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結局のところ、フーズフーの投獄と比較すると、あまりにも均衡を失するから違和感を覚えざるを得ないんですよね。
フーズフーはゴムゴムの実の重要性を知らされておらず、単なる悪魔の実を護送している認識であった。護送に失敗したが、失敗した理由は、当時から相当なレベルの海賊と思われるシャンクス(当時で約10億)から襲撃にあったため、やむを得ないとも思える(作中の描写を参考にすると、10億を超える大海賊とまともにやりあえるのは、大将クラスのため)。それにもかかわらず、その一度の失敗で投獄。
これに対し、ルッチは、その重要なゴムゴムの実を食べた上、海賊歴も浅く、かつ反政府意図が明らかなルフィ(当時1億程度)に一騎打ちで敗れる。また、ポーネグリフを読める重要人物であるロビンを逃がすという大失態をしているにも関わらず、なぜか昇格。
正直、フーズフーが投獄されるなら、ルッチは勿論のこと、W7から逃がしたガープや青キジ、頂上戦争で殺し損ねたセンゴクや大将達皆投獄されなければおかしい。
「ニカ」が登場するまでは、ルフィは、反政府意図が強い海賊かつ、大犯罪者ドラゴンの息子という意味で危険人物という認識にすぎなかった。しかし、急遽登場した「ニカ」という概念によって、ルフィが今まで本気で討伐されてこなかったことに矛盾が生じてしまう。
エースは海賊王の息子であるが、ドラゴンの息子かつ「ニカ」であるルフィの方が、政府にとっては喫緊の問題として処理しなければならなかったはず。そうだとすれば、W7や頂上戦争編のように、直接的にルフィを捉える機会があったにも関わらず、それができなかったルッチや大将達は、大失態にもほどがあるはず。このようなことを総合的に考えると、フーズフーの投獄とルッチの昇格は、結果論的に言えば、バランスが悪すぎる。