ドレスローザ:75
新世界二つ目の島。単体としてみた時、長いしアラバスタの焼き直し感。
新世界の島を支配する海賊vsチャレンジャーとなる海賊という構図は面白いが、それならクロコダイル以上の狡猾さや残忍さが必要で、ドフラミンゴは「お前たちをなめていない」と言葉でいいつつ終始行動やつめが甘い。
好みの問題だが、スリラー、デイビーバックより長いがキャラ豊富で飽きはこないので少し上につけた。
（※しかし、この章のドフラミンゴの耐久の異常さ、シュガーの能力のなんでもありさ、ピーカライン（今後でてくる強キャラポジは少なくともピーカを倒せるぐらいでなくてはならず、それは街一つを一瞬で原型を無くせる破壊能力を持ったレベルであるライン）が生まれたことで作品全体は壊れたと思う。）
ホールケーキ:40
イライラする章。サンジは一体全体なんの勝算や考えがあって囚われの身になった？
四皇とその傘下と結果的に全面戦争化したのに、なぜ麦わらの一味の半分以下の戦力でどうして脱出できた？全ての結果がご都合主義の島。
ワノクニ:0
人におすすめできない章。とにかく長い。
新世界入っての大きなストーリーアークの中心に位置していたワノ国だったのに期待はずれだった。
敵のカイドウを筆頭にすべてのキャラが何をしたいのか、何をしているのか、わけがわからない島。
キッド、ホーキンスやドレークといったキャラがルフィ上げのために消費された島。
どうでもいい赤さやたちが出てくる度、どうでもいいってと言う感情になる。
潜入して闇討ちするしか勝機はない的なこと言っておきながら、全面戦争化したのに、なぜ（以下略）
仲間や親しくなった人が傷つけられていると知ると、死に物狂いで強敵に挑んできたのに、人がたくさん死のうが苦しめられていようがあひゃひゃ笑うようになったため、ルフィが死んだ島。
エッグヘッド:-30
人に進められない章。かつこの作品全体自体を人にすすめられないと確信した章。
冒険を通して知られざる世界の歴史があかされるべきなのに、べらべら要領の得ない話が続き、そして、麦わらたちは関知していないという異常な光景。麦わらの一味の大冒険という最優先テーマに泥を塗った形。
博士は何が言いたいのか、何がしたかったのか支離滅裂。
この島で起きたことについて、麦わらの一味の別な側面もみえず、心情の変化や成熟も何もない。
魚人島しかりだが、読者の最大の関心であり、読み進めるドライビングフォースである歴史関連と麦わらが何のかかわりも示さないため、個別のキャラクターアークとストーリーアークが絡み合わず、読者とキャラが別の目線になって何にどう感情移入すべきかが難しくなる。
「ジジイひとり死んだぐらいでピーピー泣くんじゃね、みっともねえな」と言い放ち、ゾロと言う仁義や約束を大事にし鍛錬を欠かさなかった剣士が死んだ島。