ネトフリの実写ワンピースの存在は、ここにいる人なら知っているかと思う
そこに出演するキャストのオーディション、なんとびっくり尾田先生が関与しているのだという
口の大きさ、喋るときの調子、立ち居振る舞いなど細部にわたって非常に厳しい目で役者一人ひとりを見て、ネトフリのスタッフと協議の末に決定するのだ
ここまで役者のクオリティにこだわってる一方、漫画本編はどうか?
ワンパターンなモブのリアクションに始まり、一コマで長セリフをすべて処理させる手抜きコマに加え、休載を挟んだにもかかわらず鉛筆跡が消えていない原稿と、もはや商業誌に掲載するにもどうなのかと疑問を持たれるようなものが掲載されている。実写ドラマとは熱量の差があるようには見えないだろうか。
自分が思うに尾田聖は、「偉大な漫画家として称賛されたいが、もう漫画を描くのは飽きてしまった」という状況なのではないだろうか?