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【ワンピース】1148話「ローニャ」が反吐が出る理由

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5/18 追記完了しました

1148話、もう「つまらない」というレベルではなく、反吐が出るレベルの嫌悪感と不快感を抱かされる1話でした。

全ての大人達が作者によって魂を抜かれた置物、あるいは何の意味もないセリフやリアクションを繰り返すだけの壊れたロボットと化しており、ただでさえ意味のなかった前話までの内容を、尚更無価値化する結果となっています。

なぜなら、大人達を無能化することで強引に描いた感動シーンが、大人達の言動のあり得なさによって反吐が出るほど不快なシーンとなっており、完全に描く意味を失っているからです。

ローニャのセリフは、「わたしは…!! 学校が大好き!! 友達がいるもの!!」という入りだけはよかったため、この先の描き方によっては、このシーン単体だけ見ればよかったと思えたかもしれませんが、続くセリフがキレも力もなく、カラっぽ過ぎて全く締まらない上、大人達の言動が徹頭徹尾クソすぎるため、何を描きたいのか全くわからない、不快感だけが残る茶番感動シーンとなっています

ただでさえ「ローニャ」というサブタイトルの(ローニャに焦点を当てる)1話など描く必要がなく、蛇足でしかないというのに、尚更描く価値を失ってしまうシマツ。

ギャバンの攻撃が再生不可だった理由だけ気になりますが、まさか覇気で済む話じゃないですよね…?

以上、取り急ぎコメント欄のために公開しておき、以下に随時追記していきます。

以下追記です。最終チェックできていないため、ミスや確認不足のポイントがあるかもしれない点ご了承ください。(修正点があった場合、動画化の際に対応します)

また、触れ足りていない部分については、さらに追記するかもしれません。

目次

1148話、反吐が出る理由

「反吐が出る」ポイントは、大きく次の3つです。

  • サウロが拷問を受けて力尽きる事については「感情を抑えられていた」暗黒女。
  • 自分の身の安全第一で、重傷者の後ろ髪に隠れ続けるかつて医者だった非常食。
  • 子供に学校と図書館を守るために命を捨てる発言をさせてしまった後、さらに2秒迷う408歳。

以下、その他のツッコミどころも含めて、具体的に説明していきます。

子供達がバカすぎる

もう冒頭から見るに堪えない気色悪さ。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

作者としては「健気で純真無垢で可愛げのある子供」を描いてるつもりなんでしょうが、その表現の仕方が薄っぺら過ぎて、ただの「(思考能力を失った)バカな子供」にしかなっていません。

軍子の能力によって全員強制的に歩かされている状況で、一人だけ列を離れ、樹から落ちる方向へ歩かされているローニャに対し、「ローニャ!!」「ローニャ!?」「どこ行くの!? 落ちちゃうよ!!」「ローニャ!!」とひたすら名前を叫び続ける子供達。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

👆🏻ここで、コロンではなくイルヴァを描いてしまう時点で終わってるとしか思えないのですが(この点は後ほど触れます)、それに対して「何だろ!! 変だね!! でも平気だよ!! イルヴァ心配ない!! 大丈夫!! きっと大丈夫!! 何でもないよ」と壊れた人形のように一人しゃべり続ける歯抜け少女の描写の薄っぺらさたるや、気色悪さしかありません。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

こいつは前話でも、(名前を挙げられたタイミングで)「大丈夫よ!! 何とかなる!!」と文脈無視の記号セリフを口にさせられており、

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

要は「常に前向きで『何とかなる』と思っている、『大丈夫』が口癖の(そう自分に言い聞かせる事で安心させようとする)健気で明るい女の子」というキャラ付けをしたいのでしょう。

なぜなら今話のラストで、「いつも前向きで明るいローニャも、実は必死に自分に言い聞かせてるだけで、本当は怖くて仕方なかった(だから涙を止める事ができなかった)」という感動シーン(笑)につなげるための「前振り」にしたいからです。

で、そのための描写が「大丈夫よ!! 何とかなる!!」「何だろ!! 変だね!! でも平気だよ!! 心配ない!! 大丈夫!! きっと大丈夫!! 何でもないよ」と「言わせる」ことなのです。

あっさ…

見るに堪えない中身のなさ…

思考放棄して左手で書いたとしか思えない薄っぺらすぎる「健気な子供」表現。

あまりに記号的・説明的過ぎて、言葉に全く血が通っていません。

だから、こいつらの言葉にまるで感情移入できないのです。

「矢印」の能力、もはや何でもアリ

矢印の能力って、その方向に「自動的かつ強制的に向かわせる」ものかと思っていたのですが、能力者の意思で「止める」こともできるんですね。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

「能力を解除して自動前進を止めた」わけではなく、「身動きが取れないよう動きを制御しつつ、歩みも強制的に止められる」って、どこが「矢印」の能力なんでしょうか…

矢印には「その方向に向かって進む」という意味はあっても、その先(ないし途中)で「止まる」という意味は含まれませんよね?

実はローニャは能力解除されていて、後ろに戻る事もできるけど、足がすくんで動けないとか、解除されて自由に動けることに気づいていないという設定なのでしょうか。

うん、それならそうわかるように描けというだけの話です。

こうやって「何でもアリ」の設定のもと描いたピンチシーンであっても、きちんと絶望感があって面白いと思えるものであれば全然許容できるのですが、何でもアリにして作者が描きたい展開を自由に描いておきながらこのつまらなさとなると、もう救いようがありません。

より正確に言えば、制限や制約があるからこそ、その中で生み出すアイデアに磨きがかかり、面白くなるわけで、その制約を作者の意思だけで自由に取り払い「何でもアリ」にできる状況になってしまうと、このようにはっきりと「面白くなくなる」ということですね。

「アロアロの実」の「矢印人間」の能力によって、子供達を港の方に強制的に歩かせて、途中で歩みの方角を変えるまではよしとして、「矢印の先で強制的に止まらせる」というアイデアを(能力の使い方として)面白いと思いますか? アリだと思えますか?

そもそも、「映像電伝虫」で巨人達にこの様子を見せているわけでもないのに、何のためにローニャを「高所から落とす」という脅し方をする必要があるのでしょうか。

歩かせたまま、軍子が矢印を心臓や首元に突きつけて、要求を飲むように迫ればいいだけじゃないんですかね?

というか、「人質」をとっているのだから、わざわざ具体的な殺し方など伝える必要がなく「命令に従わなければ殺す」とだけ伝えて、カウントダウンを始めればいいだけです。どうせ見えないんですから。

もっと言えば、人質の「効力」を確認するために、10人の子供達の名前を挙げた上で学校と図書館を燃やすよう命令しているのに、なぜわざわざ効力の薄そうなモブガキを生贄に選ぶのかもわからない。

効力の確認のためにヤルルに決断を迫るのなら、ヤルルの“玄孫”を生贄にするのが一番自然な選択ではないでしょうか。

せっかく「ウチの“玄孫”〜〜!!」と叫んで何度も説明してくれてるわけですから、こいつに決断を迫るのであれば、イルヴァを生贄にするのが最も効果的でしょう。

出典:ONE PIECE 1143話/尾田栄一郎 集英社
出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

こいつらはこの後、(ローニャで人質の効力を確認した上で)さらに無理難題となる要求をするつもりなのでしょうか。

つまり、「学校と図書館を燃やせ」という命令と「世界政府の支配下に入って戦闘奴隷になれ」という命令の間、ないしその上に、さらに残酷で到底受け入れられないような要求があり、それを通すために、まずはモブガキの人質としての価値を量っているという事でしょうか。。

いやぁ、ないでしょう。(仮にあったとしても、効果の薄そうなガキから試す意味など全くありません)

目的は「世界政府の支配下に入れて戦闘奴隷にする事」なんですから、その要求を飲ませる事ができれば目的達成なはずです。

で、そのために人質の効力を確認したいのであれば、「今すぐ学校と図書館を燃やし、世界政府の支配下に入って戦闘奴隷になることを誓え!! さもなくば人質の子供達10名を順番に処刑していく」と(そこにはイルヴァも含まれている事を教えた上で)ヤルルに迫ればいいだけの話です。

一体何のために子供達の名前を全員挙げさせたのか。

時間をかければかけるほど、巨人族と「四皇」からの反撃や救出をされるリスクが高まるわけで、数的不利な今の状況では全面戦争になったら分が悪いことなど明白だというのに、なぜわざわざ一人ずつ使って、本来の目的とは異なる要望を通すことから始めるのか。

こんなに回りくどく遠回りで、相手からの反撃の余地を生むだけの交渉をするメリットがありますか?

もっと言えば、「人質の効力」を気にするくらいなら、学校で眠らせた子供全員誘拐しとけよバカがとしか思えません。

何でその効力に確信を持てていないのに、9名しか誘拐しなかったんだよ笑

全員歩かせて、全員の命を握った上で決断を迫る方が、どう考えても効力は高まり、要望を通せる可能性が高まるでしょう。

何のためにこんな中途半端かつ回りくどい、「反撃してきて下さい」と言わんばかりの交渉・脅迫の仕方をしているのか、全く理解できません。

下は「冥界」なのに何も描かれてない

これは指摘するほどの事でもないのですが、なぜこのシーンで絶望感や恐怖心が得られないかと言えば、ローニャの「下」が描かれておらず「高さ」を感じられないからです。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

もちろん先にエルバフの全体像が描かれているため、「とんでもない高さ」であることはわかるのですが、

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

それを(ローニャ目線での)絵で表現することを放棄しているため、全く絶望感や恐怖心が感じられません。

本来下は「冥界」であり、雪山や木々が見えるはずなのですが、子供達に「下は“めいかい”だーー!!」と説明セリフを言わせるだけで何も描かれておらず、何にも見えません。何も見えないほど上空なのであれば海が見えるはずですがそれも見えず、雲がかかっていて下が見えないという事でもないため、ただ「とんでもない高さ」の矢印の先に豆粒が乗っているだけで、何なら「落ちても死なないんじゃね?」と思ってしまうくらい、高所のへりに立たされてる危険度や緊迫感が伝わってこない。

作画の手間を減らすために省略しているのでしょうが、その時点で、作者としては見せ場にするつもりはない(労力を割く意味のあるシーンではない)と言っているようなものなので、どうせ落ちない(ゆえに茶番で終わる)事が冒頭からわかってしまいます。

そんな1話に、わざわざ「ローニャ」とサブタイトルをつけて、14ページも献上しているわけですね。

まぁ、仮に足元の背景がきちんと描かれていたとしても、この作品でキャラが死ぬ事はまずないので、どうせ助かるという見方になるのは避けようがないのですが、それでも、結果的に「やっぱり死ななかった」となるのではなく、最初から「死んでしまうかもしれない」と思わせる事を放棄するような描き方では、やはり茶番にしかならないため、描く価値がないとしか思えません。

「エルバフを世界政府の支配下に置いて戦闘奴隷にする事」が目的で、子供の人質を確保し、それをコロンが助けに来たという状況下で、(前話で初めて名前が明かされたモブガキの)「ローニャ」をピックアップし、(何も描かない省エネ作画の)「高所」から落下させる事を脅しに、「学校・図書館を燃やす」事を命じるシーンを描く意味がどこにあるというのか。

目的達成のために遠回りでしかなく、敵に阻まれるリスクを増すだけな上、これまでにせっかくお膳立てしてきたキャラを放置して、ポッと出のモブガキにスポットライトを当てる茶番シーンにページを費やす意味が、私には理解できません。

自分達も身動き取れないのに、ローニャに「もどれ」と命令する頭の悪いガキ共

「ローニャもどれ!! 危ないぞ」というセリフもキモい。

こいつらは全員軍子の能力によって、自分の意思に反して強制的に歩かされていて、身動きが取れず、止まることもできない状況なのに、なぜローニャに向かって「もどれ!!」と(自由に動くよう)命じることになるのか。

自由に動けない人間に、自由に動く事を強いるなら、まずお前らがお手本として自由に動いて助けに行ってやれよ。

自分達が動けず助けに行けない状況なのに、なんでローニャに「もどれ」なんて命令してんだよ意味わかんねェな。

少しでも頭を使って考えられる人間だったら、絶対にこんなセリフは口にしません。(20年も生きているのであれば尚更です)

「ローニャだけ急に別の方向に歩き出したから、自分の意思で歩いていると勘違いしているんだろう」と言いたくなる人もいるかもしれませんが、残念ながら初っ端に「わー足が勝手に〜〜〜!!」と言わせてしまっているのでそれもありません。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

この時点で、ローニャは自分の意思に反して、矢印の方へ「勝手に」歩かされている事はわかるわけですから、少しでも知能のある(この状況を踏まえた発言ができる)キャラであれば「ローニャもどれ!! 危ないぞ」なんて無理難題をふっかけるはずがないのです。

要するに作者はキャラに一切入り込む事なく、ものすごく離れた視点から上部だけでセリフを決めているということですね。

この状況なら、「そこのパンツ女!! お前の仕業だろ!! ローニャをこっちに戻せ!!」のように命じるのが、普通の知能を持ったキャラのセリフでしょう。

このセリフが出てこない時点で、このガキ共は、自分達が身動き取れずに強制的に歩かされている事について、「なぜ」や「誰の仕業か」「どうすれば解放されるのか」など一切考えていないという事になります。だから思考停止した作者の操り人形にしか見えない。

コロンは軍子と対峙しており、その能力を目の当たりにしているのですから、なぜ自分達が身動きが取れず、強制的に歩かされてるのかについて、何らかの推測が立てられるはずだし、少なくとも軍子の能力が関係している事に気づくはずなんですよね。

そして、せっかく(みんなを助けるために)人質の群れに合流したのだから、その情報を共有して何とか脱出の方法を考えたり、ローニャを助けるためにもがいたりするのが、(友達を助けにきた)キャラとして当然なされるべき行動でしょう。

出典:ONE PIECE 1145話/尾田栄一郎 集英社

こいつはほんま、一体何のために人質の列に合流したんでしょうね。。

「“友達”を救うべく 『コロン』という小さな戦士が現れた」と説明されたため、ここから勇敢な姿が描かれるかと思いきや、

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

速攻で茶番化させられ、

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

今話で描かれたのは👇🏻この1コマだけ笑


出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

すでにその他のモブと変わらない扱いとなっており、「“友達”を救うために現れた救世主」としての立場を失っています。

コロンの活躍の場なし

そもそも、この場でローニャを生贄にすること自体、話の構成の仕方として間違ってるとしか思えません。

ローニャなど前話でようやく名前が挙げられ、1コマだけ雑な記号的描写をされただけの(“麦わらの一味”ともほぼ関わりのない)モブガキですよ?

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

一体何のために、学校のブランコでルフィに絡まれた子供をロビンとも絡ませたり、

出典:ONE PIECE 1142話/尾田栄一郎 集英社

コロンを一味と共に行動させたりしたのでしょうか。

出典:ONE PIECE 1144話/尾田栄一郎 集英社

前者の長ネギ頭のガキについては、1142話の記事で「この後『神の騎士団』に攫われてピンチに陥る子供の1人として(一味との関係性を)印象付けたいからロビンと絡ませたのか?」と推測しました(そうした理由でもない限りあまりにも不毛で無意味な描写だったためです)が、こいつを生かす事もなく、わざわざ一味と行動を共にさせたコロンを生かす事もなく、「ローニャを心配する子供」として真っ先にリアクションが描かれたのはイルヴァというシマツです。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

コロンは今話の終盤に、その他大勢と共に列の先頭からローニャの名前を叫ぶだけで、完全に蚊帳の外のモブキャラ扱い。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

先に、このシーンで「コロンではなくイルヴァを描いてしまう時点で終わってるとしか思えない」と述べましたが、それはこれまで描いてきた経緯を全無視して、舞台の中心から弾き出しながら、ポッと出のキャラをメインに据えて話を進めているからです。

何の文脈も背景もないモブを生贄にした上で、思考停止のモブガキ共に名前を叫ばせ、作者のお気に入りの「自分大好き幼女」のリアクションをメインで描くことに何の意味があるというのか。

子供サイドのピンチや見せ場を描くなら、これまで少しでも描かれてきた(文脈のある)キャラにスポットライトを当てるべきでしょう。

逆に言えば、この場でローニャを生贄にしたいのなら、もっと早い段階でローニャに焦点を当てて、きちんと掘り下げておくべきでしょう。

前話で初めて名前が明かされ、1コマだけ雑に描かれたモブガキを唐突に今話の主役に据えられても、読者が感情移入できるはずがないんですから。

コロンが生贄にされるわけでも、友達を助けるためにリーダーシップを発揮するわけでもなく、ローニャを一番に心配して叫び声をあげる役さえイルヴァに奪われ、終盤に「その他大勢」と共に雑音を撒き散らすだけのモブキャラ扱いするって、一体何のために麦わらの一味と行動を共にさせ、“友達”を救うためにこの場に現れる展開を描いたのでしょうか。

何のために、「いつもは素直になれず喧嘩ばかりしてしまうけど、本当は友達の事が大切で、助けたがっているコロン」(という感動茶番シーン)を描いたのでしょうか。

コロンにはこの先にまだ見せ場が用意されているのだとしても、まず「ローニャの見せ場」が要らないんですよ。まさかここから子供10人全員に見せ場作って掘り下げていくつもりじゃないでしょうね…

まじで何もかも支離滅裂すぎて、全ての描写が「その場限りの使い捨て」でしかなく、何一つ過去の描写が生かされたり、有機的につながったりする展開が描かれません。

作者や編集者は、「掘り下げをしておらず、読者の思い入れがないポッと出のモブをピンチに陥らせたところで、感情移入のしようがなく、盛り上がりを生むことにはならない」ことがわからないのでしょうか。

酷い言い方をすれば、こんな描き方ではモブの命なんざどうでもいい(図書館の方が重要だ)と思ってしまうため、ローニャの状況に同情できないんですよ。

実際、作中の大人達ですら、ローニャを切り捨てる事をアリだと考えてるリアクションを見せてるんですから、何の思い入れもない読者からすれば、尚更どうでもいいとしか思わないでしょう。

大人達のリアクションが終わってる

まだ大人達のリアクションによって、ローニャというキャラの魅力が伝わってくるシーンになっていれば印象が変わったかも知れませんが、大人達ですら、ローニャよりも図書館の方が重要であると考えているシマツです。

「あの図書館には何千年分もの過去の人々の言葉が!!」「命優先でしょう!? 何言い出すの!!?」

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

「条件は問題じゃねェ これはエルバフが今後奴らに屈するかどうかの大きな決断!!」

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

「その為に子供達に死ねってのか!?」

何という醜い言い争い。

満場一致で子供の命を優先するかと思いきや、半分は(助けに向かう事もせずに)ローニャが死んでも仕方ないと思ってるような描き方であり、「エルバフの戦士」の誇りなど微塵も感じられません。

もう作者は「エルバフ」という国や「エルバフの戦士」の設定を忘れてしまったのでしょうか。

ただのどこにでもあるモブ国の、胸糞悪いモブ愚民共と変わらないのですが。。

「誰か近くにいねェのか!!?」じゃねェんだよ…

むしろなんでお前は未だにその場に留まってんだよバカが。

何話前から子供達が誘拐されて“樹8”を歩いてると聞かされてると思ってんだよクソ共め。

誰か「おれが身代わりになるから子供達の命を奪わないでくれ!!(子供達はこの国の未来であり宝なんだ)」と言ってのけるくらいの覚悟を見せてみろや。

自分の命ではなく、子供の命を犠牲にして文化と歴史を守ろうとするなど「エルバフの神」が泣いてるぞ。

こういう時こそ「エルバフの“高き言葉”」に耳を傾けろよ。

暗黒女さん、サウロの拷問までは感情を抑えられていた模様

前話で散々こき下ろした暗黒女さん、やはり今話でも名誉挽回できず、予定通りクソ女展開が描かれる結果となりました。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

それも一番言わせてはいけないセリフを口にしてしまうシマツです。

なぜサウロの言う事を聞かずに、姿を見せて敵に立ち向かうと決めたかと言えば、「もう感情を抑え切れない」からだそうです。

前話の記事で「どう転んでも評価を下げることにしかならない」と述べましたが、考えうる中で最低の理由付けです。

なぜなら、これによって「サウロが拷問を受ける事までは感情を抑えられていた」事を自ら認める形となってしまったからです。

あーあ。

せめて「サウロのおかげであの男の能力を解く方法がわかったわ」のように、サウロの犠牲に意味があったようなセリフや、「ひとまず子供達の棘を解除しなければ助けようがない(サウロとの約束が果たせない)」のように、(「子供達の為に隠れてチャンスを待て」という)サウロの言葉に応えるセリフをもって立ち向かう判断に至らせればいいのに。。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

よく恥ずかしげもなく「サウロが拷問を受ける事までは感情抑えられました」とだけ宣言するような言葉を口にできるわ。しかも気絶したサウロの体の上で笑

で、その後の動きは、ソマーズに“金鎚花(クラスペディア)”を放って吹き飛ばし、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

“クラッチ”で背骨を「バッキボキ」に砕き、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

そのまま体を押さえて「冥界」に飛び降りる、というものでした。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

そうやって子供達から離れさせる事で、「能力圏外」に持ち込もうとしたわけですね。

うん、最初からやっとけよそれ。

なんでサウロが拷問されて気絶するまで待つ必要があったんだ?

惨たらしく傷つけられるサウロを見て、感情を抑えられずに飛び出して同じ行動に出ろよ。

お前にとってサウロの命って、そんなに優先順位が低いもんなのか?

お前の命の恩人じゃないのかよ?

よく目の前で拷問受けてるのに「感情抑えたまま」見殺しにできたな。

サウロは何のために犠牲になったんだ?

サウロが犠牲になった事で、もっと言えば力尽きて倒れるまで攻撃を受け続けた事で、お前の行動に寄与した事、何か一つでもあったか?

この点、飛び降りながら「あなたが不死身で“荊”の能力者である事はよくわかった…」「あの見えない棘さえなくなれば子供達は救える!!」と口にしているのですが、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

これは「サウロが子供達を助けようとしている様子」から見抜いたのか、「サウロがこのジジイから拷問を受けている様子」から読み取ったのか、どちらでしょうか。

おそらく後者のつもりで描いているのでしょうが(そうしないと尚更サウロが犠牲になった意味がなくなるため、このセリフによってサウロの犠牲には意味があったことを説明しているつもりなのでしょうが)、サウロが(力尽きるまで)拷問を受け続ける様子からわかった事、それだけかよ笑

普通に「サウロが子供達を助けようとしている様子」からでも読み取れるレベルの情報しか得られてなくて、笑うしかありません。

というか「見えない棘」の話をしている時点で、どう考えても「サウロが子供達を助けようとしている様子」の方から読み取った情報量でしかないんですよね。

出典:ONE PIECE 1143話/尾田栄一郎 集英社

サウロはソマーズから「見えない棘」で攻撃されたわけではありませんから。

出典:ONE PIECE 1146話/尾田栄一郎 集英社

また「不死身」である事はさっきサウロから聞いた情報であり、“荊”の能力である事は、子供達が「見えない棘」で纏われていた事からほぼ読み取れていたわけですから、その確証を得るためであれば、「サウロとの戦闘」を少し見れば十分判断できたはずなので、どう考えても「力尽きて棘の山に倒れ込むまで傍観決め込む」必要性などありません。

サウロが力尽きて棘の上に倒れるまで感情を抑えて我慢した結果、得られた情報は「“荊”の能力者である事」だけという笑

より正確に言えば、こいつはソマーズが“荊”の能力者である事について「よくわかる」ために、サウロの拷問を我慢し続けていたのです。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

どんだけ使えない無能恩知らずなんでしょうか。

もっと言うと、「子供達を救う」ための要となるのは「勝手に歩かされている状況」を止める事であり、「見えない棘」をなくすことではありません。

なぜなら棘がなくなっても子供達の歩みを止められなければ、「誘拐」や「落下」を止める事はできないからです。

実際、ローニャの命が危機に晒されているのは「身動きが取れないから」であって、「見えない棘で覆われているから」ではありません。

つまり(子供達を助けるのであれば)まずはソマーズではなく軍子を叩くべきなのです。

ソマーズに能力圏外があるなら、当然軍子にもあるはず(だと考えるはず)ですから、軍子に抱きついて冥界に落として矢印を解く方が、確実に子供達(と軍子に拘束されている一味)を助けることにつながるでしょう。

なぜそんなこともわからないのか。。

いつの間にこんな頭の悪いポンコツ女に成り下がっちまったんだよ。

これでソマーズから「かしこい女め!!」と評価されるんですから、もう笑うしかありません。

たぬきさん、医者の肩書を捨てていよいよ本格的に非常食の道へ

「チョッパーあなたはここに残って!!」「えー!!💦」というたぬきリアクションも見るに堪えず、もうキャラとして死んでるとしか言いようがありません。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

何が「えー!!💦」なんだよ。

どういうリアクションだよ。

お前はもう自分の意思と言葉というものを失ってしまったのか?

前話ではシリアスな顔して「ロビンダメだぞ!!?」と止めてたんだぞ?

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

なんでそこから「えー!!💦」なんてリアクションになるんだよ。

「チョッパーあなたはここに残って!!」と言われたことに「えー!!💦」と驚くだけで受け入れ、ロビンを止める役割を放棄したということは、前話で触れた通り、やはりこいつは「自分は痛い思いをしたくない」「敵に見つかりたくない」というスタンスでロビンを止めていただけで、「サウロの犠牲を無駄にしてはならない」という想いから止めていたわけではなかったことが判明しました。

もしその想いがあるのなら「何言ってんだロビン!! サウロの犠牲を無駄にするつもりか?(2人の能力を見極められてないのに戦うべきじゃない!!)」といった止め方になるはずだからです。

「ロビンダメだぞ!!?」「チョッパーあなたはここに残って!!」「えー!!💦」

って、キモすぎるでしょう。。

さらに酷くて反吐が出るのが、医者のくせに重傷者であるサウロを放置して、あろうことかその死体の上に隠れ続ける選択をしていることです。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

しねよクソたぬき。

そのままジビエにして食ったろうか。

サウロは巨人なんだから髪に隠れずともいくらでも死角はあるというのに、治療してやることも、意識の確認をすることもなく、ただ怪我人の上に隠れてロビンの行末を見守ってしまうシマツ。

こいつはエルバフに来てから、何人の重傷者を見殺しにしてきたんでしょうか。

これで(安全圏から観察することで)ソマーズの弱点を見抜いて活躍することがなければ、本当に「医者」の肩書を捨てた能無したぬきにしかなりません。

この非常食のことを未だに好きでいられる読者など存在するのかと思っていた矢先に、「CHOPPER’s」という媚びたぬきプロジェクトがスタートしてて笑いました。

「わたしたちと同じせかいでくらすチョッパー」がテーマの新しいブランドのようなのですが、こいつの媚び路線の人気が極々限られたものでしかない事が判明して、原作の路線変更につながってくれる事を願うばかりです。

露出狂低脳女もう黙ってろ…

敵が子供を人質にして殺そうとしていると知れば(その件はすでに知っていたのに)「子供を殺すですって!? 正気なの!? アンタ!! 世界中の凶悪犯でもまず子供を人質になんかしない!!」と(クソ薄っぺらくて中身のない的外れな言い分で)改めてキレ出し、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

ロビンがソマーズを出し抜いて助けに来てくれたと知れば「ロビンかっこいいーシビレる〜〜♡」(キャー♡)と脚を上げて騒ぎ立てる。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

もう気色悪すぎて吐き気がするわ…

誰だよこいつ。

もうしゃべらせないでくれよこの女。。

直近のこいつのリアクション、まとめておきましょうか。

火事を消火したジンベエに対しては「さっすがジンベエ!!♡」とハートマーク付きで叫んで全力で媚びていたのに、

出典:ONE PIECE 1145話/尾田栄一郎 集英社

その後軍子に一網打尽にされた途端(自分も役立たずのくせに)「何よジンベエあんたがついていながら!!」と完全責任転嫁し出して愚痴を漏らし、

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

ロビンが助けに来てくれたら「ロビンかっこいいーシビレる〜〜〜♡」とまたあっさい褒め言葉で大喜びする。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

それも、後ろでロビンが拘束を解こうと苦戦している事など一切気にせずに、足を上げてはしゃぎ続けるシマツです。

気色ワリィ…何なんだコイツ…

情緒不安定すぎるというか、完全に精神に異常をきたしてる人間にしか見えないのですが…クスリでもやってんのかこいつ。。

どうせこの後ロビンがやられてまたピンチに陥ったら、「何よロビンあんたがついていながら!!」って手のひら返して責め出すんだろ?笑

そもそも「世界中の凶悪犯でもまず子供を人質になんかしない!!」というセリフが気持ち悪くて仕方ない。

お前一体これまで何を見てきたんだよ。

まずお前が子供の頃にアーロンに人質にされてたことを忘れてんのか?

「世界最弱の海にいた懸賞金わずか2000万ベリーの小悪党」に人質にされて、散々生き地獄を味わってきたくせに、何がどうなったら「世界中の凶悪犯でもまず子供を人質になんかしない」なんて言葉が出てくるんだよ。。

自分は村を守るために自分の意思でアーロン一味に入ったのだから「人質」ではない、なんて屁理屈抜かすつもりじゃないよな?

同じだよ、村人達からすれば、村を守るためにと子供が拘束・監禁されて命を握られて、反抗すれば殺される状況だったんだから。

また、パンクハザードでは大量の子供を誘拐して、人体実験のために薬を投与する極悪人と出逢ってるのだが、これは「人質」にしていないからセーフなのか?

「人質」にはせず「人体実験」に利用するに留めておけば、お前の中では「正気」の行動として理解できるのか?

どんな倫理観してんねん。

これに対するソマーズの「ギハハハ 虫共の一般論など聞かされても仕方ない」というセリフも浅過ぎてダサいし、「コイツ…!!💢」という返しも薄っぺら過ぎて見てられません。

よくこんな中身のない恥ずかしいだけのやり取りを描こうと思えるわ。。

的外れ演出による当たり前すぎる念押し

こちらのシーン、ソマーズが「その場から一切の本の持ち出しを禁ずる!!──なぜならおれ達が燃やしたいものは…」と言い出したので、一瞬、エルバフの図書館にはオハラの研究資料が保管されている件を知っていた事が明かされ、ハラルドとの件も含めて回収されるかと思ったのですが、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

続く言葉は「お前達の“文化”と“歴史”だからだ」と、至極当たり前のことを満を持して口にするという、この上なく不毛なセリフで終わりました。

別に言わせてもいいのですが、言い方が演出じみてる割に当たり前の事を言っているだけなので、「神の騎士団」の頭の悪さと悪役としての小物っぷりを露呈するシーンとなっています。

普通の知的水準を備えた大人であれば、「学校と図書館を燃やす」事が「“文化”と“歴史”を燃やす」目的である事など、わざわざ言われるまでもなくわかる事だからです。

こんな当たり前のことを言わせるなら、「あぁそれと、わかってると思うが学校図書館を燃やす際、その場から一切の本の持ち出しを禁じる!! おれ達が燃やしたいのは、お前達の“文化”と“歴史”だからだ」のような(「当然の事であり言うまでもない事だが」というニュアンスが伝わる)言い方にするべきでしょう。

あるいは、前話で命令を下したタイミングで、一緒に伝えておけばいい。

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

巨人達を絶望させるために、満を持して(本当の狙いを)発表したような演出が、巨人側からも「そんなん言われなくてもわかっとるわ(むしろなんで持ち出しOKだと受け取ってると思ってんだよ)」と思われるような内容では、悪役としての小物感が増すだけなんですから。

言ってる内容は別に(伝える事自体は)不自然ではないのですが、言い方・演出の仕方のせいで、極悪人ヅラしながら頭の悪さを晒してるだけにしか見えないため、全然場が締まらないんですよね。

やはりロビンは「神の騎士団」を知らない模様

ソマーズに手を出したロビンに対して、魚が「気ぃつけろコイツらまだ得体が知れん!!」と声をかけるのですが、それに対して「ええ…わかってる!!」と返します。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

これは「神の騎士団」の事を知っているという意味ではなく、「(得体が知れない事はサウロから聞いてるから)わかってる」という意味でしょう。

もし知っているのであれば、このシーンにせよその前のたぬきとの会話シーンにせよ、そうだとわかる言い方になるはずであり、メタ的にもそのように描かない理由がないからです。

結論、サウロと骨は「神の騎士団」を知っているけど、ロビンは(革命軍にいたくせに)知らなかったということですね。

なんでやねん。

革命軍との2年がなかったとしても、世界政府から20年以上追いかけられてる立場からすれば、ロビンが一番その内情に詳しそうなのに、なぜこいつは知らない設定にしたんでしょうね。

この後、最低でも骨とサウロが知っている理由については明らかにして欲しいものですが、なんかSBSでの雑説明処理で終わりそうな気がしますね。

一味の低脳リアクションキツ過ぎる…

ロビンがソマーズにクラッチを喰らわせた様子を見て、「やったー!! ロビン!!」「バッキボキだァ〜〜!!」と大喜びしてるのですが、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

こいつらは1146話で軍子と戦った際の記憶を失っているのでしょうか。

敵の一味の1人が不死身であり、(それを悪魔の実の能力とも疑っておらず、そのカラクリがわかっていなかったのだから)同じ「神の騎士団」の一員なら、他の連中も不死身である可能性にくらい気が回りませんかね?

もちろん、この後「畜生!! あいつもゾンビか!!」と言っているので、記憶から消えたわけではなく、少なからずその想定はしていた描写になっているのですが、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

いずれにせよ初手が「やったー!! ロビン!!」「バッキボキだァ〜〜!!」という軽率極まりない大喜びリアクションをしている時点で、とても軍子との戦いの記憶が残っているとは思えず、思考停止したまま脊髄反射で短絡的な反応をしてしまう頭の悪い連中にしか見えません。

軍子との戦いが頭に残っていたら、「ロビン気をつけろ!! そいつも不死身で再生するかもしれねェ!!」のように、まず警戒を示す言葉が出てきませんかね。

なんでこいつら、新世界の後半まで旅してきて、「四皇」の一味にまで上り詰めておきながら、未だに「東の海」の頃の常識でしかリアクションできないのでしょうか。

「前半の海」で描いてきた経験や成長はどこに捨ててきたのでしょうか。

たとえば👇🏻こちらのシーン。

出典:ONE PIECE 320話/尾田栄一郎 集英社

ロビンが青キジに“クラッチ”を喰らわせて「バッキボキ」にしたものの、ウソップは喜ぶ事なく、「いや…無理だ…!! おいみんな逃げるぞ!!! 逃げよう!!!」と警戒を解かずに怯え続けています。

なぜか。

それはこれまでにクロコダイルや

出典:ONE PIECE 170話/尾田栄一郎 集英社

エネルと対峙してきた事で、

出典:ONE PIECE 259話/尾田栄一郎 集英社

「ロギアの能力者に物理攻撃は効かない」事を学習していたからです。

ロビンのクラッチによって骨を折ったように見えるが、青キジは「ヒエヒエ」の能力者なので、すぐに復活する(物理攻撃では倒せない)と悟っているわけですね。

これが「キャラの成長を描く」という事です。

いやそんな大袈裟な話ではなく、「過去に描いてきた事をきちんと反映させてその続きを描く」というごくごく当たり前の(特筆するまでもない至極当然の)物語の描き方でしょう。

それがこいつらは、(ロギアに限らず)散々不死身に近い強敵達を見てきて、直前に侵入者の1人が上半身が吹き飛んだのに再生する様子を目にしておきながら、ロビンの“クラッチ”一発で、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

まるで敵を倒したかのように安易に大喜びしてしまうのです。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

2年前よりも明確に退化してる上、直前の軍子との戦闘経験さえ頭に残っておらず、「慎重」や「警戒」とは無縁の低脳単細胞っぷりを見せつけてしまう。

作者に「ここでは大袈裟なリアクションで喜べ」と言われているからその通りにリアクションしているだけで、脳みそはカラっぽで、何も入っていません。

だから上っ面で薄っぺらいシーンになるのです。

女に抱きつかれて「好かれてる」と勘違いする童貞高齢者

「掌底」で突き飛ばされ、「関節技」で骨を折られるという、明確に敵意を持った攻撃をされた後だというのに、抱きつかれただけで、「おいおい何だてめェもしかしておれの事大好き…」という童貞丸出しの勘違いを広げてしまうキモおじソマーズ。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

このセリフの気持ち悪さは、「もしかしておれの事大好き…」で止まっている事です。

おそらく続く言葉は、「なのか!?」であり、「もしかしておれの事大好きなのか!?」と言うつもりだったのでしょう。

キッショ…

おでんの時もそうだったのですが、なんで自分の事を好きかどうか確認するときに、「大」をつけるんでしょうね。

出典:ONE PIECE 962話/尾田栄一郎 集英社

聞いた事ないんですけど、「おれの事大好きなのか?」なんて確認の仕方するヤツ。

「おれの事好きなのか?」「私の事好きなの?」と聞くのならわかるのですが、そこに「大」をつけて質問する人間の心理が全く想像できません。

ちなみに、まだこのセリフだけなら(「大」さえ取り除けば)全然冗談として受け取ることもできた(童貞認定はしなかった)のですが、この後も「愛されても心中はゴメンだぜ〜〜〜〜!!!」と、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

依然「愛されてる」ことは前提として勘違いを拗らせたまま話を進めているため、もう「キモおじ黙ってろ」という感想しか出てきません。

「もしかしておれの事好きなのか?」と勘違いさせたいのなら、攻撃シーンは描かずにいきなり抱きつかせるべきでしょう。それでそのまま飛び降りたため、ロビンの意図を理解して「好きだから抱きついてきたワケじゃなかったのかよ」とツッコミを入れるか、「何飛び降りてんだお前!! おれは愛されても心中はゴメンだぜ〜!!💦」と返させるべきです。

2発も殺意を持って攻撃されておいて、抱きつかれた途端に「好かれてる」「愛されてる」と思い込むって、どういう拗らせ方したらこういう勘違いオジが出来上がるんでしょうか。。

「愛」を知らず、勘違いだけで「愛されてる」と思い込んでるお前が「愛」を語る様子、滑稽すぎて見てられねェよ。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

ギャグシーンとしても全く面白くないし、キャラとしての一貫性がまるで考えられていないため、ただキャラを殺す描写にしかなっていません。

「かしこい女」という説明的フォロー

散々ロビンの醜態と無能っぷりを描いておいて、急にソマーズに「かしこい女め!!!」と言わせることで、ロビンの「かしこい女」イメージを維持しようとする小手先フォローが挿入されます。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

下に落として「能力圏外」に持っていけば子供達は解放されるだろうという読みで飛び降りた判断を「かしこい女」だと評価してるのですが、どこがやねんとしか思えません。

「能力圏外」がどのくらいの距離かわかってないのだから、効果があるかどうかわからないただの博打でしかなく、そのアイデアだけで「かしこい」と評価することなどできません。

もちろん、当のソマーズが言っているわけなので、ロビンの読みは当たっていて、冥界まで落ちれば能力圏外となって子供達の棘は解けるということなのでしょう。

しかしながら、ロビンにとってはその策が有効であることの根拠がないため、一か八かの賭けにすぎず、読者もその前提で見ているわけなので、「かしこい女」という評価に全く納得感がありません。

何より、こいつがほんとに「かしこい女」だったらそもそもサウロを見殺しにしてないし、そうなる前に子供達を救出するための手立てを考えて、実行するか、(サウロを守るために)ソマーズに反撃をしているはずです。

1142話〜1147話にかけて、合計6話分も一切主体的に動こうとせず、知恵も出さずに傍観を決め込み、サウロを犠牲にして生き延びただけの無能だというのに、こんなに浅いフォローの仕方したところで、読者は共感できないため、「かしこい女」キャラを維持することなどできないんですよ。

ロビンを「かしこい女」として描きたいなら、少なくともサウロを犠牲にする判断など絶対にさせるべきではありません。

もっと言えば、「遂行」までやり切れるアイデアでないと何の意味もないというのに、途中で反撃されて頓挫しているわけですから、どう考えても「かしこいアイデア」ではありません。

相手が「不死身」で「“荊”の能力者」なら、抱きついて道連れにしても棘で反撃されて、冥界まで連れていけないことなど明らかであり、荊を伸ばして枝に巻き付けるか突き刺すかすれば、それをつたって戻ってくる事も可能である事など本当に「かしこい女」であれば余裕で想定できそうなものであり、実際そうやってロビンの作戦は失敗に終わりました。

つまりこいつは「冥界まで落としたら能力圏外になる“かもしれない”」という憶測だけで、「成功可能性の低さは無視して」この行動に至っただけでしかなく、それをこの勘違いオジは「かしこい女」と評価しているわけですね。

もう一度言っておきましょう。

どこがやねん。

ソマーズに反撃されることも含めて、全部「計算づく」かのように描かれていますが、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

実際ソマーズは「能力圏外」に至る前に能力を使って戻ってきているわけで、子供達の棘は解けておらず、こいつの作戦は何一つ達成も成功もしていないのですから、全然「計算づく」ではないし、「かしこい女」でもありません。

正しくは、「感情を抑えきれず、サウロの犠牲を無駄にする覚悟で飛び出したものの、遂行可能性は考えずに詰めの甘い作戦を実行した結果、あっさり失敗に終わり、事態は何一つ変わらぬままさらなるピンチを招いて、サウロの犠牲を無駄にしただけの女」です。

「ロビンの判断や作戦は正しく賢かったが、ソマーズが1枚も2枚も上手だった」という描き方なら全然気にならないのですが、そもそもロビンの考えが甘すぎて作戦がお粗末すぎるので、単に無能さを上塗りしただけでしかありません。

まだサウロがやられてる最中に我慢できずに飛び出して、衝動的に出た行動として描かれ、失敗に終わったのであれば受け入れられましたが、サウロが拷問を受けてる間、しっかり考える時間があってのこれですからね。

フォローのしようがないでしょう。

ロビンの能力の謎

もう一つ触れておかなければならないのがこの点です。

ソマーズの棘によって全身貫かれたロビンは、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

しっかりと貫通した後に「フワッ…」と花になって消え、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

「本体はナミ達のもとにいた」という描き方がなされているのですが、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

これ、どういう理屈でロビンは無事でいられてるんでしょうね。

過去の描写(特にワノ国での描写&説明)によると、能力によって生み出した分身は、

出典:ONE PIECE 1020話/尾田栄一郎 集英社

攻撃された場合、本体にもダメージはいくという設定で、ゆえに「標的が大きいだけ楽」だと言われていました。

出典:ONE PIECE 1021話/尾田栄一郎 集英社

実際、分身の方が殴られたら本体のロビンが痛みを感じており、

出典:ONE PIECE 1021話/尾田栄一郎 集英社

それを避けるためには、「殴られる前に解除して空振りをさせる」描き方がなされています。

出典:ONE PIECE 1021話/尾田栄一郎 集英社

一方、今話では、はっきりと全身を棘が貫通していて、「あァっ!!」という喘ぎ声まで発して、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

こんなイキ顔を晒してるわけですから、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

棘の痛みがロビンに伝わっているのは間違いありません。痛みが伝わってるということは、棘はロビン本体の体を貫通しているということです。

一瞬、棘が刺される直前に超スピードで能力を解除した可能性を考えましたが、棘が体を貫く事で喘ぎ声をあげて(痛みを)感じてる表情をさせているわけですから、分身を貫通した事は確実でしょう。

にもかかわらず完全無傷って、どういう理屈なのでしょうか。

ソマーズに「計算づく」と言わせる事で強引にお茶を濁していますが、どこが「計算づく」なのか。。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

分身のダメージは本体にもいくわけですから、「標的」が増えた分、攻撃を受けるリスクは増している状況なのに、分身が攻撃されても無傷でいられる理由をきちんと説明していただきたいものです。

ま、何でもありの設定崩壊漫画と化してしまった以上、いまさら理屈や過去の描写との整合性などどうでもいいのか。

どれだけ設定崩壊してても読者は絶賛してくれるのに、設定を詰めたり守ったりする労力を割く意味などありませんもんね。

以前であればSBSで取り上げて説明していたでしょうが、それもなさそうな気がプンプンします。

あったとしてもギャグでごまかすか、無理筋のこじつけをするだけで、普通の読者が納得できるような理由付けは用意されていないでしょう。

まだ動いてなかったボンクラ巨人達

前話の時点で、「旋回しろ!! 子供らを救出に行く!!」だの

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

「場所はわかってんだ 子供らを救出だ!!」「こいつら叩き潰してやる!!!」だの息巻いていたくせに、

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

今話でもまだ救出に向かっておらず、なんとリプリーが「私も行って来る!!」と走り出した後に、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

「おれ達も行く!!」「怪物に応戦する者と子供達を救出する者に分かれろ!!!」とそれに続く発言をしてしまうのです。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

遅ェ…何なんだこいつら。

そんな宣言いらねェから、前話で「場所はわかってんだ 子供らを救出だ!!」「こいつら叩き潰してやる!!!」と口にした直後にすぐに走り出しとけよバカが。

何のために前話でそのセリフを口にしたんだよ。

いちいち「自分達がこれからやる事」を宣言して、読者に説明してからでないと動き出せないのか?

子供達が9人も人質に取られていて、いつ殺されるか分からない状況なんだぞ?

そんな呑気にその場で足踏みばかりしてるから、子供を助ける気がサラサラないようにしか感じられないんだよ。

そもそも、リプリーの「私“も”行って来る!!」って誰に続くセリフとして口にしてるのでしょうか。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

普通に前話の時点でドリブロ達が走り出していて、それに続くつもりで口にしたのかと思いきや、その後にドリブロが「おれ達も行く!!」とリプリーに続く発言をし出したため笑ってしまいましたよ。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

なんでお前ら「エルバフの戦士」が、平和主義者の生物教師に遅れをとって先導されてんだよ意味わかんねェな😂

お前らが率先して子供達のもとへ向かえよ。一目散に走り出せよ。

何のためにこんなキャラ設定を崩壊させるような足踏み描写ばかり挿入するんでしょうか。

子供の命と学校・図書館を天秤にかけられ、30秒後に決断を迫られて、ようやく「フランキー私も行って来る!!」と動き出すリプリーと、「おれ達も行く!! 怪物に応戦する者と子供達を救出する者に分かれろ!!!」と指揮を取るドリブロ、さらにそれに続いて「武器を取れ!! 樹道8号線へ急げ!!」「船を出せ!!!」とようやく動き出すモブ巨人共、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

全員動き出すのが遅すぎて、意味わからんとしか思えません。

お前ら前話の時点で「“樹8”だな すぐ助けに行くぞ!!」と言ってたんだぞ!?

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

何でまだ助けに向かってすらないんだよ笑

1話まるまる何やってたんだよクソ共が。

お前らの「すぐ」っていつなんだよ。

お前ら絶対子供達助ける気ないだろ。

その後も、描く価値のない(本気で助ける気もない)「助けに向かってますアピール」のために「走れー!!」「ローニャだウチの子だァ!!」と無能さを晒すだけのいう雑音描写ばかり挟んでくる。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

延々その場で同じリアクションや宣言をし続けるだけで一向に動き出そうとしないという、 アニメが原作に追いつきそうになった時の時間稼ぎよりもタチが悪くて気持ちの悪い引き延ばし方がなされています。

作者は描いてて、何度も同じシーンやリアクションばかりで、話が全然前に進んでないことに気づかないものでしょうか。

よくこんなに「助けに向かおうとしている(けどいつまでも動き出さず、到着もしない)モブの姿」を何度も飽きずに描き続けられるなと思ってしまいます。

独自の略語を叫ばせるのがお好きな模様

「世経」だの「樹8」だの、独自で考えた固有名詞を省略した呼び方がお気に入りなのか、つなぎのセリフが思いつかず手を抜いているのかわかりませんが、「“樹8”へー!!」「“樹8”へー!!」と繰り返し叫ばせる移動シーンが描かれます。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

キモすぎるでしょう。

なんでこんな無意味な単語を叫びながら移動するのでしょうか。

仮に自衛隊や消防隊や救急隊が、緊急で環状八号線へ向かう際に「環八へー!!」「環へー!!」なんて叫びながら向かうと思いますか?

子供達が「樹8」にいる事を他の巨人達に呼びかけ、周知したいのであれば、(すでに放送で周知されている為、そもそもエルバフ中が知っているわけなのでその必要は全くありませんが)「子供達は“樹8”にいる!! “樹8”へ向かえ!!」のようなセリフになるはずであり、ただ目的地を叫ぶだけなど、(士気を高める効果もないため)何のために叫ばせているのか全く理解できません。

というか、あまりに中身のないセリフゆえ見ていて恥ずかしくなってしまいます。

士気を高める意図があるのなら、「天竜人達の好きにさせるな!!」「エルバフの誇りを見せろ!!」「“樹8”へ急げ!!」「子供達を必ず救い出せ!!」「怪物達はおれ達に任せろ!!」のように、現場にいる巨人達が本当に口にする可能性のある、意味のある言葉を叫ばせるべきでしょう。

「“樹8”へー!!」「“樹8”へー!!」

ダサすぎるでしょう。

他人事のようにダンマリを決め込む408歳

こいつは1147話の時点で「王不在につき…お前が“代表”だ」と指名を受け、

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

「お前が決断しろ」と迫られている上、

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

今話でも改めて名指しされて「学校の教師に指示をしろ…!!」「学校と図書館に火を放てとな!!」と言われているというのに、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

👇🏻この表情…😂

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

一つも言葉が出てきません。

頭に剣が突き刺さった事で脳機能が失われ、話が理解できないという裏設定でもあるのでしょうか。

「神の騎士団」による無茶な要求に対して周囲が騒ぎ出す中でも、一人面食らったまま一切言葉が出てこず、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

自分の意思や考えを示すことも、敵に反発や拒絶を示すことも、交渉を迫ることも、混乱を抑えるために村人達に言葉をかけて鎮めようともせず、延々口を開けたまま、置物のように黙り続ける様が描かれます。

ちなみに1143話で「子供達9名が何者かに誘拐され、火事の現場に近づいている」という報告を受けた際は、酔っ払いながらこんなギャグリアクションを晒していました。

出典:ONE PIECE 1143話/尾田栄一郎 集英社

「ウイ〜〜〜大変じゃウチの“玄孫”イルヴァが学校に〜

クソが。

もうこの時点で、子供達の人質展開は茶番にされており、この408歳の舐めた態度に嫌悪感を抱く結果にしかなっていません。

その後、1147話でイルヴァが人質に取られてると知った後は👇🏻こちらのリアクション。

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

いちいち「ウチの“玄孫”イルヴァ」と不自然すぎる説明セリフを吐きながらやかましく騒ぎ立て、取り乱すだけで、頭を使った発言が何一つ出てこない。

で、ローニャが生贄に選ばれ、学校と図書館を燃やすよう命じられた後は、👇🏻このマヌケ面で言葉を失い、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

周囲から声をかけられても何も返さず、ダンマリを決め込むシマツです。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

しねよ😂

こいつが飲んだくれて、危機感ゼロのままいい加減な対処をしたせいで事態が悪化し、(その失態のケツを拭くために)子供達の命と学校・図書館が危機に晒されていると考えると、「お前が代わりにしねよクソジジイ」という感想しか出てきません。

「学校が大すき!! 友達がいるもの!!」の入りは良かったのに…

ローニャの演説シーンに関して、「ヤルル様!! わたしは…!! 学校が大すき!! 友達がいるもの!!」というセリフは、子供らしさを感じるシンプルでストレートな言葉ながら説得力も納得感もあるため、(その他の描写が雑音でしかないため演出は終わってますが、セリフだけは)いい入りだと思いました。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社
出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

そのため、続く言葉も同様のクオリティで描かれていれば、このシーン単体で見ればきちんと感動できるものになり得ただろうと思います。

しかし残念ながら、①続くセリフが微妙すぎるせいで一気に失速していく事に加えて、②演出が酷すぎて雑音にしかなっていないため、全く場が締まらず、感動シーンとはほど遠い腐れ茶番シーンとなってしまってます。

たとえば、「学校が大すき!! 友達がいるもの!!」から「図書館も大すき!!」と続く詩的な構成はいいのですが、その理由が「せかい中のことをご本はおしえてくれるから!!」というのが弱い。というか浅い。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

文脈が皆無なので薄っぺらく、心に響くセリフになっていません。

これはローニャというキャラを一切掘り下げる事なく、唐突に即席で今話の主役に据えてしまった事が原因です。

ローニャがどんなキャラなのかわからないため、読者は「世界中のことをご本はおしえてくれるから図書館も大好き」という言葉に感情移入する余地がなく、説得力が得られません。

たとえば「エルバフは鎖国国家ゆえ、子供達は世界の事を知れない境遇にあるという背景があれば、(ローニャに限らず)「子供達は好奇心旺盛ゆえ、世界のことを知りたくて本を読んでいるんだ」という受け取り方ができるためグッと来るし、「友達がいるから学校が大好き」という言い分と並べても見劣りしない力が生まれます。

しかし、世界中を旅している海賊がたくさんいるエルバフにおいては、「世界のこと」は大人達に話を聞いて知る事ができる上、何なら航海に連れて行ってもらえる可能性もあるわけなので、図書館に頼る必要性が相対的に弱く、ただの一般論を口にしているだけの印象となってしまいます。

「図書館が好きな理由」として挙げるには、ローニャの感情が乗ったセリフに聞こえない分、(「学校が好きな理由」と並べた時に)弱く、見劣りしてしまうのです。

結果、「学校が大すき!! 友達がいるもの!!」という入りによって掴まれた心は急速に熱を失い、上っ面で感情移入する余地のない、ただの凡庸なシーンにしか見えなくなってしまいました。

たとえば「ローニャは村一番の秀才で毎日勉学に励む賢い子」とか、「将来は世界の国々を旅したいという夢がある」といった背景があれば、「図書館も大好き」という言葉にローニャの想いが感じられるため、感情移入しやすくなるのですが、こいつは前話で雑に1コマだけ描かれたモブキャラにすぎないため、そうした背景は全く伝えられていません。

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

これが掘り下げのなされていない、ポッと出のキャラを即席で舞台に上がらせて、スポットライトを当てた事の弊害です。

仮に同じセリフをコロンが口にしていたら、「世界中のことを本は教えてくれるから図書館も大好き」という言葉はもっと深く広く意味を読み取る事ができたでしょう。

たとえば「エルバフの戦士として将来世界の海に冒険に出るために、図書館で世界のことを学んでいるんだろう」とか、「むしろ図書館で世界の事を学んだからこそ、海に出たいと考えるようになったのかもしれない」など、色んな想像を働かせることができます。(といってもコロンの掘り下げも浅いので、残念ながら大した文脈にはならないのですが)

一方、ローニャは「常に前向きな性格」であることが前話で記号的・表面的に描かれただけ。

この一点だけもって、「世界中のことを本は教えてくれるから図書館も大好き」などと言われても、「何で世界中のことを知りたいのか」を想像しようがないため、感情移入する余地がありません。

エルバフという国や図書館の設定を考えれば、「この国(世界)の歴史を知れる(だから図書館も好き)」という言い分にした方が、まだローニャの感情が乗る余地があるため説得力が増し、「学校が好きな理由」と並べても遜色ない理由になったでしょう。

エルバフの図書館には「世界の真実」に近づくオハラの研究資料があるため、それを読んだ事でローニャは「世界のこと」に興味を持ち、図書館が好きになったんだろうな、という背景が想像でき、文脈が生まれるからです。

作者としてはそうした意味合いも含めているつもりなのかもしれませんが、「世界中のことをご本はおしえてくれる」だけでは、単純に「世界の国々のことやその広さを知れる喜び」というニュアンスの方が強く、(オハラの研究資料を読んだ事による)「歴史や世界の成り立ちへの興味」を感じるセリフとは受け取れません。

要は、「学校が好きな理由」と比較して、急に誰にでも当てはまる一般論を口にしたようにしか見えず、ローニャ個人の感情が乗った言葉に見えないため、「薄っぺらい」と感じるのです。

こんな何の背景も文脈もない、唐突に仕立て上げられただけの小手先感動シーンでも問題ないと思われてしまうのは、実際こんな小手先の感動シーンに感動して絶賛してしまう読者ばかりだからです。

何でも絶賛する読者しかいなくなると、こうやって作品の質が下がっていくわけですね。

別にこの作品が最初からそういう漫画だったのであれば何の問題もないのですが、ワンピースがここまでの大ヒット作となったのは、「こうした小手先感動シーンで読者の心を掴んだから」では断じてありませんので、クオリティの劣化を指摘されるのは至極当然のことだろうと私は思います。

感動シーンの演出が酷すぎる

さらに酷いのが周囲の雑音リアクションをてんこ盛りにする「演出」です。

たとえば👇🏻こちらのシーン。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

ローニャのセリフはいいのに、

  1. 友達を助けるつもりで合流したクセに何もできずにビビり散らすだけの醜態を晒した上で、「ローニャ!!」と叫びながら歩き続ける、無力な戦士志望のクソガキ。(何のために合流したのか謎)
  2. 前話の時点で「ローニャ」の名前は明かされていたのに、今更「ローニャだ ウチの子だァ!!」と説明しながら走り出す(本気で助けるつもりなど毛頭なく、パフォーマンスとして叫んでるだけである事が透けて見える)クソモブ親。
  3. 敵から名指しで決断を迫られているのに、一向に言葉を口にせず、ボンクラリアクションだけかまし続ける408歳のクソジジイ。

という雑音が3つも描かれてしまっているせいで台無しとなっています。

一体何のためにこんな雑音を挿入しようと思えるのか理解できないレベルで、ローニャの演説の邪魔をしているだけのクソ演出。

特に①については、ソマーズが軍子に(ヤルルに決断させるために)「ガキの声を聞かせてやれ!!」と促し、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

軍子がローニャに「何か話せ」と命じて、ローニャが話し出した直後に

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

「ローニャ!!」と叫び声をあげて口を挟むのです。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

クソ共が。

こいつらは学校で「人が話し出したら静かにしましょう」とは習わなかったのでしょうか。

こんな描き方をしたら、こいつらはローニャの話を聞く気がない、ローニャの言葉になど興味がない(自分達のローニャを心配してるアピールの方が重要である)と言っているようなものです。

どう考えても口を挟むタイミングを間違えている。

露出狂の意図不明なキモ顔挿入演出

続く👇🏻こちらのシーンでも、(ローニャの言葉に耳を傾けることなく)「今助けるぞ」と(助ける気などまるで感じない単なるアピール目的の)無意味なモブの雑音セリフに加えて、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

露出狂の見るに堪えないキモ顔が、意味不明なタイミングで挿入されているせいで台無しです。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

どんな表情してんねん笑

この表情を入れるなら「わたしは落ちたほうがいいと思う!!」というセリフの後にすべきでしょう。それなら「子供にそんな事を言わせてしまっている現状に心を痛めた表情」として感情移入できます。

あるいは、たとえばローニャのセリフを「図書館も大すき!! 世界中のことをご本はおしえてくれるから!! わたしの夢は 世界中の海を旅して その記録と思い出を本に残すことだから!!」のようにして、子供が自分の夢を語る姿と(それがどこかしらナミの夢に重なっていて)、それを図書館を守るために(快く)諦める覚悟を見せる、というシーンであれば、この表情になるのもわかるのですが、「学校では先生たちにこうやってならいました!!」の後に「….!!」と複雑な表情を見せるのは意味がわかりません。

演出間違ってますよ完全に。

ローニャのセリフの「見せ方」も酷い

「図書館も大すき!! せかい中のことをご本はおしえてくれるから!!」と口にした後、そのまま「学校では先生たちにこうやってならいました!!」と続けてしまうため、尚更「図書館が好きな理由」がわかりづらく、言葉の力が弱まる結果となっています。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

「学校が大すき」と「図書館も大すき」は並列の関係にあり、2つ合わせて1つの段落にまとまるわけですから、これらは一括りで見せた上で、段を変えてから「学校では先生たちにこうやってならいました!!」と続けるべきでしょう。

なぜならこのセリフは、次の話題に切り替わっているからです。

要は👇🏻ここまでを同じ段に描いた上で、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

👇🏻段を変えてこのセリフを描くべきだということです。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

「図書館も大すき!! せかい中のことをご本はおしえてくれるから!! 学校では先生たちにこうやってならいました!!」と一息で述べるように書いてしまうと、「こうやって」の「こう」は、「せかい中のことをご本はおしえてくれる」事を指している可能性が出てしまうため、読み手は次の話題に切り替わっている事を読み取りづらく、ゆえに言葉の力が弱まってしまうからです。

この謎セリフの途中に👇🏻この顔が挿入されるんですから、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

尚更何を伝えたいのかわからないシーンとなっています。

「図書館も大すき!! せかい中のことをご本はおしえてくれるから!! 学校では先生たちにこうやってならいました!!」という言葉を聞いて、こんな表情になりますか?笑

どこに顔を歪める要素があったのでしょうか。

これも演出の失敗です。

ローニャの言い分が意味不明

その後に続く「人にめいわくをかけてはいけません!! 人のイヤがることをしてはいけません!! わたしがここから落ちないために『学校』や『図書館』がなくなっちゃうのはみんなはイヤだと思うから わたしは落ちたほうがいいと思う!!」というセリフも、理屈が意味不明な上、あまりにも浅く、微塵も説得力がありません。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

「子供だから支離滅裂な主張になっても仕方ない」というレベルの話ではなく、子供の心情としても論理的にも「そうはならんだろう」という言い分である上、決意のセリフとしても中途半端すぎて、全くローニャの意思を感じません。

要は、感動展開(笑)にするために無理やり作られた「作者に言わされてる」だけの破綻セリフなのです。

まず「人にめいわくをかけてはいけない」「人のイヤがることをしてはいけない」と習ったというのですが、「人にめいわくをかけ、人のイヤがることをしている」のは誘拐犯達であり、ローニャではありません。「わたしがここから落ちない(ために)」というのも、ローニャの意思や判断によるものではなく、決断を迫られているのはヤルルなのですから、「イヤがることをしない」という目的において、ローニャが当事者性を持たなければならない事など一つもありません。

にもかかわらず、「わたしがここから落ちない(自ら落ちることを選ばない)」という「不作為」を「みんなのめいわく」「みんながイヤがること」と定義してしまっては、「みんなは私が自殺することを望んでいる(とわかっている)」という前提のもと、(その本音を汲んで)「自ら死を選ぶことが(先生たちから教わった)正しい行いだ」と言っていることになってしまいます。

要は、「ここで私が生きたいと駄々をこねることは『人のイヤがること』になってしまうから、(先生の教えに従って)私は自ら飛び降りることを選びます」と言っているわけですね。

これは教師達が教えた「人にめいわくをかけてはいけません 人のイヤがることをしてはいけません」の本意とは全く相容れないものでしょう。

つまり教師達はそんなつもりでこの教えを説いたわけではなく、このガキは教師達の教えを間違った理解のまま判断の根拠にして実践しようとしているということです。

だからその言い分に全く説得力がない。

単純に理解を間違えてるし、解釈が浅すぎる上ズレてるとしか言いようがありません。

こんな間違った理解のもと、教え子が間違った結論を出そうとしている様子を見たら、普通教師たちは全力で「そんなつもりで言ったわけではない!!」とローニャを止めに入るはずです。

では当のアンジェはどう描かれたかといえば👇🏻この通り。

これはどういう意味の表情だと思いますか?

「ローニャ…私たちはそんなつもりでその教えを説いたわけではないのよ…(この子は理解を間違えてる 私の教え方が悪かった)」と焦り、後悔している涙でしょうか?

それとも「自分たちの教えに従い、素直に実践しようとするローニャの健気さに対する感動の涙」でしょうか?

前者であれば、それを言葉にして吐け(全力で否定して今すぐ止めろ)と思いますし、そもそもローニャが間違った理解のもと(それを教師が止めることなく)進められる決意表明シーンなど何の説得力もなくなるため、せっかくの覚悟を見せるシーンが台無しとなってしまいます。

後者なのであれば「教師やめろ」としか言いようがありません。

「自分が生きたいと望むことで人に迷惑がかかるなら、自ら死を選べ」という教えを肯定・絶賛していることになりますからね。(これはロビンに「死ね」と教えること、あるいはロビンが死を選ぶ決断をすることを肯定し、絶賛することと同義であり、これまで描いてきたワンピースのメッセージを真っ向から否定するものなのですが、ロビンはどういう気持ちでローニャの言葉を聞いてるのでしょうか…….答えは「(ローニャを助けるために)図書館が燃やされると決まって絶望する」です笑 クソが。この点は後ほど触れます)

で、実際のところアンジェは(ローニャの考えを否定して止めることなく)言葉を失って涙を流してるわけですから、「自分の教えを素直に実践しようとする健気さに感動している涙」と受け取るほうが自然でしょう。

いいんですかね、少年漫画でそんな「教え」を正しいものとして、感動シーンに仕立て上げてしまって…

私には理解できません。

覚悟を見せた割に結論が曖昧で他人任せ

また、ローニャの視点や立場で考えても、「わたしがここから落ちないために『学校』や『図書館』がなくなっちゃうのはみんなはイヤだと思うから わたしは落ちたほうがいいと思う!!」というセリフはおかしいんですよね。

前述の通り、「人のイヤがることをしない」という目的において、ローニャが当事者性を持たなければならない事など一つもありません。

にもかかわらず「人のイヤがることはしたくない」という理由で自死を選ぶのであれば、自らの強い意志を持ってその結論を選んだことが伝わるセリフにならなければおかしい。

教師達の教えを(意図的にか無意識にかわかりませんが)曲解して、誰もそんなこと言ってないのに(勝手に推測して)みんなのために死を選ぶ「覚悟」を示しているのですから、確固たる意志を持ってその結論を出したことが伝わるセリフでなければ、ローニャの覚悟を見せるシーンになりません。

だからこそ、この場でローニャに「覚悟」を示させるのであれば(そしてそれを感動シーンにしたいのであれば)、「ここで私が死にたくないと駄々をこねることは『人のイヤがること』になってしまうから、私は自ら飛び降りることを選びます」と言い切らせなければなりません。

しかしローニャは「みんなはイヤだと“思う”」という曖昧な推測によって、「落ちたほうがいいと“思う”」というこれまた曖昧な結論を口にします。

「覚悟」を決めたシーンのはずなのに、結論が曖昧で最終判断は他人任せなため、中途半端すぎて全く「覚悟」を見せられていません。

この描き方では、「ローニャは表面上は強がって死を受け入れる発言をしているけど、本当は誰かに止めてほしくて、同情を乞うために自死をチラつかせているだけ」にしか見えないため、覚悟を示したことにならず、決め台詞にもならず、ゆえに感動シーンにもならないのです。

意志の弱さが滲み出た曖昧な結論を「決意」のセリフにされても、誰の心も動かせませんし、むしろ判断を難しくするだけでしょう。

そもそも、こんな曖昧な推測によって(教師の教えを曲解し、誤った理解と解釈を示しながら)子供が自ら死を選ぶべきだという考えに至ること自体があり得ません。

ローニャがこの結論に至るには、「みんなは自分よりも学校と図書館の方が大事で、私が死んだ方がいいと思っている」という推測に相当な確信がなければあり得ないわけですが、一方で、確信があるのなら「〜だと思う」なんて曖昧な言い方になりません。

より正確に言えば、「〜だと思う」という言い方をしている時点で、確信の弱い推測でしかないのだから、その程度の理由によって、子供が自ら死を選ぶ決断をすることなどあり得ない、ということです。

いや、まぁ実際のところ(ヤルル含む大人達のクソリアクションを見る限り)「みんなは自分よりも学校と図書館の方が大事で、私が死んだ方がいいと思っている」と確信するには十分すぎるので、その解釈をすることも可能なのですが、「そんな(エルバフの人間をゴミ虫化するような)解釈でいいんですか?」という話になりますし、その場合、尚更もっと(自分が確固たる意志を持って死を選んだことが伝わる)ストレートな表現になるはずなので、いずれにせよこんな回りくどく入り組んだセリフにはなりません。

要するにこのシーンは、

  • 教師の言葉を曲解したローニャが、
  • 曖昧な推測によって、勝手に「みんなローニャの命より学校・図書館の方が重要だと思ってるからローニャに死んでほしいと思ってるはずだ」と解釈し、
  • 自ら「死んだほうがいいと“思う”」という(覚悟の決まりきっていない、本音では同情を引いて止めてほしいと思っている)曖昧な結論を下している

という何重にもあり得ないセリフになっているわけですね。

「覚悟」の示し方も曖昧で、下した結論まで曖昧。

だから何を伝えたいのかわからないシーンになっている。

そんな曖昧な覚悟で子供が自死を選ぶ結論に至るわけがないし、そんな曖昧な結論では、覚悟を示したことにもなりません。

「みんなに気を使わせないため、罪悪感を抱かせないための配慮として、あえて曖昧な言い方をしてるんだろう」と言いたくなる人もいるかもしれませんが、ローニャのセリフは(この後に「わたしはうんがいいから!! きっと大丈夫!!」という無理筋なフォローを加えるセリフがあるせいで)、詰まるところ「本当は死にたくないし助けて欲しいけど、みんなはそれで学校と図書館が燃やされるのはイヤだと思うから、みんなが私に死んで欲しいと願うなら私は死を受け入れます」と言っているようなものなので、全くみんなのことを慮ったセリフになっていません。

誰が「陽界から冥界に落ちても運がいいから助かるはず」という言い分を聞いて、「この子は本気で助かると信じているから学校・図書館を優先して見捨てても大丈夫だ」なんて受け取り方をするというのか。

本当に配慮するのなら、「(運などではなく)死を受け入れる納得感のある理由付けをした上で、力強くその意志を宣言する」セリフになるはずです。

まとめると、「イヤがること」をしてるのは悪人達なのに、そのコトの本質に目を向ける事なく、「わたしがここから落ちないために『学校』や『図書館』がなくなっちゃう」ことを「みんながイヤがること」だと決めつけて、「イヤがることはしてはいけない」から「わたしは落ちた方がいい」と結論づけるのは、全く筋が通っていないし、そんな理由で子供が自死を受け入れる決断をすることなど絶対にあり得ず、作者の作為によって作られた感動シーン(笑)にしかなっていない、ということです。

ローニャの「決意」を描きたいのなら、明確に「学校と図書館はなくなってほしくないから、私がここから飛び降ります!!」と言い切らせるか、「わたしは大すきな学校と図書館を守りたいから この身を投げる覚悟はできています!!」のように、みんなのために命を捨てる、確固たる覚悟を示すセリフにすべきでしょう。

安心させるための理由付けも逆効果

さらに酷いのが、最後の見せゴマのセリフが「わたしはうんがいいから!! きっと大丈夫!!」という、決意の強さも論理性も皆無な、的外れな言い分となっていることです。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

ローニャを掘り下げていないせいで、「うんがいい」という言葉に背景や文脈がなく、表面的な意味でしか受け取りようがないため、説得力皆無で全く心に響きません。

状況的に「運」でどうにかなる話ではなく、それはローニャ自身もわかっているはずなので、こんな主張をされても(みんなを心配させたり、気を使わせたりしないための配慮のセリフにはならず)むしろ逆効果であり、みんなを困らせる結果にしかなりません。

「うんがいい」と信じてるならこんな表情にすべきではないし、信じてないのなら、それを「飛び降りても大丈夫」な理由に据えるべきではない。

「絶対に死ぬとわかってるけど、みんなを心配させないための強がりとして強引に無理のある理由をつけただけ」という見え方になると、「本当は死にたくないです助けてください」と言ってるようなものなので、大人達への配慮のセリフとして成立せず(むしろ当てつけのようなセリフとなって)、ローニャが死を受け入れた「覚悟」を示すセリフが弱くなるどころか、その意味を失うだけだからです。

それを最後の見せゴマで言わせてしまっては、ヤルルの決断を促す一言にならず、むしろ困らせることになるでしょう。(実際この後2秒迷うので、その意味でより複雑なシーンになってしまっているのですが、作者にそんな意図はないはずです)

要するに、作者はローニャに言わせるセリフを間違えているのです。

そもそも「わたしはうんがいいから!! き

っと大丈夫!!」というセリフは、この表情で決め台詞として言わせるには弱すぎるため全くマッチしておらず、これも「響かない」原因の一つとなっています。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

ヤルルの決断を促し、感動を生む決め台詞&見せゴマにするのであれば、「みんなはいやだと思うから わたしは落ちたほうがいいと思う!!」というセリフを、このコマで言わせるべきでしょう。

このセリフの方が、よっぽど涙を流してこの表情で言わせることに説得力があります。

その上で、その後の👇🏻ここの段で「ヤルルさま安心してください!! わたしはうんがいいから!!  きっと大丈夫!!」と続けることで、その決意の余韻を生むセリフとして見せた方が、よほど味わい深いシーンとなるはずです。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

そこで、間髪入れずにヤルルが「アンジェ!! 学校に火をつけなさい…!!!」と命じる描き方にすれば、(ローニャの覚悟を聞いた後の2秒のためらいを消すこともできて)もっとグッとくるシーンになったことでしょう。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

「子供っぽさ」を表す為に「ひらがな」を使う浅はか演出

この点はワノ国編から指摘しているのですが、この小手先の「子供っぽさ(ゆえの可愛らしさ)」演出が鬱陶しくて仕方ないんですよね。。

前話でも触れましたが、こいつらは(人間年齢としては10歳相当という設定だとしても)20年の年月を生きてるんですよ?

「図書館」が大好きな20歳が、何で「大すき」「せかい中」「おしえてくれる」「ならいました」「めいわく」「うんがいい」などの漢字を知らないような(ひらがなだらけの)セリフになるのでしょうか。

「世界中」の事を知りたがってる20歳が、なぜ「せかい」という漢字を知らないのでしょうか。

お前ら一体「大すき」な学校と図書館で何を学んでんだ。

その程度の漢字さえ分からずに、どうやって図書館で「せかい中」のことが記された「ご本」が読めるってんだ。

このシーン、本当に「図書館が好きで世界に関心を持つ20年生きた子供」のセリフとして書いてると思いますか?

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

私には、「人間年齢では10歳という設定だから、子供らしさ全開にして健気さ可愛らしさを表すために(いつも通り)難しい言葉はひらがなにしよう」という安直な考えによって描かれているようにしか見えません。

巨人族の成長速度は「人間の2分の1」という事なので、たとえば人間でいう「乳幼児期」にあたる期間が倍になる事を考えれば、「長く生きてるからといって人間族よりも多くを学べるわけではない」とも言えるかもしれませんが、物心ついて言葉を覚えた後は、人間にとっての1年の倍の時間を過ごしているわけですから、知能や内面に関しては、絶対に同じ成長度合いにはならないはずなんですよね。

たとえば今20歳(人間年齢で10歳)だとして、0歳からの10年間は(人間年齢で0〜5歳の乳幼児の体なので)学べる期間が倍になるわけではないとしても、そこからの10年は、小学校1年生が中学卒業くらいまでの期間をかけて学べるわけですから、(仮に見た目は人間年齢で10歳相当だとしても)中学卒業相当の知識や経験を得られていて然るべきでしょう。

要は最初の10年は大して学べなかったとしても、その後は今の年齢になるまで10年も勉強できているはずなのですから、年を重ねるごとに学びの総量は増えていくはずであり、コイツが本当に「図書館が大すき」なら、もっと賢い10歳児になってるはずなんですね。20年も生きてるんですから。

小学校1年生で学ぶ事を(脳の成長速度に合わせて)2年かけなければ学びきれないのだとしたら、単純に脳の発達が遅くてキャパも小さく、能力も低く、学習効率の悪い一族という設定になってしまいますが、そういう設定って事でいいんですかね。。

私には、「成長速度は人間の2分の1」「人間年齢では10歳」という設定を、表面的に当てはめているだけにしか見えません。

子供が先に覚悟を決めてから、さらに2秒迷って決断を下す408歳

今話で最も反吐が出るのがこちらのシーンです。

ソマーズから名指しされ、何度も決断を迫られているというのに、何も語らず、何も動かず、子供が先に自死を受け入れて、国のために身を捧げる覚悟を示した後に、(さらに2秒考えて)ようやく子供を守る決断を下すというクソ描写。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

フザケやがって…

何なんだよこの「間」は。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

ローニャの覚悟に感動して言葉を失い、その想いを噛み締めてる間か?

ローニャの覚悟を聞いても、どちらを優先すべきか答えが出せずに考えてる間か?

回答がギリギリになって間に合わず、ローニャが落とされてしまったら元も子もないというのに、何をローニャの覚悟を聞いて尚、2秒も迷ってんだよ。

ギリギリまで考えた末に「見捨てる」判断をするのであればまだしも、ローニャを守る決断をするのなら、さっさと決断して助けてやれよ。

「1秒前のギリギリに決断を下す」という演出のためにわざわざ無駄な間を作るなよ。

なんでこんな意味不明で情けない描き方をしてしまうんでしょうか。

ローニャの言葉を聞いて尚2秒迷うということは、こいつの中では、

  • 「学校・図書館を守るためにローニャを見殺しにする方に気持ちが傾いていた」か、
  • 「もともとローニャを救うつもりだったけど、ローニャの覚悟を聞いたことで、ローニャを見殺しにする方に気持ちが揺れ動いた」

ということになります。

最終的にローニャを救う決断をするわけですから、実際は前者でしょう。

(後者の複雑な心理を読み取らせるには明らかに描写が足りていませんし、もともとローニャを救うつもりだったのであれば、ローニャの決意を聞いたことで「やはりこの子を死なせるわけにはいかない!!」という方に気持ちが傾くはずであり、ローニャを見殺しにする方に気持ちが揺れ動くなんて鬼畜な意味付けをするはずがありません)

つまり、当初は学校・図書館を守るためにローニャを見殺しにする方に気持ちが傾いていたが、ローニャの言葉によって気持ちが鈍り(2秒の間が生まれ)、最終的に結論を変えた、(と読み取らざるを得ない)ということです。

これは、1秒前まで学校・図書館を守る可能性を残していたということであり、より酷い言い方をすれば、「ローニャが自死を受け入れる決断をしてくれた事が後押しとなって、ようやくローニャを助けるほうに考えが変わった(ローニャの言葉がなければ見殺しにしていた)、しかしその言葉を聞いても尚、学校・図書館を失うことに後ろ髪を引かれて2秒迷った」ということです。

意味わからんし、クソッタレすぎません?

本来、ローニャの言葉が決断の後押しとなったのであれば(そしてローニャの言葉の後に2秒の躊躇いの間が生まれるのであれば)、最終的に「ローニャを見捨てる」ほうに舵を切るのが自然なんですよね。

この結論に至るのであれば、直前に2秒迷う間も理解できます。

実際私は、ローニャに「わたしは落ちたほうがいいと思う!! ヤルルさま!! わたしは大丈夫です!!!」と言われて、ヤルルが涙を流した時点では、すでにローニャを守る決断に至ってるものと思っていたのですが、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

ローニャの言葉を聞き終えた後に、さらに2秒の間が描かれたことで、

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

「え、この言葉を聞いて涙を流しておいてまだ悩むのか?(もしかしてこの涙は、ローニャの言葉に甘えて、ローニャを切り捨てる判断をすることによる涙なのか?)」と思ってしまいました。

しかし、出した答えは結局ローニャを守る決断だったため、「なんなんだお前…じゃあなんのために2秒悩んだんだよ😂」とその描写の意味が理解できなくなった次第です。

ローニャの覚悟を聞いて、ローニャを守る決断を下すのであれば、2秒の躊躇いなど入れるべきではなく、とっととローニャを救う決断をしろ(何のために2秒待ったんだ)という話にしかなりません。

最初からローニャを救う方に傾いていた場合、ローニャの覚悟を聞いて、ローニャを守る決断を下す前に、2秒も間が生まれるはずがありません。

ゆえに、2秒の間が描かれたことで、「最初は学校・図書館を守るためにローニャを見殺しにするつもりだったが、ローニャの言葉で考えが変わった」と受け取らざるを得なくなってしまったわけですね。

何もかも噛み合っておらず、不自然であり得ない、どう解釈しても誰かがクソキャラ化するという、胸糞悪いだけでフォローのしようがない、意味不明な感動シーンでした。

ではどう描けば良かったのかといえば、まず真っ先にヤルルには「ローニャを守るべきだ」と確固たる意志をもって自身の考えを示させればよかった。

それに対して、反対意見や慎重意見、別の解決策を唱えたりする者が出てきて、ヤルルは苦悩をするも、しかし意志を曲げずに人命優先という判断を貫き、ソマーズに回答しようとしたところ、ローニャから「自分が犠牲になる」と言われ、それさえ受け入れずに涙ながらにローニャを守る決断を下したところにギャバンが現れる、という描き方にすればよかった。

そうすれば誰も損をせずに、それぞれが自分の頭を使い、信念に従って生きるカッコよさを感じられるシーンになったでしょう。

最終的にギャバンの登場によって、ローニャも学校も図書館も全部助かる結果になるのですから、学校・図書館に後ろ髪を引かれてローニャを見捨てるような間や躊躇いなど描く必要がなく、最初から「ローニャを守る」という結論で一貫した姿勢を見せたほうが絶対によかったでしょう。

あるいは「そんな条件は飲めぬ!! 子供達を解放し、わしを代わりに殺せ!!」と言わせて、ソマーズに「それでは意味がない」と却下されるようなやり取りを入れておけば、だいぶ印象が変わったはずです。

他にも「自分が(交渉して)時間を稼ぐから、今すぐ敵を探し出して子供を救出しろ」と他の巨人達に命令して対策を打つ動きを見せるパターンもあり得ます。

最低でも、決断が極めて困難であるため頭を悩ませ、苦悶する表情で考え抜く様子を描いてくれればフォローできたかもしれませんが、👇🏻これですよ?笑

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

こんなマヌケ面晒して、あんぐりしたままダンマリ決め込んでるだけなんですから救いようがなく、何も考えてない無能ジジイが、(「1秒前に決断する」という演出のためだけに)ギリギリまで粘らされたようにしか見えないでしょう。

考えうる最も最低なパターンの決断の仕方(演出)です。

最後に、子供達が誘拐されたと聞いた時のこのジジイのリアクションをご覧ください。

出典:ONE PIECE 1143話/尾田栄一郎 集英社

ね? 反吐が出るでしょ?

率直に「しねよクソジジイ」と思ってしまいましたよ。

ローニャが助かった事を喜ばず、図書館を失う事に涙する人でなし3人衆

これも酷い。

自分達が無能なばっかりに、子供に(学校と図書館がなくなるのはみんなイヤだと思うから)「わたしは落ちたほうがいいと思う!!」なんて言葉を言わせてしまっただけでも終わってるのに、そんな健気な子供の命を救う決断を下した直後の、大人達の表情がこちらです👇🏻

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

クソが。

何だその顔。何の涙を流してんだお前ら。

どう見ても、「ローニャの命が守られた事(殺されずに済んだ事)」になど一切気が向いておらず、「図書館を燃やす決定がなされてしまった事」への絶望と無念さに100%脳が支配されている表情です。

ふざけやがって。

子供が学校と図書館を守る為に、(お前らのような人手なしを含む)「みんな」の気持ちを慮って、身を投げる覚悟を示したというのに、その状況を恥じることや、今すぐ子供の命を救いに向かうことよりも、学校と図書館を失うことを悲しむって、どういう神経してんだよこいつら…

お前らがあまりにも無力で無能で脳なしで、子供達を守るために何一つ有効な働きができなかったから、学校と図書館を燃やされる事になったんだぞ?

その尻拭いをするために、お前らの代わりに命を捨てる覚悟を示した子供をスルーして、よくそんなキモチワリィ涙流せたな….

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

反吐が出るわ。腐れ外道共が。

つーか、なんでわずか3匹の侵入者の言うことをバカ正直に聞き入れる前提で絶望してるんでしょうかこいつらは。

今すぐ子供達のもとへ駆けつけて救い出せば(あるいは侵入者を倒して拘束を解けば)、図書館も学校も燃やさずに済むというのに、なんでそれをしようとせずに速攻で諦めて、受け入れて、涙流してんだ?

何の涙なんだよほんと。

“太陽の神”様に助け求めて救ってもらえよ。

ルフィがこの国にいること忘れちまってんのか?

このロビンの表情に対して「ギハハハ!! いい顔だニコ・ロビン」と絡んでくるジジイもキモいが過ぎる。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

こいつは学校・図書館を燃やす決断が下されたことに絶望するロビンの表情を「いい顔だ」と言っており、子供の命が救われたことによる安堵の涙である可能性については一切考えていません。

つまり、「学校・図書館が燃やされる痛みのほうが、大人達にとっては重大である(ロビンの表情はその落胆と絶望によるものである)」という前提で、その点にだけ注目したセリフを吐いてるわけです。

何なんでしょうこのローニャの命と覚悟をダシに使っただけの大人達の醜悪極まりないやり取り。

サブタイトルを「ローニャ」にしておいて、終始大人達から(図書館を燃やされてしまう)厄介者として見られ、誰からも命の心配をされず、この国に実在していない(何ならできれば死んで欲しいとさえ思われている)子供のように扱われていることに、不快感しかありません。

作者がキャラの事をただの使い捨てのコマとしか考えていないことがよくわかります。

前話で名前を明かし、今話で唐突に舞台に上げ、感動シーン(笑)を描いたらお役御免で、大人達が図書館を失う絶望感に打ちひしがれる様子を描いてしまう。

作中キャラ達、誰一人ローニャの事を本気で心配してないし、本気で助ける気もない。

だから反吐が出るのです。

何のために、「ローニャ」なんてサブタイトルつけたんでしょうか。

そんなに図書館が大事なら、「エルバフの図書館」というサブタイトルにすればよかったのに。

そうしたら、最後に図書館を失うことに涙する連中の表情を描くこともまだ理解できましたよ。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

さらに言うと、「ギハハハ!! いい顔だニコ・ロビン」の直後に「やめろお前ェ!!」と叫び出す鼻の「間」もおかしい。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

そんな速攻で状況理解してノータイムで止めに入る事なんて(ただでさえバカでボンクラのお前らに)できるはずねェから。。

これ、どういう順序で成立してるシーンなんですかね。

普通、

①棘を放って拘束

「!!?」(一同ロビンが棘で拘束されたことに気づく)

「ギハハハ!! いい顔だニコ・ロビン」と言いながら棍棒を振りかぶる

「やめろお前ェ!!」

という流れになるはずですが、①②がカットされているため、唐突さと不自然さ(というか強引さとあり得なさ)が際立ってしまってます。

さらには「ロビン逃げろ!! 何とかしろ!!」と偉そうに無理難題を押し付けるだけの暴論を吐く鼻を描き、その後に「う…」と(身動きが取れずに)苦しむ暗黒女のセリフを入れてしまうという。

セリフも順序もズレすぎではないでしょうか。

ギャバンに切られた腕が再生できない理由

前話でリプリーにお願いされた事でようやく動き出し、

出典:ONE PIECE 1147話/尾田栄一郎 集英社

敵の本丸へ攻撃を喰らわせたギャバン。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

最後の見せゴマはきちんとカッコイイシーンになっていてよかったですが、いかんせん動き出しが遅すぎて、何で侵入者の存在とエルバフの危機に一番早く気づいてたくせに、今の今まで動かなかったんだよ…というツッコミがまず浮かんでしまうため、見せ方として完全に失敗してると思ってしまいますね。

前話でも触れましたが、仮に何かしら「今まで動かなかった」理由があったとしても、これまでの描き方のせいで、ただただ無能を晒して「海賊王の左腕」としての評価を下げる結果にしかなっておらず、この先どんな理由が明かされようとも言い訳にしか見えないため、構成・演出として間違ってるとしか思えません。

どう考えても、ルフィ達の前から姿を消した後、再登場させるなら今話のタイミングでさせるべきであり、それで(なぜ今まで姿を隠していたのか、なぜこのタイミングで現れたのか、“麦わらの一味”とはエルバフを出る頃まで会わないつもりじゃなかったのか? 等について)納得感のある説明をさせるべきでしょう。

再三触れてますが、1140話で「この島を出る頃にエルバフが無事だったらまたおれに会いに来い」と言って、正体を明かす事を止めた上でルフィ達の前から立ち去ったと言うのに、

出典:ONE PIECE 1140話/尾田栄一郎 集英社

その後1144話で、普通に「ルフィ達の歓迎会をしている村」にドヤ顔で登場するんですよ?笑

出典:ONE PIECE 1144話/尾田栄一郎 集英社

ドリブロのゲロ吐き便所タイムからの帰還と共に合流して、雑魚敵を相手にする方に力を向けたことで、侵入者本体を叩くのが遅れ、子供達が誘拐され、命を奪われる1秒前まで危険な状況に陥らせたわけですから、シンプルに無能がすぎるし、ダサくて意味不明で、まるで納得感がありません。

どんな理由付けがあったら、この選択や行動に納得し得るか、ちょっと考えてみましたが、私には思いつきませんでした。

今話でナミの目の前に現れてしまったわけですから、次回以降、当然ナミには正体を明かす(ないしバレる)展開になるのでしょうが、どんな顔してこんな早くに再会を果たすんでしょうね。

👇🏻こちらのシーンのコビーのようにルフィ達と「爽やかに別れた手前 すごく恥ずかしいんですが」というテイで描かれるのでしょうか。

出典:ONE PIECE 483話/尾田栄一郎 集英社

それとも、「この島を出る頃にエルバフが無事だったらまたおれに会いに来い」と口にした意味を明かしてくれるのでしょうか。

尚、ギャバンの攻撃で切られた腕は「再生らねェ」ようで、ようやく五老星や神の騎士団の再生能力について何かしら説明がなされそうです。

出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

この点は気になるところですが、まさか「覇気」のおかげなんて何の驚きもない、(これまで説明せずに引っ張ってきた理由を失うことにしかならない)肩透かしの種明かしにはならないですよね…?

腕の作画ミスの件

この点はまぁ本筋には関係ないので、個人的にはどうでもいい部分ではあるのですが、信じがたいミスり方をしているため一応触れておきます。

ギャバンの攻撃でソマーズが腕を切られるのですが、

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出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

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出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

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出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

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出典:ONE PIECE 1148話/尾田栄一郎 集英社

と、切られた腕が交互に逆になっちゃってるんですよね。

これ、どういう順番で描いたらこんなミスになるんでしょうね…😂

1コマだけミスるのならまだ理解できるのですが、1コマ置きに真逆の腕を切られた描写になるって、描いてて気づかないものでしょうか。。

あまりにもおかしなミスなので、考察勢にはこの点も「伏線だ」「これは尾田先生からのメッセージだ」と騒いで、妄想こじつけのトンデモ理論で何か意味付けをしていただきたいものです。

私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。

ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。

実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。

ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。

ニーズがあるからです。

上記の通り、最初は「史上最も好きな漫画」であったことから、(この先つまらないワンピースとして残りのエピソードが削られていくことに耐えられず)改善されることを願って批判をしてきましたが、もはや作品は崩壊し切ってしまったため、今は改善を期待しているわけではありません。

ただ、ワンピースという作品は、日本一売れている漫画だからこそ、熱量の高い(高かった)読者も多く、私と同様に「つまらなくなってしまった」と感じ、それを無念に思い、不満や釈然としない気持ちを抱えている読者の数も多いのです。

そういう方達にとっては、自分の気持ちを代弁してくれる記事や、自分の本音の感想をコメントして、同様の感想を抱いている方達と共有できる場には一定の価値があり、そうしたニーズに応えることにもまた一定の価値があると思っているため、運営を継続しています。

ニーズがあるからです。

ブログのようにテキスト情報だけ(それも超長文)だと、文章を読み慣れていない人にはハードルが高かったり、読む気にならなかったりする(実際、そのような声やリクエストがあった)ため、記事を動画化してYouTubeに投稿することにしました。

もっと批判や誹謗中傷コメントで溢れるかと思っていましたが、(ブログ読者の方に限らず、新規の方でも)共感し、更新を楽しみにしてくださっている方が相当数いて、ここにもニーズがあることがわかったため、運営を継続しています。

余計なお世話としか言いようがありません。

自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。

あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?

他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。

論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。

プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。

私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。

あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?

購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?

お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?

飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?

市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。

一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。

「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。

頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。

尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。

その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。

そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。

その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。

心配しています。

このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。

なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。

なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。

そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。

尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。

思いません。

「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。

少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。

読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。

ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。

ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。

私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。

そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。


作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。

ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。

というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。

それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。

煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。

えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。

たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)

また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。

記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。

色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。

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匿名
匿名
10 日 前

アニメの作画が強すぎて漫画描く気なくなったのかな
アニメで補完されるのか前提な構図ばっかり

匿名
匿名
17 日 前

ナミがキャラ崩壊してるし悲しい

とく目い
とく目い
17 日 前

まーた父娘の話やるのぉ?

白目白目
白目白目
17 日 前

とーやも考察しない宣言きたな。
もうずっと前からなべおつがすんなすんな言ってたのにやっとかよ。おせーんだよ。

匿名
匿名
17 日 前

コヤチャンも逝ったか

匿名
匿名
17 日 前

尾田先生はマンマンの実を食って全身漫画人間になったらクオリティも元に戻るんじゃないッスかね……

匿名
匿名
18 日 前

今回の人質か図書館かっていうくだりは何というか、作者から残念でした〜!オハラの本は焼かれちゃいま〜す!歴史はまだ内緒で〜す!悲しいよね〜!読者のみんなもロビン達みたいな悲しい顔してるよね〜?焼いて欲しくないよね〜?っていう感じにいちいち言われてるような気がして不快だったわ。

アンピース
アンピース
18 日 前

騎士団連中はそもそも図書館の中の文献確認すらしてないんですよね。
学校も遠くから見てただけで。「文化と歴史」を燃やせって意味わかんないですね。直接見ても無いのに。(一応学校には後からキリンガムが乗り込んでアンジェが「エルバフの歴史とオハラの大事な本」とかペラペラ自白してたけども。)

学校も図書館もハラルドの政策なんだから肝心の「ハラルドの野郎しくじり」件の続きしろよと。

匿名
匿名
18 日 前

1148話はだいぶクソだけど、1149話はまだマトモになると予想
ギャバンがアッサリやられるとは思えないし、ここで満を持してルフィ達が救援に来れば3強vs神の騎士団が実現して、ある程度見応えがある戦いになると思う
子供達はギャバンが救いルフィ達はエルバフを襲った敵に激昂する、こうなればだいぶマシなんじゃないかな

匿名
匿名
18 日 前

ここのコメ欄、この世の地獄だなー

Last edited 18 日 前 by 匿名
匿名
匿名
18 日 前

イクイクゥ゙!!!
図書館がデカすぎます!!!
ってことで、火が回るのに時間が掛かって結局ぶじでした〜❤❤❤
あっひゃひゃっひゃひゃっひゃ!!!

匿名
匿名
18 日 前

【祝】コメント2000突破🤣
ほんへ読んでないけど相当なクソ展開だったってハッキリわかんだね

匿名
匿名
18 日 前

早バレの内容っぽいの書いてるバカ、ようこんな糞マンガの早バレ態々見に行くなって感心するわ🤣

匿名
匿名
18 日 前

イム様、ムーの力見せるの遅くないッスかね……というか、なんでエルバフを標的にしたのか分からんですわ……聖地が大変なら、マリージョアに避難してから聖地にムービームを撃てばいいのに……

匿名
匿名
18 日 前

ずっと疑問なんですが、エルバフには学校も図書館も1つずつしかないんですかね?
イクイクの図書館にはオハラの全蔵書が収納できたわけなので、他に図書館がないなら、エルバフ独自の書物って相当少ないってことでしょうか
エルバフの図書館には絵本しかないと言われても驚かない知能レベルなので、学校も図書館も1つあれば十分ということか…?

匿名
匿名
18 日 前

別にビジネスだからチョッパーのマスコット化も
ミスチル起用のMVも、その他キャラの押し売りはすればいいと思う

でもそれは原作のクオリティが担保されてるから許されるコンテンツじゃないのか?
・本編で何もしてないタヌキ
・ぶっ壊れた親父放置でエルバフを観光&迷子してるボニー
が他ならぬ原作で描かれている状況で、これらをどう楽しめっちゅーのよ

一部の根強いファン層、普段ワンピースをあまり読まず疑問を持ちにくい層に向けてるのが、
金メッキ塗った石コロ売りつけてるみたいでなんか凄いモヤモヤする

可愛さや感動がワンピースを売るための道具になってて、空っぽに感じる
もっと言うと、ナメられてる感じがして腹立つ

匿名
匿名
18 日 前

なんかもう最近SNSとかでも、ワンピにあまり興味ない人にすら、「あまりワンピ見てなかったけど、最近のワンピってもうおかしくね」って言われてるのよく目にするようになった

もう一般人にすらワンピがおかしくなってるってバレはじめてる
なんかチョッパーのグッズだか新コンテンツやってるけど、もうワンピってどうなるんだろう

匿名
匿名
18 日 前

1148話の動画キターーー
今日はもう眠いんで明日みますねね〜

匿名匿名
匿名匿名
18 日 前

以下ネタバレになるので、気を付けてください

聖地が火の海ならムーの力はマリージョアで見せるべきでは?
なぜわざわざエルバフで・・・

匿名先輩
匿名先輩
19 日 前

漫画】尾田栄一郎「考察はイヤ」発言で、ワンピース考察系YouTuberが引退表明 [ネギうどん★] ついに5ちゃんねるにも波及して取り上げられたな。 もう完全に時代のうねり、これが新時代だ、なべおつが受け継ぐ受け継がれる意思、考察者たちよ、そんなに怖いか新時代?

匿名
匿名
19 日 前

考察者はほとんど壊滅したから、今回は無理だろうけど、次回から日本語も正しくなって、絵も綺麗になって、出し惜しみもなくなるよね、信じていいよね。

匿名
匿名
19 日 前

尾田先生みたいに場面転換ばかりしてる漫画とちょい見せサービスは相性が悪いと思う。コミック買った方が良いからそりゃあ本誌の売り上げは落ちるよ。しかもシレッとコミック修正するなら尚更だよ。引き伸ばし作者は売れないよ。

匿名
匿名
19 日 前

たまたま、初期ONE PIECEの名シーンや名台詞のまとめみたいなもんみかけちゃったんだけど
あまりによすぎて泣いてしまった。
いまがあまりに狂いすぎて見返さないようにしてたんだけど。

これさぁ、
これでいいよっていってるひとたちは初期のONE PIECEよんだことないんじゃないかなとまじでおもう。

ONE PIECEがこうなってから、初めて、ちゃんとほかの漫画にも手を出してみた。
確かにおもしろいし、基本の「会話ができている」は当たり前に、そのうえにきちんとストーリーが展開されてるんだけど

なんていうかな、超人気作をよんでもなお
初期ONE PIECEのえげつなさがわかったというか

自分のなかではあるけど
やっぱり異様なほどダントツに、光っていて。

自分がおもしろいとおもってよんでたあれは
本当にすごかったんだなとまじでおもった。

いまの現状をみるに、夢オチでもなんでもいいからとりあえず手短に終わらせたらいいんじゃないかとおもってたけど
初期ファンのひとたちは、初期の思い出で止めて、その世界のなかで完結させて
いまのありさまとは距離をおいておく、とかがいいかもしれない。

匿名
匿名
19 日 前

ちょい見せ、前回の続きから始まっててやるじゃんってなったけど下のコメントで前回の終わりそのまま書いただけみたいの見て確かにってなった
自分の中でハードルが下がりすぎてるんすわ

匿名
匿名
19 日 前

ちょい見せのたった1ページ、一味のリアクションとソマーズの悲鳴だけで萎えた
たった1ページでもうダメなのが分かる

「○○〜〜〜〜〜!!」←大体これ何なのマジで

なんで一味は生唾飲み込むような「⋯⋯!!?」とか出来ないの?
なんでソマーズは額に血管浮かべて、痛みに耐えるような表情で我慢出来ないの?
まぁカイドウがあれだし今更かもだけど

今まさにロビンが捕らえられて殴られようという時に助っ人が現れて、効かないはずの攻撃が効いたら
普通にショックで混乱して、押し黙るか
言えても一言だよ

レイリーが人間屋のステージで覇王色するシーンで、一味やキッド、ロー達が「えェ〜〜!!?」とか言ってたら格好つかないでしょ

匿名
匿名
19 日 前

エルバフはこの調子だとワノ国に並ぶくらい微妙かもしれない
勇ましい戦士キャラが活躍すると思ってた

1237576
1237576
19 日 前

エルバフ編ってエッグヘッド編みたいにまた世界政府のトカゲの尻尾切りか?むしろそれだとコナンの黒の組織と同じだぞ?

1237576
1237576
19 日 前

残念ながら今のような生温い展開を続けても物語の核心には迫れないでしょうというのがなべおつ氏の要約ね

Last edited 19 日 前 by 1237576
匿名
匿名
19 日 前

考察者からしたら考察ドリーム潰されたのと変わらんからな〜 
ドロピザの総再生数5500万再生で収益が概算で5500万円。広告費の下ぶれを加味しても3500万円は確実に稼いでる。
そりゃ美味しすぎて辞められませんわ〜 

もっちーもここまでいかなくても、1千万以上は確実に稼いでる。

匿名
匿名
19 日 前

ここってチョイ出しの内容は語っていいのかな?
たぶん誰も書いてないから、流石に空気読んで書かないけど、来週はなんか結構期待できそうな内容に見える。

匿名
匿名
19 日 前

考察者が逆ギレしてるけどやってる事は予想と二次創作だぞ。分かっちゃいました!って断定してオリジナルストーリー展開して金稼ぎしてるから嫌がられるのに。何故大のおとなが分からんかね?

匿名
匿名
19 日 前

受け継がれる意思(考察でアイディア潰すのやめてくれ)

人の夢(考察が無くなって面白いワンピースに戻ってほしい)

時代のうねり(ついに考察勢が駆逐される日が尾田先生直々に来た)

これもう完全になべおつ主人公やろ。

匿名
匿名
19 日 前

考察系YouTuberは作者が嫌がっていても続けるという宣言をしたわけだから明確な攻撃の意図がある。これが殺人未遂事件なら殺害の意図ありみたいなもの。明確な個人攻撃になるって何で理解してやるのかね?

匿名
匿名
19 日 前

匿名先輩はもういなくなっちまったんだろうか

見てぇな…
匿名先輩の面白くもあり、的確なコメント…

涙がで、出ますよ…

匿名
匿名
19 日 前

休載あったとはいえコメント数2千間近は草生える

匿名
匿名
19 日 前

ソマはせっかく人質とってるんだから、ロビンにバキボキピューされた時点で、とりあえずローニャをつき落として「次、舐めたマネしたらまた1人冥界行きだ」くらい言えばよかったのに

匿名
匿名
20 日 前

意見と誹謗中傷は違うって言ってる馬鹿と同じだな。
その自分が意見と思って言った言葉が相手を傷つけることがある。
それを自覚して意見を言うことだな。

匿名
匿名
20 日 前

「感想と考察の違いはなんですか」
とか言っているYouTuberがいるね

チョコレートを遠足に持って行って、教師に叱られたら「おやつと食料の違いはなんですか」と、行って開き直っているのと同じ

いい大人がその様なスペックしかないから作品に寄生するしか生活をする術がないと自覚して、さっさと消えて戴きたいモノですね

ワンピースの読者層の質を下げる見本の様な存在

恥ずかしいとは思わないのかなぁ

匿名
匿名
20 日 前

尾田栄一郎は腐っても漫画家だろ。
『つまらないと言われるのが嫌』なんて口が裂けても言わない。
それはつまり、俺の漫画は面白いと言えと言ってるのと変わらない。
この理屈がわからないから、なべおつに対して『尾田先生がつまらないと言われるのが嫌と言ったら辞めろ』とか的外れなことが言える。
もっとちゃんとこのブログを見てほしい。理論を学べ。

匿名
匿名
20 日 前

休載しないだけで珍しい
場面転換しないだけで珍しい
主人公が全然でてこない

これが日本一の漫画ですってよ

匿名
匿名
20 日 前

いまの尾田、遅れてきた中二病説
ナミ「馬鹿な、早すぎるわ‼」
軍子「Dの一族…なにも知らないで…」
ロビン「エル・プサイ・コングルゥ」
黄猿「オイオイ~これが世界の下した選択かぃ~」

匿名
匿名
20 日 前

アニメ全く見ていないんですが「えェ〜〜〜!!?」とか「うわあああ」とかのリアクションってどうなってるんでしょうか?
そのまま演じられている感じですか?

分かる方居れば教えていただきたいです

とくめい
とくめい
20 日 前

大人の無力化理由
親「かあちゃん怖ぇええええけ〜〜〜〜〜!!!!」
せめて大人も見えない茨で縛り付けておいた方が良かったのでは?

それで親子の愛情云々は、子供の為に茨を無理やり傷つきながらでも引きちぎって、子供はそれを見ながら余計に怖くて泣くとか

匿名
匿名
20 日 前

えーーーーーーーーー ぎゃーーーーーーーー
って大げさに騒ぐ事だけでもやめてくれないかな 
1話に1回はあるイメージだけど

匿名
匿名
20 日 前

流石に1149話でギャバン無双は無いよな?
それなら麦わらの一味がまた空気だし、あっさりやられたら「エルバフが無事なら会いに来い」がアホすぎるしで、詰んでない?
あと相手は人質とってるのにほぼ真正面から突っ込んでるのは何か策があっての行動なんだよな?

匿名
匿名
20 日 前

ちょっと質問したいんだけどさ、みんなはどういうワンピースになって欲しいの?
煽りとかじゃなくて、純粋に気になったから、みんなの理想のワンピースを教えてほしい。

匿名
匿名
20 日 前

尾田先生、漫画作風に異常をきたすほど体調が良くないのでは?ストレスフルの激務なら月刊に移るのも良いのでは?このままだと夢オチとかありそうで心配だよ。もうネタを仕込む段階じゃないでしょうに。勿体ぶって引き伸ばした結果がこの惨状を引き起こした。

匿名
匿名
20 日 前

今後、ワンピースみたいな超長期連載の漫画が生まれない事を祈る(バキ、一歩等も含む)

匿名
匿名
20 日 前

幾度となく言われてるけど、本当に同一人物とは思えない出来の悪さ

日本語の違和感といいラクガキ同然の描画といい作者ストレスでおかしくなってんじゃね?そこだけは心配だわ

匿名
匿名
20 日 前

早く終わらせてやってくれ……今のワンピースは終末期延命治療を受ける老人だよ
このまま続けても本人も苦しくて、周りも延命コストばっかりかかって、誰も幸せにならない

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