容易だった、といった設定でもあるのでしょうか。

その場合、ギャバンは攻撃が効く理屈をよくわかってないまま、胴体を真っ二つにしたから倒したものと思い込んで、満足げにその場を去った、ということでしょうか。

あるいは、不意打ちの(覇気によるガードが間に合わない)攻撃じゃないと効かない事を知っていながら、真っ正面から斬った胴体が覇気で防がれている可能性や、右腕のダメージより浅くて回復が速いことに思考が及ばず、その場を立ち去ったということでしょうか。

いずれにせよ無能としか言いようがありません。

まぁ実際無能だったので何の齟齬もないのですが、そんなんでいいんでしょうか、海賊王の左腕。

普通に、右腕の方が先に回復して、胴体が後から回復する順番であれば(つまり👇🏻こちらのコマで右腕も回復済みの描写になっていれば)こうしたツッコミは生じないというのに、何のために右腕の復活の方が遅い描写にしているのでしょうか。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

きっとダメージの差や理屈など何も考えておらず、単に「ギャバンのさっきの攻撃が効いている事」(元に戻るまでに時間がかかっている事)を伝えるために、描きやすい構図と絵を選んだのでしょう。

胴体がゆっくり回復していく中でしゃべらせる作画にすると、(これまで描いたことがないため)大変ですからね。

そりゃ、👇🏻これで「胴体の復活」を処理できるならその方が楽でしょう。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

どんな描写やねん笑

「胴体がくっついた後もまだ痛みが抜けず、痛がりながら立ちあがろうとしているジジイ」か?

それとも「ギックリ腰で立ち上がれなくなったジジイ」を描いてるのでしょうか?

延々読者を置いてけぼりにしながら、作者が描きたい(楽な)描写だけで話が進められていくから、わからないことばかりが積み重なっていきます。

乗り移れるのは軍子だけ?

オッドアイだった軍子が、イムに乗っ取られた後は両目とも同じになっているので、この点が憑依対象が軍子である理由と関係している可能性はありそうです。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

たとえば軍子はイムの何らかの能力にかかって憑依対象の肉体となっており、それがオッドアイで表されているなど。

要は誰に対しても憑依できるわけではなく、少なくともこの場では軍子にしか憑依できない、ということですね。

今後別の憑依できる(オッドアイの)キャラが登場(追加)される可能性もありますが、それをやり出したらいよいよ駄作丸出しの引き延ばしとなってしまう一方、そんな便利な操り人形を一人しか作っていないのもおかしいため、一人にしか使えないとか、何らかの条件を満たした肉体でないと使えないという制限があるのかもしれません。

尚、仮に1人しか作れない場合、自分が憑依できる相手を選ぶなら同性を選ぶのが自然な気がするので、イムが女性の可能性がまた高まった気がしますね。

これでオッサンだったら、「パンツ女を好んで憑依対象に選んだネカマキモオジ」要素も追加されてしまうため、見る目が変わってきてしまいそうです。

見たくないわぁ…そんな展開。

尚、もし誰にでも憑依できるのだとしたら、敵味方誰でも操れる事になってしまい、尚更物語が破綻してしまうので、流石にそれはないでしょう。

何らかの制限はあるはずですが、今後この点は説明がなされるのでしょうか。。

今のワンピースを見る限り、特に何も考えられておらず、説明されないまま終わる可能性も全然あり得そうですね。

セリフをもえらず、顔も隠されてしまう鼻

「ルフィ達は!? 今どこに!?」と今存在を思い出したかのようにその名前を口に出す暗黒女。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

遅ェ…お前らルフィの事なんだと思ってんだ…としか思えないのですが、それ以上に酷いのは、鼻がセリフも与えられず、なぜか無言でプンスカしてる様子を、露出狂女の後ろで半分顔が隠れた状態で描かれているという事です。

ぎゃーぎゃー騒ぐ事しか役割がないため、騒ぐ必要のないシーンではセリフを与えられず、顔さえ描かれなくなってしまいました笑

しかし何に怒ってるんでしょうねこいつは。

こんな大変な時にこの場にいないルフィ達に文句を言いたいのでしょうか?

うるせェよボケ。

てめーがまず「勇敢なる海の戦士」として役に立つ行動をしろよやカス。

お前エルバフに来てからやった事、酒飲んで酔っ払って巨人族に粗相して、敵にやられて捕まっただけだぞ。

しゃべってねェのになんてうるせェ鼻くそだ。

「何かしなきゃ…このまま捕まってるだけ」

「何かしなきゃ」じゃねェよ😂

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

この期に及んで何で「何をすべきか」「何ができるか」さえわかってないんだよ…

そんな曖昧な目的意識でよくこの状況を受け入れられるな。

口にするなら「何とかしなきゃ…!!」だろうが。

図書館が気がかりなら「何とかして図書館の火を止めに行かなきゃ」だろう。

そのためにもがくならお前の心情に共感もできるが、命の恩人であるサウロが殺されかけ、子供達が危機に陥り、図書館燃やされてる状況で、なんで「何かしなきゃ…」なんて「何をすべきか」わかってないような、目的意識皆無で当事者意識希薄なセリフが出てくるんだよ。

そんなふわっとしたセリフじゃなくて、子供達や図書館を絶対に守らなければならない、明確な意思を感じるセリフを吐けよ。

「何かしなきゃ」というのは、自分の役割やできる事、すべき事がわかっておらず、状況認識や問題解決のための道筋を考えられない、がむしゃらに動くことしかできない人間のセリフなんだよ。

何でこの状況で、(サウロの肩の上から散々状況を傍観しながら、サウロを犠牲にして敵の観察までしてたくせに)「何をすべきか」わからねェんだよ。

いつからそんなにバカになったんだよお前。

チート能力者のくせに、思考が小物すぎる

軍子に憑依して自由に動いたり、対象者の人格を(反転させて)意のまま操るというチート能力を有しておきながら、出てきた言葉が、「問題は…童共をエサに誰と交渉するかだ」という的外れ具合。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

頭の中何も入ってないのかな…

状況認識と打ち手が的外れな上、思考のスケールが小さ過ぎません?

「問題は…童共をエサに誰と交渉するかだ」

バカが、そこは問題じゃねェよ笑

お前の能力があれば「交渉」などする必要なく、強制的に自分達の勢力にできるのに、一体誰に、何の交渉をしようとしてんだよ😂

その力でエルバフ中の人間を悪にひっくり返せば終いだろうが。

全員ひっくり返すのが大変なら、「一番発言権の強い人間」をひっくり返してそいつに命令させるか、「一番強い戦士」を引き込んで、逆らっても無駄であることを悟らせて降伏させるかしろよ。

そこに「人質」なんざ必要ねェんだよ。

何のための人質なんだよ。

ここまでエルバフに侵略しておきながら、一体誰とどんな交渉をするつもりなんだよ。

何で交渉に意味があると思えるんだよ。

全員悪魔化することができない制約があるのなら、そこをまず読者に説明しろよ。伝わるように描けよ。

そもそもそんな能力があるなら、無能の部下達にロキの勧誘など任せずに、お前が遠隔でロキに「ドミ・リバーシ」かければよかっただろうが。

なんでチート能力有しておきながら、その使い方が底抜けのバカなんだよ。

それとも神の名を持つ「悪魔の実」を食べた物には「ドミ・リバーシ」は効かず、ロキもその能力者だからその手は使えなかったとでもいうつもりか?

だとしても、それならそれ以外の巨人達を全員ひっくり返せばエルバフは乗っ取れるわけで、人質なんざ何の使いどころもないだろうが。

何なんだよこいつら。

なんでいちいちこんな意味不明で的外れな言動しかできないんでしょうか。

理解できない行動をとりながら、何の説明もないため、描かれれば描かれるほど物語が壊れていくという地獄のような状況になっています。

「エルバフを混乱させた元凶」というクソ甘認識

ようやく敵の本体である侵入者達の前に到着したボンクラ木偶の坊一族。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

子供達の命を握られ、子供の一人は学校と図書館を守るために命を捨てる覚悟を示し、そうでもして守ろうとした学校と図書館を燃やされたエルバフの現状を、「混乱」と表現してしまいます。

お前、今のエルバフを見て「混乱させられた」と思ってんのか😂

ここまでされて、まだそんな甘い認識だったのか。

「この国をめちゃくちゃにしやがった」とか「我らの国を侵略しにきた」など、きちんと「実害」を受けている事とそれに対して激しい怒りを抱いていることが感じられる言葉を口にしろよ。

「混乱」だけじゃ、「マネマネの実」で権力者に化けられた事で国民が騙され、統制が効かなくなったくらいの状況にしか聞こえず、子供の命が狙われ、殺されそうになった事や、図書館を燃やされた事に対する怒りや憎しみが微塵も感じられないんだよ。

何なら「混乱で済んでよかった」くらいの認識じゃねェか。

図書館燃やされてんだぞ?笑

この後さらに、「子供らは返して貰う!! 他に仲間は何人だ!?」と今更敵の人数を気にするのですが、このセリフもズレていて、こいつの頭の悪さを存分に発揮しています。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

なんで真っ先に人数気にしてんだよ😂

敵の本体と対峙して、真っ先に「人数」聞いてどうするつもりなんだよ。

「子供らを返して貰う」(ためにしなければならないこと)事と「他に仲間は何人いるか」など全然関係がないため、意味がつながっておらず、完全に別々のセリフとして、「子供らは返して貰う!!」と宣言した上で、「他に仲間は何人だ!?」と質問した形となっています。

これは「他に仲間が何人いるか」がこいつにとって何より重要な情報で、真っ先に知りたい情報だということです。

なんでだよ笑

おそらくこいつの頭の中では、「子供達は返してもらった上で、敵を全員倒しに行くつもりだから人数を聞いてる」という事なのでしょうが、この状況で1つだけ質問できるとして、「敵の人数」を最優先で確認しようとする意味がわかりません。

敵を倒しに行くつもりなら、「人数」よりも「居場所」や「頭」が誰かを聞くか、あるいは子供達を連行している「能力」について聞くべきでしょう。こいつは火事の際に子供達が止まらずに、火の中へ歩いていく様子を見てるんですから。

出典:ONE PIECE 1145話/尾田栄一郎 集英社

人数を聞いて、「3人だ」と答えてもらったとして、こいつはその情報をもとに何をするつもりなのでしょうか?

「野郎共!! 敵は3人だァ〜〜〜!!(残り2人がどこにいるかは知らんし、誰が頭なのかもわからん!! 敵の能力もわからんから気をつけろ!!)」とでも叫んで周知して、各々に探させるつもりでしょうか?

ボンクラが😂

敵の「居場所」がわからなければ報復を加えることも侵略を止めることもできないのだから、普通にまず場所から聞くべきでしょう。

「残りの仲間はどこにいる」と聞けば、同時に人数も把握できるんですから。

何で「人数」が一番気になっちゃったんだよ笑

そもそも「侵入者は2名以上」という情報までは知らされていて、自分で握ってる女に加え、電伝虫で自己紹介してきたソマーズと、図書館でアンジェに子供達の名前を言わせた人物の3人がいる事は確定していて、何より大量の「怪物」達が発生している状況で、敵の人数を知る事に何の意味があるんだよ。

まずその悪さをしている3人(の内残り2人の居場所を聞いて)撃退しに向かって、最後の1人を始末するタイミングで他にも仲間がいるかどうか聞けばいいだろうが。

もっと言えば、そもそも敵の情報よりも、「何人いようと全員見つけ出してぶち殺してやる!!」くらいのスタンスで怒りをぶつけるセリフを吐いて欲しいんですよね。

「貴様らのフザけた進撃もここまでだ!!」「これ以上貴様らの勝手にはさせねェ!!」とか「我らエルバフの戦士が世界政府の奴隷に下ることなど絶対にない!!」「エルバフの戦士達を舐めるな !!」とか、真っ先に「怒り」や(敵の狙いを)「否定」「阻止」する意思をぶつける言葉をぶつけて欲しいのです。

そうしないと、これまでの被害に対する怒りや恨みが全く感じられず、読者のフラストレーションが解消されないからです。

「子供らは返して貰う!! 他に仲間は何人だ!?」って、ようやく敵の本体に辿り着いた後にぶつけるセリフとして弱すぎません?

具体的な話をするのなら、「子供達を勝手に歩かせてる能力者は誰だ!!」とか「そいつはどこにいる!!(貴様か?)」のように、問題解決に直結する質問をするべきでしょう。

なぜこんな怒りも憎しみも感じない、弱々しくて中身のないセリフを言わせてしまうのか。

メタ的に言えば、読者がすでに知ってる情報を聞き出そうとしてる時点で無駄でしかなく、言わせる価値がないし、それゆれセリフが何の力も持っていません。

どの視点から見ても評価できるポイントがない、0点のセリフでしょう。

先に行かせたはずのドリーが目の前にいるの草

これはもう笑うしかありません。

👇🏻こちらのコマでイム軍子を捕まえたブロギーが、ドリー達を先に行かせるのですが、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

その後、腕を弾かれて脱出され、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

魔法陣を敷かれて、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

ひっくり返されて、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

悪魔にされた後、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

1コマの説明セリフで「わー!! ドリーのお頭もやられたァ!!!」と報告されるのですが、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

なんと、さっきの位置からほぼ進んでない場所で悪魔化されているシマツです笑

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

なんじゃこのシーン😂

シュールすぎて笑ってしまいます。

お前どんだけ足遅ェんだよ…

「先を急げ!!!」と言われて「気をつけろよブロギー!!」と返して走り続けていたのに、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

ブロギーがやられてる間、👆🏻この位置から一歩も動けずそのまま立ち尽くして悪魔化させられた姿として👇🏻こちらのコマを見ると、マヌケすぎて笑ってしまいますよ😂

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

なんでこんなくだらない描き方をしてしまうんでしょうね。

何のために別行動させようとしたんでしょうか。

絵を描くがめんどくさいから、楽に描ける構図にしたのでしょうが、そんなに手間のかかる構図を描きたくないなら「先を急げ」なんて言わせなければいいのに。

このセリフを言わせた以上、最低限、もっとちゃんと離れた場所で悪魔化させてくださいよ。

これじゃドリーのボンクラっぷりが晒されて、辱められてるだけじゃないですか。

408歳の首を斬り落とす意味

木偶の坊2体が悪魔化されるにあたり、408歳の首を斬り落としてくるよう命じられるのですが、これをさせる意味が全くわかりません。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

普通に自分達で切り落とせばよくね?😂笑

ドリブロにヤルルを殺させた上で、王であると宣言させることに一体何の意味があるのでしょうか。

先にあった「問題は…童共をエサに誰と交渉するかだ」「まったくその通りで御大!! 王のいねェ国なんてどうかしてる!!」というやりとりから、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

要するにこいつらは、(童共をエサに)「国王」と交渉する事で、「エルバフを世界政府の戦闘奴隷として支配下に置く」という要求を飲ませたいのだが、国王がいないから誰と交渉していのかわからず、ドリブロを操って(ヤルルを殺した上で)国王に擁立しようとしている、という事なのでしょう。

つまり「能力で操って国王にしたドリブロ」を相手に、人質をエサにして「交渉」しようとしているわけですね。

意味わかんねェ…😂

洗脳できるのに「交渉」する意味もわからんし、洗脳相手との交渉に「人質」を使う意味もわかりません。

洗脳してる時点で従えているのだから、国ごと乗っ取ったようなものであり、少なくとも全員洗脳すれば「人質」も「交渉」も「ヤルルの首を斬り落とす」ことも全て不要となります。

この点どう説明するつもりなのでしょうか。

考えられるのは、ドリブロが勝手に国王を名乗っても誰も納得せず、有名無実化してしまうため、最長老でヤルルを殺した上で宣言させる事で、体裁を整えようとしている、くらいですが、そもそも悪魔化して人格ごと乗っ取れるのに、体裁だの国民の納得だの気にする事に何の意味もなく、不毛でしかありません。

結論、私は「整合性の取れる説明の道はなく完全に詰んでいる」としか思えないんですよね。

ゆえに、ヤルル殺害も子供達を人質にした王(ドリブロ)との交渉も、結局ルフィ達に阻まれて頓挫し、描かれることなく終わるでしょう。

描くつもりがないから、整合性を無視して、それっぽいセリフや危機感を描いて、表面だけ整えてるだけのニオイがプンプンします。

ちなみに、408歳の首を斬り落としてくるよう命じられた事に対し、ブロギーは「バカ言えェ!! おれ達の国の事を!! お前が決めるな!!」と返すのですが、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

これって「ヤルルを殺す選択肢自体はあり得る」と言っているようなものなんですよね。

「国王を殺してお前が国王になれ」と言われて、「おれ達の国の事をお前が決めるな!!!」なんて返し方しますか?

普通、「ヤルルを殺せ」という点に食い付いて、強い否定や拒絶をしません?

これは「殺す事はあり得る」と考えてる人間の返し方でしょう。

ひでェ…😂(この点は後ほど掘り下げます)

また、ソマーズの「王のいねェ国なんてどうかしてる!!」というセリフで引っかかるのは、「お前はハラルドと通じてたからエルバフの事情をわかってるんじゃないのかよ」という点です。

「ハラルドの野郎…しくじりやがって…!!」ということだったので、

出典:ONE PIECE 1146話/尾田栄一郎 集英社

ハラルドの死も、その後新たな国王が擁立されない事も想定外で、それによって「交渉相手(脅迫相手)がいなくなって困っている」という意味で「王のいねェ国なんてどうかしてる!!」と言ってるのでしょうか。

その場合、「お前ら自分達の要望を通すために、いちいち国のトップと交渉する(だからトップがいないと困る)ような連中だっけ?」と思わずにいられません。

「自分達の命令は絶対」という前提で、人権無視して暴力で全ての要求を押し通してきたんじゃなかったんだっけ?

「世界の創造主」だからそれが許される、ってスタンスだったんじゃなかったんだっけ?

「世界政府非加盟国」には、天竜人の権力は通じないんでしたっけ?

いや、むしろ非加盟国に人権はないからいくら人を殺しても問題ないって話でしたよね。

つまりエルバフは暴力で侵略して、支配下に置いて問題ない対象であり、「交渉」を行う必要などないということです。

きちんと巨人族に納得・同意させて、手順を踏んで「世界政府加盟国」にしたいって事なんですかね。。

このやり方で巨人族が納得・同意すると思ってるのでしょうか笑

もう全く天竜人や世界政府の位置付けや目的がわからなくなってしまいましたよ。

「神」を名乗り「絶対的正義」を掲げる軍隊を持つ組織のトップが「悪」を自覚していた

「“悪の力”を授ける」だの「『悪魔』こそ生命のあるべき姿!!」だの言ってしまうのですが、これって自分達(天竜人や世界政府)は「悪」であり「悪魔」であると自覚しているってことですよね。

冒頭で触れた通り、それってワンピースの物語の根幹を覆すことになりませんか。

  • 「海賊」は平和を揺るがす「悪」で、
  • 「海軍」は平和を守る「正義」の味方で、
  • 「世界政府(天竜人)」はこの世界を創った「神」である

という設定の中、行きすぎた正義や権力の暴走による支配が、自由を求める海賊や平和を願う一般市民にとっては「悪」に見える──しかし権力者達にとってはそれも正義であり、平和を守るために必要な犠牲であると思い込んでいるところに、この世界の闇と問題の根深さがある──という構造だからこそ、そこに(本来悪であるはずの)海賊が立ち向かい、打ち滅ぼす事、そしてそれをどのように「正義」として描くかに物語の深みと面白さがあったというのに、「神」と「正義」を名乗っていた相手が、(海賊以上の)「悪」であり「悪魔」であると自覚していた事になってしまっては、単なるチープな勧善懲悪物語となって、作品の深みなど丸ごと失われてしまうだけでなく、敵側のこの世界における存在意義やアイデンティティを否定するようなものであり、世界設定ごと破綻させる事になってしまいます。

端的に言えば、「『悪魔』こそ生命のあるべき姿」だと考えていて、「“悪の力”を授ける」ことができるのであれば、最初から「悪」や「悪魔」として世界を支配すれば良かっただけであり、「正義」だの「神」だの語る必要性など全くなかった事になってしまう。

これはこれまで描いてきたワンピースの世界設定を、根底から破壊する事と同義であると私は思います。

ルフィ(海賊)を「太陽の神」にしてアイデンティティを崩壊させたかと思えば、今度は「世界政府(神)」を「悪魔」にしてアイデンティティを崩壊させる。

これが作者の描きたかった「”ひとつなぎの大秘宝”を巡る海洋冒険ロマン」なのでしょうか。

「正義の味方」である海軍や、この世界の「神」である天竜人達と、自由を求める(本来は悪である)「海賊」達が対立する中で、最終的にルフィが勝利して世界をひっくり返すことへの期待こそ、ワンピースの面白さの核心であり、それは「正義と正義」のぶつかり合いだからこそ、その戦いの描かれ方や行く末が気になり、どのように着地させるのかに興味を持ててたというのに、「神vs悪魔」になってしまっては、海賊漫画ではなくなり、これまで描いてきた事全てが無駄になりますし、「海賊という悪 vs それ以上の悪」となってしまっては、見応え皆無かつ、勝負の行く末や世界の行く末などまるで興味を持てない駄作になってしまうじゃないですか。

読みたいですか?

実は敵は「正義」でも「神」でもなく、「悪」であり「悪魔」であり、それを自覚していて、何なら「『悪魔』こそ生命のあるべき姿」だと思っていて、その力を分け与えることで洗脳し、意のままに操れることもできるけど、今までその能力は一切使ってこず、なぜか「神」と「正義」の立場で支配していた世界で、そこを冒険してきた海賊の主人公が、途中から神となって、悪魔と戦う作品。

「海賊 vs 世界政府」(自由を求める海賊 vs 世界を支配する権力組織)が、「実は“神”だった海賊 vs 実は“悪魔”だった“神”を名乗るこの世の創造主」となって、物語が面白くなると思いますか?

単純に複雑すぎて意味わかんねェし、後付けで“神”だの“悪魔”だの立場をコロコロ変えられてしまっては、どっちが勝っても知ったこっちゃねェとしか思えないでしょう。

モブ巨人のリアクションがうるせェ

リアクションがクソすぎるせいで、シリアスなシーンも台無しです。

イムは必死にシリアスな雰囲気に持っていこうとしているのに、エルバフの木偶の坊共が、都度ギャグリアクション&説明セリフを挟んで、雑音を撒き散らしていくせいで、まるで空気が締まりません。

  • 「ぎゃああ!! お頭の腕がァ~~~~~!!!」
  • 「えェ!? お頭ァ!!」
  • 「うそだ頑丈な頭の腕がァ!!!」
  • 「あの女許さん~~~!!!💢」
  • 「悪魔っつったか!? 何する気だ」
  • 「うわ〜〜〜お頭ァ〜〜〜!!?」
  • 「え…!!」
  • 「うわあああ〜〜〜~!! 悪魔になったァ!!!」
  • 「でかァ~~~~~~!!」
  • 「ブロギーのお頭ァ 何が起きたんだ!?」
  • 「顔こえ~~ 本当に悪魔になったのか!? お頭を返せーー!!!」
  • 「ブロギーのお頭あんた一度も仲間に手ェ上げたことねェよな!!」
  • 「戦士の誇りは…!!」
  • 「わー!! ドリーのお頭もやられたァ!!!」

うるせェ…

キメェ…

なんなんだこのクソセリフ。

もう終わってるでしょう。

何か起きる度に全てモブにリアクションさせて、絵だけでは伝わらない点を補足説明させる。

絵で表現してくださいよ。

これらのリアクション&説明セリフのおかしさ・キモさを、一つ一つ説明するのは面倒なので割愛しますが、「うそだ頑丈な頭の腕がァ!!!」「あの女許さん~~~!!!💢」「うわあああ〜〜〜~!! 悪魔になったァ!!!」「でかァ~~~~~~!!」「顔こえ~~ 本当に悪魔になったのか!? お頭を返せーー!!!」「ブロギーのお頭あんた一度も仲間に手ェ上げたことねェよな!!」は特にキモい。

中でも終わってるのは、「顔こえ~~本当に悪魔になったのか!?」からの「お頭を返せーー!!!」「ブロギーのお頭あんた一度も仲間に手ェ上げたことねェよな!!」という流れです。

セリフのキャラの感情が一切乗っておらず、ブツ切れの言葉を情報として並べているだけ。

まず「顔こえ〜というギャグリアクションがキモすぎるのですが、「本当に悪魔になったのか!?」と疑っているのに、即「お頭を返せーー!!!」と続けて叫ぶ事がありえない。

「悪魔になったのかどうか」が定かじゃないのなら「どうしたんだブロギーのお頭!!」とか「返事をしてくれブロギーのお頭!!」といったセリフで、まずブロギーの正気を確認するのが先でしょう。

なんで「本当に悪魔になったのか!?」と確認しておきながら、そのまま一息で「お頭を返せーー!!!」と(悪魔になった前提で)叫んでんだよ。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

お前の中で、どのタイミングで悪魔になった事を確信したんだよ。

そして、「お頭を返せーー!!!」と敵に向けて叫んだかと思えば、直後に「ブロギーのお頭あんた一度も仲間に手ェ上げたことねェよな!!」と今度は対象をブロギーに変えて叫んでしまうシマツ。

まるでセリフが繋がっておらず、すべて作者が言わせたいセリフをブツ切りで並べているだけです。

「ブロギーのお頭あんた一度も仲間に手ェ上げたことねェよな!!」という無意味な持ち上げセリフもひたすら気持ち悪い。

こいつ100年間、仲間と殺し合いの決闘してたんですけど?

「どちらの獲物がデカいか」で意見がぶつかっただけで殺し合いに発展する人間に、「一度も仲間に手を挙げた事ない」なんて優しい親分アピールして何の意味があんだよ。

アピールするとこそこじゃねェし、何よりブロギーの暴走と攻撃を止めるために口にするのはそのセリフじゃねェだろ。

ブロギーを止めたいなら「やめてくれブロギーのお頭!!」とか「正気を取り戻してくれ!!」と口にするべきでしょう。

何で止める事も逃げる事もせず、その場に立ち尽くしたままブロギーが「一度も仲間に手ェ上げたことねェ」事を説明したいんだよ。

なんでそれがブロギーを止める「説得」になると思ってんだよ。

なんなんだよこの殴ってください言わんばかりの前振りセリフ。

結果、「戦士の誇りは…!!」と言いながらゴミのように吹き飛ばされます笑

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

何が「戦士の誇り」だよ。今更思い出したように小手先でエルバフの設定を持ち出してくんなよ。

つーか他人の「戦士の誇り」を説く前に、てめェが「戦士の誇り」を見せろよキモチワリィ…

よくこんな気持ち悪いセリフを書こうと思えるし、これにOKを出そうと思えるわ。

これだけで「作者の才能は枯れ果てた」「編集者は仕事をしていない」と断言できてしまいます。

今更「腕力」なんて無価値な力を得意げに与える

「一定の“寿命”と引き換えに“不死の体”と“常ならざる腕力”を与える…!!」

このセリフも弱くて締まらない。

“ゴムゴムの実”の覚醒時も、「さらなる“腕力”と“自由”を与える」と言っていましたが、なんで「腕力」なんて中途半端なものを与えることを至高のパワーアップかのように扱うんですかね。。

出典:ONE PIECE 1044話/尾田栄一郎 集英社

これまでこの作品で、「腕力」の違いを感じたことがありますか?

その強さが勝敗を左右する決定的なポイントだと感じたことがありますか?

腕力のイメージなんて、催眠状態のブチやバージェス、モリアの最終形態くらいしか思い浮かばないのですが、それでも前半の海の頃のルフィ(の腕力)でさえ、敵わない相手とは微塵も思わなかったのに、今更「更なる腕力」だの「常ならざる腕力」だの与えたところで、バトルにも物語にも何の意味ももたらさない、無価値な設定追加にしかならないと思うのは私だけでしょうか。

実際、ニカになって手に入れた「更なる腕力」など、どこにどう生かされているのかまるで読み取れません。

「悪魔こそ生命のあるべき姿」らしい

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

「『悪魔』こそ生命のあるべき姿!!」というセリフも、ちょっと何言ってるのかわかりません。

イムは「性悪説」論者で、その悪を持って生きる事、悪魔として存在する事こそ、生命のあるべき姿って事ですかね?

薄っぺらいな。

お前らのやってる事が「悪」であり、「生命のあるべき姿」なのだとすれば、お前らが敵意を向け、制圧しようとしている「海賊」達は「善」という事になるんだが、お前らの中でこの世界の海賊は「善」という認識なのか?

お前らは自分達の事を「神」と呼ばせ、その行いは全てこの世界における「善」であり「正義」である(なぜならこの世界を創造主だから)という設定でやってきたんだから、最後までそのスタンスでやっとけよ。

何を急に自分達が「悪」であり「悪魔」である立場を受け入れてんだよ。

正義ヅラして(正義とは思えない)残虐な行為を正当化してくるお前らを、読者やこの世界の住人達が「悪魔」として見るところに「敵」としての深みがあったのに、自分達が「悪」であり「悪魔」であると自称し出したら興醒めするんだよ。

おそらく「悪魔の実」の起源と結びつけたいのでしょうが、設定追加が強引すぎる上、これまでの設定や描写と噛み合っていないため、作品を破綻させる方にしか機能していません。

“黒転支配”(ドミ・リバーシ)の描写

足元に魔法陣を敷いて、オセロのように白黒をひっくり返すことで、(善良な心を持つ人間を)悪に反転させる的な能力なのでしょうが、そんなことできるならあらゆる邪魔者にその能力を使っとけ、としかならないため、これまでの物語をや世界設定を破綻させるクソみたいな後付けチート能力だといえます。

笑えるのはその描写。

「どわー沈むっ!!!」と緊張感皆無のマヌケ説明リアクションをかまし、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

「おわわわ」「待て〜〜〜〜!!!」とバカ丸出しの騒ぎ方をしながら、

頭から沈んで、下半身が上にある状況だったのに、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

なぜか膝をついて現れるという笑

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

何がどうなったらひっくり返った後にこんな戻り方になるのか。

頭から沼に沈んでおきながら、膝をついて戻ってくる事などあり得ないでしょう。

この立ち上がり方になる場合、一周しないとあり得ないので、反転ではなく1回転したことになる(つまり元に戻る)のではと思うのですが、ま、何となく伝われば、そんな細かい事などどうでもいいのでしょうね。

アニメではどのように表現されるのか見モノです。

「腕力」を与えたのに体ごとデカくなる謎

モブに「でかァ〜〜〜〜!!」と説明させることで、悪魔化した木偶の坊がさらにデカくなった事を伝えているのですが、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

そもそも「なぜデカくなるのか」がわかりません。

いえ、答えはわかってます。

「作画を楽にするため」です。

巨人族を全員巨人として描くと作画が大変だから、ブロギーをデカくする事で、他の巨人族を相対的に小さく(人間族サイズで)描けるようにしてるわけですね。

それ以外にありませんよ。

そもそも、「常ならざる腕力」を与えると言っているのだから、文字通り「腕の力」だけ強化すればいい話であり、体ごとデカくするのであれば(腕力などと言わずに)「(巨大化して)常ならざる力を与えてやろう」とか「さらに巨大で強靭な肉体にしてやろう」と言わせるべきでしょう。

いや、もちろん、体がデカくなればその分腕力も増すため、間違いではないのですが、体ごとデカくしたら「腕力」以外も強化されるのですから、「腕力」だけに限定して「常ならざる腕力を与える」なんて説明するのは不自然でしかありません。

「腕力以外も与えてんじゃねェか」「腕力どころか全身巨大化してんじゃねェか」というツッコミどころを生むだけなんですから、もっと適切な表現をして欲しいものです。

悪役がズレたセリフでズレた説明をしていると、カッコがつかずに冷めるだけだからです。

何より👇🏻このブロギー、今までよりも大きく見えますか? モブ巨人達が巨人に見えますか?

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

これまで「ブロギーと人間族」の差の描き方を、「ブロギーと巨人族」という事にして(作画を楽にして)いるだけであり、もはやサイズ差などまるで意味をなしていません。

サイズ感が崩壊した結果、誰一人「巨人」に見えなくなってしまいました。

そして巨大化したように見えない時点で、「腕力を与える」ことも何の意味もなしていません。

それを表現できていない時点で、説得力など皆無だからです。

目的もないのに「何でもできそう」と喜ぶ木偶の坊

このコマも描写が浅すぎて気色悪い。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

「何でもできそう」って曖昧すぎでしょう。

たとえば何だよ、言ってみろよ。

お前何かやりたい事があったのか?

「腕力」と「高揚感」を得て、たとえば何がやりたいんだよ。

お前が命じられた「ヤルルの首を斬り落とす」事など、別にその力を与えられるまでもなく普通になし得る事だろう。

その命令を受けた上で、常ならざる腕力を与えられ、「何でもできそう」な事を喜ぶという事は、お前の中でこの力があればこそやってみたいことや成し遂げたいことがあるって事なんだよ。

「元の姿ではできなかった事で、力を得たことでできるようになった(できそうだと思えるようになった)事」って何だよ?

どうせ何もないだろ?

ただの言わされセリフだもんな。

イムに操られ、作者に操られた、哀れな木偶の坊の成れの果て。

「宝樹アダム」の幹を砕くとか、「陽界」を撃ち落とすくらいしてくれないと、「別に元の姿のままできてたやんけ、何を喜んでだよクソボンクラ」としか思えませんが、きっと何もすることないまま、速攻噛ませ犬として役目を終えて終了するのでしょう。

結論、「常ならざる腕力」を得た意味など用意されておらず、ただの演出目的&作画を楽にするために巨大化させただけだということです。

それで高揚感を得て喜ばされてしまうブロギーが哀れでなりません。

ヤルルを殺す事自体はやはり問題ない模様

イムから「ヤルルの首を落として空に掲げ、国民共に『我々がエルバフの王だ!!』と宣言する」よう命じられた際、正気のブロギーは「バカ言えェ!! おれ達の国の事を!! お前が決めるな!!!」と返しました。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

「おれ達の国の事」とは「自分達が王になる事」であり、これを「勝手に決めるな」と怒っているため、「ヤルルの首を落として空に掲げ」という点については否定していない、と読む事ができてしまいます。

逆に言えば、「おれ達の国の事」に「ヤルルの首を落として空に掲げ」る事が含まれてるとなれば、エルバフは国としてヤルルを打ち首にする可能性があると言っていることになります。

つまりいずれの解釈をしても、「ヤルルの首を落とすこと自体は否定していない」という事になってしまうわけですね。

普通はまず「ヤルルの首を落として空に掲げ」の部分に食いつき、「フザけるな!! そんなバカの事をするわけがないだろう!! ヤルル様がどれだけ偉大な巨人族の誇りであるか貴様らにはわかるまい!!」のように、真っ先にヤルルを守る発言や、ヤルルを殺せという命令に反発し、力強く拒絶するセリフを吐くはずなのです。

もちろん、これだけであれば、まだ意地の悪い読み方とも言えたのですが、この後モブ巨人達まで、正気を失ったドリーに「待ってくれ正気に戻ってくれドリーのお頭!!」「ホントにそんな事したら!! 取り返しがつかないぞ!!?」と言い出してしまった事で、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

やはりエルバフの人間は、「ヤルルの首が落とされること自体は否定しない、拒絶しない」考えである事が明確となってしまいました。

こいつらは「ヤルル様を殺したら取り返しがつかない」と言っているだけで、ヤルルを殺す事自体は止めていないのです笑

「取り返しがつかない」のは誰を殺そうが同じことであり、「ヤルルを殺してはいけない理由」や「ヤルルを殺す事を止める」セリフになっていませんから。

一族の長など、全巨人達にとっての親同然の存在でしょうに、誰一人ヤルル当人を守る発言、「ヤルル様に手を出すなどもってのほかであり、ありあり得ない」(それをするくらいなら自分が死んでやる)という発想にならない。

いかにヤルルという人間が、この国の人間から慕われていないかがよくわかります。

みんなあのボンクラ老害の無能っぷりには辟易していて、早く死んで欲しいとでも思ってたんですかね?

可哀想に😂

こんな誰からも守ってもらえず、「あいつは死んでも構わない」と思われてる事など露知らず、ラストページで「戦士に逃げろなどと言うもんじゃない…」なんてカッコつけちゃうんですから、痛々しくて見てられませんよもう。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

そういうところだぞお前😂

誰からも求められてない、長く生きただけで子供一人守れない、体積だけデカい粗大ゴミなんだから、潔く自ら身を引けよ目障りだから。

「2人の間に挟まれたから」という説明の謎

👇🏻こちらのシーン、他のモブ巨人達に対しても魔法陣を設置されてひっくり返ったのかと思いきや、

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

「2人の間に挟まれたからか!!?」という説明リアクションがなされているため、オセロの要領で、悪魔2体に挟まれた事で間にいる巨人達もひっくり返されたという事なのでしょう。

確かに、よく見るとモブ達の足元に魔法陣はなく、ただ「くるん!」「パタン!」とひっくり返ってるだけに見えます。

その上で、意味わかんねェとしか言いようがありません。

つーか何でもアリのただの「魔法」としか言いようがないため、描く価値がない。

「間」とは何の力で判断され、どの程度の距離まで有効なのか、なぜ間に挟まれたら地面が「円形」に回転してひっくり返るのかなど、「悪魔の実」の能力では説明できないような超常能力となっています。

「オセオセの実」のオセロ人間とか、「リバリバの実」のリバーシ人間とでもいうのでしょうか。

「オセロのルール」が作用している時点で、こうした能力者じゃなきゃ説明がつきませんが、クソダセェし、こんな実では他の能力の説明がつきませんからあり得ないでしょう。

普通に全員の足元に魔法陣作って悪魔化させればいいのに、オセロ要素を入れる意味がどこにあるのか。

ここから人間オセロによる「陣取り合戦」ならぬ「人取り合戦」でも描くつもりでしょうか。

そんなことやっても「悪魔の実」の能力で説明できない、超常能力による何でもアリ感が増すだけで、作品が茶番化するだけでしょうに。

すでに聖地は「火の海」なのに、呑気に巨人共の腕試しを始めるクソ無能上司

今話で一番意味がわからなかったのがこちらのシーン。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

「滅ぼしはせぬ…統治する国だ──しかしこいつらがいかに戦争で役立つか少し見ておこう…!!」

意味わかんねェ…😭

なんなんだお前…

「聖地は今火の海」だから「グズグズ」してちゃいけなかったんじゃねェのかよボケナス。

一体何のために「戦争で役立つか」「少し」「見ておく」必要があるんだよ。

役に立たない事がわかったらどうするつもりなんだよ笑

いずれにせよ聖地に連れてくんだろ?

だったら結果は変わらねェだろうが。

「聖地が火の海」で「グズグズ」してる暇などないんだから、とっとっと連れ帰って聖地を守るために働かせろよ。

統治する国なのに、なんで「戦争で役立つか」どうかを測るためにその場で暴れさせようとしてんだよ。

戦力減らしてどうすんだよ。

暴れさせたいなら「火の海」の聖地でさせろや。

つーかそもそもどうやって連れ帰るつもりなんだよ。その正気を失った悪魔達を船に乗せて、虹を渡ってメルヘンチックに帰るのか?

想像しただけで吐き気がするわ。

ほんと意味不明すぎて、キャラ達が作者の奴隷でしかない事がよくわかります。

結論、巨人達がマリージョアに連れて行かれる事はないのでしょう。

あるとすれば、悪魔化したら「マーク」なしでも「アビス」でワープできるようになる、という後付けがなされる感じでしょう。虹を渡って連れ帰ることはなく終了するでしょう。

だってそんなシーンや実際に連れ帰った後のシーンを描こうと思ったら作画や処理が大変ですから。

だから連れて帰る事を(ルフィ達に)止めてもらうために、わざわざエルバフで腕試しさせて、猶予を与える事にしたわけです。

聖地が「火の海」だからグズグズしてる暇などなかったはずなのに…😂

まさかイムまで作者の奴隷だったとは。

笑うしかない破綻具合です。

急に「戦士」を名乗りカッコつけ出す408歳のボケ老人

今話で一番笑ったのがこちらのシーン。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

すでに触れましたが、いや、お前「戦士」だったん?😂

いつから「戦士」やってたんだよ。

国の危機に何一つ動こうとせず、戦おうともせず、抵抗しようとさえせずに、延々言われた通りに従いながら泣き喚いてただけのボンクラ老害木偶の坊が「戦士」語ってんじゃねェよ。

戦士なら潔く、図書館を失った責任とって自害しろ。

「ヤルル様のせいじゃありません!!」と言われただけで責任回避した気になってんじゃねェ。

戦士なら敵の侵攻を止めるために真っ先に動き出しとけよボンクラ木偶の坊。

幸い、みんなからしんでもいいと思われてるみたいだから安心して逝ってくれ。

私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。

ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。

実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。

ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。

ニーズがあるからです。

上記の通り、最初は「史上最も好きな漫画」であったことから、(この先つまらないワンピースとして残りのエピソードが削られていくことに耐えられず)改善されることを願って批判をしてきましたが、もはや作品は崩壊し切ってしまったため、今は改善を期待しているわけではありません。

ただ、ワンピースという作品は、日本一売れている漫画だからこそ、熱量の高い(高かった)読者も多く、私と同様に「つまらなくなってしまった」と感じ、それを無念に思い、不満や釈然としない気持ちを抱えている読者の数も多いのです。

そういう方達にとっては、自分の気持ちを代弁してくれる記事や、自分の本音の感想をコメントして、同様の感想を抱いている方達と共有できる場には一定の価値があり、そうしたニーズに応えることにもまた一定の価値があると思っているため、運営を継続しています。

ニーズがあるからです。

ブログのようにテキスト情報だけ(それも超長文)だと、文章を読み慣れていない人にはハードルが高かったり、読む気にならなかったりする(実際、そのような声やリクエストがあった)ため、記事を動画化してYouTubeに投稿することにしました。

もっと批判や誹謗中傷コメントで溢れるかと思っていましたが、(ブログ読者の方に限らず、新規の方でも)共感し、更新を楽しみにしてくださっている方が相当数いて、ここにもニーズがあることがわかったため、運営を継続しています。

余計なお世話としか言いようがありません。

自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。

あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?

他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。

論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。

プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。

私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。

あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?

購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?

お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?

飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?

市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。

一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。

「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。

頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。

尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。

その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。

そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。

その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。

心配しています。

このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。

なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。

なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。

そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。

尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。

思いません。

「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。

少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。

読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。

ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。

ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。

私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。

そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。


作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。

ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。

というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。

それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。

煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。

えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。

たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)

また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。

記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。

色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。

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匿名
匿名
5 時間 前

やっぱりなべおつさんの漫画を読む力やそれを他人に伝える力は凄まじいなぁ…。

私も1150話、なにか決定的にワンピースがワンピースじゃなくなってしまった感は感じつつも具体的にどこにそう感じたのかと聞かれても「ラスボスがチート能力を持っていた」とか「魔法みたいな描写が多い」とか、1150話を読んだ人なら誰でも思い付くような感想しか出てこなかった…。

台詞1つで矛盾している、おかしな台詞になっているという所までは読み込めなかった…。

本当になべおつさんはすごい…。
そしてそんななべおつさんをして「史上最も好きな漫画」「文句のつけようのない描写」と言わしめた前半の海の頃のワンピースはもっとすごい……!!

匿名
匿名
1 日 前

マジでゾロアスター教モチーフに物語展開してやってるのが見え見えでおもんないです。露骨に光(白いバカゴム)対闇(パンツ悪魔)のいらねぇ宗教話入れてくんじゃねーよ、あとオセロで白黒かけてるつもりだろうけど、おもんねからやめろ。そして、絶対ニカ出した和の国の中で後付けされただろ、ムー笑が悪魔って設定。と言うのも、匂わせか知らんが、なぜか物語の流れに関係なく、悪魔の子と呼ばれていた設定のロビンが、ここに来てそれが掘り返えされて、今回のパンツと同様な悪魔の姿で戦ってたしな。ここから導かされるに、 
 主人公を覚醒(力を)させたい→その力の根本は悪魔の実→じゃあラスボスを悪魔しよう→そうなると、主人公のゴムを光としよう。 
 ってのが憶測できてしまう。しかし、ゾロアスター教は光と闇の話だから、悪魔じゃねーから👿 ちゃんと海賊やってる黒髭にその席渡せよムーさん笑
 確かにいつも尾田聖はいつもとりあえず聖書に書かれている神話を持ち出して、面白い展開描いてるつもりだろうけど、今回に関してはマジでワンピースという物語とマジでミステイクしてる。今まではインスピレーションしてきた神話をあくまで裏設定として楽しめる程度だったけど、今回は露骨に、なんなら世界史ちょっとしか齧ったことない高校生(自分)のような薄っぺらい人間が、すぐこれが元ネタだなと想像、いや浮かびさせて来らされるようにダイレクトで、面白味もない典型的なクソ漫画の描き方。まぁ言い換えれば王道ですね。いつも尾田聖が避けてるあの王道系笑 王道描くなら、他の場面で描けよクソが
 なぜここまで元ネタ云々を批判するかというと、ここまで王道を描かなかった尾田聖が突然王道に走って物語を描く、それでいてワンピース世界観に全く合わない突拍子もなく現れたパンツ女が魔法技を使って、、、加えて分かるとり、元ネタをしてるような人にはもうこの先がなんとなくネタバレされているようなものなんですよ、、、
 正直上の魔法技という概念は百歩譲って元ネタどうり持って来たのでいいとするんですが、魔法で持ってくるのが、ショットガンとかの近代武器ってなんなんですか???あのパンツは手にデカいホークみたいなやつ持ってましたよね???ホークや本を使って攻撃しろよ笑 魔法陣から大砲やらナイフやらってふざけてんのか??? 魔法唱えろよカスパンツが笑 なんでそこは自己アレンジしてくるんだよ気持ち悪い👎 素直にかっこいい厨二病をくすぐるような呪文唱えろよ、作者の性的消費物のバカパンツが😡
 以上ちょっと違う視点でこの1150話を批判してみました。なんだか今まできちんと成られていた設定の中に隠れていた素晴らしい裏設定が、今回のようにモチーフが明らかに表に出て来ていて、あぁもう大して物語を考えてないんだなと思いました。中盤で話した通りネタバレもくらったので、当たり前ですが、初見の人よりただでさえつまらない漫画がより楽しめないです。これからはちゃんと考え、筆を動かしてもらいたい一心です。

匿名
匿名
1 日 前

「腕力」や「なんでも出来そう」という一見すると不自然な表現は、ニカとイムの対比や因縁を暗示してるとは思うんすがね
それにしても微妙

匿名1
匿名1
2 日 前

エルバフ編で一番面白いのヤルルだわ
こいつの側にビュティ付けても違和感無さそう

匿名
匿名
2 日 前

なべおつさんの感想にある、以下のくだり
『ワンピースの面白さとは、本来一般市民にとっては「悪」である「海賊」が、本来市民の味方であり「正義」である「海軍」や、この世の創造主ゆえどんな我儘でも許される「神」の立場の「世界政府(天竜人)」による支配を打破し、世界をひっくり返すことへの期待こそ、その核心』

自分、海賊王になるついでのおまけ要素としても、そこは最初から期待していなかった
ロビンが空白の100年を解き明かしたとき、世界中が騙されていたことに気づき、世界政府が勝手に崩壊する、程度をイメージしていた
だから、神が悪になろうと、海軍もまるっと騙されていたと考えればよいだけで、そこはどうでもよかった
神だの何なのはニカの時点でやらかしているから、今更驚かない

少数派かもしれないが、それよりもラスボス周りが「なら最初からそうしとけ」というアホで、そんな力があるなら海賊自体いないだろう、ってところが一番がっかりした

Last edited 2 日 前 by 匿名
匿名
匿名
2 日 前

黒とか悪とかゴチャゴチャ言い出したのは、反転させられたロキが
「俺は元々悪だから効かねえ!」とか言い始める前フリでしょうね

匿名
匿名
2 日 前

“だったら最初からやっとけ”って気持ち、めっちゃわかる。こう思うと一気に冷めるんだよなぁ。今回のワンピに限らず、どのインフレバトル漫画でも言えるけど、制約無しにチート能力使う敵がいると本当に冷める。

指定校推薦取り消し食らいました。
指定校推薦取り消し食らいました。
2 日 前

このジジイ、やるるが剣刺さってるのたけしのマミー編のたけしのパクリで絶対この剣が伏線になってるだろこれ(たけし知らない世代は多いだろうな。)

匿名
匿名
2 日 前

これルフィ達が来るまでずっと縛られたままなのかな……さすがに四皇の一味ならそれぞれ自力で何とかして欲しいわ。最終章にもなって半数以上がただのリアクション要員なんて悲しい

匿名
匿名
2 日 前

この回皆で動画見るのマジで楽しみだわ

匿名
匿名
2 日 前

イム様も呑気に写真をグサグサしてないで
始末すべき対象いるなら 魔法陣でグンコ送り込んで乗っ取ってリバーシした連中に襲わせたら 麦わらも黒ひげも乙姫もビビもあっという間に始末できるやん
海軍も七武海もCPもいらない

匿 名
匿 名
2 日 前

とある漫画レビューチャンネルで良く聞く言葉なんですが、「つまらないものを説明されてもそれは“説明のあるつまらないもの”でしかない」。イムの能力はこれが近いのかなと思いました。というか、ここまで何でもありだと説明されても多くの人は納得できないんじゃないですかね。

匿名
匿名
3 日 前

1週間遅れ指摘厨うるせえな
元からこんくらいだぞ
なべおつの1週間は待てないのにワンピの休載オンパレードは耐えられるのか?

コンプラの世代
コンプラの世代
3 日 前

書店を訪れることがよくあるけど、現状ジャンプの作品たちで目立つ場所に配置されているのは主にヒロアカ、呪術といった完結済みの作品であり、注目作として推されているのもカグラバチ、アオのハコ、ウィッチウォッチ、ダンダダンといった令和以降の作品たちでした。
one-pieceはといえば作者名順にただ無造作に置かれていて最新刊が少し目立っているだけ。もう世間一般ではすでに現役の少年少女達の目を引く作品でもなければ、ジャンプの看板ですらありません。
長年の実績と集英社の忖度で持ち上げられているだけの、引退間近の窓際族みたいなものです。
もう現役の子供には読まれないし、大人も無条件に褒めるか黙って離れていくかの二択だから、仕事に実が入らずこのような体たらくなんでしょうな。

匿名
匿名
3 日 前

戦闘中にやたらギャグ挟みたがるのはスパイファミリーの影響じゃない?
あっちは戦闘そのものはちゃんと描いてるけど

匿名
匿名
3 日 前

・がバリバリして「騒がしい……‼︎」とか喋ってる描写ほんと笑える

匿名
匿名
3 日 前

だんだんと尾田っちに似てきてないか?(指摘)

匿名のファン
匿名のファン
3 日 前

追記ありがとうございます。今のワンピは「描かれているもの」より「描けないこと」の方が批判に値すると思いますね。マリージョアが火の海という情報も本来はマリージョア編が本筋でエルバフ編は描く予定がなかったんでしょう。成り行きで描くことになってしまったエルバフ編は不要になったキャラをイムに雑に処分させて新しいキャラ(ロキやら軍子やら)を投入するためだけの「商品棚の入れ替え作業」といえる。リトルガーデンで最後にちょっと描かれた巨人と人間との交流みたいな話がまったく無いのがちゃんと描く気がない証拠。

匿名
匿名
3 日 前

時間かかるのはわかるけどガチで一週間遅れはもったいない

足音タカタカ
足音タカタカ
3 日 前

かなり前から思ってたけど、

軍艦も銃も巨人も海王類もデカイ動物も、
そんなもん強いキャラや能力者にとっては無力でしかないのに、いつまでも脅威感だしてんのすげえ違和感しかないわ

タカタカタカ(海軍の足音)「撃て撃て〜」
じゃねーんだよな、いつまでもいつまでも
バスターコールで軍艦きて、だからなんなんだよ⋯

ちんぽ君
ちんぽ君
3 日 前

わはは

なべおつにちょっと苦言を呈したレスに対して、なべおつのチンカスみたいな取り巻きのザコがアリンコみたいに群がって猛攻撃してるのホンマ草

尾田の信者そっくりのムーブはおやめなさいw

ドンドン
ドンドン
3 日 前

イムの能力を使うと、ドフラミンゴ、ガープなど過去登場した強キャラが操られて再登場する展開を作れる。(NARUTO終盤でいう穢土転生)
それが最終決戦のストーリーになるのかもな。

でもそれってスリラーバークでやったじゃん? 面白くなるのかな?

匿名
匿名
3 日 前

主人公側のどこに善性があるの?
これは伏線だから尾田先生はぜひ今から設定モリモリにしてほしいわ
オセロの対にしたなら責任持って描けや
白い姿なら神とか善とか軽すぎる

匿名
匿名
3 日 前

かわいかったキリンガムに戻して

匿名
匿名
3 日 前

なんか…唯一尾田がまだ良かったビジュアル面も駄目になってきてるな
ワノクニはカイドウ、おでん、ヤマト…ビジュアルだけ見ればまだ良いのがあったしそこは素直にすごいと思ってた
 
エルバフ編からまじでビジュ面がひどい。まず、一味のエルバフコスプレがマジでダサい、そもそも着替える意味もないし
で、新しい神の騎士団の三馬鹿もまじで魅力ないし、ドリブロの悪魔化もマジでダサい
ドリブロは雑にキバ?みたいなの生えてるのがマジで適当にキャラデザしたなって確信した。そこにキバ生えたら邪魔でしかないだろ。

匿名
匿名
3 日 前

他にコメントしてる人もいるけど、なべおつのレビューがクソ長くなってる。
記事上げるまでが遅いし、どうでもいいツッコミも多い。
今回で言えばイムの豆粒描写とか、ソマーズの再生の仕方とか、
ひっくり返って悪魔になる描写が間抜けだとか、ロビンとかに対するツッコミもしつこい。
そこは本当にどうでも良いと思う。
もう少し要点だけ抑えてコンパクト化した方が良いですよ。
なべおつ自身が批判対象のワンピみたいになってる。
その辺りんどうの方が上手くやってる。

匿名
匿名
3 日 前

そもそも悪夢穴から出てくるって話ならなおさら塩のシーンいらなくない?
塩のシーンで普通に(?)夢から取り出してるから尚更意味わからない
記事の中で指摘されてる通り後から考えたからこんな訳のわからない能力説明になってんだろうけど

匿名
匿名
3 日 前

尾田さんが現状を面白くないと認識できていない上に編集が匙を投げてる二重苦の状態だと思います。

もし尾田さんが認識できていたとしたら
・適切な編集サポート体制が整うまでは休載する判断をするか、
・映画や実写などの別の仕事に専念する間は漫画を休載するなど、
クオリティ担保するための措置を本人が講じるはず。

もし編集が匙を投げていないとしたら
・説明セリフのオンパレード、ミス絵、を見逃して(黙認して)いることの説明がつかない

モリアーティ
モリアーティ
3 日 前

追記きてたか!

なべおつさんの「バカが」ほんと好き

匿名
匿名
3 日 前

1151話の流れでロキを解放するのはダメだよ、尾田先生…
四皇のルフィがいてロキの力が必要だと判断するのは違和感あるからもう少し理由付けいりますよ….

匿名q
匿名q
3 日 前

ブロギーが大きくなったコマ
フランキー一家の大男3人の前にオイモカーシーが立ち塞がった時と同じくらいのサイズ感な気がする

匿名太郎
匿名太郎
3 日 前

超巡が終わってワンピースが続くのか…
もしかしたら俺、キリンガムに夢具現化させられてるかも。

匿名
匿名
3 日 前

散々巨人放置してたくせに
今更やってきて ムーが支配する ドン! を
本当に格好いいと思って書いてるならもう終わりだわ

匿名
匿名
3 日 前

ウソップはもう不快だから喋らなくていいよ

匿名
匿名
3 日 前

何をグズグズしてる…!聖地は火の海だ 今すぐ戦力確保が必要なんだ
→ こいつらがどれだけ役に立つか少し見ておこう

いやいや、戦力確保が必要ならドリブロ悪魔化させたんだし、さっさと連れて帰れよ
ってか母ちゃんでビビるくらいなら覇気で気絶させている間に母親だけ悪魔化させりゃ残りのモブ巨人は黙ってても壊滅するだろ

匿名
匿名
3 日 前

エルバフ編の評判が悪いからキリンガムをイケメン?にしたのバレバレ
絶対最初からあの顔に設定してないわ
女読者さん舐められてほしくないからなびかないでー

匿名
匿名
3 日 前

ゴマ粒描写だらけでもイルヴァはなるべく描こうとしてるのきもい

とくめい
とくめい
3 日 前

オセロしてたけど、ルフィ(白ニカ)がキチガイ笑いしながら、白オセロで挟んで元に戻すのでは?

匿名
匿名
3 日 前

Yahooニュースが「尾田は天才…!18年越しに分かった伏線」とか煽っててドン引きした

いや、それ18年後に点と点を線で結んだだろとw
そんなんで天才呼ばわりとかw

匿 名
匿 名
3 日 前

イム「うわああああ聖地が火の海だあああああ!!!」
イム「せや!エルバフ行って騎士団急かしたろ!」

わけがわからねぇ……聖地がヤバいならさっさと騎士団を全員連れて帰れよ……
なんでエルバフ制圧を優先してるんだよ……頭おかしいんじゃねぇの?

匿名
匿名
3 日 前

善悪正義の話はヒーローものストーリーの根幹をなすもので作り手は常に腐心してきた問題なんだよね
尾田はそれをずっと雰囲気でそれっぽくやり続けてきてただけというのがはっきりしてしまったという点で本当に致命的な回だ

匿名
匿名
3 日 前

1151話、急にキリンガムがイケメンになっててワロタ
女子読者でも取り込もうってか?w もうワケわかんねェよ

匿名q
匿名q
3 日 前

麒麟の能力は何でもありなんだけど

対象の夢を具現化してそれが無くなる・倒されると同じ人物から同じ夢を抽出できない

くらいの最低限の制約はあると思ってたな

匿名
匿名
3 日 前

もういい分かった!!!のサブタイトル作者のお気持ち証明かな?笑

匿名
匿名
3 日 前

鹿はなんなん?サウロを治療せずギャバンを治療とか本気で肉にするぞ😡

匿名
匿名
3 日 前

今週モブも酷いなヤルル様は最高齢の戦士伝説の英雄とか笑もっとまともなセリフあるだろ

匿名
匿名
3 日 前

キリンガムの人獣形態って前の姿が獣形態だとしえ二足歩行の麒麟が人獣で四足歩行になるのおかしくないですか?
まさか人獣と獣人と別々にしてるとか考えたんですけど、ランブルボール無しでそんなん出来るゾオン系っていましたっけ?

匿名
匿名
3 日 前

ここでルフィサイド描く意味を知りたいわ。
イム様の「折れるまでやる」の後に不意打ちでルフィハイルディンがイム軍子を攻撃して、しかもルフィ達の攻撃が効く描写があって、読者も「きたーーーーー!!! 攻撃効いとる!?」って盛り上がってから、ルフィ達が来るまでの描写描く方が良いやろ。
定石でもこれが盛り上がる描き方やろ。

匿名
匿名
3 日 前

今のワンピースの現状見るとやっぱり鬼滅は神漫画やな

匿名
匿名
3 日 前

最新話全然話が進んでなくて笑う

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