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【ワンピース】1154話「死ねもしねェ」が破綻しまくりな理由

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7/26 追記完了しました。

※この記事は、1154話を読んだ直後に抱いた感想となります。(すでに1155話が掲載されていますが、それらの内容は加味していませんのでご了承ください)

1154話、もう冒頭から延々「何のために描いてんだこの過去編は…」と思いながら読み進めるばかりの不毛さしか感じない内容でした。

なぜなら、描かれている事がことごとく本題と関係のない話ばかりだからです。

この回想はロキが「あの日」のことを「3分」で語るためのものであり、それに関与しない情報などそもそも描く必要がないというのに、丸々2話以上かけておきながら、ひたすら「あの日」と無関係の話ばかりを続けている。

回想に入ってすぐ、作者がロキのマイクを奪って勝手に109年前まで遡り(ロキの知らない)エルバフの年表の説明を(ハラルド主体で)し始めたまま、未だにマイクを返そうとしない。

その語られ方は(ロキが生まれた後でさえ)ロキの視点ではなく、もはや誰による、何のための回想なのかもわからなくなっています。いや、正確に言うと、作者によるエルバフの年表説明(エルバフ編の設定説明)のための回想となってしまいました。

それも大した情報ではなく(というか意味のありそうな情報は匂わせるだけで掘り下げないため、理解できない情報を撒き散らしているだけでしかなく)、何なら過去の描写と整合性が取れない無理のある描写ばかりで、自ら小手先の後付け回想でしかない事を暴露しているようなものです。

確認するのもめんどくさいのですが、(リトルガーデン編どころか)ホールケーキアイランド編で描かれたエルバフの過去と、絶対整合性取れてませんよねこれ。(この点は追記で掘り下げますが、今話は「わかりづらい」以上に、「破綻している」「無理がありすぎる」という印象が強かったです)

「○○年前」といちいち表記して歴史の説明をしているのも、単なる情報の羅列(年表紹介)でしかなく、その描写の意味や過去の描写とのつながり、前後関係などはすべて読者の(記憶や確認による)理解に丸投げするだけで、描く意味を生んでいません。

毎度エピソードごとに縦に過去を振り返るだけで、横のつながりは読者の記憶&確認による理解任せの描き方なので、そんなもんいちいち整理・確認しながら読んでる読者など少数派でしょうから、大半の読者は「○○年前」が意味する事を何ら理解できないはずです。

たとえば「56年前の世界会議」と言われて、これが世界的に見たらいつ頃の時期で、他国では何がどうなっていた時期なのか即理解できる読者などほぼいないでしょう。

その上で、「56年前の世界会議」の「殺人事件」の話が急に出てきたかと思えば、匂わせされただけで何のこっちゃわからないまま放置され、「48年前」に飛んだ後、今度は「8年前の世界会議」の「海軍大将の殺害事件」の話が出てくる。

この殺害事件がロックスの仕業であり、「8年前の世界会議においてハラルドと出会ったこの男」という説明がなされているのですが、ハラルドは14年前に死んでいるわけですから、この「8年前」というのはロックス達がエルバフに上陸した(48年前の)8年前ということで、つまり56年前ということであり、先に出てきた「56年前の世界会議」の「殺人事件」とは、すなわち「ロックスによる海軍大将の殺害事件」の事を指していたということなのでしょう。

なんというわかりづらさ。

今話で記された時系列をまとめると、

  • 63年前にロキが生まれ、捨てられ、リンリンがヨルルを殺し、エルバフは飢饉となり(この時点で無理があるとしか思えない)
  • ほどなくしてエストリッダが死に、翌日にハラルドが帰還してエルバフを飢饉から救い、
  • 56年前の「世界会議」でハラルドは世界政府に(おそらく国交拡大のための)交渉を試みるも拒絶され、ロックスが海軍大将を殺害したことで、何とか捕まらずに逃げ出すことができ、
  • (ヤルルから大昔に世界政府が「大槌船団」を捕らえたとか、巨人族を氷づけにしたといったきな臭い過去があることだけ匂わされるも、この時系列もよくわからないため、読者を混乱させるだけの説明となっており)
  • 48年前に樹道が整備され(クソどうでもいいしクソおせェ)、
  • 同年、ハラルドの遠征中にロックスが現れた、

ということかと思います。

普通に、56年前の「事件現場」の話のシーンで、「海軍大将が殺された事件」であることを伝えた上で、最後にその犯人はロックスだった、という見せ方をすればすんなり理解でき、そのインパクトはもっと大きなものになったというのに、なんのために56年前→48年前→48年前の8年前なんて説明の仕方をする必要があるのか。

ただただわかりづらさが増して、読者の理解を妨げる演出にしかなっていない事がわからないのでしょうか…

そもそも、前話のラストでロキが成長して(赤ん坊から)立ち上がったシーンにまで時間を飛ばしたというのに、今話ではまた生まれた直後に巻き戻り、63年前から描き始めている経緯もあり、(「年表説明」をしているくせに)時間が行ったり来たりしまくるため、ひたすらわかりづらい描き方となっています。

この回想の説明順を並べると、以下の通りです。

14年前→109年前→105年前→81年前→約70年前→63年前→48年前付近→63年前→56年前→48年前→(48年前の)8年前という説明

どんだけわかりづらいんだよ笑

というか、この年表を今このタイミングで描くことに一体何の意味があるのか。

ロキが「あの日」のことを「3分」で語る回想に必要な情報、あるいはつながる情報はどれですかね?

単に作者が伝えたい(本筋と全く関係のない)情報を、わけのわからん順番で小出しにしながら一人語りしているだけなので、何のための回想なのか全くわかりません。

ロックスの登場自体は興奮できるポイントではありましたが、どう考えてもこのタイミング、この文脈で明かすべきじゃないため、そのインパクトを無駄遣いしたのは悪手としか思えないんですよね。。

なぜならロックスとの出会いも、「ロキがハラルドを殺した真意」とはまず無関係だからです。

仮にロキが「ロックスへの憧れから(あるいは唆しや命令によって)父親を殺すことを決意した」という展開になるのだとしても、唐突感しかないし、エルバフの歴史の説明として(ロックスを絡める必要などないため)設定を薄っぺらくするだけであり、ハイルディン始めエルバフの人間達を蚊帳の外化するだけなのですから、種明かしとして何の面白みもありません。

何より、「黒ひげの父親」という情報を明かすなら、黒ひげ視点や誰かが黒ひげと対峙したタイミングで明かすべきであり、何の関係もない(その薄っぺらい関係性を描かれたとて何の価値も生まない、小手先後付け丸出しの)ロキごときの過去編で明かすなど、インパクトの使い捨てにしかならないため、見せ場として明確に間違えているとしか思えません。

こういう中途半端な明かし方をすると、この後その核心が描かれる際のインパクトが失われる上、情報を小出しにすることで(ロックスの息子だと気づかずに“七武海”に入れた世界政府が無能すぎるとか、白ひげはロックスの息子だと知らずに船に乗せたのかとか、なぜ黒ひげは父親のかつての仲間を殺したのかとか、そもそも黒ひげは自分の父親がロックスであることを知ってるのかといった)整合性の取れなさそうな点へのツッコミどころを生むだけとなり、その弁明がなされるまで、キャラが死ぬ事になってしまうからです。

ロックスの設定を明かすのであれば、そうしたツッコミどころを生まない、確固たる説明が可能な流れや状況で描き、説明するべきでしょうに。結構な重要キャラなんですから。

まぁ、もはや整合性など取るつもりはなく、破綻上等で今の読者(というか考察者)を湧かせるためのエサ撒きをしているだけなのかもしれませんね。

取り急ぎ、コメント欄のために公開しておき、以下に随時追記していきます。

以下追記です。最終チェックできていないため、ミスや確認不足のポイントがあるかもしれない点ご了承ください。(修正点があった場合、動画化の際に対応します)

また、触れ足りていない部分については、さらに追記するかもしれません。

目次

1154話、破綻しすぎな理由

また63年前に戻るクソキモ構成

前話で、「63年前」にロキが誕生して、

出典:ONE PIECE 1153話/尾田栄一郎 集英社

すぐに捨てられ、

出典:ONE PIECE 1153話/尾田栄一郎 集英社

そこから這い上がってきて、

出典:ONE PIECE 1153話/尾田栄一郎 集英社

その後の成長した姿と共に「ここからエルバフを襲う不幸の全ては“ロキの呪い”と呼ばれる事となる」というナレーションによる前振りを描いて締めたというのに、

出典:ONE PIECE 1153話/尾田栄一郎 集英社

今話の冒頭でまた「63年前」に戻ります。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

いや、何のために前話で成長したロキの姿で締めたんだよ…

63年前から始めるなら、前話の締めで時間を進める必要なかったでしょう。

最後のシーンのロキは、👇🏻この棍棒を持っている姿からして、

出典:ONE PIECE 1153話/尾田栄一郎 集英社

今話で描かれた👇🏻こちらのシーンのロキと同時期の姿でしょう。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

これが「48年前」の描写です。

つまり、前話で「63年前」→「48年前(付近)」で締めた後、今話でまた「63年前」から始めて、「56年前」→「48年前」と時を進めているわけです。

何のために前話を「成長したロキの姿」で締めたんだよ。

何のために前話で「48年前」まで時を進めたんだよ…

前話の記事でも、「ロキが冥界からよじ登ってきた事に兵士が気づき、恐怖に震えながらエストリッダに報告するシーン」は、今話で描くべきであり、前話のラストは「ロキが宝樹をよじ登って母のもとへ戻ろうとする様子」までにした方が(つまり「48年前」まで飛ばさない方が)、よほど恐ろしさの余韻が残り、次回の展開に期待できただろうと指摘しましたが、まさか、今話の冒頭で63年前に戻るとは思いもよりませんでしたよ。

それなら尚更前話のラストは、ロキが宝樹をよじ登る様子で締めた方がよかったでしょう。

まじで何のために「48年前」まで進めたんだ…

こんなに時間を行ったり来たりする回想では、読者は時間の流れも話の流れも把握できず、わかりづらさが増すだけだとわからないのでしょうか。

WCI編で描かれたエルバフと整合性は取れるのか?

そもそも、WCI編で描かれたエルバフの過去や、リトルガーデン編で描かれたそもそものエルバフの設定を踏まえると、今話で描かれた事含め、ここまでエルバフ編で描かれている事はどれもこれも「あり得ない」「矛盾している」「無理がある」ものばかりで、そのほとんどが小手先による後付けにしか見えないんですよね。

もちろん、後付け自体が悪いわけではありませんが、過去の描写と明らかに齟齬があり、整合性が取れないような穴だらけの後付けをされると、これまで描いてきた事に泥を塗られるだけでなく、シンプルに手抜き感や投げやり感が漂ってしまうため、作品の質が落ちてつまらなくなるからやめて欲しいわけです。

まずは866話〜867話で描かれたエルバフの内容をまとめてみましょうか。

  • 100年前に、「巨兵海賊団」が2人の船長(ドリブロ)を失い、残党数名が海軍に捕まってあわや処刑という所に、さすらいの美しきシスターが現れ、海軍による巨人族達の処刑を止める。(※これはエルバフに潜り込んで巨人族を海軍の戦力として送り込むための海軍と画策した芝居だった)
  • カルメルは、巨人族の住むエルバフの地に、身分種族を問わず、行くあてを失った子供達を受け入れる「羊の家」という施設を開き、巨人族と人間との交友のかけ橋となり、やがて「聖母」と呼ばれるようになる。(※この時点でハラルドの存在が無視されており、面目丸潰れである)
  • それから37年後、(100年前に巨兵海賊団が解散した場合、63年前)にカルメルが「羊の家」にリンリンを受け入れる。
  • その10ヶ月後、「冬至祭」に向けた断食の前日に「先日城で生まれたロキ王子の誕生」と「村で生まれたロード、ゴールドバーグ、子供達の成長を太陽に感謝して」みんなでセムラを食べる。(63年前にロキが生まれたことはWCI編時点で確定していたが、「呪いの王子」や「生まれてすぐ捨てられた」という情報には一切触れられない)
  • ヤルルとヨルルが「カルメルの説く『略奪より交易』それも結構──しかし我らが戦士たる事を忘れてはならぬ!!」と発言しており、ハラルドの存在や働きなどないものとして語られている。(ハラルドが「戦いより交易」を説いてエルバフの改革に乗り出したのは105年前)
  • 断食7日目にリンリンの「食いわずらい」によって大火事に。
  • カルメルの(おそらくソルソルの)能力で鎮火。「太陽の神が…全てを治めたのよ」という発言あり。
  • ヨルルの死について、ヤルルの「長生きではない…!! 死に様なのだ戦士とは!!!」という発言あり。(この時点では、死に様を重視するエルバフの戦士の設定は生きていた)

ツッコみたいのは、以下の3点です。

  • 100年前の時点でカルメルがエルバフに来て、巨人族と人間との交友のかけ橋となっていることや、ヤルルとヨルルが「カルメルの説く『略奪より交易』それも結構──しかし我らが戦士たる事を忘れてはならぬ!!」と発言していることなど、ハラルドの存在や働きごとないものとして語られている。
  • それから37年後(63年前)に「先日城で生まれたロキ王子」とその誕生がポジティブなニュースとして認識されており、「呪いの王子」や「生まれてすぐ捨てられた」という情報は一切耳に入っていない描かれ方である。
  • カルメルが火事を鎮火した後に「太陽の神が…全てを治めたのよ」と言っているが、「太陽の神となって世界を支配する事」が「エルバフに生まれた者なら誰もが持つ夢」と言われるほど、エルバフに「太陽の神・ニカ」の名が浸透していたのであれば、他所者のカルメルが「太陽の神」を語る事に誰も何もリアクションしないのはあり得ない。

結論からいうと、

  • ハラルドの設定と、エルバフが(ハラルドの改革によって)戦いから交易重視の国に方針転換した設定
  • ロキの「呪いの王子」の設定
  • エルバフが「太陽の神(ニカ)」を信仰している設定

これらはすべて後付けであり、WCI編の時点ではそんなアイデアは考えていなかったことは確実で、大して詰めることなくエルバフ編をスタートした結果、過去の描写や説明と噛み合わず、矛盾するポイントが大量発生して、話の筋が完全に破綻・崩壊している、ということです。

まず一点目。105年前の時点でハラルドが「戦いより交易」を掲げて、人間族との友好関係を広げるため、国交拡大に奔走しているにもかかわらず、その5年後にエルバフにやってきたカルメルが、「巨人族と人間との交友のかけ橋」などと言われ、ヤルルとヨルルにも「カルメルの説く『略奪より交易』それも結構──しかし我らが戦士たる事を忘れてはならぬ!!」と言われることなどあり得ません。

これではハラルドの面目丸潰れであり、存在意義ごと否定されているようなものです。

というより、先にカルメルが「巨人族と人間との交友のかけ橋」として「『略奪より交易』を説き、一定の理解は得ている一方、エルバフの巨人達は戦士たる事を忘れてはならないという心構えを持っている」として描かれているにもかかわらず、それより前に「戦いより交易」を掲げ、巨人族と人間族の親交を深めるために邁進している王がいた事になっては、カルメルの設定(WCI編で描かれたエルバフの姿)が破綻してしまいます。

二点目。WCI編ではロキの誕生がポジティブなニュースとして描かれていましたが、ロキが生まれてすぐに「冥界」に捨てられ、よじ登って戻ってきたという事件があったにもかかわらずこんなノリでお祝いできるはずがなく、その事件が知れ渡らない事もあり得ないため、これも後付け確定です。

「呪いの王子」という異名が広まったのはもっと後だとしても、生まれてすぐに冥界に捨てられた赤子が宝樹をよじ登ってきた、という恐ろしい事件が発生している中で、「先日城で生まれたロキ王子の誕生を〜太陽に感謝して」なんてポジティブな言葉と共に、セムラパーティを行うなどあり得ません。

出典:ONE PIECE 866話/尾田栄一郎 集英社

「この事実がエルバフに知れ渡っているのかどうか」は、(後付けであることがバレないよう)あえて読者がわからないように明言を避けて描いていますが、前話でも触れた通り、残念ながら「知れ渡っている」と解釈せざるを得ないんですよね。

エストリッダは「死産だった」と思わせるためにロキを捨てたわけですが、にもかかわらず「先日城でロキ王子が生まれた」事が村の人間に知れ渡っているということは、①王族側が公表したか、②バレてしまったかのいずれかしかありません。

①の場合、王族達はエストリッダがロキを捨てたことや、ロキが宝樹をよじ登って「陽界」に戻ってきたことを隠した上で、ロキの誕生を(ハッピーなニュースとして)民衆に報告したことになります。

②の場合、宝樹をよじ登ってくる赤子がいることが騒ぎとなってバレたパターンと、内情を知っている側近達からのリークや噂話でバレたパターンが考えられますが、いずれも恐ろしいニュースとして知れ渡るはずなので、セムラパーティーなど開催するムードになるはずがありません。

つまり866話の描写と整合性を取るには、①のパターン(不都合な事実は全て隠した上でロキの誕生をハッピーなニュースとして報告した)以外に考えられないわけです。

しかしながら、さすがに「冥界からよじ登って戻ってきた事」だけ知られずに、何事もなかったかのように「ロキ王子が無事誕生した」とするのは無理がありますし、そもそもエストリッダ自身にロキが呪われている事を隠そうとするつもりはなく、むしろ「呪いの王子」としてのデマを広めようとしているわけで、実際に広まっていくわけですから、ロキの誕生をハッピーなニュースとして報告するのも違和感しかありません。

もちろん、家臣達が「エストリッダのクズっぷりを知られるのは王族の恥だ」と考えて、真相が広まらないように隠そうとする事はありえるでしょうが、それならそうだとわかるように描かなければなりませんし、にもかかわらず広まってしまった点も描かなければなりません。

そうした描写を一切せずに、家臣達に繰り返しロキの処分を(呪われてるからという理由で)要求し、そのクソ親・クソ王妃っぷりを堂々と晒している一方、ロキを捨てたことやよじ登ってきたことだけは民衆にバレないよう隠し通せるなど、御都合主義以外の何ものでもなく、あり得ないとしか言いようがありません。

この点、今話で「噂で聞いたんだがよ…城で生まれた王子…呪われてんだってな…」というセリフがあり、

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

「人々は徐々に心もやられ始めていた──」という説明があることから、

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

要するに、そもそもロキの誕生は(王族側が真相を隠して)ハッピーなニュースとして報告されていたが、エストリッダの狂言が耳に入った者達から「呪われている」という噂も広がり、当初は取るに足らないゴシップとして信じる者は少なかったものの、実際にヨルルの死や災害、異常気象による飢餓をもたらした事や、心がやられ始めたことで信じるようになっていった、ということなのでしょう。

これであれば、866話の描写とも表面的な整合性を取ることはできます。

が、しかし、読者の方でそんな妄想解釈を広げて裏読みをしなければ整合性が取れない時点で、漫画の描き方として間違っていますし、いずれにせよ「ロキが呪われている」という噂は広まって行くのに、エストリッダの蛮行やクソ王妃っぷりが広まらないのはあり得ず、加えてロキが冥界から宝樹をよじ登ってきたことが認知されていないことはもっとあり得ないため、結局のところ破綻してるとしか言いようがありません。

だから、ロキを「呪いの王子」にしたのはエルバフ編に入るにあたって追加された後付けであり、1136話でエストリッダの死を悲しむ描写がなされていることから、王妃のクソ親設定(ロキを冥界に捨てた事実)も後付けだろうという結論になるわけです。

出典:ONE PIECE 1136話/尾田栄一郎 集英社

明らかにこれらの設定だけ浮いており、WCI編で描かれた回想との整合性を取るのは無理がある。

最後、三点目。「太陽の神ニカ」の信仰があるエルバフで、他所者であるカルメルが「太陽の神が…全てを治めた」とその名を口にしたにもかかわらず、エルバフの連中が誰もそれに反応しないのもあり得ません。

「神典」には「太陽の神」の存在が記されており、その名は知れ渡っているはずであり、何ならエルバフに生まれた者なら誰もが「太陽の神となって世界を支配する」ことを夢見ているとまで言われているにもかかわらず、カルメルのほうが「太陽の神」という存在に詳しく、近しくて信仰心も厚い立場のように描かれているのは整合性が取れない。

ルフィのギア5の姿を見ただけで、「ニカ〜♡」なんてミーハーかまして騒ぎ立ててたような一族なんですから、エルバフにとって致命傷となる火事を「太陽の神が治めた」と言われたら、「ニカ〜♡」「ありがとうニカ〜!!」とはしゃぎ出すか、他所者にその名を使われた事に怒りや疑問の目を向けるのが自然でしょう。

故に、エルバフに「太陽の神」が深く関係していた設定も後付け確定です。

以上だけでも十分破綻していると言えるのですが、今話のツッコミどころはこれだけではありません。

「死に様」を重視する設定がなくなる

たとえばヨルルの死について、WCI編では「長生きではない…!! 死に様なのだ戦士とは!!!」というヤルルのセリフがあり、この時点ではエルバフの戦士は「死に様」を何よりも重視するという設定は生きていました。

出典:ONE PIECE 867話/尾田栄一郎 集英社

これはリトルガーデン編でも描かれており、戦士としての誇りの高さを表す重要なポイントです。

出典:ONE PIECE 117話/尾田栄一郎 集英社

「エルバフの戦士として誇りを滅ぼすことなく死ぬことができたら そりゃ“名誉ある死”だ その誇りはまた エルバフの地に受け継がれる永遠の宝なんだ」と言われていたのに、63年前の時点で、もはやエルバフには“名誉ある死”を望む誇り高き戦士など存在しておらず、すでにその誇りの受け継ぎは途切れていた事になってしまった。

「戦士とは『死に様なのだ』」と言っておきながら、「死に様」を考えている戦士など一人もいない。

WCI編の時点では生きていた設定が、エルバフ編に入ってから完全になかったことにされ、「誇りを失った不名誉な死」が当然の国だったことにされてしまった。

この点、「エルバフと一口に言っても当時は国内の統率力は弱く 内乱は珍しい事ではなかった」という説明でフォロー(というか言い訳)されていますが、この後付けも酷い。

そんな統率のとれていないバラバラの国で、(リトルガーデン編で描かれたような)「エルバフの神」への絶対的な信仰心や忠誠心、「エルバフの戦士」としての誇りが芽生えるはずがありません。というか、その誇りや忠誠心を「エルバフの戦士」として語ろうとするはずがない。

リトルガーデン編で描かれた(100年以上前からエルバフを離れている)ドリブロの言動や「エルバフの神」が、実は一部の村についてのみ当てはまるものに過ぎず、エルバフ全体の事を言っていたわけではない(国内は統率されていなかったため、誇りのない戦士も、エルバフの神への忠誠心や信仰心が薄い戦士も、“名誉ある死”を望まない、生き恥を晒す事に抵抗のない戦士もいました)なんて事にされて、誰が納得できるというのでしょうか。

なんでそうまでしてエルバフの設定をつぶしに来るのか…本当に理解できません。

それどころか、エルバフの戦士達の「誇りを重んじる戦い」は「建前」だったことにまでされてしまうシマツ。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

もちろん、人間族からの略奪行為を「誇り」という言葉で正当化するのは詭弁であり、そんなものは建前に過ぎない(今人間族と友好関係を結ぼうとハラルド王が苦心している状況で、それを無碍にするようなことはすべきではない)という意図で言ってるのでしょうが、こんな描き方では、「誇りを重んじ戦ってきた」エルバフの戦士の信念まで丸ごと「建前」だと言ってることにもなってしまいます。

なぜなら、どれが建前による戦いで、どれが本心からの誇りを重んじる戦いなのかなど外野からは判断のしようがなく、1つでも建前であることを認めてしまえば、他の戦いも建前である可能性を認める事になってしまうからです。

酷すぎる…

よくここまでエルバフの戦士達の誇りを踏み躙れるな…

国内の統率力は弱く、内乱は珍しい事ではなかったのに、海外遠征を優先する

さらに言えば、「当時は国内の統率力は弱く 内乱は珍しい事ではなかった」にもかかわらず、国内の統率や村々の親交・流通を促すための樹道整備など全て後回しで、国交拡大を優先するハラルドもあり得なさ過ぎて、ただの「無能の極み」でしかなくなってしまいました。

こいつ、「国内の統率力は弱く 内乱は珍しい事ではなかった」のに、105年前に国交拡大のため、他国の文化を取り入れるために遠征に乗り出すことを優先し、63年前にエルバフが飢饉に陥るまで、40年以上も国内のことを放置して、国内の統率を高めて内乱を防ぐことも、村々の親交・流通を促すための樹道整備することもしなかったってことですからね?(この点は後ほど触れます)

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

あり得ると思います?

絶対にあり得ませんよ。

だから破綻しているのです。

もっと言えば、今話で「この豊かな土地に飢餓をもたらした」という説明がなされたことで、

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

やはりエルバフは「豊かな土地」であり、問題なく自国だけで自給自足ができるため、そもそも国交を広げるメリット(喫緊の課題)もなかったことが明らかとなりました。

この点は前話でも触れましたが、ハラルドがなぜこんなにも熱心かつ早急に国交拡大を進めようとしているのかの理由付けができていないため、たとえば耐えられないほどの貧困に悩まされていたなど国として差し迫った事情があったのか、という指摘をしましたが、結論、そんなものはなく、むしろ「豊かな土地」であったことが明かされたわけです。

豊かな土地だったのに、国交拡大を急務とし、国内の意識統一や交通整備はほったらかし。

あり得ると思います?

無能な王が他所者にたぶらかされ、大した信念も考えもなく、言いなりになって突き動かされてるようにしか見えません。

「豊かな土地」で、「言う程野蛮じゃない」一族が何不自由なく暮らしている一方、国内の統率力は弱く、内乱は珍しい事ではなかった状況で、まず国交拡大を急務として海外遠征を優先し、国内を留守にしてほったらかしにするなど意味不明でしょう。

出典:ONE PIECE 1153話/尾田栄一郎 集英社

国賊かよお前。

まず国内の整備や改革から始めろや。

そうまでして推し進めた国交拡大の成果はゼロ

笑うしかないのは、そうまでして(他国の文化を取り入れるために)国交拡大を優先しておいて、108年たった今も、他国の文化など何一つ取り入れられていないことです笑

「国」だけでなく、「妻」と「愛人」と「子供2匹」を蔑ろにしてまで国交拡大に邁進し、キモイーダさんからは「外交官を派遣し合う」というアドバイスも受けていたというのに、エルバフにいる人間族は(孕ませ結婚拒否男の)「降参おじさん」だけであり、全く活発な交流になど発展しておらず、他国の文化や技術を引き継いだと思える衣食住さえ一つもありません。

「志半ばで終わってしまった」とはいえ、90年以上改革してたんだから、成果の一つくらいあって然るべきでしょうに、変わったことと言えば「戦いより交易」の平和思想の浸透と教育だけ。

しかもこれも、100年前の時点ですでにカルメルが持ち込んでいて、カルメルが広めた思想として描かれていたというシマツ。

その思想の浸透によって、海外との交易から得られた果実は何で、今のエルバフのどこにそれが反映されているのでしょうか。

残念ながら、そんなものは一つも描かれていません。

この時点で、エルバフの追加設定など微塵も詰められておらず、ほぼ全て行き当たりばったりか、整合性を取る気のない小手先アイデアで構築されている事は確実です。

本当にエルバフを「戦士の村」から「交易重視の外交に積極的な友好的国家」に変貌したものとして描くつもりがあり、実際に当時のエルバフにとってはその変化を遂げる必要性があり、最初からそのつもりでエルバフ編を描いていたのであれば、👇🏻こんな姿のエルバフになるはずがありません。

出典:ONE PIECE 1132話/尾田栄一郎 集英社

どこに他国との交易によって得た文化や技術やその影響が見て取れるというのでしょうか。

どう見ても、「戦士の村」がそのまま「樹の上」に乗っただけであり、他国との交易などせずとも問題なく成立する(技術発展や進歩など目指していない)ど田舎農村じゃないですか。

ひと目見ただけで、「え? これがエルバフ? 全然想像していた村の景観じゃない」と思わせるような意外性のあるデザインにしなければ、「エルバフが(ハラルドの働きによって)大きく変貌を遂げた」ことが伝わらないでしょう。

そうなっていない時点で、「交易重視」「国交拡大」路線のエルバフにする必要性などなく、エルバフ編が始まる前に小手先で追加した後付け設定にしか見えないわけです。

「100年もかけて何やってたんだ」「100年もかけて何が変わったんだ」と思いません?

まんまイメージ通りの(少なくともイメージから大きく外れない)エルバフを描いておいて、「他国との交易拡大により、新しい文化を取り入れ、世界に学ぶことで、エルバフは大きく変わり、もっと豊かな国になった」と言われても、まるで説得力がないし、実際、ハラルドが推し進めた「戦いより交易を」の足跡やハラルドが残した功績が、何一つ感じられない(というか描かれていない)以上、そんな追加設定は不要であったと言わざるを得ません。

こいつは一体、何のために交易拡大に奔走していたのでしょうか。。

飢饉の時に食料を分けてもらうためでしょうか?

極寒の「冥界」でも生き延びられる肉食動物が大量にいて、それらを普通に狩ることができる巨人の国であるエルバフが、食糧危機に陥ること自体無理があるとしか思えないのに、食糧難に陥った時に助けてもらうために国交を広めてたのでしょうか。

他国の外交官を駐在させるわけでも、新しい技術や文化や教育や芸術を取り入れるわけでも、他国の特産品を輸入して食生活を豊かにしたわけでもない。

広まっていたのは「平和思想の浸透による人間族への過剰な配慮と言葉狩り文化」だけ笑

出典:ONE PIECE 1134話/尾田栄一郎 集英社

キモチワリィ…

そんなことのために、「誇り高き戦士の村」という設定をぶち壊したのかよ。

正気の沙汰じゃねェわ。

そもそもエルバフが食糧難に陥ることがあり得ない

先に触れた通り、そもそも「この豊かな土地」であるエルバフに飢餓が生まれるということ自体、あり得なさすぎて無理があるとしか思えないんですよね。

今話では、ロキの誕生と同じ年にヨルルが殺され、エルバフには稀に見る災害が続き、「火災」・「暴風」・「寒波」が農作物を蝕み、異常気象は「不漁」をも招き、この豊かな土地に飢餓をもたらした、とあります。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

もうこの時点で、「嘘つけ そんなクソみたいな小手先の後付けすんなよ…」としか思えませんが、食料となっていたはずの動植物は全て絶滅したということなのでしょうか。

「冥界」はそもそも極寒の冬島であり、そこで生きる獣達がたくさんいたはずなのに、上記の異常気象で全て絶滅してしまったのでしょうか?

あり得ないとしか思えませんが、そう理解する他ないと思いながら読み進めた結果、最終ページで、普通に冥界の獣達が描かれるシマツです。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

ね? 破綻してるでしょ?

これでは、エルバフの戦士達は「冥界」に行けば普通に食料はたくさんあるのに、それを諦め、同族狩りによって奪うことで生き延びる事を選んだことになってしまうのですが、それでいいのでしょうか。。

なんで真っ先に冥界に食料を狩りに行く事を考えないのでしょうか。

当時は「冥界」に簡単に行けない状態だったのでしょうか?

キモイーダさんやガキのハイルディンが普通に冥界まで降りられるのに?

何もかも過去の描写や設定との整合性が取れず、小手先の説明&描写で表面だけ取り繕ってごまかしているようにしか見えません。

よくこんな破綻した物語を絶賛できるわ。。

1136話の説明とも矛盾している

もっといえば、“幸運の馬”が殺されたタイミングもおかしい。

1136話では、「生まれてまもなく王家に仕える“幸運の馬”を殺した…!!」とあり、

出典:ONE PIECE 1136話/尾田栄一郎 集英社

その後に「リンリンがヨルル様を殺したのもあの年だった」「国には天災が続き 王妃はロキを産んで一年でお亡くなりに…!!」とあるため、

出典:ONE PIECE 1136話/尾田栄一郎 集英社

普通に読めば、これが時系列順であり、「ロキが幸運の馬を殺した」のと「リンリンがヨルルを殺した」のは同じ年であり、どちらも「生まれてまもなく」という事になります。

実際、「冬至祭」に向けた断食の前日に「先日城で生まれたロキ王子の誕生」と説明されていて、この日にヨルルは殺されることになるため、「ロキが生まれてまもなくリンリンがヨルルを殺した」という説明は成り立ちます。

しかし、幸運の馬が殺されるのはなんとエストリッダが死んだ後(最低でも一年以上後)かつ、ロキの姿の成長具合を見るに(巨人の成長は人間よりも遅いのですから)一年どころでは済まないはずですから、明らかに矛盾しています。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

これは、1136話の時点で、大してロキの過去について設定を決められていなかったという事でしょう。

あるいは決めていたけど、それを忘れて今話を描いたか、矛盾前提で(バレないと思ってか、バレても批判されないと思って)改変したかですね。

後者だとしたら読者舐められすぎですけども、まぁ、今の読者ならそう思われても仕方ないか。

なぜか里に帰らずに布団にこもる引きこもり仮病おばさん

前話では、生まれた赤子の顔が恐ろしかったことでヒステリー起こしてロキを冥界に捨て、「里へ帰る──もう子など生みたくない…!!」と言い出して荷造りをしていたのに、

出典:ONE PIECE 1153話/尾田栄一郎 集英社

ロキが冥界から這い上がってくると知るや、なぜか里帰りをやめてベッドに引きこもり、

出典:ONE PIECE 1153話/尾田栄一郎 集英社

ロキの処分を命じるばかりで、里へ帰ることをやめてしまいました。

で、今話でもまだベッドの中にいて、ひたすらヒステリーを起こしている姿が描かれるシマツ。(厳密には「姿」さえ描かれず、アシ絵のベッドから吹き出しでしゃべってるだけ。構図も前話と全く同じゆえ、描く価値がありません)

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

いや、里に帰れよ笑

普通に「冥界」に捨てた赤子が生きて這い上がってきたら、その恐ろしさに震えて、恨まれたり呪われたりしかねないと考えて、尚更一目散に里へ逃げ帰りたくなりません?

なんでロキを捨てた後には帰ろうとしてたのに、這い上がって来た後に残る判断になるんだよ。

ロキを殺せなかった以上、母親として城に残らざるを得なくなった(家臣達から説得されたか許可されなかった)という事なのかもしれませんが、それならそうわかるように描かないと、こんな頭のバグった自己中ヒステリー女がそんな説得を聞き入れるとはとても思えず、なりふり構わず逃げ帰るほうが自然なので、行動に一貫性がないという印象にしかなりません。

家臣達の制止など振り払ってでもロキを捨てて里に帰るのが「クソ人間」としてのこの女の在り方でしょう。

家臣達の制止を振り払って生まれてすぐの赤子を冥界に捨てた女なんですから。

アシ絵作画のベッドに隠れて作者の作画省エネに協力してないで、とっとと里に帰れや。

赤子ロキを使った御涙頂戴茶番

産まれてすぐに冥界へ捨てられ、一切の愛を受けておらず、「母の部屋に近づいてはならない」と言われていたのに、なぜか「母が誰か」を認識し、「母に愛を求めて泣きながら近寄ってくる」という、リアリティ皆無のお涙頂戴茶番。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

「どれだけ虐待されても本能で母親の愛を求める赤子」の姿を描くことで同情を引きたいのでしょうが、それなら生まれてすぐに捨てるなんて描写を入れるべきではありませんでした。

抱っこさえしておらず、顔を見てすぐに怯えて距離を置き、そのまますぐに捨てに行ってるのですから、こいつがエストリッダを母親と認識する時間などなかったというのに、涙ながらに母親を求めて近づいてくる描写などされても茶番でしかなく、「嘘つけ」「あり得ない」という感想にしかならないでしょう。

実際、私は前話の最後のロキを「ホラー描写」と表現したように、これをきっかけにロキの怒りや恨みによってエストリッダが殺されたり、「呪い」と言われるような事件を起こしていくのかと思っていました。

「呪いの王子」たる所以を表すシーン、👇🏻これだけですからね笑

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

一方、この異常気象やそれに伴う飢餓を引き起こしたとされる、張本人の描写は👇🏻この通りです。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

もはやどこが「呪いの王子」なのか全くわからない、ただ目を患っている事(を母親が嫌がって冥界に捨てるも脅威的な生命力で戻ってきた)以外に恐れるポイントがなく、要するに「ロキは元々母親の愛情を求める普通の純粋な赤ん坊だったのに、母親がクズ過ぎたため、目を患っていただけで拒絶し、殺す理由付けのために『呪われてる』とデマを広めた」以上の情報が描かれていないのです。

その母親も、2話にわたってベッドの中から叫んでるだけというシマツ笑

出典:ONE PIECE 1153話/尾田栄一郎 集英社
出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

使用人からも呆れられており、もはや誰にもまともに相手にされていません。

これでロキが「呪いの王子」と呼ばれた理由の説明は終了です。

端的に言えば、ロキは「呪いの王子」などではなかった、というオチでした。

1130話で仕込んだ前振りから、24話もかけて描いたオチがこれってさ、笑わすんじゃないよ全く。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

たとえば生まれた時は目をつむったままで、(なかなか目を開かない赤子として)しばらくは愛情を持って育てていたけど、目を開けたら悪魔のようだったから捨てに行ったとか、生まれた時は普通の目だった(何ならツノも生えてなかった)けど、時間が経つにつれて悪魔のような容貌になっていったから、恐ろしくなって捨てにいった、といった展開であれば、捨てられた後も母親にすがってくる描写に納得できるのですが、生まれてすぐに捨てられたのに母親にすがってくる描写など、あり得なさ過ぎて失笑でしかなく、こんな浅はかな描写で同情を誘えると思っているのだとすれば、読者を舐めてるとしか思えません。

生まれてすぐに子供を捨てて、しかし強靭な生命力で血まみれになってよじ登ってきた、という(ホラー)展開を描くなら、むしろロキは怒りや恨みをもってエストリッダに迫らせた方がずっと面白くなった事でしょう。

その方が「呪いの王子」に怯え、その悪評が国中に広まることや、王妃が亡くなった事を悲しむ人間がいる事にもまだ納得感があります。

もっと言えば、そもそも敵役や悪役に、同情を求めるような「悲しい過去」など必要なく、こんな小手先のお涙頂戴茶番など描くべきじゃないんですよね。悪役としての活躍シーンが描かれる前となれば尚更です。

悪役を悪役たらしめるのは、その悪の主義主張の一貫性やイカれ具合であって、「同情できるポイント」などではないというのに、悪役として描き切る前に、同情ポイントをアピールしてしまうなど、キャラを殺すことにしかならないでしょう。

実際、この過去編のせいで、ロキの(悪役としての)魅力は描かれる前に消滅してしまいました。今後のこいつの描写などすべて出涸らしであり、もはや描く価値さえありません。

「悲しい過去」や「同情できるポイント」を描くのなら、敵を倒した後か、決着がつく直前に(主人公側勝利の確定演出として)明かすべきもので、それでも描き方に気をつけないと単なる蛇足や安っぽい御涙頂戴シーンになってしまうというのに、ロキの解放前(つまりロキの本性や実力を描く前)にこんな陳腐で小手先感しかない同情乞食丸出しの「可哀想な過去」を描いて、「悪役」としての根幹を破壊して、一体何がしたいのか。

たとえばクロコダイルやエネルが、なぜあんなに外道で無慈悲で悪魔のような人格になったのかについて、戦う前に「生まれてすぐ母親に捨てられて愛を知らずに育ったから」なんて過去が明かされ、わーわー泣きながら母親に縋り付く姿が描かれ、戦う前・倒す前から同情を誘うような作者のメッセージを受け取ったら台無しでしょう。

ロキは「敵」ではないとしても、「頭のネジはブッ飛んでる」だの「解き放てば世界はブッ壊れる」だの「世界を終わらせる太陽の神」だの「昨日の友を平気で殺すような鬼畜」だの「世界の敵」だの極めて強い言葉を使って「悪役」としての個性を表現してきたわけですから、まずはそこをきちんと説得力を持って描くことこそ優先すべきであり、そのためには同情を引くような過去など描かずに「錠を解く」理由付けこそ考えなければならないのに、それを放棄して、「本当はいい奴」で「可哀想な奴」なんて見せ方をしてしまう意味がわかりません。

悪役として登場させておいて、悪役としての顔をほぼ描くことなく、「乱暴な言葉の裏にある優しさ」と「イキり小物チンピラ具合」と「同情を誘う悲しい過去」を描くなど、解放する前から存在価値を奪うようなものです。

ロキの悲しい過去を描きたいなら、ハラルドを殺した真意を明かして(あるいは明かさなくともイムの襲来によってロキの力に頼らざるを得なくなって)解放し、善か悪か、敵か味方か分からない状態で「陽界」に戻り、ロキの戦闘や活躍、あるいは裏切りを描いていく中で、その行動や人格の背景にある生い立ちを見せていくべきでしょうに。

なぜかクソ王妃の本性を見抜けないマヌケ共

何より、エストリッダのクソ王妃っぷりを描くほど、こいつの死に涙する連中の存在に無理が生じ、

出典:ONE PIECE 1136話/尾田栄一郎 集英社

この「あり得なさ」を成立させるためには、「エルバフの人間全員底抜けのアホであり、その目は節穴であり、情弱である」と解釈しなければならなくなるのですが、それでいいんですかね…

まぁいいのか、「エルバフ史上最高の王」自身がこのクソ女のクソっぷりに気づくことなく、その死に大粒の涙を流してしまうシマツですからね…

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

バカが。

なんでこんなクソ女の死に(強引に結婚させられただけで何の愛情も思い入れもなかったこと丸出しだったくせに)涙流せるんだよ。嘘泣きこいてお涙頂戴してんじゃねェよ鬱陶しい。

どんだけ人を見る目がねェんだお前は。

こんな露骨なイカれ性悪女の本性さえ見抜けないような奴が、他国との国交拡大交渉などできるわけがないだろうが。

説得力なさすぎるんだよ、お前の設定と言動何もかも。

作者は何のためにエストリッダをただのクズ王妃にしてロキを虐待させ、ハラルドをそれに気づかないボンクラネグレクト王という設定にしたんですかね。

過去の描写との整合性も取れない上、キャラの魅力を殺すだけじゃないですか?

ロキを目一杯不幸にして読者の同情を引きたかったから、ハラルドもエストリッダもクソキャラ化して切り捨てたって事でしょうか。

何でそんな事ができるのか。。

賢くてカッコよくて面白くて魅力的なキャラしかいなかった作品が、魅力ゼロ・評価できるポイントゼロのどクズまみれの作品にするメリットがどこにあるのかと思ってしまう。

小手先で描いただけの、記号的で底の浅いクズキャラや無能ボンクラキャラばかり量産して、作者は一体何がしたいのでしょうか。

さらにはこの後、自分の子供の事も何もわかってない上、アザだらけの姿を見ても尚エストリッダを疑う事なく、ロキが笑ってくれないのは「母親を失ったから」だと的外れな思い込みを続けるボンクラっぷりまでかましてしまう。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

なんなんだお前。

「無理もない母親を失ったんだ…」じゃねェんだよ。

どこまで勘が悪く、「人」を見れてねェんだよ。

エストリッダの事は子供を産む機械としか見ておらず、生まれてきた子供は単なる跡取り役の人形としか見ていないから、子供産んだ後は両方とも無関心放置か?

クソ野郎が。

ヘドが出るわ。

何も知らない父親と何も報告しない兵士達

というより、何も知らない父親と何も報告しない兵士達、という状況になる事がそもそもあり得ないんですよね。

たとえば👇🏻こちらのコマ。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

「国の人々は当然その死も呪いと信じた」とありますが、ハラルドは信じたのでしょうか?

まるでハラルドの耳にだけ入っていないかのような描き方ですが、家臣達はハラルドには報告しなかったのでしょうか。

ハラルドは国王のくせに民衆の声を聞かなかったのでしょうか?

あるいは民衆はハラルドにその事を伝えなかったのでしょうか?

なぜ?

聞いていたのだとして、ハラルドはなぜその件に関してノーリアクションなのでしょうか。

なぜ否定して子供を守ろうとしないのでしょうか。

そのバカバカしい風評がどこから広まったのか(てめェの妻の仕業である事)を調べようとしないのでしょうか。

あり得ますか?

国王だけ(あまりのボンクラさゆえ)自分の息子が「呪いの王子」と呼ばれ、自分の妻の死はその呪いのせいだと言われている事も、自分の妻がただの毒親のクソ女だった事も、息子が生まれてすぐに冥界に捨てられたものの、宝樹をよじ登って戻ってきた事も、何も知らない(かのように描かれている)のです。

どんな御都合主義なのでしょうか。

エストリッダの死後も尚、ハラルド含むエルバフの人々に一切真実を語ろうとしない側近連中の判断も意味がわかりません。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

エストリッダの本性やロキが虐待を受けていた事、ロキが呪われているというデマを広めようとした事など、何もかも腹の中に隠し、誰にも広めない姿勢を徹底しています。

いや、何のために?

ハラルドにそのことを報告したり、世間の誤解を解くために真実を話したりしないのでしょうか。

事なかれ主義どころの話ではなく、御都合主義の化身であり、意思なき作者の操り人形でしかありません。

こういうのが「人間を描いていない」ということであり、ゆえに「リアリティがない」、だから「作者が小手先で描いた茶番」にしか見えず「感情移入できない」「つまらない」となるわけです。

何もかも作者による底の浅い作為によって描かれているだけで、キャラが全くこの世界を生きていない。

そのせいで、全てのキャラが底抜けのボンクラであり、脳なしであり、節穴の目であり、愚か者であり、見るに堪えない木偶の坊集団となっている。

ちなみに、👇🏻このシーンはロキの描写もおかしい。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

まず「生まれてすぐに母親に捨てられた」という前提において、しかし母親以外の大人達まで虐待していたわけではなく、拒絶していたのは母親だけだったわけですから、「齢数ヶ月にしてロキは愛を諦めていた」なんて状況になるはずがありません。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

これは(母親からだけでなく)「誰からも愛を受けられなかった(むしろ虐待や冷遇をされていた)」子供の場合でしょう。

たとえばイーダとハイルディンの2人暮らしにおいて、イーダがクソ親で、ハラルドがいないことをいいことにハイルディンを監禁して虐待しまくっていたとなれば、ハラルドが帰ってきた際に「ロキは愛を諦めていた」となるのもわかるのですが、城には多くの家臣がいて、「ロキ様!! 母上の部屋に近づいてはなりません💦」というセリフがあることから、側近達が面倒を見ていたことは確実なわけです。

一方、エストリッダはロキが生まれてすぐに捨ててから距離をとっているわけで、ロキが母親の顔などほぼ見ることさえ叶わず、拒絶され続けているのですから、「母親」という存在自体、認識していないはずであり、その上で、周囲にいる大人達から愛(とまではいかずとも普通の善意)を受けて育っているとすれば、そちらに懐き、感情表現をするはずであり、まともに会ったこともない母親(という認識さえないはずの存在)1人から拒絶されたところで、感情を失った人形のように愛を諦める状態になどなるはずがありません。

エストリッダは生まれてすぐにロキを拒絶し、距離をとっていて、代わりに他の連中が面倒を見ていたにもかかわらず、ロキが「愛を知らない」「愛を諦めていた」状態になるということは、城内の連中全員エストリッダ並みの虐待や冷遇をしており、すなわち「エルバフ全員クズの集まり」としか読み取れなくなってしまいますが、いいんですかねそれで。

細かいことだと思うかもしれませんが、「そうなるはずがない」「そうなるのはおかしい」状態に、作者の作為で無理やり持っていかれても、その状況に同情も感情移入もできませんから、単に無駄なシーンを描いているだけにしかならないんですよね。

だから茶番であり、描く価値がないということになるのです。

実際ここまで描いてきた内容は、「ロキがハラルドを殺した真意」に微塵も関係がなく、丸々カットしても何の問題もないレベルの明確な蛇足です。

「兄として“生け贄”になれ」という謎論理

これも全く意味がわからない。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

ロキだけでなく、ハイルディンへの同情も引きたいのでしょうが、モブの言い分があまりにも的外れすぎて、「何言ってんのこいつ…」としか思えません。

「おい!! ハイルディン!! お前の弟がこの国を呪い殺そうとしてんぞ!! お前兄として“生け贄”になれよ!!!」

意味不明でしょう。

まず「弟が呪い殺そうとしてるから兄が生け贄になれ」という論理が意味不明ですが、なぜ「弟が呪い殺そうとしている」という点が当然のように共通認識の既定事実として扱われているかもわからないし(この点にハイルディンもキモイーダも一切反論していない)、「生け贄を捧げる事で何を解決しようとしているのか」も「なぜ解決になると思っているのか」も、「誰に対する(どの神に対する)生け贄なのか」も、「そもそもエルバフに“生け贄”という風習があるのか(こいつが勝手な思いつきと嫌味で言ってるだけなのか)」も何も分からないため、この上なく表面的で、中身のないセリフとなっています。

要するに、「今の異常気象とそれによる飢餓は、ロキによる呪いが原因であり、ロキがこの国を呪い殺そうとしているから、それを止めるためにお前が兄として生け贄になれ(お前が生け贄になればこの異常気象は終わり、エルバフは救われる)」と言いたいのでしょうが、伝わります?

いきなりドア破って入ってきて、このセリフ言われて、この廃人の言いたいことを理解できると思います?

小手先のセリフばっかり書くなよ…

つーかエルバフの人間ってクズしかいねェのかよ。

「誇り高きエルバフの戦士」って設定まじでどこいったんだ。

「心もやられてしまった」じゃねェんだよ。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

どんだけ精神的に軟弱な一族なんだよ。

そんな浅い描写一つでエルバフの戦士の誇りを簡単に踏み躙るんじゃねェよ。。

どんな状況になっても折れない強い信念と覚悟を持っているからこその「誇り」だろうが。

「死に様」を何よりも重視する戦士の一族が、なんで飢餓への苦しみから(冥界への獣狩りではなく)同族狩りや生け贄献上を選択する事になるんだよ。

リトルガーデンで四肢を拘束されて身動き取れず、無念なる死を突きつけられた時でさえ、悔しさから涙を流し一時的に戦意は失ったものの、

出典:ONE PIECE 122話/尾田栄一郎 集英社

心は折れず、手足を捨ててでも一矢報いようとしたのに、

出典:ONE PIECE 122話/尾田栄一郎 集英社

なんで餓死しそうになったら、同族から奪うなんて卑怯な方法で生にしがみつくような思考回路になるんだよ。

そんなんじゃねェんだよ誇り高きエルバフの戦士達というのは。

「エルバフの戦士と言えど、極限状態になればそんな事は言ってられなかった」じゃねェのよ。極限状態の時こそ戦士らしさやその一族の強さを表せるというのに、何で一般人による一般常識通りの(憧れるポイントゼロの)姿を描くことになるんだよ。

天災や異常気象による死は、「エルバフの神」による審判、天命だと捉えて潔く死ぬか、仲間の命やエルバフという国を守るために自分の身を犠牲にして尽くす働きをするのがエルバフの巨人のあるべき姿でしょう。

冥界に行けば、ヘラジカ含め食料となる獣達がたくさんいるんですよ?

なぜできる事をやらずにあっさり諦めて、まず同族同士での奪い合いを優先する判断になるのか。

もっといえば、ワノ国のような鎖国国家ではなく、航海術がないわけでもなく、何なら他国に教えてやるほど優れた航海術を持っている一族が、なぜ海に出て食料を確保しに動こうとしないのでしょうか。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

「異常気象は『不漁をも招き』」などと言ってますが、その気象が及ばない遠くの海まで出れば解決する話でしょう。

要は、これまでのエルバフの描写(冥界は極寒の冬島であり、にもかかわらず生存している獣達がたくさんいる上、他国が羨むほどの「航海術」を持っているという設定)がある以上、いかに異常気象が発生しようと、エルバフが飢饉に陥り、飢餓に苦しみ、同族狩りや内乱を始め、子供を生け贄に差し出そうとする(ほど「心がやられてしまう」)なんて事は起こるはずがないのです。

少なくとも、それが起こってしまった事に説得力があるような説明や描写は一つもなく、全て上部の説明でごまかして逃げているだけにしか見えない。

上記でした数々のツッコミに耐えられるような設定など、まるで考えられていないことがよくわかります。

リトルガーデン編ではあれだけ「エルバフの神」を信奉している描写をしておいて、(後付けで「太陽の神」に憧れてる描写まで追加しておいて)国の危機に陥った際に、誰一人神に祈ったり、神の声を聞こうとしたりせず、完全スルーを決め込むのもあり得ない。

窮地に追い込まれた時こそ、「エルバフの神」に語りかけ、その声を聞こうとするのがエルバフに住む者達の信仰心じゃないのでしょうか。

こんなのはエルバフじゃないし、エルバフの戦士でもありません。

当時は国内の統率力は弱く 内乱は珍しい事ではなかった」だの「心もやられてしまった」だの、そんな上っ面の説明で誤魔化せるような話ではない。

根本から設定を破壊する描写の数々に、呆れ果ててしまいます。

キモイーダさん、相変わらず規格外のキモさを披露

“生け贄”に差し出せと言われてるのに、「ウチの子は世界一カワイイんだから世界一長生きするに決まってる」という意味不明な返しをしてしまう、脳みそカラっぽのど腐れ媚び女キモイーダさん。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

さらには、「黙れイーダ てめェ他所者のクセにハラルドをたぶらかしやがって!!!」と言われると、「うるさい!! 愛に国境なんかあるか!!」とこれまたクソみたいにズレたマヌケ丸出し返答をして、規格外の頭の悪さを披露してしまう。

百歩譲って「世界一可愛いウチの子が“生け贄”になんかなるわけないでしょ!!(あんたんとこのブサイクなガキを“生け贄”に差し出しなさいよ)」というのであればセリフとしては成立しますが、「“生け贄”に差し出せ」と言われて「長生きするに決まってる」と返すのはまるで会話になっておらず、脳みそが入ってないか、日本語を理解していないかのいずれかでしょう。

自分の息子が「お前兄として“生け贄”になれよ!!!」と言われたら、普通「は? なんでウチの子が“生け贄”にならなきゃいけないのよ!!(あんたんとこの子を捧げればいいでしょ?)」とか、「子供を“生け贄”に捧げるなんて頭おかしいんじゃないの!?(あんたが“生け贄”になりなさいよ)」とか、あるいは“生け贄”文化自体を否定して「は? “生け贄”を捧げれば天災が収まるなんてバカげた迷信信じてんじゃないわよ!!」のように返しません?

自分は世界を知ってる風のマウントをとりながらハラルドをたぶらかして外交させているわけですから、「この異常気象や飢饉は呪いによるものなどではない」「“生け贄”を差し出すなど世界の進歩を踏み躙るバカげた文化だ」のように、その時代遅れの思想や慣習を根底から否定し、考えを改めさせるようなセリフを吐かせるべきでしょう。

ま、血縁主義により結婚させてもらえず、愛人の立場でしか生きられない事を「これも“文化”よ 盾突くものじゃない」として尊重してあっさり受け入れる発言をさせてしまった以上、生け贄文化自体を否定して盾突くわけにはいかないのでしょうが、

出典:ONE PIECE 1153話/尾田栄一郎 集英社

それなら“生け贄”も“文化”として受け入れてすぐに差し出せよ他所者、それがお前の価値観に倣った生き方だろうがとしか思えません。

許容できない“文化”には反発するくせに、何で血縁主義の文化には反発せず、愛人ポジションを簡単に受け入れたんだよ笑

何より気持ち悪いのは、前話まで「会いたいな赤ちゃん♡」なんて言ってたくせに、

出典:ONE PIECE 1153話/尾田栄一郎 集英社

「お前の弟がこの国を呪い殺そうとしてんぞ!!」と言われたことに関して一切リアクションせず、ロキの事を守ろうともフォローしようともしないことです。

上っ面の媚び方しかしない、清々しいほどの偽善者っぷり。

ロキのことを弟だと思っていて「会いたい」と言ってたくせに、弟が「この国を呪い殺そうとしてんぞ!!」と言われた事については完全スルーで、「ウチの子は世界一カワイイんだから世界一長生きするに決まってる」という的外れな脳みそカラっぽセリフで、ハイルディンだけ守ろうとするムーブがキモ過ぎて見るに堪えません。

「呪いの王子」という評判が広まった途端、手のひら返して弟扱いやめたのか?

たった1話で本性出してキャラ崩壊してんじゃねェよキモチワリィ…

どんだけ中身がなく、薄っぺらい人間なんだよお前。

見てるだけで反吐が出るわ。

てめェみたいな中身ゼロの低脳偽善クソ媚び女の影響でハラルドがエルバフの改革に乗り出し、エルバフの設定をぶち壊したと考えると、はらわた煮え繰り返って仕方ねェんだよ。

なぜこんなにも主義主張の中身がなく、的外れで、頭の悪い、意味不明な返しになってしまうかといえば、作者がこいつのキャラ設定を「ハラルドを改心させたイイ女」以上に考えていないからです。

「イイ女」の表れとして、「正義感が強い(ハラルドの間違った思想を叱り改めさせる)」とか「懐が広い(愛人ポジションを受け入れる)」とか「子供好き(腹違いの子にも愛情を向ける)」といった描写をしているつもりなのでしょうが、どれもこれも一人の人格として全く筋が通っておらず、矛盾しまくっているため、その場だけ、上辺だけ、口先だけ綺麗事を言っている偽善者にしか見えません。

そもそもハラルドを元はクズだった設定にすること自体無意味ゆえ、こいつの役割は「ハイルディンを産む」以外になく、本来描く価値さえない存在なんですよね。

だから作者も大して設定を詰めていないし、深く掘り下げて考えていないのでしょう。

それを回想で描くことになったから、こんな中身のない、脳みそカラっぽの小手先キャラになってしまった。

頭がいいわけでもない、心が広いわけでもない、世界の文化に詳しいわけでもない、反吐が出るほど気色の悪い、ただの作者の操り人形です。

で、タイミングよくハラルドが助けに来てくれたら、このリアクション。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

「ハラルドぉ〜〜〜〜〜!!」(えーん)

しね😇

何歳なんだ貴様キモチワリィ…

いい歳こいてガキの嘘泣きみたいな媚び方してくんじゃねェよ鬱陶しい。

この作品のキャラ達の泣き方や泣き顔、ほんと吐き気がするレベルのキモさになってしまいました。

感動的名シーンばかりの泣ける作品だったワンピースが、ガキと女にえんえん泣き喚かせるだけの、小手先キモ媚び描写による御涙頂戴茶番ばかり描いて、こんなに涙を大安売りしてしまうとは…

ロキが生まれたと同時にこの国の飢饉を耳にするが、ヨルルの死は完全スルー

タイミングよくハラルドが戻ってきて、エルバフを飢饉から救うことになるのですが、なぜタイミングよく帰って来れたかといえば、「ロキが生まれたと聞いたと同時に この国の“飢饉”を耳にした」からだそうです。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

つまり、遠征中もエルバフと連絡を取れる状況にはあって、それでロキが生まれた報告と、飢饉に陥っていることを聞いて、慌てて帰ってきたということでしょう。

いや、ヨルルの死は?笑

少女の手で殺されてしまった「世界最高齢の戦士」かつ「巨人族の英雄」で「全巨人族に尊敬される戦士」ヨルルの事件については報告されなかったの?

報告されてるとして、その件について何か触れないの?

もうエルバフの中で、ヨルルの死はすでに心の整理がついた過去の話であり、今更触れる程のことでもないという認識なのでしょうか。

普通国王なら、自分の不在時に「世界最高齢の戦士」かつ「巨人族の英雄」が他所者の少女に殺されたとなれば、相当な衝撃を受け、(その場にいた連中はカルメルの言葉を受け入れて怒りを収め、見逃してやったとしても)その件についてしっかり話を聞いて、国の一大事として何らかの対応をするはずでしょう。

実際、ヨルルが殺された件は、世界にわずかに点在する巨人族の国々にもつぶさに知れ渡り、リンリンは「巨人族の目の敵」となり、もはやその名を口にする事もはばかられる程、巨人族から嫌悪される存在にまでなったというのに、国王がこの点に絡んでいないなどあり得ません。

出典:ONE PIECE 868話/尾田栄一郎 集英社

この因縁は、作中世界において(「エルバフ」という国とその歴史を描く上で)極めて重要なものであり、この点をスルーしてハラルドの国政など描けるはずがない(ハラルドの過去編を描く上で、この点への言及や対応を外すことなどできるはずがない)というのに、完全スルーで「国交拡大」の方にのみ焦点が当てられてしまう。

なぜこんな細かいことを気にするのかといえば、こうしたキャラの言動一つ一つが噛み合わないと、WCI編で描かれたエルバフの過去と辻褄が合わなくなり(正確には上辺だけ強引に辻褄を合わせているだけで)、単なる小手先の後付けによって物語を複雑にし、破綻させ、泥を塗っているようにしか見えなくなるからです。

エルバフが飢饉に陥ったのは、ロキの誕生後であり、リンリンがヨルルを殺した後です。

つまり、ロキの誕生と飢饉の報告を受けたということは、ヨルルの死という大事件についても、確実にハラルドの耳に入っているはずなのです。

が、帰ってこなかった。

その前提で読むと、「最長老であり、伝説の戦士であり、巨人族の英雄であり、全巨人族に尊敬される戦士であるヨルルの死と、それによる国内の動揺や不安混乱には一切対処しないし、当然葬式にも行かない(そんなことのために帰ってくることはできず、それくらい遠征による国交拡大は重要だと考えている)けど、自分の子供が生まれたと知ればすぐ帰ってくるし、飢饉と知れば救いに来る」というシーンになってしまいます。

これでは「巨人族の英雄の死」をものすごく軽んじている薄情な王という見え方になってしまい、国の危機を救いにきた救世主感や、我が子の誕生を聞いて駆けつけた愛情深い父親といったポジティブな側面を素直に称賛できなくなるでしょう。

一瞬、ヨルルが死んだ後に一度帰ってきて、また遠征に出た可能性を考えましたが、「ロキの誕生」と「飢饉」の知らせを「同時に」受けて帰ってきたと言っているため、それもあり得ませんね。

「ヨルルの死」は「ロキの誕生」の後なので、ヨルルが死んだと聞いて一度帰ってきたのであれば、「ロキが生まれたと聞いたと同時にこの国の“飢饉”を耳にした!!」なんてセリフにはなりません。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社


「ロキの誕生→ヨルルの死→飢饉」という順番である以上、ロキの誕生と飢饉の報告だけ受けて、ヨルルの死について報告を受けていないことも考えられない。

要するに、「ヨルルの死」だけ完全になかったものとして無視してるんですよね。

なんて薄情な王なのでしょうか。

しかも、ヨルルの死を無視してまで重要視する国交拡大の理由付けが「他所者の利己主義者イーダとの出会い」だけというシマツ。

なんという薄っぺらい回想でしょうか。

要は「設定」を考えているだけで、きちんと「物語」に昇華できてないんですよね。

キャラの心を無視して、駒として動かしながら、作者が考えた設定を挿絵付きで説明しているだけ。

だからキャラのあらゆるセリフや行動が全く心に響かず、つまらないのです。

👇🏻こちらのシーンでヨルルの死に触れる必要はありませんが、

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

その後に「ヨルルの死についても当然聞いていた(が帰ってこれなかった理由)」について読者に伝わるように、一言でも、一コマでも、描写を入れるべきでしょう。

それが丁寧なキャラの描写というものでしょう。

ヨルルは「世界最高齢の戦士」かつ「巨人族の英雄」で「全巨人族に尊敬される戦士」なんですよ?

その死をスルーして、(他所者の影響によって急に取り組む気になった)国交拡大にばかり執心する国王の姿に、エルバフの戦士の面影など微塵も感じられません。

結論、「ハラルドの過去」はもちろん、「エルバフ編」のストーリーは、WCI編以降に後付けで考えられ、強引に上乗せした設定でしかないということです。

まぁ、エルバフ編をこのタイミングで(世界情勢に絡める形で)描いている時点で、それは避けられないことなので、仕方のない面もあるのですが、それでも最低限、きちんと過去の描写と整合性とれるように後付けしていただきたいものです。

過去の描写に泥を塗りたくるだけでなく、矛盾やツッコミどころばかり生まれるような上書きの仕方では、キャラや物語を破壊することにしかならないのですから。

ま、何をどう描いても「最高に面白い」と大絶賛してくれる読者しかいなければ、別に矛盾してようがキャラや設定が破綻してようが問題ないのかもしれませんが。

航海術に長けていて世界を荒らし回ってたくせに「せまい世界で生きて来た」と言い出す

前話で、「約70年前──海の過酷さによりまだまだ島々の交流が困難であった時代──『エルバフ』の長けた航海術は他国にとって魅力的であった」という説明がありました。

出典:ONE PIECE 1153話/尾田栄一郎 集英社

この説明のおかしさについては前話でも触れましたが、今話でさらにそのおかしさが拡大されました。(ゆえに後付けによる小手先設定追加であることも確定です)

「エルバフの長けた航海術」「他国にとって魅力的であった」ということは、エルバフは他国よりも数多く航海をしてきたという事であり、それだけ世界の海や国々の事を知っていたという事です。

事実、100年前の時点で、巨兵海賊団は「海という海をあらし回り 町という町を焼き尽くし世界を震撼させた」と言われていたわけですから、

出典:ONE PIECE 118話/尾田栄一郎 集英社

63年前など、ガンガン「世界」の「海という海」をあらし回っていたはずでしょう。

にもかかわらず、「おれ達はせまい世界で生きて来た!!!」と言い出すのです。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

なんで他国より航海術に長けていて、世界の海をあらし回ってきた一族が(それがたとえ海賊行為や野蛮行為だったとしても)「せまい世界で生きて来た!!!」なんて認識になるのか。

いや、もちろん、物理的な意味での「せまい世界」ということではなく、「狭い価値観の中で生きて来た」という意味合いで言っているのでしょうが、それならそう言わせればいい話で、「まだまだ島々の交流が困難であった時代に世界の海を回っていた一族」と説明された後に、「おれ達はせまい世界で生きて来た!!!」と言われても違和感の方が強く、決め台詞として全く力がありません。

なんというか、他国よりも「ひろい世界」を生きる術を持っていて、そこに優位性を感じていた連中が、にもかかわらず尊大で傲慢な価値観で他国を蹂躙しながら生きて来たことについて、「せまい世界で生きて来た」ことを理由にしているのがすごく言い訳がましくて気持ち悪いんですよね。

端的に言えば、お前らは「せまい世界で生きて来た」んじゃなく、「ひろい世界で何も学ぶことなく野蛮に生きて来た」だけだろ、と言いたくなってしまう。

「せまい世界で生きて来た」というのは「航海術がなく自国のことしか知らなかった(たとえばワノ国の)」連中のセリフでしょう。

こういう一つ一つのセリフがいちいち的を外しており、常にツッコミどころが発生するものが採用されているため、全然スッと入ってこないんですよね。

ちなみに、「いつか彼らが困った時 全力で恩返しをしよう!!!」という発言は、おそらくこの後描かれる「巨大な戦い」において、「巨人族が人間族を助けて恩返しをする」事を示唆しているのだろうと思いますが、現状「悪魔」になって世界政府側についちゃってるの、どうするんでしょうね笑

いずれにせよ、すでにルフィ側の味方である巨人族がその行動に至るのはとっくに既定路線でしかなく、何の面白みもないため、わざわざ過去編を描いてまでその「前振り」を描く必要など全くないとしか思えません。

今更樹道の整備を始める今世紀最大の無能王

遅ェよバーカ。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

何を今更国内の動線整備始めてんだよ。。

「樹道1号線!?」→「そうだ!! 村々の親交・交流を促す!!」じゃねェんだよ。

お前40年以上何やってたんだよ。

40年あれば戦後焼け野原の日本が経済大国になってんぞ。

お前40年かかってようやく国内動線の必要性に気づいて、一本目の整備を始めたのかよ😂

どんだけ無能なんだよ。

イーダとの出会いと、その後の旅から学んだ事があるのなら、帰国後すぐに、国内でまずそれを実行しろよ。

海外に目向ける前に国内の交流を活発化するための整備をしろよ。

そんなもんバント王国から学んで、105年前にエルバフに戻ってきた時点で、整備の指示をした上で海外遠征に出ろよ要領ワリィな。

国内の交流も促せてなかったのに、なんで海外との交流拡大を優先しようなんて発想になるんだよ。

「エルバフと一口に言っても当時は国内の統率力は弱く 内乱は珍しい事ではなかった」のに、よく真っ先に海外遠征しようと思えたな。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

どんだけイーダにそそのかされてんだよキモチワリィ…

お前のやることなすこと何もかも的外れすぎんだよ。

「エルバフ史上最高の王」と称されたこいつの、これまでの所業をまとめておきましょうか?

  • イーダにそそのかされ、国内の統率や交通整備よりも他国との国交拡大を優先し、海外遠征に精を出す(エルバフに喫緊の課題や必要性があるわけでもないため、なぜそこにこだわるのかはよくわからない)
  • イーダと結婚できないことをわかっていながら、とりあえず孕ませて子供を産ませ、上に掛け合ってみるもやはり許されず、あっさり諦め、イーダにも愛人ポジションを受け入れさせる。
  • で、すぐにエストリッダと結婚してまた孕ませる。
  • しかし出産には立ち会わず、遠征を優先する。
  • ヨルルの死を聞いても帰還せず、葬式にも出ず、その件に触れることさえせず完全スルー。
  • ロキの出産(と飢饉の)連絡を受けるとすぐに帰還。
  • エストリッダの人間性を見抜く事ができず、ロキが虐待を受け、心を閉ざしてしまった事にも気づかず、世話係(摂政)にクズの義兄を選び、ネグレクトを継続しながら、ロキを間接的に虐待し続ける。

クソが。

反吐が出るわ。

どこが「エルバフ史上最高の王」だよ胸糞ワリィ…

エルバフの名を汚すんじゃねェよ。

イーダキモすぎ早く消えてくれ…

こいつが登場するたびに吐き気を催してページ閉じたくなるから、いつどんな経緯で死ぬことになるのか知りませんが、まじでさっさと消えてくれとしか思えません。。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

「心配してくれてきゃわいいんだから〜〜〜♡」

ぷにぷに。

しね。

もうあまりにもキモすぎる上ツッコミどころしかないのですが、こいつはなぜ、酒場の運営がハラルドの力になると考えているのでしょうか。

「ハラルドの力になれたらいいな♡」というのは、当然「国交・交易拡大」に奮闘するハラルドの役に立ちたいと考えているということで、すなわち国交・交易を拡大するため、他国と親交を深めるために、自分の(差別をしない誰でもウェルカムの)酒場が少しでも役に立てばいいなと言っているわけです。

その場合、この店のターゲットは海外からの来賓、あるいは旅行客と考えるのが普通です。

国内向けの(巨人達のための)店の場合、「国交・交易拡大」に一切寄与しないため、「ハラルドの力になる」事にならないからです。

このセリフは2つの意味でアホとしか言いようがありません。

1つは、「漁師も遭難者も海賊も! どんな客でもどんと来い!!」という、「来賓・旅行客」どちらも含まれない(ハラルドの役に立ちようのない)的外れなターゲティングをしていることを宣言して、頭の悪さを披露している点。

もう1つは、そもそも海外からの来賓や旅行客を、「冥界」の端で、入国前のボロ居酒屋で、他所者の巨人が出迎える事など「無礼」でしかなく、国交拡大の邪魔にしかならないという点。

まず前者について、「漁師」とは当然エルバフの住人ですよね。エルバフ近海で、他国の漁師が漁をしていいはずがありませんし、わざわざ他国(それも世界から恐れられているエルバフ周辺)の海に漁をしにくるアホがいるとは思えませんから。

で、「遭難者」と「海賊」は他国の人間を想定しているのでしょうが、これは「国交拡大」とは全く関係がありません。海賊とは無法者であり、こいつらと仲良くする事はむしろ国交拡大の妨げとなるでしょう。

強いて言えば、遭難者だけは保護することでその国との友好関係を築くきっかけになるかもしれませんが、どう考えても見込み客が少なすぎて、経営が成り立つわけがないし、「遭難者がくること」を期待して(それを助けて恩を売り国交拡大に繋げようという下心をもって)接客・営業する酒場ほど不謹慎で胸糞悪い店もないでしょう。

つまり、こいつが想定している客も営業方針も、ハラルドの目的と全く相入れないものなのです。

にもかかわらず、「ハラルドの力になれたらいいな♡」などと言っている。

バカが。

どんだけ脳みそカラっぽなんだよコイツ…

少しは考えて物を言えよキモチワリィ。

また後者について、海外からの来客を、「入国前」に「冥界」の端のボロ酒場で、「他所者」の巨人が歓迎する必要性など微塵もなく、とっとと「陽界」に案内しろとしか思えません。

なんで「エルバフ」(陽界)に来たのに、「入国前」に冥界にあるてめェの小汚ねェ酒場で酒飲まなきゃいけないんだよ笑

店を開くなら「陽界」でやるべきだし、冥界で(ハラルドの役に立つための)活動をするなら、虹を渡って「陽界」に案内する仕事を請け負うべきでしょう。

一点、赤髪海賊団が出航前にこの酒場を利用していたシーンがあったことから、エルバフに来たお客さんが帰る際(つまり出国時)に寄ってもらう事を想定しているのだとしても、(エルバフ本島で歓迎している時点で友好関係は築けているわけなので)最後に冥界の端のボロ酒場でおもてなしする事に何の意味もありません。

つまりハラルドの力になれる要素など微塵もないという事です。

誰か挙げられますか? この女の店が、ハラルドの力になれるケース。

あまりにも商売としてのニーズがなさすぎるため、誰がどんな目的で使うことを想定しているのかまるで理解できません。

そもそも、こいつは「陽界」に住んでるのに、なぜわざわざ「冥界」に酒場を作る発想になるのでしょうか。出勤の度に行ったり来たりするのでしょうか。そんなに簡単に行ったり来たりできるんでしたっけ? いちいち船で虹を渡らなきゃいけないんじゃないんですかね?

「陽界」から追い出されたため、冥界に住まざるを得なくなったのかと思いきや、「あなたは『西の村』のエルボーさんと戦士の特訓でしょ? 帰りに寄るわ」と言っているため、「陽界」の村に住んでいることは変わらないようです。

なんでわざわざ「冥界」に作ってんだよ笑

どこにニーズがあるんだよ。

「漁師」「遭難者」「海賊」なんてイレギュラーでしか発生しない客をターゲットにするって、どんだけ商売センスないんだよ。

即刻潰れてしまいだよバカが。

また、ハラルドをたぶらかして「戦いより交易」を掲げさせ、「平和主義」を推し進めさせておいて、自分の息子の「戦士の特訓」は応援するというのも全く意味がわからない。

「悪口」「暴力」「略奪」「戦争」「もうそういう時代じゃない」というのがお前の思想であり、広めたい価値観なんじゃないのかよ。

出典:ONE PIECE 1134話/尾田栄一郎 集英社

お前が持ち込んだ思想と価値観によって、エルバフの子供達にまで過剰コンプラの言葉狩りが広まってしまったというのに、

出典:ONE PIECE 1134話/尾田栄一郎 集英社

何を自分の息子だけは「戦士」として育てようとしてんだよクソッタレが。

矛盾しすぎなんだよてめェの言動何もかも。

どんだけ即席の小手先で作られたゴミキャラなんだよ。

もっと言えば、ハラルドをたぶらかして国交拡大路線を突き進ませ、海外遠征に執心させておきながら、自分はついていかず、あとは丸投げして(他所者の愛人の身分で)勝手に人様の国に酒場を建てて経営に乗り出してしまう図々しさが気持ち悪くて仕方ない。

採算取れないこと確実のおままごと経営しながら「ここはイーダの酒場よ!! ハラルドの力になれたらいいな♡」じゃねェんだよキモチワリィ…

クソスパイ女が、国家反逆罪でとっとと処刑されとけ。

回想なのに宙に浮いた会話ばかりさせて何もわからない(描く価値なし)

回想って本来、物語の本筋だけでは伝わらない・描けない背景の補足のため、つまり本筋の理解を深めるために描くものですよね。

👇🏻こちらのシーンのヤルルとハラルドの一連の会話の意味、理解できました?

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

何の会話がなされているのかまとめると、

  • 56年前の「世界会議」から帰ってきたハラルドとヤルルの会話シーン。
  • 「世界会議」である「殺人事件」が起きて騒ぎとなり、そのニュースを知っていたヤルルは、その「事件現場」にハラルドがいた事を聞いて驚いている。
  • ハラルドは友人の王に頼み込んで兵士として潜入した。(エルバフは世界政府非加盟国ゆえ「世界会議」には参加できないはずなのに、なぜその場にいたかと言えば、友人の王に頼んで「兵士」としてマリージョアに潜入したから、という説明)
  • が、「願い」は聞き入れられなかった。(おそらく国交拡大する上で世界政府の存在が壁となっていたため、その点に関する交渉)
  • 兵士になりすまして無断で潜入していたため、捕まって処罰されてもおかしくなかったが、「殺人事件」が起きた事で逃げることができた。(事件が起きなかったらどうやって逃げるつもりだったんだ…何が「願い」なのかわからんが、ここで捕まっていたらエルバフの国交拡大推進は頓挫していたわけなので、あまりにも無策で無謀で無価値な潜入である)
  • ヤルルの「捕まるだけならええが…」以降のセリフは、要するにその昔「大槌戦団」が捕まった事や、巨人の軍団がどこかに氷づけにされてるという噂もある事から、巨人族に敵意を抱いている大いなる“敵”がいる事は明らかであり、ハラルドも捕まっていたらタダでは済まなかった可能性が高く、自分達も世界に害をなしてきた一族である以上、(世界政府に限らず)様々な種族から恨みを買っている可能性もあるので、いくら誠意をもって(国交拡大を)訴えても伝わらないケースもあり、無鉄砲に踏み込めば闇に葬られる危険もあるから気をつけろ、という忠告をしているシーン。

ということだろうと思います。

しかし、上記の「情報」を「説明」するために強引に作られた会話なので、(というか単純に会話の作り方が下手すぎるため)とにかくわかりづらい。

一読して「何の会話なのか」「何のための会話なのか(ヤルルは何を言っているのか)」、理解できた(少年)読者などほとんどいないのではないでしょうか。

特に「大槌船団」の話など、持ち出し方が唐突すぎて、急に何の話をし出したんだ(「世界会議」やそこにハラルドが侵入したことへの忠告と何の関係があるんだ)と思ってしまいます。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

「捕まるだけならええが…全く無鉄砲な お前さん…『大槌船団』の話を聞いた事があるか?」

どっかで聞いたことのあるキモさのセリフだなと思ったら、👇🏻こちらでした。

出典:ONE PIECE 1152話/尾田栄一郎 集英社

「お前は運命の子だな──今日は小難しい事は考えるなシャンクス リトルガーデンを覚えてるか? ドリーとブロギーにあった島だ」

前段と後段で全然話題が違い、突然文脈無視で意図不明の質問をしてくる気持ち悪さ。

もう作者が自分の話(設定説明)をしたくて仕方ないんですよね。

もはやキャラを介してさえおらず、作者が考察者達に直接説明しているレベルでキャラの存在が蔑ろにされています。

そうまでして取り上げて「説明」した「大槌船団」。

武器ハンマーて…笑

今更「屈強な巨人の船大工集団」「ハンマーを持った戦士達」程度の事を「神話」として認識してるのも意味不明で、普通に実在しても何もおかしくないだろその程度の連中、としか思えないし、「実在した」として「ハンマーを持った屈強な巨人の船大工集団」など何のインパクトもないため、そいつらが捕まったとて「信じられるか?」と驚くような事件とも思えず、何の共感も感情移入もできない無駄話(考察者達へのエサ撒き)にしか感じません。

重要なのは、(大いなる“敵”に捕まったのは)「古代巨人族を含む100人を超える戦士達」だったという情報であって、それが「屈強な巨人の船大工集団」「ハンマーを持った戦士達」だった情報など微塵も伝える必要がないというのに、(捕まった事が)「信じられない」ポイントとして、そこをアピールする不自然さたるや。。

「大槌船団」の件、ヤルルの話に一体何の関係があったのでしょうか。

上記でまとめた通り、ヤルルがハラルドに伝えたいのは、「いくら誠意をもって(国交拡大を)訴えても、伝わらない可能性があり、無鉄砲に踏み込めば闇に葬られる危険もあるから気をつけろ」という「忠告」であり、その理由として、世界政府や他の種族から敵意を抱かれたり恨まれたりしている可能性に触れ、その具体例として、「古代巨人族を含む100人を越える戦士達の戦団が捕まった事」や、「巨人の軍団がどこかに氷づけにされてるという噂がある事」を挙げているわけです。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社
出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

これらの具体例は、「巨人族が世界政府など大いなる“敵”から敵意を抱かれている可能性(の高さ)」を補足するためのものであり、そのロジックは「古代巨人族を含む100人を越える戦士達の戦団が捕まることなど考えられないのに、捕まったということは、それだけの強大な戦力を向けられたということであり、すなわちそれだけ大きな敵から敵意を向けられたということである」というものです。

この論理において肝となるのは、「いかに捕まるはずのない連中であったか」という点の説得力だというのに、「屈強な巨人の船大工集団」で「ハンマーを持った戦士達」で、「神話か何か」と思われるくらい曖昧な存在だったという情報など何の効果も生まないどころか、説得力を弱める情報でしかありません。

「屈強な巨人の船大工集団」で「ハンマーを持った戦士達」が捕まったと聞いて、「そんな奴らが捕まるなんて…!! 一体どんな大きな敵に目をつけられてたんだ!!」と思えますか? 「普通に捕ってもおかしくないだろ笑」って思いません?

シンプルに、「古代巨人族含む100人の戦士達の集団が捕まった」と言われた方が、よほど「捕まるはずない」という言い分に説得力を感じるでしょう。

「大槌船団」の説明など(文脈上)伝える必要のない、全くの無駄情報でしかなく、ゆえにハラルドへの説明ではなく、読者へ設定説明してるだけのシーンにしか見えないわけです。

しかも説明セリフのくせにひたすらわかりづらく、日本語不自由なのかと言いたくなるレベルのキモ会話となっている。

「それをやったのが『世界政府』だと?」→「過去に大いなる“敵”がいた事は間違いあるまい」って会話として成立してないでしょう。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

要するに、「大槌船団」を捕まえたのは「世界政府」かどうかは(そこらの歴史はある日深く海に沈んでしまったから)わからないが、「古代巨人族を含む100名を越える戦士達」を捕まえられるほどの「大いなる“敵”」がいた事は間違いない(だからお前も気をつけろ)、と言っているわけですが、「それをやったのが『世界政府』だと?」というハラルドの問いに正面から質問に答えていないため、非常にわかりづらい会話になっている。

普通に「それをやったのが『世界政府』だと?」と聞かれたら「それは定かではないが(当時の巨人族には)大いなる“敵”がいた事は間違いあるまい」のような答え方になりません?

なぜ質問に直接的に答えずに、「過去に大いなる“敵”がいた事は間違いあるまい」なんて一歩飛ばしたわかりづらい回答の仕方をするのか。

キャラが会話の中で伝えようとしていることに、作者が(考察者達に)説明したい情報を紛れ込ませるから、超不自然で的外れな上、わかりづらいセリフになるのです。

「歴史」が「ある日深く海に沈んでしまった」ことを知ってるだと?

もう一つ、「そこらの歴史はある日海に沈んでしまった…」と普通に口にしていますが、

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

これって、ヤルルはこの世界がかつて地続きで過去の大陸が海に沈んでいることを知ってるって事ですよね?

最初に読んだ時は、エルバフには「神典」があり、こいつは1136話で「神典によれば世界はすでに二度壊れている」と触れていたから、知ってても不思議じゃないかと思っていたのですが、

出典:ONE PIECE 1136話/尾田栄一郎 集英社

よく考えると、「神典」にもこいつのセリフにも「海に沈んだ」とは書かれていないため、この描写からでは、こいつが「海に沈んだ」事実を知っているとは読み取れないんですよね。

まぁこの点は、「神典」に世界が二度壊れていることが記されているのに、「この世界は海に沈む」というベガパンクの放送に誰一人触れようとしない時点で破綻していたのですが、今度は「実はヤルルは世界はかつて海に沈んだことがある事を知っていた」事になってしまいました。

しかも、「そこらの歴史はある日海に沈んでしまった…」なんて言われたら、普通どういう意味なのか気になりそうなものですが、ハラルドはそこに食いつく事はなく、全然無関係な「大槌船団」の話をされただけで満足してしまうシマツ。

何から何まで描写が破綻している、というか、作者都合のみでキャラが恣意的に操作されてるようにしか見えません。

作者が広げたくない話はどれだけ不自然でも絶対にスルーさせて触れようとしないし、作者が触れたい話はどれだけ不自然でも強引かつ唐突に話題に出して説明してくる。

だから作者から読者への設定説明漫画にしか見えないわけです。

いかに考察者達が喜びそうなエサを与えるかが最優先事項として描かれる作品となってしまったことで、作者が前面に出てくる傾向はさらに強まっていくでしょう。

ロキがグレた理由付けが陳腐すぎて描く価値なし

これも酷い。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

もう何もかも小手先すぎて、「ロキを不幸にして読者の同情を引くためだけに、即席で描いたあり得ない過去」でしかなく、描写や設定の整合性やリアリティを放棄しているとしか思えません。

こんな手垢のついた御涙頂戴茶番を描く事に何の意味があるのでしょうか。。

これまで描いてきたワンピースの「不幸な過去」の中でもっとも中身がなく、無理があり、退屈で、感情移入ができません。

まず、城の側近達は、エストリッダがクソみたいな母親であり、ロキを虐待していると知っていたのに、なぜその兄に「世話」を任せるのでしょうか。

ハラルドの不在中にロキの代わりに政務を執る「摂政」の立場に、血のつながりのある人間を就かせるのはわかりますが、「摂政」って「王子の身の回りの世話」を行う役職ではないでしょう。

なぜ「摂政」がロキの世話役となって(妹を呪い殺された恨みとして)いじめる展開になるのか。

ロキの世話をさせたいなら「摂政」なんて言葉は使うべきではないし、兄を摂政にするのであれば、身の回りの世話は側近達にさせるのが「普通」でしょう。

無理やり過ぎるんですよ何もかも。

「今日はどんなゴミを食わせてみようか」じゃねェんだよ。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

なんで摂政が王子の食事の世話までやってんだよ意味わかんねェな。

エルバフの巨人共って、全員ロキを虐待したくて仕方ない善意や温情のかけらもないただの鬼畜集団だと思わせたいんですかね?

印象最悪なんですけど。

なんで「戦士の村」に生きる「誇り高きエルバフの巨人達」に、こんな陰湿でくだらないいじめシーンを入れる必要があるのか。

こんな描き方ばかりするから、小手先の御涙頂戴同情乞食描写にしか見えなくなるのです。

「幸運の馬」もあれだけ意味あり気に描いておいて殺されるシーンさえカットされるシマツ。

カットするなら1136話の👇🏻この説明だけで十分だったでしょう。

出典:ONE PIECE 1136話/尾田栄一郎 集英社

一体何のために回想描いてるんだか。

というか、何のために「幸運の馬」など描いたのでしょうか。

何か少しでも役に立ちました?

どこに描く価値があったのか全く理解できません。

会話になってないどころかセリフとして成立してない

このシーン、マジで意味不明だったのですが、理解できました?

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

「父ちゃんが せっかくたて直した村をこわすな!!」

「は? おれの父を父ちゃんと呼ぶなよ!! あいつは尊敬されてるけどよ 虫コロみてェなチビ人間達と仲良くしようとしてんだぜ!? バカバカしい!!」

意味わかんねェ😂

なんで前半では自分のファザコンぶりをアピールしておきながら、後半で急に父親を見下してバカにし出すんだよ。

前後で文がつながってねェんだよ。

作者に操られてないで、自分の意思で一貫性持って発言しろよキモチワリィな…

親の思想信条に同意できず、「バカバカしい」と思っていて、尊敬されるような器ではないと言わんばかりに反発している奴が、なんで「おれの父を父ちゃんと呼ぶなよ!!」から入るんだよ。

逆に、「おれの父を父ちゃんと呼ぶなよ!!」と(ハラルドは自分だけの父親だと)独占欲丸出しの執着発言して、なんで急に「あいつ」呼ばわりして見下して、「あいつは尊敬されてるけどよ 虫コロみてェなチビ人間達と仲良くしようとしてんだぜ!?」なんてハイルディンの反応(同意や共感)を求めるような言い方になるんだよ。

ハイルディンはハラルドの息子ではないと否定しておきながら、なんでハラルドは尊敬に値する男ではないという点について、ハイルディンの同意を求めてんだよ笑

何が言いたいんだよお前。

ハイルディンに「あいつは尊敬されるような器ではない」と伝えたいのであれば、「あいつはこの国の連中から尊敬されてるようだが 虫コロみてェなチビ人間達と仲良くしようとしてる弱虫だ(戦士のおれ達が人間族と仲良くする必要などない)」のようなセリフになるはずであり、「虫コロみてェなチビ人間達と仲良くしようとしてんだぜ!?」なんて感情の共有や同意・共感を求めるようなセリフになるはずがありません。

父親を見下してるなら、むしろ「あんな情けない奴おれの父親じゃない(お前の父ちゃんってことでいい)」とか「あんな奴をよく父ちゃんなんて呼べるな」のようなスタンスになるはずでしょう。

要するに、「ロキはハイルディンの事をハラルドの子としても自分の兄としても認めていない」「ロキはハラルドの人間族との友好政策に同意しておらず、敵対思想である」という「情報」を、ロキのセリフを通して、まとめて「説明」しているわけですね。

だから気持ち悪くてあり得ないセリフになっている。

読者に「情報」を説明するためにセリフを考えるから、こういう意味不明で超不自然なあり得ないセリフになるのです。

自分だけの父ちゃんアピールしておきながら、急に手のひら返して罵り出す上、さらにそれの感想についてハイルディンに同意を求めるって、スタンスとして意味不明すぎるでしょう。

これが「あり得ないセリフ」であることに、制作サイドの人間は誰一人気付かないのでしょうか。

速攻で論破されるキモガキ草

この訳のわからんセリフに対して、ツッコミを入れる事なく、「どんな人達も同じ目線で見る!! でかいだけでいばるな!!」とキモイーダさんと同じ思想を偉そうに叫ぶハイルディン。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

が、「王子だからイバってんだ!!!(でかいだけでイバってるわけじゃねェ)」と速攻で論破されてしまいます。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

これ、前話のキモイーダのセリフに対しても有効なんですよね笑

出典:ONE PIECE 1153話/尾田栄一郎 集英社

ハラルドは「大きい体に生まれた」から、「強い」から、「人間族より偉い」と思ってるから町を破壊したなんて一言も言ってないのに、勝手に拡大解釈して、鼻息荒く鼻水全開でイキり口撃してきやがりましたけれども、「体が大きいから偉いと思ってるんじゃなくて、王様だから偉いと思ってんだ!! 二度と口ごたえすんな!!」で終了です。

まさかロキが代弁してくれるとは。ありがとな、こじらせメンヘラファザコン王子。

毎度お馴染みの黄色い声援役のクソ媚びモブ女

もうモブのリアクション全部禁止にしてくれ…いらないんだよ雑音撒き散らし要員。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

物語に一切価値を生んでいないどころか、作者の顔がチラつくだけで邪魔にしかなっていない。

「かっこいいハラルド様〜〜〜♡」なんて叫ぶ女、「戦士の国 エルバフ」にいないんだよ。いらないんだよ。

おでんのとき然り、「英雄キャラ」は女ファンの気色悪い声援をつけなければその魅力を描けないのでしょうか。

出典:ONE PIECE 960話/尾田栄一郎 集英社

というか、こんな小手先描写でキャラの魅力を高める効果が得られると思っているのでしょうか。

より正確にいえば、こんなセリフ一つで、ハラルドが「かっこいい」という評価に共感が得られると思っているのでしょうか。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

根本の人間性や生き様、キャラ設定が現れる描写がことごとく破綻しており、どクズ孕ませネグレクト父親兼無能国王としか表現のしようのない男をかっこいいと思ってる読者など存在するのでしょうか。

モブのリアクションで「かっこいい」ことを説明して既成事実化して、読者にその印象を押し付けようとするのではなく、キャラ自体をきちんと「かっこいい」と思えるように描いていただきたいものです。

見飽きた同情乞食テンプレの御涙頂戴描写

生まれてすぐに母親に捨てられ、愛を諦め、義兄から虐待に遭い、誰からも愛されることなく育ったロキにとって、ハイルディン達の友情を見るのは不愉快で嫉妬を抑えられず、

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

悪態をついて意地悪をしてしまうという、あまりにも手垢のつききった描く価値ゼロの見飽きたお涙頂戴茶番。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

その描き方があまりにも小手先でお粗末すぎるため見るに堪えず、描く価値を感じません。

本当はハイルディン達の友情が羨ましく、仲良くしたいし、友達も欲しいのに、愛を知らないロキは人の愛し方はもちろん接し方も知らず、強がり、虚勢を張って、相手を攻撃する事でしかコミュニケーションが取れず、そんな自分に嫌気がさしているが、それ以外の生き方がわからない可哀想な子なんです、と言わんばかりの同情乞食描写。

これをロキ自身がハイルディン達に自ら説明していると考えると、気持ち悪すぎて「オエー」としか言いようがありません。

てめェは「14年前」の「あの日」に何が起きたのかを話せばいいんだよ。

「3分で話せ」って言われてんのに何を幼少期の辛かった思い出から話し始めてんだよ笑

恥ずかしくねェのか?

ハイルディン達の友情が羨ましくて悔しくて、本当は仲良くしたかったのに悪態をついてしまった幼少期の自分の様子を自分で話すの。

誰もそんな話聞くためにお前に話振ったわけじゃねェんだよ。

どんだけ同情引きたいんだよ。

お前の不幸エピソードなんざ興味ねェんだよ。

みんなここの話鼻くそほじって聞いてねェぞたぶん笑

「きもちわる」くて「ダセェ」のはてめェなんだよ。オエー。

「弱虫どうしなれあいやがって!!」とハイルディンの味方をする連中に矛先を向けたかと思いきや、「汚れた血の母の息子がよ」とすぐにハイルディン個人に戻ってくるのも意味がわからない。

というか、「汚れた血の母の息子」ってセリフキモすぎません? どんな説明セリフだよ。言わねェよ子供がこんなクソみたいな説明セリフ。

ハイルディンに群がる弱虫達を罵りたいなら、「弱虫どうしなれあいやがって!! 悔しかったらまとめてかかってこいよ 全員ブッ飛ばしてやる」のように、そいつら全体にケンカを売るセリフが出てくるはずだし、ハイルディン個人を中傷したいのなら、「ダセェなハイルディン!! 所詮汚れた母親の血が通ってるお前じゃ 誰かに守ってもらわねェとおれには勝てねェって事だ」のように、徹頭徹尾ハイルディン個人に矛先を向けたセリフになるでしょう。

「弱虫どうしなれあいやがって」では、慣れ合ってる連中全員に向けた悪態となっているため、続く言葉が「汚れた血の母の息子がよ」とまたハイルディン個人に戻ってくるセリフでは、噛み合わなくなるのです。

ゲルズに睨みつけられて鼻水垂らして悔しがるのも気色悪い。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

いちいち「心優しいゲルズちゃん」と「ゲルズに嫌われて悲しむロキ(ゲルズには嫌われたくなかったと言わんばかりの表情)」によるゲルズアゲが気色悪い。オエー。

死にたがってるくせに、死なない方法しか選ばない

冥界から飛び降り、

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

「死ねもしねェ」と涙するロキ。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

こういうのを「御涙頂戴茶番」と言います。

なぜか。

ロキが死を望んでいるように描いておきながら、当の本人に本気で死ぬ気がないことが明らかだからです。

端的に言えば、「自分が死なない(とわかっている)方法で、読者に向けて死にたいアピールをしている」だけ。

本当に「死にたい」と思っているのなら、心臓突き刺すでも首を斬るでもいくらでも方法はあるわけで、それらを選ぶことなく、(出産後すぐに落とされても死ななかった)冥界に(成長して体が丈夫になって、より死ねない事がわかっているにもかかわらず、おそらく繰り返し)ダイブして「死ねもしねェ」とぐずり泣きしている時点で、こいつに「本気で死ぬつもりはない」「単なる死にたがってるアピールでしかない」ことは明らかです。

「死なないことがわかっている方法」によって、死のうとすることで、死にたがっていることを伝えたいだけであり、要するに読者に同情して欲しいだけなんですね。

だから茶番でしかなく、微塵も感情移入できない。

これ、作者が意図的に「本当は死にたくないという葛藤があるからこそ、あえて死なない方法を選んでいる」というロキの複雑な心情を反映したシーンとして描いていると思いますか?

つまり、「ロキはもちろん本気で死にたいなどとは思っておらず、愛や友達や生きる意味が欲っしていて、いつか手に入ることをに淡い希望を抱きながら、地獄のような日々をなんとか生き続けるために、処理しきれぬ自分の絶望を発散する為、あるいは生きている感覚を得る為、自分の苦しみを周囲に気づいてもらう為に、死なない自傷行為を繰り返しているシーン」として描いていると思いますか?

だとしたら描写が雑過ぎるし、「死ねもしねェ」なんてセリフ1つでそれが伝わるはずがないどころか、むしろ誤解を強めるだけですから、絶対に言わせるべきではありません。

これでは「死を望んでいる(のに死ねないことに苦しんでいる)」セリフにしか見えないからです。

死ぬつもりがない人や、死なないとわかっている方法で自傷行為を続けている人が、「死ねもしねェ」なんて言葉を吐くはずがありません。それは「目的」ではないのですから。

もっと言えば、「生まれた直後に冥界から落ちて死なない頑丈さ」自体に無理があり、御都合主義でしかないため、なおさら自殺が茶番と化しています。

ではどうすれば良かったのか。

簡単です。

こんな御涙頂戴茶番など描かなければいい。

「ロキが本気で死にたがっていて、死のうとしていた」様子として、本当に死んでしまう可能性がある(たとえば首を斬ろうとするとか、心臓を突き刺そうとする)シーンなど、描きようがないのですから、こんな死にたいアピールシーンなど描くべきではないのです。

「冥界」でロックスと出会うシーンを描きたいなら、普通に「冥界の獣達だけはロキの友達だった」というシーンを描いて、そこにロックス達が現れるシーンにすればいいだけで、「ロキが死にたがっていた」「死のうとしていた」「だから冥界から飛び降りた(が死ぬこともできずに涙した)」シーンなど、描く必要がありません。

死なないとわかっている方法のみで実践している様子を描いたところで、茶番にしかならないのですから。

つーか、先に触れた通り、ロキが愛を受けられずにもがき苦しんでいた過去自体、ロキの根幹にある「悪属性」を殺すことにしかならないため、邪魔でしかなく、描く価値がありません。

少なくとも、悪属性を発揮し切る前にそれを潰すような過去など絶対に描くべきではない。

相変わらずセリフが意味不明すぎて速攻小物化

シキの「このガキ悪魔みてェな顔(ツラ)してやがる!!!」はいいのですが、白ひげの「巨人にしてもデカすぎだ 泣いてんのか? コイツ」がキモすぎる。

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

この手の「意味がつながらない思考&感情遮断型クソキモ説明セリフ」なんとかしてくれ…

「巨人にしてもデカすぎだ」という感想から、何で(その点への疑問を解決することなく)一息で「泣いてんのか? コイツ」と別の疑問に切り替わるんでしょうか。

一息で言わせたいなら「巨人にしてもデカすぎだが…泣いてんのか? コイツ」のように、「間」を作り、その間で泣いてることに気づいたように描くべきでしょう。

同じ表情、同じテンション、同じリズムで「巨人にしてもデカすぎだ 泣いてんのか? コイツと一息で言わせることの操り人形感がすごい。

好きなキャラがこうやって魂を奪われていくことほど、嘆かわしいこともありません。

もっとキモいのがロックスのセリフ。

「よし!! 『ハイ』と2回答えろクソガキ!! なぜならそれがおれの求める答えだからだ!! 1つ目!! 『ここは巨人の国』“エルバフ”だよな!? 2つ目!! 『いるよなハラルド』!!!」

出典:ONE PIECE 1154話/尾田栄一郎 集英社

意味わかんねェ…。何なんだこのクソキモセリフ…。

前振りと回収がつながってねェんだよキモチワリィ。

カッコつけてるくせに、頭悪すぎなんだよみっともねェ。

有無を言わさず「ハイ」と答えさせる、「事実じゃなくとも肯定させる」というのは、すなわち「事実と反する場合にも嘘をつかせる」ということです。

その前振りに対して、なされた質問が「『ここは巨人の国』“エルバフ”だよな!?」「『いるよなハラルド』!!!」って、頭悪すぎるでしょう。

そこを「嘘」で「肯定」させて何の意味があるというのか。

ここが仮にエルバフではなく、ハラルドもいない(このガキがハラルドの事を知らない)場合、このガキに「ハイ」と答えさせることに、何の意味があるのでしょうか。

ここがエルバフかどうか、ハラルドがいるかどうか、このガキがハラルドの事を知ってるかどうかも定かではない状況で、「よし!! 『ハイ』と2回答えろクソガキ!!」から入って、「『ここは巨人の国』“エルバフ”だよな!?」「『いるよなハラルド』!!!」に「ハイ」と言わせることが、こいつの「求める答え」だって、もう意味不明すぎて本当に気持ち悪いとしか言いようのないセリフです。

こういう明らかにイミフで的外れなセリフって、ワンピースの場合たいてい「能力」に関係していて、たとえば「質問をして相手が答えたものが現実になる」的な裏があるのが定番でしたが、まぁあり得ないでしょう。

単純に、(ここがエルバフで、ハラルドがいること・あるいはいないことを知っている)作者が、(ロックス達がハラルドを目的にエルバフに来たことを読者に説明するために)なんかかっこいいセリフを吐かせようとして、失敗しただけのシーンだと思います。

ダセェな…誰か指摘してやれよ。

せっかくのカッコいいキャラデザも作画もセリフ一つで小物丸出しにされたら一瞬で台無しになるんだよ。

ロキも最初の登場時だけはカッコよかったですが、その後のセリフ回しで一瞬で小物チンピラ化し、その後はただのハナッタレになってるんですから、ロックスも一瞬で格を落とすこと間違いないです。

なぜなら、セリフを修正できる(あるいはそのおかしさを指摘できる)人間が周囲にいない事が明らかだからです。

絵だけでそのキャラの魅力を伝えきることなどできませんし、何より作者がそれを放棄して、説明セリフによって何もかも伝えようとする(作画を省略すること前提の)描き方になっている以上、セリフのおかしさを指摘できる人間が近くにいなければ、今後ロックスは速攻で小物化していきます。

早ければ次週には株が急降下するでしょう。

可哀想に。

私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。

ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。

実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。

ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。

ニーズがあるからです。

上記の通り、最初は「史上最も好きな漫画」であったことから、(この先つまらないワンピースとして残りのエピソードが削られていくことに耐えられず)改善されることを願って批判をしてきましたが、もはや作品は崩壊し切ってしまったため、今は改善を期待しているわけではありません。

ただ、ワンピースという作品は、日本一売れている漫画だからこそ、熱量の高い(高かった)読者も多く、私と同様に「つまらなくなってしまった」と感じ、それを無念に思い、不満や釈然としない気持ちを抱えている読者の数も多いのです。

そういう方達にとっては、自分の気持ちを代弁してくれる記事や、自分の本音の感想をコメントして、同様の感想を抱いている方達と共有できる場には一定の価値があり、そうしたニーズに応えることにもまた一定の価値があると思っているため、運営を継続しています。

ニーズがあるからです。

ブログのようにテキスト情報だけ(それも超長文)だと、文章を読み慣れていない人にはハードルが高かったり、読む気にならなかったりする(実際、そのような声やリクエストがあった)ため、記事を動画化してYouTubeに投稿することにしました。

もっと批判や誹謗中傷コメントで溢れるかと思っていましたが、(ブログ読者の方に限らず、新規の方でも)共感し、更新を楽しみにしてくださっている方が相当数いて、ここにもニーズがあることがわかったため、運営を継続しています。

余計なお世話としか言いようがありません。

自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。

あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?

他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。

論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。

プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。

私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。

あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?

購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?

お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?

飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?

市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。

一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。

「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。

頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。

尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。

その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。

そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。

その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。

心配しています。

このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。

なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。

なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。

そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。

尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。

思いません。

「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。

少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。

読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。

ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。

ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。

私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。

そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。


作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。

ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。

というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。

それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。

煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。

えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。

たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)

また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。

記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。

色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。

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Hogde
Hogde
3 ヶ月 前

設定が詰められてないのは間違いないな
雰囲気で描いてるだけ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ロキが自殺を図る直前に、ロキを睨みつけてた女性はゲルズなのか?
ケガさせられた子供の母親かなと思ってたけど、ゲルズと言われて見ると、そんなのかもなって気もしてきた。
どちらにしろ、美形女子キャラの描き分けはあまり上手ではないですね。

aaa
aaa
3 ヶ月 前

こんなにコマの画像貼る必要無いですよ。
考察系Youtuberにも同じこと言ったことありますが、感想は「購入して読んでる人」が読めればいいんです。文字でコマの説明すれば読んだ人には伝わります。
コマの説明などせずとも、文脈で大体伝わります。
画像添付が無ければ困るのは「購入してない人」なわけですから、そんな人たちに気を遣う必要はありません。
ブログのため、動画のために、いちいち画像を切り取る作業時間が勿体ないです。
というか逆に行が空きすぎて読みにくいです。

画像を貼るのが「良い悪い」の話ではなく、要らないです。

稀に、画像引用しないと難しいときもありますが、あまりないでしょう。
最近で言うと、シャンクスのタトゥーと神の騎士団のタトゥーが違うことを書くときに載せてもいいかなとは思いますが、別に「よく見てみると少し違います」と感想を述べれば、気になる人は自分で確認します。

匿名さん
匿名さん
3 ヶ月 前

改めて時系列的に整理されるとホントにめちゃくちゃに破綻してるんだなってわかったわ
そして改めてリトルガーデン編読み直したら引くくらい面白かった
これを読んだときのエルバフのワクワクを返して欲しい
ドリーもブロギーもめちゃくちゃカッコよかったのに現状のゴミっぷりに泣くわ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

尾田先生エルバフの細かい設定あんま考えてなさそう

匿名
匿名
3 ヶ月 前

・大して意味もない海外旅行にかまけて国民も家族も顧みない父親
・よくわからんうちに死んだ実の母親
・なんでもかんでも自分のせいにしてビビるか虐めてくる愚民と家臣ども
・結局自分と子供のことしか考えてない親父の2号

俺がロキだったら幼少期のサボみたいにあんなクソみたいな国さっさと出ていくわ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ロックスのキャラデザ結構好き
カッコイイの描けるのに主要キャラをヘンテコリンにしないで下さいよ尾田先生

匿名
匿名
3 ヶ月 前

「応急処置を…!」って言ったのがゲルズでロキを睨んだ女は別の巨人族

匿名い
匿名い
3 ヶ月 前

WCIで描写されたエルバフが連載されてたのって新人で担当してるとされる編集者が入社する前か入社して間もない頃だろうし。
過去の1000話分と整合性取るための指摘なんか、その編集がワンピ大好きで何度も繰り返し読破して色々なことが頭の引き出しに入ってない限りできないんだよね。
これは構造上の欠陥で人材の配置でどうにかできた問題だけど、時が経つにつれて話数が嵩んでリカバリの難易度が上がってく。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

子供時代のロキもどっかで見たようなデザインなんだよな
ドレスローザの小人族にこんなんいなかったか?

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ハラルドは最初はイーダとエストリッダの言いなりだったがロキの様子から違和感を覚えてエストリッダの事を臣下から聞き出すなりして正気に戻るとかの方がまだ格残ってて良かったわ
これじゃロックスの格も一緒に落ちかねん
ってかあんだけ戦士アピールしてたエルバフがこれって…
読者の裏をかいたのか何なのかしらんけど、それなら読者の求める以上のもので騙してくれや
戦士の国の話で学校がどうの図書館がどうのやって、いつも通り子供かわいそう展開やったかと思えばやっと戦い出した巨人どもは即悪魔化って……

Last edited 3 ヶ月 前 by 匿名
モリアーティ
モリアーティ
3 ヶ月 前

追記お疲れ様です!

1154話は時系列表だけでも助かってたんですが、WCI編で描かれたエルバフの過去との比較、ハラルドのやったことまとめが非常にわかりやすくてよかったです!

1155話もキモすぎる構成ですが、追記がんばってください

匿名q
匿名q
3 ヶ月 前

>> 作者が広げたくない話はどれだけ不自然でも絶対にスルーさせて触れようとしないし、作者が触れたい話はどれだけ不自然でも強引かつ唐突に話題に出して説明してくる。

の部分凄く腑に落ちた
いつからこんな設定説明ばっかりになったんだ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

人物紹介のとこでロックスが黒ひげの父だと明かされたことは触れてないの意外だった

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ハラルドが世界会議に乗り込んだ経緯1154話で描かれてたんだな
追記での指摘がなければ完全に見落としてた
つか1154話だと不法侵入と殺人事件が別件みたいな印象だが1155話読むと不法侵入が大将殺した事件なのにそのお陰で不法侵入の深追いされなかったって意味不明
容疑者として一番に捜査しなきゃいけない不法侵入者野放しってどんなボンクラ捜査だ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

追記お疲れ様です
1154話のダイジェストはそれまでのエルバフのイメージからかけ離れすぎてひどいものだったので読み飛ばしてたんですが、こうしてまとめてもらうとやっぱ読んでるだけでめちゃしんどいっすね………

なにもなかった
なにもなかった
3 ヶ月 前

今話は過去回想よりもアニメの総編集を見ているになった。前半の海にも過去回想があったけどキャラクターが生きていた上に性格を決定づけるものでドラマ性があったからこそ楽しめた。途中にリトルガーデン編の絵が挿入さてれいたけど、もうあの頃のONEPIECEには戻れないと確信した。今は公共事業として保護されているONEPIECEとして諦めている。

八丸くん
八丸くん
3 ヶ月 前

その説明をする前に今の銀河の状況を理解する必要がある 少し長くなるぞ←回想入ってずっとこんな感じなのなんとかしてくれよ

匿名しゅうや
匿名しゅうや
3 ヶ月 前

ん?ロキがゲルズ似睨まれてるって言ってるけど、これゲルズじゃなくない?普通に大人の巨人じゃない?ゲルズはロキよりも少し年下くらいだと思う

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ここを見てると信者もアンチも同じレベルなのが分かるね
そりゃなべおつさんもこんな金にならないやつらを無視するよ
youtubeならそういう奴らでも再生すれば金になるからね

匿 名
匿 名
3 ヶ月 前

こんなに追記まで時間かかるならもっと端的な文書にすれば良いのに。
鮮度が落ちて腐りきったネタを今更出されても乗れないんだよね。ワンピースみたい

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ハラルドって精神力なんかガキ臭いな
口調も幼稚だしドリブロはこんなのが幼なじみとは哀しいな

匿名
匿名
3 ヶ月 前

1155話が出てたのでチラ見して全部わかっちゃいました、エルバフ編って称するの最初からやめさせておけよ編集者ども、って
いくら何でも今見てるモノが目の前で屹立する粗大ごみに変わるとはものすごい尾田くんマジックが展開されたものです 
もう下手、下手、ハラルド王のあれくらい下手ですわ
ほんと今の尾田くんはほめられたくて仕方ないんだなとわかっちゃいました、これ展開すんのは今ここじゃないだろもったいない、まあもったいつけて今までくだらない引き伸ばしして隠して隠して後回しにしたからこんな事態になってるんでしょうが
やるならもっと前か後だよ、おかげでマンガ、いや作品として読者に提出する技術がめちゃくちゃな事態になってるじゃないか、回想もへったくれももはやあるかい情けない

匿名
匿名
3 ヶ月 前

北斗がーとかずっとほざいてる奴って、四六時中ここに張り付いてるニートだろうな。自分の空間が少しでも汚れるのが嫌だからずっと見張ってるんだろうね。お前もそいつと変わらん害悪な存在だよ

名無し
名無し
3 ヶ月 前

北斗ってバカだから例え話も理解できないんだよ
ここのコメ見てても

黒ひげが中坊の頃にヤンチャしてイキッてた姿みたい→黒ひげはその頃は寡黙だったから違う
クリケットみたいに先祖のツケを子孫が払う→クリケットはDの一族みたいな特別な血筋じゃない

こんな感じでコメントの内容や意味合いも分かってないのに反論するんだよね
小学生の国語からやり直したら?

匿名
匿名
3 ヶ月 前

なんやねん今週号のジャンプ表紙の過去のギアたち……
今のヘボイモルフィが昔のギア使ってみました的なイラストならまだしも、「ギア2とギア3はキズなしでー」とかやるならせめて当時の熱量感じるくらいは描き込んで描いてくれ……手ェ抜きすぎだろ

匿 名
匿 名
3 ヶ月 前

いや…ハラルドが急にロックスと互角みたいな描写挟まれてびっくりしたのは俺なんだよね。
え、お前強いの?って。
これまでの描写でこいつが強いと思える要素ゼロだったし、そのせいでハラルドと互角のロックスが弱く見えたんだけど。
これまでダラダラと過去編やってきたけどさぁ、なんでハラルドが明確に強いぞって描写入れなかったの?
いやまあ分かってるよ。オダ先生の中ではずっと強かったんだよね?わざわざ描写しなかっただけで、本当はずっと四皇レベルの強さだったんでしょ?世界一の強国で、その王だもんね。伏線はずっと貼られていたって訳だ。はいはいすごいすごい。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ロックスの永遠に続く権力なんて無いってセリフは好きだった

名無し
名無し
3 ヶ月 前

なんだ結局黒ひげも親の敷いたレールに乗ってるだけじゃねーかよ

うんぴーす
うんぴーす
3 ヶ月 前

周年だからと言って周年調整やうねり直し回じゃなく通常回だっただけマシに感じる
去年がひどすぎたわほんと

匿名
匿名
3 ヶ月 前

なべおつさんの動画10万再生超え普通になってんだな
共感を求めて集まる人が多いんだろうか

匿名
匿名
3 ヶ月 前

伏線だとも思ってなかったけど回収自体もてきとーになってきたし
全伏線「説明」開始 に言い直してほしい

匿名q
匿名q
3 ヶ月 前

某掲示板のスレでまだエルバフ編は起承転結の「起」の部分だから結論を急ぐな的なコメントあったんですけど実際どう思いますか?

自分は「承」と「転」の間ぐらいだと思ってたんですけど

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ガープという後付け今考えたら出さなくても良かったな
努力で手に入れた雑な大した破壊力もないステゴロのみ笑、栄光で自慢するしかない糞
しっかりした判断で現実的に正しい選択肢取るスモーカーの方がずっとカッコいい

匿名
匿名
3 ヶ月 前

先週も今週も
不人気エピソードにテコ入れしてるだけの回やね

匿名
匿名
3 ヶ月 前

紙版と電子版で発売日違うのは何でだろ?
集英社は電子版を増やしたいということ?

匿名
匿名
3 ヶ月 前

新世界のワンピースは銀魂で作者が抑えてたポイント…キャラのバランスの飽和が取れてないよな
マダオはモデルが幕府側の人間なだけに江戸がこうなる責任を作った因果応報って感じで一からどん底、社会人、バイト、ホームレス経験して酷い目に遭いながら上手くいかなくても人に信頼される真人間に変わっていくってちゃんとできてるのに

匿名
匿名
3 ヶ月 前

過去編が誰視点なのかも分からないし、コロコロ変わるし
ロックスはぶっ飛んでるけど仲間思いみたいな設定になったし
なんなんだこれ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

SBSで適当に描かれたデービジョーンズの方が魅力あるデザインだったわ
今回ダサいのしかいない

匿名
匿名
3 ヶ月 前

あーあついに絵と自然な会話で表現するのを放棄したな
この調子で天の声と説明台詞で全伏線回収していけや

匿名
匿名
3 ヶ月 前

マジで回想が入り組み過ぎて気持ち悪い

匿名
匿名
3 ヶ月 前

鬼滅への対抗として作者による構ってちゃん回が続くって考察してた人ー!
当たってるぞー!

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ロキお前が話してる設定だよな3分以内でもう絶対に過ぎてるよ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

次週休載か
新刊出たばかりで単行本修正作業もしばらくはないだろうから
ついに集英社側で何かしら動くのかな

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ハラルドもうダメだな…
エッグヘッドの戦犯くま、ボニー並みに叩かれて終わりそう
巻き返せないわ
ロックスもただの道楽ゲームファンで大物感ねーわ
黒ひげはもっと成り上がるため、目立たないようにする作戦はしっかり練ってたのにな

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ついにまた1週間以上更新できなかったか。
前回は休載があったから取り戻せたが、これからもこんな頻度でやってたら、ワンピと同じくらいグダグダになるぞ?

今回の更新前まとめは、コメントにもあるようにすでにかなり完成度が高い。それなのにいたずらに時間をかけて更新を遅らせればコメントが主体のサイトになってしまい、収拾がつかなくなる。

もうなべおつがワンピースに情熱を失ってしまったのならそれでも良い。ただ、そうなら最低限コメ欄開放しつつしばらくは休止、と宣言すべきだろう。

時間を必要以上にかけて読むのに手間とコストがかかるようになってしまったらワンピース本体の二の舞だ。

頑張って立て直してほしい。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ブログのコメ欄かっさんまとめのところみたいになってきてて草
信者がたまに凸ってくるのも似てるわ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

過去回想まさかの第三段ロックス海賊団の過去編に突入ww

匿名
匿名
3 ヶ月 前

作者の描きたいように描かせるのはダメだな

匿名
匿名
3 ヶ月 前

集英社の編集と広告代理店社員(元)なら
学歴面だけ見れば同格かもしれんから
なべおつが指摘してる部分の何割かは
編集側でも分かってると思うのよ

だからこそ怒り心頭の暴言が増えてしまっているのではなかろうか

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