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【ワンピース】1155話「ロックス海賊団」描く価値がない理由

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7/31 追記完了しました。

1155話、ひたすら読みづらく、わかりづらい上つまらないという、読み返す気にもならん内容だったのですが、総じて「描く価値がない」としか思えない1話でした。

なぜなら、これはロキの回想ではないからです。

ロキがようやく(14年前の真実について)語り出したかと思いきや、速攻で作者がマイクを奪ってハラルドの回想を語り出し、かと思えば、今度はロックスの過去を語り出す。

なんで「ロキの14年前の真意を3分で伝える」回想なのに、ロックスとハラルドの出会いなど描く必要があるのか全く理解できません。

相変わらず時間を行ったり来たりしながら、前話の「説明セリフ」で伝えていた事と何ら変わらん内容を、改めて薄っぺらく描き直すだけという二度手間具合。

マリージョアでの様子を描くつもりがあるのなら、前話のハラルドとヤルルの会話など描く必要なかったでしょうに、何で全く同じことを二度に分けて描くのか。

しかもロキの過去に微塵も関係のないクソどうでもいい内容ゆえ、そもそも描く価値さえないというシマツです。

今話で唯一意味があるとすれば、最終ページで描かれた「ロックスの話を聞いて救われたロキ」の描写だけですが、余計な事を描きまくってページを消費したせいでここの描写が浅すぎるため、「気づくと救われていた」という表現に何の感情移入もできません。

ロキの回想なのに、ロキの心情とその変化を描かず、あっさい描写で「救われた」結果だけ示して終了。

一体誰の視点で、何のための回想を描いているのか。

ロックスとハラルドのマリージョアでの出会い(衝突)やらその後のロックス海賊団の動きやらと、ロキの心情の変化に何の関係があるというのか。

百歩譲って、ハラルドの回想を描くのであれば「エルバフの過去」という事で(まとめ方によっては)ギリ許容できたかもしれませんが、ロックスなど無関係でしかなく、エルバフ編への絡め方が唐突すぎる上、内容も全く詰められていないため、後付け急拵え感が凄まじく、まるで面白みを感じません。

ロックスの回想を描きたいなら、ロックスの回想としてきちんと文脈を作って構成すべきであり、「ロキの回想」で文脈無視して「ロックス海賊団誕生の経緯」を挟み込むなど、「作者が伝えたい情報」をしゃべり続けているだけの回想であり、キャラの視点が完全に無視されています。

端的に言えば、作者が考察者達に直接エサを与えて設定説明しているだけの1話でしかない。

視点と基準が「考察者達が喜ぶエサかどうか」だから、ロキに関係のない情報ばかりを描いてしまうんですよね。

しかも結局、ロックスとハラルド(巨人族)は手を組まずに終了するのですから、「ロックスの過去」としては「ハラルドとのマリージョアでの出会い」など丸々カットしても何ら問題なく、やはり描く価値がありません。

人気低迷しすぎて考察者達を沸かせる以外に話題の作りようがなくなってしまったため、ロックス海賊団を登場させれば盛り上がると思って、無理やりエルバフに絡めてきたのでしょう。

絶対関係なかったはずですからね、ロックスとエルバフなど。

事実、これまでのロックス海賊団の説明や描写で、エルバフとの関係性などまるで匂わされていませんでしたし、こうして描かれても尚、ハラルドとエルバフとの関係性などなくても問題なく成立してしまうシマツです。

だから小手先の後付けにしか見えない。

そもそもロックス海賊団など本筋にも一切関係ない(実際、主人公であるルフィはその名前さえ知らない)上、もう(世界政府との直接対決が始まろうとしている時点で)とっくに賞味期限切れなのですから、今更本編で描く価値さえないというのに、安易にエルバフに絡めたせいで、クソ薄っぺらいただの小物海賊団と化してしまいました。

王直はキモすぎて笑うしかないし、白ひげやらシキやら(ロックス海賊団)がデービーバックファイトで奪った仲間だった(そんなんで奪われる程度の海賊団出身だった)事になってガッカリ感しかありません。

スピンオフで当初の構想通りに描いた方が絶対面白くなったでしょうに、もったいない。

※取り急ぎコメント欄のために公開しておき、以下に随時追記していきます。

以下追記です。最終チェックできていないため、ミスや確認不足のポイントがあるかもしれない点ご了承ください。(修正点があった場合、動画化の際に対応します)

また、触れ足りていない部分については、さらに追記するかもしれません。

目次

1155話、描く価値がない理由

前話の命令、即無視されてて草

前話で「よし!! 『ハイ』と2回答えろクソガキ!! なぜならそれがおれの求める答えだからだ!!」と鼻息荒く命じたところ、「ここはエルバフだ──でも親父はいねェぞ!! えんせい中だ…!!」と普通に返され、自分の決め台詞をあっさりスルーされてしまうロックスさん。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

「ハイと2回答えろ」と言ったのに、「ここはエルバフだ」と答えられたら、普通はそこにキレてお仕置きしそうなものですが、特にこだわりはなかったようで、直前の自分の発言などなかったかのように話を続けてしまうシマツ。

何のための命令だったんだ笑

というか、ここまで明確に「会話にならない」「会話ができない」キャラを描く作者の意図がほんとに理解できません。

また、「ここはエルバフだ──でも親父はいねェぞ!! えんせい中だ…!!」と言われた時点で、まず「親父!? お前ハラルドの息子なのか?」のようにリアクションしそうなものですがそれはせず、「お前達チビ人間か!?…初めて見た本当に動いてる」と話題を変えられ、結構な間と尺でしゃべり続けるロキの話を聞き続けた上で、さらに「アハハかわいい♡」という媚び女のリアクションまで待ってから、「待て待て親父ときたか!」とリアクションし出すのもキモいが過ぎる。

会話をしろよ会話を。

言いたいこと(厳密には作者が言わせたい事)を全て話し終えるまで、操り人形達が一方的に話し続けるだけなので、どのセリフも宙に浮いており、とにかく読んでて気持ちが悪い。

どのタイミングで、誰に、どのくらいの分量をしゃべらせるかは全て作者の一存であり、キャラ達が自分の意思でコミュニケーションを取る事ができなくなってしまいました。

可哀想に。

前話の命令には反発しなかったのに、急に「命令された」事にキレ出すロキ

「『ハイ』と2回答えろクソガキ!!」という「命令」に対しては、何ら反抗せず素直に「ここはエルバフだ──でも親父はいねェぞ!! えんせい中だ…!!」と答えていたくせに、「よしロキおれの言う通りにしろ 今から家に帰って誰かに“親父”と連絡をとって貰え 用件はこうだ!! 『ロキが大ケガをしたから至急エルバフへ帰還されたし』」と言われたら、急に豹変して「はァア!? 何でおれが人間族のいうこと聞かなきゃならねェんだ!!」と激昂し、

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

「それに親父がおれのケガくらいでいちいち帰ってくるか!!💢」と丁寧に「帰ってこない」理由を「説明」しながら、

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

「弱そうなくせにおれに命令しやがって!!」と反発します。

いや、「命令」されるだけでこんなキレ方するなら、「『ハイ』と2回答えろクソガキ!!」と言われた時点でキレとけよ。

思考と感情に一貫性なさすぎだろ。

お前のブチギレポイント全然わかんねェんだよ。

ロックスの剣技、「ハンマーか砲撃のよう」らしい笑

この説明も笑ってしまいました。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

「ロックスの剣技は まるで巨大なハンマーか砲撃のように 周囲の全てを吹き飛ばす事で有名だった」って、いや、それ「剣」の利点全く生かせてなくね…?😂笑

何のアピールになってるのこの説明。

「斬る」のではなく「吹き飛ばす」ことが目的であり強みなら、何のために「剣」を武器にしてんの?

「剣」を使っておきながら、「斬ること」よりも「吹き飛ばすこと」を強みとする価値がどこにあるというのでしょうか…

理解不能です。

さらにはその何のアピールにもならん無意味な「剣技」でロキに攻撃するのですが、

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

足に衝撃を食らわせて(打撲系の)大ケガを負わせただけで、剣を使ってるのに「斬る」事はしていないようです。(しかも「いてェ!!!」と叫ぶレベルの威力しかないシマツ)

この点は、この後ハラルドが「もう治りそうなのか」「今回は崖から落ちたで済んだものの」と発言していることからも確実でしょう。(足に斬られた跡があるのに「崖から落ちたで済んだ」と解釈するはずがありませんから)

相手が子供だから、さすがに足を切断するのは可哀想だと考えて、あえて打撃系の攻撃に抑えたのでしょうか?

全然イカれてなくて草😂

よくこの描写の後に「このイカレた男とハラルドの出会いは──」なんてナレーション入れられたな笑

この描写を見て、ロックスのことを「なんてイカレた男だ…!!」と思った読者、一人でもいるのでしょうか。

957話で説明がなされた時は、どんだけ強くて凶暴でカリスマ性のあるイカれた海賊だったんだと思い、その登場を期待していたというのに、

出典:ONE PIECE 957話/尾田栄一郎 集英社

剣を武器としながらも斬ることはできず(せず)、子供の足に打撲を与える(最大でも足を折る)「まるで巨大なハンマーか砲撃のように周囲の全てを吹き飛ばす事で有名だった」攻撃をしただけで、その「イカレ具合」を表現した気になってるとは、作者はどこまで漫画を描くセンスを失ってしまったのか。。

マジで誰がこれで「ロックスやべェ…!!」という感想になると思うのか。

ちなみにこいつ、1145話で描かれた回想では、しつこく絡んでくるロキに対して、普通に「刃物」で痛めつけ、白ひげから「チビ助相手に刃物はねェだろ」と言われてるんですよね。

出典:ONE PIECE 1145話/尾田栄一郎 集英社

この描写とも全く噛み合っていない。

前話の登場シーンで、ビジュアルだけはカッコいいと思えたロックスでしたが、あまりにもセリフがアホすぎてキモすぎたため、しゃべるシーンが描かれたら速攻でその株を落としていくだろうと予想していましたが、やはり一瞬でその株を地の底まで落とす結果となってしまいました。

しかしまさか「セリフのおかしさ」ではなくその「強さ」や「イカレ具合」の描写のほうで評価をゼロにまで落とすとは…

もう今後、(ビジュアル以外に)カッコいいと思えるキャラは二度と登場しないでしょうね。

新キャラだけじゃなく、旧キャラについても、描かれる度にキモくてダサくてうるさくて小物で、魅力ゼロにされていくシマツですからね。

キャラが死んだ作品が息を吹き返し、面白くなる可能性など、皆無と言って差し支えありません。

残念ですね。

「ある年の『世界会議』」というクソわかりづらい説明をしてしまう

また「回想の回想」を始めてしまう構成のキモさもさることながら、「ある年の『世界会議』」という表現がクソすぎるとしか言いようがありません。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

何のためにこんなわかりづらく、読者を混乱させるだけの描き方をする必要があるのか。

この作品、担当編集者いないんですかね?

前話の時点で、「56年前の『世界会議』」→「(48年前の)8年前の『世界会議』というクソわかりづらい表記をしていたのに、今話では同じ年の「世界会議」の事を「ある年の『世界会議』と説明してしまう。

「ある年」とボカす意味がわからない。

こんな表現をしたら、前話で説明された「世界会議」とはまた別の年のものである可能性が出てきてしまい、読者は「いつの世界会議の話なのか」わからず読み進めることを強いられてしまいます。

しかもそれが、たとえば「海軍大将が殺された!!」といったセリフで、前話で説明された情報をすぐに持ってくる(ことで56年前の「世界会議」であることを即理解させる)のならまだしも、「5人の王が襲撃 誘拐された!! 誘拐事件だ !!! 犯人は黒服の大柄の男!!!」という何のこっちゃわからない、理解しようのないセリフから入ってしまうシマツ。

結果、その後の描写を見ると、56年前の(前話で説明された)「世界会議」なわけです。

意味わかんねェ…

まず前話ですでに「56年前」の「世界会議」については説明を終えて、「48年前」まで時を進めてロックスの登場に繋げて締めたというのに、次の話の冒頭で、また「56年前」に戻るのが意味わかんねェですし、前話ですでに説明済みの「56年前の『世界会議』」の事を「ある年の世界会議」と曖昧に濁すのも意味わかんねェです。

何のためにこんな表記にしているかと言えば、前話で「56年前の世界会議」「8年前の世界会議」という表記をしてしまったからでしょう。

つまり、前話で「56年前」→「48年前」という表記をして「48年前時点」に時を進めて、そこから(48年前起点で)「8年前の世界会議」という表現をしてしまったため、今話の冒頭で「◯年前の世界会議」と書くと、いつを起点とした年数なのかがわからなくなるため、具体的な年数を記載できなくなってしまったのだと思います。

前話の締めは「48年前時点」であるにもかかわらず、「8年前の『世界会議』という表記をしてしまったせいで、今話で「56年前の『世界会議』」と書くと、「(前話起点として、48年前の)56年前の『世界会議』」の可能性が出てしまうし、「8年前の『世界会議』」と書くと、本来の(回想前の)時間起点の「8年前」だと誤解させてしまう可能性があるからです。

だから「ある年の世界会議」にして、その後の描写によって、前話で説明された「56年前の『世界会議』」の事だと伝えようとしているわけですね。

うん、だから最初から「(48年前の)8年前」なんてわかりづらい説明しなきゃよかったのに。

これは、1154話の構成を考えている時点で、1155話の内容や構成を考えていなかったという事でしょう。1155話で「56年前の『世界会議』」の様子を描くつもりだったのであれば、1154話で「(48年前の)8年前の『世界会議』なんてクソわかりづらい表記などするはずがありません。

今回のように表記の仕方で困ることになるのは明らかだからです。

とはいえ、さすがに次の話の内容や構成を一切考えていない(たとえば1155話で「56年前の『世界会議』」を描いて、ロックスの過去を掘り下げる事を一切想定せずに1154話を描いた)とは考えづらいので、考えた上で、この「わかりづらさをあえて選んでいる」「わかりづらくても問題ないと判断した」ということでしょう。

(編集者含めて)わかりづらいと自覚しながらも直そうとしない、わかりやすく描く努力をしないというのは、どういう判断なのか。

設定の詰めの甘さや矛盾を指摘されたくないから、あえてわかりづらい構成や説明にして、煙に巻こうとしているのでしょうか。

意図的にやっているとしか思えないレベルで(そう解釈しないとフォローしようがないレベルで)、プロとは思えない(プロの編集者がついているとは思えない)無意味なわかりづらさにまみれた作品となっています。

読者が「何となくの理解で読み進める(深く読み込み、細部まで理解しようとはしない)」状態にすれば、詰めの甘さに気づかれ、追及されずに済むとでも思ってるんですかね?

何なのその愚民政策みたいな漫画の描き方。。

ではどう描けば良かったかと言えば、前話のラストで「56年前の『世界会議』において〜」という説明にしておき、

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

今話も、「56年前の世界会議──」と記載すれば良かっただけです。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

急に(現在起点ではなく)過去の一点を起点にした表記にしたから混乱を生んだわけで、全て現在起点の表記にすれば何の問題もなく、「ある年の世界会議であった」なんて曖昧な表現にしてごまかす必要もなくなります。

こんな簡単なことも編集者は教えてくれないのでしょうか。

だから「あえてわかりづらくして読者を混乱させようとしている」ようにしか見えなくなるんですよね。

描く価値のない、聖地への侵入描写

普通回想って、冒頭でいつの何を描こうとしているのか明確にわかるように描くものですが、そんな常識は今のワンピースには通用しません。

「ある年の『世界会議』」と(いつの世界会議かわからない)曖昧な入り方をして、明確に年数を示す事をせず、その後の描写で「56年前」である事を伝えようとしている一方、その説明を補足するセリフは「5人の王が襲撃 誘拐された!! 誘拐事件だ !!! 犯人は黒服の大柄の男!!!」と既出情報皆無で微塵も理解の助けにならない情報から入り、「王達の命など ムーには何の脅しにもならぬぞ」とこれまた意味を理解できない不毛なセリフが続きます。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

その後も、「だろうな…──だが聖地はパニックだ…」と、延々何の理解の助けにもならない宙に浮いたような不明確なセリフを、誰のセリフかもわからない(わかりづらい)背中の構図から描き、

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

さらには(軍子似の)誰かもわからん上、ロキの回想に微塵も関係ない女を何の説明もなく登場だけさせるという、マジで何を描き何を伝えたいのか全くわからない、ゆえに描く価値のないコマばかりを描き続けています。

もちろん、後ろ姿はロックスであろう事はわかるため、ロックスがイムの部屋に侵入したシーンであることは想像つくのですが、その後の描写も意味不明で全く中身がないため、「これがいつの『世界会議』の話なのか」は依然として特定することができません。

「ある年」とあえてぼかしていることを踏まえれば、むしろ「56年前の『世界会議』ではない」と考える方が自然でしょう。だからよりわかりづらく、混乱してしまう。

その後、ハラルドが登場する事や「大将殿がやられたァ〜〜〜!!!💦」というセリフによって、結局「(48年前の)8年前の『世界会議』」である事が確定するのですが、要は回想が始まってから丸々2ページ、「いつの『世界会議』の話をしているのか」が全く読み取れない描き方になっているのです。

故に、描かれていることの意味も当然理解できません。

だから描く価値がないのです。

もっといえば、そもそもこの回想は「ロキが14年前の真実を語る」ためのものであって、ロックスの過去を掘り下げる回想ではないのですから、尚更描く価値がありません。

14年前の真実を語る上で、「ロックスが(海賊になる前に)マリージョアに侵入してイムと対面していた事(それは歴史上、後にも先にも初めての事件である事)」など、微塵も関係ないでしょう。

ロキにとってロックスが憧れの存在であり、それが14年前の真実に関係してくるのであれば、ロキの視点で、ロックスとの出会いを描けばいい話であり、ロックスの視点で、ロキに出会う前のロックスの動きを描く必要性など全くない。

ナミの過去を描いている途中に、

出典:ONE PIECE 78話/尾田栄一郎 集英社

アーロンが(投獄されて釈放されて)“東の海”に来ることになった経緯を描き始めたくらい、意味不明な構成と内容です。

出典:ONE PIECE 624話/尾田栄一郎 集英社

関係ねェんだよ今その話は、と言いたくなりません?

端的に言えば、「この回想の主役って誰なん?」という話です。

あ、作者か。

作者がロキからマイクを奪って、紙芝居を一人語りしてるんでしたね。

だから主役と関係のないキャラを主役にした話まで描いてしまうのか。

このおかしさと分かりづらさに気づかないのか、気づいてて強行突破してるのかわかりませんが、回想の目的と無関係の内容である以上、「描く価値なし」と言わざるを得ません。

イムを小出しにし続けるせいで小物化が止まらない

もっと言えば、こうやってイムを小出しにしてしゃべらせまくる事で、敵キャラとしての不気味さや得体の知れなさが削がれていき、正体が明かされた時のインパクトが失われるだけでなく、その時を迎えるまでの期待感まで損なわれるだけなのですから、尚更描くべきではありません。

聖地どころか「花の部屋」への侵入までも許し、天竜人でもないただの人間族にその姿を見られ、存在を知られてしまったというのに、何ら制裁を加える事なく普通に会話の相手してやるばかりか、そのまま始末せずに取り逃すって、なぜこいつはロックスに対してはこんなにも対応が生ぬるいのでしょうか。

なぜサボの侵入がバレた時のようにすぐに始末しようと動かないのでしょうか。

ロックスからどんな脅しや交渉を持ちかけられたのか知りませんが(それを明かさない時点でこのシーンは描く意味がなく)、「何の脅しにもならぬ」といっておきながら無抵抗を貫いてそのまま逃すことになる意味がわかりません。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

「脅しにならない」のなら、王達の命など気にせずに反撃して制裁を加えればいいんじゃないんですかね?

「デービージョーンズの崇拝者」だと語った意図も意味もわからないため、このタイミングでその設定や情報を明かすことにも、何の価値もありません。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

厳密には「考察者達にエサを与える」という意図があるのでしょうが、それ自体が無価値でありむしろ有害であるため、描く必要のないシーンであり、情報です。

繰り返しになりますが、これはロキが14年前の「あの日」の真実を3分で語る回想なんですから。

「それ以上の事はしなかったしできない事を知っていた」というのも意味不明であり、じゃあ何しに来たんだとしか思えませんし、考察者達へのエサ撒きにしかなっていない。

「おれは戻ってくるぜ…!!! ここへ!!!」という言葉を伝えるためだけに、(王達の命など何の脅しにもならないと知りながら)リスクを冒してまでわざわざ侵入したのでしょうか?

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

何のために?

事前に直接イムに宣戦布告することに、一体何の意味があるのでしょうか。

そして「聖地の最新部」まで侵入して宣戦布告してきた男を、処分せずに取り逃すことに一体何の意味があるのでしょうか。

もっといえば、ロックスの野望は叶うことなく死亡するわけですから、結果「ここへは戻って来れなかった」わけですよね?

それともロックスはここへ戻ってきた上で、殺されて、野望が打ち砕かれた、というオチなんですかね?

いずれにせよ、野望は果たされずに終わる結果は決まっているのに、「実は事前にイムに宣戦布告していた」事を「ロキの回想」で描く意味がどこにあるというのでしょうか。

何もかも無意味すぎて、まるで描く価値を感じません。

こんなシーン、丸ごとカットしたって、物語上何の影響もありませんよ。

なぜなら、何かを描いているようで、何も描いていないからです。

このシーンの描写を見て、分かった事、意味のあった事、一つでもありますか?

謎(考察者達のエサ)とツッコミどころが増えただけでしょ?

もう一つ、「この件が明るみに出る事は当然なかったが…」というナレーションも雑すぎる。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

何が「当然」なのでしょうか。

なぜ「明るみに出ない」事が「当然」なのか、説明できる方はいますか?

イムの存在がバレる事自体世界のタブーなので、「イムの部屋に侵入者が入った」というニュースなど「当然」報じられるはずがない、という事なのでしょうが、そもそも「なぜ侵入者を始末しないのか」「ロックスは何のためにイムの部屋へ侵入したのか」がわからないため、「この件が明るみに出なかった」事は全く「当然」ではありません。

なぜなら、ロックスがそれをリークしない理由の説明ができていないからです。

“聖地”を陥落させて“世界の王”になることを目指し、聖地を「パニック」にするために王達を誘拐して脅しをかけた人物が、イムの存在を世界にリークせずに、その秘密を守る判断をする理由は何なのでしょうか。

リークしてパニックを引き起こした方がロックスの目的に適うのではと思うのですが、それをしないことは「当然」のことなのでしょうか。

この点の説明ができていない時点で、この件が明るみに出なかった事を「当然」とは言えず、ご都合主義でしかありませんし、一方で今このタイミングで読者にそれを説明することに何の意味もないため、やはり描く価値がないとしか言いようがありません。

この辺り、整合性が取れて納得感のある説明はなされるんですかね…

私には何の説明もなく、整合性もとれないまま、雑に処理されて、なかった事のように扱われる未来しか見えないのですが。。

また今回のシーンも含めて、これまで散々イムを小出しにして、無駄なセリフをしゃべらせ続けてきた結果、もはや👇🏻この時のインパクトや、

出典:ONE PIECE 906話/尾田栄一郎 集英社

👇🏻この時の不気味さや恐ろしさ、底知れなさなど、微塵も感じられなくなってしまいました。

出典:ONE PIECE 908話/尾田栄一郎 集英社

ひたすら正体を隠し続けている割に何度も登場させるもんだから、どんどんボロが出て、底の浅さや脇の甘さが知れ、作者のご都合主義に守られただけの無能でしかなく、小物化が進行して、格も威厳も強敵感も不気味さも恐ろしさも、丸ごと失われてしまいました。

もはやただの頭が悪くて脇の甘い行動力ゼロの口だけ無能で、パンツ女に乗り移って読者サービスを楽しんでるだけの引きこもりネカマキモおじにしか見えません。

出典:ONE PIECE 1150話/尾田栄一郎 集英社

さらに鬱陶しいのが、公式SNSでもイムの人形を使っていじり始めている事です。

あのさぁ…(ラスボスと呼んで差し支えない)イムの正体を明かす前に、公式がギャグキャラ扱いして可愛らしさや親しみやすさを高め、その恐ろしさや不気味さ、強敵感を削いでマイルドにしていくことが、原作(や原作を最重視している読者達)にどんな影響を与えるのか考えないんですかね…?

面白いと思ってるんですかこれ。

「イム様ァアアア!!!」だの「みんなのイム様はどうしてますか?」だの、薄ら寒くて見てられないレベルでただただ痛々しく、完全にスベってるとしか思えないのですが、今の読者はラスボスをギャグキャラ扱いしていじられることを楽しみ、喜んでるんですかね?

全く理解できません。

こういうのは完結後、あるいはイムの正体を明かして、メインとなる活躍シーンを描き終えた後にやるべきでしょう。

実は作者の中で、イムはただの「ゆるキャラネカマキモおじ」というギャグオチを用意していて、あんまり凶悪で恐ろしいキャラだと誤解されてしまうと困るから、(担当に頼んで)今からハードル下げようとしているのでしょうか。

この件に限らず、この作品に関わっている人達、とにかくセンスの悪いことばかりやって作品のイメージを貶めてるようにしか見えないんですよね。

日本語としてキモすぎる説明台詞

「交渉決裂はわかったが 不法侵入は悪かったが!!」という、逆接を連続させてしまう不自然セリフ。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

しかも独り言の叫びとして言わせてしまうんですから、尚更あり得ません。

なぜなら「交渉決裂」した相手と、不法侵入の罰として放火した人物は別人であるはずだからです。

日本語として自然なのは「交渉決裂はわかったが、なぜここまでされなきゃならねェ!!!」か、「不法侵入は悪かったが、なぜここまでされなきゃならねェ!!!」のいずれかで、「交渉決裂はわかったが、不法侵入は悪かったが」なんて逆接を繰り返しながら独り言を叫ぶ人間など存在しません。

どちらも言わせたいなら「交渉決裂はわかったし、不法侵入は悪かったが」とするのが正しいですが、これも説明的すぎるため言わせるべきではない。

ではどう描けばいいのか──より正確に言えば、「交渉決裂した事」と「不法侵入が悪かった事」、どちらの「わかった」を削るべきなのか。

簡単です。

このシーンにおいて、ハラルドは「交渉決裂」後(つまり「交渉決裂はわかった」後に)、「不法侵入」の罪で攻撃を受け、燃えてる状態で逃げているわけで、それに対して「なぜここまでされなきゃならねェ!!!」と愚痴を漏らしていて、「なぜここまで」の「ここ」は「放火するという処罰」を指しているわけですから、当然削るべきは「交渉決裂はわかったが」の方であり、「不法侵入は悪かったが」を残すべきとなります。

つまり「不法侵入は悪かったが、なぜここまでされなきゃならねェ!!!」とするのが正しい。

そもそもこのタイミングで「交渉決裂はわかったが」などと口にするはずがなく、これは単に読者に向けた「説明」でしかないため、尚更言わせるべきではありません。

要するに「今ハラルドは交渉決裂後、不法侵入の罪で放火されて殺されそうになっており、それに対して不服を述べながら逃げています」と説明しているわけですね。

ハラルドのセリフではない。

だから不自然なのです。

こんなんばっかです、今のワンピースは。

だから作者がマイクを持って紙芝居を一人語りしてるようにしか見えない。

キャラにしゃべらせてやれよ。

キャラが自然にしゃべれるように、それによって物語が前に進むように構成して描いてやれよとしか思えません。

いつまでキャラからマイク奪って作者リサイタル開催してんだか。

「王誘拐の犯人」とは誰なのか?

もう一点、作者がキャラの立場をリアルに想像せず、小手先で話を作っている事がよくわかるのがこちらの件です。

「王誘拐の犯人だ」というセリフと、「違う!! それはおれじゃねェ!!!」というセリフによって、「王が誘拐された」事と「それはハラルドではない(ロックスである)」という事を「説明」しているわけですが、ロックスは1人で侵入しているはずなのに、どうやって「5人の王」を「誘拐」したのでしょうか。

ロックスは襲撃・誘拐をした上で「花の部屋」に侵入したわけですが、その間「5人の王」はどこに隠されているのでしょうか。

👇🏻このシーンで、ロックスが座っているのが(気絶した)「5人の王」の上である可能性はありますが、

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

さすがに5人もの人間を(気絶しているとはいえ)「花の部屋」に連れ込むなどあり得ませんし、この後のシーンで、👇🏻ロックス1人で逃げ回っている様子が描かれています。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

うん、誰がどこに「誘拐」したの?

ロックスが誘拐したものとして描いているのでしょうが、ロックスが誘拐した描写はなく、どう見ても誘拐していないし、できるはずがないため、完全に破綻した描写と説明になっています。

要は、「ロックスはマリージョアに侵入し、5人の王を人質にしてイムに何かを迫った(脅しをかけようとした)」という「情報」を伝えたいだけで、「それがどのように実行されたか」「そもそもそんなことが可能か」など、どうでもいい(きちんと詰めて考えていない)ということです。

だから描く価値がない。

詰められていない、ツッコミどころだらけの「あり得ないシーン」を描く価値など微塵もありません。

描かずに「説明」だけで済ませておけば(あるいはそもそもそんな情報を示さなければ)何の齟齬も生じないのに、わざわざページを割いて描いておいて、それが「あり得ない」描写となってしまっては、そのシーンを破綻させるだけでしょう。

実際、「5人の王」の誘拐事件などその後の展開に何の意味ももたらしておらず、その情報がなかったとしても何の問題もなかったシマツです。

何でこういう、無駄なシーンや説明ばかり描くんでしょうね。。

大将の敗北、一言で終了

これも酷い。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

どこのどなたか存じませんが、ロックスの強さを「説明」するためだけに殺されてしまった「大将殿」が哀れでなりません。

大将を殺すなんて大事件が起きたのなら、957話時点で、センゴクが(海兵達にロックス海賊団の事を)説明する際に伝えないのはおかしいし、そもそも海兵達がその事件のことやロックスの名前を知らないという設定にも無理が生じてしまいます。(この点は、今思えばたかだか38年前まで生きていたロックスの名を、若手とはいえ現役の海兵が知らないことに無理があったと言えますが、海軍大将が殺されたとなれば、尚更海軍内で知らない人間のほうが多いなど考えられません)

百歩譲ってそれがあり得るとして、957話でその事件については触れないのもアリだとしても、ロックスが大将を殺したという設定があって、それを作中で描くのなら、きちんと「ロックスの過去編」として掘り下げて描くべきでしょう。

「ロキの回想」のなかで文脈無視で登場させて、描く価値のないシーンをわざわざ描いておいて、海軍大将殺害という大事件の描写はカットして「大将殿がやられたァ〜〜〜!!!💦」の一言で済ますって、もう笑うしかない不毛さです。

こんな説明セリフで済ませるなら、前話の「『海軍本部』の“大将”を一人殺害して逃走──」というナレーションで済ませるだけで十分でしょうに、48年前まで時を進めたかと思いきや、また56年前まで戻って、わざわざ「世界会議」で事件シーンを描く判断をしておいて、👇🏻この一コマの「大将殿がやられたァ〜〜〜!!!💦」で済ませるって、マジで何のために描いているのか理解できません。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

この描写が無駄であることがわからないのでしょうか。。

もちろん、このシーンはハラルドとロックスの初対面シーンかつ、お互いに気を許し、認め合う関係になったきっかけを描いているのでしょうが、そのシーンさえ小手先過ぎて何の説得力もないため、描かない方がマシなレベルです。

だから「56年前の『世界会議』」丸ごと描く必要がないのです。

「聖地に巨人族~!? 田舎モンか!?」

これ、どういう論理なんですかね。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

なぜ「聖地」に「巨人族」がいると、「田舎モン」認定になるのでしょうか。

おそらく「聖地に(侵入してはならないはずの)巨人族(がいるなんて、そのルールを知らない)田舎モンか!?」的な意味合いなのでしょうが、なぜ「巨人族」が「聖地」にいるだけで、「そのルールを知らない」という解釈になるのでしょうか。

別に知った上で来ている可能性も全然ありません?

「世界政府」に加盟しておらず、「世界会議」に呼ばれているはずのない巨人族がマリージョアにいるのは、何も知らずに侵入してしまった田舎モンに違いない、と考えたのでしょうか。

このセリフがそうした意図を含んでいる事が読者に誤解なく伝わると思うでしょうか。

そもそもこいつはエルバフが「世界政府非加盟国」であることを知っているのでしょうか。

それ以前に、前から走ってくる巨人がなぜ「エルバフ」から来たとわかるのでしょうか。

エルバフに限らず巨人族の国はどこも「世界政府非加盟国」であるというのは世界の常識なのでしょうか?

こんなわかりづらくて伝わるか伝わらないかもわからんようなセリフを言わせてまで、ロックスがハラルドのことを「田舎モノ」だと考えるリアクションをさせることに、一体何の意味があるのでしょうか。

なんでこんな言わせる価値のない、不毛なセリフばかり書いてしまうのか理解できません。

自分自身が侵入者のくせに、なぜ巨人族を見つけたら「田舎モン」認定するのかもわからない。

お前だろ聖地に侵入した田舎モンは。

つーかこの語尾を伸ばしてリアクションさせるセリフやめてもらえませんかね…マジでSBSノリのセリフでしかないので、作者の顔しか浮かんできません。

「聖地に巨人族…!?」だけでいいし、「あ!? なんで巨人族がこんなとこに…!!」のようなセリフの方がよほど自然でしょう。

「直径5kmの人影を消し去った」だと?

これも酷い。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

聖地がどのくらいの広さなのか知りませんが、直径5kmってさぁ、天竜人何人消し去った計算になるわけ?

というか、すぐ近くに建物があるけど、建物の中の人間は消えたの?

建物ごと消し飛んだの? 建物も中の人間も無事なのに「直径5kmの人影を消し去った」と言ってるの?

いずれにせよ、大将殺しに加えて、何百人もの天竜人を消した(殺した)ってことでOK?

それでロジャーより懸賞金低いん?

もっと言えば、ハラルドも天竜人殺しの共犯になるわけですが、なんで賞金首にされたり、エルバフに大将が報復に乗り込んできたりしないの?

誰がどう聞いても真っ先に疑問が浮かぶ、「直径5kmの人影を消し去った」という言葉の意味が理解できない(状況が想像できない、ないしあり得ないとしか思えない)説明であり、何のためにこんな意味不明なナレーションを入れているのか理解できません。

ロックスとハラルドの強さを「説明」したいのでしょうが、「絵」で表現してくださいよ。

「直径5kmの人影を消し去った」様子を「絵」で描かないと読者に伝わらないでしょう。

たとえば直前のコマでは、ハラルドの足元にゴミのような人影がありますが、

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

その後の衝突の後のコマには人っ子ひとり描かれていないということは、

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

本当に文字通り「消し去った」のでしょうか?

それとも、衝突による爆風で「吹き飛んだ」のだけど、絵を描くのがめんどくさいから(吹き飛ぶシーンはカットして)「吹き飛んだ後」を描くことで、「消し去った」と表現しているのでしょうか?

作画が手抜きすぎて、もはやマリージョアに人がいるとは思えないほど、臨場感や実在感がありません。

描く気がない(ないし描くのが面倒)なら描かなければいいのに…何で描くことを選んでおいて、手を抜いて伝わらない(描く価値のない)シーンに仕上げてしまうのでしょうか。。

全く理解できません。

「え!!? 何で!!?」と急に知能と精神年齢が下がる孕ませ屋

「おれはロックス!!! 次の一撃は街を狙え!! お前も捕まったら奴隷にされるぞ!!」と言われて、急に「え!!? 何で!!?」と超馴れ馴れしくてマヌケなリアクションをしてしまう一国の王、もとい孕ませ屋。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

ロックスの名前を聞いただけで、立場や肩書き(つまり何者であるか)を聞いたわけではないのに、なぜか急速に心を許し、距離が縮まり、(マヌケ丸出しの)純朴低知能リアクションをして王としての威厳を捨ててしまいます。

そもそも、これって何に対する聞き返しなんですかね…

「次の一撃は街を狙え!!」の方ですか? 「お前も捕まったら奴隷にされるぞ!!」の方ですか?

いずれにせよ、「え!!? 何で!!?」という質問、アホすぎません?

もう少し頭を使ったリアクションできねェのかよ一国の王が。

もっといえば、「考えるな!!」というセリフと同時に「ドガァン!!」という衝撃音と街が破壊されてるような描写がなされていますが、これはどちらの攻撃なんですかね…

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

「考えるな!!」と言いながら攻撃したと読めば、ロックスの攻撃ですかね…?

でも「次の一撃は町を狙え!!」と命令した上で「考えるな!!」と強要しているのですから、普通に考えたらハラルドの攻撃と読むべきですよね。

描写が雑すぎて、何にもわかりません。

その後の会話も意味不明で、吹き出しの尻尾がどちらを指してるのかわからない上、フォントや吹き出しの形の違いもわかりづらいため、どっちがどっちのセリフなのかさえパッと見で全然読み取れません。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

ハラルド:「エルバフどっちだ!?」

ロックス:「“新世界”は向こうだ!! ヴォハハ 生きてたらまた会おうぜハラルド!!」

ハラルド:「バカいえ!! おれは悪党とは関わらん!!」

ロックス:「えェ!? 飛ぶのかお前!!」

ということなのでしょうが、もうわけがわかりません…

「え!!? 何で!!?」「考えるな」の後の描写が全カットされているため、こいつらがどんな会話をして、どんな情報を共有したのかがわからないというのに、急に「エルバフどっちだ!?」「“新世界”は向こうだ!!」という会話に飛んでいる。

何から何まで描写が薄すぎて、あり得なさすぎて、わかりづらすぎて、何のために描いているのか理解不能です。

まず、なぜハラルドは自分で聖地に侵入したのに、「エルバフがどっちにあるのか」がわからないのでしょうか。お前、他国に航海術を教える立場のくせに、自分の国の方角や自分がどちらから来たのかさえ把握せずに聖地に侵入したのか?

というか、方角を確認する術を持ってないのか?

なんでそれを初対面のロックスに聞くんだよ意味わかんねェな。なんでロックスなら知ってると思ったんだよ。

(カットされた間の会話で)ロックスが海に詳しいとか、マリージョアに詳しいとか、(自分よりも)エルバフに詳しいという話でもなされたんですかね?

当時は海の過酷さにより、まだまだ島々の交流が困難な時代だったんじゃないんですかね?

なんでそんな時代に、航海術を教える立場のお前が、初対面のどこの馬の骨ともわからん奴に、自分の国の方角を教えてもらうことになるんだよ。

逆だろ普通。

また「エルバフ」はどっちかを聞かれてるのに、「“新世界”は向こうだ!!」と答えるのもキモい。というか意味がわからない。

普通に「向こうだ!!」とだけ答えれば良くないですか?

どういう意図のセリフであり、言い換えなんでしょうかこれ。

「ロックスはエルバフが『新世界』にあることを知っている」ことを読者に説明したいんですかね?

それは最初から知識として知っていたのか、ハラルドとの(カットされた間の)会話で知ったのかどちらなのでしょうか。

前者の場合、なぜエルバフには行ったことがないはずなのに、新世界にあることを確信しているのかという話になるし、後者の場合、ハラルドからエルバフは新世界にあると聞いた後の会話なのであれば、「エルバフどっちだ!!?」と聞かれたら尚更「向こうだ!!」と答えればいいだけの話であり、わざわざ「新世界は」なんて前置きを入れる必要がありません。(その情報は、ハラルドから聞いたものなんですから)

要は、これも作者による作為セリフ、説明セリフでしかないんですよね。

「エルバフどっちだ!?」に対して、「エルバフは向こうだ!!」にすると言葉が重複して野暮ったくなるし、「向こうだ!!」だけだと言葉が少な過ぎて物足りないから、「“新世界”は向こうだ!!」にして、重複を避けながらセリフの座りをよくしたのでしょう。

何もかも視点でセリフが決められており、キャラ達の視点が完全に無視されている事がよくわかります。

その後の「生きてたらまた会おうぜハラルド!!」→「バカいえ!! おれは悪党とは関わらん!!」→「えェ!? 飛ぶのかお前!!」もキモい。というか意味がわかりません。

どういう状況であり、どういうリアクションなんでしょうかこれ…

まず、👇🏻このコマにおいて、ロックスはどこにいるのでしょうか。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

直前のコマ(会話)までハラルドの肩に乗っていたわけですから、普通に読めばこの時点でも肩に乗ってるはずですよね。

つまりロックスを乗せたまま飛び降りて、一緒に新世界へ向かったということでしょうか。

一方で、「生きてたらまた会おうぜハラルド!!」と言っていることから、こいつらはここで別れるつもりであることがわかります。つまりハラルドは(エルバフに帰るために)聖地を後にするつもりである一方、ロックスはまだ聖地に残るつもりであるか、逆側(前半の海)に向かうつもりである、ということです。

「新世界」側に向かうのであれば一緒に降りればいいだけなので、「生きてたらまた会おうぜ」なんて別れの言葉を言うはずがありません。

しかし、ロックスにまだマリージョアに残ってやらなければならない事があるとは思えないんですよね。。

とすれば反対側(前半の海)へ向かうつもりということになります。

実際、この後(時を経て)「正義の門を破壊し再び逃走」という説明があるため(この説明も何を伝えたいのかよくわかりませんが)、

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

いずれにせよ「前半の海」に向かったのは確かでしょうが、その後またエルバフに現れたということは、再度「レッドライン」を突破したということです。

特に目的もなさそうなのに、何のために「前半の海」に向かったのでしょうか。

「マリージョアへ向かう大口の『天上金』を載せた船を襲撃」するのが目的なら(つまり金が目的なら)ハラルドと一緒に「新世界」へ向かえば良かったんじゃないんですかね?

あるいはハラルドの実力を認め、戦力として必要としていたのであれば、普通に(とりあえず)新世界へ向かって、最初の仲間に勧誘すればよかったのではないでしょうか。

それよりも(とりあえずハラルドと別れて)「前半の海」へ向かって、「天上金」を載せた船を狙い、その後「海賊船」を狙うという行動(計画?)を優先する(しなければならない)理由が全く読み取れません。

要するに、何かを描いているようで何も描いておらず、何も理解できないし、共感もできない、すなわち描く価値のないシーンや説明ばかりを描き続けているということです。

前話で描いた「56年前の『世界会議』でハラルドとロックスは出会い(ロックスが海軍大将を殺したことで聖地が騒動となったおかげでハラルドは逃げることができ)、その8年後にロックスがハラルドに会いにエルバフにやってきた」という情報と、本質的に何も変わっておらず、それ以上に意味のある情報は何ら描かれていません。

ロックスが「世界会議」の後、「前半の海」へ向かって、「天上金」を載せた船や「海賊船」を狙った、という話を(このタイミングで、超ダイジェストで)描くことに、何か意味がありますか?

単に(雑に)設定説明して、考察者達にエサ撒きしてるだけにしか見えないんですよね。。

まぁ、どんだけ雑にエサを撒いても、池の鯉よろしく一目散に群がってきて我先にと貪り食い散らかして騒ぎ立ててくれるので、作者・編集者としては狙い通りなのかもしれませんが。

「ロキの回想」から「ハラルドの過去編」になったかと思いきや「ロックスの過去編」スタートして草

で、ここから急にロックス主体の回想となり、明確に「ロックスの過去」を語ることにシフトチェンジします。

しかもその説明も雑すぎて説得力皆無な上、全く面白みがありません。

たとえば「聖地」に侵入して大量の「天竜人」を殺し(直径5kmの人影を消し去り)、「海軍大将」まで殺しているわけですから、どう考えても「革命軍」以上の実害を与える犯罪をしているというのに、「彼の動向は常に『政府』に対して批判的であった」なんて甘ったれた説明がなされていて笑うしかありません。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

「批判的」なんてレベルじゃねェだろ😂

「敵対的」でも足らない。

普通に「世界最悪の犯罪者」と呼んで、今すぐ全勢力向けてでも殺しにいくレベルでしょうに、相変わらず生ぬるいことしかやらねェな無能政府の連中は。

おそらく「常に政府に牙を剥いて転覆を狙い、海軍船を沈めてきた」のような説明をしてしまうと、革命軍のお株を奪うことになってしまうから、「批判的であった」なんて中途半端な説明にしたのだろうと思ったのですが、957話では、「まるでテロ組織の様に世界政府に牙を剥き」という説明がなされてたんですよね。

出典:ONE PIECE 957話/尾田栄一郎 集英社

これが「彼の動向は常に『政府』に対して批判的であった」となるんですから、明確にセリフのセンスが劣化しています。

結果、ロックスの悪虐ぶりは弱まり、ただの穏やかな小物活動家くらいにしか見えなくなってしまいました。

バトル漫画の悪役キャラで、正義に対して「批判的」なポジションなんて説明をされて、誰が脅威に感じるというのか。

わざわざ過去編を描いて掘り下げておいて、どんどん魅力を奪っていくシマツ。

だから描く価値がない(描かない方がマシな)のです。

その後の「なんと次の標的は海賊船だった」というナレーションも意味不明で、何が「なんと」なのかわかりません。

「政府に対して批判的な人間」が「海賊を標的にする」のはそんなにおかしい事、意外な事、驚くべき事なのでしょうか。

普通にルフィ達ですら政府に対して「批判的」であり、主に「海賊」を標的にして冒険してますよね。

そいつらの冒険を散々見てきている読者にとって、常に『政府』に対して批判的」だったロックスの「次の標的」「海賊船だった」事が、そんなに驚くべき事であり、意外性のある事だと思ったのでしょうか笑

これを聞いて、「え〜〜〜〜!!? ロックスの次の標的は海賊船だったのかァ〜〜〜〜!!」とリアクションしてくれる読者がいると思ったんですかね?

意味わからん。。

「別に驚く事じゃなくて草」としか言いようがありません。

もっというと、「この日の重なる罪により」普通に手配書にされ、「その悪名を轟かせ 世界に大きなショックを与えた」という事なのですが、

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

センゴクの説明では、「今や“ロックス”という名さえ知らぬ海兵も多い」

出典:ONE PIECE 957話/尾田栄一郎 集英社

「ロックス海賊団に関する情報は今に残らず──ただ我々世代の一部の海兵の記憶の中に眠っているだけだ…!!」

出典:ONE PIECE 957話/尾田栄一郎 集英社

ということだったんですよね。

海軍大将を殺して賞金首となり、瞬く間にその悪名を轟かせ、世界に大きなショックを与えておいて、わずか40年程度でそんな状況になります?

「世界の禁忌に触れすぎた為に『ロックス海賊団』に関する情報は今に残らず」という事ですが、世界に手配書バラ撒いて、その悪名は瞬く間に知れ渡ってたんですよね?

死んだ途端、瞬く間に忘れ去られたんですか?

あり得ないとしか言いようがないでしょう。

何もかも薄っぺらく、違和感があり、整合性が取れてるとはとても思えない描写や設定ばかり。

だから後付けにしか見えないのです。

後付けでも面白ければ全然いんですけど、過去の描写と整合性が取れない上、ロックスを小物化してキャラの魅力を殺すものばかりで、明確につまらないから、「描く価値がない」わけですね。

ロックス海賊団がデービーバックファイトで集められた事にされて笑うしかない

デービーバックファイトの絡め方も強引すぎて、後付けにしか見えないんですよね。

ロックス海賊団が「デービーバックファイト」で集められたという設定自体、その格を明確に下げる行為であり、終わってるとしか思えないのですが、これって今回初めて明かされたものですよね…?

既にどこかで語られてたり、SBSで言及されてたりしたんでしたっけ。

もう「新世界編」は長らく読み返していないため、そんな説明がなされたシーンがあったかどうか思い出せないのですが、おそらく907話のガープとヒナの会話のシーンが初出で、957話でセンゴクが海兵達に教えてやるシーンで掘り下げて以降、1096話のくまの過去編で「ゴッドバレー事件」が描かれた際にちょっと触れられただけで、「ロックスがデービー・ジョーンズの崇拝者」だの「デービーバックファイトで仲間を集めた」だのについては、今話で初めて語られた感じですよね?

いずれにせよまとめて不要としか思えず、この後付けには落胆しかありません。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

後の「白ひげ」となる男や「金獅子」のシキが、「デービーバックファイト」なんぞで集められたと言われて、納得できる読者などいるのでしょうか…単純にキャラが小物化したようにしか感じないため、ショックじゃないですか?

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

なぜなら、デービーバックファイトで強引に仲間に引き込まれたということは、「ロックス1人に敗北する程度の海賊船の船長、ないしそんな船長について行っていたNo.2以下の一般クルー」だったことになり、ロックス海賊団はそんな「一般クルー」の寄せ集め集団だったことになるからです。

仮に、(No.2以下ではなく)各船の船長を集めたのだとしても、ロックス1人に敗北したという事実がある以上、ロックスより明確に格下という意味で、全員器としてはNo.2以下なわけです。

にもかかわらず、「ウチは自立してんだ!!」とイキり出してしまう。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

いや、お前ロックス一人に敗北して、元の船から引き剥がされて仲間に引き込まれたんだろ?笑

何を自らの意思で仕方なく「乗ってやってる」感出してんだよ。

想像してみてください。ルフィがデービーバックファイトでロックスに敗北してゾロを奪われたとして、ゾロが「ついてく!? このバカに!? 笑わせんなウチは自立してんだ!! ロックスが死んでもおれ達ァ何も揺るがねェ!!!」と言ってる姿。

「揺るがない」のは事実でも、声高に叫べるような立場ですか?

自分(ないし自分の船長)が負けたことで、他の海賊船に奪われた立場なんですよ?

ダサすぎて目も当てられないんですけど。

船長クラスどころか、世界トップクラスの大物集団かと思いきや、(まだ各自頭角を表す前とはいえ)そんなNo.2以下の寄せ集め集団となってしまっては、ロックス海賊団の格が下がるだけでしょうに。

この点は後ほど掘り下げます。

「56年前の『世界会議』」の8年後のエルバフへ

その後、ロックス達はエルバフにやって来て、「48年前」(の前話のラストシーン)につながることになります。

しかし、👇🏻このコマの後、

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

次のページで👇🏻急に「『エルバフ』アウルスト城──」に飛ぶため、この上なくわかりづらい(読者にスムーズに理解させる気のない)超手抜き描写となっている。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

何が手抜きって、この2コマはほぼ全てアシスタント絵で成立させられていることです。キャラやその動きを描いていないため、場面転換や時間経過によって何がどうなったのかがとにかくわかりづらい。

こんな描き方では、ロックス達がエルバフに上陸して、そのままアウルスト城に飛んだようにしか見えないでしょう。

にもかかわらず「いやあ…慌てて帰って来たが…」という主語が誰なのか読み取れないセリフから入ってしまう。

どんだけわかりづらい描写を心がけてるんでしょうか。。

嫌がらせとして意図的にやってるとしか思えないレベルで、常にわかりづらさが最大値となる描写を選択してくるシマツ。

この描き方で、「いやあ…慌てて帰って来たが…もう治りそうなのか…よかった…!!」が誰のセリフか即理解できた方いますか?

散々ロックス主体で描いてきた後、「彼らはエルバフにやって来た」の次のコマで、「いやあ…慌てて帰って来たが…もう治りそうなのか よかった…!!」と言われても、誰が誰に向けたセリフなのか、まるで読み取れないでしょう。

いや、もちろん、次のコマですぐハラルドが描かれているので(視界にも入るので)、ハラルドのセリフであることは理解できるのですが、「もう治りそうなのか」って、風邪に対して言ってるようなセリフなので、(大ケガをした)ロキに向けたセリフに聞こえないし、そもそも冒頭のロキとロックスのやり取りでは「それに親父がおれのケガくらいでいちいち帰ってくるか!!💢 弱そうなくせにおれに命令しやがって!!」とロキが反発し、それにロックスがお仕置きを加えて大ケガをさせたことまでで終わっていて、ロキが命令に従ったかも、ハラルドに連絡を取ったかも描かれていないわけですから、(ロックス達がエルバフにやって来たコマの後)いきなりハラルドが帰ってきてしゃべり出すシーンに飛ばれても、その場面転換をスムーズに理解できません。

これ、ハラルドに連絡してからどれくらい時間が経った想定なんですかね?

普通に読むとその日の内にすぐ戻って来たように見えますが、そんなすぐに帰って来れるとも思えないし、数時間で「大ケガ」が「もう治りそう」というのもおかしいので、1日〜数日は経過してる感じなんですかね?

そんな細かいことはどうでもいいんですかね?

無意味に場面転換を挟みすぎだし、時系列を行ったり来たりしすぎだし、描写を飛ばしすぎなんですよ。

常に頭に「?」が浮かび、引っ掛かりがあり、後から補足・補完されてようやく理解できるという構成になっているため、1コマ1コマを直感的に理解できず、全然気持ちよく読めない。

だから「構成がわかりづらい」「読みづらい」と言われるのです。

直す気ないんですかね作者は。プロなのに。

直させる気もないんですかね編集者は。プロなのに。

どうなってんの今のジャンプ編集部。

妻のことも子供のことも何も知らんくせに「お前が強いのは知ってるが」などと言い出す無能ボンクラクソ親父

ロキが大ケガをしたと聞いてすぐに帰って来た「子供思いのいい父親」を描いてるつもりかもしれませんが、

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

こいつは「ロキがエストリッダに生まれてすぐ冥界に捨てられ、その後も拒絶され続けて心に傷を負わされ、愛を諦めさせられ、その後義兄にも虐待されて、友達もおらず、村で暴れ回って人に迷惑をかけることしかできずに苦しみ、死にたいと思う日々の中、実際に自殺までしている精神状態であることに全く気づいていない無能ボンクラクソ親父」である事を忘れてはいけません。

これらに一切気づいていないくせに、「お前が強いのは知ってるが」とまるでロキの事をちゃんと見ていて、理解してるかのようなセリフを口にしてしまう。

キモチワリィ…

どんだけ薄っぺらい偽善シーン描いてんだよ…反吐が出るわ。

もっと言えば、「冥界へはあまり行くな…今回は崖から落ちたで済んだものの あそこには命に関わる危険がいっぱいある」というセリフからわかるように、こいつはこの「大ケガ」がロックスに負わされたものという事すら見抜けない(剣で受けた傷と崖から落ちた傷の見分けがつかない、あるいは確認さえしていない)だけでなく、ロキが生まれてすぐ「冥界」に捨てられ、自殺のために「冥界」に飛び降りたけど、「それでも死なないほど頑丈である」事さえも知らないのです。

つまり「お前が強いのは知ってるが」と言いながら、その「強さ」さえきちんと把握できていないというマヌケっぷりを晒しているわけです。

ね? キモいし反吐が出るでしょ?

マジで作者がどういう意図で描いてるのか全く理解できません。

普通に読めば「クソ親」を描いているようにしか見えないのですが、こんな描写で「子供思いのいい父親」を描けてると思ってるのでしょうか。

読者から好かれる魅力的なキャラであり、「エルバフ史上最高の王」として描けているつもりなのでしょうか…甚だ疑問です。

その後のロキのツンデレ描写も鬱陶しいとしか言いようがない。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

何なんですかねこの「ロキの悪役としての魅力」を破壊するだけのクソ媚びツンデレシーン。

何が「偶然だよな…!! おれの為なハズねェ…!!」だよ。

齢数ヶ月にして愛を諦めたんじゃねェのかよ。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

ガンガン親からの愛を期待してんじゃねェか。

矛盾しすぎなんだよお前の描写何もかも。

キモチワリィ…

同じポーズで超不自然な会話をし続ける手抜きキモ描写

今話で一番キモいのがこちらのシーンのロックスとハラルドの会話。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社
  • 「おれの仲間になれハラルド!!! 『世界政府』はお前の要望なんざ聞かねェだろ!? わかったろ!? あの時!!!」
  • 「バカいえ!! 悪名高いお前らなんかと手を組んだ日にゃ他国からの信頼も一気に失う!!!」
  • 「何だよじゃあ『世界政府』に支配されてェんだな!!?」
  • 「そうはならねェ道を模索してる!! 皆対等であるべきだ!!」
  • 「眠てェ事言うなよハラルド!! エルバフは最強の戦士の国だぞ!!! 気に食わなきゃ叩き潰せばいいんだよ!!!」

もうツッコミどころだらけなのですが、一番キモいのはこのセリフを👇🏻このポーズのまま延々しゃべり続けているという事です。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

1つの描写でしゃべらせすぎなため、というかシンプルに手抜き描写なので、作者の作為が詰まった不自然な会話でしかなく、キャラがしゃべってるシーンに見えない。

「『世界政府』はお前の要望なんざ聞かねェだろ!? わかったろ!? あの時!!!」と質問を重ねるセリフ自体不自然なのに、その後に続く長尺セリフをこのポーズのまましゃべり続けてると考えると、不自然すぎて会話が入ってきません。

このセリフに関しては、他にも「なぜ聖地で出会った時には仲間に誘わず、わざわざ真逆の方角に別れておいて、このタイミングで誘う事になったのか」というツッコミどころもあります。

「『世界政府』はお前の要望なんざ聞かねェだろ!?」というセリフ的に、マリージョアでも誘いはしたけど、ハラルドは自身の野望を理由に断り、ロックスは実現不能な理想論に過ぎないからどうせ無理だとは思いつつ、ハラルドがそれに気づくまでとりあえずやらせてみて、その間に自分は仲間集めをしようと考えて一旦別れ、時が過ぎて仲間も集まり、準備が整ってきたため、改めて誘いにきた、という意味なのかと思いきや、その後に「わかったろ!? あの時!!!」と続けたせいで、「あの時に(世界政府お前の要望を聞き入れることはないと)わかったはずだと詰めるのならその時に誘っとけ」という話にしかならず、結果、作者都合によってのみ成立している不自然展開となっているわけです。

「『世界政府』はお前の要望なんざ聞かねェだろ!?」だけなら、あるいはその後に続くのが「この8年で身に染みたはずだ」のようなセリフであれば、「マリージョアの時にも誘ったが、その時はハラルドの意思を尊重して一旦引いたが、そろそろ理想論だけでは世界は変えられない事に気づいただろうから改めて誘いに来た」ことが伝わる自然なセリフになるのに、なぜ「わかったろ!? あの時!!!」なんて意図不明で意味のつながらないセリフを言わせてしまうのか。

これでは「マリージョアでは誘わなかった理由」も「その後誘おうと思うに至った理由」も「このタイミングで誘いに来た理由」も何もわからないセリフとなってしまい、ツッコミどころを生むことにしかなりません。

しかも、その後4年も誘い続けるも断られ続けて、結局諦めてハラルド抜きで作戦決行するのです笑

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

何なんだマジで…何のために描いてんのこの回想😂

テーブルの上にお皿を並べ出したから、料理を振る舞ってくれるのかと思いきや、そのままお皿を片付けられたくらいの肩透かし感。

あるいは(「ロックス海賊団」の設定という)絶品料理に一味加えて完成度を高めるのかと思いきや、汚物を乗せてすぐ取り除くという奇行を働いた結果、その跡が残って丸ごと台無しになってしまったようながっかり感。

ハラルドとロックスに関わりがあった設定(というか後付け)、この回想において一体何の役に立っているのでしょうか。

また、ハラルドの「バカいえ!! 悪名高いお前らなんかと手を組んだ日にゃ他国からの信頼も一気に失う!!!」というセリフも、お前も聖地に侵入して犯罪者として処刑されそうになったところ、何とか逃げ仰せただけであり、何ならそのために天竜人とその街に手を出して、世界的犯罪者(少なくともその共犯者)になっているというのに、(そもそもその点のお咎めがなくハラルドが賞金首になっていない事もおかしいのですが)何を自分だけは無実で善良な正義の王様ヅラしてんだと思ってしまう。

聖地に侵入して天竜人に手を出した時点で、お前も「悪名高い」世界的犯罪者なのに、なんで都合よくお咎めなしになっていて、「他国から信頼」される立場になってんだよ意味わかんねェな。

結論、単なる作者の御都合主義によって成立しているだけの設定であり展開であり、完全に破綻しているわけですね。

さらにその後の「何だよじゃあ『世界政府』に支配されてェんだな!!?」というロックスの返しも気持ち悪い。

なぜ「ロックスの仲間にならない」=「世界政府に支配されたい」という安易な二元論になるのでしょうか。

もちろん、「世界政府を討ち滅ぼそうとしている自分達の計画に賛同しないということは、今のままの(世界政府の支配によって成り立っている)世界を変える気がない(=世界政府に支配されたい)ってことか?」という意味なのでしょうが、別にロックスの仲間にならないからといって「世界を変える気がない」という事にはなりませんし、ロックスについていけば(自分が望む形で)世界を変えられる事が確約しているわけでもありません。

実際ハラルドは「そうはならねェ道を模索してる」わけで、そう言い返されてしまいます。

その程度のことさえ想定できず(あるいは想定できていたとしても)、「何だよじゃあ『世界政府』に支配されてェんだな!!?」という安直で極端かつ稚拙な二元論をぶつけている時点で頭が悪い。

ハラルドに関しても、「そうはならねェ道を模索してる!!」という返しまではよかったのですが、その後の「皆対等であるべきだ!!」 がハイコンテクストすぎて(というか論点が飛躍していて)意味不明なんですよね。

少なくともロックスの主張に対する返しとしては的外れすぎて会話になっていません。

おそらく「おれの仲間にならないって事は、『世界政府』に支配されたい(今の世界のあり方を受け入れる)って事だな?」というロックスの問い詰めに対して、「そうならない道(世界政府だろうとロックスだろうと、それに同調した自分だろうと、誰かによる支配などない世界)を模索している(なぜなら皆対等であるべきだからだ)」と言いたいのでしょう。

が、ロックスは「『世界政府』に支配されたいって事だな?」と聞いているのですから、それを否定するのであれば、「違う、◯◯したいからだ」という主張を、その理由と共に述べるべきであり、「そうはならねェ道を模索してる!! 皆対等であるべきだ」という返しでは論理が飛躍しているため、反論になっていないのです。

要は「世界政府に支配されたいわけではない、世界の人々は皆対等であるべきだから、誰にも支配されない世界を作りたいのだ」ということなのでしょうが、今のセリフでは論理が飛躍しているため伝わりません。

実際、これに対して「眠てェ事言うなよハラルド!! エルバフは最強の戦士の国だぞ!!! 気に食わなきゃ叩き潰せばいいんだよ!!!」と返されてる時点で、やはりその意図は伝わっていません。

「気に食わなきゃ叩き潰せばいい」というのは(今世界を支配している)世界政府、あるいはハラルドの要望を聞いてくれない相手を想定した発言であり、「皆対等であるべき」というハラルドの主張に対する反論になっていないからです。

ハラルドの意図が伝わっていたら、「眠てェ事言うなよハラルド!! 力のある奴が世界を支配するのはこの世の道理だ!! 対等な世界なんて作りようがねェんだよ」のように、「皆対等であるべきだ」という点に反論するセリフにならなければおかしい。

ついでに言うと、エルバフに初めて上陸した他所者が、エルバフの王に対して「エルバフは最強の戦士の国だぞ!!!」と教えを説いているのが滑稽でしかなく、(聖地で巨人族を目にした時に「田舎モン」という解釈しかできなかった)お前がエルバフの何を知ってるんだ、どの立場で言ってるんだと思ってしまいます。

総じて、作者が伝えたい情報を伝えるために、小手先で書いた的外れなセリフの応酬でしかなく、「会話」になってないんですよね。

だから読む価値がなく、描く価値がないのです。

「おいメシくらい楽しく食えねェのか!?」と目的を履き違えたクソキモセリフを吐いてしまう、後に「白ひげ」となる小粒海賊

このセリフ、全く意味がわからないのですが、こいつらの目的って「ハラルドを仲間に誘う事」じゃないんですかね?

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

船長であるロックスがその目的を果たすために勧誘・交渉しているというのに、何を一人だけ「みんなでメシを楽しく食う事」を目的にしているのでしょうか。。

そもそもハラルドはメシ食ってねェし。

頭悪すぎるでしょう白ひげ…

小手先でセリフを描くなって。

本来のこのシーンの目的、キャラ達の目的を踏まえずに、とにかく全キャラにしゃべらせる事が目的化するから、「ギャーギャー騒ぐロックス」「それを注意する白ひげ」という記号的解釈でセリフを言わせることになり、結果、こういう中身カラっぽどころか、キャラを殺すだけのありえないクソキモセリフになるのです。

ランチミーティングでもビジネスディナーでも、食事しながら交渉する場において、トップ同士の議論が白熱している時に、部下が「あの、ご飯くらい楽しく食べれないんですか?」と言い出したら張り倒したくなるでしょう。

「は? てめェこの食事の目的を何だと思ってやがる(なんで「楽しく食事する事」が目的の場だと思ってんだよクソ無能が)」と言いたくなりません?

どんだけ的外れなセリフ口にしてんだよ。空気読めよ鬱陶しい。

ではどういうセリフにするのが適切なのか。

簡単です。

W7編でルフィとウソップの喧嘩を止めたサンジの「おいお前ら大概にしろ!! そんな熱くなってちゃ話にならねェだろ!!!」のようなセリフにすればいい。

出典:ONE PIECE 331話/尾田栄一郎 集英社

「メシ食ってるのにうるさい」という視点を入れたいのであれば、「おいお前ら (こっちは)メシ食ってんだからもっと静かに話せねェのか?」くらいが適切でしょう。

「おいメシくらい楽しく食えねェのか!?」という(楽しさに焦点を当てた)セリフの的外れ具合というか、履き違え具合というか、見るに堪えない気持ち悪さです。

こんなわけわからん、場面にそぐわないクソキモセリフを言わせてしまう漫画、(新世界編以降の)ワンピース以外に見た事がありません。

誰か(ギャグ漫画以外の)「交渉・勧誘」シーンで、(意図的ではなく)ここまで的外れなセリフを吐いたキャラやシーンがあったら教えてください。 

デービーバックファイトで元の船から奪われた立場のくせに「自立してる」と言い出す小物集団

その上で意味不明なのが、「お前らだってこんな男についてったら破滅するだけだぞ」というハラルドの忠告に対して、「ついてく!? このバカに!? ジハハ笑わせんな ウチは自立してんだ!! ロックスが死んでもおれ達ァ何も揺るがねェ!!」というセリフ。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

このセリフは2つの点で意味がわかりません。

一つは、デービーバックファイトで元の船から奪われ、強制的にロックスの仲間にされた(ロックスの船に乗せられた)立場であるくせに、「自立してる」などと抜かしている事。

もう一つは、「ロックスについてったら破滅する」という話をしているのに、「ロックスが死んだ時に揺らぐか揺らがないか」の話になっている事。

もう会話にならなすぎて、読んでて気持ち悪くなるんですよね…何なんでしょうね、このキャラ達の頭の悪さ。

まず前者について、デービーバックファイトに負けて強制的に船に乗せられ、(少なくともロックスの目的には同意して、逃げたり反逆したりはせず)同じ船に乗り続ける判断をしている時点で、「ロックスについて行っている」事に変わり無いというのに、「ついてく!? このバカに!?」と負け惜しみ丸出しの言い逃れをしながら、「ウチは自立してんだ!!(ついてってるわけじゃない)」と言い出すのがもう意味不明で、屁理屈にさえなっていません。

「自立してるからついていってるわけじゃない」という論理も、「ロックスが死んでも自分達は揺るがないから自立している(と言える)」という理屈も、そもそも「自分の意思に反して強制的に仲間に引き入れられている時点で全く自立できてないのに、自立してると自己認識している」理由も、何もかも意味がわかりません。

マジで何を言ってるんでしょうかこいつは…

デービーバックファイトに負けて無理やり船に乗せられる事にはなったが、ロックスは話のわかる懐の広い奴で、自分の計画に反対する者や船に乗りたくないものは拒否してくれて構わない(元の船に戻っても構わない)と言ってくれてるけど、自分の意思でロックスの計画に乗り、自分の意思で船に乗ることを選んでいる(いつでも船を降りられる権利がある)ということでしょうか?

つまり、自分の意思で船に乗り、自分の目的や利益のために、自分の意思で行動を共にしているだけで、いつでも船を降りることもできるし、船に乗りながらも仲良くしたり協力したりする必要はなく、各自が自分の利益優先で動いても構わない状態をロックスは許容してくれている、ということでしょうか。

それってデービーバックファイトで仲間に引き込んだ設定にする意味あるんでしょうか?

そんな設定ないほうが、よほど各自の意思で船に乗っていることが明確となり、無理がなく、わかりやすくなりません?

この時点で後付け確定なんですよね。デービーバックファイトの設定など全く必要ないどころか、完全に浮いています。

おそらく「前半の海」の設定と絡めれば、考察者やアホな読者が「伏線すげェ!!!」と(伏線など何もないのに)騒ぎ出し、前半の海の頃のファンや現在離れてしまった読者が興味を持ってくれるとでも思ったのではないでしょうか。

たとえば、ロックスが誘ったメンバーはみんな「船長」(ないしそれに近いポジションにいた強者)だったが、ロックスと出会い、その計画を聞いて(一儲けできそうだと)興味を持ち、しかしロックスの信念や野望に共感しているわけではなく、あくまで金儲けのために行動を共にしているだけだから、仲間になるとか部下になることは受け入れず、各々自分の目的を果たすために自由に動いてよい、という条件で乗船し、ロックスに「ついていってる」わけでも仲間意識があるわけでもない(だから船内でも仲間殺しが絶えない凶暴な一味だった)という設定であれば、「自立してる」と言えるでしょう。

そして、この設定であれば、大物ばかりが集まっているのに誰一人小物化しない集団として、各自が特別感や強者感を残しつつ、そいつらが集まった海賊団とそれを率いるロックスという存在のカリスマ性が感じられ、世に類を見ない魅力的な集団となります。

当然、本来ロックス海賊団とはその様な集団なのだと思っていたのですが、くだらない小手先の後付けがなされてしまったせいで台無しですよ。

なぜなら「デービーバックファイトで負けて仲間にされた集団」となってしまっては、どう解釈しても「小物の寄せ集め」にしかならないため、「ロックス海賊団」という設定を殺すことになってしまうからです。

何がどうなったら、こいつらがデービーバックファイトを経てロックスの船に乗る事になるのかを想像してみてください。

たとえば各自が船長だった場合、自分自身がロックスに敗北したことでロックスの船に乗ったということになるわけですから、明確にロックス以下の実力である事を思い知らされた上で船に乗る事になるわけですから、偉そうに歯向かったり、自立してるなどと言い出したりするとは思えません。

一方で、まだ自分の船を持つ前(つまり誰かの船に乗っている時)にデービーバックファイトを持ちかけられ、船長その他が敗北して自分が奪われたという場合、ロックスは当時、その船のNo.1ではなく、No.2以下を寄せ集めたということになってしまいますし、 その程度の立場で元の船から強制的に奪われておいて「自立してる」と言い出すのはやはり負け惜しみにしか聞こえないため、小物にしか見えません。

このあと急速に上り詰めて頭角を表していく有望なクルーであり、一時的に雑魚海賊の船に乗っていただけで、そもそもNo.1の素質の持ち主だったのだとしても、「No.2以下の一般クルーの寄せ集め集団」という事実は変わらないわけですから、ロックス海賊団の格が下がるというか、イメージがガラッと変わりません?

もっと言えば、そんな都合よく「No.1の素質を持ちながらNo.2以下の立場に甘んじて燻っている人材」がいる船とばかり遭遇できるはずもないので、「作者の御都合主義によって無理やり成立させられただけの寄せ集め集団」となってしまいます。

「ロックス1人に敗北する程度の海賊船に乗っていたNo.2以下の一般クルーを作者都合で無理やり寄せ集めただけの集団」とさせられてしまって、喜ぶ読者、興奮できる読者など存在するのでしょうか。。

また、後者について、「ロックスについてったら破滅する(つまりお前達も死ぬ、ないし人生終了することになる)」という話をしているのに、「ロックスが死んでもおれ達ァ何も揺るがねェ!!」と返すのが意味不明です。

「ロックスが死んだ時」の話なんざしておらず(むしろその時は「お前達も破滅する」という話をしているわけで)、お前達が「揺らぐかどうか」など微塵も関係ないというのに、どういう意味でこのセリフを返しているのでしょうかコイツは。。

まじでセリフの意味が読み取れません。

「ロックスについてったら破滅するぞ」と忠告するハラルドに対して、「ウチは自立してるからそもそもロックスについていってるわけではないし、ロックスが死んでも自分達の信念や野望は何も揺るがないから、破滅することはない」という事なのでしょうが、なぜ「破滅することはない」と言えるのでしょうか。

ハラルドの忠告は、「ロックスについて行くという事は、世界という巨大な敵に(暴力を持って)立ち向かう事だから破滅するぞ(勝てるはずがなく、暴力で沈められて終わりだぞ)」といった意図ですよね?

これに対して、「ウチは自立してんだ!!(ついてってるわけじゃねェ)」「ロックスが死んでもおれ達ァ何も揺るがねェ!!」と返すって意味不明でしょう。

「ロックスが殺されそうになったら、一目散に逃げ出すから問題ない(ウチは自立してるから船長のために命を投げ出す事はしないし、いつでも裏切って、なんなら囮にして逃げ出すつもりだから破滅することはない)」し、「ロックスより先に自分が狙われて殺される(ないし窮地に立たされる)事は想定してない(あるいは自分は強いから、そんな事があっても殺される事はない)」ということでしょうか。

そう解釈しないと、「ロックスと行動を共にしてるからといって破滅する事はない(ハラルドが心配するような事にはならない)」という反論にならないのですが、いいんですかねそんなんで…

いずれにせよ「ロックスが死んでもおれ達ァ何も揺るがねェ!!」というのは意味不明で、ハラルドの忠告に微塵も関係がない的外れな返しでしかないため、会話になっていません。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社


マヌケヅラ晒してほんとにマヌケなこと言ってどうすんだよ頭悪ィな。

シキ好きだったのに…登場する度にその魅力が削られて行くため落胆しかありません。

いちいち「♡」をつけないと喋れないクソ媚び女

相変わらずキモチワリィ媚び女描写。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

なんのために「♡」をつける必要があるんですかね。。

内容的に、文脈的に、「♡」をつけるようなセリフですか?

「ええ だけど彼の計画が魅力的なの 大儲けできそう♡」ってハラルドに向けたセリフですよ?

女性キャラのセリフは「♡」を付ければ(それだけで)可愛さが増す、魅力が増すとでも思ってるのでしょうか。

ひたすら読者に小手先で媚びてくる印象にしかならないため、キモイという評価にしかならんのですが…

いちいち「♡」つきでしゃべりながら媚びてくる女キャラが好きな少年読者っているんですかね…

ワンピースってそんな女キャラの描き方で人気になった作品じゃないんですけどね。

もう作者も覚えてないんでしょうね、自分がどうやって魅力的な女性を描いてきたのか。

王直キモすぎて草

「王直」って名前、ワンピースっぽくないシンプルネーミングで、漢字の意味的にも大物感があったため、どんだけ強くてカッコいいキャラなのかと期待していたのですが、👇🏻これでした…😂

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

キモすぎて二度と見たくないレベル。

ただのクソザコ小物モブにしか見えません。

ワンピースって、「前半の海」の頃は、どんだけキャラデザがデサくてビジュアルが微妙でも、奇形でも、初見のイメージが悪くても、その後の描写によって必ずカッコよく見えて、好きになれるキャラばかりだったのですが、「新世界編」以降は、とにかく「ただキモいだけ」「ただダサいだけ」「ただ不愉快なだけ」のキャラしか登場しなくなってしまいました。

こいつもただキモくてダサくて反吐が出るだけのキャラのまま終わるのでしょう。

つまり、描く必要がないという事です。

名前から「どんな強くてカッコいいキャラなんだろう」と想像させるだけにしておいた方がずっとよかった。

それで完結後にスピンオフで、ゆっくり時間をかけてキャラデザや設定を練って描いてくれればよかったのに、何をこんな描く必要のないタイミングで、文脈無視してまでこんなゲロキモモブを捩じ込む必要があるのか。

魅力を感じない(どころかキモいだけの反吐が出る)キャラを描くことに何の意味があるというのか。

全く理解できません。

「計画」が回りくどすぎる上、無駄が多く、そもそも破綻している

ロックス海賊団の連中は、みんなロックスの「計画」に魅力を感じてついてきているようなのですが、その計画が回りくどくわかりづらすぎる上、無駄なリスクを取ることになる的外れなもので、そもそも破綻しているため、なぜこんな穴だらけの計画に食いつくことになるのか理解できません。

ロックスの「計画」をまとめると以下のとおりです。

  • ハチノスの海賊達が「金鉱脈」を見つけ、闇の組織含む罪人達が「巨万の富」を得たことに「政府」が怒り、島に向かうも、屈強な罪人だらけで(政府・海軍の戦力では)手に負えないようなので、ロックス達が政府と交渉し、ハチノスを取り返す代わりに金銭を要求し、ハチノスを取り返して政府から金を受け取ったらボッコボコにして、海賊島の財宝も自分達が奪って山分けにする(つまり政府から金を引っ張った上で、島も罪人も政府には引き渡さずに自分たちのものにする)。
  • ハチノスを支配して、“海賊の楽園”を作る。
  • それは序章で、ハチノスを拠点に海軍を殲滅して“聖地”を陥落させ、自分が“世界の王”になる。

もうあり得なさすぎてツッコミどころしかなく、明確に破綻しているのですが、一番ツッコみたいのは、何のために「政府との交渉」を挟む必要があるのか、という点です。

結論から言えば「小銭稼ぎのため」でしかないのですが、海賊島から直接「巨万の富」を奪える(実力があると思い込んでいる上、末は海軍を殲滅するつもりだという)のに、何のために一旦海軍から小銭を騙し取り、その怒りを買って全戦力を向けられかねないリスクを負う必要があるのでしょうか。

そうまでして小銭を得ようとする理由の設定がないため、これを計画に組み込むことに全く説得力がありません。

「世界の王になる」という目的からすれば、海軍から奪える金などたかが知れており、「小銭」でしかない一方、海軍側からすれば奪われたら報復や制裁を加えずにスルーすることはできない大金でしょう。

たとえば、「海賊島の宝」と「海軍から奪う大金」があれば、「古代兵器」(ないしそれに相当する強大な軍事力)が手に入り、世界を滅ぼせるようになる(これを手に入れなければ海軍を殲滅して“聖地”を陥落させ、“世界の王”になることはできない)など、明確に「大金が必要な理由」や「金を得ることを優先する目的」があれば、そのために相応のリスクを負う判断も理解できるのですが、「海賊島の宝」だけでは足らず、「海軍を騙して大金を奪う」事でそのメンツを潰し、怒りと恨みを買ってまで「小銭を得なければならない理由」「金が必要な目的」が描かれていないため、どう考えてもリスクとリターンが釣り合ってない計画にしか思えないんですよね。

仮に「全戦力を向けられようとも恐るるに足らず、(今の実力や戦力でも)問題なく殲滅・撃退できる」のであれば、尚更交渉など挟む必要はなく、海賊らしくとっとと海軍を殲滅に向かって金を奪えばいいだけの話です。

ハチノスを奪うのはまだ序章で、その後に「海軍を殲滅して“聖地”を陥落させ、自分が“世界の王”になる」事を目指すということは、一足飛びにそこまでは行けない(今すぐ戦争を引き起こすべきではない)と考えているということでしょう。

にもかかわらず、その戦争をすぐに引き起こしかねないリスクを、小銭稼ぎのために負おうとしているわけです。

全く行動が理にかなっていない。

海軍を騙して怒りを買った上で、自分達の拠点を(ハチノスに)固定するということは、海軍・世界政府に「ハチノスに全戦力を向けて報復・奪還に来てください」と言っているようなものだというのに、そんなリスクを負ってまで小銭を得ることに一体何の意味があるのか。

さらに言えば、そもそも「海軍大将」を殺し、天竜人も大量に消し去ったことで賞金首となり、悪名を轟かせ、世界政府に常に「批判的」である世界的犯罪者だというのに、なぜ交渉が成立すると思っている(海軍が自分達の事を信じてその力をあてにすると思っている、つまり海軍を騙せると思っている)のかも理解不能です。というかあり得ない。

海軍がロックスの話を信じるはずがなく、交渉に乗るはずもないため、この交渉が成立することなどあり得ず、これをあり得るものとして計画を立てるキャラがいることも、それに乗って行動を共にするキャラがいることもあり得ない。

そんな事をするキャラがいたら、思考力ゼロの底抜けのアホか、脳みそを奪われた作者の操り人形かのいずれかです。

この時点で、この計画は決行する前から破綻しており、「海軍から大金を奪う」ステップが丸ごと不要なんですよね。どう考えてもこれ一つだけ浮いている。何ならロックス海賊団が結成に至った理由さえも破綻している(こんな計画に乗るアホなどいるはずがない)ので、わざわざ描いておいて、その存在ごと破綻させる結果にしかなっていません。

さらに言えば、海賊島には「各国の監獄でも手に余る凶悪犯達」が蔓延っていて、海軍が手を出せない(賞金首であるロックス海賊団の手を借りなければ制圧できない)ほどの「屈強な罪人」達の巣窟となっているというのに、なぜロックスは最初からそいつらを仲間にしようとせず、わざわざ「デービーバックファイト」なんてめんどくさい方法で、「ロックス1人に敗北する程度の海賊船に乗っていたNo.2以下の一般クルー」を寄せ集めようと思ったのか、という点もあります。

「1つの儲け話の為にかき集められた」集団であり、ロックスの計画が「魅力的」「大儲けできそう♡」だからついて来ているということは、ロックスはデービーバックファイトで仲間に引き込む前からこの計画を立てていた(仲間に引き込む際にこの計画を話した)ということです。

なぜ「海軍大将」を殺せる実力があり、海賊島の「屈強な罪人」達をも制圧できる自信を持っていながら、わざわざ(新世界ではなく)「前半の海」に向かって、適当に遭遇した海賊船にゲームを持ちかけて、「ロックス1人に敗北する程度の海賊船に乗っていたNo.2以下の一般クルー」をかき集めようと思ったのか。

普通に海賊島の「屈強な罪人」達に計画を話して説き伏せるか制圧するかして、仲間にすれば良かったんじゃないんですかね?

そうすれば、金も仲間も手に入れられるじゃないですか。

やってることが回りくどすぎるし、無理がありすぎると思いませんか。

さすがに1人で「海賊島」を制圧することはできないから、そのための仲間集めをしたってことでしょうか。

その場合、よく「ロックス1人に敗北する程度の海賊船に乗っていたNo.2以下の一般クルー」の寄せ集めで「海賊島」を制圧できると思ったな、という事になるため、いずれにせよ納得感はありません。

要するに力関係としては、

海軍 < 海賊島の凶悪犯達 < ロックス1人に敗北する程度の海賊船に乗っていたNo.2以下の一般クルー < ロックス

ということですね。もうめちゃくちゃでしょう。

以上から、ロックスがマリージョアに侵入した事も、そこで大将を殺した事も、ハラルドと出会った事も、デービーバックファイトで仲間集めした事も、その後エルバフにやってきた事も、ロキの憧れとなった事も、要はこの回想で新たに描かれた何もかもが、「後付け」である事の証明でしかないと思うわけです。

これらの後付けがなければ、ロックスの「計画」は何ら違和感なく成立させられたでしょうから。

「エルバフ編」に無理やりロックスを絡めた結果、ロックス海賊団の設定を後付け・改変することになり、(そこでさらに前半の海の読者を引き戻すためにデービーバックファイトまで絡めたことで)ただただ意味不明な行動をとっているだけの小物船長率いる、No.2以下の一般クルー寄せ集め集団と化した上、計画まで破綻させられてしまうシマツ。

なんて可哀想な連中でしょう。

「ロックス海賊団」に「デービーバックファイト」を絡ませたいなら、(「仲間集め」に使うのではなく、それを終えて)「海賊島」を制圧した後、そこにいた連中を使って、(金や地位をエサに)生き残りを賭けたゲームとして利用すればよく、そちらのほうがよほどイメージに合うし、現実的で納得感があり、面白くなったはずです。

なぜか鼻水垂らして勝手に救われたロキ

ロックスの「計画」を聞いて、「気づくと救われていた」ロキ笑

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

雑すぎるって…

何でこの計画を聞いて救われるんだよ。

こいつの心の傷は、母親からの愛を受けなかった事なんだぞ?

「海軍」や「世界政府」に恨みを持っているわけでも、「権力」によって何かを奪われたわけでも、世界の狭さに苦しんでいたわけでも、自分の力のなさに絶望したわけでもなく、「海軍」のことも「聖地」のことも「世界政府」のことも「海賊」のことさえも大して知らず、自分はエルバフという大国の「王子」という身分で生きてきたというのに、なぜ「海賊の楽園」を作って、そこを拠点に「海軍」を殲滅して「聖地」を陥落させて「世界の王」になるという話を聞いて、涙(と鼻水)を流しながら「救われる」ことになるのでしょうか。。

このロキの心情の変化に共感できた人、感情移入できた人いますか…?

私には全く理解できませんでした。

普通に「愛」も「友情」も得られずに苦しみ、死のうとしていたキャラとして描いたんですから、それらが得られるかもしれない、という点に心動かされるように描くべきでしょうに。

たとえば、冥界でロックスがロキの悩みを聞いて、そんな小さい事に悩んでるなんてアホかと、世界の広さを教えてやり、これからその世界を獲りにいく野望を語ったことで心動かされたとか、最低でも、自分を「呪われた子」扱いせずにフラットに接してくれて、それだけで愛や友情を知らなかったロキは救われたとか、あるいはロキの頑丈さを知ったロックス海賊団の面々がロキを認め、肯定してくれた事に喜びを感じた、といった展開であれば理解も納得もできますが、チビ人間から「命令」された事に腹を立てて反発したところ大ケガを負わされただけの関係性の中、この(愛と無関係の)「計画」の話を聞いただけで、なぜ「救われる」事になるのでしょうか。

どこに「救われる」要素があったのでしょうか。

何もかも端折りすぎだし、小手先で描きすぎなんですよ。。

だから描く価値がないのです。

ロックス海賊団の過去、ハラルドを絡める必要性皆無で草

笑うしかないのは、最後の締めに向かう「4年が経ち ハラルドは幾度もの勧誘に乗る事はなく──」という一文。

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

いや、何のためにハラルド絡めたん?笑

何のためにロキが14年前の「あの日」の真相を語る回想に、ハラルドとロックスの過去を絡めたのでしょうか。

今話で描かれた事って、

  • 56年前の「世界会議」に侵入したハラルドとロックスが出会い、
  • ロックスがハラルドを仲間に誘い、
  • ハラルドはそれを断り続けたから、
  • ロックスは諦めて予定通り作戦決行に踏み出した

というだけですよ?笑

その場で足踏みしているだけで何一つ話が前に進んでいませんし、前に進めることに一切寄与していません。

シンプルに、ロックスとハラルドのやりとり丸ごとカットしても、何ら変わらない展開が描けるでしょう。

だから「描く価値がない」という結論になるのです。

ロキがロックスに憧れを抱いたという設定が、今後の展開に何か大きく影響を与えることになるのでしょうか。

であればそこに焦点を当てて描くべきでしょうに、ロキとロックスの関係性に関する深掘りはなく、丸ごとカットして、一気に「4年後」、つまり42年前まで飛んでしまいます。

いや、「ロキの回想」なのにそこ描かないのかよ…笑

今話の「気づくと救われていた」描写と、1145話で描かれた👇🏻こちらのシーンだけで、

出典:ONE PIECE 1145話/尾田栄一郎 集英社

ロキとロックスの関係性の掘り下げは終了なのでしょうか。

それとも、今話で42年前まで時を進めておいて、次の話ではまた46年前に戻って、ロキがロックスに「連れてってくれよ!!」とお願いするシーンが描かれるのでしょうか?

そうだとしても、どんだけ構成下手くそなんだよという話にしかなりませんし、描かずにこのまま終了するのであれば、何のためにロックスとの出会いまで遡って回想描いたんだよ、ということになってしまいます。

というか、ロックスがハラルドから勧誘を断られて、作戦決行して「世界を震え上がらせる事となる!!!」という締め方をしている時点で、もう完全に「ロックスの過去編」になってるんですよね…

出典:ONE PIECE 1155話/尾田栄一郎 集英社

ロキの回想からハラルドの過去に入ったと思いきや、最終的に「ロックスがハラルドに勧誘を断られて、予定通りに作戦決行に踏み出し、世界を震え上がらせる事となる!!!」(「⭐︎伝説、出航!!」)と、いつの間にかロックスが主役の視点に切り替わってしまうシマツ。

見失いすぎだよ、回想の目的を。

私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。

ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。

実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。

ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。

ニーズがあるからです。

上記の通り、最初は「史上最も好きな漫画」であったことから、(この先つまらないワンピースとして残りのエピソードが削られていくことに耐えられず)改善されることを願って批判をしてきましたが、もはや作品は崩壊し切ってしまったため、今は改善を期待しているわけではありません。

ただ、ワンピースという作品は、日本一売れている漫画だからこそ、熱量の高い(高かった)読者も多く、私と同様に「つまらなくなってしまった」と感じ、それを無念に思い、不満や釈然としない気持ちを抱えている読者の数も多いのです。

そういう方達にとっては、自分の気持ちを代弁してくれる記事や、自分の本音の感想をコメントして、同様の感想を抱いている方達と共有できる場には一定の価値があり、そうしたニーズに応えることにもまた一定の価値があると思っているため、運営を継続しています。

ニーズがあるからです。

ブログのようにテキスト情報だけ(それも超長文)だと、文章を読み慣れていない人にはハードルが高かったり、読む気にならなかったりする(実際、そのような声やリクエストがあった)ため、記事を動画化してYouTubeに投稿することにしました。

もっと批判や誹謗中傷コメントで溢れるかと思っていましたが、(ブログ読者の方に限らず、新規の方でも)共感し、更新を楽しみにしてくださっている方が相当数いて、ここにもニーズがあることがわかったため、運営を継続しています。

余計なお世話としか言いようがありません。

自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。

あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?

他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。

論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。

プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。

私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。

あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?

購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?

お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?

飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?

市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。

一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。

「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。

頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。

尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。

その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。

そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。

その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。

心配しています。

このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。

なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。

なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。

そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。

尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。

思いません。

「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。

少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。

読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。

ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。

ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。

私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。

そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。


作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。

ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。

というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。

それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。

煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。

えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。

たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)

また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。

記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。

色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。

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プライム・リブも焼けねぇぞ
プライム・リブも焼けねぇぞ
1 ヶ月 前

『尾田氏の巻末コメント抜粋』

新しいBBQコンロを購入し対流熱で肉を焼く修行中。早く皆に食わせたい。
〈2022年50号〉

RED終映しまして頑張った中心スタッフとBBQ!!肉食わせたい人達はまだまだいる!
〈2023年13号〉

3年ぶりのイチゴ狩りBBQ!!で、Gサンダーをキラ交換して貰った幸せな日。
〈2023年19号機〉

などなど、この他にもエグいくらい食い物とアーティストのLIVE行った話しかしてないわ巻末コメ
肉の話も、近年はまとめんのダルいくらい多い

たぶんガープの変な台詞もそうだけど、ちゃんと人間と接してないから、日本語おかしくなって自分の知ってる言葉でしか表現出来なくなってるよねコレ

てかLIVEとか映画とか、舞台とかめっちゃ観に行ってるのに何でワンピースに還元してないんだよ
何を学んでるんだよこのひと

Last edited 1 ヶ月 前 by プライム・リブも焼けねぇぞ
Hogde
Hogde
2 ヶ月 前

今に始まったことではないけど、作者の言語能力の低下が恐ろしい。キャラが会話しないのも恐い。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

0巻の海賊らしさ何処へ言ったのか…

匿名
匿名
3 ヶ月 前

漫画読んでる というより「ワンピース人物図鑑」を延々と見せられてるような感じ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

カラー絵すごい気に入らないんだが今更ゾロがレイリー程度と合わせるくらいなら白ひげに変えてほしいわ
サンジはシキか銀斧の方がいいんちゃう…

匿名
匿名
3 ヶ月 前

絶世の美女設定はハンコックだけで良かった感
九蛇海賊団は歴代船長船員含めて他の海賊団からもキャーキャー♡言われてたアイドルでしたって…

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ロジャーめっちゃ弱すぎるな…
これでよくロックスに勝つまでに磨き上げたわ…

匿名で。
匿名で。
3 ヶ月 前

尾田さんはほんとこれから面白くなります!って匂わせるのだけは上手いよなw
本編ゴミだからせめて回想のロックスは面白いかと思ったらいきなりクジャw

次の週が楽しみ!って思える読者どんどん減ってると思うぞ。
さすがに読者全員が信者ではないから。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

最新話のコメオープンしたよーー

匿名
匿名
3 ヶ月 前

なべおつ氏ホントにやめちゃうんじゃない?
筆折っても無理ないよこんなの

やめてほしいから言ってるんじゃなくて、ニカ出現からずっと記事見てきて、ヒシヒシと伝わる怒りと悲しみがもうね…
むしろ変わらないどころか酷くなる大好きだったワンピースを介護し続けてまともでいられるはずがない

Last edited 3 ヶ月 前 by 匿名
匿名
匿名
3 ヶ月 前

露骨にエースに似せすぎてロジャー感無いんだが

あともっと堂々としてて欲しかった
別にメロメロの実の能力を食らってるわけではないんだから、女二人なんて眼中にないくらいのカリスマで居てくれよ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

一番嫌なのはこういうのオモシロイと思って書いてるであろう点なんだよな
小物にしか見えない成り下がった人気キャラ達もそのつもりじゃないだろうし
やっぱ才能枯れたんだろうなあ…井戸掘りの爺さんの村より枯れてるよ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

今週こそSBS行くべき内容だよなぁ

ロッキーポート描かずに今週みたいな話を描いてるの、マジで意味が分からないんだが
ねぇ何で?

匿名
匿名
3 ヶ月 前

作者のワンピースでの絶世の美人の基準がそもそもハンコックくらいでいいのかよ!って思う…
色々描きなおしてる初期のデザインには中には渋さ、老けてる感じでバランスがいいのもいたが完成した絵は童顔で幼すぎるんだよ
作者はハンコックは描かずアシに描いてもらった方が絶対マシだった
それか紅一点の七武海をわざわざ出さなくてもいいと思う
元々女を丁寧に特徴的に上手く描ける作者でもないやろ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ちょっと最新ひどすぎねえか
今までもずっとひどいけど特にひどい 毎週更新してるばあいじゃねえぞ
なべおつも書く価値ないの次なんていえばいいんだよw

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ああ、なんというか、もうどうでもいいんだろうな、というのがひしひしと伝わってきた
オダセン聖はお金が手に入って
芸能人にちやほやされたらそれでいいてこと

匿名
匿名
3 ヶ月 前

どうせ話畳めないから本格的に開き直って整合性とかまともなストーリー展開を考えるのやめた感じする

匿名
匿名
3 ヶ月 前

九蛇の船長も副船長もポージングの気合の入り方とか髪の表現とか媚びっ媚びの表情とかロジャーたちの反応とか見るに、ハンコックを下手したら凌ぐ絶世の美女として描いてんだろうけど、服装といいスタイルといいハンコックの劣化コピーが二個並べられたようにしか見えん
てかシャッキーは老いてるように見えないし顔面も大して変わってない何十年後かの現代では誰も美人とか言ってなかっただろ……なんだよこの現象。こえーよ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ロジャーすけべじゃん

匿名
匿名
3 ヶ月 前

女キャラの美貌のインフレどーすんのコレ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

1156話、ちゃんとシッチャカメッチャカのワケワカメ。安定してるね

匿名
匿名
3 ヶ月 前

どんどん本筋から離れてく

匿 名
匿 名
3 ヶ月 前

最新話は、、、これはまたナベオツの心を折りにきた一話だったなぁ…

四万字にも及ぶ丁寧な添削をした翌週にまた同じことを言わないといけない。いくら金が入るとしても苦行以外の何者でもないわなぁ。

巻末にも触れてたけど、井上先生は尾田さんに漫画家としての引導をちゃんと渡してくれたのかな。そこまでしてやる義理もないか。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

回想に入ってから最高に面白いとか書いてる奴おって草生えた
それはそうと今のワンピは語彙力が小学生レベルになってないか?台詞回しや展開に全く知性を感じない
「シキさんのライバル!!なぜここに!?」ドン!
そんな反応する訳ねェだろ

匿名太郎
匿名太郎
3 ヶ月 前

3分で話せ、からの過去回想だけど、当初の予測では3か月コースかと思ってたよ。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

シャクヤク?初登場のハンコックと比べると作風に合わないリアルタッチでぜーんぜん美人に見えない
オダセンの中だと唇厚いと美人なんかな?

匿名
匿名
3 ヶ月 前

この調子じゃ次号も回想にページ割かれるだろうな…3分で話せといいながら休載入れてもう6週目だぞ…

Last edited 3 ヶ月 前 by 匿名
匿名あ
匿名あ
3 ヶ月 前

まともな感性持ってたら違和感しかないんだよな最新話は

馬鹿な信者はシャクヤク可愛い😍とか何の違和感も感じてないんだろうけど

匿名
匿名
3 ヶ月 前

このグダグダ回想が載る113巻を見て、買うのやめる読者がまた出そう

匿名
匿名
3 ヶ月 前

サブタイアイドルということはロジャーのオタ活が今回のメインなん?
大量キャラ詰め込んで結局何の話がしたいのか分からんかった

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ごめんて、無限回想編とか揶揄してごめんて
ほんと悪かったから、たのむから
エルバフ編に戻ってきて

匿名
匿名
3 ヶ月 前

これ、、一生、、出れないじゃん!!!

なろう系にありそうな、無限ループの世界に閉じ込められた主人公って、こんな気持ちなのかな

匿名
匿名
3 ヶ月 前

この無限の階層の迷宮というか牢獄って
もはやロキの能力なんじゃね!?

ロキ「血鬼術!!無限回想ッッ!!!!」
ズキュゥウウウウウンッッッ!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!

アイドル
アイドル
3 ヶ月 前

今話はさすがに…
女の子描きたかったんだね…うん

匿名
匿名
3 ヶ月 前

シャクヤクってブスじゃないけど特別美人にも見えない顔だったんだけどな

美人だったことにして読者に媚びてんのかな

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ロジャーとガープ激突のコマはロジャー峰打ちしてるよな?
顔見知りはチャンバラプロレスしかできんのか

匿名
匿名
3 ヶ月 前

名前紹介のところに(後に)とかつけるなよ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

回想だから端折っても許されてるだけで
ロックスを主人公として描かれた外伝だったら本編以上の雑な描き方だよね?

マジでワンピース読者って作者側に馬鹿にされてるよね

匿名
匿名
3 ヶ月 前

これはロキの3分の回想ではないし、なんか外伝とかスピンオフでやってくれないかな?あっても読まないけどなw
ハラルドがどうなったかロキが見たもんだけ書くのが普通じゃない?世界会議関係ないやんロキと。
半径5kmの人影消えた?
なんか前も三日三晩戦ったとかあったなそういや。
スケールが小学生の考えた感じでなんだか俺も恥ずかしいよw
内容ほんとに流し読みになってしまったよ。
最後までワンピースに付き合ってられるかマジで心配。頑張って読んではいるんだけども

匿名
匿名
3 ヶ月 前

描きたいシュチュエーションだけ描くって二次創作みたいな作劇を当たり前のように出してくるじゃん
前後ぶった切り短編二次創作ならいいけど無理矢理エルバフに繋げてるような過去編で箸休め回みたいなしょうもない話すんなよ
オッサン(故人)のラブコメ喜ぶ少年達ってニッチ過ぎて想像できない
登場人物増やしたのは割り当て台詞学芸会と煩いだけのモブガヤ再開したかったからか
コマ埋めるにはその方が楽だもんな

匿名
匿名
3 ヶ月 前

回想の回想の回想の回想

ワンピース 無限回想編
ドン!!

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ハラルドの死の真相をロキは知っていて
それを明かす流れだったのに
他のキャラに焦点を当てて謎を増やすとは!

匿名q
匿名q
3 ヶ月 前

この程度は気にならん人いるだろうけど電子版で最後のページ読むと

ロック ス海賊団

になるのが自分は気になった
28年やってるプロなんだからコマの配置とかは分かりやすくしてほしい

匿名
匿名
3 ヶ月 前

面白いつまらないとかいう次元にないってこういうことなんだなと実感した
少なくともこれはもうエルバフ編ではない

匿名
匿名
3 ヶ月 前

これ擁護っぽく聞こえるかもだけど、本編と比べると作画は良くなってるっていうのが…
つまり、もう尾田ってルフィとかウソップとか描きたくねぇんだろ?飽きてんだろもう
早く本編たたんで、ロジャー編みたいに別作品で描けばいいのに

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ああ、もうダメなんだな、、、
って素直に思いました

匿名
匿名
3 ヶ月 前

一方その頃

パンツ魔法少女「、、、」(バリバリバリ)

ドリブロ「、、、」

巨人たち「、、、」

匿名
匿名
3 ヶ月 前

アマゾン・リリーの方々、この先の展開に関係あるの??出す必要あった??

尾田がまた巨乳で露出な女を描きたいだけだったんじゃね?ロジャーまで巻き込んでたけどキモすぎんか??

休載してまでやりたかったのこれ??エルバフ編は進める気ないの??

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ロキの回想では?というツッコミはもう今更だからさておき

過去の人物の軌跡を出すなら
それを他の登場人物が辿ったときに何らかの情報なり成果を得られるような展開にするのがセオリーじゃねーの?

ただのロックス外伝(肝心な部分無し)じゃんよ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ゲロ吐きそうなくらいつまらなかった

月曜は
ワンピがどれだけつまらなく腐っていくかと
鬼滅の興行収入がどれだけ伸びたかを
楽しみにする曜日になりそう

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