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#9247
海老
ゲスト

“ワンピースの映画としては”最悪と言わざるを得ません。
それまで仲間、友情などを重んじてきたシリーズで、細田守監督はこう述べています。以下インタビューより抜粋。
リンクは意図的に最初の「h」を抜いております。

インタビュー①
ttp://www.style.fm/as/13_special/mini_050815.shtml

細田 ルフィの目的は、ひとつなぎの財宝を見つけて海賊王になる事であって、今の仲間と冒険する事ではないんだもの。逆に言えば、ひとつなぎの財宝を見つけるために、仲間が必要だと言ってるわけで。そういう人物なんだよね。

インタビュー②
ttp://www.style.fm/as/13_special/mini_050816.shtml
小黒 で、細田さん的には「仲間」っていうのは必要なんですか?
細田 ん、どういう事!? 仲間は必要ですよ、もちろん。……ああっ、そうか!? そうそう。多分、そういう事だと思う。これは脚本の人には悪いんだけど、僕がああいったかたちで映画をまとめたのは、単純に観客にとって面白いものにするためだけではなくて、僕自身の直面する問題があったからだと思う。要するに『ハウル』の問題があるんですよ。これ、載っけていいのかなあ、ハハハハハ(苦笑)。
小黒 いや、今日の話で一番面白いところだよ。
細田 そうなんだよね。要するに、そうなんですよ。『オマツリ男爵』という映画は、なんの映画かというと、僕のジブリ体験がね、基になってるの!(苦笑)

監督は、自信の体験を反映させたひとりよがりな作り方によってオマツリ男爵という作品を完成させました。
ハウルの動く城の制作において、彼の仕事が頓挫したという苦い経験がバックボーンになっているのです。

1つの作品として見れば、テンポの良い試練や掛け合いなど魅力的な部分もありますし、テーマは一貫していて伝えたいことも分かります。しかしワンピースとして見た時、
「普段仲の良い一味のおかしなほどのギスギス感」
「母親的立ち位置のナミがただの不貞腐れた”女”に成り下がる場面」
が果たして相応しいのか?という事です。

結論を言いますと、ワンピースでなければ名作足りえた惜しい作品。といったところです。魅力的な所は本当に沢山ありました。