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【ワンピース】1130話「呪いの王子」が評価困難な理由

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10/25 追記完了しました

1130話は、ロキの設定、ビジュアル、最後の4ページ分の見開きはインパクトもあってよかったです。(欲を言えば、鎖の作画もアシスタントではなく尾田先生の絵で見たかったですが…そうすればもっとインパクトが出たと思うので)

ただ、その他は絵もセリフも展開もわかりづらい上、滅茶苦茶すぎますね…

もはやツッコんだら負けレベルの雑さ、強引さ。

正直、私の中ではもう本筋さえ進んでくれば、細かな描写や設定の整合性などどうでもいい作品となってしまったため、これまでの感覚や期待値を基準にした評価ができなくなってきています。

その前提で、今話はラスト4ページだけはこの先の展開を楽しみにできる設定だったため「よかった」と感じましたが、それ以外はセリフの雑さ、不自然さ、強引さ、わかりづらさ、納得感のなさ、作画の酷さなどからツッコミどころだらけである上、ラスト4ページにつなぐ描写として(内容的にも構成的にも)ほぼ意味を成しておらず、(有効な描写になっていないが雑音というほどでもなく)ただ中身のない無味乾燥な前振りにしかなっていない一方、もはやその不自然さや強引さ、わかりづらさは標準装備の平常運転となっているため、そこを修正したとて、1話全体の評価には影響を及ぼさないため、「もったいない」というのも違い、ラスト4ページはよかった分「つまらない」という感想も違うため、「評価困難」としました。

端的に言うと、「ラスト4ページはよかったが、その他10ページは評価に値しない(どちらかというとツッコミだらけで酷いが、もはやそれは平常運転であり、評価に値するだけの中身がなく、細部の違和感を修正したところで意味を成さない)」ため、「4ページだけの1話」としか捉えられず、「評価困難」とした形となります。(もう少し読み込んだ後、別の表現が思いついたら変更するかもしれません)

取り急ぎ、コメ欄のために公開しておき、随時追記していきます。

以下、気になったポイントです。

  • なぜかルフィ達が「生きてる」と断定する理由を説明しようとしない”麦わらの一味”
  • にも関わらず、その根拠を確認することも、気にする素振りも見せずにあっさり受け入れる巨人達
  • 無意味に場面転換を挟んでワンシーンを分割する構成
  • 作画、描写がわかりづらすぎる
  • サイズ感のバランスが完全に崩壊
  • なぜかエルバフの巨人達から隠れようとする一味
  • 意思も目的もなく動き回る一味
  • セリフがどれもこれも終わってる
  • ドリブロの懸賞金、各18億ベリーは妥当なのか?
  • リリスとフランキーのキモ会話(フランキーに無駄なセリフを吐かせすぎ)
  • なぜか「いつの写真か」を気にする骨
  • ルフィの腕の×マークについて
  • 古参だけでエッグヘッドに来た理由付けがあったのはよかった
  • 正しい会話のキャッチボールができず、空回りし続けるキャラ達
  • ロキの設定自体はよかった
  • エルバフの設定自体もよかった
  • が、「エルバフの恥」という表現の的外れ感や、「海賊王」と言ってるのに「王」にだけ食いつく不自然さ、”太陽の神”の乱用など、気になる点はいくつかあり。

以下、追記です。最終チェックできていないため、ミスがあるかもしれない点ご了承ください。(修正点があった場合、動画化の際に対応します)

1130話で気になった点

なぜかルフィ達が「生きてる」と断言する理由を口にしない

毎度おなじみながら、なぜか前回の引きの続きを素直に描かず、無駄に場面転換を挟んでテンポを殺し、物語を盛り下げるだけの構成でスタートします。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

それも、残されたフランキー達は、ルフィ達は「捜しても捜してもいなかった!!」「生きてる!!」「生きてんだよあいつらは!!」と断言する割に、なぜかその理由を説明しようとしない、不自然極まりないシーンから始まります。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

これ、①「あいつらが死ぬはずねェ(だから生きてる)」という信頼による決めつけなのか、②ルフィのビブルカードを持っていて生きてることだけはわかってるってことなのか、③ジンベエのサメ情報網によって生存確認だけは取れたってことなのか、どれなんですかね。

最初に読んだときは、「結論」として「だが生きてる!! 生きてんだよあいつらは!!」と断定しているので、何らかの生きてる根拠は得られたってことなのかと思っていて、だからなぜその根拠を説明せずに感謝や感動ばかり口にしてんだこいつらは…(セリフが的外れすぎだろ)と思っていたのですが、これ、何もつかんでおらず、ただ「あいつらが死ぬはずねェ」と信じ込んでるだけ(つまり①)ってことですかね?

②の場合、ルフィのいる方角もわかるはずなので、探索を打ち切るはずがないし、③の場合、ジンベエが「充分捜してもらった」結果、生存確認が取れたのであれば、それを巨人族に伝えない理由もないので、恐らくそういうことですよね?

別に「結論」はそれでもいいのですが、だとしたら明確にそうだとわかるセリフにしないとダメでしょう。

なぜこんな不自然で違和感しかない台詞回しにするのか。。

普通に、「捜しても捜しても見つからなかった!!(ジンベエのサメ情報網を使っても行方はわからねェままだ!!)だが生きてる!! あいつらが死ぬはずがねェ!!(きっと自力でエルバフに向かうだろう)だから捜索は中止しておれ達もエルバフに向かおう!!」と言わせればいいだけじゃないですか。

つまり、「何ら有効な情報は得られておらず、生存確認は取れてないが、あいつらが死ぬはずはない(と信じている)から心配せずにエルバフで待とう」という意味だとわかるセリフにすべきだということです。

「捜しても捜してもいなかった!!」→「だが生きてる!!」じゃ全く論理が通っていないため、普通の思考力を持った人間であれば、「なぜそう言い切れるんだ?」「何か生存確認が取れたのか?」と聞き返すはずなんですよね。

「生きてる」と断言するのであればその理由を示さなければなりませんし、理由を示せないのなら、断言させるべきではありません。客観的根拠じゃなくても、「あいつらが死ぬはずがない」という仲間同士の信頼による主観的根拠で構いません。

それで充分、「仲間達がそういうならそうだと信じよう」と巨人側が納得する理由付けになるからです。

それさえ言わずに、「捜しても捜してもいなかったけど生きてる!!! 生きてんだよあいつらは!! ありがとよ 感動 感謝」って、意味わからんし頭悪すぎるでしょう。

なんでこんな当たり前の国語ができないのか。。

にも関わらず、その根拠を聞くことなく、すんなり受け入れる巨人

上記のように、「(生存確認は取れてないが)あいつらが死ぬはずがない(だから生きている)」と仲間が信じ、断言している、という描き方がなされていれば、「巨人族もその言葉を信じる」という展開になるのも理解できます。

しかし、ただ「生きてる!!! 生きてんだよあいつらは!!」と繰り返すだけで、その根拠を一切述べずに感謝と感動の言葉だけ並べるような描き方では、まず「なぜそう言えるのか?」「何を根拠に生きてると断定しているのか?」という疑問が浮かぶため、すんなり受け入れて笑顔で「そうか」と納得して受け入れるブロギーがバカにしか見えなくなります。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

何の理由も根拠も説明されていないのですから、普通「なぜそう言い切れるんだ?」「生存確認が取れたってことなのか?」と確認するでしょう。

「…そうか 仲間が言うなら無事か!!」って、お前も頭カラっぽなのかよ…

「仲間達が言うのなら信じるべき(信じるほかない)、だから説明を求める意味はない」ということなのかもしれませんが、一味側が根拠を示さず、説明しない理由が全くないため、ただただ不自然でありえないやり取りになってるんですよね。

なんでこんなシンプルなシーンで、こんな違和感だらけで不自然まみれの描き方しかできないんですかね…

その頭の悪いセリフや意味不明さ、不自然なキャラ描写が、作者やワンピースの「味」ってことにでもなってるのでしょうか。。

1ページ目から、もうセリフ全部修正したいくらい酷い台詞回しです。

無意味に場面転換を挟んで、盛り上がりを削いでいくクソ構成

フランキー達が捜索終了し、エルバフに向かうことが決まった後、場面転換してルフィサイドに移るのですが、まず前回のラストシーンで、外の世界を見てルフィが笑顔で「あ!!」とリアクションした後に、

出典:ONE PIECE 1129話/尾田栄一郎 集英社

今話の冒頭でフランキーサイドを挟んだことで、

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

前回からのつながりが途切れた上、部屋の外が描かれた最初のコマが👇🏻この、サイズ感が崩壊した小ゴマ豆粒描写のため、

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

前回の引きのインパクトやワクワク感を完全無効化するだけのクソ構成となっています。

普通に前回の続きとして、「壁をぶち壊した後の外の様子」を、「ルフィ達の視点」から、「彼らの目の前に広がる画」としてインパクトあるように描いてくれれば盛り上がれるのに、なぜ素直に続きを描いてくれないのか。。

ルフィサイドの描写に絞ったとしても、👇🏻これの後、

出典:ONE PIECE 1129話/尾田栄一郎 集英社

👇🏻これを挟んで、

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

👇🏻これですよ?

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

絵を描く気ないでしょう、漫画描く気ないでしょう、としか思えない手の抜き方。

ただでさえ、前回からのつながりを断って冒頭にフランキーサイドを挿入したことで盛り上がりが削がれてるというのに、こんな小ゴマの手抜き描写かつサイズ感の破綻した豆粒描写をされてしまっては、前回の引きに泥を塗る結果にしかなりません。

何のために前話のラストで、外の世界を見たルフィが笑顔になる様子を描いたのか。

そのシーンを引きにしたのか。

せっかく作った前話の盛り上がりを、わざわざ無に帰すような描き方をする意味がわかりません。

前半の海の頃の1ページ目を見直すと、その描き方の差に愕然としますよ。今の1ページ目が、いかにアシスタント任せの場面転換コマから入る、中身空っぽで話を前に進めることに一切寄与しない蛇足描写ばかりであるかよくわかります。

百歩譲って、今話の冒頭にフランキーサイドを挟んだ上で、またルフィサイドに戻ってくる、という構成自体はよいとしても、この後またすぐフランキーサイドに戻るため、ただただ盛り上がりを削ぐだけの無駄な場面転換を挟んだ、二度手間構成にしかなってないんですよね。

冒頭に入れるのなら、そこでフランキーサイドは全て描き切っておくべきですし、後でまたフランキーサイドに戻すのなら、冒頭に入れずにそこでまとめて描くべきでしょう。

またすぐフランキーサイドに戻るのに、なぜ一旦ルフィサイドに場面を移したのか。より正確に言えば、なぜ今話の半ばでフランキーサイドを描くことになるのに、前話とのつながりを断ってまで冒頭にフランキーサイドを挿入する必要があったのか。

半ばで描かれたフランキーサイドは、ラスト4ページでルフィがロキと会う前に入れる意味のある描写ゆえ、ここは動かせないわけですから、冒頭の内容をこのシーンに合わせて描いてしまえばいいだけでしょうに…

つまり、今話の冒頭は普通に前話の続きでルフィサイドを描き、途中でフランキーサイドを挟んでからまたルフィサイドに戻って最後の4ページにつなげる、という構成のほうが、どう考えても自然でわかりやすく、盛り上がりを削ぐことにもならず、二度手間の場面転換によるテンポの悪化や冗長さを感じさせることもない、綺麗でわかりやすくて面白さを感じられる構成になったはずなのです。

まぁ、もうキャラ達が全員死んでしまい、自然な会話や「間」を描けなくなってしまったため、場面転換を挟んでぶつ切りするしか、話を進められなくなってしまったんでしょうね…

場面転換を挟まずに話を進めようとすると、👇🏻こんな描写になってしまいますから…

出典:ONE PIECE 1128話/尾田栄一郎 集英社

しかしながら、その場面転換の仕方も酷過ぎて、見るに耐えない仕上がりなんですよね。。

👇🏻根拠も示さずに「生きてる」と断定し、また酒を飲んで騒ごうとするバカ達の無駄ゴマを描いて場面を締めたかと思いきや、

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

👇🏻全く同じ構図、同じ描写で、再びフランキーサイドに戻ってくるというクソ演出。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

この、引きの構図で船を描いてキャラの驚きに合わせて船を飛び上がらせる描写、何回描けば気が済むんですかね…

この描写でしか場面転換のきっかけを描けないのでしょうか…

フランキーサイドなど、そもそもまるで絵変わりしない、平面的で奥行き皆無の単調な構図ばかりなのに、わざわざ2シーンに分けて描く意味がわかりません。「間」を空けられた分、エルバフの現状について話すタイミングも不自然極まりなくなり、強引さが増すだけなんですから、まとめて描いた方がどう考えても理に適っています。

場面転換を挟まずに一息に描いておけば、上記2コマはどちらも不要になり、他の描写にコマを使うことができるんですから。

必要なことは描かずに、ひたすら無駄ゴマばかり描いていくって、漫画の描き方としておかしいでしょう。

作画・描写がわかりづらすぎる

前回で箱庭を脱出した後の、外の世界の一発目のコマが👇🏻これって、酷すぎるでしょう…

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

「でっけェ〜〜〜!!!」の後に「何だこの木!! 樹齢何千年だ!?」と言っているわけですが、そのコマに木を描いてしまっている上、次のコマでルフィ達が見ている「木」がどれなのか判別できない絵が描かれているため、

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

普通に読めば👇🏻こちらのコマの木を指していると読み取るほかありません。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

実際、この木は(小ゴマの雑作画でインパクト皆無のため全く大きく見えないものの)箱庭の世界樹と同等の高さがあることになるため「でっけェ〜〜〜!!! 樹齢何千年だ!?」と言っても全くおかしくありません。

おそらく今話の最後に描かれる、エルバフの中心にそびえ立つ大樹(以下のコマの画面左側の黒塗りの部分)を見て言ってるのでしょうが、

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

この段階ではまだ隠されているため、読者はルフィが何を見て驚いているのかわからないまま、ただ「驚いてる」という情報だけを受け取る形となっています。

それも、外の世界の「引き」の絵がルフィ視点ではなく客観視点での背景となっていて、「外に出た後、ルフィ達が目にした(ルフィ達の眼前に広がる)世界」になっていないため、読者は何の感動もインパクトも得られず、構図上「デカ〜!!」「あれ山か!?」というセリフさえ、上記コマの何を指しているのかわからないため、ルフィ達の興奮と読者の盛り上がりが全くリンクしない、ただ「(何を指してるかはわからないけど)ルフィ達が驚いてる」という情報を受け取るだけの描き方です。

何を指して驚いているかがわからないせいで、ラストページのインパクトを出すための「前振り」としても機能しておらず、本当に全く効果を生まない、ただわかりづらいだけの無意味な(というか意味不明な)描写となっています。

たとえばゾウ編では、(ゾウという名の島を目の当たりにして驚く)ルフィ達の表情を先に描いた上で、

出典:ONE PIECE 802話/尾田栄一郎 集英社

すぐにその全体像を描いているため、

出典:ONE PIECE 802話/尾田栄一郎 集英社

ルフィが何を見て驚いたかがわかるのはもちろん、読者はルフィ達とおよそ同じ視点で巨象を見ることができるため、その驚きにきちんと感情移入できます。

空島でロビンが黄金郷を発見したシーンは、ロビンと読者の視点は異なるものの、直前に描かれたロビンのリアクションは、きちんとロビンの視点から見た黄金郷に対する感想となっているため違和感がなく、

出典:ONE PIECE 268話/尾田栄一郎 集英社

読者はロビンの言葉を聞いた上で、ロビンとは異なるアングルからその全体像を見ることで、ロビンの驚き以上の驚きを得られる構図となっています。

出典:ONE PIECE 268話/尾田栄一郎 集英社

こういう、読者を作中世界に引き込む演出が素晴らしくうまい作品だったのに、今回の👇🏻この描写は、

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

ルフィ達の視点と異なる構図の上、ルフィ達が何を見て驚いているのかも定かではなく、ルフィ達自身さえ描かれていないため、ほんと、読者は何を見てどう驚けばいいのか(読者に何を見せてどう驚かせようと考えて描いているのか)まるでわからない演出となっています。

要するに、作画労力を減らすことだけが優先され、キャラの視点と読者の視点が完全に無視されてるんですね。だから感情移入できない。

空島の演出と比較すると、その劣化具合、手抜き具合がよくわかります。

もちろん、今話ではラストでインパクトのあるエルバフの全体像が描かれているのですが、その「前振り」がゾウや空島のシーンのように機能していないため、評価できるのはラスト2ページ(厳密にはその前のロキ登場の2ページも含む4ページ)だけ、という結論になるわけです。

ここの前振りがちゃんと機能していれば、1話全体の評価が上がったかもしれません。

そもそも、箱庭の「世界樹」自体、「樹齢何千年だ!?」と言いたくなるほどの大きさだったのに、それには一切触れずにスルーしておいて、外に出た途端に木の大きさに着目するというのも不自然でしかありません。

箱庭内の「世界樹」など、目を覚ましたらまず真っ先に目に入って驚き、そこに行ってみようと考えるような対象でしょう。

出典:ONE PIECE 1128話/尾田栄一郎 集英社

こいつらの目には一体何が映っていて、何が映っていないのでしょうか。。

「何だこの木!! 樹齢何千年だ!? ─っていう木ばっかり〜〜〜!?」というセリフもひど過ぎて見るに堪えません。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

小学生でも書きませんよ、こんな意味不明で痛々しいだけのおスベり空回りリアクション…

要は、外に出た瞬間まず目に入った木がデカかったため「でっけェ〜〜〜!!! 樹齢何千年だ!?」とリアクションしたけど、さらに進んでみると、そんな巨大樹がたくさんあったので、「─っていう木ばっかり〜〜〜!?」とさらに追加で驚いた(二重の驚きを表している)ってことなのでしょうが、上記コマでは木などまるでフィーチャーされておらず、雪山の方がまず目に入ってくるため、リアクション自体にそもそも共感できません。

背景とセリフやキャラの描写が全然噛み合ってないんですよね。。

上記コマに関しては、おそらく城と橋以外は尾田先生が描いているため、「樹齢何千年だ!?」という巨大樹を目立たせる構図(少なくとも何を指しているのかわかる形で)描くこともできたはずですが、なんでこんなセリフと噛み合わない描き方をしてしまうのか。。

左側に大きな黒影を描くだけで、それについて驚いているリアクションだと伝わると思っているのでしょうか。

「でっけェ〜〜〜!!! 樹齢何千年だ!? ─っていう木ばっかり〜〜〜!?」というセリフの後に、「あれ山か!?」とあるわけですから、両者は驚いている対象が異なることになり、前者は「木」と判別できている一方、後者はそれができていないということなので、普通に読めば、前者は周りや画面手前側にある木々のことを指していて、後者が(大き過ぎて全体像が掴めないため山のように見えている)巨大樹を指していると取るべきでしょう。

つまり、上記のリアクションは巨大樹に対してだけではなく、その他の景色に対するものも含まれているということです。

しかしながら、ルフィ達の絵が描かれていないため、どこの何を見てリアクションしているのかわからない上、そもそも背景の作画的にルフィ達が驚いている対象を特定できない(作画的にフィーチャーされている対象が一つもない)ため、本当にただセリフで情報を伝えてるだけで、絵で何も伝えられていないコマになってるんですよね。

きちんと「あれ」が何を指しているのか読者に伝わるように描いた上で、その全体像を明かさなければ、両者がリンクせず、最後にインパクトを出すための前振りとして機能しないでしょうに、何がどうなったらこんな描き方になるのか…

サイズ感のバランスが完全に崩壊

「謎の国の冒険」なんてクソエピソードを挟んだせいで、大きさのバランスが完全に崩壊し、サイズ感をまるで読み取れなくなってしまいました。

背景は通常サイズに描きながら、ルフィ達を豆粒作画にすることで背景の巨大さを表現しているだけなので、ただ作者の作画労力を減らすためだけの描き方でしかなく、インパクトもクソもありません。

前半の海の頃は、常にルフィ達(通常人間サイズ)をメインに描きながら、そこから規格外の大きさの巨人達を描く形だったため、ちゃんとその大きさに驚きやインパンクとを感じられたのですが、今はもうキャラを視認できないレベルに小さくすることで、相対的に背景を大きく見せる描き方ばかりとなってしまいました。

👇🏻この「城」の「一室」の「箱庭の中」でさえ、

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

👇🏻ルフィ達にとってはこんなに広く、空が高かったというのに、

出典:ONE PIECE 1128話/尾田栄一郎 集英社

外に出てみたら👇🏻これで、

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

箱庭部屋の何十倍もありそうな高さの城が描かれます。

ルフィ達とネコのサイズ感でさえ👇🏻この差があったのに、

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

外に出たら👇🏻この景色って、

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

このコマで描かれている木は箱庭内の「世界樹」レベルのサイズってことになりますが、それでいいんですかね…

「世界樹」とはいったい何だったのか…この後説明がなされるのでしょうか。

マジでサイズ感が崩壊していて、ただ作者が作画労力を減らすため、潰れ絵で済ますためにキャラを小さくしているだけなんですよね。。

実写化の仕事が忙しくて絵を描く時間がないのか、絵を描くことに飽きてしまったのか。いかに絵を描かずに済ますかという視点で描かれたコマばかりです。

絵を描かないにしても、バランスくらいきちんと考えて描いてくれればいいのに。

というか、そもそも「謎の国の冒険」なんて茶番を挟まなければ、ここまでの崩壊を起こさずに済んだんですけどね。

本当無意味としか言いようのない3話でした。

なぜか巨人族から隠れようとする一味

構成、展開が不自然で無理がありすぎるというのも冷める要因です。

エルバフの巨人達と友達で、エルバフからわざわざ自分達を助けるためにエッグヘッドまで来てくれて、そこを脱出してドリブロ含む巨兵海賊団と共にエルバフを目指していて、エルバフの人間のペットであるカラスに、眠ってる間に連れてこられた側なのに、なぜか「侵入者」という立場を受け入れて、隠れることを選ぶバカ女。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

普通に事情を話せばよくないですか? ドリブロ達に迎えに来てもらって、船でエルバフを目指していたけど、途中気を失って気づいたら自分達だけこの島に来ていた、って。

目の前に現れたのが、”麦わらの一味”に恨みを持っていて、「見つけたら殺す」とでも言いながら歩いてる巨人だったのなら話しかけない判断になるのもわかりますが、「”侵入者”は勿論逮捕」と言われただけですよ?笑

何なら、「見たんでしょ? あいつのカラスが小さな船を運んでるとこ」という会話もあるのだから、自分達のことはさっきの(”太陽神”を名乗る)巨人がサニー号ごと連れてきたこともわかったわけですから、こいつらに事情を話して一緒にロードの元へ行って、サニー号の場所を教えてもらうのが、当然に選択すべき次の行動ではないでしょうか。

それをせずに巨人との接触を避け、何の情報も得ず、目的も持たずにただ雪山を彷徨うことを選ぶ意味がわかりません。

百歩譲って、(自分達はエルバフ側の人間関係を知らないから)ドリブロの名前だけで味方扱いしてもらえるとは限らないと考え、ひとまず様子見をするという判断になるのはわからなくもありませんが、であれば、その判断をするタイミングで絶対にドリブロ含む残りの仲間達はどこにいるのか、どうすれば合流できるのか、という発想になるはずなんですよね。

つまり、「これだけ広い国だからみんなが私達に優しい巨人ばかりとは限らない。早くドリーさんやブロギーさん達を探しましょ」のようなセリフになるはずで、このセリフであれば、(味方の可能性が高い)巨人族に話しかけずに隠れる、という選択をすることの説明にもなるし、キャラが頭を使って行動してることが伝わるため、ただの「バカ」になりません。

逆に、このタイミングでこうした思考やセリフにならないとなると、こいつらの頭の中にはもうドリブロ達に迎えに来てもらったことも他の仲間達とはぐれてしまったことも残っておらず、サニー号や他の仲間達のことなどまるで心配していないようにしか見えなくなってしまいます。

何の目的も定めず、仲間同士で目的を共有することもなく、味方かもしれない連中に絡むことを避けて、極寒の雪山を何のあてもなく彷徨い続けるって意味わからんでしょう。

で、この後ルフィが一人離脱する際には「お前ら先行っててくれ!!」と言い出すんです。

いや、どこ行けばいいんだよ笑

目的地あったのか?

誰一人自分の意思で動いておらず、全部作者の都合に合わせて動かされているだけ。だから常に違和感を抱えながら読み進めることになり、キャラにもストーリーにも入り込めないのです。

ルフィが何か言おうとして止められるワンパターン描写

1128話でも「言ってはいけないことを言おうとして止められるルフィ」というお馴染みの茶番を描いたばかりだというのに、

出典:ONE PIECE 1128話/尾田栄一郎 集英社

今話でもまた同じパターンが描かれます。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

この茶番自体は、「ルフィらしさ」の表れでもあるため全く問題はないのですが、それを止める側の言い分がズレてると、ただ作者都合の展開に持っていくためだけに描かれた茶番と化すため、キャラの操り人形感が増すんですよね。。

先述の通り、エルバフの巨人達など味方である可能性の方が高く、別に憎しみを抱かれているわけでも敵対視されてるわけでもなく、巨人族のイタズラで無理やり連れて来られた被害者であって、侵入者ではないというのに、「侵入者は逮捕って言ってた」という理由1つでビビって隠れるなどまるで理屈に合わない判断ゆえ、ルフィを止めるナミの方が、よほど的外れで頭が悪く見えてしまいます。

何なら仮に戦闘になったとしても、こっちにはルフィゾロサンジが揃ってるんだから何の問題もないでしょう。

一体いつまで知能ゼロの小物雑魚ムーブを続けさせられるんでしょうね…キャラ達が不憫でなりません。

「いい奴そう」な巨人達なんですから、普通に話しかけて事情を説明して、ドリブロ達と連絡をとってもらって、仲間達の安否を確認することの方がどう考えても自然で正しい選択ではないでしょうか。

コマ割り(構成)が酷すぎる…

👇🏻このコマから、

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

ページをめくって次のコマが👇🏻これです。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

ひでェ…

要は、ゲルズとゴールドバーグが吊り橋を渡ってロードの城に入って行った一方、ルフィ達はその城から出て吊り橋を渡っていることを上記2コマで表しているわけですが、全く同じ構図&背景でキャラは豆粒でしか描かず、「ここにいます」マークを入れるだけで済ませるという手抜き描写を、2コマも連続させてしまう前代未聞の構成。

しかもそのカメラ位置がキャラ視点ではなく、完全客観視点かつ超引きのアングルのため、キャラの存在さえ視認できないほど離れた位置から(マイクで音声だけ拾いながら)遠巻きに観察してるような、何の面白みもない描写となっています。

背景を伝えるためのコマではなく、キャラの移動や行動を描くシーンで、それも2コマ連続でこんな描き方をしてしまうとは…。

1コマを区切って「間」のコマを設けることで「時間経過」を表しているのですが、カメラを固定したまま、キャラ達が見えない位置を移動しているのをただ待つだけ、という構図のため、絵を描かずに済ませるための(アシスタント任せの)手抜きコマにしかなっていません。

1コマだけならそこまで気になりませんでしたが、これが2コマ連続するのは、さすがにあり得ないと思ってしまいます。

セリフがどれもこれも終わってる

👇🏻このコマの作画とセリフが酷すぎるので、以下箇条書きで指摘していきます。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

⚫︎「巨人サイズの吊り橋 穴だらけ〜〜〜!!」
→「穴」じゃなくて「隙間」な。「(踏み板の)隙間広すぎー!!」ならわかりますが、「橋が穴だらけ」と解釈するのは頭悪すぎるでしょう。一瞬、この板のどこに穴が開いてるのか探してしまいましたよ。

⚫︎「ナミ安心しろ! おれ昔ロープ渡ってたからこういうの得意だ!」
→関係ねェ…だまってろ非常食。ドラム王国でソリを引いていた時のことを言ってるのでしょうが、ロープの上を渡るのと、隙間の広い踏み板を渡るのは全く別の行為だろ。。ロープを渡るのが得意って言うなら、ルフィのようにロープ部分を渡れよ意味わかんねェな。

そもそも、作画が酷すぎてナミがどこにいるのかパッと見で理解できません。一瞬、隣を歩いてるのがナミかと思いましたが、これはサンジで、背中に乗せてるのがナミってことですね。で、橋の端にすがりついて喚いてるのが鼻くそと。ルフィ以外は全員ただの潰れ絵で、誰か判断することさえ困難な潰れ絵作画です。

⚫︎「下の森は巨大狼だらけ〜〜〜!!」
→下っていうか、すぐ真横にいるようにしか見えんのだが…「下」も「巨大」も全く表現できてないぞ…

目的も意思もなく動き回る麦わらの一味

そもそもこいつら何のために、どこを目指して歩いてるんですかね?

なんでサニー号ごと連れ去られて、仲間達と逸れてしまった状況というのに、何の目的も定めずにただただ放浪することを選ぶのでしょうか。そこの問題の解決策を考えることなく、エルバフの人間に助けを求めることもなく、「侵入者」としてあてもなく動き回ることを選ぶのでしょうか。

何も目的を定めていないのに、ルフィは「お前ら先行っててくれ」と言って離脱します。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

いや、どこに?

どこ目指してんのこいつら。

もう展開が雑過ぎるというか、あまりにもありえなさ過ぎて全くストーリーに入り込めません。

先に述べた通り、ゲルズとゴールドバーグに事情を話して、ドリブロに連絡を取ってもらったり、ロードのもとへ一緒に行ってサニー号を返してもらったりすることを「目的」に定めて、そこに向かおうとしたところ、ルフィが何者かの強大な覇気に気づいて、「(ちょっと見に行ってくるから)お前ら先行っててくれ!!」と言わせればいいのに。

何の目的も設定されていない(少なくとも描かれていないため読者にはわからない)のに、「お前ら先行っててくれ!!」と言わせるって、おかしいと思わないんですかね。。

どこ行くつもりなんだよこいつらは。

ドリブロの懸賞金、各18億ベリーは妥当か?

「100年前と今では物価が全然違う」から「今…エルバフの戦士達の長なら妥当」ということなのですが、いや…じゃあ2年前のリトルガーデンの時は、懸賞金2400万のMr.3に18億ベリークラスの巨人があっさり拘束、敗北させられたってことになるけどそれでいいんか? と思ってしまいます。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

まぁいいのか。もはや懸賞金システムなどとっくに崩壊してしまってますもんね…

おそらく、「今…エルバフの戦士達の長なら妥当」という言い方なので、エルバフに帰って巨兵海賊団の船長として復活し、部下に多くの屈強な巨人達を従えることになったからこそ、その「危険度」が評価されて高額になった、ということなのでしょう。

つまり、2年前は「エルバフの戦士達の長」ではなかったから、リトルガーデンにいた時のまま新たに懸賞金がつけられていたら(個々の戦闘力における危険度に対する評価が主となるため)、物価の差はあれどここまでの金額にはならなかった、ということだろうと思います。

そういう説明にすれば一応の整合性は取れるので。

が、いずれにせよもうインフレが凄過ぎて、懸賞金額が何の意味も持たなくなってしまってるんですよね。せっかくの秀逸な設定が完全に崩壊してしまいました。3億ベリーを超えたらそうそう上がらないって設定はどこに行ったのか…

ルフィなど、ついこないだまで15億で「五番目」の皇帝となって、それまでそんなポジションは存在してないかのような(四皇に次ぐ特別枠で呼ばれていた)立場だったのに、その後短期間で10億、15億越えを簡単に出し過ぎなんですよね。

ロビンの「今…エルバフの戦士達の長なら妥当ね…」というセリフが、

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

「今…(インフレしまくって設定崩壊した世界線において)エルバフの戦士達の長(に金額を割り当てる)なら妥当ね…」という意味にしか見えません。

リリスとフランキーのキモ会話

今話では、なぜかフランキーに無駄なセリフが大量に割り当てられているのですが、最も気持ち悪くて意味不明なのがリリスとの会話です。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

ルフィがベガパンク殺害の犯人とされたニュースについて、「わははわしを殺したのか!!」と笑い飛ばすリリスのセリフも意味不明なのですが、「黙れ最後まで守ろうとしてたろ!!」と返すのがもう何重にもズレまくっていて、気色悪さしか感じません。

まず、本心で言ってるわけではないことが明らかな軽口やジョークに対して、(約束を守れずにステラを死なせてしまった立場の人間が)「黙れ」と一蹴するのも、「最後まで守ろうとしてたろ」と無能丸出しの言い訳をするのもダサ過ぎて見るに耐えないし、返しとしてズレすぎてて会話が噛み合っていません。

「黙れ」と強い口調で相手の口を閉じさせるということは、そのジョークが不愉快で聞くに堪えないとか、ジョークとして聞き流せないから口にすることを許せないということでしょう。その上で「最後まで守ろうとしてたろ」と、自分達がベガパンクを殺したわけではないことを説明してるわけですね。

が、そんなことはリリスもわかった上で(世経に事実をねじ曲げられて報道されたことや、その捻じ曲げ方の大胆さ、あるいは的外れ具合を)笑い飛ばしてるわけです。

それが事実ではないとわかっているからこそ笑い飛ばせるわけで、リリスはルフィがベガパンクを殺したこととして皮肉を言ってるわけでも、嘲笑しているわけでもないというのに、「黙れ 最後まで守ろうとしてたろ」と否定するって、返しとして的外れすぎでしょう。

そもそもフランキーの事実認識が間違っているのも気持ち悪くて見てられません。おたくの船長、「最後まで守ろう」となんてしてないですよ? 瀕死のベガパンクを前に、大笑いしながら「楽しくなってきたァ!!」とその状況を楽しみ、完全放置してふざけまくってただけで、そのせいで隙をつかれてあっさり殺されてるんですから。

さらに言えば、「最後まで守ろうとした」から「殺害の犯人ではない」というのも論理が通っていない上、結果「守りきれてない」という事実がある以上、言い訳のセリフにしかならないため、ただただダサさを露呈してるだけなんですよね。

守ると約束したのに守りきれずに死なせてしまった側のセリフとして、「最後まで守ろうとしたんだからおれ達が殺害犯じゃないことくらいわかるだろ、だからおれ達をいじるな(黙れ)」って、あまりにもダサすぎるでしょう。

そのいじりも、別に悪意を持って言っているわけではなく、捻じ曲げ報道の理不尽さやその的外れ具合を笑い飛ばしているに過ぎないため、尚更リアクションとしてズレているとしか思えません。

さらに言えば、そもそもベガパンクは「早い話 みんな生きておる」(死んでない)という結論だったわけですから、「殺した」「死んだ」という前提で話をしているのもズレている。

もちろんステラは死んでしまったってことなのでしょうが、「早い話 みんな生きておる」「お前たちはちゃんと約束を守ってくれた じゃから悲しむなルフィ!!!」と言わせて(安心して宴に入って)物語を閉じたんですから、「みんな死なずに済んだ」というテイで進まなければ、話が噛み合わなくなってしまいます。

「みんな生きておる」ということで一件落着した後に、「わははわしを殺したのか!!」と言われたのだから、尚更ジョークであることは明白であり、それを理解できずにマジレスしているフランキーがほんとバカにしか見えないんですよね。。

「わはは わしを殺したことにされてるのか(みんな生きとるのにのう)(こうして匿ってもらってるのにのう)(お前達のおかげで生き延びられたのにのう)」

「クソったれ 相変わらず事実をねじ曲げやがる新聞社だ」とか「笑ってる場合か おれ達の罪が重くなれば お前の身に及ぶ危険も増すんだぞ」

のようなやりとりの方が、よほど自然で意味のある会話ではないでしょうか。

キレるべき対象は「世経」であり、リリスではないんですから。

で、このコマの前で既にフランキーは世経に「相変わらずねじ曲げてくれんじゃねェか!!!」とキレてるわけですから、その後のリリスとのやりとりなど丸々不要なんですよね。

要は、世経を見ながら「相変わらずねじ曲げてくれんじゃねェか!!!」「わはは わしを殺したことにされてるのか!!」と二人のリアクションを同時に描けばいいだけの話であり、そこからリリスのセリフに「黙れ」と噛みつかせる必要性など全くないということです。

他にもっと描くべきこと、説明すべきことなど腐るほどあるのに、なんでこんな無駄描写ばかり描こうと思えるのか不思議でなりません。

ちなみに、ベガパンク殺害をルフィのせいにすることで、世界政府への疑念は晴れるのかについては、別途掘り下げてみようと思います。

ルフィの腕の×マーク

このシーン、ロビンの「手はブレてるのにマークはくっきり…」というセリフとその作画が酷すぎて、「いや別にブレてないやんけ…というかブレの表現雑すぎでは…」という点が気になってしまい、

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

その意味について深く考えずに読み飛ばしてしまってましたが、これ、モルガンズと一緒にいるビビが、ルフィ達に自らの無事を知らせる意図でルフィの写真の上に×印を書き込んだ(だから写真はブレてるけどマークはブレてない)って解釈が有力っぽいですね。(最初読んだ時は、普通に「実は手にマークが残ってた」「ギア5の時だけ現れてた」的な強引な後付け描写かと思ってました)

ただ、仮にこの予想通りだった場合、今このタイミングで「謎」として描いて答え合わせを先延ばしにすることに何ら意味がないため、いずれにせよ構成が間違っているとしか思えません。

というのも、このマークの意味を知らないメンツだけが先に見る形にして、後から残りのメンバーが見てその意味を理解する、という展開にしたとして、その結果はルフィ達が「ビビの無事を知って安心する」以外になく、ただ読者に謎を提示してネタバラシを先延ばしにすること以外、意味をもたない可能性が高いからです。

要は、最初から一味が全員揃っているシーンでこの描写を入れて、すぐにその意味を理解し(読者に答えを示し)「ビビは無事ってことだ」と安心するというパターンと、何ら変わらない結果になる可能性が高く、わざわざ一味を分離させてから、マークの意味を知らない連中にだけ先に見せることで答えを先延ばしすることに、物語上の意味などない可能性が高いということです。

なぜなら「ビビが×マークを上書きした」という情報は、そのマークの意味を知る人間に「ビビが無事である」と知らせる以上の意味を持たず、通常、それを見た側の反応は「ビビが無事だとわかって安心する」以外に考えられないからです。

この点、「×マークにはビビが自分が世経にいる事を知らせる意図があり、これに気づいた一味がビビを探しに行く展開が描かれるんだ」と予想をしている人もいるようですが、それはないだろうと思います。

ビビは自分の意思でそこにいるわけで、拘束されているわけでも、脱出できずに助けを求めている状況でもない上、「世経にいること」=「ピンチだから助けて」というメッセージと解釈するのも無理があるため、世経にいることを知らせることが、ルフィ達に何らかの行動を促すきっかけになることは考えづらいからです。

「ビビは強い女だから大丈夫」と放置しておいて、今更世経にいると分かっただけでそこに向かうなんて展開になったら、これまでの描写と辻褄が合わなくなります。(むしろ「無事とわかったから安心して冒険を続けられる」となる方が自然でしょう)

何より、世経の写真に「仲間の印」を上書きすることは「世経にいる」ことの根拠にはなりません。ビビの状況を何も知らないルフィ達からすれば、ビビがどこかで世経のカメラマンと遭遇して、写真に細工し、それが本社に届けられて掲載された可能性もあるわけなので、(ビビが無事であることのメッセージにはなっても)ビビが世経にいることや、助けを求めているメッセージと受け取るのは無理があるからです。

にもかかわらず、世経にいると決めつけて、ビビ救出のために世経に向かうというのは、一味の行動理由として杜撰すぎます。

そのため、私は単純に「失踪のニュースでみんなに心配かけてるかもしれないけど、私は無事です」ってことを伝える意図で描いただけであり、それ以上の意図やメッセージをルフィ達が読み取ることで、何らかの行動を起こす展開にはならないだろうと思っています。

しかしその場合、ただ「ビビは無事である」という(読者がすでに知っている)情報をルフィ達が知るだけの展開のために、わざわざ一度×マークの意味を知らない連中だけが確認するシーンを挟んでネタバラシを先延ばしにしたことにしかならないため、ただただテンポを悪くして、盛り上がりを下げるだけの構成だなと思ってしまうわけですね。

重要なのはトリックそのものではなく、そのトリックを使ったことで生まれる「その後の展開」であり、つまりビビが無事であることを知らせたことで「ルフィ達が安心する」以上の展開が用意されていなければ、ただネタバラシを先延ばしにしたことにしかならず、ネタが鮮度を失うだけです。

その場ですぐにその意図が理解される描き方をした方が、ずっと鮮度高くそのネタを生かしながら、テンポよく次の展開につなげられたことでしょう。

尚、このマークのことを知ってるのは、ルフィ達以外にカルーもいるため、カルーを通してアラバスタに自分の無事を知らせる意図だった、というパターンはあるかもしれません。

ルフィ達はビビの無事を知ったとしても、わざわざビビの居場所を突き止めて、探しに行くまでの理由はありませんが、アラバスタからすればその理由があるため、世経にいる可能性があるとわかれば、総力を挙げて世経探しに動き出す可能性は十分あります。

このパターンであれば、一味を分離した後に×印のトリックを描いて、読者に謎として提示しておき、ネタバラシを先延ばしにする意味もギリギリあると言えるかもしれません。

が、その場合も重要なのは「ビビの無事を知った後にアラバスタ側がどんな行動に出るか」であって、「いつどのようにビビの無事が伝わるか」ではないので、別に先延ばしにする意味はないと思ってしまいますね。

読者は既にビビの無事を知ってるわけですから、それを作中キャラが知るタイミングを先延ばしにしたところで、ストーリー展開上、何の効果も生み出さない可能性が高いからです。

結論、このトリックを描くのであれば、エッグヘッドを出た後、一味がみんな揃っている時にして、すぐにその意味に気づいて(アラバスタ含め)ビビの無事を知り、その後の展開につなげるきっかけとするか、このトリックを描くまでビビ側の状況を一切描かず、読者にも生死不明の状況にしておく構成にするか、いずれかにした方がよかっただろう、ということになります。

ただし、毎度エクスキューズとして入れているように、ワンピースはもはや漫画文法が崩壊している作品なので、「モルガンズが急に態度を変えてビビを拘束したり、世界政府の人間が世経に乗り込んできてビビを捕らえたりして脱出できなくなってしまい、ルフィ達に助けを求めざるを得なくなった」「写真の上書きだけでは世経にいる根拠にはならないし、それが助けを求めるメッセージと受け止めることもできないが、そのあたりの整合性は無視して、ルフィ達が『ビビは世経にいて助けを求めている』と結論づけて助けに向かう」という可能性もゼロではありません。

いや、さすがにそれはないだろうと思いますが笑

絶対ないと言えないのが今のワンピースです。

仮にそんな展開が描かれたとしたら、酷評を通り越して笑ってしまうかも知れません。

それくらい、普通ではあり得ない展開だと言えます。

いちいちセリフがおかしく、会話になってない

「アレも一応”王の子”だ」の後に続く補足説明が「乱暴なクソガキだったがな」というのも、意味がつながっていない不自然なセリフです。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

「アレも一応”王の子”だ」の後に続けるなら、「ただの乱暴なクソガキゆえ とても王になれる器じゃねェがな」とか、「妾の子ゆえ王になる道は閉ざされてるがな」「正当な後継者は他にいるため 王にはなれねェがな」のように、「一応」と前置きを入れた意味や理由を説明する(あるいは「詳しくは言えなェがな」と何も言わない)ものなんですよね。

「乱暴な クソガキだったがな」なんて情報、フランキー達からすれば全く関係がなくどうでもいいことでしかなく、伝える意味がありません。「乱暴なクソガキだった」から何なのでしょうか。それをフランキー達に伝えることに何の意味があるというのでしょうか。

それに対して「そうなのか!!」とクソ雑なリアクションを入れるのも無駄でしかなく、不自然な上に何も生まない不毛な会話を繰り広げています。

なんでキャラ達に普通の会話をさせないんでしょうね…

というか、今話のフランキーに無駄にしゃべらせまくる感じ、なんなんですかね。最近セリフが少なかったことへの配慮なんでしょうか。

「古参だけで来た」理由付けがあったのはよかった

なぜエッグヘッドに来たのが傘下に入ったハイルディン達ではなかったのかについて、(特に気になっていたわけではありませんが)きちんと理由付けされていたのはよかったです。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

その理由も、「エルバフでちょっとトラブルがあったから」という、エッグヘッドからエルバフ編へのつながりとして自然で先が気になる上、この流れのままルフィとロキとの邂逅に繋げる構成となっているため、導入として有効に機能しています。

それだけに、この会話を最初からしておけばよかったのに…としか思えないんですよね。

こういう話って普通、島を出てゆっくり話せるようになったらすぐにしません?

なぜかエッグヘッド出発後、宴を最優先で強行し、ベガパンクの死へのショックから一杯だけで終了となって、各自部屋に引きこもったまま会話も情報共有もせず、その後再び宴を始めるも、依然意味のある会話や情報共有、目的設定は一切なされず、ただバカ騒ぎしながら飲み続けた結果、全員爆睡してサニー号が失踪して一味がバラバラになってしまい、捜索にあたるも見つからず、諦めてエルバフに向かうことにした後にようやく話し出すって、さすがにあり得なさすぎるでしょう。

普通にエッグヘッドを脱出した後、ベガパンクの死について回収してから宴を始め、その宴の最中、一味がみんな揃っている時にエルバフの状況やトラブルについて話を聞いて、およそエルバフでの目的を定めた後にサニー号が失踪してしまった、という展開にした方が、どう考えても自然で読みやすく、納得感のある展開となったはずです。

いちいち不毛な場つなぎリアクションを挟む

「エルバフの巨人の戦士達が総出で!?」「んん? もしやそいつの名は…!!」も要りません。

なぜわざわざこんな雑で的外れな場つなぎリアクションを入れてくるのか。

場を繋がせるなら、もっと的を射たリアクションをさせなければ雑音になるだけです。

巨人達の強さをまるで描けておらず、すでにメッキが剥がれ切った今、「エルバフの巨人の戦士達が総出で!?」なんて言わせても何の意味もありませんし、(ウソップならまだしも)フランキーが巨人達の強さを持ち上げるようなリアクションをするのも違和感しかありません。

こうやってキャラに無理矢理リアクションさせるから、説明臭さや忖度臭さが増すのです。

「んん? もしやそいつの名は…!!」に対する「ああ…頭のネジはブッ飛んでる!!」という返しも酷い。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

何が「ああ…」やねん。

「そいつの名は…!!」と振られてるんだから、「ああ」と応えるなら、「ああ 呪いの王子”ロキ”(頭のネジがぶっ飛んだバケモンだ)」のように答えないと会話にならないでしょう。

何でこんな簡単な文法さえ守れないのか。。

ジンベエはビッグ・マム海賊団の傘下だったからエルバフ側の事情について多少知っていることを表したいのでしょうが、その情報を伝えることだけが目的化しているため、まるで「会話」を描けていません。

ロキの設定とエルバフの設定自体はよかった

「エルバフの王家に伝わる”伝説の悪魔の実”が欲しくて”王”である父ハラルドを殺し その実を食べた」とか、「次に”呪いの王子”ロキを解き放てば世界はブッ壊れる」という設定自体は興味深く、そのイカれ具合や強キャラ感、作画のインパクトから、久々にこの先の展開にワクワクできました。

また、エルバフの「かつて戦争に明け暮れた世界最強の王国」という設定や、超巨大樹がそびえ立つビジュアルについても、最終章で描かれる島としてインパクトがあって、素直にワクワクできたのでよかったです。紙のジャンプで読んだらもっとインパクトがあっただろうと思います。

ただ、先に箱庭の中の「巨大樹」や、外に出た後にそれと同等サイズの木々を描いてしまったことで、サイズ感が完全に崩壊しているため、そのサイズ差を正しく認識できず、「ただただあり得ないデカさの巨大樹」にしかなっていないのがもったいないですね。

ただデカくすればいいという話ではなく、その世界をきちんとキャラ達が生きていて、冒険していると読者が感じられなければ、単なる一枚絵としてのインパクトにしかならず、(とりあえずこれまでの何よりもデカくしてインパクトを出そうという粗い考えのもと)雑にデカくしただけにしか見えないと、その設定の説得力が失われてしまうからです。

例えるなら、ロジャーの懸賞金をいきなり55億に跳ね上げた時のような雑さを感じるんですよね。

懸賞金がインフレして、多少の差ではその凄さを表現できなくなってしまったため、トップを桁違いの金額にすることで一時的なインパクトによって伝説の海賊達の凄さを表そうとしたように、木々のサイズ感もインフレし過ぎてしまったため、とりあえず超デカい巨大樹を持ってきて、それまでの巨人や木々の大きさなどなかったことにするような雑さを感じるわけです。

ロキの大きさでさえ霞むレベルの巨大樹ゆえ、さすがに無意味にデカくしすぎというか、意味のあるデカさになっていないというか、ただインパクトのためにバカデカくしただけにしか見えないんですよね。

ルフィと箱庭の「巨大樹」とラストの超巨大樹とロキのサイズ比など、もはや誰も認識できてないでしょうし、右側に刺さってる剣がただのオブジェではなく所有者がいたのだとしたら、地球外生命体が存在しない限りあり得ないサイズです。

「謎の国の冒険」なんて茶番を挟まなければ、ここまで酷いサイズ感の崩壊は起こさずに済んだでしょうに。

おそらくこの後、エルバフという島の大きさや、この樹のバカデカさを、読者が体感できるような描き方はなされないだろうなと思います。ひたすら引きの構図で(巨大樹はアシスタントに任せつつ)、キャラ達は全員豆粒描写にすることで、その大きさを表す手法で描かれていくだろうと予想します。

ちなみに、エルバフの全体像を見ると二層構造になっていて、一層目は冬島のようなのですが、シャンクス達が訪れたのはどの部分だったんですかね?

出典:ONE PIECE 1079話/尾田栄一郎 集英社

逆側は春島になっている的なことでしょうか。

また、細かい点なのですが、👇🏻この台詞も気になるんですよね。。

出典:ONE PIECE 1130話/尾田栄一郎 集英社

なぜ「海賊王」だと言っているのに、わざわざ言葉を分離して「王」という言葉にのみ食いつくのか。

エルバフにも「王」はいるわけで、こいつは「王子」なわけですから、王という言葉だけ切り取ると、ルフィの自己紹介の意味からズレてしまいます。

普通に「海賊王(だと?)」と食いつかせればいいだけなのに、なぜ「王」という言葉だけ切り離して食いつかせるのか。何か意図があって、あえてそのようにしているのでしょうか。

ちなみにこのシーンでは、ルフィの「ここどこでお前誰だ?」という質問に対し、ロキは「ここはエルバフの戦士の王国『ウォーランド』!!! かつて戦争に明けくれた世界最強の王国!!! おれは世界を終わらせる”太陽の神”!!! ロキ!!!」と端的に答えを返してくれています。

この回答を書けるのに、なぜ1128話のジジイ兵との会話ではこんなおかしな会話になったのか。

出典:ONE PIECE 1128話/尾田栄一郎 集英社

これ、今話でロキがルフィの「ここどこでお前誰だ?」という質問に対して、「この広大な国は全てハラルド王のものだ!!! 私はこの国の王子であり”太陽の神”!!! 言わばここは神々の国だ!!!」と返したようなものですからね。

全く答えになっておらず、意味不明でしょう。

今話はちゃんと質問に対する回答になっていてよかったです。

他にも細かいところではいくつも気になるところはあるのですが、キリがないのでここまでにしておきます。

2週休載後の連載再開を楽しみに待ちましょう。

私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。

ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。

実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。

ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。

ニーズがあるからです。

上記の通り、最初は「史上最も好きな漫画」であったことから、(この先つまらないワンピースとして残りのエピソードが削られていくことに耐えられず)改善されることを願って批判をしてきましたが、もはや作品は崩壊し切ってしまったため、今は改善を期待しているわけではありません。

ただ、ワンピースという作品は、日本一売れている漫画だからこそ、熱量の高い(高かった)読者も多く、私と同様に「つまらなくなってしまった」と感じ、それを無念に思い、不満や釈然としない気持ちを抱えている読者の数も多いのです。

そういう方達にとっては、自分の気持ちを代弁してくれる記事や、自分の本音の感想をコメントして、同様の感想を抱いている方達と共有できる場には一定の価値があり、そうしたニーズに応えることにもまた一定の価値があると思っているため、運営を継続しています。

ニーズがあるからです。

ブログのようにテキスト情報だけ(それも超長文)だと、文章を読み慣れていない人にはハードルが高かったり、読む気にならなかったりする(実際、そのような声やリクエストがあった)ため、記事を動画化してYouTubeに投稿することにしました。

もっと批判や誹謗中傷コメントで溢れるかと思っていましたが、(ブログ読者の方に限らず、新規の方でも)共感し、更新を楽しみにしてくださっている方が相当数いて、ここにもニーズがあることがわかったため、運営を継続しています。

余計なお世話としか言いようがありません。

自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。

あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?

他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。

論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。

プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。

私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。

あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?

購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?

お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?

飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?

市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。

一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。

「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。

頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。

尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。

その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。

そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。

その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。

心配しています。

このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。

なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。

なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。

そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。

尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。

思いません。

「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。

少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。

読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。

ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。

ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。

私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。

そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。


作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。

ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。

というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。

それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。

煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。

えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。

たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)

また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。

記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。

色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。

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匿名!
匿名!
3 ヶ月 前

ロキ「赤髪?あの腰抜けだろ?」
読者「はい。その通りでございます」

匿名
匿名
3 ヶ月 前

正直ロキさえどうでもいい…
ニカっていう独自の神がおる世界で北欧神話交えてくるのが只々寒い
オーディンやスルトも出してラグナロクでもすんのか?

匿名
匿名
3 ヶ月 前

フランキーはベガパンクを尊敬してる感じなのに
リリスに「黙れ!」って言葉使うの、ちょっと不思議な感じ。

とくめい
とくめい
3 ヶ月 前

もう、エログロ漫画専門雑誌に移った方がいいんじゃない。
月火水木金土名義で脚本すれば売れるよ、きっと。
拷問、尊厳破壊、NTR、レイプ物描きたい放題で、いいフィールドだと思うけど。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

全伏線、回収開始→しません
シートベルトをお締めください→徐行運転なう
語られる世界の真実→語られません
ファンの方、煽り抜きで今のONE PIECEの楽しみ方をお聞きしたい。どうすれば楽しめますか?ONE PIECEをまた好きになりたい気持ちは本当に持ってるんですお願いします。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

2年ぶりの団員再集結で偽麦わら出すノリがそのまま悪化したのが現状のワンピ
当時は若くアニオリかと思ってました

匿名
匿名
3 ヶ月 前

自分の中では2年前でワンピース終わってるな。2年後は同人みたいなもんだと思ってる

匿名
匿名
3 ヶ月 前

最近 作者のコメントで「ボクは大人には媚びないけど 子供には全力で媚びます!」
というのを見かけたけど そうは思えないな
明らかに 考察系などの信者向けに描いてるし 子供が純粋に楽しめる内容では無くなったように感じる
作者はちょくちょく自分のコメントに酔ってる気がする

匿名
匿名
3 ヶ月 前

週末の朝4時から自分と相対する考えのブログわざわざ訪れてコメ読み漁って手当たり次第にクソコメ残して行く人の感覚って何なんだろうな。

・なべおつさんとブログ民を揶揄
・読むのやめたほうが良いなどの短文ゴミコメ
・コメ欄ヤバい、自覚ない。などのどこから目線コメ

構ってほしいなら人の多い時間に来いよ。
どうせ数時間後に反応見に来てまたクソみたいな返信していくんだろ。
5ch感覚で荒らしてるならやってることのヤバさにそろそろ気付いたほうが良いぞ。ブロックされるまで続ける気?

匿 名
匿 名
3 ヶ月 前

おばあちゃんの教え(創作でも人を殺すな)と作者の性癖(尊厳破壊)が合体して、ONE PIECEは子供向けの域を遥かに越えた漫画になりました。本当にありがとうございませんでした。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

自分は読者として金を落とし続けるからにはそれなりのクオリティを期待しますし、それが出来ないものは淘汰(打ち切り)されていくと思っています。
そう、ワンピースを除いて。
もはやワンピースは漫画の枠を超えた一大コンテンツであるために、漫画家と編集部という仕事のパワーバランスは保たれておらず「連載していること、期待を煽ること」そのものに重きを置かれているのでしょう。
漫画という(批評される)芸術活動を離れ、たった一例しかない特殊なビジネスとして扱われているような感じ。ゆえにどんなに低いクオリティでも連載、巻頭カラー、特設コーナーが用意されてしまう。

尾田先生に漫画家としての矜持があれば
集英社に「ワンピースも所詮は一つの漫画でしか無い」と言える出版社の誇りがあれば
考察者に「つまらない」といえる度胸があれば

ワンピースがずっと面白いままの未来!もあったのかもしれませんね。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

10年後もこの調子で続いてそう。
作者が最終話描けずに亡くなって未完とか全然有り得そう。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

1130話と関係ない話でごめんけど。
ワンピース53巻のSBSで、519話の扉絵が黒塗りになっていることについて、ドラゴンボールの話数と同じですね!
という質問に対して尾田先生が
「わかってくれましたか!その通りなんですよ。、、、、、ちなみにドラゴンボールは42巻しか出てないんで、とっくに通りすぎてると思ってる方が、、、、」
の回答文の
「しか」に当時読んでて違和感を覚えたんですが、同じ方いますか?
うまく言語化できない、この気持ち。ムズムズする。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ワンピの売上云々言ってる人達、
結局なべおつの活動が広がっててもアンチ的な声が強くなるだけで作品改善に繋がってない事を示していて笑える

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ロッキーポート事件、長くなるから描かない(かも)って…

いや、描けよ。
話数調整のためにクソみたいなシナリオ描いて引き延ばすより全然マシだろ。

それでなくても各所に鏤めた謎や伏線が大量に残ってるんだから、さっさと回収してくれよ。多少強引でもいいからよ。

むしろそのほうが引き延ばす理由付けになるし、もっと盛り上がる = 人気出ただろうに。

謎を明かしたら騒がれなくなる?
逆だろ、腐る前に謎を明かすからこそ人気が出るんだよ。 腐ってからじゃ遅いんだよ。

Last edited 3 ヶ月 前 by 匿名
匿名
匿名
3 ヶ月 前

これアレだわ、「タイトルは有名やから面白いやろ」って買って遊んでは見たものの、開発陣のせいでクソゲーと化してて金払ったことに後悔してる気分そのものだわ

早い段階で見切り付けてて正解だったなー

匿名
匿名
3 ヶ月 前

要するに、今のワンピースは、キャラが動いてないのである。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ハウンド中将の悪魔のみが、
イヌイヌの実モデル猟犬だった件について
この前、りんどうが
それがありだったら、
ヒトヒトの実モデルサラリーマンもありやん的なこと言ってて笑った。

Last edited 3 ヶ月 前 by 匿名
匿名
匿名
3 ヶ月 前

110巻の初週売り上げが20万部も下がってるのえぐいわ

匿名
匿名
3 ヶ月 前

今のワンピなら考察勢()を公式の場に呼ぶくらいのことはしそうだな

匿名
匿名
3 ヶ月 前

エニエスロビーのバスターコールも結果的に消耗したルフィ達を一人も殺せてないけどあんま無能感は無かったんですけどね個人的に。もちろん少年漫画的なご都合主義や多少の主人公補正はあったと思いますが
何が違うんでしょうね。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

後出しジャンケンでケチがつきまくるだけの情報開示ばかりしてるから、ここ以外でも違和感を覚える声はチラホラ見るようになった
十問十答の日本語(というか質問への解釈)がおかしすぎる

ギア5の仕組みを聞かれてるのに「ニカの空想の入り口です」とか

「家族と離れたドラゴンはどんな気持ちだったんですかね〜」とか(作者のお前しか知らねぇだろタコ)
答えられないなら載せるなよみたいなものも多い

コビーには破格の懸賞金がついてると言いながら、その原因であるロッキーポート事件は描かない気がするとか抜かすし(しかも当時からローがポーネグリフを探しているという矛盾が起きている)

これを平気で載せる編集部は何をしてるんだ
ノーチェックが当たり前なのか??

匿名
匿名
3 ヶ月 前

このまま謎を謎で引っ張り続ければ、いずれ作者は没する
そうなりゃ手塚治氏のように未完で終わることになるな

そのまま風化して忘れ去られるがいい、永遠に

アンピース
アンピース
3 ヶ月 前

110巻試し読みサイト

読み進めると

世界政府による404
「お探しのページは見つかりませんでした」

これ企画が電通という、もうね・・・。
子供だましのこんな広告に大金はたいてるんだなと、、、

匿名。
匿名。
3 ヶ月 前

信者曰く『何故ワンピースだけここまで厳しく細かく言われなきゃならないんだ?』って事なんだろうな結局。
違うんだよなあ。むしろ逆。
謎を何年も明らかにせず、行き当たりばったり。
作者のシートベルト発言、あと5年で終わる云々。
挙げればいくらでもキリが無い程。
はっきり言って他の漫画でこんな事やってたら
もっとボロカスに叩かれてるぞ。
むしろワンピースに関してはどれだけハードルが下がっているかという事にいい加減気付けよ。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

なべおつさんが、ロッキーポートの件についてエックスで呟いてました。
ですが、なべおつさん的には完全に賞味期限切れで、どうでもいいといった感想だそうです笑

Xをご覧になってない方へ情報の共有でした。
現場からは以上です。それでは。

尾田聖だえ
尾田聖だえ
3 ヶ月 前

個人的近年のワンピース迷言集
•〇〇ー!やべぇな今の〇〇!
•なさけねぇな〇〇が死んだくれぇで
•えええー!!(ただの雑音)

いや、冗談抜きで最近話題に挙がるのも名言とか一切なくて、珍迷言ばっかってのが…
真面目に名言とかあるか…?

匿名
匿名
3 ヶ月 前

最新刊の初週オリコン出ましたが、同じ3日集計の105巻(ワノ国編完結~エッグヘッド編開始)が100万部超えてたのに、最新刊はその6割程度でしたね…

勘の良いガキ
勘の良いガキ
3 ヶ月 前

尾田先生……ボニーとベガパンク…どこ行った!!?

ボニーはまだボロボロの父親と水平線を眺めているってことでいいですか?
既に、出港→眠霧地帯→ルフィ達の失踪&捜索とイベントが起きているわけですが、どこかに描かれてましたっけ

ステラの遺体は船内で腐り始めていると考えてもいいですか?

そこに生きた(または死んだ)人間を他ならぬ作者が描いて乗せたにも関わらず「その後が分からない」ってちょっと意味が分からないです
カリブーみたいに密航してるわけでもないのに
船長の意思で助けた子供や、守り切れず泣くほど悔しがった人間について誰も触れないのはナゼ?

ここら辺、先日の「描かない気がするロッキーポート事件」と同じ(放置グセの)香りがするのですがどうなんでしょうか
描いたものに責任取らない感じ、興味を失った感じが少し怖いと言いますか…

ジニーのNTR孕ませ胸糞回想であれだけ話数を使ったのに…まさかサターンがボニーに一発殴られたり、上司にイムチャッカファイヤーされただけで『くま親子の物語はめでたく終わった』ってことじゃないですよね??

Last edited 3 ヶ月 前 by 勘の良いガキ
匿名
匿名
3 ヶ月 前

ロッキーポートの件、動画化したら伸びそうなので検討してもらえるとありがたいです

匿名
匿名
3 ヶ月 前

今問題になってるメシ与えた云々も匂わせクイズごっこやりたいんか知らんが、納得感持たせるためにも曖昧にせずその時に描けって話なんだよね。
その方が後からわざわざ説明する二度手間も省けるし、意味深にしたいだけとかやってる事が理解不能だわ。

せめて後のコマやページもしくは次回にでも無言の黄猿の口元だけ描くとか「ああ、こいつが与えたんだな」って食い終わったメシと繋げておくなど読者が察することが出来るようにいくらでもやれただろ。
それでもこのSBS回答が赤犬の前で号泣逆ギレした矛盾シーンを安易に入れてしまった事で繋がらないというミスではあるんだけどな…笑

後出しジャンケンでどうにでもいじれる仕組みや常にはぐらかすのがクセになったせいでドラマ性を失い、長編ストーリーモノとしてもめっちゃレベルの低い漫画と化してしまったのは本当に残念だよ。

Last edited 3 ヶ月 前 by 匿名
この始末⭐︎
この始末⭐︎
3 ヶ月 前

あんだけロッキーポート事件の事を擦り倒しておいて本編で描かないとかマジでないわ。
この調子やと他にも放置する伏線が山のように出てくるやろ。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ロッキーポートの件のなべおつさんの感想解説が読みたいです

匿名希望
匿名希望
3 ヶ月 前

正直つまらなさや矛盾より作者の倫理観が終わってるのがやばい

ごむごむの実モデル「引き伸ばし」
ごむごむの実モデル「引き伸ばし」
3 ヶ月 前

この分じゃ夢の果ても、くっそみたいな内容だろうなぁ
レイリーのシャンクス発言、幼少期、ヤマトとエースの過去、甲板で皆に…他にも何回も言ってるんだっけ?
てかそんな引き伸ばす内容か?もう10年以上前だろ最初に言ってから。
見てるこっちもルフィの夢が分からないから、目的なく島に入り込んでるサイコパス一味にしか見えない。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ワイが考えた引き延ばしネタ

—–
ついにラフテルへ到達した麦わら一味。
しかしワンピースは、すでに○○一味の手によって回収されていた。
○○一味は、その力を手に、各地で騒動を繰り広げる。

ルフィ「俺達の仲間に手出しはさせねェ!(仲間を傷付ける奴は許さねェ!)」
かつての仲間を救うため、ワンピースを取り戻すため、麦わら一味は○○一味の後を追いかける。

信者「ワンピ2周目突入!かつての仲間との再会とかマジ激アツ!尾田っちスゲー!」

尾田先生「最終決戦はフーシャ村です^^」
信者「スゲー!(おめめピカピカ)」

—–

やったね尾田っち!まだまだ引き延ばせるよ!
でも、今の尾田君にそこまでの考えはあるのかな?

実はそんなに読んでない
実はそんなに読んでない
3 ヶ月 前

ロッキーポート事件、散々引っ張ってきた割に大した内容じゃなかったね

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ここ最近の間延びしきった展開と2週間の休載で、信者もアンチも無関心層に
転向してもおかしくないですね

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ここ3話くらいの、オタク巨人の箱庭お人形遊びが「これ要る?」と思われてる事自体がもうね、話作りとして致命的だと思うわ。

・まず傘下のロードは『なぜ』、四皇への戦力は肉食のウサギごときで充分だと思っているのか

・そもそも『何をどう考えたら』、旧巨兵海賊団と新巨兵海賊団の両方に縁があるルフィを、私物化なんて出来るのか(己の立場を危ぶめるのか)

・仮に実は正常な判断能力の無いイカれ野郎だったとしたら『どうして』ロードのそうした面を掘り下げないのか(こんなキャラでも、説明が無いよりはマシなのに)

簡単に言えば、
なぜか知らない場所へ来て、なぜか鏡張りの箱庭に閉じ込められていて、なぜか変な巨人にお人形扱いされて、とりあえず出たけど何の説明も根本的な解決もナシ…だよね。
こんなもん面白くなる訳が無いんだよ。そりゃあ必要性も問われるわな。そしてそれを問うのが編集の役目であり、作者も当然に意識しなければならない部分。
まぁもう何年もそんなマトモな作り方してないんだろうけどね。終わりだよこの漫画。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ここまでくると、休載が多いのはヘイトが落ち着くのを待っているように感じてしまったり…
あれこれ、伏線みたいなのを言うのは、計算してますよ!!アピールしてて実は何も考えてなかったり、作者天才だ!と思わせて買う人を増やそうとしてる…

売れてない人が悩んだ末にやるような、失礼な言い方するなら悪あがきしてるように見えちゃうな

匿名
匿名
3 ヶ月 前

最近のワンピースのインフレやばいな。赤犬が50億だって???空島で手に入れた三億円の財産が霞んでみえる笑
やっぱ懸賞金のインフレがはじまったのってホールケーキランドのビスケットの実のやつの8億だっけ?それからおかしくなくったと思うわ。お菓子だけに。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ロッキーポートの件、「麦わらの一味に関係ないから本編で描かなくてもいいでしょ」っていうコメントをいくつか目にしたんですが、全然よくないですよね。
ロッキーポート事件の話が今まで何回本編に出てきたんだって話ですよ。1回ちょろっと出た程度なら別にいいですけど、パンクハザードからエッグヘッドまで来てまだ小出しにするわ、コビーは過剰に英雄扱いされるわ、黒ひげはコビーに感謝してるわで…
こんなん「長くなるから描かない」でまかり通るわけないでしょう。期待させたのは尾田先生あなただろう。描いてくださいよ。長くしたくない気持ちがあるならできる限り縮めて描く努力をしてください。

ちょっと今回のはホントにきついです。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

最近作者が何か言うたびに「ごめん、どういうこと?」ってなってるの正直ヤバいと思う

・生成アプリでは余計な一言でプチ炎上

・一問一答でははぐらかし過ぎて答えになってない回答が多いうえに、ロッキーポート事件の内容に矛盾が散見される

・SBSで補完しようとするも新たな違和感が出る

・特にエッグヘッド辺りから謎のキャラ変が顕著
(落とし前のシャンクス、配達の黄猿、相棒呼びのルッチetc…)

・その他一切校正されてないであろう台詞の数々

作者の年齢的にはあまり信じられないけどボケて来てるとかじゃないよね?
どちらにしろ編集などの第三者の目が通ってないのは確実で、本当にどんな体制で漫画作ってるのか…プロとしての技量どころか正常な人間としての判断力の有無を疑い始めてる

匿名
匿名
3 ヶ月 前

休載中でも読者を何かしらの形で楽しませようとしてくれる漫画家の鏡だぞ
議論できる火種もらえて嬉しいな

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ロッキーポートもそうだけど作者のこだわりが明後日の方向に向かってるよな
昔から吹き出しの中にしか文字は書かないって言ってたのも
結局吹き出しに必要以上に説明口調で書くんだったら意味ないのでは、とかさ…
なんかもうがっかりだ、衰退に伴って過去の発言が全部刺さってるじゃん。

匿名
匿名
3 ヶ月 前

読者から10の質問で全然回答しない件、
死人の声を聞くがよいって漫画のおまけページを思い出した

読者からの質問に対して、
鋭い!どうなんでしょうね?では次の質問!
って感じで結局何も答えないという
こっちはただのギャグだけど、ワンピースは本当の質問コーナーでやるとはね

匿名
匿名
3 ヶ月 前

もう小説に移行しても文句はありません。というか割と本気でそれをおすすめしますよ。
それぐらい「漫画」である必要性が無くなってるんだから。

匿 名
匿 名
3 ヶ月 前

黄猿のキャラ、好きだったのに……
激甘な仕事しておきながら上司に逆ギレする無敵の人とか誰が望んだんだよ……
某狩人な漫画の殺人ピエロでさえも若干荒れたのに何故ワンピは許されてるんだ?

匿名
匿名
3 ヶ月 前

ツイッターでバスってたけど
銀魂作者の空知英秋の事を、編集者が「彼はもし漫画がダメだったとしてもうちでライターとして雇いたい」と言ってたくらい文才があるらしい

んでそれに対する返信コメにマシリトの言葉があったんだけど「ヒットする漫画家はまず言葉のセンスが図抜けている、そこに画力が重なれば最強だけど、言葉のセンスだけでも作家の将来性がある程度わかる」と言ってたらしい

マシリトを過大評価するのもアレなんだけど、これはマジでそうだと思うわ
尾田栄一郎はココが壊滅的にアカンって事やね

アンピース
アンピース
3 ヶ月 前

ロッキーポートあやふや事件

・シマシマのピサロが「修復した」発言との齟齬
・首謀者ローがハチノスで海賊100人と戦う理由付けが適当
(ハチノスまで進んでから?ゾウに仲間を置いてパンクハザードまで戻る不自然さ)
・コビーがハチノスで一般市民を多数救う理由付けが適当
・さらに偶然居合わせた黒ひげと王直の設定やロックスとの関係性まで考えるのめんどくさい

成立条件多すぎて10年寝かせて整理しきれなくて後回しにして
適当に豪華客船とかポーネグリフとかでお茶濁すという悪手・・・
休載中の10問10答内での描かない「かも」しれません、という濁し方。
変なサービス精神出しても答えれば答えるほどボロが出るんだからやめとけばいいのに・・・。

なべおつさんの見解が気になるとこです。

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