9/22 追記完了しました
1126話、ベガパンクの「何をもって死とするか」やリリスの言葉の意味について、もう少し掘り下げた説明がなされるかと思いきや、まさかの完全スルーで、宴続行からの新章へと突き進む形となりました。もう絶句です…
そうやって描かれた1126話。
結論から言うと、「クソつまらん」1話でした。
なんでここまでつまらない1話にできるのか不思議なレベルで、「描くべきこと」を描かず、「描く必要のないシーン」「描く意味のないシーン」ばかりを描き続けています。
描く必要や意味のないシーンとは、
- 本筋に対する関係性の観点から、重要度の低いもの。
- それを描くことが、ストーリー上何の意味も持たないもの。
です。
今話で顕著だったのは、(赤髪海賊団のシーンも大概ですが)黒ひげ海賊団の以下のシーンです。
- コビーに逃げられたことを(コビーを人質に取った意味を説明しながら)責めるティーチ。
- “ひとつなぎの大秘宝”を取りに行くことで盛り上がるモブ海賊共。
- 黒ひげからラフィットへの革命軍の動きの確認。
- デボン・ピサロ・カリブーの寄港。
これがなぜ「何の意味も持たない」と言えるのかは、追って説明します。
以下、追記です。
また鬼のような長文になってしまったため、動画化の際には大幅にカットする予定です。長文読むのが苦手な方は動画化までお待ちください。
目次
“麦わらの一味”と巨人族
ルフィの存在感と存在価値なし
ルフィはもはや主人公としての存在感と存在価値を完全に失ってしまいました。
会話の繋ぎ役として、ただ受けのリアクションと説明台詞を雑に返すだけの立場にまで成り下がってしまうとは…
「そうだったのか!! だはは 気になるよな〜100年だもんな!!」なんて、心ここに在らずの雑で薄っぺらい共感や中身のないセリフを吐くようなキャラじゃないでしょうルフィは…
つーかお前、2年間で仲間の顔さえ忘れてしまう程度の記憶力のくせに、よくドリーとブロギーが戦ってた年数覚えてたな笑
こっちが忘れてたわ。
完全に主人公不在の作品となり、物語を牽引する主体がいなくなってしまいました。
長らくルフィの冒険を追いかけてきたというのに、最終章に入って主人公不在の作品となってしまうとは。。
相変わらず会話にならないセリフの応酬
「こんな頑丈な2人が殴り合って死ぬと思うか!?」
↓
「違ェねェ!! 勝負は”死”で決まるのに!!」
って、日本語としておかしいことに気づけないもんですかね…
まず、「違いない」というのは「お前の言ってることは間違いない・正しい(ゆえに同意する)」という意味になるわけですが、「死ぬと思うか!?」という問いかけに対して、「間違いない・正しい」と返すのは答えとして噛み合っていません。
もちろん、このセリフは「死ぬと思うか!?(いや死ぬはずがない)」という反語の意図があり、その反語部分に対して「違ェねェ!!」と同意しているということなのでしょうが、わざわざこんな、不自然さが増すだけで何の味も効果も生まないハイコンテクストなセリフにする必要がどこにあるのかと思ってしまう。
「死ぬと思うか!?」と聞いてるんですから、「そんなわけねェ(死ぬわけねェ!!)」と答えさせるか、「こんな頑丈な2人が殴り合いで死ぬワケねェだろ!!」→「違ェねェ!!」とすればいいだけでしょう。
そうすれば、わざわざ「反語」の部分を補完せずとも、ストレートに言葉の意味を理解できるじゃないですか。
さらにおかしいのは、「違ェねェ!!」に続く「勝負は”死”で決まるのに!!」です。
上述の通り、「殴り合って死ぬと思うか!?」に対して、(反語の意味を踏まえて)「違ェねェ!!」と返したら、「(殴り合いで)死ぬわけねェ」という意味になるのですから、この後に「勝負は”死”で決まるのに!!」と続けると、「死ぬわけねェ!! 勝負は”死”で決まるのに!!」 と言ってることになるわけですね。
意味わからんでしょう。
このセリフが日本語としておかしいことに、プロの編集者は気づかないのでしょうか…
正しくは、「こんな頑丈な2人が殴り合いで決着つく(勝敗がつく)と思うか!?」です。これなら、「(つくわけねェ!!)勝負は”死”で決まるのに!!(どちらも殴り合いで死ぬようなタマじゃないから 永遠に決着はつかず 勝負は終わらねェままだ)」という意味になります。
「死ぬわけねェ!! 勝負は”死”で決まるのに!!」のおかしさに気づけないって、どういうチェックの仕方してんだろうな。
勘の悪い主人公と的外れな気配りアピールをする巨人共
このシーン、要はルフィは自分達が巨大金魚から逃してもらった際に、(振り返らずまっすぐ進んだため)その一撃によって2人の武器が折れてしまったことを知らず、ドリブロもわざわざそのことをルフィ達に伝えるつもりはなかったことから、「訳あって折れた!!」と濁して(本当の理由を隠して)答えた、というシーンかと思います。
一見、ドリブロの思いやりや器の大きさを感じられるシーンのようですが、この描写は2つの意味でおかしいんですよね。
まず、ルフィ達は「覇国」で武器が壊れたことは知らずとも、その前から彼らの武器は100年の殺し合いを経て、すでにボロボロになっていて、寿命を迎えていた(もう使えなくなってしまった)事を知っているわけです。それがドリーが死なずに済んだ理由(オチ)だったわけですから、まず忘れるはずのない(絶対に押さえておかなければならない)重要なポイントです。
ゆえに、普通の脳みそと思考力を持つ人間であれば、「武器も持たずに殴り合ってたんだ!!」と聞いて、「えェ!? 何で!?」なんてリアクションになるはずがなく、「あの武器は既に寿命を迎えてたから、その後は殴り合いで決着をつけることになったのだろう」と思い至り、「あの時すでにボロボロだったもんな」のようなリアクションになるはずなのです。
(もちろん、前のセリフとのつながりを考えると、このセリフでは不自然になるので、前振りから変える必要があるのですが)
いずれにせよ、武器がボロボロで既に寿命を迎えていたことは全員の共通認識なのですから、「武器も持たずに殴り合ってた」と聞いて、武器が壊れたことに考えが及ばず、脊髄反射で「えェ!? 何で!?」とリアクションさせてしまっては、2人のことなどさして覚えていない(としか思えない)薄情さと、ドリブロの次の言葉を引き出すためだけに言わされた白々しさしか感じない「言わされセリフ」にしか見えなくなるわけです。
「100年も戦いを続けていた」ことは年数まで覚えているくせに、「その戦いによって武器は既にボロボロになっていた」ことを忘れている、ないし思考停止しているため武器が寿命を迎えて壊れた可能性に全く考えが及ばない、なんて不自然でしかないでしょう。
これはドリブロにとっても同様で、「すでにボロボロでいつ壊れてもおかしくない(というか既に寿命を迎えた)武器」だったから、友の船出のために、最後の役割として「武器を捧げ、使い果たした」わけですから、「ワケあって折れた」なんて的外れな気遣いセリフなど言わず、普通に「お前らが島に来た時にはすでにボロボロになっちまってたからな 武器の寿命だ」と説明をする方がよっぽどわかりやすいし、正確なわけです。
折れてはおらずとも、既に(決闘の決着をつけられないほどには)消耗し切っていたわけで、遅かれ早かれ壊れる運命の武器だったのですから。
要は、「ルフィ達のために覇国を撃ったら、まだ使える武器が折れてしまった」わけではなく、「すでにボロボロで寿命を迎えた武器だったから、友の船出のため、最後の役割を全うするべく武器を捧げて覇国を放った結果、折れてしまった」という方が正確で、「そもそも寿命を迎えた武器だった」という前提があるのだから、それをすっ飛ばして「ワケあって折れた!!」なんて言い方をしたところで、それは「気遣い」にはならず、ただ読者に向けて薄っぺらい「いい人アピール」をしているだけにしかならないということです。
普通に「長年の決闘ですでにボロボロだったからな」と返せばいいだけだし、その方がずっと潔く、気持ちのいい気遣いになるでしょう。それがそもそも「正しい」説明なのですから。
もちろん、「ボロボロだったとはいえまだ原形はとどめていたし、ルフィ達のために覇国を撃たなければ武器は無事で、その後も武器を使った決闘を続けられてたんだから、何も間違いじゃないだろう(それは難癖だろう)」と感じる人もいるかもしれませんが、そういうことではないんですよね。
たとえば、あなたの家に製品寿命を大幅に超えていつ壊れてもおかしくないガタガタの洗濯機があるとして、洗濯機を持たない友人から頼まれた大量の洗濯物を洗ってあげる為に利用したところ、そのタイミングで完全に故障して動かなくなり、買い替えが必要となったとしましょう。
友人の洗濯は完了したので、故障のことは話さずに洗濯物だけ渡し、後日、その友人が家に遊びに来た時に、「洗濯機買い替えたんだ」と言われたとして、「ワケあって壊れた」という返し方をするのが「気遣い」と言えるのか、ということです。
故障したのは友人の洗濯をしたタイミングだったとしても、既に寿命は過ぎていて、いつ壊れてもおかしくない状態だったという前提があるのだから、それをとっぱらって「本当はお前のせいで壊れたんだけど、思いやりの気持ちから、本当のことは言わないよ」と言わんばかりに「ワケあって壊れた」と含みを持った言い方をしたところで、気遣いとして的外れだし、むしろ責任転嫁や恩着せがましさを感じないでしょうか。
(もちろん、洗濯してもらった側はそんなことは思わないでしょうが、第三者から見て、それは「優しさ」や「気遣い」と称賛されるような対応なのか? という話です)
「あぁ、もうだいぶ寿命が過ぎててボロが来てたからね」とだけ正直に答えるほうが、ずっと説明として正確で、気遣いとしても適切ではないでしょうか。
今話の描写の場合、ここに「その友達は、その洗濯機が寿命を大幅に超えてすでにボロボロだったことを知っている」という前提が加わるため、尚更「ワケあって壊れた」という答え方(気遣い方)の的外れ具合が際立ちます。
話をワンピースに戻すと、このシーンの主眼は、「なぜ武器を使わず殴り合いの決闘をしていたのか」であって、「なぜ(エルバフに伝わる歴史ある大切な)武器が壊れてしまったのか」ではないのですから、「武器の寿命で壊れたから」で済む話であり、「ワケあって」と(わざわざ覇国を撃ったことで壊れた事実を隠すために)濁した返答をする必要などないだろう(それは「気遣い」にはならないだろう)、ということです。
そもそも、リトルガーデン編とは「(不本意な形で)2人の決闘に決着がつき、友の命を奪ってしまったと思っていたところ、武器の寿命によって致命傷を与えるには至らず、一命を取り留めた(その奇跡を喜んだ)」というオチだったわけで、それは「その武器は、決闘の決着をつける上では使い物にならない」ことと同義なのですから、仮に「覇国」を撃たず、その後も原形を留めたその武器を使って決闘を続けていたとしても、お互い「殺す」ことはできず(すなわち決着はつかないまま)、遅かれ早かれ武器のほうが先に壊れる形となっていた、と解釈するべきです。
つまり、「覇国を撃たなければその後も同じ武器で決闘を続けられていた」という話ではなく、「いずれにせよ決闘の決着をつける武器としての役割は終えていた」、だからこそ(武器が壊れてしまうことへの未練はあれど)最後の役割として、仲間の船出のための一撃を放った、ということなのです。
にもかかわらず、「ワケあって壊れた」と本当のことを隠すような気遣いをしてしまうと、ドリブロ側は「ルフィ達を逃す為の攻撃で壊れてしまった(大切な武器を壊してまで送り出してやった)」という認識であることを意味することになるため、責任転嫁や恩着せがましさを感じる見え方になってしまうわけですね。
「もともとボロボロで決闘に使える武器じゃなくなってただろうが」とツッコみたくなるわけです。
故に、このシーンは「武器も持たずに殴り合っていた理由を聞かれたドリブロが、本当のことをルフィ達に隠す気遣いを見せる」形にしたい作者の作為100%で、強引に言わされた不自然セリフの応酬でしかない上、ルフィもドリブロも損をするだけで何の価値も生んでいない、不毛なやり取りになっているのです。
以下のようなセリフの方が、そうした的外れ感や恩着せがましさを感じさせない、自然なやりとりになったのではないでしょうか。
- 「武器も持たずに2人が殴り合いで決着つけようとしてたんだ!!」
↓ - 「えェ!? やっぱあの武器は壊れちまったのか?」
↓ - 「とうに寿命を超えてたからな よく100年も付き合ってくれたものだ」
もしくは、ルフィはあの武器がボロボロだったことを知った上で、自分達を逃すために(覇国という)とんでもない破壊力の一撃を放ってくれた、という認識はもっているわけですから、普通に「あの時の一撃で壊れてしまったのでは」と勘づいてもおかしくなく、「おれ達を逃がしてくれた時に折れちまったのか?」のように問いかけてもいいでしょう。
それに対して、「まァもともと寿命だったからな 最後にお前達を次の島へ送り届けられて本望だ」のように返せば、全く嫌味なく、自然な会話を通して事実を伝えることができます。
その後は、オイモとカーシーが「だが この頑丈な2人が殴り合いで決着をつけられるはずがねェ!!」→「違ェねェ!! 勝負は”死”で決まるってのに!!(殴り合いで殺せるはずがねェ)」のように続ければいい。
その方が、日本語として正しく、会話としてもよほど中身があって描く意味のあるやり取りになるでしょう。
「えェ!? 何で!?」→「ゲギャギャ ワケあって折れた!!」がいかに薄っぺらく、中身のない会話かよくわかります。
表面的なセリフで、無理に優しさや気遣いを差し込もうとするから、芯から外れた心に響かないセリフになるんですよね。。
武器を取りに帰ったのに決闘を再開しない2人
さらに言えば、武器を取りに帰ったくせに、すぐに決闘を再開せず、故郷での生活を仲良く楽しんでる(ようにしか見えない)時点で、既にその「決闘」は意味を失っており、茶番化しています。
本当に決闘を続けるために武器を取りに戻ったのであれば、武器を手にしたらすぐに島を移動して決闘を再開して決着をつけろよ、エルバフの神の審判を受けないと故郷には帰れないんだったよな? としか思えません。
なに武器を取りに帰ったついでにしっかりエルバフに居座って、旧友との再会や決闘なき平穏な日々を満喫しちゃってんだよ。
こいつらは再登場して以降、決闘どころか喧嘩するシーンさえ一度もなく、常にニコイチでべったりくっつきながら、仲良く行動を共にし続けているだけです。
一時的に休戦協定を結んだということなのでしょうが、そもそも「犬猿の仲ゆえ、何かあればすぐに喧嘩や決闘に発展するような間柄」というわけでもないのに、一度始めた決闘だからという理由だけで、どちらかが死ぬまで続けると必死に喧嘩を続けようとしている(が、実際は故郷での生活が楽し過ぎて本当は決闘などしたくない)という見え方になると、意味を失ったただの「ムダゲンカ」でしかなく、「よくやるわこんなムダゲンカ」というナミのセリフの方がよほど的を射ていることになってしまいます。
結果、ウソップの「うぉい ナミィ!! おめーは『リトルガーデン』で何を学んだんだ!!!」というセリフのほうが的外れとなり、ウソップが「学んだ」ことまで意味を失っていくという。
「命懸けの決闘の最中でも、一時休戦すればガンガン一緒に遊んでOK」って話になると、ウソップが学んだはずの「誇り高き戦士達像」とはかけ離れてしまうでしょう。
ではドリブロについてはどのような扱いにして、どのように描けば良かったのかについては、また別の記事で掘り下げようと思います。
依然巨人族と話さない鼻
1124話の記事で、なぜか巨人族と絡まずにリリスの看病部屋に引きこもる鼻のおかしさを指摘しました。
二度目の宴が始まり、一応甲板に出て、巨人族に関するセリフを口にしてはいるものの、単にナミにツッコミを入れているだけで、依然巨人族との会話は何一つ描かれていません笑
なんなんだマジでこいつ…急にコミュ障にでもなったんか?
エニエスロビーでは、2人の巨人を速攻で味方につけて従えるくらいのコミュ力をもってたのに、なぜ念願の憧れの戦士達と会話をしようとしないのか。
ところで鼻よ、お前はエッグヘッドでは延々鼻水垂らしながら泣きわめき散らし、逃げることか諦めることか助けを乞うことしかしないお荷物っぷりを発揮してきたわけだが、お前は「リトルガーデンで何を学んだ」んだ?
教えてくれよ、お前が誇り高きエルバフの巨人達から学んだことをさ。
「身の危険を感じたり、ピンチに陥ったりした時は、ギャーギャー騒いで助けを求めるか逃げ出すか諦めること」を学んだってことでオケ?
2年後のお前の言動、ほぼそれしか見てないので、それが「誇り高きエルバフの巨人達から学んだこと」ってことでいいんだよな?
クソが。
口から出る言葉何もかも薄っぺら過ぎんだよ。ノリだけでしゃべってないで意志を持ってしゃべれよ。きちんと自分の生き様を背負って言葉を吐けよ。
何が「うぉい ナミィ!! おめーは『リトルガーデン』で何を学んだんだ!!!」だよ。てめェだよ、その言葉を一番投げつけられなきゃいけないのは。
いつからそんなただの鼻クソキャラになっちまったんだよ…
尚、細かい点ですが、サンジの「強めだなこの酒」というセリフも気になりました。
普通に「強ェなこの酒(巨人族はいつもこんな強ェ酒を飲んでんのか?)」じゃダメなんですかね…
「強めだな」って、(自分はもっと強い酒を飲んだことがあるからそれと比べたら「強い」とまでは言えないため、より正確にその差を踏まえて表してるってことなのでしょうが)このシーンでお酒の強さに関してそんな細かな差の表現、必要ですか?
そのせいで、ものすごく中途半端でボンヤリした会話になる上、ただ「強め」のお酒を飲んだだけで、みんな気を失って失踪した(失踪に気づかなかった)ということになるため、説得力よりもツッコミどころの方が強まる結果となっています。
ゾロやナミの「酒豪」で「酔い潰れることはない」という個性を超越する展開にするのであれば、むしろ「世界一強い酒」とか「今まで飲んだことないほど強い酒」くらいの設定にしておいた方がわかりやすいし、説得力が出ると思いませんか。
「強め」で「幻覚作用」のあるお酒で、ゾロとナミまで気を失ったということは、お酒の強さよりも幻覚作用の方が効いたことになります。2人がただの「強め」のお酒で気を失うほど潰れるはずがありませんから。
そうすると、「強め」という設定自体が無意味化して、不要な設定となってしまいます。つまり、サンジの「強めだな」というセリフごと不要になってしまうわけですね。だって、気を失う展開に酒の強さは関係なく、幻覚作用のほうが原因なんですから。
それなら幻覚作用にだけ触れればいいということになるため、たとえば「この酒 味が独特だな」とか、シンプルに「この酒 うめェな!! なんて酒だ?」のようなセリフでもいいことになります。「強めだなこの酒…」というセリフの中途半端さというか、わざわざ描いているのに全く効果を生んでない「無意味なセリフ」感が強いんですよね。
「強めで幻覚作用のあるお酒」よりも、「強くて幻覚作用もあるお酒」の方が設定として明確で、オチとのつながりも強くなるため、よりわかりやすい描写になったと思うのですが、少年誌におけるお酒描写のレギュレーションでもあるんですかね…
まぁ、気を失って失踪することになった原因は、まだこの酒だけだと決まったわけではないので、次週以降に納得できる理由づけがなされるのかもしれませんし、「幻覚」を見ることがある酒という設定なので、単に幻覚を見ているだけで、酔い潰れたわけではない、という説明がなされる可能性もあるのですが。
ボニーとくま、説明不足の雑回収
1124話で、くまを放置したまま笑顔で乾盃に参加したボニーにツッコミを入れましたが、今話では急にくまにべったりで甘え出します。
いや…もう色々無理がありすぎるわ…
乾盃シーンにボニーなど描かず、宴の最中にこのシーンを挿入する形で描いておけば、ちゃんと感動できる締めくくりになったのに。一旦くまを放置して宴に参加してから戻ってきて”水平線”を堪能してるシーンとなってしまっては、感動できるものもできなくなるでしょう。
なぜ念願だったお父さんと一緒に見る”水平線”よりも、乾盃を優先してんだよこのクソガキは。
普通に乾盃無視して、お父さんとの時間や念願の実現のほうを優先しろよ。
つまり、「ルフィ達は宴を始めたけど、自分はずっと会いたかったお父さんとようやく再会できて、無事政府の島から逃げ出すことができたから、ずっとお父さんのそばにいたい、お父さんのそばを片時も離れたくない、という思いで、(賑やかな宴の声が聞こえる中)2人で満足げに水平線を見つめている」というシーンにしたほうが、ずっとボニーの心情や行動として納得できるし、味わい深く、感動できる締めになったと思うわけです。
その締め方であれば、くまとボニーの物語は「麦わらの一味の冒険」とは独立したエピソードであり、スピンオフ的な位置付けだった、という見え方にもなります。
エッグヘッドでルフィ達と(仲良く)行動を共にしていたものの、目的はお父さんを助け出すことであり、お父さんと一緒の時間を過ごすことであり、それが果たせた今、(ルフィ達とではなく)くまにべったりくっついて離れず、くまとの時間を最優先して、一緒に水平線を見ている、とした方が、ずっと説得力のある締め方になったでしょう。
それが、瀕死のお父さんを放置しながら、ニカの姿になってルフィとはしゃいだり、お父さんとの水平線より乾盃優先したりしてたら、もうキャラとしてブレブレなだけでなく、人間としてもクソッタレ過ぎて見るに耐えず、まるで感情移入ができなくなってしまいます。
くまの奪還だけでなく、ルフィ達の冒険にも無理矢理からめて、ルフィ達と過ごす時間も同じくらい重要、みたいな描き方をするから、どっちつかずで芯のないキモキャラになってしまうのです。
また、細かい点ですが、アシスタント任せの作画で済ませることを優先した結果、水平線を見つめるシーンもツッコミどころのある描写となってしまっています。
👇🏻こちらのコマ、構図的には当然、2人は画面奥に見えている(描いている)「水平線」を見ている、という意図で描かれたシーンかと思います。
船に着目すると、画面の一番手前にサニー号、その奥に巨人族の船があるため、
仮にボニー達がサニー号に乗っている場合は、画面奥側の水平線は巨人族の船に阻まれて見えないことになります。
もちろん、これまでの描写から、くまとボニーは巨人族の船に乗っているであろうことはわかるため、「サニー号に乗っているから奥の水平線が見えるはずがない」というツッコミにはならずに済んでいるのですが、しかし、上記の位置関係で画面奥の水平線を見るには、巨人族の船の奥側の甲板に出ている必要があるわけで、その場所は、読者の視点(今の構図)からは完全に死角になっています。
つまり、巨人船の👇🏻こちらの船室部分の、
画面奥側の(死角である)壁にもたれかかって、
さらに画面奥に広がる水平線を見ているというわけですね。
その前提で見ると、👆🏻このコマの構図がいかに不自然であるかよくわかるでしょう。
だって、このコマでは、ボニーとくまの姿は見えない上、一番手前にあるサニー号も、一番大きく描かれている巨人族の船も、この(くまとボニーが水平線を眺めるという)シーンを描く上で全く関係がなく、読者の視点からすると、水平線を見る上での邪魔(雑音)にしかなっていないからです。
要するに、以下の構図になっているわけですね。
ーーーーーーーー水平線ーーーーーーーーーー
(ボニーくま)
巨人族の船
サニー号
↑↑↑ 読者の視点 ↑↑↑
邪魔でしょ? サニー号と巨人族の船…笑
サニー号と巨人族の船が両方描かれていることで、「そもそもくまとボニーはどっちの船に乗ってるんだっけ?」という疑問も生まれるため、雑音にしかなっていません。(そう混乱させないよう、その前に巨人族の船にいることが明確に伝わるコマが用意されているわけでもなく、ただただわかりづらく、不親切な描き方となっています)
今話で言えば、以下のコマで描かれている(アシスタント絵の)船の模様によって「サニー号ではない(巨人族の船だ)」と認識できる、と解釈するほかありません。
つまり、サニー号と巨人族の船の模様の違いを知らない人は、今話を読むだけでは、どちらの船に乗っているのか、全くわからず、👇🏻このコマを見た際にサニー号に乗っている可能性を消せないことから、そっちに乗ってたら水平線見えないやんけ笑、というツッコミが浮かんでしまうわけですね。だから「雑音」なのです。
とりあえず水平線だけ描いて、ボニー達の視点や位置関係などどうでもいいと言わんばかりのカメラワーク。
このコマの主役は「水平線」であり、読者が見たいのは「ボニーとくまの視点から見る水平線」であって、「(死角を作ってるだけの)サニー号や巨人族の船ではないというのに、「くまとボニーが水平線を眺めている(様子を読者が見届ける)シーン」ではなく、「奥に広がる水平線の手前に2つの船が浮いてるだけのシーン」を描いてしまうという。
つまり、本質的に以下のコマと何も変わってない訳です。
👆🏻このアングルからちょっとカメラを引いて俯瞰にしたことで、水平線をわかりやすくしただけ、つまり読者に水平線(という線一本)を見せるための構図でしかなく、「くまとボニーのラストシーン」を見せるための構図になっていないのです。
アシスタント任せの省エネ作画にすることを前提に構図を決めたことがよくわかる1コマです。
仮に、作者が前半の海の頃のように絵を描くのが大好きで、できるだけ自分で描きたいという考えであった場合、絶対にこんな構図にはなりません。
きっと、ボニーとくまの目線から見える水平線を描いてくれたことでしょう。
読者はボニーとくまと同じ視点で水平線を眺めることができるため、それを見た時の感動や迫力は大きく変わります。その水平線が美しければ美しいほど、くまとボニーの過去編に対する感情移入も強まり、感慨もひとしおになったというのに。散々御涙頂戴の感動エピソードとして描いてきておいて、ラストシーンがアシスタント絵主体の省エネ作画で締められるとは…残念でなりません。
まとめると、ボニーとくまのシーンは、
- くまを放置して一旦宴の乾盃に参加したボニー。
- その後くまの元に戻って急激に甘え出し、自我も感情も失ったはずなのになぜか笑顔のくま。(自我や意識はあるのか、自分で動けるのか、完全停止しているのかも不明)
- 読者の死角にいるキャラが水平線を眺めている(キャラ主体ではなく背景主体の)シーン。
という、ツッコミどころだらけの締めとなっているわけですね。
結局、くまの状態はどうなってるのか?
くまの口元が緩んで笑顔になっている描写は、
説明が足りなすぎるため、理解も感情移入もできない茶番演出となっています。
くまは自我を失った上で「完全停止スイッチ」まで押されたわけですから、普通にボニーを救うために(愛の力で)一時的に動き出しただけで、任務完了したら永遠に完全停止するものと思っていましたが、(バッカニア族の特性によって)感情と身体機能まで取り戻したってことなんですかね…
なんで(普通に意志も感情も残っていた)エメトは無表情で終わらせて、
自我も感情も失ったはずのくまは笑顔で終わるんですかね笑
逆じゃねェかな、普通。
くまの顔はずっと無表情にしつつも、ボニーにだけは(絶対に喜んでくれているはずだと)その感情がわかっている(あるいは感情が分からずとも、くまが自我を失っていようとも、もうしゃべっても動いてもくれない植物状態であろうとも、こうしてまた会えたことがただただ嬉しく、ずっと寄り添っている)という描写にした方がずっと感動できただろうと思います。
2日後、サニー号がいなくなったとなったら、(またくまを放置して)今度はなぜかジンベエの服を掴んで甘え出します。
意味わかんねェ媚び方してくんじゃねェよキモチワリィな…
うろちょろしてねェでずっとくまのそばにいろよ。それがお前の(この茶番感動ストーリーに尺を取らせたキャラとしての)役割であり責任だよ。最後まで全うしとけ。それでお前の役割は終わりなんだからよ。
それができないなら今すぐくまの能力でどっか飛んでけ。
まさかもうお父さんとの時間に飽きたんじゃねェだろうな?
最初から最後までほんと反吐が出るほど気色悪かったわお前。
依然くまを完全無視する”麦わらの一味”
1124話でも触れた通り、なぜか大恩人であるくまに一切触れようとせず、完全無視を貫き通す血も涙もない主人公一味。
さすがに1125話以降で触れられるかなと思っていましたが、宴は終了して新章突入ですから、もう描かれることはなさそうですね。
仮に、くまもエルバフ編に参加する展開となってそこで触れられるとしても、もう遅すぎて完全に賞味期限切れです。
「死んだ(はずの)」くまをこのまま何の説明もなく(愛の力とかバッカニア族の特性のような曖昧な理由付けだけで)わずかな意志や感情を取り戻したことにして、中途半端に動けるようにして、一味と行動を共にする、という展開はさすがにあり得ないだろうと思いますが、ボニーとくまは新章ではどうやって処理するんでしょうね…
普通にくまが無意識のまま本能に従って、ボニーを抱えてソルベ王国かカマバッカ王国まで飛んでって消えてくれればいいのに。
このまま何の説明も整合性の取れた説明をすることもなく、曖昧にしたまま同行するとなったら雑音にしかなりません。
これまでなら、そんな心配せずとも尾田先生は全て整合性の取れるように考えていて、この先読者がきちんと納得できて、すっきりできる説明やストーリーが描かれると信じられていたのですが、今や全くそうは思えませんね…
果たしてこの先、読者がすっきりできる回収の仕方はなされるのでしょうか。
エルバフでバッカニア族について掘り下げて、くま復活展開まで持っていく感じですかね…
作画酷い
作画の雑さは依然健在です。
肉にかぶりつくルフィとジンベエ。
いや、もうわからんって…笑 ルフィの上で腕を組んで立っているように見えるのは誰なんでしょうか…
乱視のせいで絵が二重に見えると言っていたのに(手術は成功したとはいえ)なんでこんな細かい絵ばかり描くんですかね…
ロビンの作画も酷すぎて、もはや全くロビンに見えず、完全に存在感を失っています。
誰やねんこいつ。
あんなに魅力的だったキャラをここまで無価値化させられるってすごいわ…
バルトロメオと赤髪海賊団
旗を燃やした理由付けが弱すぎる
まずこのシーンは、扉絵連載(869話〜875話)のバルトロメオのシーンが発端となっています。
要約すると、ある港町で”麦わらの一味”のステッカーとルフィのピンバッチを販売しようとしたところ、(おそらく「この町は赤髪海賊団の旗で守られているから必要ない」的なことを言われて)断られたことで、「四皇!? 関係ねえべー!!!」と調子に乗って旗を燃やしてしまった、という内容です。
そのケジメをつけるために赤髪海賊団がバルトロメオをシメにきた、というわけですね。
このシーンでよくわからないのは以下の2点です。
- そもそもバルトロメオは、ルフィマニアと言っていいくらいの熱狂的なファンなのに、ルフィとシャンクスの関係性については一切知らなかったのか?
- 赤髪海賊団の行動の目的と意図は何だったのか?
前者については、当時から「バルトロメオはルフィとシャンクスの関係性について何も知らないのか?」(「ルフィとシャンクスの関係を知った上で燃やしたのか? 知らずに燃やしたのか?」)という疑問がありました。
それによって、その行為の意味合いや、その後の展開への影響(描かれ方)が変わってくるからです。
結論、「一切知らなかった」ということなのでしょう。「ただ無知で愚かでバカだから、何の考えもなく、ノリだけで四皇の旗を燃やしてしまった」という、あまりにも中身のないアタマ空っぽの理由で全面謝罪するだけのオチでした。
まぁ、バルトロメオの情報源は新聞が基本でしょうから、シャンクスはルフィの憧れの人物であるとか、麦わら帽子はシャンクスからもらったものといった2人の関係性については知らなくても不思議ではなく、一応納得できるところではあります。
が、「それならこんな茶番を描く必要があったか?」と思わずにいられません。
「ルフィとシャンクスの関係を知らず、何の意志も考えもなく、ただの悪ノリでシャンクスの旗を燃やしてしまったことで報復されました」という展開を描くことに、ストーリー上一体何の意味があるのでしょうか。
普通に読めば、「ルフィの子分がルフィの恩人の海賊旗(信念の象徴)を燃やした」となると、ルフィとシャンクスの関係に不要な軋轢が生じて、こじれてしまう展開を予想するはずですが、そんなことが2人の再会時の話題に絡んでくることになったら雑音でしかありません。
たとえば2人の再会時に、「ルフィ、お前んとこのバルトロメオとかいう子分がウチの海賊旗を燃やしやがったから、ワリィがケジメつけさせてもらったぞ」とか、「シャンクス、お前ロメ男の船を沈めたって本当なのか!?💢」的なやりとりが描かれ、(それが2人の戦いの理由の1つにでもされたら)邪魔だと思いません…? バルトロメオはそんなポジションに入り込んでいいキャラじゃないでしょうに。
逆に「ロメ男!! お前シャンクス達の旗を燃やしたって本当か…!? 海賊旗は信念の象徴だから お前なんかがヘラヘラ笑って燃やしていい旗じゃないんだぞ!!!!」などとバルトロメオにキレ出しても、話が入り組んでしまうため邪魔にしかなりません。
扉絵連載の時から、どう考えても2人の関係に不要な雑音を生じさせるだけで、ストーリーを面白くすることに一切寄与しないだろうに、なぜこんなシーンを描いたのか疑問で、当然、何か納得できる理由付けや事情の説明、展開などが用意されているものと思っていました。
四皇の旗を燃やすなら、その相手はカイドウでもビッグ・マムでも黒ひげでも良かったところ、わざわざルフィとの関係性にヒビが入りかねないシャンクスの旗を燃やさせたのだから、そこに何かしらの意味付けがあるものだと思っていたわけですね。
それがまさか何もなかったとは…
これ、描く意味ありました? ただでさえルフィとシャンクスの関係性に後付けで雑音など入れて欲しくないのに、こんなオチなら、尚更描く必要なかっただろうと思わずにいられません。
バルトロメオの行動が意味不明(というかあり得ない)
「一ヶ月以内に”麦わらのルフィ”に(この猛毒を)飲ませて来い!!」「お前の親分に責任を取らせる!!」と言われただけで、バルトロメオがいきなりその毒を飲み干す展開があり得ません。
これは、「フェイクであることがわかっている人間が、フェイクであることを前提に描いただけの茶番」であり、「フェイクとは思ってもいないバルトロメオの行動」ではありません。
本当に猛毒だと思っている人間はこんな行動は絶対に起こしません。
なぜなら「交渉」になっていないからです。
赤髪海賊団側の言い分は「”麦わらのルフィ”に(この猛毒を)飲ませて来い」「お前の親分に責任を取らせる」であり、「それが嫌ならお前が飲め」とは言っていません。つまり、「バルトロメオが代わりに飲む」という行為は、赤髪海賊団の提示した条件に何一つ応えていないわけです。
相手がどんな意図でその条件を提示しているのか把握することなく、また自分が毒を飲んだら責任を取ったことになるのかも確認していないのに、真っ先に毒を飲むというのは、簡単に言うと「赤髪海賊団の命令に背いて(条件を飲むことなく)、勝手に自殺した」だけです。
「代わりに飲めばルフィには手を出さない」と言われたわけでも、「お前が飲めばお前が責任をとったことにしてやる」と言われたわけでも、「(それが)親分に責任を取らせたことになる」と言われたわけでもなく、その「死」が意味を持つのかどうかさえ分からないまま、相手の話を聞かず、交渉もせずに、初手で取り急ぎ自分の命を捨てる判断をする意味がわからない。
バカなんてレベルではなく、フェイクだと見抜いているか、オチを知っている誰かに操られているかじゃない限り絶対にあり得ない行動です。
もしこの毒が本物で、死んでいたらどうなっていたでしょうか。
赤髪海賊団が「我々が提示した条件は、この毒を”麦わらのルフィ”に飲ませることであって、こいつが自分で飲むことではない。お前らの命に価値などない。他に(こいつの代わりに)誰か”麦わらのルフィ”に毒を飲ませに行きたい奴はいるか?」と言い出したら、バルトロメオの行動は交渉の余地さえ放棄して、無駄に命を投げ捨てただけとなります。
こうなることなど十分に考えられることであり、むしろまだ何の話もついていないのに、こんな的外れで身勝手な行動を先走って取られたら、普通はそういう結末になるでしょう。
シャンクス達が提示した条件は、何一つ満たされていないのですから。
要するに、「フザけんじゃねェ!! ルフィ先輩の盃も旗もおらたづ勝手に貰ったもんだ!! だからルフィ先輩には関係ねェし あの人に迷惑をかけるつもりもねェ!! テメェのケツくらいテメェで拭く!!!」と言って上でその毒を飲むか、「(四皇のクセに子分に暗殺させるようなみっともねェマネしてないで)てめェがここでおらの首を斬れ!!」といって首を差し出すほうが、この状況でふさわしい行動だと思うわけです。
相手の言い分を聞くことも、自分の意志を伝えることも、交渉することもしないまま、まず毒を飲んで自ら命を絶つ選択をするって、やってることズレすぎだし、意味わからんでしょう。
何が「これでいい!!」んだよ。
相手の行動の意味や思惑を知らずに、なぜその行動が正しいと思えるんだよ。。
なんでここまで的外れな行動や展開を描けるのか(それがそのまま掲載されてしまうのか)理解できません。
仮にバルトロメオがこの行動を取ることを肯定できるとしたら、シャンクス達が、バルトロメオを人質にしてルフィの命を取りに行こうとするか、条件交渉を企てた場合でしょう。
それなら、ルフィの時間を奪わないために、自ら人質になることを放棄して、相手の話を聞くことも交渉しようとすることもなく)真っ先に自ら命を絶つ行動をとることにも意味があると言えます。
バルトロメオが死ねば、赤髪海賊団は「人質を使った企て」ができなくなるため、バルトロメオの目的を果たすことになるからです。
もっと言えば、旗を燃やしたのは「一ヶ月以上前」なのに、なんでこいつらずっと同じ街にいるんだってツッコミもあります。
いろんな島を回ってルフィの布教活動をしてるのかと思いきや、すでに目的を果たした島に一ヶ月以上も居座って何してたんだこいつら笑
何から何まで筋が通っておらず、設定が練られておらず、小手先で描いただけにしか見えない、あまりにも場当たり的で詰めの甘すぎる仕上がりです。
赤髪海賊団の行動の意図が理解不能
赤髪海賊団の行動の目的と意図については、もっと意味不明です。
バルトロメオにナワバリの旗を燃やされた件のケジメをつけるため、赤髪海賊団は以下の行動を取りました。
- 親分であるルフィに責任を取らせるため、ルフィに猛毒を飲ませてくるようバルトロメオに命じる。
- が、それはフェイクで毒など入ってなかった。
- その嘘を信じ、自分の不始末の責任は自分で取ろうとしたバルトロメオを(その覚悟や心意気を買ってか)一旦逃す。
- 逃げた後に、「ケジメはケジメ」と船ごと狙撃して撃沈させ、生死不明に陥らせる。
うん、何度読んでも意味わからん。
全項目、マジで意図が理解できません。
まず、❶親分であるルフィに「猛毒」を飲ませることで責任を取らせようとする行為が意味不明な上、四皇かつルフィの憧れの海賊団とは思えない小物雑魚ムーブにドン引きしてしまいます。
だってこれ、「自分達はルフィとの真っ向勝負を避けながら、雑魚子分に暗殺を命じてあわよくば四皇の一角を落したいと考えてる」ってことと同義ですからね。
「本気でそうするつもりだったのか」「実際にそれが成功すると思っていたのか」など関係なく、そもそもそんなチンケで弱腰な選択肢を考えつくこと自体、そしてそれをフェイクでもお遊びでも実践してしまうこと自体が、小物ムーブ過ぎて面目丸潰れです。
こんなシーンを描いたら、(それがたとえフェイクだったとしても)「赤髪海賊団はルフィにビビっていて、真っ向勝負を挑んでも勝てない(ないし苦戦をすることは目に見えてるから直接対決は避けたい)」と言ってるようなもの(少なくともバルトロメオ達にはそう映るはず)なのですが、どんな考えがあって、何の意味があってこんなアプローチをさせたのでしょうか。
仮にルフィがドフラミンゴを倒した後に、「部下の責任は親分に取らせる」と言って、カイドウに猛毒を飲ませるよう、ドフラミンゴに指示したとしたらどう思いますか?
筋が通った行動だと思うでしょうか? やってること小物すぎるし、ダサすぎるだろうと思いません? それが「実はフェイクだった」と明かされたとして、ポジティブな印象に変わりますか?
そもそもこいつらは、ワノ国では「バルトロメオの件のケジメを先につけなければならない」という理由で「ルフィには会わない」と言っていたクセに、バルトロメオに会ったら「お前の親分に責任を取らせる」と言い出してルフィを暗殺させようとする(ように見せる)って、やってること意味わからんでしょう。
ルフィに責任取らせるつもりなら、むしろワノ国で「ルフィに子分の責任を取らせる」ために殴り込みに行けや。
「ルフィと会わない理由」にルフィの子分へのケジメ(を先につけること)を挙げておきながら、その子分にルフィを毒殺させようとするって、ルフィと直接対峙するのが怖いから逃げ腰になってるようにしか見えないのですが…
もちろん、❷これは結局フェイクに過ぎず、「シャンクス達は最初からルフィを毒殺しようなんて当然考えてなかった」というオチだったわけですが、じゃあ何のためにそんな小物フェイクを見せる必要があったのか?という話になります。
このフェイクを挟むことに、一体何の意味や狙いがあったというのでしょうか。
ケジメをつけるためにわざわざバルトロメオに直接会いに行って、やったことが「ルフィを毒殺させるフェイクをかます」って、意図が全く理解できません。
考えられるのは、「バルトロメオの子分としての器や覚悟を測る」くらいですかね?
しかし、何でそんなもんお前達が測ろうとするのか、測って何がどうなるのか、その行為に何の意味があるのか、というツッコミは変わらず残るため、いずれにせよ納得感のある理由付けにはなりません。
「ルフィの子分の覚悟を赤髪海賊団が測る」って意味不明だし、あまりにも的外れで出過ぎた真似ゆえ、キモいという感想の方がまず浮かんでしまう。
親友の交友関係に勝手に探りを入れて、「こいつはあいつの友達として相応しいか」を確認する(それが親友のためになると思い込んでいる)って普通に気色の悪い行為でしょう。
その「測り方」も意味不明な上小物過ぎるため、「覚悟」を測ろうとしている方が小物に見えてしまうシマツです。
こういうのって普通、真っ向勝負したら敵わない相手や、逆に相手にするほどでもないどうでもいい相手へのお遊びとして仕込みません?
たとえば、バルトロメオ側が赤髪海賊団には敵わないからと、その傘下の子分達を使って暗殺を企てる方が、よっぽど理にかなっているし、(実際にバルトロメオがそんなことするキャラかどうかは別として、力関係上)ずっと想像しやすいでしょう。
シャンクス達が、(たとえフェイクだとしても)ルフィに対してそんなクソダサ小物アプローチをしようとすることが信じられないんですよね。
私がバルトロメオの立場だったら、「え…!? 四皇ってそんな他力本願のチンケな暗殺を謀るんだべか…?」「四皇同士の争いってこんなこざかしい攻め方をするんだべか…?」と思ってしまいますよ。
さらに、❸そのフェイクを信じて、自分が命を捨てて自分のケツを拭く覚悟を見せたバルトロメオに対して、一旦逃がしてぬか喜びさせた上で、❹船ごと狙撃して丸ごと崩壊させるという、趣味の悪いケジメの付け方に至るオチ。
「ケジメ」というか「イジメ」にしか見えんのだが…笑
いつでも殺せる雑魚の命を握った上で、チンケな小物フェイクで一喜一憂させながら、最後はこぞって逃げたところを一撃で壊滅させるって、(キッド海賊団への対応も含め)「一度泳がせた上で木っ端微塵にぶちのめす」という趣味の悪い成敗の仕方にハマってるんですかね。
「赤髪のシャンクズ」ってことでオケ?
それとも、シャンクスは(ルフィへの想いを聞けて嬉しかったから)逃がしてやるつもりだったけど、ヤソップが(シャンクスの意志を無視して)独断で勝手に成敗したってことなんでしょうか。
いずれにせよ、何もかも描き方が中途半端すぎるため、どの視点のどの角度から見ても、どうポジティブなフォローをしようとしても、意味不明としか言えず、ただただ赤髪海賊団の株を落とすだけのクソシーンとなっています。
長年「四皇」を放置し続けてきたくせに、新世代が四皇を2人打ち倒した途端に、「ワンピースを奪りに行く」と言い出し、にもかかわらず、どこぞの港町の旗を燃やされたメンツのためにわざわざ自ら出向いて、とても四皇は思えない小物丸出しの駆け引きをしながら、趣味の悪いケジメの付け方をする。
そんなんだから、お前のその旗、何の効果も持たずに町にチンピラが溢れるんだよ。
チンピラが横行していた時点で、お前の旗は役割を果たしておらず、メンツはとっくに丸潰れなんだから、無価値な旗を燃やされたくらいで突っかかってくんなよな、みっともない。
まずはお前の無力な旗の代わりに、チンピラを成敗して町の治安をよくしてくれたバルトロメオに感謝するのが筋だろうが。
メタ的に言えば、バルトロメオが旗を燃やした行為に何か裏設定や因縁があったわけでも、信念の衝突や力のぶつかり合いを描くわけでもないのなら、わざわざ大頭自ら出向いて直接壊滅させるような展開にせずとも、傘下の海賊共に任せておけばよかったのではと思ってしまいます。
こいつらは、仮にトンタッタのレオ達に旗を燃やされた場合も、いちいち自ら現場までケジメをつけに行くんですかね…
世界の国々にどれだけの旗を掲げているのかわかりませんが、それが燃やされる度にケジメと称した制裁ツアーを敢行するのでしょうか。
そんなことやってたら一生ワンピースなんざ奪れないぞお前。
シャンクソの👇🏻このジト目も、(とても「ルフィが海賊王になる姿が見たい」という話を聞いている表情ではなく)性悪さや本性の腹黒さが滲み出ているかのような描き方ですが、
(ニカ化して敵なしとなった)ルフィへの嫉妬からやさぐれてしまい、(ステルス降伏した上で)格下狩りに精を出す胸糞小物海賊団という設定に改変でもされたのでしょうか…
あんなに気持ちのいい海賊団だったのに、なんでこんなダサくて気持ちの悪い海賊団になってしまったのか。
やはり、これまでどんなにカッコよく魅力的に描かれてきたキャラでも、今の尾田栄一郎にかかれば一瞬でその魅力を破壊され、クソキャラ化してしまいますね。。
個性豊かで魅力的なキャラ達を、筋の通った生き様を通して少年たちの憧れの的となっていたキャラ達を、一体どこまで破壊していくつもりなのでしょうか…
意図的にやってるとしたら正気の沙汰じゃないし、意図せずやってしまっているのだとしたら編集者止めてやれよとしか思えません。
「もう過去のキャラを再登場させないで欲しい」と思う読者が増えるのも当然でしょう。
以下、4つのポイントについて、改めて簡潔にツッコミを入れておきます。
- バルトロメオに、猛毒をルフィに飲ませるよう命じることで、親分である責任を取らせようとする。
→「子分の失態の責任を親分に取らせる」という理屈自体はわかるが、なぜバルトロメオを人質に取ったり、自分達が親分に殴り込みに行ったりするわけでもなく、毒殺させようなんて小物ムーブを取る必要があるのか?(ルフィにビビってるのか?) - が、それは猛毒ではなく、フェイクだった。
→何のためのフェイクなんだ? それをすることに何の意味があって、どんな狙いがあったんだ? - 嘘を信じて、自分のケツを自分で拭こうとしたバルトロメオを(覚悟や心意気を買ってか)一旦逃す。
→肝心の逃すシーンが丸ごと省略されているため、「誰がどんな言葉をかけて逃したのか」「言葉をかけた訳ではなく、バルトロメオが勝手に逃げ出したのを止めなかった(追わなかった)だけなのか」など、赤髪海賊団側の意図が何もわからない。どんな判断があって一旦逃したんだ? 何のために一旦逃したんだ? - 逃げた後に、「ケジメはケジメ」と狙撃して船ごと撃沈させ、生死不明に陥らせる。
→一旦逃した意図が不明なため、結局撃沈させた意図も不明。ケジメはきっちり取らせるつもりだったのであれば、最初から成敗すればいい話で、一旦逃す必要がどこにあったのか? ただの趣味の悪いお遊びか? ヤソップの個人行動でシャンクスの意志とは異なる対応だったのか?
うん、やっぱり意味わかんねェ…何から何まで、理屈が理解できません。
一度逃した理由について、「格下の命を弄んだ上で全滅させるという趣味の悪い弱い物イジメにハマってる」以外に考えられるとしたら、「初めから許すつもりも、逃すつもりもなかったけど、町の中で全員始末しようとすると、町や人々に被害が及ぶため、海の上でまるごと壊滅させるつもりで、その前に一応ルフィは子分達からどれくらい慕われているのか、ルフィの傘下の連中というのはどれくらいのタマの海賊なのかを測ろうとした」とかですかね。。
いずれにせよ、それならそうだとわかるように描かなければ意味がなく、こうやって読者側にあらゆる可能性を妄想補完させて辻褄を合わせてもらわないと成立しないって、漫画の描き方として間違ってるとしか思えません。
まぁ尾田先生にそんなつもりはなく、描かれたものをそのままストレートに受け取ってください、ということなのかもしれませんが、その場合、赤髪海賊団は「ルフィにビビってるただの性悪小物海賊団」と解釈せざるを得ないのですが、それが正解でいいんですかね…
尾田先生は何のために扉絵でシャンクスの旗を燃やさせたんでしょうか。
本当に、こんな意味不明で不毛な展開を描くためだったのでしょうか。
つまり、「麦わら大船団」が再集結する「一大事件」の前に、赤髪海賊団によってバルトロメオがあっさり粉砕される展開を描きたくて、扉絵でシャンクスの旗を燃やす展開を入れたのでしょうか。。
とてもそうとは思えないんですよね。絶対当初の想定から変えられていると思います。
たとえば、そもそもはギャグオチで終わらせるつもりだったところ、ワノ国終盤に(FILM REDの宣伝目的で)シャンクスをワノ国に登場させることになったため、そこから「ルフィに会わない」理由付けが必要となって、急遽「バルトロメオの件のケジメを付けにいく」という(当初は描くつもりのなかった)展開を追加した結果、その始末の付け方を考えていなかったため、意味不明でクソつまらない、描く価値のない蛇足描写になってしまった、などです。
私としては、ワノ国のシーンの時から赤髪海賊団の言動全てに違和感しかなったため、その時から改編が加えられて、物語が壊れていってしまったのかなと想像します。
別にバルトロメオの一件など、所詮は扉絵連載の一幕に過ぎない上、ただのギャグオチのワンシーンなのですから、仮に回収されなくても何ら問題なく、回収されるとしても(本編でしっかりページを割いて描く必要はなく)ルフィがバルトロメオや赤髪海賊団と再会した際に、回想や説明台詞で触れるか、SBSやキャラクターブックでおまけ情報として「その後」に触れる程度で何ら問題なかったのに。。
尚、この点について、「シャンクス達は海賊であって聖者じゃないんだから」と、第1話のセリフを持ち出して今回の行動をフォローしている人もいるようですが、そんな話ではないんですよね。
「海賊」の中では人情味あふれるいい人キャラでやってきて、ルフィからはもちろん読者からも尊敬され、海軍や世界政府からも一目置かれている大物が、海賊の中でも最底辺レベルの尊敬に値しない小物雑魚ムーブ&趣味の悪い弱い者イジメ(にしか見えない胸糞の悪いケジメのつけ方)をしているから落胆しているわけです。
バルトロメオを始末するにしても、もっとシャンクスらしく、読者がその行動に納得、共感できるように描くべきでしょう。
ちなみに、ワノ国編でおでんが「バリバリの実」の前任者の能力を突破できなかったことの矛盾を指摘したところ、「バリバリの実は覇気で突破できない特別な能力なんだ(悪魔の実にはホビホビの実など覇気で突破できない能力もあるんだから矛盾ではない)」的な反論をしている方がいましたが、今回のバルトロメオの敗北はどう説明するんでしょうね。
覇気が効かない特別な能力なのであれば、当然シャンクスの攻撃も防げるはずで、ボコボコにされるはずも敗北するはずもないんですけどね…
「バルトロメオは自分が悪いと反省しているから、能力を使って抵抗するようなことはせず、全面降伏して素直に殴られたんだ」とか「腕を後ろで縛られていることから、海楼石の手錠をされて能力を使えなくなったんだ」とでも言うのでしょうか。
「じゃあなんで船で逃げた後にヤソップの攻撃を防がなかったんだ?(逃げた後の描写を見るに手錠は解かれているのだから、バリバリの能力で船ごと防御壁を作っておけばヤソップの狙撃は防げたのでは?)」とツッコんだら、「逃してもらえたと思い込んで安心し切ってるか、慌てて逃げてるため、あるいは逃がしてもらえたのに狙撃されるとは夢にも思わなかったため、能力を使うことに頭が回らなかった」とでも言うのでしょうか。
確かにそのように説明すれば一応の筋は通ります。が、全部妄想なんですよね。そんなことは「描かれていない」のです。
本当にそのような設定や背景があって、作者がそのような意図を持って描いているのであれば、作中にその意図がわかる描写を入れなければ意味がありません。
要するに「それならそう描け」というだけの話であり、そう描かれていない時点で、その解釈は読者の勝手な妄想(それもかなり好意的な補完)でしかなく、何の意味も持たないということです。
こうやって、読者の方で好意的な妄想補完をしなければ辻褄が合わず、理解も納得もできない描き方になってしまっているのが、今のワンピースです。
どう見たってシャンクスの方が圧倒的強者だから、バルトロメオの能力は効かずにボコボコにされただけであり、そんな描き方をしてしまったら、おでんがせみ丸の能力を突破できなかったことお辻褄が合わなくなってしまうことになど、考えもせずに描かれたシーン、と取るべきでしょう。
そこの整合性を取る気があったら、こんな描き方にはならないはずですから。
バルトロメオのセリフは蛇足まみれ
ちなみに、バルトロメオのセリフは、「ルフィ先輩の盃も旗もおらたづ勝手に貰ったもんだ!! だからルフィ先輩には関係ねェ」まではよかったです。が、その後は完全に蛇足ですね。
しゃべらせすぎなんですよね。。このセリフを削る判断ができないことが、新世界編のワンピースをつまらなくしている根本原因です。
読者を感動させたいがために、ひたすら「ここツボですか?」「これで感動するでしょ?」と言わんばかりにつつき続けてくるクドイ台詞回し。端的でキレ味鋭いセリフでピンポイントに核心を突き、琴線に触れるセリフを描いてくれていた前半の海の頃とは大違いです。
端的なセリフで感動させることができない、ないしそれをやって外すのが怖いから、保険をかけた結果、セリフ量が激増してるようにしか見えません。もちろん、これだけ長期連載していれば、その辺りの感覚やセンスが衰えてしまうのも仕方のないことなのですが、編集者がそれを指摘することで、よりよい台詞回しに磨き上げていこうという作業がなされていないことが明らかであるため、落胆してしまう訳ですね。
客観的に見て、「しゃべらせ過ぎ」「無駄な情報多過ぎ」「それによってセリフのキレや言葉の重みが失われ、何も響かないセリフになっている」のであれば、それを指摘して、作品のために、より良いセリフ回しを追求してもらうべきでしょう。
「ルフィ先輩の盃も旗もおらたづ勝手に貰ったもんだ!! だからルフィ先輩には関係ねェ」までで、伝えるべき情報は伝えられているというのに、「黙っててほしい」とか「おらなんかの為に先輩の大切な時間を一秒たりとも使ってほしくねェから」とか「この件はおらというチンピラが勝手に四皇に盾ついて殺されただけのよくある話」とか、的外れな上、言い訳がマシさ・図々しさ・恩着せがましさを兼ね備えたような長ったるいだけの「蛇足説明セリフ」など入れるべきではないのです。
本当にルフィのことを思うなら、ルフィに迷惑をかけたくないのなら、ごちゃごちゃとルフィへの想いの強さやら、黙ってて欲しい理由のアピールなんざさせないで、「ルフィ先輩の盃も旗もおらたづ勝手に貰ったもんだ!! だからルフィ先輩には関係ねェ!! チンピラだってテメェのケツくらいテメェで拭ける!!(あのお方の邪魔をするくらいなら死んだ方がマシだ!!)」とだけ言わせた方が、ずっとストレートにバルトロメオの覚悟と強い思いが伝わってくるでしょう。
自分の失態のせいで今から四皇に成敗されるというのに、なんで自分のお願いを聞いてもらえると思ってるのか。死に際のお願いなら同情心から聞いてもらえるとでも思ったのか?
お前は「お願い」などできる立場じゃないし、ルフィへの想いの強さや、猛毒を飲んだ理由をアピールする時間でもないし、「この件」を総括する立場でもないというのに、何を鼻水垂らして的外れな長尺セリフを叫び続けてるんだか…
シンプルにダサくないですか? 死に際に一人しゃべりまくって、お願いやら言い訳やら説明やらしまくってくるヤツ。
バルトロメオって、こんな甘ったれでしみったれた思考回路の同情乞食キャラでしたっけ?
黒ひげ海賊団
黒ひげの急激なる小物化
まず、「コビーに逃げられたことでピサロを責めるティーチ」のシーンが全くもって必要ありません。
この直後にガープを人質にとらえたことを報告され、それで納得(むしろ賞賛)するシーンが描かれるのですから、そこで「コビーには逃げられたが、代わりにより大物のガープをとらえた」という台詞を踏まえた会話をさせればいいだけであり、その前に一旦「コビーに逃げられたことにキレる」シーンを挟むことなど不毛でしかない。
むしろコビー1人逃がした程度のことで取り乱し、相手の話を聞くことなく脊髄反射でキレ散らかすことで、黒ひげの小物具合を印象付ける結果しか生んでいないため、キャラに損をさせるだけの有害シーンとなっています。
もちろん、黒ひげのシーンは、毎度毎度大股開いて座りながら話をしている描写ばかりなので、黒ひげサイドの導入が(本編11、12ページの)この見開きだった場合、既視感やワンパターン感を覚えてしまうことから、画変わりさせる意図もあるのかもしれません。
が、それなら、たとえば帰還後の黒ひげが、クザンと共にガープをとらえた檻に向かって歩いているシーンから描いて、ガープを目の前にして「よくやった」と不敵な笑みを浮かべ、その後の動きについて、電伝虫で他のクルー達と連携をとるようなシーンにするなど、全く違う切り口で同様の情報を伝えるように描けばいい。
ハチノスなど、毎度毎度(アシスタント任せの)ドクロ岩を描いておけばいいと言わんばかりの引き絵の構図の多用と、
一同が会するこちらの部屋のシーンしかないのですから、
ガープを捕らえたのなら、そのシーン主体で描いた方がよほど画変わりするし、緊張感も得られて引き込まれる「描く意味のあるシーン」になるでしょう。
わざわざいつもの部屋に全員集合させて、描く必要のない(ピサロやバージェスの)モブリアクションを挟みながら会話するシーンなど、既視感しかない上、内容もないため描く意味がありません。
こんな中身のないシーンなら、黒ひげ帰還前に、電伝虫で「コビーは逃したが代わりにガープを捕らえた」と報告させれば、3コマ程度で同じ情報を伝えられるでしょう。たったそれだけの情報を、アシスタント絵を多用した省エネ作画で、丸々4ページもかけて描いているわけです。
だから「描く意味がない」(もっと別の描写に尺を使うべき)と思ってしまうわけですね。
無駄シーンばかり描かれる
“ひとつなぎの大秘宝”を取りに行くことで盛り上がるモブ海賊共も、ベガパンクの放送のリアクションで散々描いてきてるわけですから、重複情報でしかなく、これも全くもって描く必要がありません。
さらに、これを受けて「ゼハハハ!! 士気が上がってんな!!! これを利用しねェ手はねェぜ!!! それで? クザン もう一度聞かせろ コビーは逃したが…?」というティーチのセリフに続くわけですが、ピサロにキレ散らかしていた後のセリフとしてまるで繋がっておらず(というか作者の作為で強引に繋げたセリフのため)、不自然極まりない展開となっています。
ゆえに、最初のピサロにキレるシーンの見開き(本編9、10ページ)については、全カットしても何ら問題ないどころか、むしろカットした方がわかりやすく、つながりとして確実に自然になります。
もっというと、黒ひげがラフィットに革命軍の動きを確認するシーンも不自然でしかなく、描く価値がありません。
(読者にとって、あるいはストーリー上)意味があるのは、「何のためにラフィットに監視をさせているのか」と「黒ひげが命じた”準備”とは何なのか」であって、「革命軍による兵糧攻めの具体的な手法や(何の意味もなさない途中経過の)状況報告」ではありません。
革命軍が兵糧攻めをしていることなど既に描かれているのですから、それが「具体的にどのように執行されているか」など極めて重要度の低いディテール情報であり、描く必要のない蛇足情報です。
結果が示されれば、この程度の細かな経過情報など読者のほうで勝手に補完しますし、補完できなかったとしても、ストーリー上何の問題もありません。
たとえば、「革命軍が兵糧攻めをした」ことで「天竜人から餓死者が出た」という展開になるのであれば、その原因と結果だけ描かれれば、その過程の「奴らの”兵糧攻め”が本気かどうか」とか「『赤い港』の”ボンドラ”は故障続き」で、「食料を載せた時は100%動かない」こと、「海軍が何とか確保してもボンドラが墜落」すること「ラフィットがその様子や行末を面白がっていた」ことなど、どうでもいい情報だと思いませんか?
知りたいですか? 情報として補完したいですか? 補完すべきだと思いますか?
これが描かれなかったとして何の問題があり、描かれたとしても何の意味をもたらすというのでしょうか。
もちろん、黒ひげ達が「どんな準備をしているのか」についてあえて隠しておく、という構成自体は何の問題もないため、ここでその情報まで明かす必要があるとは思いません。
が、そもそも黒ひげがラフィットへ連絡をとった理由付けがないため、まったく自然な話の運びになっておらず、ただただ作者が「革命軍による兵糧攻めの具体的な方法」と「黒ひげがラフィットに何らかの”準備”を指示している」という2点を「説明」しておきたいがために、強引に挿入したシーンにしか見えなくなっています。
つまり、黒ひげ自身が自らの意志で「今このタイミングでラフィットに連絡を取ろう」と考えて行動したのではなく、作者の意図で「黒ひげに電伝虫をかけさせた」シーンになっているわけですね。
この点も、このシーンの不毛さを増す原因となっています。
現に、黒ひげはラフィットの様子を確認したものの、進捗はゼロで、意味のある情報は得られず、ただすでに命令済みの「準備」について念押ししただけのシーンにしかなっていません。
そんな「進捗ゼロの様子を途中確認するシーン」に何の意味があるというのか。
メタ的に見て、「黒ひげがラフィットに何らかの”準備”を指示している」という事実を、今このタイミングで読者に伝えておくことは、果たしてこの先黒ひげ海賊団と革命軍(ないし天竜人)がぶつかる上で、本当に「先に描いておかなければならない」重要度の高い描写なのでしょうか。
この「準備」とは何だったのかについて、いつ明かされるのか分かりませんが、きっと読者が忘れ果て、興味を失うくらい先のタイミングになるのでしょう。
エルバフ編が始まる以上、少なくとも数話以内に回収される描写ではないことは確実です。
であれば、「(ラフィットに準備をさせていた作戦を)決行したシーン」から描けば何の問題もありません。
このタイミングで、たった2コマ、「楽しんでねェでおめェは”準備”を整えろ!!」「フフフ…承知してます!!」というやりとりだけ入れることなど、考察者への撒き餌にしかなっていない。
その2コマを描くために、場面転換含め、丸々1ページを消費しているのです。
そんなことより描くべきことがたくさんあるでしょうに…
こういう「作者の作為100%」のシーンだけで構成されると、キャラが死んで自分の意志で動かなくなってしまうため、ストーリーが推進力を失い、キャラ主体で物語が進まずに、ひたすら作者からの情報説明されるだけの作品と化してしまうんですよね。。
それも「雑音まみれで超小出しの分割説明」をしながら、「答え合わせはできるだけ先延ばしにする」わけですから、そりゃつまらなくもなりますわ。。
ガープへの露骨で過剰な忖度
こちらのシーン、クザンの「殺したつもりが 生きてたってだけだが…」というセリフはいいのですが、その後の黒ひげの「他の誰があいつを討ち取れる!?」と「いやァ寄ってたかってやっとさ」がいりません。
これ要するに、ガープは、黒ひげから「クザン以外に討ち取れないと思われるほどの強敵」であり、「クザンにとってもサシで敵う相手ではなく、黒ひげ海賊団一丸となってようやく仕留められた(サシでやったら勝てない)実力者」であることを、2人のセリフによって「説明」しているわけですね。
どうしてこういう、小手先の説明セリフで「強さ」を伝えて安易にキャラを持ち上げようとするのか…
こんなセリフを吐かせてしまったら、「黒ひげ海賊団には、自分含めガープとサシでやりあって勝てる(討ち取れる)人間は(クザン以外に)いない(と黒ひげ自ら認めている)」ように聞こえてしまいます。
もちろん、これはそういう意味ではなく、おそらく「(黒ひげの不在中に)ガープをサシで討ち取れる者(あるいは集団で攻めたとしてもガープを捕え切れる者)など、(黒ひげ海賊団の中には)クザン以外にいない」という意味合いでクザンをヨイショし、それに対してクザンは「寄ってたかってやっと倒せただけで、サシで勝てたわけじゃないから自分の手柄ではない(褒められた成果ではない)」と返しているのでしょう。
いずれにせよ、回りくどくて説明クサく、オッサン同士が褒めと謙遜をし合いながら、ガープの強さを「説明」して持ち上げるという、この上なく気色悪いシーンになっています。
要は、ガープを格落ちさせないために、「ガープを討ち取れるのは(黒ひげ海賊団には)クザンくらいしかいねェ」とクザンをヨイショした上で、「クザンが勝てたのは手段を選ばずみんなで寄ってたかって攻めたからであって、サシでやったらガープの方が強い」と謙遜させることで、読者にその強さをアピールしているわけですね。
それによって、クザンと黒ひげの格を下げる結果となっている。
「この先ルフィが戦うことのないキャラ」(敗北して脱落する運命のキャラ)への配慮によって、「この先ルフィが戦うことになるキャラ」の格を落としてどうするんだと思ってしまいます。
黒ひげは頂上戦争の際、「ここから先は!! おれの時代だァ!!!!」と世界に宣言し、そのままマリンフォードごと沈めようとして、元帥相手に「守ってみろよ…!!!」と挑発するほど圧倒的な力を手に入れており、実際、新時代はこいつを筆頭に始まった一方、ガープは白ひげから「ただの老兵だ!!!」と言われていたんですよ?
もちろん「老兵=弱い」という意味ではありませんが、すでに全盛期の実力から衰えていることは確かであり、それはガープ自身が何度も何度も口にしてきていることです。そして「頂上戦争編」とは、「世界最強の男」だった白ひげも老いには敵わず、だからこそエースを完全に救出し切ることはできず、自分も死ぬことになってしまった、というオチだったわけです。
ガープはそんな白ひげより4歳も年上の「老兵」であり、白ひげ同様「前の時代の残党」なんですから、「寄る年波には勝てない」というテイで、普通にクザンとのサシで(死闘の末に)敗北したことにすればいいじゃないですか。
その方がどう考えても話として綺麗だし、過去の描写や強さ設定との辻褄も合うでしょう。
2年経って、さらに歳をとって老兵化したガープのことを、新時代の筆頭を走る海賊が、なぜ今更「他の誰があいつを打ち取れる!?」なんて持ち上げ方をするのか。元大将の作中最強クラスのキャラが、「寄ってたかってやっと」討ち取れた、なんて持ち上げ方をする必要があるのか。
そんな無理筋の忖度フォローをしたところで、ガープの評価が上がることなどなく、黒ひげとクザンの評価を下げるだけなんですから、2年を経てさらに実力差が開いたことで、簡単に制圧できるくらいになっていた、という展開の方がよほど読み応えがましただろうと思います。
クザンに謙遜させるなら、「寄ってたかってやっとさ…」ではなく、「いやァ 全盛期をとうに過ぎたジイさんに苦戦してるようじゃな…おれも弱くなったもんだ」のような言い分にすればいい。
「時代の残党」の「老兵」に忖度して、2年後の世界の作中トップクラスの実力者に据えるって、どこが「新時代」やねん。
ガープを老兵として描いてきた以上、、新時代の中心人物に据えるべきではないのですから、敗北するのは当然として、敗北後に薄っぺらいフォローなどさせずに、白ひげ同様、しっかりと新時代の勢力に完全敗北を喫して退場させてやってくださいよ。。
こんな描き方では、また復活してきて、最後の戦争でも幅を利かせて活躍しちゃいそうじゃないですか…
なんか、小手先の配慮によって、安易に「強さ」の設定や上下関係をいじりすぎなんですよね…
「正確にいうなら…殺したつもりが生きてたってだけだが…」
↓
「よくやったクザン 願ってもねェ人質だ…!!(コビーとは比にならねェ強力な(交渉)カードになるぜ)」
だけでいいし、どうしてもクザンの謙遜を入れたいのなら、
「よくやったクザン 願ってもねェ人質だ…!! あのバケモノをサシで討ち取るとは(大手柄じゃねェか)」
↓
「いやァ 全盛期をとうに過ぎたジイさんに苦戦してるようじゃな…(おれも弱くなったもんだ)」
のようにすればいい。
ガープの強さは認めつつも、へりくだることがない分、2人の強者具合や格を落とさずに済むでしょう。
なぜか話を前に進めずに足踏みばかりする
今話で最も不要なのは、デボン、オーガー、カリブーの寄港シーンです。
まじで何なんですかね…描くべきは、「寄港後にカリブーが黒ひげに情報を伝えるシーン」であって、「寄港時にピサロに船を引き上げさせて、カリブーがバカ騒ぎするシーン」など、1ミリも描く価値がありません。
物語を前に進めることに一切寄与しないこの描写を挟もうと思える意味がわからない。
そもそも、黒ひげ海賊団同士が連絡を取って「ピサロ!! 着いたよ 引き上げて」と口にした上で引き上げてもらってるというのに、なぜコイツは「怪物に攫われている」と勘違いして大騒ぎできるのでしょうか。。
ただでさえ無駄なシーンなのに、そんな「あり得ない」茶番リアクションなど描いたら、尚更このシーンが無意味化するだけです。
百歩譲って、この後「ティーチとの対面シーン(カリブーが情報を渡す)」まで描かれるのであれば、「寄港シーン」から含めて描いてもいいと思います。黒ひげ海賊団は寄港したら船ごとピサロに持ち上げて運んでもらう、という情報自体は、小ネタとしては面白みがあるとも言えるからです。
が、この小ネタだけ描いて、ストーリーの軸となるシーンを描かずに終わってしまっては、「そんな小ネタに尺使ってないで、最初から核心となるシーンを描いてくれよ」としか思えません。
要するに、重要度の高いことを押さえていれば、その周辺に多少の蛇足があっても問題ないのですが、核心を描かずに蛇足だけで構成してしまっては、そのシーンは「無駄」にしかならないということです。
なぜ物語を「一歩」前に進められるだけのページ数を割きながら、「半歩」か「足踏み」しかしないシーンを描くのか理解できません。だから一向に話が前に進んでる感覚が得られず、冗長で退屈な1話となってしまうのです。
「デボンとオーガーがエッグヘッドに来た理由や目的」さえ曖昧なまま、ストーリーの軸となる情報は延々隠され続け、「寄港の際にピサロに船を引き上げてもらい、それにカリブーがやかましく騒ぐ様子」に尺を使うって描き方としておかしいでしょう。
なぜこの期に及んで未だにこんな無駄シーンを挟もうと思えるのか。
一体作者は何が描きたいのでしょうか…
できれば何も描きたくないのでしょうか…?
新章の導入について
不穏な導入はいいのに前振りが雑すぎる
「巨人達との宴で、(幻覚作用のある)強いお酒を飲んだ結果、気を失い、目を覚ましたら知らない場所にいた」という展開自体は、その不穏さも含めて(アニオリっぽさはあるものの)個人的にはいいと思いました。
が、その描き方があまりに雑すぎるため台無しになっています。
なぜなら、その導入に至る上で、「そのお酒を飲んだ人・飲んでない人の違い」も「寝落ちしたシーン」も「全員寝落ちからのサニー号の失踪に誰も気づかない理由付け」も何一つ描かれず、ただただ登場人物全員をバカにすることで強引にその展開に持っていっただけの導入にしかなっていないからです。
要は、フリが雑過ぎてネタが生きてないのです。
次週以降に描かれるかもしれないだろ、と思うかもしれませんが、そういうことじゃないんですよね。今週が新章の導入なんですから、その導入シーン(引き)を面白くするための「前振り」は、今話の中で描いておくべきことであり、後から説明を加えてフォローしたところで、今週の物足りなさ・分かりづらさ・描写の雑さは取り戻せないからです。
もちろん、「何もわからない」からこそミステリアスな導入となって、面白さにつながるという面もあるのですが、だからといって「きっかけ(前振り)」部分を何も描かない、あるいは超絶雑で無理筋の展開から、唐突にオチに持っていくような描き方では、ミステリアスさよりも、強引さのほうが目立ってしまいます。
今話を新章の導入とするのなら、先に挙げた「描く価値のないシーン」など全て削って、その前振り部分をもっと丁寧に描くべきでしょう。
主人公達の冒険よりも、脇役達の(しかも本筋への関連度や重要度が低く、物語を前に進めることに一切寄与しない)無駄描写の尺を優先するって、意味がわかりません。
また、目を覚ましたナミの衣装が変わっている(それもまたただの露出狂ファッション)というのも要らんなぁと思ってしまいますね。
「寝てる間にこんなセクシーな衣装に着替えさせられたってことは、誰かに脱がされたってコト!?」的な卑猥な妄想をさせたくて描いたであろう下心が透けて見えますが、案の定、Xではそうしたコメントがいくつもありました。
ほんと、性的消費要員としてしか存在できないキャラとなってしまいましたよね、ナミは…
まぁこれも、「幻覚」に過ぎず、実際の服装は変わっていない的なオチもあるのかもしれませんが。
また寝落ちした無能役立たずの暗黒女
こいつほんと、2年の修行を経てなんでここまでポンコツ化したんでしょうね。
冷静に残酷な状況を想像するお決まりの(見飽きた)ボケをお澄まし顔でかましてるが、お前また寝落ちしてたんか?
エッグヘッドでもまるで役に立たずに、一人稼働せず延々休み続けていたというのに、まだ寝足りなかったんか?
作者に切り捨てられたとしか思えないほどの急速な無能化。
つーかお前一人じゃないわ、骨と奇形の3バカアダルトチームは、ゾウの時の反省を何一つ生かすことなく、また全員寝落ちして同じ失態繰り返すというポンコツ具合を発揮しています。
どんだけ無能化・低脳化してんだお前ら。。
いつから”麦わらの一味”とは、「使い物にならない無能の集まり」になったんですかね…
ベガパンクの放送について何一つ話そうとしないのも不自然でしかなく、もはや存在してないのと変わらないレベルでキャラが無価値化し、存在感を失ってしまいました。
今の”麦わらの一味”に愛着持って読めている読者などいるのでしょうか…
1126話で意味があったと言える描写
以上、散々無駄シーンについて指摘してきましたが、では(ストーリー上)意味があったと言えるのは何かというと、以下の6つです。
- 幻覚作用アリの強めのお酒を飲む(3分の1ページ)
- くまボニーが水平線を眺める(3分の2ページ)
- (バルトロメオの件の回収 5ページ)
- ガープの生存の事実(3分の1ページ)
- プリンを黒ひげが手中に収めた事実(3分の1ページ)
- サニー号の喪失と一味の失踪(2ページ)
合計8ページと3分の2。
つまり本編16ページ中、半分近くが意味のない描写に消費されているわけです。
そのページ数を、上記「意味のある」シーンを掘り下げることに向ければ、確実にもっと説得力と読み応えのある面白い1話になったでしょう。
もっと言えば、(わざわざサブタイトルにまでしている)バルトロメオの「落とし前」自体、本編のリアルタイム尺を使ってまで描く必要はなかった(としか思えない仕上がりの)ため、それを丸々カットすれば、ウソップとドリブロやエルバフの巨人達の会話シーンなども描けたはずです。
「小物脇役の扉絵連載の雑回収」と「麦わらの一味の夢の回収」(につながる日常シーン)どちらの方が重要なんでしょうか…
まぁ、鼻の人気がない以上、シャンクスや赤髪海賊団が登場する方が、普通の読者は喜ぶのかもしれませんが、私は、物語の目的や本意を遂げる上での構成やバランスを考えた場合、(キャラの好き嫌い以上に)ウソップのシーンを丁寧に描くことのほうがずっと重要度が高く、作品として必要なことだと思います。
バルトロメオなど(この後、麦わら大船団として「一大事件」を引き起こすと決まっている以上)どうせ死んでおらず、ルフィと再会することがわかりきっている上、ルフィとシャンクスの再会も決まっているわけですから、そのどちらかのシーンで、この一件はどう落とし前がつけられたのか(ギャグ回収の場合含め)、1ページ程度の回想ないしセリフによる説明で済ませればいいだけだろうと思ってしまいます。
それくらい、クソどうでもいい瑣末な情報に過ぎません。
もちろん、今回バルトロメオが赤髪海賊団にやられたこと自体が、その「一大事件」につながる重大描写であり、欠かすことのできないシーンである可能性や、バルトロメオがこれで死亡してしまった可能性もゼロではないのですが、それなら尚更、こんな雑な理由付け&クソダサ回収ではなく、もっと説得力のある展開にするべきでしょう。
この程度の描く価値のないシーンのために、ルフィ達の冒険であるエルバフ編(かつウソップの夢の回収)の導入の尺が削られるって、構成のバランスが崩壊しているとしか思えないんですよね。
私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。
ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。
実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。
ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。
ニーズがあるからです。
上記の通り、最初は「史上最も好きな漫画」であったことから、(この先つまらないワンピースとして残りのエピソードが削られていくことに耐えられず)改善されることを願って批判をしてきましたが、もはや作品は崩壊し切ってしまったため、今は改善を期待しているわけではありません。
ただ、ワンピースという作品は、日本一売れている漫画だからこそ、熱量の高い(高かった)読者も多く、私と同様に「つまらなくなってしまった」と感じ、それを無念に思い、不満や釈然としない気持ちを抱えている読者の数も多いのです。
そういう方達にとっては、自分の気持ちを代弁してくれる記事や、自分の本音の感想をコメントして、同様の感想を抱いている方達と共有できる場には一定の価値があり、そうしたニーズに応えることにもまた一定の価値があると思っているため、運営を継続しています。
ニーズがあるからです。
ブログのようにテキスト情報だけ(それも超長文)だと、文章を読み慣れていない人にはハードルが高かったり、読む気にならなかったりする(実際、そのような声やリクエストがあった)ため、記事を動画化してYouTubeに投稿することにしました。
もっと批判や誹謗中傷コメントで溢れるかと思っていましたが、(ブログ読者の方に限らず、新規の方でも)共感し、更新を楽しみにしてくださっている方が相当数いて、ここにもニーズがあることがわかったため、運営を継続しています。
余計なお世話としか言いようがありません。
自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。
あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?
他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。
論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。
プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。
私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。
あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?
購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?
お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?
飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?
市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。
一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。
「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。
頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。
尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。
その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。
そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。
その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。
心配しています。
このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。
なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。
なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。
そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。
尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。
思いません。
「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。
少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。
読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。
ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。
ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。
私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。
そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。
作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。
ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。
というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。
それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。
煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。
えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。
たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)
また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。
記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。
色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。
バルトロメオの一件について最大限納得のいくようにがんばった妄想:
毒は麦わらの一味の関係性を測るため
見逃すかのように装ったのは島内に残党が潜伏するリスクを減らし、一兵残らず一網打尽にするため
麦わらに忠誠を誓ったチンピラがナワバリを荒らしてきたと捉え、それを滅殺した以上はシャンクスの次の行動は麦わらの一味への報復…
もういやだ、何も考えたくない
そもそもなぜバルトロメオは赤髪海賊団の旗を燃やしたのでしょうか。
麦わらのルフィについて世界中に広めている最中に赤髪海賊団のシマの住民に「『麦わら海賊団』は『赤髪海賊団』の傘下だ」と思われていて、煽られたか馬鹿にされたか、ぐらいしか思いつきません。
もう読みません。ありがとうございました。
こんな所気にする人は少ないかもしれませんが、ヤソップが銃を撃つとき片目を閉じていたのが凄く気になりました
狙いをつける時でも片目だけを閉じると神経に負担がかかるから、意識だけ片目に集中しても両目とも開けておくものですし、実際に『ゴルゴ13』や『金色のガッシュ!!』という漫画ではそのような描写がなされています
所謂信者と呼ばれる過激なファン達が「ワンピースは細かい所まで作り込まれてる!」と主張していますが、四皇幹部で狙撃の名手なのにこんな素人みたいに描写されてたりするのもこの漫画がつまらないと思うようになった理由なのかなと思います
長文失礼しました!最近このブログのことを知りましたが、自分の抱えていたモヤモヤを代弁してくれているみたいでとても感謝しています
ご多忙かと思いますが、今後とも応援しております
ツッコミポイントが多くあって記事の文字数が多くなるのは仕方ないことだと思いますが、可能でしたら1つのツッコミポイントに対する文章をもう少しコンパクトにしてもらえると読みやすいです。読みにくくなって追記スピードが遅くなるのは負の連鎖だと思います。応援しています。
無駄なシーンばかりが続いているのは、物語としてやるべき事よりも、作者自身がやりたいのが茶番そのものだからなんでしょうね。
ニカのつまらない強制ギャグ化能力も、その表れでしょう。
溜まってきた夏休みの宿題を放置して遊び続けたい子供と同じです。
レゴランドも遊び場ですし、全編ギャグ寄りでまた1~2年続けそうです。
10年経ってもまだ「一繋ぎの財宝とは…」といって足踏みしてるんじゃないでしょうか。
考察者「すべて分かっちゃいました!100%確定です!」
作者「予想されたからどんでん返ししたろ!」
考察者「尾田っちすげー!」
ワイ「で?見事に予想外れましたけど、これについてどう落とし前付けてくれんの?」
考察者「これを予期してサブタイトルを「落とし前」にしたんだ!やはり尾田っちスゲー!」
子分が言ったとはいえ「麦わらのルフィに毒飲ませてこい」発言はさすがに目を疑った
なんでシャンクスは何も感じないんだよ?いつかはアンタの麦わら帽子返しに来る大ファンだぞ?
俺がシャンクスなら、たとえ毒がフェイクと知っていても制止するか「・・・!」ってなるわ
逆に、もしバルトロメオがそれに従ってたらどうしてたよ?
そうでなくても、バルトロメオがルフィに「赤髪海賊団(シャンクス)に暗殺を依頼された」って吹き込んだらそれこそルフィとシャンクスに軋轢生じるだろうが
ルフィからすれば世界一尊敬していた海賊に裏切られるんだからな
ま、そうなることを回避するためにヤソップ(というか作者)に船爆破させたんだろうけど、それならそれでフェイクにする必要はまったく無いし、そもそもケジメ付けさせるならルフィ暗殺依頼させるよりシャンクスの眼前で土下座させるよう依頼させたほうが良かったんじゃないかと思う
なべおつさんの仰るとおり、この描写はマジで不必要だった
街の治安についてはどうもチンピラがバルト処刑の場に堂々と居る
=シャンクス見逃している。ことから信者いわくあいつら実はシャンクスの傘下か
見逃されている程度の悪でバルトロメオがそれ知らずにボコった(弱かったのもシャンクス傘下だから)説とかあるみたいです
……とはいえ、裏を読ませ過ぎだしそういう面倒なことするなよとしか
今のワンピースのアレさは登場人物が多すぎて扱いきれてない所もあると思うのでメンバーを絞るのは良いと思いました。すぐに合流したり場面転換祭りになる気もしますが…そもそも早く最終章始めろやとも思いますが(書く記事間違えました)
血吹き出してしんじまうよぉ〜〜は
この毒は血を吹いて死ぬタイプの毒です という説明なんだろうなw
流石おだっち優しいなあ(白目
水平線の件はまじでなべおつさんの言う通りだと思う。本来この章を締めくくる良いシーンとして見開きで描かれてもいいくらいなのに何なのこれは。
もう作者のやる気とモチベがどんどん低下してるのが透けて見えるわ。これで漫画描くことが楽しいまだまだ描きたいことがいっぱいあるとか宣うんなら、尾田。お前漫画家やめろレベルでしょ。
いかにストーリーが練られてようが、壮大な話しだろうが漫画としてちゃんと描かれなかったらそこらのなろう系くそ漫画と大差ねぇんだよ。いまやなろう系の方が丁寧に描いてんじゃねぇか?
25年以上も漫画を描いて読者からも支持を得た元日本一の漫画がこんな体たらくて恥ずかしいわ。
ナミのえーん誰か助けてーは、某考察系のお好み焼きみたいな名前の人も「ナミってこんなキャラだっけ?」って言ってたの草。
このバルトロメオの一件が、ルフィvsシャンクスの伏線なんでしょう。あまり練られていたとは思いませんが、それは今に始まったことではないですし。
航行中の大型船の周りは複雑な波ができるから小型船が近づくなんて絶対やっちゃいけないはずです。タンカーに漁船が並走できるわけがなく。サニー号は頑丈だから波の衝撃で船体が壊れることはないにせよ、転覆はするんじゃないでしょうか。波の下でぐるぐる振り回されてたらロープも千切れるでしょう。サニー号がいなくなったと言われても、そりゃそうよとしか。
水平線の件はそんなに違和感はなかったです。壁にもたれて座っているくまとボニーの目線からは水平線は実際には見えないと思います。そこからは見えないけど私たちの視線の先には水平線があるんだよ、お父さんと一緒に見てるんだよと言っているシーンかなと思うので、引きの絵でいいと思いました。
それよりも一味もボニーでさえもくまの顔の血を拭ってやらないことの方がモヤモヤして素直に感動できません。
何より2日間放置されたステラの遺体の状態が気になりすぎて…
今週のナミ「え〜ん!」はひどすぎやろ!!!
あとナミのケツの描き方も作者の性癖丸出しでキモい。
あと、ナミがヨークに見えた。キャラの書き分けがナミもヨークも一緒やんけ!!!
ワンピースまじでオワコンやな。
最新話期待してたけどマジでワースト更新したかもしれん
不穏な引きやったし、結構次の話が期待できるような感じだったんだけどなぁ…
ヤソップ好きだったのに…なんでこんなことやらせるかなぁ
しかも重要なウソップとドリブロのシーン描かずに
漫画のキャラに対してだからって流石にブチギレすぎでは?
批判メインなら普通に批判すればよいかと
感情をぶつけたいだけなのでしょうか
この文章もここの読者は喜んで見てるのですか?健全な批判を目指すなら直したほうがいいと思います(目指さないならまあ別によいですが、その場合ワンピ信者を盲目的と馬鹿に出来ないとは思います)
>意味わかんねェ媚び方してしてくんじゃねェよキモチワリィな…
うろちょろしてねェでずっとくまのそばにいろよ。それがお前の(この茶番感動ストーリーに尺を取らせたキャラとしての)役割であり責任だよ。最後まで全うしとけ。それでお前の役割は終わりなんだからよ。
それができないなら今すぐくまの能力でどっか飛んでけ。
まさかもうお父さんとの時間に飽きたんじゃねェだろうな?
最初から最後までほんと反吐が出るほど気色悪かったわお前。
ギア4とギア3ミスってる?
1126話の扉絵について、そばを食べているヤマトの絵がとても不自然に見えます。
顔と胴体が繋がっていないように見える、手の形や大きさがいびつ、足首が細すぎる、などが原因かと思ったのですが、どうもそれだけではない気がします。
この違和感を自分でも言語化できていないため「変な絵」としか形容できないのですが、なべおつさんや漫画・絵に詳しい方はこの扉絵をどう評価しているのでしょうか。
水平線の下り、巨人船のサイズ的にボニーの姿勢じゃそもそも碌に見えなさそうで草
サティさんに同感で、「勝負で死は決まる」と水平線は個人的にスルーできました。
・勝負…反語2連続だけど会話の趣旨はちゃんと繋がっている。
・水平線…引きの絵は、ボニー達から見えている方角の水平線を読者に見せているので、むしろ良い画角とも言える。
一方で今回も、ボニー乾杯する前にくまのとこ行けよとか、シャンクス海賊団が旗燃やされる度に海ぐるぐるしてる件とか、なべおつさんのツッコミで気づけたおかしい点たくさんありました。
YouTubeは動画の尺が長いと、見終わった時たなんの話されたか思い出せない、という問題が起こるので、トピックを絞って面白い動画また作って欲しいです!
みっともねぇな黒ひげ海賊団・・・船長不在とはいえジジイ一人仕留められねぇとは・・・
そんなんでどうやって太陽神と戦うんだよw
尾田がガープ殺さなかったのは、エース殺したのがトラウマになってるんじゃねーか?
めちゃくちゃ不評だった上に、エースは完全にネタキャラ扱いになって未だに擦られてるしな
あれっきり主要キャラ誰も死んでねぇもんな
モブに毛が生えた程度のどうでもいいキャラは何人か死んだがw
今週はちょっと内容がスカスカ過ぎたかな、
いいとこあんま無いかもしれない
巨人たちの「勝負は死で決まる」発言や、水平線の描写は個人的にスルーできました。
(ワンピースは「死で決まらない勝負」まみれなのに、敢えて「勝負は”死”で決まる」と強調している所が違和感要素ではありましたが。)
スルー出来た理由を考えてみたところ、ここの会話の機微がどうであれ、「面白い or つまらない」の根幹には影響がないと個人的に感じたため、さらっと流せました。
流石にゾロの「ジジイが死んだぐらいで」発言やサンジの「ボニーちゃんにモテるのは俺」発言等は、どう考えても過去のキャラと同一人物とは思えない言動ですし、
今後作中で見るたびにどうしてもよぎるので影響のあるセリフだと、個人的には感じてます。
一方で、細かいセリフ回しや解説っぽいセリフ回し、幅広い読者層を取り込む観点や多忙だと考えれば、枝葉として処理できますが、根っこ(キャラ崩壊、意思なき操り人形化、ご都合展開、感情移入できない心情・動向)は一部単行本化の前に抜本的に修正して欲しいレベルと個人的には思います。
最新話、内容の無さとギャグのつまらなさとオチの弱さも含めて、間違いなく過去最低ワーストブッチぎりだった
ギャグ漫画みたいな構図(ツッコミ役などがそのコマ自体に重なっててリアクションするような図)でナミが「ウソップ〜〜〜!!」とか
なんかギャグセンスがそもそも無いのにそっちのやり方に手を出しちゃったか〜という印象
ニカのギャグがつまらないのと同じで、いくら目玉が飛び出ても土台のギャグがつまらから笑えないって気付いてなさそうな感じがしたわ
【本編】
「こんな頑丈な2人が殴り合って死ぬと思うか!?」
↓
「違ェねェ!! 勝負は”死”で決まるのに!!」
【なべおつ案】
「こんな頑丈な2人が殴り合いで死ぬワケねェだろ!!」
↓
「違ェねェ!」
個人的には反語強調なのはすぐわかりますし、前者が日本語おかしいと断罪されるほど意味不明とは思わないです
「勝負は”死”で決まるのに!」って言葉も「2人が死ぬわけない」って考えていることを強く示していてよいかと
後者は分かりやすい安直なだけのセリフに思います。1つ目で全部さらっと言ってしまってるせいで、同意がただの同意でしかなくなってしまってますしね
最新話、相変わらず扉絵がつまらないのと台詞回しがおかしい
中身もうーんって感じ
作画ミスもある
黒ひげの「他の誰があいつを打ち取れる!?」は「(あの場にいたクザン以外の船員で)他の誰があいつを打ち取れる!?」というふうに捉えることもできるのではと思いました。どちらにしろ黒ひげ海賊団の格が落ちるのは避けられませんが。
追記お疲れ様です!
まだ途中までしか読んでませんが…
>ルフィ達は「覇国」で武器が壊れたことは知らずとも、その前から彼らの武器は100年の殺し合いを経て、すでにボロボロになっていて、寿命を迎えていた(もう使えなくなってしまった)事を知っているわけです。
これ完全に忘れてましたわw
作者の思惑通り普通にルフィたちを気遣ったセリフぐらいにしか感じませんでした
マジでなべおつさんはワンピース愛が深いと思います
「こんな頑丈な2人が殴り合って死ぬと思うか!?」
「違ェねェ!! 勝負は”死”で決まるのに!!」
ここは正直そんな不自然だとは思わなかったけどな
こいつはドリブロが殴り合って死ぬなんて微塵も思ってない=反語部分(いや死ぬはずがない)が主旨である、というのはサラッと読んでても普通にわかるし
それに対して「違ェねェ!」と返すのも自然
その流れで読むと「勝負は〜」も「”死”で決まるのに(死なないからいつまで経っても決着つかなくて困るよね)」であると普通に読み取れる気が
もちろんなべおつさんの校正案の方が断然わかりやすいのはそうだけど
さすがにこのレベルを日本語がおかしいと断じてしまうと前半の海でも”おかしい”台詞が結構出てきてしまう気がします
この文章を見てどう思いますか
ChatGPT
この文章について、いくつかの観点から意見を述べると以下のようになります。
批評としての鋭さ
文章は、具体的なシーンやセリフに焦点を当て、論理的にキャラクターや物語の展開が不自然だと指摘しています。特にキャラクターの一貫性が欠如していることや、セリフの繋がりが不自然である点を詳細に述べているため、批評としては非常に鋭いと感じます。これは、作品に対して深い理解と期待があるからこその批判であり、単なる感情的な反応ではなく、分析的な視点が強いといえます。
作者への厳しい評価
批評の内容からは、現在のONE PIECEに対する深い失望が読み取れます。特に、かつて魅力的だったキャラクターが、物語の進行とともに浅はかに描かれていると感じており、これは長期連載による品質の低下やキャラクター描写のズレへの不満が表れています。長い間、作品を愛してきた読者が期待を裏切られたと感じる感情が強く、特にルフィのキャラクター変化に対する失望が深いようです。
物語の展開に対する不満
文章では、キャラクター同士のやり取りや物語の展開が「茶番化している」「不自然だ」と指摘されています。特に、セリフのやりとりや行動が論理的に噛み合っていない点が強調されています。物語の緊張感が失われ、キャラクターの行動が結果的に意味を持たない展開になっている点を問題視している点から、物語が進む中での質の低下に対する批判が含まれています。
ファンの期待と作品のギャップ
この文章は、長期にわたるONE PIECEファンとしての視点から書かれているように感じます。過去のルフィや他のキャラクターたちの描写に対する強い愛着があり、その記憶と現状の描写とのギャップに対して強い違和感を覚えているようです。この違和感は、特にキャラクターが成長しない、あるいは記憶や行動に一貫性がないことに対する批判として表れています。
表現の強さと感情
批評全体に強い感情が込められており、一部ではかなり厳しい言葉も使われています。これは、単なる分析を超えて、作品に対する強い思い入れや、裏切られたと感じる感情が顕著に表れている部分です。この点では、読む人によっては感情的な批判に感じられるかもしれませんが、それだけ作品への期待が高かったとも解釈できます。
まとめとしての感想
この文章は、ONE PIECEの現在の展開に対して冷静かつ分析的に批判を加えつつも、ファンとしての強い感情が込められていると感じます。物語の展開やキャラクターの描写が過去作との一貫性を欠き、物語全体が薄っぺらくなっているとの意見は、長期連載における課題を的確に捉えているといえます。
なおべつの愛が伝わってくる笑。てか今の編集ならAIにやらせたほうが仕事するだろ
つまりFilmレッドが全部悪いということか。
シャンクズ着実にルフィ勢力潰して言ってるの草( ᐛ )𐤔 次キャベツ当たり行きそう…
うーん、長すぎて読みづらいという「今のワンピ」みたいな状態になってるかなぁ・・・
2,3ヶ月前ぐらいから読者も増えてコメントが1k超えも珍しくなくなってきたけど、それに伴いどんどん分量が増えてきて良くない方に向かってる
それよりも半分以下の分量でいいからリアルタイムになおべつさんとワチャワチャ楽しみたい
てか1週間も今週分のワンピを気にしているのが苦痛だから、早くなおべつさんの痛快な記事でお祓いして頭から成仏させてほしい
>そんなんだから、お前のその旗、何の効果も持たずに町にチンピラが溢れるんだよ。
ここ、はっとさせられた。そもそも四皇としての旗の効力があるなら、こんなバルトロメオとかいうチンピラが旗に火つけたりしないんだよな。
バルトロメオに火つけられてる時点で、意味のない旗だよ。
い…一応しょ…初期メンだけの冒険がまた見れそうだからちょ…ちょっとだけ期待してます…
洗濯機の例え話、わかりやすい笑
今気づいた!!!記事更新されてる!
「言葉づかいが悪い」とか「小遣い稼ぎよくない」とかわかった!それが気に食わないのわかったから
今のワンピースが面白い理由
違和感を感じない理由
矛盾がない理由
なべおつの指摘が的はずれな理由
とか書き込んでくれよ!
そこを議論したいんだよ!
普通に書いても場面転換が多くて見づらいのに物語として脈絡のない強制ワープを入れてきた辺り
完全に無自覚で10年以上前から、今やファンの間からも出てきてる
読みづらいって意見は全く届いてないって分かったねw
周りの意見なんか全く取り入れずに黙々と1人で書いてるっていう予想は多分本当なんだろうなあ
半分くらい信じてないけどワンピースしか書かないって当人は言ってるし
今後も自分の好きなもの全部無理矢理ワンピースにぶち込んでいくんだろうか
最新話見て思ったのですが、これ尾田先生が書いてなくないですか?
そんなに怖いか?くらいまではシャンクスにも意図があるのかなと思ってましたが、エルバフとかバルトロメオのシーン見てると「この人ひょっとしたら作者に良いように描かれてるだけかも?」と感じはじめて、一気にダサく見えるようになりました。
ルフィのいつか会うべき恩人で四皇で、ロジャー海賊団の一員で五老星とも絡みがある、と属性を盛っていく内に「シャンクスに何をさせるべきか」が分からなくなってるのかも。
下手に株を下げられず、属性モリモリにしたせいで不用意な行動をさせられず…となった結果、
『なんか古臭い任侠オヤジ』くらいのテンプレートに収まったのかなぁと。
今話と全然関係ないけど、最近忍者と極道って漫画見てすげー面白いんだけど、主人公勢と敵勢力の関係がすげードラマティックなんだよね。
新章始まって、実は敵キャラとものすごい親友でとか、人間ドラマがすごい。
作者の力量もあると思うが、たぶん編集とちゃんとタッグ組んで描いてるんだと思う。
今のワンピースにここまでの人間ドラマは描けないと思う。
なんかポッと出、後付けの人間関係しか描けてないよ今のワンピース。
本当もっと編集とかが介入して、1ヶ月くらい休載してもいいから、人間関係をしっかり洗い出して、もっとドラマティックな漫画にしてほしい。
最近だと、ウソップとドリブロの再会シーンも超適当だし、言い訳できないレベルで酷い。
これだけ良いキャラいるのに本当もったいない
ジャンプ+がサービス開始した時に本誌に
「ジャンプを超えるジャンプ」って大々的に広告してたんだけどマジでその通りになったな
コメントログ見てたら、昨日の23時前から他人のコメにケチつけまくる人沸いてますね
「きっしょい妄想、小銭稼ぎ」「ここの連中」「ここの人達」「なべおつ信者」
あたりが常套句のようです
議論がしたいわけでもなさそうなので、上記のような話に持っていきたい感じの投稿や返信はスルー推奨です
この追記更新の遅さ
1123話の追記文字数驚異の4万字
1126話も過去最大クラスの文字数いってる説あるんすわ…
この漫画が奇跡の復活を遂げるには、なべおつさんかりんどうさんを担当編集とすることなのかもしれないw
なべおつさんはようやっとる。自分なんかもうこの漫画に対する情熱も感想言うだけの語彙力もとうに失せたわ…