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ーアシスタント中に、『剣心』の展開について和月先生と話されていたりしたんでしょうか?
尾田:アシスタントに入ってから漫画をまともに読めないんですよ。先に原稿を見ちゃうから、しかもストーリーを教えてくれちゃうし(笑)。
和月:ごめんね。
尾田:それはそれで面白さがあるんですけど、「こうやって表現するんだな」とか。作劇的な面でストーリーを和月先生がどうやって描くのだろうか、というところを見ていました。
和月:でもね、ストーリーを先に教えてもらうというのは結構弊害がある。実は俺も尾田くんから事前にお話を聞いてしまい困ったことがあったんです(笑)。ゾロって今隻眼になっているよね?
尾田:はい。
和月:連載が始まって、かなり早い段階で「実はゾロ、隻眼になるんですよ」と尾田くんから聞いていました。
尾田:えー。
和月:覚えてない?
尾田:そんなこと言っていたんですか!?
和月:『剣心』の連載が終わって、次に描く『GUN BLAZE WEST』の話を考えていた時で、主人公を片目にするつもりだったんです(笑)。幼少期の戦いで片目になり、距離感がつかめないから銃を持っていてもなるべく接近戦をする、というバトルスタイルを考えたんです。ただ、小さな子供の目を傷つけるのはどうなのかなと、その設定を悩んでいた時にちょうどゾロの話を聞いてしまって…。先に描いたらネタをパクったみたいになるじゃん(笑)。それでその設定を使うのをやめました。
尾田:漫画でネタが被ることなんてよくありますから…。
和月:いや、『ONE PIECE』が大人気で勢いに乗っている時だったから「これはやめた方がいいな」と(笑)。
尾田:いやぁ、申し訳ないです。
和月:で、実際にゾロが隻眼になるのは2年後の世界に入ってからでしょ? しかもその理由がいまだにはっきりわかっていない(笑)。あの時にやっていればよかった(笑)。
尾田:やっちゃえばいいんですよ。
和月:今となってはゾロが隻眼になった理由を早く知りたい。
尾田:僕も裏で話を聞いちゃったために、できなくなったことがあって、内容を変えた記憶がありますね。しかも相手が後輩だったんで、やりづらい(笑)。
和月:確かに。
尾田:その場で「俺もやるんだよ」と言っておけばよかった、って。後で言っても真似したと思われるだけなので難しいですよね。でもネタ被りなんかしょっちゅうだし、漫画家は漫画をそんなに読んでないから被っていることにも気づかないし(笑)。
和月:面白いと思ったら気にせず描けばいいと思います。
尾田:そうなんですよね、人間の想像力なんて限界があるんですから。
-るろうに剣心展(2021)の図録-
るろうに剣心の作者「なんでゾロ隻眼になったの?」→無視