1122話は、まずヒロアカ作者さんへ向けた扉絵が素晴らしかったのと、一応、話としては(エメトの活躍によって)五老星を全員排除したという意味で「一歩」は前に進んだので、その点だけ見れば「よかった」と思えました。
が、その他については全てのセリフと描写にツッコミどころがあり、「キモイ」という言葉以外浮かんできませんでした。
ただ、そのキモさはもはや平常運転となっているため、1118、1119話のキモさと比べると全然マシではあります。
このままだと、この先もずっと「キモイ」という評価になってしまいそうなので、ワンパターンにならないよう、よりふさわしい表現や切り口を追求していきたいところなのですが、いかんせん、作中描写が全てワンパターンなので、同じ言葉でしか評価のしようがないんですよね…
今話で言えば、冒頭のモブ、コビー、バギー、クロコダイル、ティーチ、ドリブロのリアクションまでは、全員キモいorダサいセリフ&描写のため、描く価値がありません。なぜカットしないのか理解できないレベルで不要な描写です。
結局放送中断されて終わるベガパンクのキモさもさることながら、もはや誰も聞いてない(興味も持たれてない)ような蛇足を最後までしゃべり続ける引き際の悪さと演説のまとめ方の下手くそさ、蛇足の途中で遮られて終了というみっともなさが、見るに耐えない気持ち悪さを放っています。
そもそも演説の構成が破綻しているため、何の話の途中で中断されたのかも、中断されたことで世界の人々に何かデメリットがあるのかも、中断できたことで五老星はピンチを免れたのかどうかも理解できません。
ゾロとナスも、延々睨み合うだけの(間の)描写ばかりで、結局戦闘シーンなどほぼ描かれないまま、鬼ごっこしただけで終了しました。改めて、ゾロの役割とは何だったのか。追いかけては来るものの、いつまでも構えたままのポーズで静止して攻撃してこないナスがバカにしか見えません。何のために”鬼徹”に触れさせたのかも理解不能です。
その横で、相変わらずただ泣き叫ぶだけのモブ処理をされる媚痴女鼻たぬきも、存在価値がなさすぎてキモい以外に表現のしようがなく、お前らもう船降りろとしか思えなくなってしまいました。
ルフィとエメトは、ようやく意味のある会話をしてくれましたが、最初からこの会話を描いとけよ(普通最初からこの会話になるだろう)としか思えず、尚更1120話のやりとりの不自然さが際立ちます。
一番早く吹き飛ばされておウチに帰らされたマーズ聖が、敗北者のくせに偉そうに足組んで座ってたのが今話で一番笑いました。
取り急ぎ、コメント欄のために公開しておき、詳細は以下、随時追記していきます。
目次
1122がキモい理由
モブのリアクションの破綻
冒頭から、前回の放送内容を受けてのリアクションとは思えない、作為臭100%の不自然リアクションを見せる世界の愚民達。
まず「この世が海賊のものに!?」「待ってくれ 何てこと言い放つんだベガパンク!!」と言ってますが、前回のベガパンクの放送は
- 「彼ら(海賊)こそが!! くしくもその真実に最も近づいておる!!!──いや ロジャーは仕掛けたのかもしれん」
- 「『それ』を!! ジョイボーイが望む者が手にするとは限らない!!!」
- 「もう止めようがない…──『それ』を手に入れる者に!! 世界の運命は委ねられるのじゃ!! “ひとつなぎの大秘宝”を!!! 手に入れた者に!!!」
という内容であり、誰も「この世が海賊のものになる」なんて話はしていません。
にもかかわらず「この世が海賊のものに!?」と焦り出し、「待ってくれ 何てこと言い放つんだベガパンク!!」と言い出すバカモブ共。
何てことも言い放ってねェよベガパンクは。
何聞いてたんだお前ら。
- 「世界の運命は “ひとつなぎの大秘宝” を手に入れた者に委ねられる」
- 「その真実に最も近づいているのは海賊であるが、それを誰が手にするかはわからない(ジョイボーイが望む者が手にするとは限らない)」
と言われただけなのに、なんで「この世が海賊のものに!?」なんて曲解した上で、「何てこと言い放つんだベガパンク!!」と勝手にベガパンクが言い放ったものとして既成事実化してんだって話です。
ベガパンクは「この世が海賊のものになる」なんて一言も言ってないんだよ。
また、その後の「いやだ!!! この国も海に沈むのか!?」「何とかしてくれ海軍!!!」というリアクションも意味不明で、まるで話がつながっていません。
海に沈む話をしたのなんて一番最初であり、ほぼリアルタイムでベガパンクの一言一言に反応してきたにも関わらず、なぜここにきて大きくタイミングのズレたリアクションをし始めるのか。
- 「この世の運命は、ワンピースを手にした者に委ねられる」
↓ - 「いやだ!!! この国も海に沈むのか!?」
って、意味わからんでしょ。
手にした者次第だっつってんだろ。
「いやだ」じゃねェのよ。ガキみたいな駄々こねんな。
もちろん、これは前のモブのセリフを受けた上での、「(この世が海賊のものになったら)この国も海に沈むのか!?」という意味合いで言わせてるのだろうと思いますが、そもそも前のリアクションが、ただの悪意ある曲解による的外れなセリフにしかなっておらず、ベガパンクの放送を聞いてそんなリアクションになるはずがないため、どちらも作者の作為による「ちょっとわかりづらかったかもしれませんが、つまりこういうことです」と説明し直したセリフにしか見えないんですよね。
要は、作者が前回までのベガパンクの放送を意訳するためにこのセリフを「言わせている」だけ。
「何とかしてくれ海軍!!!」と海軍に泣きつくリアクションも滑稽でしかなく、お前ら本当に放送聞いてたのか? と言いたくなるレベルの愚民リアクションとなっています。
空白の100年の戦争は「世界政府の前身」によって引き起こされたものであり、それによってかつての大陸は海に沈み、その戦いはまだ終わっておらず、先日マザーフレイムが盗まれたことで古代兵器が利用されてルルシア王国が滅亡し、その影響で世界の海面が1m上昇したって話を聞いた上で、「世界の命運はワンピースを手に入れる者に委ねられる」と言われてるのに、よく思考停止の脊髄反射で「何とかしてくれ海軍!!!」なんて口にできるな…
お前ら本当に放送聞いてたのか?
お前ら本当にこの世界の住人か?
作者から「今はまだ海賊vs海軍の対立構造を生かしておく必要があるので、愚民の君達は、ベガパンクの放送を聞いて、脊髄反射で海賊に世界を支配されることを恐れ、海軍に泣きつくリアクションをしてください」とお願いされて言わされたセリフだろ?
お前らが本当にこの世界の住人で、本当にこれまでのベガパンクの放送を聞いていたのなら、そんなリアクションになるはずがないんだよ。
作者に操られてないで、きちんと自分の意思を持ってしゃべれよ、きちんと作中世界を生きろよ。
今その場だけ生を受けて台本に書かれたセリフを読まされてるようにしか見えないんだよ。。
要するに、冒頭のモブ達のリアクションは、
- 前回のベガパンクの放送とは、「”ワンピース”に一番近づいているのは海賊で、海賊がワンピースを手にしたら、この世は海賊のものになってしまう」と伝えたものであり、
- 海軍を正義の味方だと信じている世界の人々は、海賊がワンピースを手にして世界を海に沈める未来を恐れ、海軍に救いを求めている
ことを(補足)説明するためだけに描かれたものだということです。カットしてくれよそんな無価値なシーン…
というか、何回描くんですかね、この何の意味も持たない世界のゴミモブリアクション。何の価値も生んでない無駄描写だって判断できないものでしょうか…
無駄なシーンばかり描いて物語を間延びさせておきながら、その影響で重要な情報が忘れられたり、伝わらなくなったりすることを避けるために、また無駄な「補足説明」描写を増やしてさらに間延びさせていくって、本末転倒でしかないでしょう。
「明確に描いていないもの」を、モブのリアクションによって「そういうつもりで描いた」ことにして既成事実化していくような描き方を見るに、本当に考察勢に毒されてしまい、本来尾田先生が持っていた漫画の描き方の型を忘れてしまったんだなと思ってしまいます。
今更「ワンピースの実在」が証明されただけで浮き足立つモブ海賊共
👇🏻こいつらのリアクションも意味不明です。
前回、ベガパンクの放送を聞いて世界のモブ海賊達が湧き立つ意味がわからないとお伝えしましたが、盛り上がっていた理由は、「世界一の天才がワンピースが実在することを証明した」からだったようです。
いや、2年前に白ひげが「ワンピースは実在する」と断言した時って、全世界に向けた放送になってたんじゃなかったんでしたっけ…?
少なくとも、シャボンディ諸島には放送されていて、そこには各地の記者が集まっていたはずですよね。
その後、2年経って、何の進展も遂げていないようなモブ海賊共が、2年後に改めてワンピースが実在することを知ってこんなテンションになりますかね…
仮に白ひげの言葉については、世界政府から戒厳令を敷かれたため報じることはできなかったのだとしたら、そもそもそう描いとけって話ですし、この時シャボンディ諸島には頂上戦争の行末を見届けるために海賊達が集まっていたわけですから、今更「ワンピースが実在するかどうかわかっていない海賊」に焦点を当てて、「世界一の天才がワンピースが実在することを証明した」と興奮させたところで、読者は誰一人興奮できないでしょう。
だって読者はそんなこととっくに知っているし、上記描写から、作中キャラ達も当然知っているものとして読んできてるはずですから。
もちろん、世界には白ひげからの情報が届いていない海賊も存在するでしょうから、今回のベガパンクの放送を聞いて実在することを知り、上記のようなリアクションをする海賊が存在することは何ら不思議ではありません。が、それをこのタイミングで描く意味がありますか?って話です。
今このタイミングで、この(読者からすれば既知の)情報で衝撃を受けたモブ海賊達(当然最後の戦いに絡んでくることはないただの雑魚モブ共)のリアクションを描くことに、何の意味があるのでしょうか。
仮に、世界の海賊達は白ひげの言葉だけではいまいち信じ切れていなかったが、「世界一の天才」が証明したことでついに確証が得られた、ということだとしても、それで急に奮起して「取りに行くぞ!!!」「ワンピースはあるんだ!!!」なんてリアクションにはならないでしょう。
どう考えても、「ワンピースはその実在さえ信じられていなかったが、今回のベガパンクの配信によって、その真実は世界中に知れ渡った」ものとして盛り上げている(気になっている)ようにしか思えないのですが、これで興奮できた読者など存在するんですかね…?
まぁ、もうこの作品のモブは、存在から破綻してしまっているため今更でしかないのですが、それゆえモブリアクションが描かれているシーンは全て描く価値のない無駄ページにしか見えないんですよね。
そんな無駄なことに尺を使わずに、もっと掘り下げるべきシーンや、話を前に進めるためのシーンを描いてくれとしか思えません。
ちなみに👇🏻このキャラ達、私は把握していなかったのですが、ただのモブではなく、“ふんばりカレー海賊団”というネームドキャラで、
24年前のジャンプ本誌の読者参加企画の際に、尾田先生、武井先生(シャーマンキング)、和月先生(るろうに剣心)の3人がデザインしたキャラだそうです。
うーん…クソどうでもいい。というか、遊び心を見せる場所とタイミングを履き違えているとしか思えません。
これが「ワンピース争奪戦はまだ始まったばかりであり、世界中の海賊達にチャンスがある」といった放送内容に対して、世界のモブ海賊達が湧き立つシーンであれば、まだファンのための遊び心と受け取ることができるのですが、上述の通り、読者にとっての既知情報に過ぎない上、作中キャラが知らなかったことも不思議で、知ってたとしても知らなかったとしても違和感しかないリアクションを、「前回までのわかりづらいベガパンクの放送は、実はこういう意味でした」と雑な補足説明をするためだけに、「言わされセリフ」を吐かされるだけの役回りでは、キャラの魂が殺された姿を見せられているようなものですから、普通の読者はその登場を素直に喜べないのではないでしょうか。
囚人海賊達が急に強気になる謎
投獄されていて身動きの取れない囚人達がこの放送に奮い立たされるのも意味がわかりません。
「海賊がこの世界を支配するんだ!!!」
「そのために世界は!! 海に沈んだんだろ!!?」
「ウォッ!!」
「覚悟しろ『世界政府!!!』」
いや、もう…意味わかんねェ…
なんで牢屋に捕まってる連中がベガパンクの放送を聞いてイキり立てるのでしょうか…
ベガパンクの放送の意味を補足説明するためだけに言わされたセリフにしか見えませんし、言わせる相手を完全に間違えている。
お前らはもう終わった海賊なんだよ。「覚悟しろ世界政府!!!」じゃなくて、その世界政府に処刑される側の人間だろうが。何を勘違いしてんだ。
これって、「この囚人達は終身刑ではなくこの先釈放される予定だから、釈放後に世界政府に復讐することを想像して今から浮き足立っている」とか、「自分達はもうシャバには出られないので何もできないけど、海賊がワンピースを手に入れて世界を支配してくれたら、自分達も外に出してもらえるかもしれないと考えてイキってる」ってことですかね?
わからんって…
というかいずれにせよダサいしキモい。
ベガパンクの放送とはこういう意味でした、と説明するためだけの物分かりのよすぎるモブ(というかむしろ頭が悪すぎて的外れなリアクションをしているようにしか見えない)モブを描いて補足するくらいなら、最初からベガパンクの放送だけできちんと意味が伝わるように描いてくれよ…としか思えません。
「海賊がこの世界を支配する為に世界は海に沈んだ」というロジックも意味わからんし、
この海賊共の奮起に対し、今更「なぜ聞かせる!!?」と疑問を投げかける無能看守も見てられません。。
放送始まってからどんだけ時間経ってると思ってんだ…
最初から「この念波は世界中の海軍支部を中継して最大出力で強制配信」するものであり、「(受信側で)通信を切ることはできない」と説明してるだろうが。
なんでそれを知らないままこれまで放送を「止められずに続けられてきた」テイなんだよ…どこの世界を生きてんだお前ら。
要するにこのシーンは、1109話ですでに説明済みのことではあるものの、もう13話も前の描写であるため覚えていない(なぜ囚人達に放送を聞かせるのか疑問に思う)読者や、1109話を読んでいない読者のために再度説明しているか、作者や編集者側がすでに描かれていることを忘れてしまったため、再説明することになってしまったかのいずれかでしょう。
誰一人この世界を生きておらず、作者による「説明要員」としてセリフを言わされているだけであることがよくわかります。
この世界を生きている人間であれば、このタイミングで今更「なぜ聞かせる!!?」なんてセリフを口にするはずがありませんから。
コビーがルフィの夢を「阻止しなくちゃ!!!」という結論に至る謎
「(このままだと)この世界は海に沈む」ということは、「今の世界政府の体制のままだと世界は海に沈む」ということであり、それはつまり「マザーフレイムを盗んで古代兵器を使ってルルシアを滅ぼし、1mの海面上昇を引き起こしたのは世界政府である」と言っているようなものだと思うのですが、違うんですかね?
ベガパンクの放送を聞いて尚、「この世界の悪人は海賊(だけ)である」という結論からブレない世界情勢に違和感しかありません。
世界のモブ共は知能を持たないただの愚民役ゆえ気づいていないのだとしても、SWORDの連中は、ベガパンクの放送によってそうした世界政府の闇に気づいてしまったからこそ、1117話で
「これ…大変な結論になりませんか?」「なるよな あっちゃならねェ答えが出そうだ」といったリアクションになったのだと思っていたのですが、ベガパンクの放送を聞いて、なぜかルフィの夢を阻止するという結論に至るコビー。
いや…なんで…?笑
- このままでは世界は海に沈む(ゆえに阻止しなければならない)。
- 古代兵器を利用してルルシアを滅ぼし、海面上昇させたのは世界政府である(可能性が極めて高い)。
- 海賊達がワンピースを手にした場合、世界を支配されてしまうかもしれない。
- しかしルフィであれば、世界を支配することには興味を持たない(はずだとコビーはわかっている)。
- 「ジョイボーイが望む者」とはルフィ(のような海賊)のことを指しているのかもしれない。
こうした前提がある中で、なぜルフィの夢を「阻止しなくちゃ!!!」という結論に至るのか。
普通に、「(世界政府でも他の海賊達でもなく)ルフィが夢を叶えてワンピースを手にすれば、世界は救われるかもしれない」と考えて、「それはコビーの立場から考えうる唯一と言っていいほどの世界を救う道であり、それゆえSWORDとして世界政府の闇を暴くか、ルフィの味方をする方に舵を切る」という展開になるのかと思っていたのですが、ルフィと敵対する立場をとるということは、ベガパンクの放送を「このまま(ルフィ含む)海賊達にワンピースを手にされたら世界は滅ぶ」と受け取ったということですかね?
その場合、こいつらの頭の中でルルシア砲撃の犯人は誰ってことになってるのでしょうか。ルルシアの話などなかったことになっていて、「“ひとつなぎの大秘宝”を手に入れた者に世界の運命は委ねられる」という最後の言葉しか頭に残ってない感じですかね?
ルフィの夢を阻止する(現・世界政府体制を守る)ってことは、
「ルフィさん…僕は…あなたの夢を阻止して このまま世界政府の思惑通りに古代兵器を利用させ 世界を沈没させなければなりません!!!」
と言っているようなものなのですが笑、それに気づけていないんですかね…
とんでもねェ正義の味方だよ全く。
まぁ、もちろんコビーにはコビーの考えがあって、ルフィの夢を阻止した上で世界沈没を防ぐ方法を考えていて、その意図はこの先明かされる(このセリフはミスリード)ということだろうとは思いますが、今のワンピースを見ると、そうとも言い切れないのが怖いところ。
単純に「あのコビーとルフィが敵対する展開を描いたら読者は湧いてくれるだろう」というクソ安直な意図によって、深い考えや構想などなく、表面的にこのセリフを言わせた(雑にルフィvsコビーの対立構造を作ってきた)だけの可能性も十分あり得ると思ってしまいます。
つまり、このセリフの真意はこの先とくに回収されず、ただルフィと敵対する立場として行動させながら、普通にどこかで(あっけなく)敗北して(ルフィと対峙さえせずに)終わるというパターンです。
ワノ国編で大量の匂わせ描写があったにも関わらず、未回収or雑回収で終わった前例があるため、今回もそのパターンで終わる気がしてなりません。
もしかして、今回のベガパンクの放送は、最初から「この世界は(このままだと海賊にワンピースを手に入れられてしまい)海に沈む」という結論であり、それを警告するものであり、今の世界政府体制が維持されれば世界は海に沈まずに済む、という意味合いだった(少なくともコビー含む世界の人々はそう受け取っている)ということですかね…?
いや、あの放送内容でそう受け取るのは無理があると思いますが、一応、この点はベガパンクの全放送内容を再確認した上で、別記事で検証しようと思います。
ひばりの目の前で独り言をしゃべりだすコビー
隣にひばりがいるのに、その視線を受けながらコビーが独り言を喋り出すシーンがあまりに不自然で、気色悪さしか感じません。
どう考えてもこのシーンにひばりは必要なく、コビーの独り言の不自然さを増しているだけの邪魔な描写です。
ひばりなど描かずに(描くとしても、他の海兵達と同じくベガパンクの放送の対応で慌ただしく動いているような構図で)、コビーが1人でルフィのことを考え、このセリフを口にする(ないし心の中で強く述べる)描き方にすればいいのに、「独り言を喋り出したコビーを真横でひばりが見つめてるシーン」にしてしまっては、カメラを意識した茶番演技感が増すだけなんですよね。。
病室のベッドで、隣に親や同僚がいて、自分の方を向いて座っている中、急にその場にいない友達に向けた言葉を発し出したら異常者にしか見えないでしょう。
なんでこういう不自然な描写ばかり描いてしまうのか、それが不自然であることに気づけないのか、不思議でなりません。
クロスギルドの存在意義のなさ
バギーのセリフも、それに対するモブ共のリアクションも意味不明すぎて、見るに耐えない気色悪さです。
まず「おれの世界だァ!!?」から始まるのが意味不明で、前回のセリフと全く繋がっていません。
もちろん、描かれていないだけで、以下のシーンの後に部下達から「この世界はあんたのもんだ!!」的なことを言われて、
それに対して、「おれの世界だァ!!? バカ野郎共 そんなもん望んじゃいねェよ!!!」「おれ達の世界!!! だよな?」と言わせてるのでしょうが、いずれにせよ意味不明で、気持ち悪いとしか思えません。
バギーが、自分一人の利益のために世界をとりにいくのではなく、部下達も含めた「おれ達の世界」を取りに行くつもりであることを示して、部下達を喜ばせる茶番を挟むことに、何の意味があるのでしょうか…
「おれの世界」ではなく「おれ達の世界」を望むというのも、本質的に何も言っていないに等しい不毛なセリフであり、このセリフで目をハートマークにして絶叫する部下達が気色悪くて仕方ありません。。
何もかも不毛な蛇足描写であり、ページと作画労力の無駄遣いです。話を前に進めない、あってもなくても何ら変わらない無意味な「おまけリアクション」にページを割きすぎなんですよね。。
前半の海では、そうしたおまけリアクションでさえ、どれもきちんと描く意味があって、描かれたことを喜べるものばかりだったのですが、今や「とりあえずこいつらのリアクションも描いとこう」「久々に登場させとこう」感しかなく、あまりに雑で無意味でダサい描写ばかりで、描かれるたびにキャラが株を落としていくだけなので、もう本筋に関係ないおまけリアクションなど描かないで欲しいとしか思えなくなりました。
実際、前話までは、ベガパンクの放送に対するクロコダイルのリアクションが描かれていなかったため、その心情はわからず、この先どう動くのかもわからない状態だったので、株を落とすこともありませんでしたが、今回の描写によって(ベガパンクの放送に対する心情はわからないままで、何一つ前に進んでないにも関わらず)、調子に乗るバギーに裏でお灸を据えようとする小物裏番長感だけが増して、明確に株を落としています。このシーンを見てクロコダイルをカッコイイと感じる読者など皆無でしょう。
ここで描くべきは、ベガパンクの放送に対するクロコダイルとミホークのスタンスであり、バギーへのお決まりの脅し描写など描く必要がありません。
というか、未だにその程度の描写しかできていない時点で、もう完全に手に余ってるんですよね、クロスギルド。
登場させてみたはいいものの、どの立場で、どのように描いて最終章に絡ませていけばいいのか決められていないか、決まっているとしても大した役回りではないのでしょう。
実際、初登場時から延々同じ茶番を繰り返しているだけで、こいつらの活動は何一つ前に進んでいません。
簡単にいうと出オチです。今の尾田先生は、風呂敷を広げるだけ広げて、盛り上げるだけ盛り上げて、読者の期待を下回る展開や雑処理で済ませることが常態化しているため、クロスギルドに関しても、これ以上の活躍の場面は特になく、四皇戦を荒らす台風の目になることもなく、コビー同様、大して意味のある役割を果たすことも、存在感を示すこともないまま、死に設定として雑に処理されて終了するのではないかと思ってしまいます。
黒ひげの小物感も順調に増してきた
新世界編以降、あまりセリフがなかったことからギリギリ威厳を保てていた黒ひげも、セリフを口にするたびに順調に小物感が増してきています。
「カリブ〜〜〜〜!?」
「期待を超えなかったら消すぞ!!?」
もはや自己完結型疑問文でしかセリフを口にできなくなってしまったキャラ達。
何でいちいち疑問符をつけて、相手に確認するようなダサいセリフ回しにするんでしょうね。
「期待を超えなかったら消すぞ!!?」って、わざわざ相手に確認・許可取りのような威圧の仕方をする(期待を超えてくれることを期待している)ようなセリフを吐かせたら、自分をカリブーと同等の小物レベルに下げることにしかならないことがわからないのでしょうか。
「どうする? ティーチ 今殺してもいいけど」
↓
「ゼハハハハハ いや連れてこい 期待を超えなきゃ消すまでだ」
でいいじゃないですか。その方が黒ひげがその場を制しているシーンかつ、細かいことは気にしない(カリブーの情報が重要だろうと瑣末だろうとどちらでもいいが、面白いから連れてこいと言っている)シーンとなり、それだけ自分の絶対的な強さを信じているシーンとなって、よほど大物感が出たでしょう。
たとえば👇🏻こちらのシーンでは、白ひげの「”ひとつなぎの大秘宝”は実在する!!!」という発言に対し、黒ひげは「ゼハハ」というリアクションをしています。
この野心に満ちた挑戦的な表情と、軽い子笑い程度のリアクションから、黒ひげは「ワンピースは当然実在するものと信じていたが、白ひげがそれを断言したことで、さらなる確証が得られ、改めて(自分がワンピースを手にする未来を思い)奮い立っている」様子であることが伝わってきます。
重要なのは、白ひげの言葉を聞く前から「ワンピースは当然実在するものと信じている(信じて疑っていない)」ことと、白ひげの言葉によって「改めて(ワンピースを自分が手にする未来を思い)奮い立っている」ことで、これによって「大物感」が伝わってくるリアクションとなっています。
それが今やこれです。
「カリブ〜〜〜〜!?」「期待を超えなかったら消すぞ!!?」
何カリブーの情報にちょっと期待しちゃってんだよ。
2年前に「おれの時代だァ!!!!」とイキがっておきながら、今や情報不足で手詰まり状態か?
今の作者にしゃべらされると、どのキャラも途端に小物臭が増して、評価を落とすことにしかならないんですよね…
シャンクスも前回の「うるへー!! 飲んれにぇ!!」で死んでしまいました。
残すは赤犬、神の騎士団(ガーリング聖)、ドラゴンくらいですかね。。(ドラゴンはくまの過去編を通してほとんど死んだようなものですが…)
結局放送中断させられるベガパンク
長らく続いたベガパンクの放送は、「──それが真実 ジョイボーイは彼の──ザザ…」で終了しました。
前回の放送とつなげると「──もう止めようがない…──『それ』を手に入れる者に!! 世界の運命は委ねられるのじゃ!! “ひとつなぎの大秘宝”を!!! 手に入れた者に!!!──それが真実 ジョイボーイは彼の──ザザ…」で終了です。
もう意味わからん笑
もはや演説の構成が崩壊しているため、「何の話の途中で中断されたのか」も、「中断されたことで世界の人々に何か不利益が生じるのかどうか」も、「中断できたことで五老星はピンチを免れたのかどうか」も、何も理解できません。
そのため、「ジョイボーイは彼の…」で中断させられたベガパンクも、「勿論だとも…すぐに止める!!」と言いながらほぼ全て放送されてしまった五老星も、どちらも無能にしか見えない、誰も得しないオチとなってしまいました。
マジでなんだったんだこのベガパンクと五老星の不毛な攻防戦は…
一応、本誌の次号告知には「衝撃的な事件発生!! ルフィたちははたして!?」とあるので、まだもう一オチある感じですかね?
全く同じ描写で放送阻止
1117話で中断されたシーンがこちら。
今回中断されたシーンがこちら。
ひでェ…
全く同じ構図&ほぼ変わらない(というか違いがわからない)描写によって再び放送中断。
なんて無様な姿だエメト…笑
こんな同じ描写を繰り返すだけの展開、おかしいとは思わないんですかね…
思うわけないか、何を描いても無条件に絶賛される状況ですからね…
最後まで破壊されなかった電伝虫
1119話では、エメトが吹き飛ばされて海に沈んでも電伝虫は気絶してただけで、目を覚ましたら普通に放送再開されたのですが、
その後、1120話で腕ごと胴体を噛み砕かれても電伝虫は無事でまだ放送は続き、
今回も相変わらず電伝虫自体が直接攻撃されたわけでも破壊されたわけでもなく、背後で爆発が起こっただけなのに、
なぜか(気を失ったのか息絶えたのか)放送が「ブツッ!!」と完全に切れてしまいました。
※この点、背後で爆発が起きてわけではなく、電伝虫自体が爆発したのでは、というご指摘がありました。1コマ目で電伝虫自体が倒れて衝撃を受けているような描写があるので、そうなのかもしれません。
いずれにせよ、(背後の爆発の衝撃によって気を失ったわけではなく)殻の部分が壊れたことで完全に放送が止まった描写のようです。(殻部分が壊れている描写を見落としてました)
この、ひたすらに電伝虫を完全に破壊し、消滅させる描写を描かないのって何か理由があるんですかね…
なんで電伝虫の命だけこんなに尊重するのか理解できません。何の罪もない、人間に利用されてるだけの生き物を殺す描写を挟むのはいたたまれないとか可哀想という配慮でしょうか…? 人間を虫ケラ扱いしといて…?笑
ゴジラが皇居を壊さない理由のような、不可侵扱いをする意図でもあるのでしょうか。。
普通にマーズ聖のレーザーか、マーキュリー聖の牙で腹部を貫くくらいしてもらわないと、いつまで経っても決定打にならず、放送が止まらず(再開可能性を残したままとなって)スッキリしない結末となってしまうのですが、このジジイ共は本当に放送止める気あるんですかね…
何より、👇🏻この描写が何をやってるのかまるでわからないというのが致命的です。
物理的な接触をしているようには見えないのですが、また覇気で吹き飛ばした感じですかね…?
どんな攻撃で、どこをどのように破壊しているのかまるで読み取れません。そもそも読み取らせる気のない、何となく伝わればいい描写として受け取れば良いでしょうか。
というか、エメトの内部にいる電伝虫を破壊して放送を止めたいのに、なんでこんな中途半端な攻撃をするのか意味不明なんですよね。。
その攻撃で(吹き飛ばして)海に沈めるだけではダメで、電伝虫を直接ブッ壊さなきゃダメだとヨークから言われてたのに、また同じ攻撃を繰り返すブタイノシシがバカにしか見えません。
まぁ、この後のストーリー上、エメトを完全に破壊するわけにはいかないのでしょうが、それにしてももっと上手いやり方があるでしょう。
このブタイノシシの牙で(電伝虫ごと)腹部を貫いて、そのまま放り捨てれば、腹部の大穴以外の原型は残せますし、五老星の誰かに、今回エメトが再稼働した理由やその動力を調べるため「完全には破壊するな」的なセリフを吐かせて自ら制約を設ければいいだけの話です。
「聞こえた生命反応を全て壊せ!!」とか、「直接ブッ壊さなきゃダメだ」とか、「勿論だとも…すぐに止める!!」と言わせておきながら、こんな中途半端な攻撃しかせずに、電伝虫自体は破壊されずに残っている(また復活するかもしれない)という結末では、誰もスッキリできないでしょう。
さすがに次の話で、配信の結末とベガパンクの生死、それに対するルフィ・サンジのリアクションあたりが描かれると思うのですが…果たしてどのように回収されるのか。
きっと大した回収をされることもなく、雑に処理されて終わりなんだろうな。。
改めて、ゾロの役割とは何だったのか
「船を出せ!!! おれ達は飛び乗る!! 今の内だ!!!」
「おい何してる!! 早く飛ばせ!!!」
「またあの馬ジジイが襲ってくるぞ!!」
「また馬ジジイが!!!」「何とかしてゾロ〜〜〜〜〜!!」
まじでゾロは何をやってるのでしょうか…
なんで馬ジジイと戦わないのでしょうか。何とかしようとしないのでしょうか。何とかする前に船に飛び乗ってしまったのでしょうか…笑
お前が馬ジジイを抑えることで、ナミ達に先に船を出させて、自分は後から飛び乗る作戦だったんじゃないのか?
なんで馬ジジイを放置したまま当然のように出発前に乗船して追われ続け、仲間から助けを求められてようやく何とかしようとするスタンスなんだよ。。
なぜ”鬼徹”を持つ明らかに強敵の剣士と対峙してるのに、「(世界一の大剣豪になるためには)こいつはここでおれが倒しておかなければならない相手だ」とならないんだよ。
自分の野望を果たす上で必要な戦いであり、それをすることが、仲間達を無事エッグヘッドから脱出させることにつながるというのに、戦いを放棄して仲間を危険に晒しながら尻尾巻いて逃げ出すって、どういう選択なんですかね。。
(ルッチ戦での疲れもあるから)今戦っても勝てないと判断した、ないしここで戦いに時間かけてたら、自分は置いてかれてしまうから、逃げることを優先したってことですかね?
お前、ここに来てものすごい勢いで世界一の大剣豪の座から遠のいてるぞ。
というか、その野望をまだ持っているのかどうかさえわからなくなってるぞ。
ようやくエメトと「会話」した、「かつてルフィだった誰か」
1120話でのエメトとルフィのやりとりがキモすぎるという指摘をしましたが、今話でようやく意味のある(というか普通の)会話をしてくれました。(といっても、その描き方は不自然すぎて気持ち悪いとしか言えませんが)
エメト:「スマナイ…ジョイボーイ…!!」
ルフィ:「巨大ロボ〜〜〜!! ん?」
なんじゃこの不自然な会話…
「ん?」のタイミングおかしいだろ。
エメト:「アヤマリタカッタ…!! ワカッテルンダ…!! オマエガ生キテルワケナイッテ…!!」
ルフィ:「え? おれと誰かを間違えてんのか…?」
気づくのおせェよキモいな。
1120話の時点で「ジョイボーイ ウレシイナ…マタ会エタ…!!」「オマエダヨウ!!」「先ニ行ッテ オマエノ敵ハオレノ敵 ウレシイナァ…マタオマエノ為に戦エル…!! ジョイボーイ」「ジョイボーイガ危険 オレガ守ル…!!!」とまで言われてたんだぞ?
この時点で気づくだろ普通。
どんだけ物分かり悪いんだよ。
つーか、それでもまだ「”誰か”と間違えてる」って解釈なんだな。。
「ジョイボーイってやつ」と間違えられてるってわからんか?
いつの間にか日本語理解力ゼロになったんか?
どんだけ低脳化しちまったんだよ。。
エメト:「デモ…ソックリデ 懐カシクテ ヨミガエルンダ…アノ日ノ気持チガ」「スマナイジョイボーイ…オマエヲ…『王』ニデキナクテ…」
ルフィ:「王?」
エメト:「オマエ…名前ハ…?」
ルフィ:「おれはモンキー・D・ルフィ!! 海賊王になる男だ!!!」
最初からこのやりとりを描けよ、としか思えません。
1120話の不毛なやりとりは何だったんだ。話数調整か?
で、最後は
エメト:「”D” フフフ──…ネエ ルフィ…!! アリガトウ!! 懐カシイリズムヲ 聴カセテクレテ…!! オマエハ死ナナイデ!! オマエヲ死ナセナイ!!!」
で終了です。
ジョイボーイを「王」にできなかったことを謝っていて、ジョイボーイは「初めて“海賊”と呼ばれた男」ということだったので、「海賊王になる男だ!!!」の方に食いつくかと思いきや、”D”にだけ食いついて「海賊王」はスルー。
ジョイボーイから「イザッテトキ」に守るべき対象は名前に”D”がついてるかどうかで判断しろ、とでも言われてたんですかね?
そうだとしても、ジョイボーイは「海賊」で、そいつを「王」にしようとしていたのであれば、目の前にいるジョイボーイにそっくりの男が「海賊王になる男だ」と言い出したら、普通まずそっちに食いつきませんかね…
たとえば、「カイゾクオウ…フフフ──ネエ ルフィ…!! アリガトウ!!(中略)オマエガ”D”ノナヲモツオトコデヨカッタ」のようなリアクションです。(ジョイボーイが海賊と呼ばれていたことを知らず、「海賊王」という言葉も知らなかったのであれば、「カイゾクオウ…?」と疑問符を入れればいい)
いずれにせよ、「王」の話をしていたのに、「海賊王になる男だ」と言われて全スルーするのは違和感しかありません。
ほんと、作者が「言わせたいセリフ」「させたいリアクション」しかさせなくなってしまいましたよね。。だから違和感しかない、しっくりこないシーンばかりになるのです。
一足早くマリージョアに戻ってたマーズ聖
一番早く吹き飛ばされておウチに帰らされていたマーズ聖が、敗北者のくせに偉そうに足組んで座ってたのが今話で一番笑いました。
いや、おま…笑
あんなギャグ技で情けなくもいの一番に吹き飛ばされて、醜態晒して強制帰宅させられておきながら、よくそんな偉そうに足組んで鎮座してられたな笑
この姿のルフィを見て、何ら疑問を呈することなく受け入れられるかつて仲間だった誰か
ここの描写も酷い。
「お前らァ〜〜!!」と言わせておきながら、その対象を描いていないため、誰と会話してるのか全くわかりません。
もちろん仲間達に声かけてるというのは分かりますし、分かるからこそ省略しているわけですが、仲間との合流・再会シーンをこんな米粒描写で済ませるって酷すぎるでしょう。
何より、ニカの姿のルフィと対面して、依然それに触れることなく「ルフィ!! 怪物達は…!?」と即受け入れて完全スルーする描き方に違和感しかありません。
まぁ、2年後の再会時にルフィの腹の傷にもゾロの左目の傷にもサンジの左目の開放(分け目の変更)にも一切触れなかった連中だから、これが平常運転で、仲間の変化などどうでもいいってことか。
冒頭のモブリアクションもクロスギルドもカットして、ここを丁寧に描けばいいのに、ルフィと仲間達の物語なんだからさ、としか思えませんが、もはやルフィにとって”麦わらの一味”など完全にお役御免で、「とりあえずその場にいることがわかればいい」程度の扱いでしかなく、豆粒程度にしか描く価値のない存在になってしまったのでしょう。
覇気で五老星を消せる謎
ジョイボーイの「覇王色」を間近で食らった五老星達は、その威力?衝撃?によってマリージョアへ強制帰還させられました。
この理屈や描写自体よくわかりませんが、それほど強力な覇気だったにも関わらず、幼児化したドール中将は普通に耐え切れるという謎、というか矛盾のほうが私は気になってしまいました。
当然のようにドールにしゃべらせていますが、この描写の何がおかしいのか。
それは、以下のような疑問が浮かぶからです。
- ボニーの能力によって幼児化させられた場合、その基礎能力は大幅に下がるのではなかったのか?
- 幼児化させられてるのに、なぜジョイボーイの「覇王色」に耐えられるほどの覇気を保てるのか?(幼児化させられても覇気の強さは変わらないのか?)
- ではなぜ、それほどの覇気を有しておきながら、ボニーの能力は解除できないのか?(この緊急事態に能力解除しようとせずにただサボってるだけか?)
- 12才の小娘の能力さえ解除できず、そのまま身動きの取れない無能っぷりを晒し続ける程度の無力な雑魚中将風情が、なぜ五老星を消し飛ばすほどのジョイボーイの「覇王色」には耐えられるのか?
ボニーの能力によって、戦闘では使い物にならないレベルに非力化・弱体化させられるも、覇気だけは変わらず有しており、それはジョイボーイの「覇王色」に耐えられるレベルの強度であるにも関わらず、なぜか12才の小娘の能力は解けないという。
矛盾ですよね、完全に。
これ、理屈の説明できる方いますかね?
いるはずないですよね、きっとただのご都合主義でしょうから…。描写ミスでさえなく、おそらく細かな整合性など考えておらず、その場のノリだけで描いているのだろうと思います。編集者も細かな整合性など気にせず、チェックもしていないのではないでしょうか。
今の読者は何を描かれても、どんな矛盾のある描写でも無条件に絶賛しながら勝手に裏読み・深読みをして、各自の妄想解釈によって脳内補完して強引に辻褄を合わせてくれますから、作者側で辻褄を合わせる必要などないと思われても仕方ありません。
唯一、「ドールは五老星達よりも離れた場所にいるから、威力が弱まり耐えられた」という説明ならあり得るかとも思いましたが、この威力と距離感を見るに、数十、数百メートル程度の違いが威力の差を生むとは到底思えませんね。
ボニーの能力は解けない程度の覇気しか有してないのに、ジョイボーイのこの規模の覇王色で気を失わないのはおかしいとしか思えません。
もっと言えば、ドールが耐えられる程度の覇気で五老星が消し飛ぶのであれば、ルフィの「覇王色」でも五老星を撃退できたのでは、という話にもなり、「何をやっても効かない(から逃げるしかない)」という茶番は何だったのか、という新たな疑問も出てきてしまいます。
こういうと、「ドールは覇気で能力を突破できることを知らないんだ(ローでさえ知ったのは最近なんだからドールが知らない可能性も十分ある)」とか、「ルフィだってボニーの能力は自分では解けていなかったのだからドールが解けなくてもおかしくない」といった主張をする人もいそうですが、海賊と違って海軍は(歴史ある)「組織」であり、教育システムもあるのですから、戦闘に関する知識は共有されていると考える方が自然であり、中将クラスなら当然知っている(むしろ中将にこの情報を共有しない理由がない)だろうと思いますし、ルフィのシーンはギャグシーンであり、双方敵対している状況でもなく、ボニーに頼めば能力を解除してもらえるのだから、自ら能力を解こうとしないのも当然なので、何の弁明にもなりません。
で、こういうと最終的には「少年漫画に細かな整合性を求めるな」と毎度お馴染みの伝家の宝刀を持ち出してくるという。
普通にジョイボーイの覇気によって中将クラスはもちろん、どうせなら一味の媚び痴女鼻たぬきあたりも気絶させて、ジョイボーイの「覇王色」の桁外れの威力とその凄まじさを描いた方が、よっぽど五老星を強制帰還させる描写(今のルフィでは追い返せなかった理由付け)にも説得力が出たでしょうに、なんでこんな中途半端な描き方をしてしまったんですかね。。
幼児化させられたドールが耐え切れる程度の覇気で、姿を保てなくなって強制帰還させられる五老星って、どんだけ無力だったんだと思ってしまう。五老星だって「覇王色」持ちなんですよ?
まぁ、もう整合性皆無の何でもアリのギャグ漫画と化した作品にそんなツッコミをしても仕方ないのですが。。
エメト、キモいを通り越して「なんかでっかくてかわいいやつ」になる
今話のキモ媚び鉄巨人エメちゃんのボンクラオオマヌケ台詞がこちら。
- ワア…!!
- エーヤダナー…
- フフー
- フフー
- フフフー
- フフー…
なんかもはやキモいを通り越して、このシュールな能無しポンコツ具合が可愛く見えてきてしまいました…笑
特に👇🏻このアホづら下げての「ワア…!!」と「エーヤダナー…」が能無感満載で笑けてきます。
作者は、知能の低い愛すべきポンコツ巨人兵の「なんかでっかくてかわいいやつ」路線で行きたかったのかもしれませんね。
それなら最初からその路線で描いてくれればよかったのに。
「聖地マリージョアを襲ったという伝説の鉄の巨人」とか「当時の科学者達の驚きたるや相当なものだったろう」とか「あまりに場違いすぎるその科学力」といった、脅威的な力を持つ古代の巨人兵のような説明をしておいて、いざ目覚めたら能無しボンクラのクソ媚び鉄巨人だった、では全然魅力的なギャップになりません。
最初から「ごめんね…ジョイボーイ」と言わせていたら、全然「でっかわ」として受け入れられたんですけどね。
いや、正確には👇🏻この目を見開いた時の表情はキモかったので、
「なんかでっかくて(キモ)かわいいやつ」ですかね…
この先、「キモ」が外れることを期待します笑
※すみませんこちらの件、なぜか(◉ ◉)の上半分だけ見えてるような目と認識してしまっていたのですが、コメント欄でご指摘いただき、(⌒ ⌒)の表情だとわかりました💦(一度そう見えると、そうとしか見えなくなりますね笑 普通に可愛い表情だったので、「キモ」は抜けそうです)
覇気を「結ぶ」という描写について
ジョイボーイが、自分の「最大級の覇気」を「結ぶ」ことで、エメトの体内に閉じ込め、それをエメトが(文字通り結ばれた紐を解くことで)解放した、という描写について、「覇気ってそんなこともできるん?」「何でもありやんけ」といったツッコミも多いようです。
個人的には、「何でもありかよ」とも思うものの、「結ぶ」という表現は置いといて、過去に覇気(エネルギー)を込めておいて、未来でそれを解放する的な描写は、割とどの作品でも目にする定番・王道描写ではあるので、それができること自体はそこまで気になったポイントではなかったことと、まだわからないことが多く、今後理屈の説明がされる可能性もあるため、現時点ではコメントしづらいというのが正直なところです。
また、覇気についてはWCI編〜ワノ国編を通して、とっくに何でもありになっている部分もあるため、覇気を込めて(結んで)未来に(解くことで)解放する、という描写は、(今後乱用されると鬱陶しいですが)五老星を撃退するための奥の手として使われるのは、私としては許容範囲でした。
それよりも、上記で指摘した通り、その覇気を解放した結果の描き方(これまでの設定や描写との整合性)の方が気になってします。
ジョイボーイの強力な覇気によって五老星を撃退するというオチにするのはよいとしても、そのオチを描くのであれば、ルフィの覇王色では撃退できなかった理由(幼児化したドール含む中将クラスがジョイボーイの覇気に耐えられる理由)については、きちんと整合性の取れる形、納得できる形で描かなきゃだめだろうと思ってしまいます。
結論、最低でも中将が泡吹いて気絶していればまだ理解できるシーンでしたが、それがなされていない時点で説得力ゼロの茶番シーンにしか見えないという感じです。
今週のルフィとサンジ
ワア…!!
酷い作画…
今後もこんな手抜き作画の豆粒描写満載で最終話まで描かれていくのでしょうか…
エーヤダナー…
私の中で「ワンピース」は「史上最も好きな漫画」であり、まだ「前半の海」での評価の貯金が残っているからです。
ワンピースが大好きだったからこそ、この先改善されることを(いつまでも)期待して読み続けてしまっているわけです。その期待や熱量がゼロになったら読まなくなると思います。
実際「エッグヘッド編」以降、つまらなさが許容量を超えてきており、熱量は急速に冷めてきています。コミックスも104巻からついに購入をやめました。
ジャンプは購読して読み続けていますが、これもお金の無駄だと感じるようになったら卒業するかもしれません。
ニーズがあるからです。
上記の通り、最初は「史上最も好きな漫画」であったことから、(この先つまらないワンピースとして残りのエピソードが削られていくことに耐えられず)改善されることを願って批判をしてきましたが、もはや作品は崩壊し切ってしまったため、今は改善を期待しているわけではありません。
ただ、ワンピースという作品は、日本一売れている漫画だからこそ、熱量の高い(高かった)読者も多く、私と同様に「つまらなくなってしまった」と感じ、それを無念に思い、不満や釈然としない気持ちを抱えている読者の数も多いのです。
そういう方達にとっては、自分の気持ちを代弁してくれる記事や、自分の本音の感想をコメントして、同様の感想を抱いている方達と共有できる場には一定の価値があり、そうしたニーズに応えることにもまた一定の価値があると思っているため、運営を継続しています。
ニーズがあるからです。
ブログのようにテキスト情報だけ(それも超長文)だと、文章を読み慣れていない人にはハードルが高かったり、読む気にならなかったりする(実際、そのような声やリクエストがあった)ため、記事を動画化してYouTubeに投稿することにしました。
もっと批判や誹謗中傷コメントで溢れるかと思っていましたが、(ブログ読者の方に限らず、新規の方でも)共感し、更新を楽しみにしてくださっている方が相当数いて、ここにもニーズがあることがわかったため、運営を継続しています。
余計なお世話としか言いようがありません。
自分の人生の時間の使い方は自分で決めます。
あなたこそ、見ず知らずの他人の人生に意見するような無駄な行為に時間を使うのはやめたほうがいいのではないでしょうか?
他人の人生に口を出す前に、どうぞ自分の人生の心配をしてください。
論理が破綻しており、全く筋違いな言い分です。
プロの作家が商業作品として世に販売している時点で、それを購入した側が評価したり、感想を述べたりするのは当然に許された権利です。
私は読者(消費者)であって、漫画家ではありません。漫画を描きたいわけではなく、面白い漫画を読みたいからお金を払って購入している立場であり、購入した作品の内容に不満があるから、批判的な感想を述べているわけです。
あなたはお金を払って観に行った映画が酷い仕上がりでも、「自分に映画は作れないから文句は言えない」と考えて口をつぐむタイプですか?
購入したゲームがクソゲーでも、「自分では作れないから文句を言う資格はない」と考えるタイプですか?
お金を払って観に行った音楽ライブで、アーティストが音を外したり声が出てなかったり歌詞を間違えまくったりして全く感動できないパフォーマンスを披露しても、「自分のほうが歌が下手だから批判すべきじゃない」と思うのでしょうか?
飲食店でマズい料理を出されても、「自分で作れないんだから(店を開いてないんだから)文句を言う権利はない」とか、「文句を言えるように、まずは自分で作れるようになろう(店を出せるようになろう)」と思うのでしょうか?
市場に商品として投下されている時点で、それを購入した消費者からの評価は避けられません。作り手はそれを分かった上で、自らの意志で作り手側(買い手から評価される立場)を選んでいるのです。
一方の消費者は、自分ではできないからこそお金を払って人に任せているのであり、そこで期待したクオリティに達していなかった場合に、低評価を下したり、批判したりするのは当然に許された権利です。
「購入した商品について批判するためには、自分がその商品以上のクオリティのものを作れなければならない(文句を言うなら自分で作れ)」なんてあまりにも本末転倒で筋違いな暴論です。
頭の悪い人だとバレてしまうので、金輪際そうしたコメントはしない方がいいですよ。
尚、私がこのブログで批判しているのは、基本的に尾田先生(漫画家)ではなく、担当編集者です。編集者視点で、「なぜこの部分を直さないのか」「なぜこの内容でOKを出してしまうのか」という批判をしているのです。
その意味でも「文句言うなら、自分で描いてみては?」という主張は的外れですが、もし「文句言うならお前が編集者をしてみろ」と言われ、実際に依頼をしていただけるのであれば、私は喜んでお受けします。
そして、私が編集者になった後のワンピースがつまらなければ、当然批判も受けとめます。
その覚悟を持って(編集者を)批判していることをご理解いただければと思います。
心配しています。
このブログでは、基本的に尾田先生ではなく、担当編集者を批判するスタンスをとっており、尾田先生の健康や多忙を心配するコメントを過去に何度もしています。
なんなら長期休載に入ることや、連載ペースを落とすことを推奨している立場であり、そうした対応をせずに原作以外の仕事を次から次へと振りまくって尾田先生に負担をかけ、作品の劣化を放置し続ける編集者を批判しているのです。
なぜなら、1人の人間が週刊連載で何十年も面白い作品を(世間とのズレを生む事なく)描き続けることなど、そもそも不可能だからです。肉体的に困難なのはもちろん、作者1人の感覚で何百万人という読者の感覚とズレることなく、質の高い作品を描き続けることなどできるはずがないのです。
そのズレを正すのが編集者の役割であり、作品の質を維持するためには編集者の客観的視点が不可欠だというのに、全く機能していないことが露骨に作品に出てしまっており、にもかかわらず原作以外の大量の仕事を振って尾田先生からネームや作画の時間を奪い続け、作品の劣化に歯止めがきかない状況を進行させているため、その点を指摘して批判をしているわけです。
尾田先生の健康面の心配はしていますし、「作品への批判」と「健康面への心配」は両立するものです。
思いません。
「少年漫画」だから大人の観賞に耐え得るクオリティになっていなくて当然(あるいはそれでも問題ない)という考え方は、「少年」の読解力や感性を「(自称)大人」の勝手な思い込みと偏見で侮り、間接的に「少年漫画」を見下していることと変わりません。レッテルに囚われた思考停止人間の典型です。
少年を侮り、少年漫画を見下し、少年漫画のファンとして感想を述べ合う大人達を「異常」だと言ってのける人間のほうが、よっぽど異常だと私は思います。
読者アンケートの順位は相対的なものなので、「1位のままだからワンピースは劣化していない」という論理は成り立ちません。
ワンピースがどれだけつまらなくなっても、他の作品が抱えているファン数がワンピースよりも少なければ、ワンピースは永遠に1位のままです。「アンケート回答するファンの数=作品の絶対的な面白さ」ではありません。
ワンピースは「前半の海」で蓄積した熱狂的ファンがあまりにも多いので、ジャンプのアンケート回答においては、今度もほとんど1位をとり続けるでしょう。
私の中で「信者」の定義は、「何を描かれても無条件に絶賛し、全て肯定的に解釈して作者を持ち上げる読者」を指しています。
そのため「つまらない部分やおかしいと思う部分は多少あれど、普通に面白いし楽しめている」とか、「前半の海よりも面白さが失われたとは思うけど、新世界編も総じて楽しめている」といった読者は、私の言う「信者」には含まれません。
作者にとって有害かどうかは作者が決めることですので、本人に聞いてみてください。
ただ「つまらない」「くだらない」「ゴミ」「読む価値がない」「お金の無駄」「オワコン」「資源の無駄」といった捨て台詞で、作品を貶めるだけの(ほとんど誹謗中傷でしかない)批判は「有害」だと思いますが、きちんと作品を読み込んだ上で、「なぜつまらないのか」「何が問題なのか」を考え、「どうすれば改善されるのか」まで提示した上で行う「論理的な批判」は、(作者個人は求めていないにせよ)私は「有害」とは思いません。
というより、そうした批判を行う権利は誰にでもあるので、それが有害かどうか議論すること自体がナンセンスです。
それこそ「嫌なら読まなければいい」のです。
煽り体制が低いのは事実ですが、勘違いコメントや難癖コメントを放置すると、それを見た方に誤解を与えたり、場が荒れたりしやすく、早々に対処しておく必要があるため、説明なり反論なりをしています。
えてしてそういうコメントをする人ほど、放置するとそれを「肯定」と見做して、さらに誤解を強めて暴走しやすい傾向にあるからです。
たとえば「煽りコメントにだけ返信してねェw 効いてる効いてるww」とか「図星だから反論できねェんだw」とか「何も言い返せないから逃げやがったww 悔しかったら反論してみろやww」のような言い分です。(そうなると対処にさらに時間がかかるので、早めに処理しています)
また、私への直接的な質問系のコメントやうれしいお言葉にも、できるだけ早めに答えるようにしています。
記事への感想や建設的なコメントについては、読者さん同士でコメントやリアクションをしていただけているので、慌てて私がコメントせずにおまかせしている部分もあります。私がコメントするとそこでやりとりが終わってしまい、読者さん同士の会話が生まれづらくなったりもするので。
色々状況を観察しながら、よいコメント欄になるよう運営していきたいと思っています。
>この野心に満ちた挑戦的な表情と、軽い子笑い程度
軽い小(こ)笑いの間違いですかね?
なんか段々と、空白の100年がチープに見えてきた。前半の海ではなんかとんでもない古代の謎なんだろうな、とドキドキワクワクさせてくれていたが、ジョイボーイ、イム様、と登場人物が明かされていくにつれて、いつもの過去編の豪華バージョン程度の役割しか持っていないことに気付き、一気にチープ感が増した
なんかだんだん、ルフィが海賊王を目指す物語から、空白の100年という大きな謎を背景にした、世界政府という非海賊を敵とする、ジョイボーイという英雄の意識を継ぐルフィによる世直しがメインの話になってないか?
空白の100年自体は最高に面白いと思うが、あくまで海賊物語の裏ストーリー的立ち位置にいるべきで、なんか今は海賊王を目指す物語よりも、空白の100年のジョイボーイと世界政府の因縁を果たす物語になってる気がするんだよね。
もちろんワンピースって海賊とか関係ないストーリーはたくさんあった。空島、魚人島、とかね。でも、物語の背景が作り込まれていたから全然面白かった。
でも今の空白の100年は違うやん。ヘタに詳細を明かせないから、Dの一族、古代兵器、世界政府、ジョイボーイ、とかの重要ワードの内容が明かされずに表面をなぞるだけで、章のラストでゾウやロボットがジョイボーイジョイボーイ叫ぶだけ。これ面白いか???今のワンピース面白い?
空白の100年が物語のメイン化、の弊害は結構ある。
例えばロジャーの役割。今までワンピースはロジャーが残した大秘宝とされていたが実体はジョイボーイが残したものであり、ジョイボーイとルフィを繋ぐのが彼の役割だった。これによって明らかにロジャーの大物感、ひいてはロマン?が薄まっている。
結局エッグヘッド脱出の要がデウス・エクス・マキナ(ジョイボーイのフルパワー覇気ヒモ)なの草も枯れるんやけど……。
エッグヘッド編でカタルシスを感じたシーン1つも無いんだけど……。
終始「は?」って思いながら見てたら終わったんだけど……。
これが世界一の漫画家による世界一の漫画の最終章なんですか?
しかし、今週号の応募者全員サービスって応募する人どれだけいるんでしょうかねぇ…?
今週のパンクはもうなんでもありの究極体かつあれだけの犠牲払って宴ムードのルフィ達がサイコパス過ぎて人の心とか無いんか!?ってなってしまった…
他作品と比較はあまりしたくないけど同時に掲載されてる呪術が人の心が満ち溢れてたから余計に際立ってヤバかった
ドールさん?
え?
謎の理由で戦う
謎のロボが
謎の結び目を使って
謎の覇気で
謎の変身をする敵を
謎に消し飛ばした
かに思えたが
敵は生きてました
なんこれ
ゴメンネ、ドクシャ。
ケッキョク、サターンセイ、イキテタネ。
クマノ、ゼンリョクパンチ。
ボニーノ、ニカパンチ。
マッタク、イミナカッタネ。
ハナシ、ゼンゼン、ススンデナクテ、ゴメンネ。
弟のおでんのピンチにも駆けつけず息子を殺した裏切り者の黒ひげをなぜか見逃す過去編の白ひげみたいな現代と無理やり整合性とる為に犠牲になったキャラとか観てると伏線とか上手く扱えるような作家には見えないよね
次の週の俺がなんとかしてくれるの精神でなんとか今週をノリ切るノリと勢い重視で後先全く考えてないタイプでしょ間違いなく
持ち上げ方を間違えたんだよな周りが
正直ルフィ達のライバルであり障壁になるはずの海軍が、あんなに薄っぺらく弱っちくなったのも今のONE PIECEの惨状の原因ではないでしょうか?
あんなに恐ろしかった大将3人も今やイライラしてるだけの中間管理職、未練たらたらのダサい裏切り者、職務放棄する半端者になってしまい新世界からの2人は海兵もどきのチンピラという始末…
中将以下は烏合の衆と化し大将になると夢見ていたコビーも、昇進する気を無くしたのか都合のいい遊撃部隊に入るという不自然ぶりでした。
しまいには海賊の悪から市民を守る正義の軍団からボンクラ貴族どもの番犬に成り下がるというアイデンティティの崩壊…
これがモーガン編を描いた漫画家のやることでしょうか!?お前(尾田先生)全てやり直しだぁ!!
未完の傑作は完結した佳作に劣るってつくづく本当だったわ
いろんな賞レースだって審査員みんなとりあえず一本描き上げて送れって言ってるじゃん
永遠に起承転起承転を繰り返して結に辿り着かない時点でプロットもくそもない、つまりまともなストーリーものじゃないって事にもっと早く気づくべきだった
いまさらなんだけど、表紙のスモーカーってどうなんだろう。
ヒロアカの作者が昔投稿したという事実は理解してるんだけど
もう随分前の話だし、そもそも日頃からヒロアカ作者から尾田っちへのラブって表明されてたっけ?
なんかこの期に及んで「はい、君たちが盛り上がってるヒロアカ作者は僕の舎弟なんでw」って
やってるようなイメージが浮かんじゃうんだよなあ。
ベガパンクの演説の反応見る限り革命軍ってやっぱり一般人とさほど変わらん知識量で政府攻撃してんのかな
またゼロにしてくれって言われそう
ワンピースってマクガフィン?
やっぱりネームドキャラが多すぎるのが良くないと思うなぁ
ネームドキャラはほぼ死なない癖に新しいキャラはどんどん増えていくから焦点が絞らずにキャラ一人一人が薄くなっていく
今年中にエッグヘッド編終わるだろうから次の世界情勢編で残していても意味のないキャラやモブを一気に消した方が良いと思う
今の体たらくをみてアラバスタや空島は良かったって書いてる人がいるけど
その二つのエピソードも少年漫画全体で見て完成度が飛びぬけてるわけじゃない。
最後は血で弱点をついたルフィ、ゴムで雷無効化ルフィのタイマンで倒すってご都合だからね。
他の少年漫画だと実力差のある格上相手にはタイマンなんかじゃなく最終的に味方全員使った総力戦で章ボスを何とか倒すって形にするしそこに至る描写もすごい丁寧なんだよ。
一方尾田さんってルフィのタイマンでエピソードを締めるってことばっかだよ。
イーストブルーから和の国までずっと苦戦からのルフィ覚醒を何回も繰り返してて他に引き出しないんじゃないの。
裏切りの面白さって裏切る側や裏切られる側が苦しむ葛藤のリアルさにあると思うんだよね。例えば無能なナナって作品では主人公が仲間のクラスメートを裏切って殺害していく葛藤と決断が描かれてる。最初は裏切られる側のクラスメートの葛藤に焦点があたってるんだけど、主人公を本当の友人だと思っているクラスメートが裏切り者と知らず主人公を救うために命を落とすところから切り替わる。葛藤が裏切る側に移るんだね。暗殺対象のクラスメートたちが親友に成り得る存在だと知ってしまったから。ナミが麦わら一味を裏切ってココヤシ村に戻ったときくらい丁寧にエッグヘッドの裏切りが描かれていればドラマになったけど、ベガパンクの心理の掘り下げが不十分だからヨークがなんで天竜人になりたいのかとかステューシーがなぜそこまでベガパンクに入れ込むのかが何もわからん。話の展開ありきでキャラを動かしてるだけって感じだから裏切りにドラマがない。
【個人評価(2年前時点)】
章ボスランキング
1位 クロコダイル
2位 アーロン
3位 ルッチ
好きな女性キャラランキング
1位 ナミ
2位 ロビン
3位 ビビ
カッコイイ大物キャラランキング
1位 白ひげ
2位 レイリー
3位 シャンクス
七武海期待度ランキング
1位 ドフラミンゴ
2位 ミホーク
3位 ジンベエ
なお2年後アーロンさんを覗いて全員ゴミと化した模様
アメコミ見たいにワンピース色んな人が書けるようにしたほうがいいと思う
完全に妄想ですが全ての敵と決着を付けた後に「おれは…海賊狩りのゾロだぜ?」とゾロがルフィとラストバトルするというファンの予想を聞いた時は意外とアリかもと思って怖さ半分興味半分だったのですが最近の空気っぷりとニカの緊張感の無さを見るとその心配は無さそうですね
たしかにクロスギルドって
バギーが見栄を張る→団員が感激して信奉する→ミホークやクロコダイルが腹を立てる
ってパターンを何度も繰り返しているだけで、何も進んでいないよな。
読者は色んな場面の(無意味な)くだりを見せられて、まだ冗長が緩和されるが
声優さんからしたら自分の役に焦点が集まる訳だから
「また、このやり取りか…」ってなっているのかもね。
練りに練ってとっておきとばかりに執筆したワノ国だけど
あれがあってもなおメディアに取り上げられてコラボするのはアラバスタだから外したんやろなあ
なべおつさんは2年後からワンピはおかしくなったとおっしゃられてますが、個人的には空島以降からでもちょっとその片鱗はあったと思います。もちろん今とは雲泥の差ですが。例えば今ちょうどジャンプラで無料公開してるW7編の387話とかモブが「うおー!こいつら神聖な裁判を無視しやがった!」とか言ってますが、そんな事海賊相手に言うのもおかしいし、ちょくちょく今のノリと通じる箇所は見受けられます。元々尾田先生のスタンスやノリはこういう形だったんだと思います。昔はそれを編集者が食い止めてたんでしょうが、今はもう完全に機能不全。これは皆さんも散々言われてますがやはり編集者がここまでひどくした最大の原因だと思います。
この前のアニワンで思い出したけど結局ヒノキズの男ってなんだったの?
エッグヘッド終わるだろうけどまだそこら辺詳しく出てないよな。
ロクな経験積んでない新人が編集なのに、ニカだのベガパンクの演説だのにチャレンジする作者もどうなんや
それに面白いとされる時代の編集から沢山ノウハウを学んだんじゃないのか?活かせよ
もちろん、絵も話も校正も一人では出来ないよ
漫画家は超人じゃないから
だからこそ仕事の出来る編集が要るんだわ
恐らく作者は自分一人じゃ無理だ!という考えになってないだろうし、深く内省するタイプではない
だから編集部がそれを汲み取って、手を差しのべてあげないといけないのよ
ワノ国からほとんど編集なんて居ないようなもんなのが本当に、本当に問題
わざわざ編集とマーケティング担当を分けて(実質二人)アシスタントも居るのにこのザマよ
ワンピース再生担当編集をつけてくれ
ワノ国でもエッグヘッドでも裏切り者出したけど結局上手く扱えないで雑に処理するだけなんだから出さなきゃいいのに
よく知らん歌舞伎役者とか大食い女が裏切った所でなによって話だし
以前ここで過去エピソード書いててふと思ったんだけど、今のルフィ達って海賊やってないよね。前半の海では良い事もやるけど「俺たちは海賊だぞ!」ってお宝盗んだりしてた。それが完全に正義ってワケじゃなくあくまで海賊なんだって思わせてくれて良かったんだよな。新世界入ってヒーローしかやらなくなって完全に善として描かれてしまってるのも海賊としての魅力が無くなってしまった要因の1つなのかもしれない
尾田さんって元は勧善懲悪タイプの粋なストーリーを描くのがかなり上手かった作者で設定が練られてて面白い!てタイプじゃなかった筈なのに気付いたら伏線がすごい漫画で尾田先生は設定を作るのが上手いって事になってたんだよな
設定に関しては有名なバギーとシャンクスの回想で悪魔の実に関しての発言の矛盾とか見る限り世界観の設定を最初から詰めてるタイプじゃなくてその時のノリで描いてるタイプなのは分かる
それは悪い事じゃなくて漫画家によって強み弱みがあるのは当然で尾田さんはそこは別に強みでもなんでもなかったという話
1番の強みは上手い勧善懲悪なストーリーと粋な演出と台詞だった筈だったけどファンや周りの関係者や作者本人すらも何が1番の魅力だったのか完全に見失ってその強みも老化の影響か長期連載のストレスの影響かは分からないが錆びれてしまった
思うところあるけど元テレ東佐久間さんのニセ尾田栄一郎ドッキリ面白かった。
かが屋…仮にも03飯塚さんを崇拝してるんだから演技でも「伏線が〜」とか言ってほしくなかったな。
尾田「1週間に10時間しか寝てません」
これ普通に問題だと思うんだけど集英社?
説明口調やキャラに状況を説明させるようになったのは意図を読み取れない察せない読者の割合が増えてきたからなのではと思ってしまう。
微妙だったワノクニ終わった直後に黒ひげvsハンコック、クロスギルド、ガープvsクザンとか色々盛り上がりそうな要素見せつけてこれかぁ…って感じ
最近のルフィが歯を出して笑ってる絵、おかしくないか?普通前歯って二本の歯でセンター割だが、ルフィは真ん中に一本歯がある感じ……伝わるかな
2年後の一味集合から書き直して欲しい
昔の尾田に…
こんな状況でもぼけーとベガパンクの放送観てるだけで全く動かない革命軍とかいう謎集団
おい尾田先生
いつ出発するんだこのジェットコースターは
🤣
長期化の原因は「伏線の仕込み直し」だと思う
考察の予想を外す=仕込んだ伏線を無駄にする、だからね
仕込む、仕込む、仕込む、当てられたので別の展開を考える→その展開に合う伏線を仕込む、仕込む、当てられたのでまた展開を変える、仕込む、当てられる、の繰り返し。
このせいで話がどんどん長く、浅くなる(笑)
今はそれすら通り越して、もう「思い付いた伏線を全部放り込んでどれが拾われるかを予想させる」みたいなおかしな事になってる。
負けず嫌いな性格って大変だなあ(笑)
ぶっちゃけ「何だよこのロボ気持ちわりぃな…」って思ってたけど今回のでキモさは半減したかなと思います
いやキモさがなくなったわけじゃないですけど
作劇上の都合すぎる敵とかSBS送りとか情報出し渋りとかなんでもありな戦闘とか
読者に甘えすぎだよ
そりゃどれだけ面白くなくても完結まで見守る読者はたくさんいるけどさ
最終”章”って何なんだろうな。次の島決まってるなら最終章でも何でもないじゃん。今までアラバスタ編とか島ごとで区切ってなかった?何の目分量なんだ?2年前、2年後、最終章なのか?
カリブーって役割がバギーと被ってる上に見た目はキモいしマジで登場し続けてる意味がわからないんだよね
世界政府や他の海賊達を差し置いてカリブーごときが重要な情報をもってたら興醒めだし
最終章なのに明らかになる事はほとんど無くて、新たな謎が更に増えていくとか、こんな漫画他にありますか?
コビーのシーン、
>>ただルフィと敵対する立場として行動させながら、普通にどこかで(あっけなく)敗北して(ルフィと対峙さえせずに)終わるというパターンです。
これめっちゃ有り得そうで震えてる。だって、今話でも出たクロスギルトが正にそのパターンになりつつあるから。
クロスギルトが出てきた当初は、批判意見にもたしかにと頷きつつ、これからの展開に期待していました。でも今話でこれですからね。自分はアラバスタ編がワンピの中で二番目に好きなエピソードなだけに(一番はウォーターセブン&エニエス・ロビー編!)、クロコダイルさんの格落ち具合に落胆しか感じません。(というか、いまだに受け入れられなくてかつてはクロコダイルだった何かに脳内変換してる)
伏線回収を謳っているなら、せめて大ゴマで魅せたシーンはきちんと拾って欲しいです。
シルエットですが、ジョイボーイ初めて出てきてくれたのでワクワクしました。
このままエッグヘッド編終わるとしたらかなりモヤモヤですね。悪魔の実についても抽象的な説明だけで意味不明でした。その成り立ちや物に食べさせる技術など明かされると期待してましたが、、、風呂敷広げるだけのマンガになってしまったか〜〜〜
こうなるとちゃんと終わるのかも怪しくなってきた。
ワンピースがついに最終章突入!次なる舞台は「未来島」!
長い間謎に包まれていた世界最高の科学者・ベガパンクがついに登場!
2年前に麦わらの一味を壊滅寸前にまで追い込んだ「黄猿」と、世界政府最高権力者「五老星」が襲来!
そしてベガパンクが死の間際に全世界へと伝える「この世界の真実」とは…?
こうして見るとどう描いても面白くなる要素しか無いのにどうしてこうなった…
アニメーターが決める名シーンTOP3
1位 メリー「今まで大切にしてくれてどうもありがとう」
2位 コラソン「愛してるぜ」
3位 ナミ「ルフィ、助けて」
ランキング内容で大体お察し
OSPみたけど
ロゴの綱は覇気を結ぶの伏線で
ワンピースの文字を挟む上下の線はグランドラインとカームベルトを表してる尾田っちすげー! だってよ
きっついわ流石に
以前のゾロなら船やみんな守るための足止めついでにナスの鬼徹奪いに行くくらいならやってくれそうな野生みがあったんだがなぁ…