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先ほどYoutubeで石田衣良(池袋ウェストゲートパークの作者)の大人の放課後ラジオという番組で
呪術0の感想を語る際に最近のジャンプが「読んだ後も何も思わない、薄っぺらい。」と批判していた
石田「例えばジブリの宮崎さんはディズニーは見終わった後に虚無感しかないと言っていた。要するに
めでたしめでたしで、世の中に訴えるものがない。宮崎さんは思想や昔の童話の教訓を駆使して、
見終わった人があれはなんだったろう。なんでああなるんだろう。と考えさせる構造なんだよ。
風立ちぬとか戦争が愚かだと思うのと、そこで科学者がウキウキしながら兵器を作る矛盾がある。
オッペンハイマーも目線はアメリカ寄りだけど、宇宙の真理を追究したい目的だった男達がやがて
見たことない兵器を実現させることに皮肉を感じるんだよね。もう人を殺すことに思考が動くの。
逆にエヴァの庵野さんやワンピースの尾田さんは視野が狭いんだよね。自分が作った世界、その
元ネタがエヴァだとウルトラマンや仮面ライダー、尾田さんは昔の漫画やディズニーからじゃん。
そうなるとお客さんは異世界を楽しむんだけど、現実世界に置き換えて考えることはないでしょ。
ワンピース読んでも現実の僕たちに何も残さないし、少年たちに何も伝わらないのが残念だよね。
それが今の呪術とつながるんだよ。0は面白いけど、バトルだけじゃん。呪いが人間滅ぼしたいと
言っているけど筋が通らないじゃん。呪いって人間の負の感情から生まれるんだから減らしたら弱く
なるんだからバカじゃん。ワンピースで黒ひげが人間を全滅させて俺たちだけで楽しく暮らそうと
言っているようなもんだよ。誰が君たちの食糧を作るのって。そういうリアリティの欠如が今の
若いジャンプ漫画家に伝染しているんだよね。もうちょっと背景や思想を描いてほしいなぁ。」